JP4323742B2 - 画像処理装置および画像処理装置の制御方法およびプログラム - Google Patents

画像処理装置および画像処理装置の制御方法およびプログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワーク上に接続されるホストコンピュータから受け取ったプリントジョブを画像処理装置で処理し画像形成装置で記録媒体に出力するプリントシステム等の画像処理システムに関し、特に画像データの種類に応じて画像出力モードが切り替え可能な画像処理装置および画像処理装置の制御方法およびプログラム及び記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
現在では、ホストコンピュータ上で作成したプリントデータを画像処理装置を介してカラー複写機等の画像形成装置からプリントするカラー画像プリンティングシステム等の画像処理システムが発展してきている。
【0003】
このようなカラー画像プリンティングシステムにおいては、従来、例えば特開平11−127353号公報や特開2000−259819号公報に提案されたように、像域分離手段を用いて、画像の画素毎の特徴を抽出し、該抽出した画素毎の特徴を、プリント出力するときの出力画像の品位を向上させるための画像処理に用いるという手段があった。
【0004】
以下、図14を用いて、像域分離手段を有する従来の画像処理システムについて説明する。
【0005】
図14は、従来の画像処理システムの構成を示すブロック図であり、特開平11−127353号公報等で用いられている画像処理装置の基本形である。
【0006】
図に示すように、外部機器3−01からの入力画像(Y,M,C,K信号)が、濃度輝度変換部3−02に送られる。これらの入力画像(Y,M,C,K信号)は、濃度輝度変換部3−02で、図示しないルックアップテーブルROMにより、RGBのいわゆる加法混色の3原色信号に変換され、輝度濃度変換部3−03及び像域分離部3−07に入力される。
【0007】
まず、輝度濃度変換部3−03では、入力されたRGB信号は、いわゆる減法混色の原理に基づくY,M,C,Kの信号に変換され、スムージング回路3−04に入力される。
【0008】
一方、像域分離部3−07では、入力されたRGB信号は、画素毎にその周辺画素からの情報に基づきエッジ検出回路3−08によるエッジ検出,太さ判定回路3−09による太さ判定等の特徴抽出を行い、抽出された特徴をもって文字・グラフィック領域であるか写真領域であるかの判定を行い、判定結果(SEN信号)をスムージング回路3−04に通知する。
【0009】
次に、スムージング回路3−04では、像域分離部3−07の像域分離の結果(SEN信号)に応じて、文字・グラフィック領域にのみスムージング処理を行う。詳細には、スムージング回路3−04では、像域分離部3−07の像域分離の結果(SEN信号)に応じて、画素毎に400dpi/800dpi線の切り換えを行い、入力画像に対し倍の解像度を有するデータを生成し、γ変換(γテーブル)3−05に出力する。
【0010】
そして、γ変換3−05において、それぞれの解像度の濃度データをプリンタ部3−06の階調再現に応じてデータ変換する。
【0011】
このように処理されたYMCKの画像信号と、400dpi/800dpi線の切り換え信号であるSEN信号は、プリンタ部3−06内のレーザードライバに送られ、プリンタ部3−06でPWMによる濃度記録が行われる。
【0012】
以上説明した構成により、従来の画像処理システムでは、画像の種類に応じた良好な画像を得ることができるようになっている。
【0013】
しかし、上記従来の画像処理システムでは、各オブジェクトが文字・グラフィック・写真のどれなのかによって、前記スムージング回路3−04に属性信号を送ることによって処理を切り替えることは可能であるが、像域分離部3−07では完全に像域を分離することはできず、時には誤判定による出力画像のため、かえって画質の低下が発生する場合もあった。
【0014】
しかし、画像処理装置が処理するプリントデータ(ここではPDL(PageDescriPion Language)データとして説明する)には、各オブジェクトの属性(文字・グラフィック・写真のどれなのか)を示すための記述がなされており、各オブジェクトに対して属性信号を作成し、上述したスムージング回路に送ることが可能であり、これにより上記誤判定の問題を解決することができる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、YMCK各色の各画素のデータが8ビットのデータの場合、上述したように、各画素のデータに属性信号を付加すると、9ビットのデータとして処理する必要があり、データ量が増えるために、より多くのメモリが必要になったり、画像データの容量が増えると、画像データの転送速度にも影響するといった等の新たな問題点が発生した。
【0016】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、本発明の目的は、画像処理装置が、外部装置から受信したプリントデータを画像データに展開し、前記プリントデータに基づいて展開した画像データの属性を示す属性信号を生成し、階調数を落としてデータ容量を小さくした画像データと生成された属性信号をフレームメモリに保持し、該フレームメモリに保持されている画像データを前記属性信号を付加した状態で、画像データの属性に応じて画像形成可能な画像形成装置へ送信することにより、画像データの容量増大によるメモリ資源の圧迫や転送速度の低下をひきおこすことなく、画像の種類に応じた良好な画像出力をプリントすることができる画像処理装置および画像処理装置の制御方法およびプログラム及び記憶媒体を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る第1の発明は、外部装置(図1に示すホストコンピュータ10)から受信したプリントデータを画像データに展開し、該展開した画像データを画像データの属性に応じて画像形成が可能な画像形成装置(図1に示す画像形成装置30)に送信する画像処理装置(図1に示す画像処理装置20)において、前記外部装置から受信したプリントデータを画像データに展開する展開手段(段落0037に記載の処理を行う図1に示すCPU21)と、前記プリントデータに基づいて前記展開手段で展開した画像データの属性を示す属性信号を生成する生成手段(段落0059,0092に記載の処理を行う図1に示すCPU21)と、前記展開手段で展開された画像データの容量を小さくするデータ容量縮小手段(段落0084〜0088に記載の処理を行う図1に示すCPU21)と、前記データ容量縮小手段によりデータ容量を小さくされた画像データと前記生成手段で生成された属性信号を保持可能な記憶手段(図1に示すフレームメモリ26−1(段落0088))と、前記記憶手段に保持されている画像データを前記属性信号を付加した状態で画像形成装置へ送信する送信手段(図1に示すCPU21が外部インタフェース25を介して行う送信処理(段落0087、0088))と、前記展開手段により展開される画像データの画像出力モード(解像度優先モード又は階調優先モード)を示す情報に基づき、画像出力モードを決定する設定手段(段落0092に記載の処理を行う図1に示すCPU21)と、を有し、前記データ容量縮小手段は、画像データに属性信号を付加する場合に、画像データの容量を小さくするものであり(段落0092)、前記画像出力モードは、解像度優先モードと階調優先モードとを含み(段落0089)、前記設定手段により、解像度優先モードが決定された場合には、画像データの容量を小さくし該画像データに属性信号を付加し(段落0092)、階調優先モードが設定された場合には、画像データの容量を小さくすることなく属性信号を付加しないよう(段落0094)に制御する制御手段(図1に示すCPU21)とを有することを特徴とする。
【0019】
本発明に係る第2の発明は、前記データ容量縮小手段は、前記画像データを圧縮して前記画像データの容量を小さくすることを特徴とする。
【0020】
本発明に係る第3の発明は、前記データ容量縮小手段は、前記画像データを属性データを付加した状態で圧縮して前記画像データの容量を小さくすることを特徴とする。
【0021】
本発明に係る第4の発明は、前記データ容量縮小手段は、前記画像データの階調数を落として(図11(a),(b))前記画像データの容量を小さくすることを特徴とする。
【0022】
本発明に係る第5の発明は、前記データ容量縮小手段は、前記画像データが複数の色成分から構成される場合、前記いずれかの色成分の画像データの階調数のみを落として(図11(a))前記画像データの容量を小さくすることを特徴とする。
【0025】
本発明に係る第6の発明は、外部装置から受信したプリントデータを画像データに展開し、該展開した画像データを画像データの属性に応じて画像形成が可能な画像形成装置に送信する画像処理装置の制御方法において、前記外部装置から受信したプリントデータを画像データに展開する展開工程(図12のステップS134,S138(段落0092、0094))と、該展開された画像データの属性を示す属性信号を前記プリントデータに基づいて生成する生成工程(図12のステップS134(段落0092))と、前記展開された画像データの容量を小さくするデータ容量縮小工程(図12のステップS134(段落0092))と、該データ容量を小さくされた画像データと前記生成された属性信号をメモリに保持する記憶工程(図12のステップS134(段落0092))と、前記メモリに保持されている画像データを前記属性信号を付加した状態で画像形成装置へ送信する送信工程(図12のステップS135(段落0093))と、前記展開される画像データの画像出力モードを示す情報に基づき、画像出力モードを決定する設定工程(図12のS133(段落0092))と、を有し、前記データ容量縮小工程は、画像データに属性信号を付加する場合に、画像データの容量を小さくするものであり(段落0092)、前記画像出力モードは、解像度優先モードと階調優先モードとを含み(段落0089)、前記設定工程により、解像度優先モードが決定された場合には、画像データの容量を小さくし該画像データに属性信号を付加し(図12のステップS134(段落0092))、階調優先モードが設定された場合には、画像データの容量を小さくすることなく属性信号を付加しない(図12のステップS138(段落0094))ように制御する制御工程とを有することを特徴とする。
【0027】
本発明に係る第7の発明は、前記データ容量縮小工程(図12のステップS134)は、前記画像データを圧縮して前記画像データの容量を小さくすることを特徴とする。
【0028】
本発明に係る第8の発明は、前記データ容量縮小工程(図12のステップS134)は、前記画像データを属性データを付加した状態で圧縮して前記画像データの容量を小さくすることを特徴とする。
【0029】
本発明に係る第9の発明は、前記データ容量縮小工程(図12のステップS134)は、前記画像データの階調数を落として前記画像データの容量を小さくすることを特徴とする。
【0030】
本発明に係る第10の発明は、前記データ容量縮小工程(図12のステップS134)は、前記画像データが複数の色成分から構成される場合、前記いずれかの色成分の画像データの階調数のみを落として前記画像データの容量を小さくすることを特徴とする。
【0033】
本発明に係る第11の発明は、請求項6〜10のいずれかに記載された画像処理装置の制御方法を前記画像処理装置内に設けられたコンピュータに実行させるためのプログラムであることを特徴とする。
【0035】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施形態を示す情報処理装置及び画像処理装置及び画像形成装置を適用可能な画像処理システムの電気的な構成を概略的に示すブロック図である。
【0036】
この画像処理システムは、ホストコンピュータ10と、画像処理装置(コントローラ)20と、画像形成装置30とを有し、各々がケーブル1,ケーブル2を介して接続されている。
【0037】
ホストコンピュータ10は、プリントデータ(ここではPDLデータとして説明する)の供給源として機能する。コントローラ20は、ホストコンピュータ10からケーブル1,外部インタフェース25を介して供給されたプリントデータを、HDDコントローラ23を介して内蔵ハードディスク(内蔵HD)24に一旦保持する。内蔵HD24に保持されたプリントデータは、CPUバス3を介してPDLバッファ26ー2に一時的に保持される。コントローラ20は、PDLバッファ26ー2に保持されているPDLデータをフレームメモリ26ー1に展開して画像データを生成する。
【0038】
フレームメモリ26ー1に展開された画像データは、ケーブル2を介して画像形成装置30に転送され、記録媒体にプリントされる。ここで、ケーブル1,2は、パラレルケーブル、SCSIケーブル、シリアルケーブル、ネットワークケーブル等の汎用ケーブルでも、専用のケーブルであっても構わない。
【0039】
画像形成装置30は、ホストコンピュータ10で生成したプリントデータを出力するプリンタとして機能する他、原稿を複写する複写機やスキャナとしても機能する。
【0040】
また、コントローラ20は、ケーブル3を介して画像形成装置30のステータス情報等を取得し、ホストコンピュータ10に送信することができる他、このステータス情報に基づいて画像形成装置30を制御することができる。
【0041】
コントローラ20において、CPU21は、ROM22、内蔵HD24、又は図示しないその他の記憶媒体(フロッピー(登録商標)ディスク,CD−ROM等)に格納された制御プログラムに基づいて動作し、画像処理装置20の機能を制御する。
【0042】
また、内蔵HD24は、プリント済みのPDLデータやPDLデータを展開して生成した画像データを一時的に保持する領域やフォントデータを格納する領域等を有し、HDDコントローラ23を介してCPUバス3に接続されている。
【0043】
RAM26は、ホストコンピュータ10より受信したPDLデータを一時的に保持するバッファであるPDLバッファ26ー2と、PDLデータを展開し、その展開した画像データを一時的に保持するためフレームメモリ26ー1とを含む。
【0044】
また、ROM22は、例えばプログラマブルメモリ(例えばEEPROM)により構成され、ホストコンピュータ10等から制御プログラムをインストール可能にすることも有効であるし、例えばフロッピー(登録商標)ディスク,CD−ROM等のメモリ媒体及びそのコントローラ(ドライバ)等により構成することも有効である。
【0045】
なお、CPU21により読み取り可能な様態で制御プログラムを格納した状態のメモリ媒体自体(例えばROM22)は発明を構成する。
【0046】
また、コントローラ20は、ホストコンピュータ10から供給されるPDLデータに応じて、フルカラーまたはグレイスケール用の画像データを生成する。さらに、画像形成装置30に対する画像データの送信はケーブル2を介して行われる。
【0047】
画像形成装置30は、コントローラ20から供給された画像データに基づいて画像処理部310でCMYKデータ(グレイスケールの場合にはKデータ)を生成し、これを画像形成部320に供給して記録媒体上に画像を出力する。また、画像読み取り部300で読み取られた画像データを画像形成部320に供給して記録媒体上に画像を出力する。
【0048】
画像形成部320は、例えば400dpi又は800dpiの解像度のカラー又はグレイスケール画像を出力する機能を有する。
【0049】
制御部340は、コントローラ20または操作部330からの命令に基づいて画像出力装置30の動作を制御する。
【0050】
図2は、図1に示した画像出力装置30の具体的な構成の一例を示す構成図であり、図1と同一のものには同一の符号を付してある。この構成例は、フルカラーの画像を出力可能な電子写真方式の画像形成装置であって、複写機としての機能とプリンタとしての機能とを有する。
【0051】
図において、40は原稿自動給紙装置(DF(Document Feeder))で、所定位置に積載された複数の原稿を1枚ずつ図示しない原稿読み取り位置に順次搬送する。DF40または手動により図示しない原稿読み取り位置に置かれた原稿は、例えば光学系やカラーCCD等を含む画像読み取り部300により読み取られて、これにより原稿画像に対応したRGBデータが生成され、画像処理部310へ送られる。
【0052】
画像処理部310は、コントローラから送られてきた画像データと画像読み取り部300から送られてきた画像データのいずれかを制御部340による制御に基づいて選択して画像形成部320及びコントローラ20へ送信する。即ち、制御部340は、この画像形成装置30をプリンタとして使用する場合には、コントローラ20から供給される画像データを選択し、複写機として使用する場合には、画像読み取り部300から供給される画像データを選択する。
【0053】
画像処理部310は、入力されたRGBデータをYMCKデータに変換して、C,M,Y,Kの画像データを画像形成部320のレーザ駆動部31に供給する。
【0054】
レーザ駆動部31は、供給されるC,M,Y,Kの画像データをレーザ光に変換して、このレーザ光を感光ドラム32上で走査させて潜像を形成する。画像を出力するための記録紙は、上段カセット36または下段カセット37から選択されて給紙され、搬送経路3を経由して感光ドラム32のところまで搬送される。
【0055】
感光ドラム32上の潜像は、不図示の現像器により現像され、これにより可視像(トナー像)が形成され、記録紙に転写される。この潜像の形成、現像、転写の動作は、C,M,Y,Kの各色について実行され、記録紙上にカラー画像が合成される。
【0056】
トナー像が転写された記録紙は、定着器33に搬送され、ここでトナー像が定着される。その後、記録紙は、片面に画像を形成するモードにおいては、排紙トレイ50に排出される。
【0057】
一方、両面に画像を形成するモードにおいては、記録紙の片面に対するトナー像の転写が終了したら搬送経路4を経由して反転ユニット34で反転され、搬送経路5および両面トレイ35を経由し、再び搬送経路3に搬送される。そして、裏面に対してトナー像を転写した後に、定着器33によりトナー像を定着し、排紙トレイ50に排出される。
【0058】
図3は、図1に示した画像処理システムにおける画像処理構成、図14に示した従来の画像処理システムにおける像域分離部によるSEN信号を使用することなく、画像処理装置(コントローラ)20側の属性信号を使用して400dpi/800dpi線の切り換えを行う構成を示すブロック図であり、図1と同一のものには同一の符号を付してある。
【0059】
なお、画像処理装置(コントローラ)20は、ホストコンピュータから入力されるプリントデータ(ここではPDLデータとして説明する)内に記述される各オブジェクトの属性(文字・グラフィック・写真のどれなのか)に基づいて像域分離し(各オブジェクトを抽出し)、各オブジェクトに対して属性信号(SEN信号)を作成することができる。
【0060】
図に示すように、画像処理装置(コントローラ)20からは、YMCK各色の画像データ(画像信号)と、属性信号(SEN信号)が送られ、画像処理部310内のスムージング回路402に入力される。
【0061】
スムージング回路402では、属性信号(SEN信号)に応じて、画素毎に400dpi/800dpi線の切り換えを行う。そしてγ変換(γテーブル)403において、それぞれの解像度の濃度データをプリンタ部(画像形成部)320の階調再現に応じてデータ変換する。
【0062】
このように処理されたYMCKの画像信号(画像データ)と、400dpi/800dpi線の切り換え信号であるSEN信号(属性信号)は、プリンタ部(画像形成部)320内のレーザードライバ(レーザ駆動部31)に送られ、プリンタ部(画像形成部)320でPWMによる濃度記録が行われる。
【0063】
以下、図4〜図6を参照して、属性信号(SEN信号)の具体例を、図1に示した画像処理装置(コントローラ)20により生成される属性マップ(図3に示したSEN信号を属性信号として各画素毎に対応付けたマップ)について説明する。
【0064】
図4は、図1に示した画像処理装置(コントローラ)20により生成される各画素毎に対応付けられた属性マップの一例を示す模式図である。
【0065】
この図では、ビットマップすなわち写真画素である背景画像の中に、文字画素である数字の”1”が入った画像を表している。なお、この属性マップは、画像処理装置20により、プリントデータ(ここではPDLデータとして説明する)内の各オブジェクトの属性(文字・グラフィック・写真のどれなのか)を示すための記述に基づいて作成されるものである。
【0066】
画像処理装置(コントローラ)20により生成される属性マップが、文字画素を「1」、写真画素を「0」で表すものとすると、図に表した「0」,「1」の二次元配置である属性マップが完成する。もちろん、写真画素を「1」,文字画素を「0」と表してもよく、この場合は図に示した「0」と「1」の位置が逆転した属性マップとなる。
【0067】
画像処理装置(コントローラ)20において、CPU21により生成した属性マップはラスタ展開された画像データと共にフレームメモリ26−1に格納されるが、属性マップは、各画素毎に対応がつけられるように格納されれば、どのように構成されてもよい。例えば、図4のような属性マップのプレーンとして、画像データと属性マップを別々に記憶するように構成しても良い。この場合、図5に示すように、CMYKの各プレーンに属性マップのプレーンを付加した5面を1ページの画像として保持する(Planner)。
【0068】
また、図6に示すように、CMYKデータが1画素内に構成される場合、各画素のCMYKデータの情報に属性情報を付加する形で埋め込んでもよい(Chunky)。また、データの量を増やさないように構成するために、CMYK各プレーンのうちいずれか1つのプレーンもしくは複数のプレーンの画素毎の下位bitに属性マップを埋め込むように構成してもよいなど、必要に合わせて属性マップのフォーマットを決めることができる。
【0069】
以下、図7〜図9を用いて、図3に示した属性信号(SEN信号)について具体的に説明する。
【0070】
図7は、図1に示したホストコンピュータ10等によりアプリケーション上で作成したプリントデータを示す模式図である。
【0071】
図において、61は”ABC”及び”いろは”と書かれた文字で、62は写真であるオブジェクトである。また、62の写真の内部には、図に示すように”H”と書かれた文字が埋め込まれた原稿となっている。
【0072】
図8,図9は、図1に示した画像処理装置(コントローラ)20により生成された属性マップの一例を示す模式図であり、図7に示したプリントデータに対応する。
【0073】
まず、図8では、黒く描かれているところが属性マップで「1」となっている部分に対応し、白く描かれているところが「0」となっている部分に対応する。図8の例では、「1」のところが文字画素として判定された結果である。即ち、文字画素を「1」として属性マップを生成している。また、図8では、背景の画素は、写真画素領域と共に「0」となっており、文字が描かれた部分のみが抽出されている。
【0074】
次に、図9は、図8と同様に、黒く描かれているところが属性マップで「1」となっている部分に対応し、白く描かれているところが「0」となっている部分に対応する。図9の例では、「1」のところが写真画素として判定した結果である。即ち、写真画素を「1」として属性マップを生成している。また、図9では、背景すなわち原稿上の下地にあたる部分は、文字画素と共に「0」となっており、写真画像が描かれた部分のみが抽出されている。
【0075】
このように、画像処理装置(コントローラ)20の像域分離方法(属性マップ生成方法)によって、図8に示したように文字画素のみを抽出したり、逆に図9に示したように写真画素のみを抽出したりすることが可能である。
【0076】
図10は、図1に示したホストコンピュータ10により、プリント時に画像データの属性(画像出力モード)を設定するための画面の一例を示す模式図であり、ホストコンピュータ10の図示しない表示部に表示される。
【0077】
図において、図10(a)は画像出力モードとして階調優先モードと解像度優先モードを選択する画像データ属性(画像出力モード)設定画面の例である。
【0078】
図10(a)の画像データ属性(画像出力モード)設定画面において、1101は解像度優先モードボタン、1102は階調優先モードボタンで、ユーザは解像度優先モードボタン1101又は階調優先モードボタン1102のいずれかを選択することにより、画像データに対する画像出力モードを解像度優先モード又は階調優先モードを選択的に設定することができる。
【0079】
1104はOKボタンで、このボタンを選択することにより、画像データ属性設定を有効にして、プリント処理を開始することができる。1105はキャンセルボタンで、このボタンを選択することにより、画像データ属性設定を無効にすることができる。
【0080】
1103は詳細設定ボタンで、解像度優先モードボタン1101により解像度優先モードを設定した場合に、さらにこの詳細設定ボタン1103を選択することによって、図10(b)に図示されている解像度優先モード詳細設定画面が表示される。
【0081】
図10(b)の解像度優先モード詳細設定画面において、1106はテキストのみボタン、1107はテキストとグラフィックボタンで、ユーザは、テキストのみボタン1106又はテキストとグラフィックボタン1107のいずれかを選択することにより、解像度優先モードにおいてテキスト部のみ属性を設定するか、テキストとグラフィック部に属性を設定するかを選択的に設定することができる。
【0082】
1108はOKボタンで、このボタンを選択することにより、解像度優先モード詳細設定を有効にして図10(a)の画像データ属性設定画面に戻る。1109はキャンセルボタンで、このボタンを選択することにより、解像度優先モード詳細設定を無効にして図10(a)の画像データ属性設定画面に戻る。
【0083】
図11は、図10に示した画像データ属性(画像出力モード)設定画面により設定した解像度優先モードと階調優先モードのそれぞれにおける画像データの状態(フレームメモリ26−1での保持状態及び画像形成装置30への送信時の状態)を示す模式図である。なお、図6に示したように各画素のCMYKデータに属性情報を埋め込んでフレームメモリ26−1に保持する場合を例にして説明する。
【0084】
図において、図11(a)は、画像データ属性を解像度優先モードに設定した場合の画像データの例であり、1画素あたりのデータを示している。この例では、C(Cyan),M(Magenta),Y(Yellow),K(Black)各色のデータを8ビット(256階調)ではなく、7ビット(128階調)とし、それに属性1ビットが付加されている。
【0085】
図11(b)は、画像データ属性を解像度優先モードに設定した場合の画像データの他の例であり、CMYKのうちのどれか1色のデータを7ビットにし、属性データ1ビットが付加されている。この例では、Blackのデータを7ビットとしているが、CMYKどのデータを7ビットにするかは、ユーザが任意に設定可能であっても良いし、画像データから自動的にCMYKのうちのどれか1色(例えば、最も階調の幅の少ない1色)を7ビットに設定するようにしてもよい。
【0086】
図11(c)は、画像データ属性を階調優先モードに設定した場合の画像データの例である。図示されているように、階調優先モードの場合は、CMYK各色が8ビット(256階調)で保持され、属性データは付加されない。
【0087】
以上示した画像データは、フレームメモリ26−1に保持されて、順次画像形成装置30に送信されて画像形成される。
【0088】
なお、属性データを付加する際に画像データの容量を小さくする場合、本実施形態では、8ビットのデータを7ビットのデータにする場合を示したが、画像データを圧縮することによって画像データの容量を小さくしても構わない。また、圧縮する際には、画像データのみを圧縮してフレームバッファ26−1に保持しておき、画像形成装置30への送信時に解凍して属性データを付加して送信するように構成してもよいし、属性データを含んだ形式で圧縮してフレームバッファ26−1に保持し画像形成装置30への送信時に解凍するように構成してもよい。
【0089】
以下、図12のフローチャートを参照して、ホストコンピュータ10上で作成した画像データをプリントする際に、解像度優先モードに設定した場合と階調優先モードに設定した場合のそれぞれの処理の流れについて説明する。
【0090】
図12は、本発明の情報処理装置及び画像処理装置及び画像形成装置を適用可能な画像処理システムにおける第1の画像処理手順の一例を示すフローチャートであり、ホストコンピュータ10上で作成した画像データをプリントする際に、解像度優先モードに設定した場合と階調優先モードに設定した場合のそれぞれの処理手順に対応する。なお、S131〜S139は各ステップを示す。また、ステップS131は図1に示したホストコンピュータ10の図示しないCPUによりROM又はその他の記憶媒体に格納されたプログラムに基づいて実行されるものであり、ステップS132〜S135,S138,S139は図1に示した画像処理装置(コントローラ)20のCPU21によりROM22、内蔵HD24、又はその他の記憶媒体に格納されたプログラムに基づいて実行されるものであり、ステップS136,S137は図1に示したホストコンピュータの図示しないCPUによりROM又はその他の記憶媒体に格納されたプログラムに基づいて実行されるものである。
【0091】
まず、ホストコンピュータ10上のアプリケーションで任意の画像を作成し(S131)、図10に示した画像データ属性(画像出力モード)設定画面で解像度優先モードか階調優先モードのどちらかを設定し、OKボタン1104を指示して、プリント処理を開始する(S132)。即ち、ホストコンピュータ10は、プリントデータ(ここではPDLデータとして説明する)と該プリントデータに設定された画像データ属性(画像出力モード)を示す情報を画像処理装置(コントローラ)20に送信する。
【0092】
ホストコンピュータ10からプリントデータと該プリントデータに設定された画像データ属性(画像出力モード)を示す情報を受け取った画像処理装置20は、プリントデータの画像出力モードが解像度優先モードと階調優先モードのどちらに設定されているかを判断し(S133)、解像度優先モードに設定されている場合は、ステップS134において、画像処理装置20は、プリントデータを画像データ(ラスタデータ)に展開するとともに、プリントデータ内の各オブジェクトの属性(文字・グラフィック・写真のどれなのか)を示すための記述に基づいて属性データを生成する。そして、展開された画像データと生成された属性データをフレームバッファ26−1に格納する。なお、このとき、図11(a),(b)に示したように画像データの階調数を落としたり、周知の圧縮処理等により画像データの容量を小さくするように画像データに対して縮小処理をしておく。この縮小処理は画像データ展開時に行ってもよいし,展開後、保存時に行ってもよい。さらに、画像データに属性データを付加するが、画像データに属性データを付加して保存してもよいし、付加することなく保存し、読み出し時に画像データに属性データを付加してもよい。
【0093】
次に、画像処理装置20は、フレームバッファ26−1に格納される画像データと属性データを画像形成装置30へ送信し(S135)、画像データと属性データを受け取った画像形成装置30は、属性マップに基づき画像データに所定の画像処理を行い(S136)、該画像処理された画像データに基づく画像を記録媒体に印字する(S137)。
【0094】
一方、ステップS133で、画像処理装置20が、ホストコンピュータ10から入力したプリントデータの画像出力モードが階調優先モードに設定されていると判断した場合は、画像処理装置20は、プリントデータを画像データ(ラスタデータ)に展開し、フレームバッファ26−1に格納する(S138)。このとき、属性データは生成されることも、もちろん付加されることもない。さら、画像データの容量を小さくする縮小処理も行う必要はない。
【0095】
次に、画像処理装置20は、フレームバッファ26−1に格納された画像データのみを画像形成装置30に送信し(S139)、画像データを受け取った画像形成装置30は、該受け取った画像データに基づく画像を記録媒体に印字する(S137)。
【0096】
以上の処理により、画像データをプリントする際に、ホストコンピュータ10上で、解像度優先モードか階調優先モードのどちらかを設定し、解像度優先モードの場合は、画像処理装置(コントローラ)20で画像データの属性データを画像データに付加して画像形成装置30に送信して記録媒体に印字出力することにより、画像の種類に合わせた最適な画像出力をプリントすることが可能となる。
【0097】
なお、本実施形態では、プリント時にホストコンピュータ10上で、プリントデータに画像データ属性(解像度優先モード又は階調優先モード)を設定する構成について説明したが、予めホストコンピュータ10又は画像形成装置30の操作部330より、画像処理装置(コントローラ)20に、画像データ属性(解像度優先モード又は階調優先モード)を設定しておき、内蔵HD24又はRAM26等に記憶しておき、この設定が変更されるまでは、ホストコンピュータ10から送信されるプリントデータは全てこの画像データ属性で処理するように構成してもよい。
【0098】
また、本実施形態では、図10に示した画像データ属性(画像出力モード)設定画面でプリントデータから展開される画像データの画像出力モードを解像度優先モード又は階調優先モードに設定する場合について説明したが、画像処理装置(コントローラ)20が、前記外部装置から受信したプリントデータに基づいて、該プリントデータから展開される画像データの画像出力モードを自動設定するように構成してもよい。例えば、プリントデータ(ここではPDLデータとして説明する)内の各オブジェクトの属性(文字・グラフィック・写真のどれなのか)を示すための記述に基づいて、「写真」属性を有する画像データの割合が所定の閾値を超える場合に、階調優先モードを自動設定し、それ以外の場合は解像度優先モードを自動設定するように構成してもよい。
【0099】
なお、本実施形態では、画像形成装置30がレーザビーム方式である場合を例にして説明したが、レーザビーム方式以外の電子写真方式(例えばLED方式)でも、液晶シャッタ方式、インクジェット方式、熱転写方式、昇華方式でもその他のプリント方式であっても本発明は適用可能である。
【0100】
以上より、画像データの種類に応じ、階調性を優先して出力する場合(画像出力モードが階調優先モードに設定されている場合)には属性信号は付加せずに8ビットのデータ(256階調)として画像データを作成し、解像度を優先する場合(画像出力モードが解像度優先モードに設定されている場合)には、7ビットのデータ(128階調)に属性信号を付加して8ビットのデータとして画像データを作成して画像形成装置に送信し、画像形成装置により属性信号に応じた画像形成を行うことにより、画像データの容量増大によるメモリ資源の圧迫や転送速度の低下を引き起こすことなく、ユーザの所望する画像出力モードで、画像の種類に合わせて最適な画像出力をプリントすることが可能となる。
【0101】
以下、図13に示すメモリマップを参照して本発明に係る情報処理装置及び画像処理装置及び画像形成装置を適用可能な画像処理システムで読み出し可能なデータ処理プログラムの構成について説明する。
【0102】
図13は、本発明に係る情報処理装置及び画像処理装置及び画像形成装置を適用可能な画像処理システムで読み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する模式図である。
【0103】
なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0104】
さらに、各種プログラムに従属するデータも上記ディレクトリに管理されている。また、インストールするプログラムやデータが圧縮されている場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
【0105】
本実施形態における図12に示す機能が外部からインストールされるプログラムによって、ホストコンピュータにより遂行されていてもよい。そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
【0106】
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
【0107】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0108】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,DVD−ROM,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROM,EEPROM,シリコンディスク等を用いることができる。
【0109】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0110】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0111】
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適応できることは言うまでもない。この場合、本発明を達成するためのソフトウエアによって表されるプログラムを格納した記憶媒体を該システムあるいは装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
【0112】
さらに、本発明を達成するためのソフトウエアによって表されるプログラムをネットワーク上のデータベースから通信プログラムによりダウンロードして読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
【0113】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明よれば、外部装置から受信したプリントデータを画像データに展開し、前記プリントデータに基づいて展開した画像データの属性を示す属性信号を生成し、データ容量を小さくした画像データと生成された属性信号をメモリに保持し、該メモリに保持されている画像データを前記属性信号を付加した状態で画像形成装置へ送信するので、画像データの容量増大によるメモリ資源の圧迫や転送速度の低下をひきおこすことなく、画像の種類に応じた良好な画像出力をプリントすることができる。
【0114】
また、画像データの画像出力モード設定に基づいて、属性信号の生成及び画像データへの付加の有無を制御し、画像データに属性データを付加する場合に、画像データの容量を小さくするので、画像データの容量増大によるメモリ資源の圧迫や転送速度の低下を引き起こすことなく、ユーザの所望する画像出力モードで、画像の種類に合わせた最適な画像出力をプリントすることができる。
【0115】
従って、画像データをプリントする際に、解像度優先モードか階調優先モードのどちらかを設定し、解像度優先モードの場合は画像データの属性データを画像データに付加することにより、画像の種類に合わせて最適な画像出力をプリントすることができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す情報処理装置及び画像処理装置及び画像形成装置を適用可能な画像処理システムの電気的な構成を概略的に示すブロック図である。
【図2】図1に示した画像出力装置の具体的な構成の一例を示す構成図である。
【図3】図1に示した画像処理システムにおける画像処理構成を示すブロック図である。
【図4】図1に示した画像処理装置(コントローラ)により生成される各画素毎に対応付けられた属性マップの一例を示す模式図である。
【図5】図1に示した画像処理装置(コントローラ)において、画像データと属性信号を保持する際のフォーマットの一例を示す模式図である。
【図6】図1に示した画像処理装置(コントローラ)において、画像データと属性信号を保持する際のフォーマットの他の例を示す模式図である。
【図7】図1に示したホストコンピュータ10等によりアプリケーション上で作成したプリント画像データの一例を示す模式図である。
【図8】図1に示した画像処理装置(コントローラ)により生成された属性マップの一例を示す模式図である。
【図9】図1に示した画像処理装置(コントローラ)により生成された属性マップの一例を示す模式図である。
【図10】図1に示したホストコンピュータによりプリント時に画像データの属性(画像出力モード)を設定するための画面の一例を示す模式図である。
【図11】図10に示した画像データ属性(画像出力モード)設定画面により設定した解像度優先モードと階調優先モードのそれぞれにおける画像データの状態(フレームメモリでの保持状態及び画像形成装置への送信時の状態)を示す模式図である。
【図12】本発明の情報処理装置及び画像処理装置及び画像形成装置を適用可能な画像処理システムにおける第1の画像処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図13】本発明に係る情報処理装置及び画像処理装置及び画像形成装置を適用可能な画像処理システムで読み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する模式図である。
【図14】従来の画像処理システムの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 ホストコンピュータ
20 画像処理装置(コントローラ)
21 CPU
22 ROM
23 HDDコントローラ
24 内蔵HD
25 外部インタフェース
26 RAM
30 画像形成装置(プリンタ部)
300 画像読み取り部
310 画像処理部
320 画像形成部
330 操作部
340 制御部
402 スムージング回路
403 γテーブル

Claims (11)

  1. 外部装置から受信したプリントデータを画像データに展開し、該展開した画像データを画像データの属性に応じて画像形成が可能な画像形成装置に送信する画像処理装置において、
    前記外部装置から受信したプリントデータを画像データに展開する展開手段と、
    前記プリントデータに基づいて前記展開手段で展開した画像データの属性を示す属性信号を生成する生成手段と、
    前記展開手段で展開された画像データの容量を小さくするデータ容量縮小手段と、
    前記データ容量縮小手段によりデータ容量を小さくされた画像データと前記生成手段で生成された属性信号を保持可能な記憶手段と、
    前記記憶手段に保持されている画像データを前記属性信号を付加した状態で画像形成装置へ送信する送信手段と、
    前記展開手段により展開される画像データの画像出力モードを示す情報に基づき、画像出力モードを決定する設定手段と、を有し、
    前記データ容量縮小手段は、画像データに属性信号を付加する場合に、画像データの容量を小さくするものであり、
    前記画像出力モードは、解像度優先モードと階調優先モードとを含み、
    前記設定手段により、解像度優先モードが決定された場合には、画像データの容量を小さくし該画像データに属性信号を付加し、階調優先モードが設定された場合には、画像データの容量を小さくすることなく属性信号を付加しないように制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記データ容量縮小手段は、前記画像データを圧縮して前記画像データの容量を小さくすることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記データ容量縮小手段は、前記画像データを属性データを付加した状態で圧縮して前記画像データの容量を小さくすることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  4. 前記データ容量縮小手段は、前記画像データの階調数を落として前記画像データの容量を小さくすることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  5. 前記データ容量縮小手段は、前記画像データが複数の色成分から構成される場合、前記いずれかの色成分の画像データの階調数のみを落として前記画像データの容量を小さくすることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  6. 外部装置から受信したプリントデータを画像データに展開し、該展開した画像データを画像データの属性に応じて画像形成が可能な画像形成装置に送信する画像処理装置の制御方法において、
    前記外部装置から受信したプリントデータを画像データに展開する展開工程と、
    該展開された画像データの属性を示す属性信号を前記プリントデータに基づいて生成する生成工程と、
    前記展開された画像データの容量を小さくするデータ容量縮小工程と、
    該データ容量を小さくされた画像データと前記生成された属性信号をメモリに保持する記憶工程と、
    前記メモリに保持されている画像データを前記属性信号を付加した状態で画像形成装置へ送信する送信工程と、
    前記展開される画像データの画像出力モードを示す情報に基づき、画像出力モードを決定する設定工程と、を有し、
    前記データ容量縮小工程は、画像データに属性信号を付加する場合に、画像データの容量を小さくするものであり、
    前記画像出力モードは、解像度優先モードと階調優先モードとを含み、
    前記設定工程により、解像度優先モードが決定された場合には、画像データの容量を小さくし該画像データに属性信号を付加し、階調優先モードが設定された場合には、画像データの容量を小さくすることなく属性信号を付加しないように制御する制御工程と、
    を有することを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  7. 前記データ容量縮小工程は、前記画像データを圧縮して前記画像データの容量を小さくすることを特徴とする請求項6記載の画像処理装置の制御方法。
  8. 前記データ容量縮小工程は、前記画像データを属性データを付加した状態で圧縮して前記画像データの容量を小さくすることを特徴とする請求項6記載の画像処理装置の制御方法。
  9. 前記データ容量縮小工程は、前記画像データの階調数を落として前記画像データの容量を小さくすることを特徴とする請求項6記載の画像処理装置の制御方法。
  10. 前記データ容量縮小工程は、前記画像データが複数の色成分から構成される場合、前記いずれかの色成分の画像データの階調数のみを落として前記画像データの容量を小さくすることを特徴とする請求項6記載の画像処理装置の制御方法。
  11. 請求項6〜10のいずれかに記載された画像処理装置の制御方法を前記画像処理装置内に設けられたコンピュータに実行させるためのプログラム。
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