JP2002125118A - 画像情報の複合処理方法,分解処理方法,回転方法,記録媒体,画像情報格納装置,画像読取り装置および画像形成装置 - Google Patents

画像情報の複合処理方法,分解処理方法,回転方法,記録媒体,画像情報格納装置,画像読取り装置および画像形成装置

Info

Publication number
JP2002125118A
JP2002125118A JP2000317699A JP2000317699A JP2002125118A JP 2002125118 A JP2002125118 A JP 2002125118A JP 2000317699 A JP2000317699 A JP 2000317699A JP 2000317699 A JP2000317699 A JP 2000317699A JP 2002125118 A JP2002125118 A JP 2002125118A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
data
image information
parallel
block
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000317699A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3867888B2 (ja
Inventor
Hiroshi Soga
我 浩 史 曽
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2000317699A priority Critical patent/JP3867888B2/ja
Publication of JP2002125118A publication Critical patent/JP2002125118A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3867888B2 publication Critical patent/JP3867888B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Record Information Processing For Printing (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像データビット数wより大きいメモリデー
タバス幅Wを有効に活用して、メモリ読み書きを高速
化。w,Wおよび画像回転角Adの選択又は設定の自由
度を高くする。画像データと対の特徴信号を、その関係
を保ったまま回転処理する。回転処理のメモリアドレス
制御を簡易化。 【解決手段】 シリアル画像データ入力手段SBU,I
PP,CDICと、画像データの特徴を示す特徴信号を
入力する手段49と、画像データと特徴信号でなる画像
情報を主走査N,副走査MのN×Mブロックパラレルデ
ータに変換する手段60と、1アドレスに上記N×Mパ
ラレルデータを記憶する手段40/MEMと、この記憶
手段のデータバス幅Wに応じて、N×Mブロックサイズ
を変更する手段80の88と、記憶手段から読み出すN
×Mパラレルデータをシリアル画像データと特徴信号に
戻す手段70と、を設けた画像処理装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少ないビット数w
の画像情報を、2次元方向ともに複数画素の画素マトリ
クスのものを1群として、パラレルデータにブロック化
する複合処理に関し、また、ブロック化された画像デー
タすなわちブロックパラレルデータを元のシリアル配列
のビット数wの画像情報に分離する分解処理に関する。
更には、このような複合処理および分解処理とメモリと
を用いて画像の回転を行う画像情報の回転処理に関す
る。また、画像情報を前記複合処理によってブロックパ
ラレルデータに複合してメモリに書込み、メモリから読
出すときはブロックパラレルデータを前記分解処理によ
って画像情報に分解する画像情報格納装置,これを用い
て画像データを蓄積する画像読取り装置、および、該画
像情報格納装置に蓄積した画像データをプリンタでプリ
ントアウトする画像形成装置、に関する。
【0002】
【従来技術】近年の画像処理関連のデジタル機器におい
ては、高画質化のために、解像度を高くすることや階調
数を多くする等の傾向がある。これらは画像の持つ情報
を細かく表現することになるので、再現画像の画質は向
上する反面、画像の電子情報量は多くなり、画像データ
を蓄積するメモリも大きくなってきている。メモリ容量
の増大に伴い、それにアクセスするデータバス幅W(パ
ラレルビット数)が、画像情報のビット数wの数倍以上
に拡大できるので、複数画素群(所定サイズの画素マト
リクス:1ブロック)の画像情報群を一纏めにしてビッ
ト数Wあるいはそれに近いビット数のパラレルデータに
複合して、すなわちブロック化して、1ブロックの画像
情報群すなわちブロックパラレルデータをバス幅Wのデ
ータバスを介してメモリに書込み、そしてメモリから読
み出すことにより、メモリ読み書き速度を飛躍的に高く
することができる。更には、メモリ上の画像情報に対し
て編集を施すために、領域指定をするとき、これをブロ
ック単位にする事により、領域指定が簡単になりしかも
領域内画像情報の特定と読出しが簡単かつ高速になる。
画像回転処理を、ブロック単位で行うことにより、回転
処理が簡単かつ高速になる。
【0003】特開平8−331363号公報には、正方
形画素マトリクスであるN×N画素マトリクスを1ブロ
ックとして画像データをブロックパラレルデータに複合
してメモリに記憶し、画像回転をするときには、メモリ
から読出したブロックパラレルデータ内の画像データの
位置を入れ替えてから、Nラインのシリアル配列に画像
データを分離する画像処理装置が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、メモリの容量
アップに伴い、それにアクセスするデータバス幅Wが多
様化しており、これに対する複合処理の適合性が問題で
ある。また、画像データのビット数も任意であり、しか
も、画像データの特徴信号、例えば、文字部/写真部を
示す像域分離信号,右寄せ/左寄せを示す位相信号な
ど、を画像データ対応で画像データと同期してあるいは
合わせて転送することが好ましく、特徴信号は、1〜3
ビットの範囲内であることが多いが、ビット数にも多様
性がある。
【0005】上述の、N×N画素マトリクスを1ブロッ
クとする画像データの複合は、正方形マトリクスに限ら
れるので、Nにより、データバス幅Wおよび又は画像情
報のビット数wの選択の自由度が制限される。あるい
は、データバス幅Wおよび画像情報のビット数wで、ブ
ロックサイズ(N値)の選択の自由度が制限される。そ
の結果、データバス幅Wを有効に活用しにくい。
【0006】また、上述の画像の回転処理では、特徴信
号を画像データと合わせて回転処理は出来ず、メモリを
利用した回転処理後の画像データに、特徴信号を用いた
画像処理を施すことは困難であった。
【0007】本発明は、データバス幅Wを有効に活用す
ることを第1の目的とし、データバス幅Wの広,狭に対
してバス幅有効活用の適合性を高くすることを第2の目
的とする。より具体的には、メモリアクセスに使用する
データバスの幅の自由度を高めることを第3の目的と
し、1画素当たりの画像情報のビット数wの多少にもか
かわらず、データバス幅Wを有効に活用することを第4
の目的とする。画像データと該画像データに対応する特
徴信号の関係を保ったまま画像データと特徴信号を同時
に回転処理することを第5の目的とし、回転処理のため
のメモリに対する読出しアドレス制御を簡易化すること
を第6の目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】(1)2次元方向(x,y)
ともに複数画素の画素マトリクスの、各画素に宛てられ
たビット数wの画像情報を1群として、ブロックパラレ
ルデータにブロック化してバス幅W、W>w、のデータ
バスに送出する画像情報の複合処理方法において、前記
ビット数wおよびバス幅Wを含むブロックサイズ規定パ
ラメータ(w,W,Ad)に対応するブロックサイズN×Mを規
定する情報(図12の出力コード)を格納したルックアップ
テーブル(図12)を用いて、ビット数wおよびバス幅Wに
対応するN×M画素マトリクスの、各画素に宛てられた
ビット数wの画像情報を1群として、ブロックパラレル
データにブロック化してバス幅Wのデータバスに送出す
る、ことを特徴とする画像情報の複合処理方法。
【0009】なお、理解を容易にするためにカッコ内に
は、図面に示し後述する実施例の対応要素又は対応事項
の記号を、参考までに付記した。以下も同様である。
【0010】これによれば、ビット数wおよびバス幅W
のあり得る組合せに対応付けて、データバス幅Wを最も
有効に活用するブロックサイズN×Mの情報をルックア
ップテーブルに格納しておくことにより、与えられる画
像情報のビット数wと使用するデータバスのバス幅Wに
合わせた、バス使用効率が最も高いブロックパラレルデ
ータに、画像情報を複合することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】(2) 2次元方向(x,y)ともに
複数画素の画素マトリクスの、各画素に宛てられたビッ
ト数wの画像情報を1群として、ブロックパラレルデー
タにブロック化してバス幅W、W>w、のデータバスに
送出する画像情報の複合処理方法において、前記ビット
数w,バス幅Wおよび指定された画像回転角Adに予め
対応付けられた値N,Mの、N×M画素マトリクスの、
各画素に宛てられたビット数wの画像情報を1群とし
て、N×Mブロックパラレルデータにブロック化してバ
ス幅Wのデータバスに送出する、ことを特徴とする画像
情報の複合処理方法。
【0012】これによれば、ビット数w,バス幅Wおよ
び画像回転角Adの組合せに対応した、データバス幅W
の有効性が高い、指定の回転角Adの回転処理を実現し
得てしかもバス使用効率が高いブロックパラレルデータ
に、画像情報を複合することができる。
【0013】(3)ビット数wの画像情報は、ビット数
がw−1以下の1画素の画像データと、ビット数がwか
ら該画像データのビット数を差し引いた値の、該画素宛
ての特徴信号の組合せである、上記(1)又は(2)
の、複合処理方法。
【0014】これによれば、画像データに付着して特徴
信号が画像データと同時に同じく複合処理されるので、
その後も特徴信号に対応した画像処理を画像データに施
すことができる。
【0015】(4)特徴信号は、画像データが文字領域
のものか写真領域のものかを表す像域分離信号を含む、
上記(3)の複合処理方法。これによれば、複合処理後
も、特徴信号に基づいて、文字領域の画像データに文字
を鮮明に表すエッジ強調処理を施し、写真領域の画像デ
ータに濃度変化を円滑にするフィルタ処理を施すとか、
あるいは文字領域の画像データは2値化処理し写真領域
の画像データはディザ処理(面積階調処理)してプリン
ト出力用の画像信号を生成する等、画像品質を高くする
処理を容易に実現できる。
【0016】(5)バス幅Wのデータバスから与えられ
る、2次元方向ともに複数画素のN×M画素マトリクス
の、各画素に宛てられたビット数がw−1以下、W>
w、の1画素の画像データとビット数がwから該画像デ
ータのビット数を差し引いた値の該画素宛ての特徴信号
との組合せである画像情報を1群としたN×Mブロック
パラレルデータ、の中の画像情報を、指定された画像回
転角Adに対応して並べ替え、そしてMラインそれぞれ
の個別の画像情報にパラレル/シリアル変換する、画像
情報の分解処理方法。
【0017】これによれば、N×Mブロックパラレルデ
ータの中の画像情報の並べ替えによって該ブロックが表
す画像が回転し、パラレル/シリアル変換によって、回
転した画像(N×Mブロック)の画像情報がライン区分
で得られる。画像の回転処理が簡単である。画像データ
に付着した特徴信号が画像データと同時に同じく並べ替
えられるので、画像データと特徴信号との対の関係が崩
れない。したがって該パラレル/シリアル変換後も特徴
信号に対応した画像処理を画像データに施すことができ
る。
【0018】(6)2次元方向ともに複数画素のN×M
画素マトリクスの、各画素に宛てられたビット数がw−
1以下、W>w、の1画素の画像データとビット数がw
から該画像データのビット数を差し引いた値の該画素宛
ての特徴信号との組合せである画像情報を1群としたN
×Mブロックパラレルデータを、指定された画像回転角
Adに対応する読出しアドレス変更に従ってメモリから
読出し、読出したN×Mブロックパラレルデータの中の
画像情報を、指定された画像回転角Adに対応して並べ
替え、そしてMラインそれぞれの個別の画像情報にパラ
レル/シリアル変換する、画像情報の分解処理方法。
【0019】N×MブロックすなわちN×M画素マトリ
クスの中での画像情報の位置の入れ替えによる画像の回
転は該ブロック内に留まるので、ブロックの集合でなる
画面全体としての画像の回転を完結するには、ブロック
内での画像情報の位置の入れ替えの前又は後に、N×M
ブロックパラレルデータの、画面上の並べ替え、すなわ
ち画面上位置の入れ替え、が必要である。
【0020】本実施態様では、N×Mブロックパラレル
データがメモリに格納されていることに着目して、指定
された画像回転角Adに対応する読出しアドレス変更に
従ってメモリからN×Mブロックパラレルデータの画面
上位置の入れ替えを実現する。例えば図15に示すよう
に、メモリにデータを書込むときと読出すときで、ブロ
ックパラレルデータ宛てのアドレスを同一にすると、ブ
ロック単位の画像の回転は起きない。図18に示すよう
に、読出し時に、書込み時の主走査方向のアドレスを副
走査方向のアドレスに入れ替え、しかも、書込み時の副
走査方向のアドレスを主走査方向の、始点と終点をいれ
かえた走査方向とする事により、90度の回転が実現す
る。ブロック単位の画像の回転が容易であり、回転処理
のためのメモリに対する読出しアドレス制御は簡易であ
る。
【0021】(7)パラレル/シリアル変換した画像情
報を、前記画像データと特徴信号に分離する、上記
(5)又は(6)の、分解処理方法。これによれば、ブ
ロックパラレルデータをライン毎の画像情報に分解する
とき、自動的に画像情報が画像データと特徴信号に分け
られる。その後、特徴信号に対応した画像処理を画像デ
ータに施すことができる。
【0022】(8)特徴信号は、画像データが文字領域
のものか写真領域のものかを表す像域分離信号を含む、
上記(5),(6)又は(7)の分解処理方法。これに
よれば、特徴信号に基づいて、文字領域の画像データに
文字を鮮明に表すエッジ強調処理を施し、写真領域の画
像データに濃度変化を円滑にするフィルタ処理を施すと
か、あるいは文字領域の画像データは2値化処理し写真
領域の画像データはディザ処理(面積階調処理)してプ
リント出力用の画像信号を生成する等、画像品質を高く
する処理を容易に実現できる。
【0023】(9)画像情報のビット数w,バス幅W、
W>w、および指定された画像回転角Adに予め対応付
けられた値N,Mの、N×M画素マトリクスの、各画素
に宛てられたビット数wの画像情報を1群として、N×
Mブロックパラレルデータにブロック化してバス幅Wの
データバスに送出してメモリに書込み、前記N×Mブロ
ックパラレルデータを、指定された画像回転角Adに対
応する読出しアドレス変更に従って前記メモリから読出
し、読出したN×Mブロックパラレルデータの中の画像
情報を、指定された画像回転角Adに対応して並べ替
え、そしてMラインそれぞれの個別の画像情報にパラレ
ル/シリアル変換する、画像情報の回転方法。
【0024】これによれば、ビット数w,バス幅Wおよ
び画像回転角Adの組合せに対応した、データバス幅W
の有効性が高い、指定の回転角Adの回転処理を実現し
得てしかも、バス使用効率が高いブロックパラレルデー
タに、画像情報を複合することができる。
【0025】指定された画像回転角Adに対応する読出
しアドレス変更に従ってメモリからN×Mブロックパラ
レルデータの画面上位置の入れ替えを実現するので、ブ
ロック単位の画像の回転が容易であり、回転処理のため
のメモリに対する読出しアドレス制御は簡易である。
【0026】(10)前記の、N×Mブロックパラレル
データにブロック化の前に、ビット数がw−1以下の1
画素の画像データと、ビット数がwから該画像データの
ビット数を差し引いた値の、該画素宛ての特徴信号とを
組合せてビット数wの画像情報を構成し、前記の、パラ
レル/シリアル変換した画像情報を、前記画像データと
特徴信号に分離する、上記(9)の画像情報の回転方
法。
【0027】これによれば、画像データと特徴信号が対
になって、その付着関係を維持したまま同時に同じ回転
処理を受ける。回転処理の後にシリアル変換されてから
画像情報が画像データと特徴信号に分離されるので、そ
の後でも、特徴信号に対応した画像処理を画像データに
容易に施すことができる。
【0028】(11)特徴信号は、画像データが文字領
域のものか写真領域のものかを表す像域分離信号を含
む、上記(10)記載の回転方法。これによれば、回転
処理後に、特徴信号に基づいて文字領域の画像データに
文字を鮮明に表すエッジ強調処理を施し、写真領域の画
像データに濃度変化を円滑にするフィルタ処理を施すと
か、あるいは文字領域の画像データは2値化処理し写真
領域の画像データはディザ処理(面積階調処理)してプ
リント出力用の画像信号を生成する等、画像品質を高く
する処理を容易に実現できる。
【0029】(12)上記(1),(2),(3),
(4),(5),(6),(7),(8),(9),
(10)又は(11)に記載の方法をコンピュータに実
行させるプログラムを格納した記録媒体。これによれ
ば、記録媒体を用いて多くのコンピュータに該プグラム
をロードして、上記(1),(2),(3),(4),
(5),(6),(7),(8),(9),(10)又
は(11)に記載の方法を実現できる。
【0030】(13)画像情報のビット数wおよびブロ
ックパラレルデータ伝送バス幅Wを含むブロックサイズ
規定パラメータに対応するブロックサイズN×Mを規定
する情報を格納したルックアップテーブル(図12)を有
し、ビット数wおよびバス幅Wに対応する、2次元方向
(x,y)ともに複数画素のN×M画素マトリクスのN,M
を規定する情報(図12上の出力コード)を発生する手段(8
8)、および、該規定する情報に対応したデータ処理用の
制御信号を発生する手段(81〜87)、を含む、制御手段(8
0);前記制御信号に応じて、シリアルに送られてくる画
像情報を、N×Mブロックパラレルデータにブロック化
して前記ブロックパラレルデータ伝送バスに送出する、
シリアル/パラレル変換手段(60);前記制御信号に応じ
て、前記ブロックパラレルデータ伝送バスに送出された
ブロックパラレルデータを格納する記憶手段(40/MEM);
および、前記制御信号に応じて、前記記憶手段(40/MEM)
から読出したブロックパラレルデータの中の画像情報
を、Mラインそれぞれに分配するパラレル/シリアル変
換手段(10);を備える画像情報格納装置(図6,図8/図2
4)。
【0031】これによれば、ビット数wおよびバス幅W
のあり得る組合せに対応付けて、データバス幅Wを最も
有効に活用するブロックサイズN×Mの情報をルックア
ップテーブルに格納しておくことにより、与えられる画
像情報のビット数wと使用するデータバスのバス幅Wに
合わせた、バス使用効率が最も高いブロックパラレルデ
ータに、画像情報を複合して、記憶手段(40/MEM)に蓄積
し、そして必要なときに、読出してシリアルに画像情報
を送出できる。記憶手段(40/MEM)に対するデータの転送
が、画像情報のN×Mを1ブロックにして1アドレスに
宛てるものであるので、データバス幅Wが有効に活用さ
れ、画像情報の書込み/読出し速度が高い。
【0032】(14)前記ルックアップテーブルは、画
像情報のビット数w,ブロックパラレルデータ伝送バス
幅Wおよび画像回転角度Adを含むブロックサイズ規定
パラメータに対応するブロックサイズN×Mを規定する
情報を格納したものであって、前記制御手段(80)は、ビ
ット数w,バス幅Wおよび指定の画像回転角度Adに対
応するN×M画素マトリクスのデータ処理用の制御信号
を発生し;前記パラレル/シリアル変換手段(70)は、前
記記憶手段(40/MEM)から画像回転角Adに対応する読出
しアドレス変更に従って読み出されたN×Mブロックパ
ラレルデータの中の画像情報を、画像回転角Adに対応
して並べ替え、そしてMラインそれぞれに分配する;上
記(13)の画像情報格納装置。
【0033】これによれば、ビット数w,バス幅Wおよ
び画像回転角Adの組合せに対応した、データバス幅W
を有効に利用する、指定の回転角Adの回転処理を実現
し得てしかも、バス使用効率が高いブロックパラレルデ
ータに、画像情報を複合して、記憶手段(40/MEM)に蓄積
し、そして必要なときに、読出してシリアルに画像情報
を送出できる。
【0034】指定された画像回転角Adに対応する読出
しアドレス変更に従って記憶手段(40/MEM)からN×Mブ
ロックパラレルデータの画面上位置の入れ替えを実現す
るので、ブロック単位の画像の回転が容易であり、回転
処理のための記憶手段(40/MEM)に対する読出しアドレス
制御は簡易である。
【0035】(15)画像情報のビット数w,ブロック
パラレルデータ伝送バス幅Wおよび指定の画像回転角A
dを含むブロックサイズ規定パラメータに対応する、2
次元方向ともに複数画素のN×M画素マトリクスのデー
タ処理用の制御信号を発生する制御手段(80);前記制御
信号に応じて、シリアルに送られてくる画像情報を、N
×Mブロックパラレルデータにブロック化して前記ブロ
ックパラレルデータ伝送バスに送出する、シリアル/パ
ラレル変換手段(60);前記制御信号に応じて、前記ブロ
ックパラレルデータ伝送バスに送出されたブロックパラ
レルデータを格納する記憶手段(40/MEM);および、前記
記憶手段(40/MEM)から画像回転角Adに対応する読出し
アドレス変更に従って読み出されたN×Mブロックパラ
レルデータの中の画像情報を、画像回転角Adに対応し
て並べ替え、そしてMラインそれぞれに分配するパラレ
ル/シリアル変換手段(70);を備える画像情報格納装置
(図6,図8/図24)。
【0036】これによれば、ビット数w,バス幅Wおよ
び画像回転角Adの組合せに対応した、データバス幅W
の有効性が高い、指定の回転角Adの回転処理を実現し
得てしかもバス使用効率が高いブロックパラレルデータ
に、画像情報を複合して記憶手段(40/MEM)に蓄積するこ
とができる。
【0037】指定された画像回転角Adに対応する読出
しアドレス変更に従って記憶手段(40/MEM)からN×Mブ
ロックパラレルデータの画面上位置の入れ替えを実現す
るので、ブロック単位の画像の回転が容易であり、回転
処理のための記憶手段(40/MEM)に対する読出しアドレス
制御は簡易である。
【0038】(16)前記シリアル/パラレル変換手段
(60)にシリアルに送られてくる画像情報は、ビット数が
w−1以下の1画素の画像データと、ビット数がwから
該画像データのビット数を差し引いた値の、該画素宛て
の特徴信号との組合せであり;前記パラレル/シリアル
変換手段(70)は、Mラインそれぞれに分配した画像情報
を、画像データと特徴信号に分離する;上記(14)又
は(15)の画像情報格納装置。
【0039】これによれば、N×Mブロックパラレルデ
ータの中の画像情報の並べ替えによって該ブロックが表
す画像が回転し、パラレル/シリアル変換によって、回
転した画像(N×Mブロック)の画像情報がライン区分
で得られる。画像の回転処理が簡単である。画像データ
に付着した特徴信号が画像データと同時に同じく並べ替
えられるので、画像データと特徴信号との対の関係が崩
れない。したがって該パラレル/シリアル変換後も、特
徴信号に対応した画像処理を画像データに施すことがで
きる。
【0040】(17)装置は更に、画像データに基づい
て該画像データが文字領域のものか写真領域のものか判
別してその結果をあらわす像域分離信号を、前記特徴信
号としてシリアル/パラレル変換手段(60)に与える像域
分離手段(49);を含む、上記(16)の画像情報格納装
置。
【0041】これによれば、特徴信号に基づいて、文字
領域の画像データに文字を鮮明に表すエッジ強調処理を
施し、写真領域の画像データに濃度変化を円滑にするフ
ィルタ処理を施すとか、あるいは文字領域の画像データ
は2値化処理し写真領域の画像データはディザ処理(面
積階調処理)してプリント出力用の画像信号を生成する
等、画像品質を高くする処理を容易に実現できる。
【0042】(18)前記記憶手段(40)は、シリアル/
パラレル変換手段(60)が形成するN×Mブロックパラレ
ルデータを圧縮データに処理する圧縮手段(46),圧縮デ
ータを格納するメモリ(MEM)、および、該メモリ(MEM)か
ら読出す圧縮データを伸張してパラレル/シリアル変換
手段(70)に与える伸張手段(48)、を含む、上記(1
3),(14),(15),(16)又は(17)の画
像情報格納装置(図6,図8)。
【0043】これによれば、N×Mブロックパラレルデ
ータを圧縮してメモリ(MEM)に蓄積するので、蓄積可能
な画像情報量が増え、画像情報のN×Mブロックパラレ
ルデータへの複合とデータ圧縮とが相伴った、画像情報
のメモリアクセス速度が高速で蓄積容量が多い画像情報
格納装置が実現する。
【0044】(19)上記(13),(14),(1
5),(16),(17)又は(18)に記載の画像情
報格納装置(図6,図8/図24);原稿画像を読取って画像
データを生成するスキャナ(200);および、該画像デー
タを補正して前記画像情報格納装置に与える画像処理装
置(IPP, CDIC);を備える画像読取装置。これによれ
ば、スキャナ(200)が発生する画像データを、画像情報
格納装置に高速に効率良く蓄積記憶でき、また、画像情
報格納装置から高速に読出すことができる。
【0045】(20)上記(13),(14),(1
5),(16),(17)又は(18)に記載の画像情
報格納装置(図6,図8/図24);および、前記画像情報格
納装置のパラレル/シリアル変換手段(70)が送出する画
像情報を用紙上にプリントアウトするプリンタ(400);
を備える画像形成装置。これによれば、先ず画像情報格
納装置に画像情報を格納してから、高速に読出してプリ
ントアウトできる。
【0046】(21)上記(13),(14),(1
5),(16),(17)又は(18)に記載の画像情
報格納装置(図6,図8/図24);原稿画像を読取って画像
データを生成するスキャナ(200);該画像データを補正
して前記画像情報格納装置に与える画像処理装置(IPP,
CDIC);および、前記画像情報格納装置のパラレル/シ
リアル変換手段(70)が送出する画像情報を用紙上にプリ
ントアウトするプリンタ(400);を備える画像形成装
置。これによれば、上記(13),(14),(1
5),(16),(17)又は(18)に記載の作用効
果ならびに上記(19)および(20)に記載の作用効
果が得られる。
【0047】(22)外部からのプリント指示コマンド
を解析して外部からの画像情報を画像データに変換して
前記画像情報格納装置に与えるシステムコントローラ
(6);を更に備える、上記(20)又は(21)記載の
画像形成装置。これによれば、パソコンが与えるプリン
ト指示コマンドに含まれる画像情報を前記画像情報格納
装置に蓄積して、プリンタ(400)でプリントアウトでき
る。
【0048】(23)シリアル多値画像データを入力す
る手段(SBU,IPP,CDIC)と、上記入力画像データと共に該
画像データの特徴を示す特徴信号を入力する手段(49)
と、上記多値画像データと特徴信号を共に主走査方向N
画素、副走査方向MラインのN×Mブロックパラレルデ
ータに変換する手段(60)と、1アドレスに上記N×Mブ
ロックパラレルデータを記憶する手段(40/MEM)と、上記
記憶手段(40/MEM)のデータバス幅Wに応じて、N×Mブ
ロックサイズを変更する手段(80の88)と、上記記憶手段
から読み出されるN×Mブロックパラレルデータをシリ
アル多値画像データと特徴信号に戻す手段(70)とを設け
たことを特徴とする画像記憶装置。
【0049】これによれば、記憶手段(40/MEM)のデータ
バス幅Wに合わせた、バス使用効率が最も高いブロック
パラレルデータに、画像情報を複合して、記憶手段(40/
MEM)に蓄積し、そして必要なときに、読出してシリアル
に画像情報を送出できる。記憶手段(40/MEM)に対するデ
ータの転送が、画像情報のN×Mを1ブロックにして1
アドレスに宛てるものであるので、データバス幅Wが有
効に活用され、画像情報の書込み/読出し速度が高い。
【0050】(24)上記(23)において、上記記憶
手段(40/MEM)に記憶されたN×Mブロックパラレルデー
タ読み出し時、回転する手段(83)と、上記読み出された
N×MブロックパラレルデータをM以上かつN以上の整
数IでI×Iブロックパラレルデータに変換し、I×I
ブロック内で並べ替える手段(71)と、を設けたことを特
徴とする画像記憶装置。
【0051】これによれば、バス使用効率が高いブロッ
クパラレルデータに、画像情報を複合して記憶手段(40/
MEM)に蓄積し得て、しかもデータバス幅Wの有効利用性
が高い回転処理を実現することができる。ブロック単位
の画像の回転が容易であり、回転処理のための記憶手段
(40/MEM)に対する読出しアドレス制御は簡易である。
【0052】(25)上記(24)において、回転角A
dに応じて、上記N×Mブロックサイズを変更する手段
(80の88)を設けたことを特徴とする画像処理装置。これ
によれば、バス幅Wおよび画像回転角Adの組合せに対
応した、データバス幅Wの有効性が高い回転角Adの回
転処理を実現し得てしかもバス使用効率が高いブロック
パラレルデータに、画像情報を複合して記憶手段(40/ME
M)に蓄積することができる。回転角Adに対応するN×
Mブロックサイズを選択するので、ブロック単位の画像
の回転が容易である。
【0053】(26)上記(23),(24)又は(2
5)において、上記入力されるシリアル多値画像データ
を含む1画素当たりの画像情報のビット数wに応じて、
上記N×Mブロックサイズを変更する手段(80の88)を設
けたことを特徴とする画像処理装置。これによれば、1
画素当たりの画像情報のビット数wに合わせた、バス使
用効率が最も高いブロックパラレルデータに、画像情報
を複合して、記憶手段(40/MEM)に蓄積し、そして必要な
ときに、読出してシリアルに画像情報を送出できる。記
憶手段(40/MEM)に対するデータの転送が、画像情報のN
×Mを1ブロックにして1アドレスに宛てるものである
ので、データバス幅Wが有効に活用され、画像情報の書
込み/読出し速度が高い。
【0054】本発明の他の目的および特徴は、図面を参
照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
【0055】
【実施例】−第1実施例− 図1に、本発明の第1実施例のデータ変換器を装備した
複写機の機構の概要を示す。この複写機は、デジタルフ
ルカラー複写機である。カラー画像読み取り装置(以
下、スキャナという)200は、コンタクトガラス20
2上の原稿180の画像を照明ランプ205、ミラー群
204A、204B、204Cなど、およびレンズ20
6を介してカラーセンサ207に結像して、原稿のカラ
ー画像情報を、例えば、ブルー(以下、Bという)、グ
リーン(以下、Gという)およびレッド(以下、Rとい
う)の色分解光毎に読み取り、電気的な画像信号に変換
する。カラーセンサ207は、この例では、3ラインC
CDセンサで構成されており、B、G、Rの画像を色ご
とに読取る。スキャナ200で得たB、G、Rの色分解
画像信号強度レベルをもとにして、画像信号処理装置I
PP(図2)にて色変換処理を行い、ブラック(以下、
Bkという)、シアン(以下、Cという)、マゼンダ
(以下、Mという)およびイエロー(以下、Yという)
の記録色情報を含むカラー画像データを得る。
【0056】このカラー画像データを用い、次に述べる
カラー画像記録装置(以下、カラープリンタという)4
00によって、Bk、C、M、Yの画像を中間転写ベル
ト上に重ね形成し、そして転写紙に転写する。スキャナ
200は、カラープリンタ400の動作とタイミングを
とったスキャナースタート信号を受けて、照明ランプ2
05やミラー群204A、204B、204Cなどから
なる照明・ミラー光学系が左矢印方向へ原稿走査し、1
回走査毎に1色の画像データを得る。そして、その都
度、カラープリンタ400で順次、顕像化しつつ、これ
らを中間転写ベルト上に重ね合わせて、4色のフルカラ
ー画像を形成する。
【0057】カラープリンタ400の、露光手段として
の書き込み光学ユニット401は、スキャナ200から
のカラー画像データを光信号に変換して、原稿画像に対
応した光書き込みを行い、感光体ドラム414に静電潜
像を形成する。光書き込み光学ユニット401は、レー
ザー発光器441、これを発光駆動する発光駆動制御部
(図示省略)、ポリゴンミラー443、これを回転駆動
する回転用モータ444、fθレンズ442、反射ミラ
ー446などで構成されている。感光体ドラム414
は、矢印で示す如く反時計廻りの向きに回転するが、そ
の周りには、感光体クリーニングユニット421、除電
ランプ414M、帯電器419、感光体ドラム上の潜像
電位を検知する電位センサー414D、リボルバー現像
装置420の選択された現像器、現像濃度パターン検知
器414P、中間転写ベルト415などが配置されてい
る。
【0058】リボルバー現像装置420は、BK現像器
420K、C現像器420C、M現像器420M、Y現
像器420Yと、各現像器を矢印で示す如く反時計回り
の向きに回転させる、リボルバー回転駆動部(図示省
略)などからなる。これら各現像器は、静電潜像を顕像
化するために、現像剤の穂を感光体ドラム414の表面
に接触させて回転する現像スリーブ420KS、420
CS、420MS、420YSと、現像剤を組み上げ・
撹拌するために回転する現像パドルなどで構成されてい
る。待機状態では、リボルバー現像装置420はBK現
像器420で現像を行う位置にセットされており、コピ
ー動作が開始されると、スキャナ200で所定のタイミ
ングからBK画像データの読み取りがスタートし、この
画像データに基づき、レーザー光による光書き込み・潜
像形成が始まる。以下、Bk画像データによる静電潜像
をBk潜像という。C、M、Yの各画像データについて
も同じ。このBk潜像の先端部から現像可能とすべく、
Bk現像器420Kの現像位置に潜像先端部が到達する
前に、現像スリーブ420KSを回転開始して、Bk潜
像をBkトナーで現像する。そして、以後、Bk潜像領
域の現像動作を続けるが、潜像後端部がBk潜像位置を
通過した時点で、速やかに、Bk現像器420Kによる
現像位置から次の色の現像器による現像位置まで、リボ
ルバー現像装置420を駆動して回動させる。この回動
動作は、少なくとも、次の画像データによる潜像先端部
が到達する前に完了させる。
【0059】像の形成サイクルが開始されると、感光体
ドラム414は矢印で示すように反時計廻りの向きに回
動し、中間転写ベルト415は図示しない駆動モータに
より、時計廻りの向きに回動する。中間転写ベルト41
5の回動に伴って、BKトナー像形成、Cトナー像形
成、Mトナー像形成およびYトナー像形成が順次行わ
れ、最終的に、BK、C、M、Yの順に中間転写ベルト
415上に重ねてトナー像が形成される。BK像の形成
は、以下のようにして行われる。すなわち、帯電器41
9がコロナ放電によって、感光体ドラム414を負電荷
で約−700Vに一様に帯電する。つづいて、レーザー
ダイオード441は、Bk信号に基づいてラスタ露光を
行う。このようにラスタ像が露光されたとき、当初、一
様に荷電された感光体ドラム414の露光された部分に
ついては、露光光量に比例する電荷が消失し、静電潜像
が形成される。リボルバー現像装置420内のトナー
は、フェライトキャリアとの撹拌によって負極性に帯電
され、また、本現像装置のBK現像スリーブ420KS
は、感光体ドラム414の金属基体層に対して図示しな
い電源回路によって、負の直流電位と交流とが重畳され
た電位にバイアスされている。この結果、感光体ドラム
414の電荷が残っている部分には、トナーが付着せ
ず、電荷のない部分、つまり、露光された部分にはBk
トナーが吸着され、潜像と相似なBk可視像が形成され
る。中間転写ベルト415は、駆動ローラ415D、転
写対向ローラ415T、クリーニング対向ローラ415
Cおよび従動ローラ群に張架されており、図示しない駆
動モータにより回動駆動される。さて、感光体ドラム4
14上に形成したBkトナー像は、感光体と接触状態で
等速駆動している中間転写ベルト415の表面に、ベル
ト転写コロナ放電器(以下、ベルト転写部という。)4
16によって転写される。以下、感光体ドラム414か
ら中間転写ベルト415へのトナー像転写を、ベルト転
写と称する。感光体ドラム414上の若干の未転写残留
トナーは、感光体ドラム414の再使用に備えて、感光
体クリーニングユニット421で清掃される。ここで回
収されたトナーは、回収パイプを経由して図示しない排
トナータンクに蓄えられる。
【0060】なお、中間転写ベルト415には、感光体
ドラム414に順次形成する、Bk、C、M、Yのトナ
ー像を、同一面に順次、位置合わせして、4色重ねのベ
ルト転写画像を形成し、その後、転写紙にコロナ放電転
写器にて一括転写を行う。ところで、感光体ドラム41
4側では、BK画像の形成工程のつぎに、C画像の形成
工程に進むが、所定のタイミングから、スキャナ200
によるC画像データの読み取りが始まり、その画像デー
タによるレーザー光書き込みで、C潜像の形成を行う。
C現像器420Cは、その現像位置に対して、先のBk
潜像後端部が通過した後で、かつ、C潜像先端が到達す
る前に、リボルバー現像装置の回転動作を行い、C潜像
をCトナーで現像する。以降、C潜像領域の現像をつづ
けるが、潜像後端部が通過した時点で、先のBk現像器
の場合と同様にリボルバー現像装置420を駆動して、
C現像器420Cを送り出し、つぎのM現像器420M
を現像位置に位置させる。この動作もやはり、つぎのM
潜像先端部が現像部に到達する前に行う。なお、Mおよ
びYの各像の形成工程については、それぞれの画像デー
タの読み取り、潜像形成、現像の動作が、上述のBk像
や、C像の工程に準ずるので、説明は省略する。
【0061】ベルトクリーニング装置415Uは、入口
シール、ゴムブレード、排出コイルおよび、これら入口
シールやゴムブレードの接離機構により構成される。1
色目のBk画像をベルト転写した後の、2、3、4色目
の画像をベルト転写している間は、ブレード接離機構に
よって、中間転写ベルト面から入口シール、ゴムブレー
ドなどは離間させておく。
【0062】紙転写コロナ放電器(以下、紙転写器とい
う。)417は、中間転写ベルト415上の重ねトナー
像を転写紙に転写するべく、コロナ放電方式にて、AC
+DCまたは、DC成分を転写紙および中間転写ベルト
に印加するものである。
【0063】給紙バンク内の転写紙カセット482に
は、各種サイズの転写紙が収納されており、指定された
サイズの用紙を収納しているカセットから、給紙コロ4
83によってレジストローラ対418R方向に給紙・搬
送される。なお、符号412B2は、OHP用紙や厚紙
などを手差しするための給紙トレイを示している。像形
成が開始される時期に、転写紙は前記いずれかの給紙ト
レイから給送され、レジストローラ対418Rのニップ
部にて待機している。そして、紙転写器417に中間転
写ベルト415上のトナー像の先端がさしかかるとき
に、丁度、転写紙先端がこの像の先端に一致する如くに
レジストローラ対418Rが駆動され、紙と像との合わ
せが行われる。このようにして、転写紙が中間転写ベル
ト上の色重ね像と重ねられて、正電位につながれた紙転
写器417の上を通過する。このとき、コロナ放電電流
で転写紙が正電荷で荷電され、トナー画像の殆どが転写
紙上に転写される。つづいて、紙転写器417の左側に
配置した図示しない除電ブラシによる分離除電器を通過
するときに、転写紙は除電され、中間転写ベルト415
から剥離されて紙搬送ベルト422に移る。中間転写ベ
ルト面から4色重ねトナー像を一括転写された転写紙
は、紙搬送ベルト422で定着器423に搬送され、所
定温度にコントロールされた定着ローラ423Aと加圧
ローラ423Bのニップ部でトナー像を溶融定着され、
排出ロール対424で本体外に送り出され、図示省略の
コピートレイに表向きにスタックされる。
【0064】なお、ベルト転写後の感光体ドラム414
は、ブラシローラ、ゴムブレードなどからなる感光体ク
リーニングユニット421で表面をクリーニングされ、
また、除電ランプ414Mで均一除電される。また、転
写紙にトナー像を転写した後の中間転写ベルト415
は、再び、クリーニングユニット415Uのブレード接
離機構でブレードを押圧して表面をクリーニングする。
リピートコピーの場合には、スキャナの動作および感光
体への画像形成は、1枚目の4色目画像工程にひきつづ
き、所定のタイミングで2枚目の1色目画像工程に進
む。中間転写ベルト415の方は、1枚目の4色重ね画
像の転写紙への一括転写工程にひきつづき、表面をベル
トクリーニング装置でクリーニングされた領域に、2枚
目のBkトナー像がベルト転写されるようにする。その
後は、1枚目と同様動作になる。
【0065】図1に示すカラー複写機は、パ−ソナルコ
ンピュ−タ等のホスト(PC)から、LAN又はパラレ
ルI/Fを通じてプリントデ−タが与えられるとそれを
カラープリンタ400でプリントアウト(画像出力)で
き、しかもスキャナ200で読取った画像データを遠隔
のフアクシミリに送信し、受信する画像データもプリン
トアウトできる複合機能つきのカラー複写機である。こ
の複写機は、構内交換器PBXを介して公衆電話網に接
続され、公衆電話網を介して、ファクシミリ交信やサ−
ビスセンタの管理サ−バと交信することができる。
【0066】図2に、図1に示す複写機の電気系システ
ムを示す。原稿を光学的に読み取る原稿スキャナ200
は、読み取りユニット4にて、原稿に対するランプ照射
の反射光をミラー及びレンズにより受光素子207に集
光する。受光素子(本実施例ではCCD)は、センサー
・ボード・ユニットSBU(以下単にSBUと称す)に
あり、CCDに於いて電気信号に変換された画像信号
は、SBU上でディジタル信号すなわち読取った画像デ
−タに変換された後、SBUから、圧縮/伸張及びデー
タインターフェース制御部CDIC(以下単にCDIC
と称す)に出力される。
【0067】すなわちSBUから出力される画像デ−タ
は、CDICに入力される。機能デバイス及びデータバ
ス間における画像データの伝送は、CDICが全て制御
する。すなわちCDICは、画像データに関し、SB
U,パラレルバスPb,シリアルバスSb,画像信号処
理装置IPP(以下単にIPPと称す),複合機能コン
トローラMFC間のデータ転送、ならびに、図2に示す
デジタル複写機全体制御を司るシステムコントローラ6
と、プロセスコントローラ1間の、画像データ転送およ
びその他の制御に関する通信を行う。システムコントロ
ーラ6とプロセスコントローラ1は、パラレルバスP
b,CDIC及びシリアルバスSbを介して相互に通信
を行う。CDICは、その内部に於いてパラレルバスP
bとシリアルバスSbとのデータインターフェースのた
めのデータフォーマット変換を行う。
【0068】SBUからの読取り画像デ−タは、CDI
Cを経由してIPPに転送され、IPPが、光学系及び
ディジタル信号への量子化に伴う信号劣化(スキャナ系
の信号劣化:スキャナ特性による読取り画像デ−タの
歪)を補正し、再度CDICへ出力する。CDICは、
該画像デ−タを複合機能コントロ−ラMFCに転送して
メモリMEMに書込む。又は、IPPの、プリンタ出力
のための処理系に戻す。
【0069】すなわち、CDICには、読取り画像デ−
タをメモリMEMに蓄積して再利用するジョブと、メモ
リMEMに蓄積しないでビデオ・データ制御VDC(以
下、単にVDCと称す)に出力してレ−ザプリンタ40
0で作像出力するジョブとがある。メモリMEMに蓄積
する例としては、1枚の原稿を複数枚複写する場合、読
み取りユニット4を1回だけ動作させ、読取り画像デ−
タをメモリMEMに蓄積し、蓄積データを複数回読み出
す使い方がある。メモリMEMを使わない例としては、
1枚の原稿を1枚だけ複写する場合、読取り画像デ−タ
をそのままプリンタ出力用に処理すれば良いので、メモ
リMEMへの書込みを行う必要はない。
【0070】操作ボードOPBには、文字を明瞭に表し
写真を滑らかに表す像域(文字領域/写真領域)対応の
画像処理を画像データに施す文字・写真モード,全面に
渡って写真を滑らかに表す画像処理を画像データに施す
写真モード、および、全面に渡って文字を明瞭に表す画
像処理を画像データに施す文字モード、を選択指定する
ための、「文字・写真」指定キーおよび「写真」指定キ
ーがある。これらの画像処理モードのデフォルト(標準
に設定したもの)は文字モードであり、画像処理モード
の初期設定のステージで、システムコントローラ6が、
処理モード指定レジスタに、文字モードを書きこむ。
「文字・写真」指定キーおよび「写真」指定キーの操作
ありを表示する各表示灯は、消灯する。
【0071】処理モード指定レジスタに文字モードを格
納しているときに、「文字・写真」指定キーまたは「写
真」指定キーの操作があると、システムコントローラ6
は、処理モード指定レジスタに文字・写真モード又は写
真モードを更新書き込みして、一方の表示灯を点灯す
る。消灯している側の指定キーを操作すると、モード指
定と点灯する表示灯が切換る。点灯している表示灯に対
応する指定キーを操作すると、表示灯が消えて、処理モ
ードレジスタのデータは、文字モードに更新(初期化)
される。
【0072】文字・写真モードが指定されているときに
は、画像各部が文字領域か写真領域かの検出すなわち像
域分離が必要である。この像域分離は、本実施例では画
像メモリアクセス制御IMAC(以下単にIMACと称
す)が画素単位で行い、文字か写真かを表す1ビットの
像域分離信号を、画像の特性をあらわす特徴信号として
発生し、画像データと並行してIMACから出力する。
【0073】まず、メモリMEMを使わない場合、IP
PからCDICへ転送された画像データは、再度CDI
CからIPPへ戻される。IPPに於いてCCDによる
輝度データを面積階調に変換するための画質処理(図3
の15)を行う。画質処理後の画像データはIPPから
VDCに転送する。面積階調に変化された信号に対し、
ドット配置に関する後処理及びドットを再現するための
パルス制御をVDCで行い、レ−ザプリンタ400の作
像ユニット5に於いて転写紙上に再生画像を形成する。
【0074】メモリMEMに蓄積し、それからの読み出
し時に付加的な処理、例えば画像方向の回転,画像の合
成等を行う場合は、IPPからCDICへ転送されたデ
ータは、文字モードまたは写真モードの場合は、CDI
CからパラレルバスPbを経由してIMACに送られ
る。文字・写真モードの場合には、CDICのシリアル
データI/F28,29およびシリアルバスSbを介し
て、IMACに送られる。
【0075】IMACでは、システムコントローラ6の
制御に基づき画像データとメモリモジュ−ルMEM(以
下単にMEMと称す)のアクセス制御,外部パソコンP
C(以下単にPCと称す)のプリント用データの展開
(文字コ−ド/キャラクタビット変換),メモリー有効
活用のための画像データの圧縮/伸張を行う。IMAC
へ送られたデータは、データ圧縮後MEMへ蓄積し、蓄
積データを必要に応じて読み出す。読み出しデータは伸
張し、本来の画像データに戻し、文字モード又は写真モ
ードの場合は、IMACからパラレルバスPb経由でC
DICへ戻される。
【0076】文字・写真モードが指定されているときに
は、IMACで像域分離を実施して、文字か写真かを表
す1ビットの特徴信号を、1画素宛てに発生して、画像
データに特徴信号を付加しそしてデータ圧縮後MEMへ
蓄積する。MEMより読み出すときにはデータを伸張し
そしてIMCからシリアルバスSbを介してCDICへ
戻す。CDICは、IPPにシリアル転送する。
【0077】CDICからIPPへの転送後は、IPP
での画像処理モード対応の画質処理15(図3)及びV
DCでのパルス制御を行い、作像ユニット5に於いて転
写紙上に顕像(トナ−像)を形成する。
【0078】画像データの流れに於いて、パラレルバス
Pb,シリアルバスSb及びCDICでのバス制御によ
り、デジタル複写機の複合機能を実現する。複合機能の
1つであるFAX送信機能は、スキャナ200の読取り
画像データをIPPにて画像処理を実施し、CDIC及
びパラレルバスPbを経由してFAX制御ユニットFC
U(以下単にFCUと称す)へ転送する。FCUにて公
衆回線通信網PN(以下単にPNと称す)へのデータ変
換を行い、PNへFAXデータとして送信する。FAX
受信は、PNからの回線データをFCUにて画像データ
へ変換し、パラレルバスPb及びCDICを経由してI
PPへ転送される。この場合特別な画質処理は行わず、
VDCにおいてドット再配置及びパルス制御を行い、作
像ユニット5に於いて転写紙上に顕像を形成する。
【0079】複数ジョブ、例えばコピー機能,FAX送
受信機能およびプリンタ出力機能、が並行に動作する状
況に於いて、読み取りユニット4、作像ユニット5及び
パラレルバスPb使用権のジョブへの割り振りを、シス
テムコントロ−ラ6びプロセスコントロラ1にて制御す
る。
【0080】プロセスコントローラ1は、画像データの
流れを制御し、システムコントローラ6はシステム全体
を制御し、各リソースの起動を管理する。このデジタル
複合機能複写機の機能選択は、操作ボ−ドOPBにて選
択入力し、コピー機能,FAX機能等の処理内容を設定
する。
【0081】図3に、IPPの画像処理機能の概要を示
す。読取り画像デ−タは、SBUからCDICを介して
IPPの入力I/F(インタ−フェイス)11からスキ
ャナ画像処理12へ伝達される。読取りによる画像情報
の劣化の補正を主目的にして、スキャナ画像処理12
は、シェーディング補正,スキャナγ補正およびMTF
補正等を行う。補正処理ではないが、拡大/縮小の変倍
処理も行う。読取り画像データの補正処理終了後、出力
I/F13を介してCDICへ画像データを転送する。
【0082】プリントアウトのときすなわち転写紙への
出力は、CDICからの画像データを入力I/F14よ
り受け、画質処理15に於いて画像の種類(文字/写
真)に応じたプリント出力用の画像データの補正および
記録信号への変換を行う。画質処理後のデータは出力I
/F16を介してVDCへ出力される。
【0083】文字モードの場合は、画質処理15におい
て誤差拡散処理および文字内,外それぞれの濃度を均一
化する濃度変換を行う。写真モードのときにはディザ処
理を行う。文字・写真モードの場合は、特徴信号(像域
分離信号)が文字を表す高レベル「1」であると文字モ
ードの場合の処理を、特徴信号が写真を表す低レベル
「0」であると写真モードの場合の処理を行う。
【0084】一旦スキャナ画像処理12を施した画像デ
ータをメモリMEMに蓄積しておけば、画質処理15で
施す処理を変える事によって種々の再生画像を確認する
ことができる。例えば再生画像の濃度を振ってみたり、
ディザマトリクスの線数を変更してみたりする事で、再
生画像の雰囲気を変更できる。この時処理を変更する度
に画像をスキャナ200で読み込み直す必要はなく、M
EMから格納画像を読み出せば同一データに対し、何度
でも異なる処理を実施できる。画像の90度単位の回転
(90度,180度又は270度)ならびに上下反転お
よび左右反転は、IMACが、MEMからの画像データ
の読み出し時に行う。
【0085】図4に、CDICの機能構成の概要を示
す。画像データ入出力制御21は、SBUからの読取り
画像データを入力し、IPPに対してデータを出力す
る。画像データ入力制御22には、IPPで、スキャナ
画像処理12でスキャナ画像補正された画像データが入
力される。入力データは、文字モード又は写真モードの
場合、パラレルバスPbでの転送効率を高めるためにデ
ータ圧縮部23に於いて、データ圧縮を行う。圧縮した
画像デ−タは、パラレルデータI/F25を介してパラ
レルバスPbへ送出される。パラレルデータバスPbか
らパラレルデータI/F25を介して入力される画像デ
ータは、バス転送のために圧縮されており、データ伸張
部26で伸張される。伸張された画像データは、画像デ
ータ出力制御27によってIPPへ転送される。CDI
Cは、パラレルデータとシリアルデータの変換機能を併
せ持つ。
【0086】システムコントローラ6は、パラレルバス
PbおよびシリアルバスSbにデータを転送し、プロセ
スコントローラ1は、シリアルバスSbにデータを転送
する。2つのコントローラ6,1の通信のために、デ−
タ変換部24およびシリアルデ−タI/F29で、パラ
レル/シリアルデータ変換を行う。シリアルデータI/
F28は、IPP用であり、IPPともシリアルデ−タ
転送する。
【0087】図5に、VDCの機能構成の概要を示す。
VDCは、IPPから入力される画像データに対し作像
ユニット5の特性に応じて、追加の処理を行う。エッジ
平滑処理によるドットの再配置処理,ドット形成のため
の画像信号のパルス制御を行い、画像データは作像ユニ
ット5を対象として出力される。画像データの変換とは
別に、パラレルデータとシリアルデータのフォーマット
変換機能33〜35を併せ持ち、VDC単体でもシステ
ムコントローラ6とプロセスコントローラ1の通信に対
応できる。
【0088】図6に、IMACの機能構成の概略を示
す。IMACは、パラレルデータI/F41に於いて、
パラレルバスPbに対する画像データの入,出力を管理
し、MEMへの画像データの格納/読み出しと、主に外
部のPCから入力されるコードデータの画像データへの
展開を制御する。PCから入力されたコードデータは、
ラインバッファ42に格納する。すなわち、ローカル領
域でのデータの格納を行い、ラインバッファ42に格納
したコードデータは、システムコントローラI/F44
を介して入力されたシステムコントローラ6からの展開
処理命令に基づき、ビデオ制御43に於いて画像データ
に展開する。展開された画像データもしくはパラレルデ
ータI/F41を介してパラレルバスPbから入力され
た画像データは、MEMに格納される。この場合、デー
タ変換部45に於いて格納対象となる画像データを選択
し、データ圧縮部46においてメモリ使用効率を上げる
ためにデータ圧縮を行い、メモリアクセス制御部47に
てMEMのアドレスを管理しながらMEMに画像データ
を格納する。MEMに格納された画像データの読み出し
は、メモリアクセス制御部47にて読み出し先アドレス
を制御し、読み出された画像データをデータ伸張部48
にて伸張する。伸張された画像データをパラレルバスP
bへ転送する場合、パラレルデータI/F41を介して
データ転送を行う。
【0089】IMACへ送られたデータは、データ圧縮
後MEMへ蓄積し、蓄積データを必要に応じて読み出
す。読み出しデータは伸張し、本来の画像データに戻
し、文字モード又は写真モードの場合は、IMACから
パラレルバスPb経由でCDICへ戻される。
【0090】文字・写真モードが指定されているときに
は、IMACで像域分離を実施して、文字か写真かを表
す1ビットの像域分離信号(特徴信号)を発生して、画
像データに特徴信号を付加しそしてデータ圧縮後MEM
へ蓄積する。MEMより読み出すときにはデータを伸張
しそしてIMACからシリアルバスSbを介してCDI
Cへ戻す。CDICは、IPP(の画質処理15)にシ
リアル転送する。
【0091】すなわち、文字・写真モードの場合には、
スキャナ読取りによる画像データは、IPPで画像処理
12を施してから、CDICのシリアルデータI/F2
8,29およびシリアルバスSbを介して、IMACの
像域分離49に送られる。
【0092】像域分離49は、注目画素を中心とする主
走査方向xおよび副走査方向yともに複数画素の画素マ
トリクスにおける画像データの分布に、該画素マトリク
ス対応のエッジ抽出用係数のマトリクスを適用して、画
像データとエッジ抽出用係数との積和演算によって注目
画素が文字エッジかを判定する。更に、網点判定用係数
のマトリクスを適用して、画像データと網点判定用係数
との積和演算によって注目画素が網点かを判定する。そ
して、文字エッジかつ非網点であると、注目画素宛ての
像域分離信号(特徴信号)を、文字領域であることを示
す「1」とし、非文字エッジ又は網点であると、特徴信
号を、「0」とする。像域分離49は、注目画素の画像
データと特徴信号を、データ変換部45にシリアル出力
する。
【0093】図7に、MEMに画像を蓄積する処理なら
びにMEMから画像を読出す処理のフローを示す。(a)
は画像スキャナ200が発生する画像データをMEMに
書き込むまでの画像データの処理あるいは転送過程Ip
1〜Ip13を示し、(b)はMEMから画像データを読
み出して、プリンタ400に出力するまでの画像データ
の処理あるいは転送過程Op1〜Op13を示す。CD
ICの制御により、このようなバス及びユニット間のデ
ータフローが制御される。読み取り画像データに関して
はIPPでのスキャナ画像処理Ip1〜Ip13(図3
の12)を、プリンタ400へ出力のための画像データ
に関してはIPPでの画質処理Op1〜Op12(図3
の15)を独立に実施する。
【0094】文字・写真モードが指定されているときに
は、画像スキャナ200が発生する画像データをMEM
に書き込むまでの、IMACの「データ変換」Ip11
において、像域分離49が、前述の特徴信号を生成し、
画像データと特徴信号を、データ変換部45にシリアル
出力する。そして、90度単位の画像回転が指定されて
いるときには、MEMから圧縮データを読み出して伸張
してCDICに送出するIMACの「データ変換」Op
3において、IMACのデータ変換部45が画像回転を
行う。なお、文字・写真モードが指定されている場合に
は、MEMから読み出して伸張し、指定に応じた回転処
理を施した画像データは、シリアルバスSbを介してC
DICに送出し、CDICのシリアルデータI/F2
9,28を介してシリアルにIPP(の画質処理15)
に送出する。
【0095】図8に、IMACのデータ変換部45の構
成を示す。データ変換部45のシリアル/パラレル変換
部60は、像域分離49から、シリアルに入力される画
像データと該画像データに付随する特徴信号を、タイミ
ング制御部80からの制御信号に応答して、ブロックパ
ラレルデータに変換する。すなわち、メモリMEM,メ
モリアクセス制御部47,データ圧縮部46およびデー
タ伸張部48で構成される、圧縮/伸張機能がある記憶
装置40の、入出力データラインのデータバス幅Wに応
じた、N×Mブロック単位(N×M画素マトリクスの画
像データ群)単位のパラレルデータに変換する。上記シ
リアル/パラレル変換部60が、N×Mブロックの画像
データ群のシリアル配列を、N×Mブロックパラレルデ
ータとして出力する。
【0096】記憶装置40は、N×Mブロックパラレル
データを、タイミング制御部80からのライト制御信号
に応じて、データ圧縮部46にて符号化圧縮してから、
メモリMEMに書込む。そして記憶装置40は、タイミ
ング制御部80からのリード制御信号に応じて、メモリ
MEMから圧縮データを読み出し、データ伸張部48で
元のN×Mブロックパラレルデータに復号し、すなわち
伸張し、パラレル/シリアル変換部70に出力する。
【0097】パラレル/シリアル変換部70は、記憶装
置40から出力されるN×Mブロックパラレルデータ
を、タイミング制御部80からの制御信号に応じて、メ
モリへの書込み時にデータ変換部45に入力された、画
像データと特徴信号に分離する。
【0098】タイミング制御部80には、シリアルバス
Sbから入力される画像データと特徴信号に同期した、
副走査方向画像同期信号,主走査方向画像同期信号や、
システムコントローラ6からの、入力画像データ1画素
当たりのビット数と特徴信号のビット数(特徴信号がな
い場合は0)との和w,記憶装置40の入出力データバ
ス幅Wおよび回転角度指示値Adが入力され、これらに
応じて、シリアル/パラレル変換部60,およびパラレ
ル/シリアル変換部70に所定のタイミングで制御信号
を出力する。
【0099】次にデータ変換部45内各部についての詳
細な説明を行う。本実施例では、入力される1画素当た
りの画像データのビット数を4または8ビット、特徴信
号を1ビット、記憶装置40のデータ入出力バスの最大
データバス幅Wを144ビット、N×Mブロックサイ
ズ、I×Iブロックサイズの最大ライン数(MとI)を
4と、設計上定めている。
【0100】図9に、シリアル/パラレル変換部60の
構成を示す。入力される1画素当たりの画像データの最
大ビット数が8ビット、特徴信号が1ビット、N×Mブ
ロックサイズの最大副走査方向ライン数が4(=M)で
あるので、シリアル/パラレル変換部60は、9ビット
×1ラインのFIFOメモリ(以下、単にFIFO)6
1〜63とシリアル/パラレル変換器64を有する。
【0101】FIFO 61〜63はそれぞれ、タイミ
ング制御部80からの副走査方向ブロック分割サイズM
に従ったライト信号,リード信号によって制御され、副
走査方向yのブロック分割が行われ、最大4ライン分の
画像データと特徴信号(最大36ビット=9ビット×4)
が、シリアル/パラレル変換器64に入力される。シリ
アル/パラレル変換器64は、タイミング制御部80か
らの1画素当たりの画像データビット数+特徴信号ビッ
ト数(特徴信号がない場合は0)の値(データビット
数)wを示すビット幅信号と、N×Mブロック分割サイ
ズN,Mを示すブロックサイズ信号により、最大4ライ
ン分のシリアルデータを、最大36ビット×Nのパラレ
ルデータに変換する。記憶装置40の入出力データバス
の最大データバス幅Wは、144ビットであるので、主
走査方向xの最大ブロック分割サイズNは、4となる。
【0102】図10に、パラレル/シリアル変換部70
の構成を示す。パラレル/シリアル変換部70は、回転
処理時にはタイミング制御部80の制御信号により、N
×MブロックパラレルデータをI×Iブロックパラレル
データに変換し、I×Iブロック内の回転制御(並べ替
え)を行う並べ替え部71と、最大W(=144)ビッ
トのパラレルデータをシリアルデータに変換するパラレ
ル/シリアル変換器72と、1画素当たりの画像データ
の最大ビット数が8ビット、特徴信号が1ビット、N×
Mブロックサイズの副走査方向サイズMの最大値が4
(=I)、すなわちブロックの最大サイズがI×I(=
4×4)であるので、9ビット×1ラインのFIFO
73〜76と、FIFO 73〜76に整えられた1ラ
イン毎のシリアル配列のデータを、ライン毎に出力する
為に、どのFIFOを出力に指定するかを切り換えるマ
ルチプレクサ77とを有する。
【0103】並べ替え部71は、タイミング制御部80
からの、指定回転角度Adを表す角度信号,1画素当た
りのデータビット数wを示すビット幅信号,N×Mブロ
ックサイズN,Mを示すブロック信号に基づいて、N×
Mブロックパラレルデータ群内での各データ(画像情
報:画像データ+特徴信号)の並べ替えと、I×Iブロ
ックパラレルデータへの、パラレルデータ構成の変更を
行う。
【0104】パラレル/シリアル変換器72は、タイミ
ング制御部80からの1画素当たりのデータビット数w
を示すビット幅信号、N×MブロックサイズN,Mを示
すブロック信号により、所定のパラレル/シリアル変換
を行う。
【0105】FIFO 73〜76は、タイミング制御
部80から、使用するFIFOに対し、ライト信号、リ
ード信号が出力され制御される。マルチプレクサ77
は、タイミング制御部80からの1ライン毎の切換え信
号により、各画素宛てのデータ(画像情報:画像データ
+特徴信号)を出力するFIFO 73〜76を切り換
える。
【0106】図11を用いてタイミング制御部80を説
明する。タイミング制御部80は、シリアル/パラレル
変換用FIFO制御信号生成部81と、シリアル/パラ
レル変換制御信号生成部82と、記憶部制御信号生成部
83と、並べ替え制御信号生成部84と、パラレル/シ
リアル変換制御信号生成部85と、パラレル/シリアル
変換用FIFO制御信号生成部86と、切換え制御信号
生成部87と、ブロック分割サイズを決定するブロック
サイズ信号生成部88とを有する。
【0107】ブロックサイズ信号生成部88は、図12
に示すようなルックアップテーブルを持ち、記憶装置4
0の入出力データバス幅W,1画素当たりのデータビッ
ト数w、および、画像回転角Adに応じてN×Mブロッ
クサイズとI×Iブロックサイズを決定し、これに対応
する、図12上に示す出力コードを、シリアル/パラレ
ル変換用FIFO制御信号生成部81,シリアル/パラ
レル変換制御信号生成部82,記憶部制御信号生成部8
3,並べ替え制御信号生成部84,パラレル/シリアル
変換制御信号生成部85,パラレル/シリアル変換用F
IFO制御信号生成部86に出力する。
【0108】シリアル/パラレル変換用FIFO制御信
号生成部81は、ブロックサイズ信号生成部88からの
コードと副走査方向画像同期信号,主走査方向画像同期
信号により、シリアル/パラレル変換部60内の使用す
るFIFO 61〜63に、所定のタイミングでライト
制御信号,リード制御信号を出力する。
【0109】シリアル/パラレル変換制御信号生成部8
2は、ブロックサイズ信号生成部88からのコードと副
走査方向画像同期信号,主走査方向画像同期信号によ
り、所定のタイミングで、シリアル/パラレル変換部6
0のシリアル/パラレル変換器64にシリアル/パラレ
ル変換制御信号を出力する。
【0110】記憶部制御信号生成部83は、ブロックサ
イズ信号生成部88からのコードと副走査方向画像同期
信号,主走査方向画像同期信号,画像回転角度を示す回
転角信号により、所定のタイミングで、メモリMEMに
ライト制御信号,リード制御信号を出力する。並べ替え
制御信号生成部84は、ブロックサイズ信号生成部88
からのコードと副走査方向画像同期信号,主走査方向画
像同期信号,回転角制御信号により、所定のタイミング
で、パラレル/シリアル変換部70の並べ替え部71に
並べ替え制御信号を出力する。パラレル/シリアル変換
制御信号生成部85は、ブロックサイズ信号生成部88
からのコードと副走査方向画像同期信号,主走査方向画
像同期信号により、所定のタイミングで、パラレル/シ
リアル変換部70のパラレル/シリアル変換器72にパ
ラレル/シリアル変換制御信号を出力する。
【0111】パラレル/シリアル変換用FIFO制御信
号生成部86は、ブロックサイズ信号生成部88からの
コードと副走査方向画像同期信号,主走査方向画像同期
信号により、使用するFIFO 73〜76に所定のタ
イミングでライト制御信号,リード制御信号を出力す
る。切換え制御信号生成部87は、副走査方向画像同期
信号、主走査方向画像同期信号により、所定のタイミン
グで、パラレル/シリアル変換部70のマルチプレクサ
77に切換え制御信号を出力する。
【0112】1.モードNo.1の、メモリに対する画
像データの入,出力 次に、1画素当たりのデータ(画像情報)のビット数w
=9(画像データが8ビット、特徴信号が1ビット)、
画像回転角Adが0度、記憶装置40の入出力データバ
ス幅が72ビットの時、すなわち、図12の出力コード
が000、の場合を説明する。この場合は、N=2,M
=4の、2×4ブロックサイズのパラレルデータに変換
されて、データ圧縮46してからメモリMEMに書き込
まれる。
【0113】図13の(a)に、像域分離49から出力
される8ビット/画素の入力画像データの、画像面上の
対応位置付けすなわち2次元分布を示し、図13の
(b)には、像域分離49から出力される1ビット/画
素の特徴信号の、画像面上の対応位置付けすなわち2次
元分布を示す。
【0114】モードNo.1(000)の、メモリに対
する画像データの書込みのときには、1ライン目の画像
データIMG11〜1mおよび特徴信号SEP11〜1
mは、所定のタイミングで、シリアル/パラレル変換部
60のFIFO 61に書き込まれる。同様に2ライン
目のデータは、FIFO 62に、3ライン目のデータ
は、FIFO 63に書き込まれ、4ライン目のデータ
と同時に、FIFO61〜63のデータがシリアル/パ
ラレル変換器64に入力される。これを4ライン毎に順
次行う。
【0115】シリアル/パラレル変換器64は、タイミ
ング制御部80のシリアル/パラレル変換制御信号生成
部82からのシリアル/パラレル変換制御信号に従い、
2×4ブロックサイズパラレルデータ(72ビットデー
タ)を生成する(図14)。この過程での、シリアル/
パラレル変換器64の、入力データと出力データの関係
を、図9上に示した。変換器64が生成するパラレルデ
ータは、タイミング制御部80からのライト制御信号に
従い、記憶装置40のメモリMEMに、圧縮して書き込
む。
【0116】次にメモリMEMに書き込まれたデータを
タイミング制御部80からのリード制御信号に従って読
み出す過程のデータを、図15に示し、説明する。メモ
リMEMから読み出されて圧縮前の形に伸張した72ビ
ットのデータは、パラレル/シリアル変換部70の並べ
替え部71に入力され、4×4ブロックパラレルデータ
に変換される。画像回転角Adは0度なので、並べ替え
は行われない。これを図16に示す。144ビットパラ
レルデータは、タイミング制御部80からの制御信号に
従い、パラレル/シリアル変換器72により、36ビッ
トのシリアルデータに変換される。この36ビットデー
タを画像データ8ビット、特徴信号1ビットとして、マ
ルチプレクサ77、FIFO 73〜76に出力し、タ
イミング制御部80からのパラレル/シリアル変換用F
IFOライト信号、リード信号、切換え制御信号によ
り、1ライン毎のシリアル画像データ8ビットと特徴信
号1ビットとして出力される。
【0117】モードNo.1の場合でも、画像回転角A
dが180度であつたときには、画像データの読み出し
アドレスの副走査方向yの更新を、書き込み時とは逆に
する。並べ替え71によって、図10上に示すように、
読み出しの最後の4ラインを例に示すと、画像データ
(IMG11,IMG12)〜(IMG41,IMG4
2)および特徴信号(SEP11,SEP12)〜(S
EP41,SEP42)を、副走査方向yの分布を反転
して、(IMG41,IMG42)〜(IMG11,I
MG12)および(SEP41,SEP42)〜(SE
P11,SEP12)と並べ替えて、パラレル/シリア
ル変換器72により、36ビットのシリアルデータに変
換する。このときのパラレル/シリアル変換器72の、
入力と出力を、図10上に示した。
【0118】この36ビットデータを画像データ8ビッ
ト、特徴信号1ビットとして、マルチプレクサ77、F
IFO 73〜76に出力し、タイミング制御部80か
らのパラレル/シリアル変換用FIFOライト信号、リ
ード信号、切換え制御信号により、1ライン毎のシリア
ル画像データ8ビットと特徴信号1ビットとして出力す
る。
【0119】2.モードNo.2の、メモリに対する画
像データの入,出力 次に、1画素当たりの入力画像データのビット数が8ビ
ットかつ特徴信号が1ビット、すなわちw=9、画像回
転角Adが90度、記憶装置40のデータ入出力バスの
データバス幅Wが72ビットの、図12のモードNo.
2(001)の場合を説明する。この場合は、図12に
示すように、4×2ブロックサイズのパラレルデータに
変換されて、記憶装置40のメモリMEMに、データ圧
縮して書き込まれる。
【0120】8ビット/画素の入力画像データと1ビッ
トの特徴信号の表記は、図13に示すものと同様とす
る。1ライン目のデータは、所定のタイミングで、シリ
アル/パラレル変換部60のFIFO 61に書き込ま
れる。2ライン目のデータと同時に、FIFO 61の
データがシリアル/パラレル変換器64に入力される。
これを2ライン毎に順次行う。
【0121】シリアル/パラレル変換器64は、タイミ
ング制御部80のシリアル/パラレル変換制御信号生成
部82からのシリアル/パラレル変換制御信号に従い、
4×2ブロックサイズパラレルデータ(72ビットデー
タ)を生成する(図17)。これをタイミング制御部8
0からのライト制御信号に従い、圧縮してメモリMEM
に書き込む。
【0122】次に、メモリMEMに書き込まれたデータ
をタイミング制御部80からのリード制御信号に従っ
て、図18に示すように、書き込み時の主走査方向xの
アドレスを読み出し時の副走査方向yのアドレスに、書
き込み時の副走査方向yのアドレスをその更新方向を反
転して読み出し時の主走査方向のアドレスに、入れ替え
て、この読み出しアドレスに従ってデータを読み出して
伸張する。
【0123】メモリMEMから読み出され、復号伸張さ
れた72ビットのパラレルデータは、パラレル/シリア
ル変換部70の並べ替え部71に入力され4×4ブロッ
クサイズパラレルデータに変換され、144ビットデー
タを画像回転角90度となるように並べ替えを行う。こ
れを図19に示す。並び替えられた144ビットデータ
は、タイミング制御部80からの制御信号に従い、パラ
レル/シリアル変換器72により、36ビットを、画像
データ8ビット、特徴信号1ビットの、9ビットデータ
に分割して、各FIFO 73〜76に書き込む。すな
わち、各FIFOに各ラインを宛てて各FIFOに各ラ
イン宛ての9ビットデータをシリアルに書き込む。FI
FOに1ライン分のデータを書き込むと、タイミング制
御部80からの切換え制御信号により、各FIFO 7
3〜76から順番に、1ライン毎に9ビットデータをシ
リアル出力する。
【0124】3.モードNo.3の、メモリに対する画
像データの入,出力 次に、1画素当たりの入力画像データのビット数が8ビ
ット、特徴信号が1ビット、画像回転角Adが90度、
記憶装置40の入出力データバス幅が144ビットの、
図12のモードNo.3(010)の場合を説明する。
この場合は、9ビットデータが、4×4ブロックサイズ
のパラレルデータに変換され、そして圧縮されて、メモ
リMEMに書き込まれる。8ビット/画素の入力画像デ
ータと1ビットの特徴信号は図13に示すものと同様と
する。
【0125】1ライン目のデータは、所定のタイミング
で、シリアル/パラレル変換部60のFIFO 61に
書き込まれる。同様に2ライン目のデータは、FIFO
62に、3ライン目のデータは、FIFO 63に書
き込まれ、4ライン目のデータと同時に、FIFO61
〜63のデータがシリアル/パラレル変換器64に入力
される。これを4ライン毎に順次行う。シリアル/パラ
レル変換器64は、タイミング制御部80のシリアル/
パラレル変換制御信号生成部82からのシリアル/パラ
レル変換制御信号に従い、図16と同形式の4×4ブロ
ックサイズパラレルデータ(144ビットデータ)を生
成する。これをタイミング制御部80からのライト制御
信号に従い、圧縮してメモリMEMに書き込む。
【0126】メモリMEMに書き込まれたデータをタイ
ミング制御部80からのリード制御信号に従って、図2
0に示すように、書き込み時の主走査方向xのアドレス
を読み出し時の副走査方向yのアドレスに、書き込み時
の副走査方向yのアドレスをその更新方向を反転して読
み出し時の主走査方向のアドレスに、入れ替えて、この
読み出しアドレスに従ってデータを読み出して伸張す
る。メモリMEMから読み出された144ビットのデー
タは、パラレル/シリアル変換部70の並べ替え部71
で4×4ブロックサイズパラレルデータのまま、画像回
転角90度となるように並べ替えられる(図19と同形
式)。並び替えられた144ビットデータは、タイミン
グ制御部80からの制御信号に従い、パラレル/シリア
ル変換器72により、36ビットのシリアルデータに変
換し、36ビットを、画像データ8ビット、特徴信号1
ビットの、9ビットデータに分割して、各FIFO 7
3〜76に書き込む。すなわち、各FIFOに各ライン
を宛てて各FIFOに各ライン宛ての9ビットデータを
シリアルに書き込む。FIFOに1ライン分のデータを
書き込むと、タイミング制御部80からの切換え制御信
号により、各FIFO73〜76から順番に、1ライン
毎に9ビットデータをシリアル出力する。
【0127】4.モードNo.4の、メモリに対する画
像データの入,出力 次に、1画素当たりの入力画像データのビット数が4ビ
ット、特徴信号が1ビット、画像回転角Adが90度、
記憶装置40の入出力データバス幅が80ビットの、図
12のモードNo.4(011)の場合を説明すると、
この場合には、4×4ブロックサイズのパラレルデータ
に変換して、圧縮した後にメモリMEMに書き込まれ
る。4ビット/画素の入力画像データと1ビットの特徴
信号は図13と同様である。
【0128】1ライン目のデータは、所定のタイミング
で、シリアル/パラレル変換部60のFIFO 61に
書き込まれる。同様に2ライン目のデータは、FIFO
62に、3ライン目のデータは、FIFO 63に書
き込まれ、4ライン目のデータと同時に、FIFO61
〜63のデータがシリアル/パラレル変換器64に入力
される。これを4ライン毎に順次行う。
【0129】シリアル/パラレル変換器64は、タイミ
ング制御部80のシリアル/パラレル変換制御信号生成
部82からのシリアル/パラレル変換制御信号に従い、
4×4ブロックサイズパラレルデータ(80ビットデー
タ)を生成する(図21)。これをタイミング制御部8
0からのライト制御信号に従い、圧縮してメモリMEM
に書き込む。
【0130】次に、メモリMEMに書き込まれたデータ
をタイミング制御部80からのリード制御信号に従っ
て、図22に示すように、書き込み時の主走査方向xの
アドレスを読み出し時の副走査方向yのアドレスに、書
き込み時の副走査方向yのアドレスをその更新方向を反
転して読み出し時の主走査方向のアドレスに、入れ替え
て、この読み出しアドレスに従ってデータを読み出して
伸張する。メモリMEMから読み出し、そして伸張した
80ビットのデータは、パラレル/シリアル変換部70
の並べ替え部71で4×4ブロックサイズパラレルデー
タのまま、画像回転角90度となるように並べ替える。
これを図23に示す。並び替えられた80ビットデータ
は、タイミング制御部80からの制御信号に従い、パラ
レル/シリアル変換器72により、20ビットのシリア
ルデータに変換し、この20ビットデータを、画像デー
タ4ビット、特徴信号1ビット、計5ビットのデータに
分割してそれぞれを、各FIFO 73〜76に書き込
む。すなわち、各FIFOに各ラインを宛てて各FIF
Oに各ライン宛ての5ビットデータをシリアルに書き込
む。FIFOに1ライン分のデータを書き込むと、タイ
ミング制御部80からの切換え制御信号により、各FI
FO 73〜76から順番に、1ライン毎に5ビットデ
ータをシリアル出力する。
【0131】5.モードNo.5の、メモリに対する画
像データの入,出力 1画素当たりの入力画像データのビット数が8ビット、
特徴信号が1ビット、画像回転角Adが0度、記憶装置
40の入出力データバス幅が80ビットの、図12に示
すモードNo.5(100)の場合は、上記モードN
o.1のごとく、4×2ブロックサイズの72ビットパ
ラレルデータに変換されて、圧縮されてメモリMEMに
書き込まれる。ただし、記憶装置40の入出力データバ
スの8ビット分は使用されない。
【0132】6.モードNo.6の、メモリに対する画
像データの入,出力 1画素当たりの入力画像データのビット数が8ビット、
特徴信号が1ビット、画像回転角Adが90度、記憶装
置40の入出力データバス幅が80ビットの、図12に
示すモードNo.6(101)の場合は、上記モードN
o.2のごとく、4×2ブロックサイズの72ビットパ
ラレルデータに変換されて、圧縮されてメモリMEMに
書き込まれる。ただし、記憶装置40の入出力データバ
スの8ビット分は使用されない。
【0133】以上のように、1画素当たりの画像データ
および特徴信号のビット数w,記憶装置40の入出力デ
ータバス幅W,、画像回転角度Adに応じて、シリアル
に入力される多値画像データと該画像データに付随する
特徴信号をN×Mブロックサイズパラレルデータに変換
して、記憶装置40に書き込むことにより、メモリME
Mを効率良く使用することが出来る。また、画像データ
とこれに付随する特徴信号の関係を崩すこと無く、画像
回転処理を行うことが出来る。
【0134】−第2実施例− 第2実施例の、第1実施例とは異なる主要部を図24に
示す。第1実施例では、メモリMEMとデータ変換部4
5との間に、メモリアクセス制御47,データ圧縮部4
6およびデータ伸張部48があり、データ圧縮/伸張の
入出力データバス幅Wに対応して、シリアルデータをN
×Mブロックサイズパラレルデータに変換する。メモリ
MEMに対しては、圧縮データが読み書きされるので、
メモリMEMのデータバス幅は、圧縮方式によっては、
データ圧縮/伸張の入出力データバス幅Wよりも小さい
場合もあり得る。圧縮率分、記憶装置40のデータ蓄積
容量が多い。
【0135】これに対して第2実施例では、データ圧縮
/伸張を行わないので、上記第1実施例のデータ書込み
/読出し処理の、「記憶装置40の入出力データバス幅
W」を、「メモリMEMのデータバス幅W」と読み変え
た、データ書込み/読出し処理が行われる。第2実施例
のその他の構成,機能および動作は、第1実施例と同じ
である。
【0136】第2実施例では、データ圧縮/伸張をしな
いので、第1実施例よりも記憶容量はすくないが、1画
素当たりの画像データおよび特徴信号のビット数w,メ
モリMEMのデータバス幅W,、画像回転角度Adに応
じて、シリアルに入力される多値画像データと該画像デ
ータに付随する特徴信号をN×Mブロックサイズパラレ
ルデータに変換して、メモリMEMに書き込むことによ
り、メモリMEMを効率良く使用することが出来る。ま
た、画像データとこれに付随する特徴信号の関係を崩す
こと無く、画像回転処理を行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例のデジタルカラー複写機
の機構概要を示す縦断面図である。
【図2】 図1に示す複写機の電気制御システムの構成
の概要を示すブロック図である。
【図3】 図2に示す画像信号処理装置IPPの機能構
成を示すブロック図である。
【図4】 図2に示す圧縮/伸張及びデ−タインタ−フ
ェ−ス制御部CDICの機能構成を示すブロック図であ
る。
【図5】 図2に示すビデオ・デ−タ制御VDCの機能
構成を示すブロック図である。
【図6】 図2に示す画像メモリアクセス制御IMAC
の機能構成を示すブロック図である。
【図7】 (a)は、図2に示すスキャナ200で読み
取った画像データを画像メモリMEMに書込むまでの画
像データの流れと処理を示すフローチャート、(b)
は、画像メモリMEMから画像データを読み出してプリ
ンタ400に出力するまでの画像データの流れと処理を
示すフローチャートである。
【図8】 図6に示すデータ変換部45の機能構成を示
すブロック図である。
【図9】 図8に示すシリアル/パラレル変換部60の
構成を示すブロック図である。
【図10】 図8に示すパラレル/シリアル変換部70
の構成を示すブロック図である。
【図11】 図8に示すタイミング制御部80の機能構
成を示すブロック図である。
【図12】 図11に示すブロックサイズ信号生成部8
8が保持するルックアップテーブルのデータの内容を示
す図表である。
【図13】 (a)は、図6に示す像域分離49から出
力される画像データの、画像面上の分布を示す平面図、
(b)は、像域分離49から出力される特徴信号の、画
像面上の分布を示す平面図である。
【図14】 (a)および(b)は、図12に示すモー
ドNo.1の回転角度Ad=0度の場合の、記憶装置4
0に書き込む画像データおよび特徴信号のN×Mブロッ
ク分を示す平面図、(c)は、記憶装置40に与えるN
×Mブロックサイズパラレルデータのデータ配列を示す
平面図である。
【図15】 図14の(c)に示すデータを圧縮してメ
モリMEMに読み書きする時の、メモリMEM上のデー
タの分布と読み書きアドレスの変更方向とを模式的に示
す平面図である。
【図16】 (a)および(b)は、図15に示す態様
で読み出したデータを、並べ替え部71が4×4ブロッ
クに配列するデータ群を示す平面図、(c)は該データ
群の4×4ブロックパラレルデータ構成を示す平面図で
ある。
【図17】 (a)および(b)は、図12に示すモー
ドNo.2の回転角度Ad=90度の場合の、記憶装置
40に書き込む画像データおよび特徴信号のN×Mブロ
ック分を示す平面図、(c)は、記憶装置40に与える
N×Mブロックサイズパラレルデータのデータ配列を示
す平面図である。
【図18】 図17の(c)に示すデータを圧縮してメ
モリMEMに読み書きする時の、メモリMEM上のデー
タの分布と読み書きアドレスの変更方向とを模式的に示
す平面図である。
【図19】 (a)および(b)は、図18に示す態様
で読み出したデータを、並べ替え部71が4×4ブロッ
クに配列するデータ群を示す平面図、(c)は該データ
群の4×4ブロックパラレルデータ構成を示す平面図で
ある。
【図20】 図12に示すモードNo.3の回転角度A
d=90度の場合の、データを圧縮してメモリMEMに
読み書きする時の、メモリMEM上のデータの分布と読
み書きアドレスの変更方向とを模式的に示す平面図であ
る。
【図21】 図12に示すモードNo.4の回転角度A
d=90度の場合の、記憶装置40に書き込む画像デー
タおよび特徴信号のN×Mブロック分を示す平面図、
(c)は、記憶装置40に与えるN×Mブロックサイズ
パラレルデータのデータ配列を示す平面図である。
【図22】 図21の(c)に示すデータを圧縮してメ
モリMEMに読み書きする時の、メモリMEM上のデー
タの分布と読み書きアドレスの変更方向とを模式的に示
す平面図である。
【図23】 (a)および(b)は、図22に示す態様
で読み出したデータを、並べ替え部71が4×4ブロッ
クに配列するデータ群を示す平面図、(c)は該データ
群の4×4ブロックパラレルデータ構成を示す平面図で
ある。
【図24】 本発明の第2実施例の、第1実施例とは異
なる主要部を示すブロック図である。
【符号の説明】
200:原稿読取りスキャナ 400:フルカラープリ
ンタ IPP:画像信号処理装置 CDIC:圧縮/伸張及びデ−タインタ−フェ−ス制御
部 VDC:ビデオ・デ−タ制御 IMAC:画像メモリア
クセス制御 FCU:FAX送受信部 SBU:センサ−・ボ−
ド・ユニット PN:公衆回線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C087 AA03 AA09 AA15 AC08 BA03 BA05 BA07 BB10 BD24 BD40 2C187 AC07 AD03 5B057 AA11 BA02 BA23 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB08 CB12 CB16 CC02 CD03 CH07 CH11 CH14 CH18 DA08 DA17 5C076 AA24 BA03 BA04 BA07 5C077 LL17 PP22 PP27 PP65 PP68 PQ08 PQ21 PQ22 PQ23 RR21

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2次元方向ともに複数画素の画素マトリク
    スの、各画素に宛てられたビット数wの画像情報を1群
    として、ブロックパラレルデータにブロック化してバス
    幅W、W>w、のデータバスに送出する画像情報の複合
    処理方法において、 前記ビット数wおよびバス幅Wを含むブロックサイズ規
    定パラメータに対応するブロックサイズN×Mを規定す
    る情報を格納したルックアップテーブルを用いて、ビッ
    ト数wおよびバス幅Wに対応するN×M画素マトリクス
    の、各画素に宛てられたビット数wの画像情報を1群と
    して、ブロックパラレルデータにブロック化してバス幅
    Wのデータバスに送出する、ことを特徴とする画像情報
    の複合処理方法。
  2. 【請求項2】2次元方向ともに複数画素の画素マトリク
    スの、各画素に宛てられたビット数wの画像情報を1群
    として、ブロックパラレルデータにブロック化してバス
    幅W、W>w、のデータバスに送出する画像情報の複合
    処理方法において、 前記ビット数w,バス幅Wおよび指定された画像回転角
    Adに予め対応付けられた値N,Mの、N×M画素マト
    リクスの、各画素に宛てられたビット数wの画像情報を
    1群として、N×Mブロックパラレルデータにブロック
    化してバス幅Wのデータバスに送出する、ことを特徴と
    する画像情報の複合処理方法。
  3. 【請求項3】ビット数wの画像情報は、ビット数がw−
    1以下の1画素の画像データと、ビット数がwから該画
    像データのビット数を差し引いた値の、該画素宛ての特
    徴信号の組合せである、請求項1又は請求項2記載の、
    画像情報の複合処理方法。
  4. 【請求項4】特徴信号は、画像データが文字領域のもの
    か写真領域のものかを表す像域分離信号を含む、請求項
    3記載の画像情報の複合処理方法。
  5. 【請求項5】バス幅Wのデータバスから与えられる、2
    次元方向ともに複数画素のN×M画素マトリクスの、各
    画素に宛てられたビット数がw−1以下、W>w、の1
    画素の画像データとビット数がwから該画像データのビ
    ット数を差し引いた値の該画素宛ての特徴信号との組合
    せである画像情報を1群としたN×Mブロックパラレル
    データ、の中の画像情報を、指定された画像回転角Ad
    に対応して並べ替え、そしてMラインそれぞれの個別の
    画像情報にパラレル/シリアル変換する、画像情報の分
    解処理方法。
  6. 【請求項6】2次元方向ともに複数画素のN×M画素マ
    トリクスの、各画素に宛てられたビット数がw−1以
    下、W>w、の1画素の画像データとビット数がwから
    該画像データのビット数を差し引いた値の該画素宛ての
    特徴信号との組合せである画像情報を1群としたN×M
    ブロックパラレルデータを、指定された画像回転角Ad
    に対応する読出しアドレス変更に従ってメモリから読出
    し、読出したN×Mブロックパラレルデータの中の画像
    情報を、指定された画像回転角Adに対応して並べ替
    え、そしてMラインそれぞれの個別の画像情報にパラレ
    ル/シリアル変換する、画像情報の分解処理方法。
  7. 【請求項7】パラレル/シリアル変換した画像情報を、
    前記画像データと特徴信号に分離する、請求項5又は請
    求項6記載の、画像情報の分解処理方法。
  8. 【請求項8】特徴信号は、画像データが文字領域のもの
    か写真領域のものかを表す像域分離信号を含む、請求項
    5,請求項6又は請求項7記載の画像情報の分解処理方
    法。
  9. 【請求項9】画像情報のビット数w,バス幅W、W>
    w、および指定された画像回転角Adに予め対応付けら
    れた値N,Mの、N×M画素マトリクスの、各画素に宛
    てられたビット数wの画像情報を1群として、N×Mブ
    ロックパラレルデータにブロック化してバス幅Wのデー
    タバスに送出してメモリに書込み、 前記N×Mブロックパラレルデータを、指定された画像
    回転角Adに対応する読出しアドレス変更に従って前記
    メモリから読出し、読出したN×Mブロックパラレルデ
    ータの中の画像情報を、指定された画像回転角Adに対
    応して並べ替え、そしてMラインそれぞれの個別の画像
    情報にパラレル/シリアル変換する、画像情報の回転方
    法。
  10. 【請求項10】前記の、N×Mブロックパラレルデータ
    にブロック化の前に、ビット数がw−1以下の1画素の
    画像データと、ビット数がwから該画像データのビット
    数を差し引いた値の、該画素宛ての特徴信号とを組合せ
    てビット数wの画像情報を構成し、 前記の、パラレル/シリアル変換した画像情報を、前記
    画像データと特徴信号に分離する、請求項9記載の画像
    情報の回転方法。
  11. 【請求項11】特徴信号は、画像データが文字領域のも
    のか写真領域のものかを表す像域分離信号を含む、請求
    項10記載の画像情報の回転方法。
  12. 【請求項12】請求項1,請求項2,請求項3,請求項
    4,請求項5,請求項6,請求項7,請求項8,請求項
    9,請求項10又は請求項11に記載の方法をコンピュ
    ータに実行させるプログラムを格納した記録媒体。
  13. 【請求項13】画像情報のビット数wおよびブロックパ
    ラレルデータ伝送バス幅Wを含むブロックサイズ規定パ
    ラメータに対応するブロックサイズN×Mを規定する情
    報を格納したルックアップテーブルを有し、ビット数w
    およびバス幅Wに対応する、2次元方向ともに複数画素
    のN×M画素マトリクスのN,Mを規定する情報を発生
    する手段、および、該規定する情報に対応したデータ処
    理用の制御信号を発生する手段、を含む、制御手段;前
    記制御信号に応じて、シリアルに送られてくる画像情報
    を、N×Mブロックパラレルデータにブロック化して前
    記ブロックパラレルデータ伝送バスに送出する、シリア
    ル/パラレル変換手段;前記制御信号に応じて、前記ブ
    ロックパラレルデータ伝送バスに送出されたブロックパ
    ラレルデータを格納する記憶手段;および、 前記制御信号に応じて、前記記憶手段から読出したブロ
    ックパラレルデータの中の画像情報を、Mラインそれぞ
    れに分配するパラレル/シリアル変換手段;を備える画
    像情報格納装置。
  14. 【請求項14】前記ルックアップテーブルは、画像情報
    のビット数w,ブロックパラレルデータ伝送バス幅Wお
    よび画像回転角度Adを含むブロックサイズ規定パラメ
    ータに対応するブロックサイズN×Mを規定する情報を
    格納したものであって、前記制御手段は、ビット数w,
    バス幅Wおよび指定の画像回転角度Adに対応するN×
    M画素マトリクスのデータ処理用の制御信号を発生し;
    前記パラレル/シリアル変換手段は、前記記憶手段から
    画像回転角Adに対応する読出しアドレス変更に従って
    読み出されたN×Mブロックパラレルデータの中の画像
    情報を、画像回転角Adに対応して並べ替え、そしてM
    ラインそれぞれに分配する;請求項13記載の画像情報
    格納装置。
  15. 【請求項15】画像情報のビット数w,ブロックパラレ
    ルデータ伝送バス幅Wおよび指定の画像回転角Adを含
    むブロックサイズ規定パラメータに対応する、2次元方
    向ともに複数画素のN×M画素マトリクスのデータ処理
    用の制御信号を発生する制御手段;前記制御信号に応じ
    て、シリアルに送られてくる画像情報を、N×Mブロッ
    クパラレルデータにブロック化して前記ブロックパラレ
    ルデータ伝送バスに送出する、シリアル/パラレル変換
    手段;前記制御信号に応じて、前記ブロックパラレルデ
    ータ伝送バスに送出されたブロックパラレルデータを格
    納する記憶手段;および、 前記記憶手段から画像回転角Adに対応する読出しアド
    レス変更に従って読み出されたN×Mブロックパラレル
    データの中の画像情報を、画像回転角Adに対応して並
    べ替え、そしてMラインそれぞれに分配するパラレル/
    シリアル変換手段;を備える画像情報格納装置。
  16. 【請求項16】前記シリアル/パラレル変換手段にシリ
    アルに送られてくる画像情報は、ビット数がw−1以下
    の1画素の画像データと、ビット数がwから該画像デー
    タのビット数を差し引いた値の、該画素宛ての特徴信号
    との組合せであり;前記パラレル/シリアル変換手段
    は、Mラインそれぞれに分配した画像情報を、画像デー
    タと特徴信号に分離する;請求項14又は請求項15記
    載の画像情報格納装置。
  17. 【請求項17】装置は更に、画像データに基づいて該画
    像データが文字領域のものか写真領域のものか判別して
    その結果をあらわす像域分離信号を、前記特徴信号とし
    てシリアル/パラレル変換手段に与える像域分離手段;
    を含む、請求項16記載の画像情報格納装置。
  18. 【請求項18】前記記憶手段は、シリアル/パラレル変
    換手段が形成するN×Mブロックパラレルデータを圧縮
    データに処理する圧縮手段,圧縮データを格納するメモ
    リ、および、該メモリから読出す圧縮データを伸張して
    パラレル/シリアル変換手段に与える伸張手段、を含
    む、請求項13,請求項14,請求項15,請求項16
    又は請求項17に記載の画像情報格納装置。
  19. 【請求項19】請求項13,請求項14,請求項15,
    請求項16,請求項17又は請求項18に記載の画像情
    報格納装置;原稿画像を読取って画像データを生成する
    スキャナ;および、 該画像データを補正して前記画像情報格納装置に与える
    画像処理装置;を備える画像読取装置。
  20. 【請求項20】請求項13,請求項14,請求項15,
    請求項16,請求項17又は請求項18に記載の画像情
    報格納装置;および、 前記画像情報格納装置のパラレル/シリアル変換手段が
    送出する画像情報を用紙上にプリントアウトするプリン
    タ;を備える画像形成装置。
  21. 【請求項21】請求項13,請求項14,請求項15,
    請求項16,請求項17又は請求項18に記載の画像情
    報格納装置;原稿画像を読取って画像データを生成する
    スキャナ;該画像データを補正して前記画像情報格納装
    置に与える画像処理装置;および、 前記画像情報格納装置のパラレル/シリアル変換手段が
    送出する画像情報を用紙上にプリントアウトするプリン
    タ;を備える画像形成装置。
  22. 【請求項22】外部からのプリント指示コマンドを解析
    して外部からの画像情報を画像データに変換して前記画
    像情報格納装置に与えるシステムコントローラ;を更に
    備える請求項20又は請求項21記載の画像形成装置。
JP2000317699A 2000-10-18 2000-10-18 画像情報の回転方法,回転装置,記録媒体,画像読取装置および画像形成装置 Expired - Fee Related JP3867888B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000317699A JP3867888B2 (ja) 2000-10-18 2000-10-18 画像情報の回転方法,回転装置,記録媒体,画像読取装置および画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000317699A JP3867888B2 (ja) 2000-10-18 2000-10-18 画像情報の回転方法,回転装置,記録媒体,画像読取装置および画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002125118A true JP2002125118A (ja) 2002-04-26
JP3867888B2 JP3867888B2 (ja) 2007-01-17

Family

ID=18796444

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000317699A Expired - Fee Related JP3867888B2 (ja) 2000-10-18 2000-10-18 画像情報の回転方法,回転装置,記録媒体,画像読取装置および画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3867888B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007221538A (ja) * 2006-02-17 2007-08-30 Fujitsu Ltd シーンチェンジ判定装置、データ転送装置、シーンチェンジ判定方法、および、データ転送方法
JP2010088122A (ja) * 2004-05-14 2010-04-15 Panasonic Corp 動き補償装置、動き補償方法、および集積回路
US8250130B2 (en) 2008-05-30 2012-08-21 International Business Machines Corporation Reducing bandwidth requirements for matrix multiplication
CN102981592A (zh) * 2011-06-09 2013-03-20 索尼公司 信息处理装置与信息处理方法
US8533251B2 (en) 2008-05-23 2013-09-10 International Business Machines Corporation Optimized corner turns for local storage and bandwidth reduction

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010088122A (ja) * 2004-05-14 2010-04-15 Panasonic Corp 動き補償装置、動き補償方法、および集積回路
JP2007221538A (ja) * 2006-02-17 2007-08-30 Fujitsu Ltd シーンチェンジ判定装置、データ転送装置、シーンチェンジ判定方法、および、データ転送方法
US8533251B2 (en) 2008-05-23 2013-09-10 International Business Machines Corporation Optimized corner turns for local storage and bandwidth reduction
US8554820B2 (en) 2008-05-23 2013-10-08 International Business Machines Corporation Optimized corner turns for local storage and bandwidth reduction
US8250130B2 (en) 2008-05-30 2012-08-21 International Business Machines Corporation Reducing bandwidth requirements for matrix multiplication
CN102981592A (zh) * 2011-06-09 2013-03-20 索尼公司 信息处理装置与信息处理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3867888B2 (ja) 2007-01-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3907155B2 (ja) 画像データ補正装置,画像読取り装置および画像形成装置
JP4129812B2 (ja) 画像処理方法,装置および画像形成装置
JP6701735B2 (ja) 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法及びプログラム
JP3989472B2 (ja) 画像データ処理回路およびそれを備えてなる画像処理装置
JP4498174B2 (ja) 像域情報生成装置、像域情報生成方法およびプログラム
JP3867888B2 (ja) 画像情報の回転方法,回転装置,記録媒体,画像読取装置および画像形成装置
JP4141629B2 (ja) 画像読取り装置および画像形成装置
JP3906964B2 (ja) 画像処理装置および画像形成装置
JP2005059585A (ja) 画像処理装置及び画像処理方法及びコンピュータプログラム
JP2003203225A (ja) データ変換装置,画像処理装置およびデータ変換方法
JP3963260B2 (ja) 画像処理装置および画像形成装置
JP2003216365A (ja) 画像処理装置および画像形成装置
JP3888662B2 (ja) 画像読取り処理方法,画像読取り装置および画像形成装置
JP2004094731A (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP3958923B2 (ja) 画像データ処理装置,画像読取り装置および画像形成装置
JP3952445B2 (ja) カラー画像形成装置およびカラー複写装置
JP4841891B2 (ja) 画像形成装置
JP2005026835A (ja) 画像処理装置
JP3712189B2 (ja) 複合機能カラー複写装置
JP2009302648A (ja) 画像形成システム、画像形成システムの立ち上げ制御方法、及びコンピュータプログラム
JP2008103919A (ja) 画像形成装置及びその方法
JP2005027037A (ja) フォーマット変換方法及び画像処理装置
JP2003110853A (ja) γ変換処理装置,画像処理装置およびγ変換処理方法
JP2006171864A (ja) 画像処理システム
JP2003141519A (ja) 画像データ処理装置,カラー画像形成装置および画像データ処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041025

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060525

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060530

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060720

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060818

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060908

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061005

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061005

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101020

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111020

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121020

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131020

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees