JP3867888B2 - 画像情報の回転方法,回転装置,記録媒体,画像読取装置および画像形成装置 - Google Patents

画像情報の回転方法,回転装置,記録媒体,画像読取装置および画像形成装置 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、少ないビット数wの画像情報を、2次元方向ともに複数画素の画素マトリクスのものを1群として、パラレルデータにブロック化する複合処理に関し、また、ブロック化された画像データすなわちブロックパラレルデータを元のシリアル配列のビット数wの画像情報に分離する分解処理に関する。更には、このような複合処理および分解処理とメモリとを用いて画像の回転を行う画像情報の回転処理に関する。また、画像情報を前記複合処理によってブロックパラレルデータに複合してメモリに書込み、メモリから読出すときはブロックパラレルデータを前記分解処理によって画像情報に分解する画像情報格納装置,これを用いて画像データを蓄積する画像読取り装置、および、該画像情報格納装置に蓄積した画像データをプリンタでプリントアウトする画像形成装置、に関する。
【0002】
【従来技術】
近年の画像処理関連のデジタル機器においては、高画質化のために、解像度を高くすることや階調数を多くする等の傾向がある。これらは画像の持つ情報を細かく表現することになるので、再現画像の画質は向上する反面、画像の電子情報量は多くなり、画像データを蓄積するメモリも大きくなってきている。メモリ容量の増大に伴い、それにアクセスするデータバス幅W(パラレルビット数)が、画像情報のビット数wの数倍以上に拡大できるので、複数画素群(所定サイズの画素マトリクス:1ブロック)の画像情報群を一纏めにしてビット数Wあるいはそれに近いビット数のパラレルデータに複合して、すなわちブロック化して、1ブロックの画像情報群すなわちブロックパラレルデータをバス幅Wのデータバスを介してメモリに書込み、そしてメモリから読み出すことにより、メモリ読み書き速度を飛躍的に高くすることができる。更には、メモリ上の画像情報に対して編集を施すために、領域指定をするとき、これをブロック単位にする事により、領域指定が簡単になりしかも領域内画像情報の特定と読出しが簡単かつ高速になる。画像回転処理を、ブロック単位で行うことにより、回転処理が簡単かつ高速になる。
【0003】
特開平8−331363号公報には、正方形画素マトリクスであるN×N画素マトリクスを1ブロックとして画像データをブロックパラレルデータに複合してメモリに記憶し、画像回転をするときには、メモリから読出したブロックパラレルデータ内の画像データの位置を入れ替えてから、Nラインのシリアル配列に画像データを分離する画像処理装置が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、メモリの容量アップに伴い、それにアクセスするデータバス幅Wが多様化しており、これに対する複合処理の適合性が問題である。また、画像データのビット数も任意であり、しかも、画像データの特徴信号、例えば、文字部/写真部を示す像域分離信号,右寄せ/左寄せを示す位相信号など、を画像データ対応で画像データと同期してあるいは合わせて転送することが好ましく、特徴信号は、1〜3ビットの範囲内であることが多いが、ビット数にも多様性がある。
【0005】
上述の、N×N画素マトリクスを1ブロックとする画像データの複合は、正方形マトリクスに限られるので、Nにより、データバス幅Wおよび又は画像情報のビット数wの選択の自由度が制限される。あるいは、データバス幅Wおよび画像情報のビット数wで、ブロックサイズ(N値)の選択の自由度が制限される。その結果、データバス幅Wを有効に活用しにくい。
【0006】
また、上述の画像の回転処理では、特徴信号を画像データと合わせて回転処理は出来ず、メモリを利用した回転処理後の画像データに、特徴信号を用いた画像処理を施すことは困難であった。
【0007】
本発明は、データバス幅Wを有効に活用することを第1の目的とし、データバス幅Wの広,狭に対してバス幅有効活用の適合性を高くすることを第2の目的とする。より具体的には、メモリアクセスに使用するデータバスの幅の自由度を高めることを第3の目的とし、1画素当たりの画像情報のビット数wの多少にもかかわらず、データバス幅Wを有効に活用することを第4の目的とする。画像データと該画像データに対応する特徴信号の関係を保ったまま画像データと特徴信号を同時に回転処理することを第5の目的とし、回転処理のためのメモリに対する読出しアドレス制御を簡易化することを第6の目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
(1)与えられる画像情報のビット数wおよび指定された画像回転角Adに対応して、該画像情報を転送するバス幅W、W>w、ならびに該ビット数wおよび画像回転角Adに対応付けられている値N,Mを特定し、
N×M画素マトリクスの画像情報を1群として、N×M ブロックパラレルデータにブロック化して前記バス幅Wのデータバスに送出してメモリに書込み、
前記メモリから、前記指定された画像回転角Adに対応する読出しアドレス変更に従って読出し、読出し ブロックパラレルデータの中の画像情報を、指定された画像回転角Adに対応して、前記N,Mの大きい方の値をIとするI×I ブロックに並べ替え、そしてラインそれぞれの個別の画像情報にパラレル/シリアル変換する、画像情報の回転方法。
【0009】
なお、理解を容易にするためにカッコ内には、図面に示し後述する実施例の対応要素又は対応事項の記号を、参考までに付記した。以下も同様である。
【0010】
これによれば、ビット数w,バス幅Wおよび画像回転角Adの組合せに対応した、データバス幅Wの有効性が高い、指定の回転角Adの回転処理を実現し得てしかも、バス使用効率が高いブロックパラレルデータに、画像情報を変換することができる。
【0011】
指定された画像回転角Adに対応する読出しアドレス変更に従ってメモリからN×Mブロックパラレルデータの画面上位置の入れ替えを実現するので、ブロック単位の画像の回転が容易であり、回転処理のためのメモリに対する読出しアドレス制御は簡易である。
【0012】
【発明の実施の形態】
(2)画像情報のビット数wおよび画像回転角Adを含むブロックサイズ規定パラメータ(w,W,Ad)に対応するブロックサイズN×Mを規定する情報(図12の出力コード)を格納したルックアップテーブル(図12)を用いて、与えられる画像情報のビット数wおよび指定された画像回転角Adに対応した値N,Mを特定する、上記(1)に記載の画像情報の回転方法。
【0013】
(3)画像情報のビット数w,画像情報を転送するバス幅Wおよび画像回転角Adを含むブロックサイズ規定パラメータに対応するブロックサイズN×Mを規定する情報を格納したルックアップテーブルを用いて、与えられる画像情報のビット数w,バス幅Wおよび指定された画像回転角Adに対応した値N,Mを特定する、上記(1)に記載の画像情報の回転方法。
【0014】
これによれば、ビット数wおよびバス幅Wのあり得る組合せに対応付けて、データバス幅Wを最も有効に活用するブロックサイズN×Mの情報をルックアップテーブルに格納しておくことにより、与えられる画像情報のビット数wと使用するデータバスのバス幅Wに合わせた、バス使用効率が最も高いブロックパラレルデータに、画像情報を変換することができる。
【0015】
(4)ビット数wの画像情報は、ビット数がw−1以下の1画素の画像データと、ビット数がwから該画像データのビット数を差し引いた値の、該画素宛ての特徴信号の組合せである、請求項1乃至3のいずれか1つに記載の画像情報の回転方法。
【0016】
これによれば、画像データに付着して特徴信号が画像データと同時に同じく回転処理されるので、その後も特徴信号に対応した画像処理を画像データに施すことができる。
【0017】
(5)特徴信号は、画像データが文字領域のものか写真領域のものかを表す像域分離信号を含む、上記(4)に記載の画像情報の回転方法。これによれば、回転処理後も、特徴信号に基づいて、文字領域の画像データに文字を鮮明に表すエッジ強調処理を施し、写真領域の画像データに濃度変化を円滑にするフィルタ処理を施すとか、あるいは文字領域の画像データは2値化処理し写真領域の画像データはディザ処理(面積階調処理)してプリント出力用の画像信号を生成する等、画像品質を高くする処理を容易に実現できる。
【0018】
(6)上記(1),(2),(3),(4)又は(5)に記載の方法をコンピュータに実行させるプログラムを格納した記録媒体。これによれば、記録媒体を用いて多くのコンピュータに該プログラムをロードして、上記(1),(2),(3),(4)又は(5)に記載の方法を実現できる。
【0019】
(7)与えられる画像情報のビット数wおよび指定された画像回転角Adに対応して、該画像情報を転送するブロックパラレルデータ伝送バス幅W、W>w、ならびに該ビット数wおよび画像回転角Adに対応付けられている値N,Mを特定し、2次元方向ともに複数画素のN×M画素マトリクスのデータ処理用の制御信号を発生する制御手段(80);
前記制御信号に応じて、シリアルに送られてくる画像情報を、N×Mブロックパラレルデータにブロック化して前記ブロックパラレルデータ伝送バスに送出する、シリアル/パラレル変換手段(60);
前記制御信号に応じて、前記ブロックパラレルデータ伝送バスに送出されたブロックパラレルデータを格納する記憶手段(40/MEM);および、
前記記憶手段(40/MEM)から画像回転角Adに対応する読出しアドレス変更に従って読み出されたN×Mブロックパラレルデータの中の画像情報を、画像回転角Adに対応して、前記N,Mの大きい方の値をIとするI×I ブロックに並べ替え、そしてラインそれぞれの個別の画像情報にパラレル/シリアル変換するパラレル/シリアル変換手段(70);
を備える画像情報の回転装置(図6,図8/図24)。
【0020】
これによれば、ビット数w,バス幅Wおよび画像回転角Adの組合せに対応した、データバス幅Wの有効性が高い、指定の回転角Adの回転処理を実現し得てしかもバス使用効率が高いブロックパラレルデータに、画像情報を変換して記憶手段(40/MEM)に蓄積することができる。
【0021】
指定された画像回転角Adに対応する読出しアドレス変更に従って記憶手段(40/MEM)からN×Mブロックパラレルデータの画面上位置の入れ替えを実現するので、ブロック単位の画像の回転が容易であり、回転処理のための記憶手段(40/MEM)に対する読出しアドレス制御は簡易である。
【0022】
(8)前記制御手段(80)は、画像情報のビット数wおよび画像回転角Adを含むブロックサイズ規定パラメータ(w,W,Ad)に対応するブロックサイズN×Mを規定する情報(図12の出力コード)を格納したルックアップテーブル(図12)を有し、該テーブルを用いて、与えられる画像情報のビット数wおよび指定された画像回転角Adに対応した値N,Mを特定する、上記(7)に記載の画像情報の回転装置。
【0023】
(9)前記制御手段(80)は、画像情報のビット数w,画像情報を転送するバス幅Wおよび画像回転角Adを含むブロックサイズ規定パラメータ(w,W,Ad)に対応するブロックサイズN×Mを規定する情報(図12の出力コード)を格納したルックアップテーブル(図12)を有し、該テーブルを用いて、与えられる画像情報のビット数w,バス幅Wおよび指定された画像回転角Adに対応した値N,Mを特定する、上記(7)に記載の画像情報の回転装置。
【0024】
これによれば、ビット数w,バス幅Wおよび画像回転角Adの組合せに対応した、データバス幅Wを有効に利用する、指定の回転角Adの回転処理を実現し得てしかも、バス使用効率が高いブロックパラレルデータに、画像情報を変換して、記憶手段(40/MEM)に蓄積し、そして必要なときに、読出してシリアルに画像情報を送出できる。
【0025】
指定された画像回転角Adに対応する読出しアドレス変更に従って記憶手段(40/MEM)からN×Mブロックパラレルデータの画面上位置の入れ替えを実現するので、ブロック単位の画像の回転が容易であり、回転処理のための記憶手段(40/MEM)に対する読出しアドレス制御は簡易である。
【0026】
(10)前記シリアル/パラレル変換手段(60)にシリアルに送られてくる画像情報は、ビット数がw−1以下の1画素の画像データと、ビット数がwから該画像データのビット数を差し引いた値の、該画素宛ての特徴信号との組合せであり;前記パラレル/シリアル変換手段(70)は、Mラインそれぞれに分配した画像情報を、画像データと特徴信号に分離する;上記(7)乃至(9)のいずれか1つに記載の画像情報の回転装置。
【0027】
これによれば、N×Mブロックパラレルデータの中の画像情報の並べ替えによって該ブロックが表す画像が回転し、パラレル/シリアル変換によって、回転した画像(N×Mブロック)の画像情報がライン区分で得られる。画像の回転処理が簡単である。画像データに付着した特徴信号が画像データと同時に同じく並べ替えられるので、画像データと特徴信号との対の関係が崩れない。したがって該パラレル/シリアル変換後も、特徴信号に対応した画像処理を画像データに施すことができる。
【0028】
(11)装置は更に、画像データに基づいて該画像データが文字領域のものか写真領域のものか判別してその結果をあらわす像域分離信号を、前記特徴信号としてシリアル/パラレル変換手段(60)に与える像域分離手段(49);を含む、上記(10)に記載の画像情報の回転装置。
【0029】
これによれば、特徴信号に基づいて、文字領域の画像データに文字を鮮明に表すエッジ強調処理を施し、写真領域の画像データに濃度変化を円滑にするフィルタ処理を施すとか、あるいは文字領域の画像データは2値化処理し写真領域の画像データはディザ処理(面積階調処理)してプリント出力用の画像信号を生成する等、画像品質を高くする処理を容易に実現できる。
【0030】
(12)前記記憶手段(40)は、シリアル/パラレル変換手段(60)が形成するN×Mブロックパラレルデータを圧縮データに処理する圧縮手段(46),圧縮データを格納するメモリ(MEM)、および、該メモリ(MEM)から読出す圧縮データを伸張してパラレル/シリアル変換手段(70)に与える伸張手段(48)、を含む、上記(7)乃至(11)のいずれか1つに記載の画像情報の回転装置(図6,図8)。
【0031】
これによれば、N×Mブロックパラレルデータを圧縮してメモリ(MEM)に蓄積するので、蓄積可能な画像情報量が増え、画像情報のN×Mブロックパラレルデータへの変換とデータ圧縮とが相伴った、画像情報のメモリアクセス速度が高速で蓄積容量が多い回転装置が実現する。
【0032】
(13)上記(7)乃至(12)のいずれか1つに記載の画像情報の回転装置(図6,図8/図24);
原稿画像を読取って画像データを生成するスキャナ(200);および、
該画像データを補正して前記回転装置に与える画像処理装置(IPP, CDIC);
を備える画像読取装置。これによれば、スキャナ(200)が発生する画像データを、画像情報格納装置に高速に効率良く蓄積記憶でき、また、画像情報格納装置から高速に読出すことができる。
【0033】
(14)上記(7)乃至(12)のいずれか1つに記載の画像情報の回転装置(図6,図8/図24);および、
前記回転装置のパラレル/シリアル変換手段(70)が送出する画像情報を用紙上にプリントアウトするプリンタ(400);
を備える画像形成装置。これによれば、先ず回転装置に画像情報を格納してから、高速に読出してプリントアウトできる。
【0034】
(15)上記(7)乃至(12)のいずれか1つに記載の画像情報の回転装置 (図6,図8/図24);
原稿画像を読取って画像データを生成するスキャナ(200);
該画像データを補正して前記回転装置に与える画像処理装置(IPP, CDIC);および、
前記回転装置のパラレル/シリアル変換手段(70)が送出する画像情報を用紙上にプリントアウトするプリンタ(400);
を備える画像形成装置。
【0035】
(16)外部からのプリント指示コマンドを解析して外部からの画像情報を画像データに変換して前記画像情報格納装置に与えるシステムコントローラ(6);を更に備える、上記(14)又は(15)に記載の画像形成装置。これによれば、パソコンが与えるプリント指示コマンドに含まれる画像情報を前記画像情報格納装置に蓄積して、プリンタ(400)でプリントアウトできる。
【0036】
本発明の他の目的および特徴は、図面を参照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
【0037】
【実施例】
−第1実施例−
図1に、本発明の第1実施例のデータ変換器を装備した複写機の機構の概要を示す。この複写機は、デジタルフルカラー複写機である。カラー画像読み取り装置(以下、スキャナという)200は、コンタクトガラス202上の原稿180の画像を照明ランプ205、ミラー群204A、204B、204Cなど、およびレンズ206を介してカラーセンサ207に結像して、原稿のカラー画像情報を、例えば、ブルー(以下、Bという)、グリーン(以下、Gという)およびレッド(以下、Rという)の色分解光毎に読み取り、電気的な画像信号に変換する。カラーセンサ207は、この例では、3ラインCCDセンサで構成されており、B、G、Rの画像を色ごとに読取る。スキャナ200で得たB、G、Rの色分解画像信号強度レベルをもとにして、画像信号処理装置IPP(図2)にて色変換処理を行い、ブラック(以下、Bkという)、シアン(以下、Cという)、マゼンダ(以下、Mという)およびイエロー(以下、Yという)の記録色情報を含むカラー画像データを得る。
【0038】
このカラー画像データを用い、次に述べるカラー画像記録装置(以下、カラープリンタという)400によって、Bk、C、M、Yの画像を中間転写ベルト上に重ね形成し、そして転写紙に転写する。スキャナ200は、カラープリンタ400の動作とタイミングをとったスキャナースタート信号を受けて、照明ランプ205やミラー群204A、204B、204Cなどからなる照明・ミラー光学系が左矢印方向へ原稿走査し、1回走査毎に1色の画像データを得る。そして、その都度、カラープリンタ400で順次、顕像化しつつ、これらを中間転写ベルト上に重ね合わせて、4色のフルカラー画像を形成する。
【0039】
カラープリンタ400の、露光手段としての書き込み光学ユニット401は、スキャナ200からのカラー画像データを光信号に変換して、原稿画像に対応した光書き込みを行い、感光体ドラム414に静電潜像を形成する。光書き込み光学ユニット401は、レーザー発光器441、これを発光駆動する発光駆動制御部(図示省略)、ポリゴンミラー443、これを回転駆動する回転用モータ444、fθレンズ442、反射ミラー446などで構成されている。感光体ドラム414は、矢印で示す如く反時計廻りの向きに回転するが、その周りには、感光体クリーニングユニット421、除電ランプ414M、帯電器419、感光体ドラム上の潜像電位を検知する電位センサー414D、リボルバー現像装置420の選択された現像器、現像濃度パターン検知器414P、中間転写ベルト415などが配置されている。
【0040】
リボルバー現像装置420は、BK現像器420K、C現像器420C、M現像器420M、Y現像器420Yと、各現像器を矢印で示す如く反時計回りの向きに回転させる、リボルバー回転駆動部(図示省略)などからなる。これら各現像器は、静電潜像を顕像化するために、現像剤の穂を感光体ドラム414の表面に接触させて回転する現像スリーブ420KS、420CS、420MS、420YSと、現像剤を組み上げ・撹拌するために回転する現像パドルなどで構成されている。待機状態では、リボルバー現像装置420はBK現像器420で現像を行う位置にセットされており、コピー動作が開始されると、スキャナ200で所定のタイミングからBK画像データの読み取りがスタートし、この画像データに基づき、レーザー光による光書き込み・潜像形成が始まる。以下、Bk画像データによる静電潜像をBk潜像という。C、M、Yの各画像データについても同じ。このBk潜像の先端部から現像可能とすべく、Bk現像器420Kの現像位置に潜像先端部が到達する前に、現像スリーブ420KSを回転開始して、Bk潜像をBkトナーで現像する。そして、以後、Bk潜像領域の現像動作を続けるが、潜像後端部がBk潜像位置を通過した時点で、速やかに、Bk現像器420Kによる現像位置から次の色の現像器による現像位置まで、リボルバー現像装置420を駆動して回動させる。この回動動作は、少なくとも、次の画像データによる潜像先端部が到達する前に完了させる。
【0041】
像の形成サイクルが開始されると、感光体ドラム414は矢印で示すように反時計廻りの向きに回動し、中間転写ベルト415は図示しない駆動モータにより、時計廻りの向きに回動する。中間転写ベルト415の回動に伴って、BKトナー像形成、Cトナー像形成、Mトナー像形成およびYトナー像形成が順次行われ、最終的に、BK、C、M、Yの順に中間転写ベルト415上に重ねてトナー像が形成される。BK像の形成は、以下のようにして行われる。すなわち、帯電器419がコロナ放電によって、感光体ドラム414を負電荷で約−700Vに一様に帯電する。つづいて、レーザーダイオード441は、Bk信号に基づいてラスタ露光を行う。このようにラスタ像が露光されたとき、当初、一様に荷電された感光体ドラム414の露光された部分については、露光光量に比例する電荷が消失し、静電潜像が形成される。リボルバー現像装置420内のトナーは、フェライトキャリアとの撹拌によって負極性に帯電され、また、本現像装置のBK現像スリーブ420KSは、感光体ドラム414の金属基体層に対して図示しない電源回路によって、負の直流電位と交流とが重畳された電位にバイアスされている。この結果、感光体ドラム414の電荷が残っている部分には、トナーが付着せず、電荷のない部分、つまり、露光された部分にはBkトナーが吸着され、潜像と相似なBk可視像が形成される。中間転写ベルト415は、駆動ローラ415D、転写対向ローラ415T、クリーニング対向ローラ415Cおよび従動ローラ群に張架されており、図示しない駆動モータにより回動駆動される。さて、感光体ドラム414上に形成したBkトナー像は、感光体と接触状態で等速駆動している中間転写ベルト415の表面に、ベルト転写コロナ放電器(以下、ベルト転写部という。)416によって転写される。以下、感光体ドラム414から中間転写ベルト415へのトナー像転写を、ベルト転写と称する。感光体ドラム414上の若干の未転写残留トナーは、感光体ドラム414の再使用に備えて、感光体クリーニングユニット421で清掃される。ここで回収されたトナーは、回収パイプを経由して図示しない排トナータンクに蓄えられる。
【0042】
なお、中間転写ベルト415には、感光体ドラム414に順次形成する、Bk、C、M、Yのトナー像を、同一面に順次、位置合わせして、4色重ねのベルト転写画像を形成し、その後、転写紙にコロナ放電転写器にて一括転写を行う。ところで、感光体ドラム414側では、BK画像の形成工程のつぎに、C画像の形成工程に進むが、所定のタイミングから、スキャナ200によるC画像データの読み取りが始まり、その画像データによるレーザー光書き込みで、C潜像の形成を行う。C現像器420Cは、その現像位置に対して、先のBk潜像後端部が通過した後で、かつ、C潜像先端が到達する前に、リボルバー現像装置の回転動作を行い、C潜像をCトナーで現像する。以降、C潜像領域の現像をつづけるが、潜像後端部が通過した時点で、先のBk現像器の場合と同様にリボルバー現像装置420を駆動して、C現像器420Cを送り出し、つぎのM現像器420Mを現像位置に位置させる。この動作もやはり、つぎのM潜像先端部が現像部に到達する前に行う。なお、MおよびYの各像の形成工程については、それぞれの画像データの読み取り、潜像形成、現像の動作が、上述のBk像や、C像の工程に準ずるので、説明は省略する。
【0043】
ベルトクリーニング装置415Uは、入口シール、ゴムブレード、排出コイルおよび、これら入口シールやゴムブレードの接離機構により構成される。1色目のBk画像をベルト転写した後の、2、3、4色目の画像をベルト転写している間は、ブレード接離機構によって、中間転写ベルト面から入口シール、ゴムブレードなどは離間させておく。
【0044】
紙転写コロナ放電器(以下、紙転写器という。)417は、中間転写ベルト415上の重ねトナー像を転写紙に転写するべく、コロナ放電方式にて、AC+DCまたは、DC成分を転写紙および中間転写ベルトに印加するものである。
【0045】
給紙バンク内の転写紙カセット482には、各種サイズの転写紙が収納されており、指定されたサイズの用紙を収納しているカセットから、給紙コロ483によってレジストローラ対418R方向に給紙・搬送される。なお、符号412B2は、OHP用紙や厚紙などを手差しするための給紙トレイを示している。像形成が開始される時期に、転写紙は前記いずれかの給紙トレイから給送され、レジストローラ対418Rのニップ部にて待機している。そして、紙転写器417に中間転写ベルト415上のトナー像の先端がさしかかるときに、丁度、転写紙先端がこの像の先端に一致する如くにレジストローラ対418Rが駆動され、紙と像との合わせが行われる。このようにして、転写紙が中間転写ベルト上の色重ね像と重ねられて、正電位につながれた紙転写器417の上を通過する。このとき、コロナ放電電流で転写紙が正電荷で荷電され、トナー画像の殆どが転写紙上に転写される。つづいて、紙転写器417の左側に配置した図示しない除電ブラシによる分離除電器を通過するときに、転写紙は除電され、中間転写ベルト415から剥離されて紙搬送ベルト422に移る。中間転写ベルト面から4色重ねトナー像を一括転写された転写紙は、紙搬送ベルト422で定着器423に搬送され、所定温度にコントロールされた定着ローラ423Aと加圧ローラ423Bのニップ部でトナー像を溶融定着され、排出ロール対424で本体外に送り出され、図示省略のコピートレイに表向きにスタックされる。
【0046】
なお、ベルト転写後の感光体ドラム414は、ブラシローラ、ゴムブレードなどからなる感光体クリーニングユニット421で表面をクリーニングされ、また、除電ランプ414Mで均一除電される。また、転写紙にトナー像を転写した後の中間転写ベルト415は、再び、クリーニングユニット415Uのブレード接離機構でブレードを押圧して表面をクリーニングする。リピートコピーの場合には、スキャナの動作および感光体への画像形成は、1枚目の4色目画像工程にひきつづき、所定のタイミングで2枚目の1色目画像工程に進む。中間転写ベルト415の方は、1枚目の4色重ね画像の転写紙への一括転写工程にひきつづき、表面をベルトクリーニング装置でクリーニングされた領域に、2枚目のBkトナー像がベルト転写されるようにする。その後は、1枚目と同様動作になる。
【0047】
図1に示すカラー複写機は、パーソナルコンピュータ等のホスト(PC)から、LAN又はパラレルI/Fを通じてプリントデ−タが与えられるとそれをカラープリンタ400でプリントアウト(画像出力)でき、しかもスキャナ200で読取った画像データを遠隔のフアクシミリに送信し、受信する画像データもプリントアウトできる複合機能つきのカラー複写機である。この複写機は、構内交換器PBXを介して公衆電話網に接続され、公衆電話網を介して、ファクシミリ交信やサ−ビスセンタの管理サ−バと交信することができる。
【0048】
図2に、図1に示す複写機の電気系システムを示す。原稿を光学的に読み取る原稿スキャナ200は、読み取りユニット4にて、原稿に対するランプ照射の反射光をミラー及びレンズにより受光素子207に集光する。受光素子(本実施例ではCCD)は、センサー・ボード・ユニットSBU(以下単にSBUと称す)にあり、CCDに於いて電気信号に変換された画像信号は、SBU上でデジタル信号すなわち読取った画像デ−タに変換された後、SBUから、圧縮/伸張及びデータインターフェース制御部CDIC(以下単にCDICと称す)に出力される。
【0049】
すなわちSBUから出力される画像デ−タは、CDICに入力される。機能デバイス及びデータバス間における画像データの伝送は、CDICが全て制御する。すなわちCDICは、画像データに関し、SBU,パラレルバスPb,シリアルバスSb,画像信号処理装置IPP(以下単にIPPと称す),複合機能コントローラMFC間のデータ転送、ならびに、図2に示すデジタル複写機全体制御を司るシステムコントローラ6と、プロセスコントローラ1間の、画像データ転送およびその他の制御に関する通信を行う。システムコントローラ6とプロセスコントローラ1は、パラレルバスPb,CDIC及びシリアルバスSbを介して相互に通信を行う。CDICは、その内部に於いてパラレルバスPbとシリアルバスSbとのデータインターフェースのためのデータフォーマット変換を行う。
【0050】
SBUからの読取り画像デ−タは、CDICを経由してIPPに転送され、IPPが、光学系及びデジタル信号への量子化に伴う信号劣化(スキャナ系の信号劣化:スキャナ特性による読取り画像デ−タの歪)を補正し、再度CDICへ出力する。CDICは、該画像デ−タを複合機能コントロ−ラMFCに転送してメモリMEMに書込む。又は、IPPの、プリンタ出力のための処理系に戻す。
【0051】
すなわち、CDICには、読取り画像デ−タをメモリMEMに蓄積して再利用するジョブと、メモリMEMに蓄積しないでビデオ・データ制御VDC(以下、単にVDCと称す)に出力してレ−ザプリンタ400で作像出力するジョブとがある。メモリMEMに蓄積する例としては、1枚の原稿を複数枚複写する場合、読み取りユニット4を1回だけ動作させ、読取り画像デ−タをメモリMEMに蓄積し、蓄積データを複数回読み出す使い方がある。メモリMEMを使わない例としては、1枚の原稿を1枚だけ複写する場合、読取り画像デ−タをそのままプリンタ出力用に処理すれば良いので、メモリMEMへの書込みを行う必要はない。
【0052】
操作ボードOPBには、文字を明瞭に表し写真を滑らかに表す像域(文字領域/写真領域)対応の画像処理を画像データに施す文字・写真モード,全面に渡って写真を滑らかに表す画像処理を画像データに施す写真モード、および、全面に渡って文字を明瞭に表す画像処理を画像データに施す文字モード、を選択指定するための、「文字・写真」指定キーおよび「写真」指定キーがある。これらの画像処理モードのデフォルト(標準に設定したもの)は文字モードであり、画像処理モードの初期設定のステージで、システムコントローラ6が、処理モード指定レジスタに、文字モードを書きこむ。「文字・写真」指定キーおよび「写真」指定キーの操作ありを表示する各表示灯は、消灯する。
【0053】
処理モード指定レジスタに文字モードを格納しているときに、「文字・写真」指定キーまたは「写真」指定キーの操作があると、システムコントローラ6は、処理モード指定レジスタに文字・写真モード又は写真モードを更新書き込みして、一方の表示灯を点灯する。消灯している側の指定キーを操作すると、モード指定と点灯する表示灯が切換る。点灯している表示灯に対応する指定キーを操作すると、表示灯が消えて、処理モードレジスタのデータは、文字モードに更新(初期化)される。
【0054】
文字・写真モードが指定されているときには、画像各部が文字領域か写真領域かの検出すなわち像域分離が必要である。この像域分離は、本実施例では画像メモリアクセス制御IMAC(以下単にIMACと称す)が画素単位で行い、文字か写真かを表す1ビットの像域分離信号を、画像の特性をあらわす特徴信号として発生し、画像データと並行してIMACから出力する。
【0055】
まず、メモリMEMを使わない場合、IPPからCDICへ転送された画像データは、再度CDICからIPPへ戻される。IPPに於いてCCDによる輝度データを面積階調に変換するための画質処理(図3の15)を行う。画質処理後の画像データはIPPからVDCに転送する。面積階調に変化された信号に対し、ドット配置に関する後処理及びドットを再現するためのパルス制御をVDCで行い、レ−ザプリンタ400の作像ユニット5に於いて転写紙上に再生画像を形成する。
【0056】
メモリMEMに蓄積し、それからの読み出し時に付加的な処理、例えば画像方向の回転,画像の合成等を行う場合は、IPPからCDICへ転送されたデータは、文字モードまたは写真モードの場合は、CDICからパラレルバスPbを経由してIMACに送られる。文字・写真モードの場合には、CDICのシリアルデータI/F28,29およびシリアルバスSbを介して、IMACに送られる。
【0057】
IMACでは、システムコントローラ6の制御に基づき画像データとメモリモジュ−ルMEM(以下単にMEMと称す)のアクセス制御,外部パソコンPC(以下単にPCと称す)のプリント用データの展開(文字コ−ド/キャラクタビット変換),メモリー有効活用のための画像データの圧縮/伸張を行う。IMACへ送られたデータは、データ圧縮後MEMへ蓄積し、蓄積データを必要に応じて読み出す。読み出しデータは伸張し、本来の画像データに戻し、文字モード又は写真モードの場合は、IMACからパラレルバスPb経由でCDICへ戻される。
【0058】
文字・写真モードが指定されているときには、IMACで像域分離を実施して、文字か写真かを表す1ビットの特徴信号を、1画素宛てに発生して、画像データに特徴信号を付加しそしてデータ圧縮後MEMへ蓄積する。MEMより読み出すときにはデータを伸張しそしてIMCからシリアルバスSbを介してCDICへ戻す。CDICは、IPPにシリアル転送する。
【0059】
CDICからIPPへの転送後は、IPPでの画像処理モード対応の画質処理15(図3)及びVDCでのパルス制御を行い、作像ユニット5に於いて転写紙上に顕像(トナ−像)を形成する。
【0060】
画像データの流れに於いて、パラレルバスPb,シリアルバスSb及びCDICでのバス制御により、デジタル複写機の複合機能を実現する。複合機能の1つであるFAX送信機能は、スキャナ200の読取り画像データをIPPにて画像処理を実施し、CDIC及びパラレルバスPbを経由してFAX制御ユニットFCU(以下単にFCUと称す)へ転送する。FCUにて公衆回線通信網PN(以下単にPNと称す)へのデータ変換を行い、PNへFAXデータとして送信する。FAX受信は、PNからの回線データをFCUにて画像データへ変換し、パラレルバスPb及びCDICを経由してIPPへ転送される。この場合特別な画質処理は行わず、VDCにおいてドット再配置及びパルス制御を行い、作像ユニット5に於いて転写紙上に顕像を形成する。
【0061】
複数ジョブ、例えばコピー機能,FAX送受信機能およびプリンタ出力機能、が並行に動作する状況に於いて、読み取りユニット4、作像ユニット5及びパラレルバスPb使用権のジョブへの割り振りを、システムコントロ−ラ6及びプロセスコントローラ1にて制御する。
【0062】
プロセスコントローラ1は、画像データの流れを制御し、システムコントローラ6はシステム全体を制御し、各リソースの起動を管理する。このデジタル複合機能複写機の機能選択は、操作ボ−ドOPBにて選択入力し、コピー機能,FAX機能等の処理内容を設定する。
【0063】
図3に、IPPの画像処理機能の概要を示す。読取り画像デ−タは、SBUからCDICを介してIPPの入力I/F(インタ−フェイス)11からスキャナ画像処理12へ伝達される。読取りによる画像情報の劣化の補正を主目的にして、スキャナ画像処理12は、シェーディング補正,スキャナγ補正およびMTF補正等を行う。補正処理ではないが、拡大/縮小の変倍処理も行う。読取り画像データの補正処理終了後、出力I/F13を介してCDICへ画像データを転送する。
【0064】
プリントアウトのときすなわち転写紙への出力は、CDICからの画像データを入力I/F14より受け、画質処理15に於いて画像の種類(文字/写真)に応じたプリント出力用の画像データの補正および記録信号への変換を行う。画質処理後のデータは出力I/F16を介してVDCへ出力される。
【0065】
文字モードの場合は、画質処理15において誤差拡散処理および文字内,外それぞれの濃度を均一化する濃度変換を行う。写真モードのときにはディザ処理を行う。文字・写真モードの場合は、特徴信号(像域分離信号)が文字を表す高レベル「1」であると文字モードの場合の処理を、特徴信号が写真を表す低レベル「0」であると写真モードの場合の処理を行う。
【0066】
一旦スキャナ画像処理12を施した画像データをメモリMEMに蓄積しておけば、画質処理15で施す処理を変える事によって種々の再生画像を確認することができる。例えば再生画像の濃度を振ってみたり、ディザマトリクスの線数を変更してみたりする事で、再生画像の雰囲気を変更できる。この時処理を変更する度に画像をスキャナ200で読み込み直す必要はなく、MEMから格納画像を読み出せば同一データに対し、何度でも異なる処理を実施できる。画像の90度単位の回転(90度,180度又は270度)ならびに上下反転および左右反転は、IMACが、MEMからの画像データの読み出し時に行う。
【0067】
図4に、CDICの機能構成の概要を示す。画像データ入出力制御21は、SBUからの読取り画像データを入力し、IPPに対してデータを出力する。画像データ入力制御22には、IPPで、スキャナ画像処理12でスキャナ画像補正された画像データが入力される。入力データは、文字モード又は写真モードの場合、パラレルバスPbでの転送効率を高めるためにデータ圧縮部23に於いて、データ圧縮を行う。圧縮した画像デ−タは、パラレルデータI/F25を介してパラレルバスPbへ送出される。パラレルデータバスPbからパラレルデータI/F25を介して入力される画像データは、バス転送のために圧縮されており、データ伸張部26で伸張される。伸張された画像データは、画像データ出力制御27によってIPPへ転送される。CDICは、パラレルデータとシリアルデータの変換機能を併せ持つ。
【0068】
システムコントローラ6は、パラレルバスPbおよびシリアルバスSbにデータを転送し、プロセスコントローラ1は、シリアルバスSbにデータを転送する。2つのコントローラ6,1の通信のために、デ−タ変換部24およびシリアルデ−タI/F29で、パラレル/シリアルデータ変換を行う。シリアルデータI/F28は、IPP用であり、IPPともシリアルデ−タ転送する。
【0069】
図5に、VDCの機能構成の概要を示す。VDCは、IPPから入力される画像データに対し作像ユニット5の特性に応じて、追加の処理を行う。エッジ平滑処理によるドットの再配置処理,ドット形成のための画像信号のパルス制御を行い、画像データは作像ユニット5を対象として出力される。画像データの変換とは別に、パラレルデータとシリアルデータのフォーマット変換機能33〜35を併せ持ち、VDC単体でもシステムコントローラ6とプロセスコントローラ1の通信に対応できる。
【0070】
図6に、IMACの機能構成の概略を示す。IMACは、パラレルデータI/F41に於いて、パラレルバスPbに対する画像データの入,出力を管理し、MEMへの画像データの格納/読み出しと、主に外部のPCから入力されるコードデータの画像データへの展開を制御する。PCから入力されたコードデータは、ラインバッファ42に格納する。すなわち、ローカル領域でのデータの格納を行い、ラインバッファ42に格納したコードデータは、システムコントローラI/F44を介して入力されたシステムコントローラ6からの展開処理命令に基づき、ビデオ制御43に於いて画像データに展開する。展開された画像データもしくはパラレルデータI/F41を介してパラレルバスPbから入力された画像データは、MEMに格納される。この場合、データ変換部45に於いて格納対象となる画像データを選択し、データ圧縮部46においてメモリ使用効率を上げるためにデータ圧縮を行い、メモリアクセス制御部47にてMEMのアドレスを管理しながらMEMに画像データを格納する。MEMに格納された画像データの読み出しは、メモリアクセス制御部47にて読み出し先アドレスを制御し、読み出された画像データをデータ伸張部48にて伸張する。伸張された画像データをパラレルバスPbへ転送する場合、パラレルデータI/F41を介してデータ転送を行う。
【0071】
IMACへ送られたデータは、データ圧縮後MEMへ蓄積し、蓄積データを必要に応じて読み出す。読み出しデータは伸張し、本来の画像データに戻し、文字モード又は写真モードの場合は、IMACからパラレルバスPb経由でCDICへ戻される。
【0072】
文字・写真モードが指定されているときには、IMACで像域分離を実施して、文字か写真かを表す1ビットの像域分離信号(特徴信号)を発生して、画像データに特徴信号を付加しそしてデータ圧縮後MEMへ蓄積する。MEMより読み出すときにはデータを伸張しそしてIMACからシリアルバスSbを介してCDICへ戻す。CDICは、IPP(の画質処理15)にシリアル転送する。
【0073】
すなわち、文字・写真モードの場合には、スキャナ読取りによる画像データは、IPPで画像処理12を施してから、CDICのシリアルデータI/F28,29およびシリアルバスSbを介して、IMACの像域分離49に送られる。
【0074】
像域分離49は、注目画素を中心とする主走査方向xおよび副走査方向yともに複数画素の画素マトリクスにおける画像データの分布に、該画素マトリクス対応のエッジ抽出用係数のマトリクスを適用して、画像データとエッジ抽出用係数との積和演算によって注目画素が文字エッジかを判定する。更に、網点判定用係数のマトリクスを適用して、画像データと網点判定用係数との積和演算によって注目画素が網点かを判定する。そして、文字エッジかつ非網点であると、注目画素宛ての像域分離信号(特徴信号)を、文字領域であることを示す「1」とし、非文字エッジ又は網点であると、特徴信号を、「0」とする。像域分離49は、注目画素の画像データと特徴信号を、データ変換部45にシリアル出力する。
【0075】
図7に、MEMに画像を蓄積する処理ならびにMEMから画像を読出す処理のフローを示す。(a)は画像スキャナ200が発生する画像データをMEMに書き込むまでの画像データの処理あるいは転送過程Ip1〜Ip13を示し、(b)はMEMから画像データを読み出して、プリンタ400に出力するまでの画像データの処理あるいは転送過程Op1〜Op13を示す。CDICの制御により、このようなバス及びユニット間のデータフローが制御される。読み取り画像データに関してはIPPでのスキャナ画像処理Ip1〜Ip13(図3の12)を、プリンタ400へ出力のための画像データに関してはIPPでの画質処理Op1〜Op12(図3の15)を独立に実施する。
【0076】
文字・写真モードが指定されているときには、画像スキャナ200が発生する画像データをMEMに書き込むまでの、IMACの「データ変換」Ip11において、像域分離49が、前述の特徴信号を生成し、画像データと特徴信号を、データ変換部45にシリアル出力する。そして、90度単位の画像回転が指定されているときには、MEMから圧縮データを読み出して伸張してCDICに送出するIMACの「データ変換」Op3において、IMACのデータ変換部45が画像回転を行う。なお、文字・写真モードが指定されている場合には、MEMから読み出して伸張し、指定に応じた回転処理を施した画像データは、シリアルバスSbを介してCDICに送出し、CDICのシリアルデータI/F29,28を介してシリアルにIPP(の画質処理15)に送出する。
【0077】
図8に、IMACのデータ変換部45の構成を示す。データ変換部45のシリアル/パラレル変換部60は、像域分離49から、シリアルに入力される画像データと該画像データに付随する特徴信号を、タイミング制御部80からの制御信号に応答して、ブロックパラレルデータに変換する。すなわち、メモリMEM,メモリアクセス制御部47,データ圧縮部46およびデータ伸張部48で構成される、圧縮/伸張機能がある記憶装置40の、入出力データラインのデータバス幅Wに応じた、N×Mブロック単位(N×M画素マトリクスの画像データ群)単位のパラレルデータに変換する。上記シリアル/パラレル変換部60が、N×Mブロックの画像データ群のシリアル配列を、N×Mブロックパラレルデータとして出力する。
【0078】
記憶装置40は、N×Mブロックパラレルデータを、タイミング制御部80からのライト制御信号に応じて、データ圧縮部46にて符号化圧縮してから、メモリMEMに書込む。そして記憶装置40は、タイミング制御部80からのリード制御信号に応じて、メモリMEMから圧縮データを読み出し、データ伸張部48で元のN×Mブロックパラレルデータに復号し、すなわち伸張し、パラレル/シリアル変換部70に出力する。
【0079】
パラレル/シリアル変換部70は、記憶装置40から出力されるN×Mブロックパラレルデータを、タイミング制御部80からの制御信号に応じて、メモリへの書込み時にデータ変換部45に入力された、画像データと特徴信号に分離する。
【0080】
タイミング制御部80には、シリアルバスSbから入力される画像データと特徴信号に同期した、副走査方向画像同期信号,主走査方向画像同期信号や、システムコントローラ6からの、入力画像データ1画素当たりのビット数と特徴信号のビット数(特徴信号がない場合は0)との和w,記憶装置40の入出力データバス幅Wおよび回転角度指示値Adが入力され、これらに応じて、シリアル/パラレル変換部60,およびパラレル/シリアル変換部70に所定のタイミングで制御信号を出力する。
【0081】
次にデータ変換部45内各部についての詳細な説明を行う。本実施例では、入力される1画素当たりの画像データのビット数を4または8ビット、特徴信号を1ビット、記憶装置40のデータ入出力バスの最大データバス幅Wを144ビット、N×Mブロックサイズ、I×Iブロックサイズの最大ライン数(MとI)を4と、設計上定めている。
【0082】
図9に、シリアル/パラレル変換部60の構成を示す。入力される1画素当たりの画像データの最大ビット数が8ビット、特徴信号が1ビット、N×Mブロックサイズの最大副走査方向ライン数が4(=M)であるので、シリアル/パラレル変換部60は、9ビット×1ラインのFIFOメモリ(以下、単にFIFO) 61〜63とシリアル/パラレル変換器64を有する。
【0083】
FIFO 61〜63はそれぞれ、タイミング制御部80からの副走査方向ブロック分割サイズMに従ったライト信号,リード信号によって制御され、副走査方向yのブロック分割が行われ、最大4ライン分の画像データと特徴信号(最大36ビット=9ビット×4)が、シリアル/パラレル変換器64に入力される。シリアル/パラレル変換器64は、タイミング制御部80からの1画素当たりの画像データビット数+特徴信号ビット数(特徴信号がない場合は0)の値(データビット数)wを示すビット幅信号と、N×Mブロック分割サイズN,Mを示すブロックサイズ信号により、最大4ライン分のシリアルデータを、最大36ビット×Nのパラレルデータに変換する。記憶装置40の入出力データバスの最大データバス幅Wは、144ビットであるので、主走査方向xの最大ブロック分割サイズNは、4となる。
【0084】
図10に、パラレル/シリアル変換部70の構成を示す。パラレル/シリアル変換部70は、回転処理時にはタイミング制御部80の制御信号により、N×MブロックパラレルデータをI×Iブロックパラレルデータに変換し、I×Iブロック内の回転制御(並べ替え)を行う並べ替え部71と、最大W(=144)ビットのパラレルデータをシリアルデータに変換するパラレル/シリアル変換器72と、1画素当たりの画像データの最大ビット数が8ビット、特徴信号が1ビット、N×Mブロックサイズの副走査方向サイズMの最大値が4(=I)、すなわちブロックの最大サイズがI×I(=4×4)であるので、9ビット×1ラインのFIFO 73〜76と、FIFO 73〜76に整えられた1ライン毎のシリアル配列のデータを、ライン毎に出力する為に、どのFIFOを出力に指定するかを切り換えるマルチプレクサ77とを有する。
【0085】
並べ替え部71は、タイミング制御部80からの、指定回転角度Adを表す角度信号,1画素当たりのデータビット数wを示すビット幅信号,N×MブロックサイズN,Mを示すブロック信号に基づいて、N×Mブロックパラレルデータ群内での各データ(画像情報:画像データ+特徴信号)の並べ替えと、I×Iブロックパラレルデータへの、パラレルデータ構成の変更を行う。
【0086】
パラレル/シリアル変換器72は、タイミング制御部80からの1画素当たりのデータビット数wを示すビット幅信号、N×MブロックサイズN,Mを示すブロック信号により、所定のパラレル/シリアル変換を行う。
【0087】
FIFO 73〜76は、タイミング制御部80から、使用するFIFOに対し、ライト信号、リード信号が出力され制御される。マルチプレクサ77は、タイミング制御部80からの1ライン毎の切換え信号により、各画素宛てのデータ(画像情報:画像データ+特徴信号)を出力するFIFO 73〜76を切り換える。
【0088】
図11を用いてタイミング制御部80を説明する。タイミング制御部80は、シリアル/パラレル変換用FIFO制御信号生成部81と、シリアル/パラレル変換制御信号生成部82と、記憶部制御信号生成部83と、並べ替え制御信号生成部84と、パラレル/シリアル変換制御信号生成部85と、パラレル/シリアル変換用FIFO制御信号生成部86と、切換え制御信号生成部87と、ブロック分割サイズを決定するブロックサイズ信号生成部88とを有する。
【0089】
ブロックサイズ信号生成部88は、図12に示すようなルックアップテーブルを持ち、記憶装置40の入出力データバス幅W,1画素当たりのデータビット数w、および、画像回転角Adに応じてN×MブロックサイズとI×Iブロックサイズを決定し、これに対応する、図12上に示す出力コードを、シリアル/パラレル変換用FIFO制御信号生成部81,シリアル/パラレル変換制御信号生成部82,記憶部制御信号生成部83,並べ替え制御信号生成部84,パラレル/シリアル変換制御信号生成部85,パラレル/シリアル変換用FIFO制御信号生成部86に出力する。
【0090】
シリアル/パラレル変換用FIFO制御信号生成部81は、ブロックサイズ信号生成部88からのコードと副走査方向画像同期信号,主走査方向画像同期信号により、シリアル/パラレル変換部60内の使用するFIFO 61〜63に、所定のタイミングでライト制御信号,リード制御信号を出力する。
【0091】
シリアル/パラレル変換制御信号生成部82は、ブロックサイズ信号生成部88からのコードと副走査方向画像同期信号,主走査方向画像同期信号により、所定のタイミングで、シリアル/パラレル変換部60のシリアル/パラレル変換器64にシリアル/パラレル変換制御信号を出力する。
【0092】
記憶部制御信号生成部83は、ブロックサイズ信号生成部88からのコードと副走査方向画像同期信号,主走査方向画像同期信号,画像回転角度を示す回転角信号により、所定のタイミングで、メモリMEMにライト制御信号,リード制御信号を出力する。並べ替え制御信号生成部84は、ブロックサイズ信号生成部88からのコードと副走査方向画像同期信号,主走査方向画像同期信号,回転角制御信号により、所定のタイミングで、パラレル/シリアル変換部70の並べ替え部71に並べ替え制御信号を出力する。パラレル/シリアル変換制御信号生成部85は、ブロックサイズ信号生成部88からのコードと副走査方向画像同期信号,主走査方向画像同期信号により、所定のタイミングで、パラレル/シリアル変換部70のパラレル/シリアル変換器72にパラレル/シリアル変換制御信号を出力する。
【0093】
パラレル/シリアル変換用FIFO制御信号生成部86は、ブロックサイズ信号生成部88からのコードと副走査方向画像同期信号,主走査方向画像同期信号により、使用するFIFO 73〜76に所定のタイミングでライト制御信号,リード制御信号を出力する。切換え制御信号生成部87は、副走査方向画像同期信号、主走査方向画像同期信号により、所定のタイミングで、パラレル/シリアル変換部70のマルチプレクサ77に切換え制御信号を出力する。
【0094】
1.モードNo.1の、メモリに対する画像データの入,出力
次に、1画素当たりのデータ(画像情報)のビット数w=9(画像データが8ビット、特徴信号が1ビット)、画像回転角Adが0度、記憶装置40の入出力データバス幅が72ビットの時、すなわち、図12の出力コードが000、の場合を説明する。この場合は、N=2,M=4の、2×4ブロックサイズのパラレルデータに変換されて、データ圧縮46してからメモリMEMに書き込まれる。
【0095】
図13の(a)に、像域分離49から出力される8ビット/画素の入力画像データの、画像面上の対応位置付けすなわち2次元分布を示し、図13の(b)には、像域分離49から出力される1ビット/画素の特徴信号の、画像面上の対応位置付けすなわち2次元分布を示す。
【0096】
モードNo.1(000)の、メモリに対する画像データの書込みのときには、1ライン目の画像データIMG11〜1mおよび特徴信号SEP11〜1mは、所定のタイミングで、シリアル/パラレル変換部60のFIFO 61に書き込まれる。同様に2ライン目のデータは、FIFO 62に、3ライン目のデータは、FIFO 63に書き込まれ、4ライン目のデータと同時に、FIFO 61〜63のデータがシリアル/パラレル変換器64に入力される。これを4ライン毎に順次行う。
【0097】
シリアル/パラレル変換器64は、タイミング制御部80のシリアル/パラレル変換制御信号生成部82からのシリアル/パラレル変換制御信号に従い、2×4ブロックサイズパラレルデータ(72ビットデータ)を生成する(図14)。この過程での、シリアル/パラレル変換器64の、入力データと出力データの関係を、図9上に示した。変換器64が生成するパラレルデータは、タイミング制御部80からのライト制御信号に従い、記憶装置40のメモリMEMに、圧縮して書き込む。
【0098】
次にメモリMEMに書き込まれたデータをタイミング制御部80からのリード制御信号に従って読み出す過程のデータを、図15に示し、説明する。メモリMEMから読み出されて圧縮前の形に伸張した72ビットのデータは、パラレル/シリアル変換部70の並べ替え部71に入力され、4×4ブロックパラレルデータに変換される。画像回転角Adは0度なので、並べ替えは行われない。これを図16に示す。144ビットパラレルデータは、タイミング制御部80からの制御信号に従い、パラレル/シリアル変換器72により、36ビットのシリアルデータに変換される。この36ビットデータを画像データ8ビット、特徴信号1ビットとして、マルチプレクサ77、FIFO 73〜76に出力し、タイミング制御部80からのパラレル/シリアル変換用FIFOライト信号、リード信号、切換え制御信号により、1ライン毎のシリアル画像データ8ビットと特徴信号1ビットとして出力される。
【0099】
モードNo.1の場合でも、画像回転角Adが180度であつたときには、画像データの読み出しアドレスの副走査方向yの更新を、書き込み時とは逆にする。並べ替え71によって、図10上に示すように、読み出しの最後の4ラインを例に示すと、画像データ(IMG11,IMG12)〜(IMG41,IMG42)および特徴信号(SEP11,SEP12)〜(SEP41,SEP42)を、副走査方向yの分布を反転して、(IMG41,IMG42)〜(IMG11,IMG12)および(SEP41,SEP42)〜(SEP11,SEP12)と並べ替えて、パラレル/シリアル変換器72により、36ビットのシリアルデータに変換する。このときのパラレル/シリアル変換器72の、入力と出力を、図10上に示した。
【0100】
この36ビットデータを画像データ8ビット、特徴信号1ビットとして、マルチプレクサ77、FIFO 73〜76に出力し、タイミング制御部80からのパラレル/シリアル変換用FIFOライト信号、リード信号、切換え制御信号により、1ライン毎のシリアル画像データ8ビットと特徴信号1ビットとして出力する。
【0101】
2.モードNo.2の、メモリに対する画像データの入,出力
次に、1画素当たりの入力画像データのビット数が8ビットかつ特徴信号が1ビット、すなわちw=9、画像回転角Adが90度、記憶装置40のデータ入出力バスのデータバス幅Wが72ビットの、図12のモードNo.2(001)の場合を説明する。この場合は、図12に示すように、4×2ブロックサイズのパラレルデータに変換されて、記憶装置40のメモリMEMに、データ圧縮して書き込まれる。
【0102】
8ビット/画素の入力画像データと1ビットの特徴信号の表記は、図13に示すものと同様とする。1ライン目のデータは、所定のタイミングで、シリアル/パラレル変換部60のFIFO 61に書き込まれる。2ライン目のデータと同時に、FIFO 61のデータがシリアル/パラレル変換器64に入力される。これを2ライン毎に順次行う。
【0103】
シリアル/パラレル変換器64は、タイミング制御部80のシリアル/パラレル変換制御信号生成部82からのシリアル/パラレル変換制御信号に従い、4×2ブロックサイズパラレルデータ(72ビットデータ)を生成する(図17)。これをタイミング制御部80からのライト制御信号に従い、圧縮してメモリMEMに書き込む。
【0104】
次に、メモリMEMに書き込まれたデータをタイミング制御部80からのリード制御信号に従って、図18に示すように、書き込み時の主走査方向xのアドレスを読み出し時の副走査方向yのアドレスに、書き込み時の副走査方向yのアドレスをその更新方向を反転して読み出し時の主走査方向のアドレスに、入れ替えて、この読み出しアドレスに従ってデータを読み出して伸張する。
【0105】
メモリMEMから読み出され、復号伸張された72ビットのパラレルデータは、パラレル/シリアル変換部70の並べ替え部71に入力され4×4ブロックサイズパラレルデータに変換され、144ビットデータを画像回転角90度となるように並べ替えを行う。これを図19に示す。並び替えられた144ビットデータは、タイミング制御部80からの制御信号に従い、パラレル/シリアル変換器72により、36ビットを、画像データ8ビット、特徴信号1ビットの、9ビットデータに分割して、各FIFO 73〜76に書き込む。すなわち、各FIFOに各ラインを宛てて各FIFOに各ライン宛ての9ビットデータをシリアルに書き込む。FIFOに1ライン分のデータを書き込むと、タイミング制御部80からの切換え制御信号により、各FIFO 73〜76から順番に、1ライン毎に9ビットデータをシリアル出力する。
【0106】
3.モードNo.3の、メモリに対する画像データの入,出力
次に、1画素当たりの入力画像データのビット数が8ビット、特徴信号が1ビット、画像回転角Adが90度、記憶装置40の入出力データバス幅が144ビットの、図12のモードNo.3(010)の場合を説明する。この場合は、9ビットデータが、4×4ブロックサイズのパラレルデータに変換され、そして圧縮されて、メモリMEMに書き込まれる。8ビット/画素の入力画像データと1ビットの特徴信号は図13に示すものと同様とする。
【0107】
1ライン目のデータは、所定のタイミングで、シリアル/パラレル変換部60のFIFO 61に書き込まれる。同様に2ライン目のデータは、FIFO 62に、3ライン目のデータは、FIFO 63に書き込まれ、4ライン目のデータと同時に、FIFO61〜63のデータがシリアル/パラレル変換器64に入力される。これを4ライン毎に順次行う。シリアル/パラレル変換器64は、タイミング制御部80のシリアル/パラレル変換制御信号生成部82からのシリアル/パラレル変換制御信号に従い、図16と同形式の4×4ブロックサイズパラレルデータ(144ビットデータ)を生成する。これをタイミング制御部80からのライト制御信号に従い、圧縮してメモリMEMに書き込む。
【0108】
メモリMEMに書き込まれたデータをタイミング制御部80からのリード制御信号に従って、図20に示すように、書き込み時の主走査方向xのアドレスを読み出し時の副走査方向yのアドレスに、書き込み時の副走査方向yのアドレスをその更新方向を反転して読み出し時の主走査方向のアドレスに、入れ替えて、この読み出しアドレスに従ってデータを読み出して伸張する。メモリMEMから読み出された144ビットのデータは、パラレル/シリアル変換部70の並べ替え部71で4×4ブロックサイズパラレルデータのまま、画像回転角90度となるように並べ替えられる(図19と同形式)。並び替えられた144ビットデータは、タイミング制御部80からの制御信号に従い、パラレル/シリアル変換器72により、36ビットのシリアルデータに変換し、36ビットを、画像データ8ビット、特徴信号1ビットの、9ビットデータに分割して、各FIFO 73〜76に書き込む。すなわち、各FIFOに各ラインを宛てて各FIFOに各ライン宛ての9ビットデータをシリアルに書き込む。FIFOに1ライン分のデータを書き込むと、タイミング制御部80からの切換え制御信号により、各FIFO 73〜76から順番に、1ライン毎に9ビットデータをシリアル出力する。
【0109】
4.モードNo.4の、メモリに対する画像データの入,出力
次に、1画素当たりの入力画像データのビット数が4ビット、特徴信号が1ビット、画像回転角Adが90度、記憶装置40の入出力データバス幅が80ビットの、図12のモードNo.4(011)の場合を説明すると、この場合には、4×4ブロックサイズのパラレルデータに変換して、圧縮した後にメモリMEMに書き込まれる。4ビット/画素の入力画像データと1ビットの特徴信号は図13と同様である。
【0110】
1ライン目のデータは、所定のタイミングで、シリアル/パラレル変換部60のFIFO 61に書き込まれる。同様に2ライン目のデータは、FIFO 62に、3ライン目のデータは、FIFO 63に書き込まれ、4ライン目のデータと同時に、FIFO61〜63のデータがシリアル/パラレル変換器64に入力される。これを4ライン毎に順次行う。
【0111】
シリアル/パラレル変換器64は、タイミング制御部80のシリアル/パラレル変換制御信号生成部82からのシリアル/パラレル変換制御信号に従い、4×4ブロックサイズパラレルデータ(80ビットデータ)を生成する(図21)。これをタイミング制御部80からのライト制御信号に従い、圧縮してメモリMEMに書き込む。
【0112】
次に、メモリMEMに書き込まれたデータをタイミング制御部80からのリード制御信号に従って、図22に示すように、書き込み時の主走査方向xのアドレスを読み出し時の副走査方向yのアドレスに、書き込み時の副走査方向yのアドレスをその更新方向を反転して読み出し時の主走査方向のアドレスに、入れ替えて、この読み出しアドレスに従ってデータを読み出して伸張する。メモリMEMから読み出し、そして伸張した80ビットのデータは、パラレル/シリアル変換部70の並べ替え部71で4×4ブロックサイズパラレルデータのまま、画像回転角90度となるように並べ替える。これを図23に示す。並び替えられた80ビットデータは、タイミング制御部80からの制御信号に従い、パラレル/シリアル変換器72により、20ビットのシリアルデータに変換し、この20ビットデータを、画像データ4ビット、特徴信号1ビット、計5ビットのデータに分割してそれぞれを、各FIFO 73〜76に書き込む。すなわち、各FIFOに各ラインを宛てて各FIFOに各ライン宛ての5ビットデータをシリアルに書き込む。FIFOに1ライン分のデータを書き込むと、タイミング制御部80からの切換え制御信号により、各FIFO 73〜76から順番に、1ライン毎に5ビットデータをシリアル出力する。
【0113】
5.モードNo.5の、メモリに対する画像データの入,出力
1画素当たりの入力画像データのビット数が8ビット、特徴信号が1ビット、画像回転角Adが0度、記憶装置40の入出力データバス幅が80ビットの、図12に示すモードNo.5(100)の場合は、上記モードNo.1のごとく、4×2ブロックサイズの72ビットパラレルデータに変換されて、圧縮されてメモリMEMに書き込まれる。ただし、記憶装置40の入出力データバスの8ビット分は使用されない。
【0114】
6.モードNo.6の、メモリに対する画像データの入,出力
1画素当たりの入力画像データのビット数が8ビット、特徴信号が1ビット、画像回転角Adが90度、記憶装置40の入出力データバス幅が80ビットの、図12に示すモードNo.6(101)の場合は、上記モードNo.2のごとく、4×2ブロックサイズの72ビットパラレルデータに変換されて、圧縮されてメモリMEMに書き込まれる。ただし、記憶装置40の入出力データバスの8ビット分は使用されない。
【0115】
以上のように、1画素当たりの画像データおよび特徴信号のビット数w,記憶装置40の入出力データバス幅W,画像回転角度Adに応じて、シリアルに入力される多値画像データと該画像データに付随する特徴信号をN×Mブロックサイズパラレルデータに変換して、記憶装置40に書き込むことにより、メモリMEMを効率良く使用することが出来る。また、画像データとこれに付随する特徴信号の関係を崩すこと無く、画像回転処理を行うことが出来る。
【0116】
−第2実施例−
第2実施例の、第1実施例とは異なる主要部を図24に示す。第1実施例では、メモリMEMとデータ変換部45との間に、メモリアクセス制御47,データ圧縮部46およびデータ伸張部48があり、データ圧縮/伸張の入出力データバス幅Wに対応して、シリアルデータをN×Mブロックサイズパラレルデータに変換する。メモリMEMに対しては、圧縮データが読み書きされるので、メモリMEMのデータバス幅は、圧縮方式によっては、データ圧縮/伸張の入出力データバス幅Wよりも小さい場合もあり得る。圧縮率分、記憶装置40のデータ蓄積容量が多い。
【0117】
これに対して第2実施例では、データ圧縮/伸張を行わないので、上記第1実施例のデータ書込み/読出し処理の、「記憶装置40の入出力データバス幅W」を、「メモリMEMのデータバス幅W」と読み変えた、データ書込み/読出し処理が行われる。第2実施例のその他の構成,機能および動作は、第1実施例と同じである。
【0118】
第2実施例では、データ圧縮/伸張をしないので、第1実施例よりも記憶容量はすくないが、1画素当たりの画像データおよび特徴信号のビット数w,メモリMEMのデータバス幅W,画像回転角度Adに応じて、シリアルに入力される多値画像データと該画像データに付随する特徴信号をN×Mブロックサイズパラレルデータに変換して、メモリMEMに書き込むことにより、メモリMEMを効率良く使用することが出来る。また、画像データとこれに付随する特徴信号の関係を崩すこと無く、画像回転処理を行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例のデジタルカラー複写機の機構概要を示す縦断面図である。
【図2】 図1に示す複写機の電気制御システムの構成の概要を示すブロック図である。
【図3】 図2に示す画像信号処理装置IPPの機能構成を示すブロック図である。
【図4】 図2に示す圧縮/伸張及びデータインターフェース制御部CDICの機能構成を示すブロック図である。
【図5】 図2に示すビデオ・デ−タ制御VDCの機能構成を示すブロック図である。
【図6】 図2に示す画像メモリアクセス制御IMACの機能構成を示すブロック図である。
【図7】 (a)は、図2に示すスキャナ200で読み取った画像データを画像メモリMEMに書込むまでの画像データの流れと処理を示すフローチャート、(b)は、画像メモリMEMから画像データを読み出してプリンタ400に出力するまでの画像データの流れと処理を示すフローチャートである。
【図8】 図6に示すデータ変換部45の機能構成を示すブロック図である。
【図9】 図8に示すシリアル/パラレル変換部60の構成を示すブロック図である。
【図10】 図8に示すパラレル/シリアル変換部70の構成を示すブロック図である。
【図11】 図8に示すタイミング制御部80の機能構成を示すブロック図である。
【図12】 図11に示すブロックサイズ信号生成部88が保持するルックアップテーブルのデータの内容を示す図表である。
【図13】 (a)は、図6に示す像域分離49から出力される画像データの、画像面上の分布を示す平面図、(b)は、像域分離49から出力される特徴信号の、画像面上の分布を示す平面図である。
【図14】 (a)および(b)は、図12に示すモードNo.1の回転角度Ad=0度の場合の、記憶装置40に書き込む画像データおよび特徴信号のN×Mブロック分を示す平面図、(c)は、記憶装置40に与えるN×Mブロックサイズパラレルデータのデータ配列を示す平面図である。
【図15】 図14の(c)に示すデータを圧縮してメモリMEMに読み書きする時の、メモリMEM上のデータの分布と読み書きアドレスの変更方向とを模式的に示す平面図である。
【図16】 (a)および(b)は、図15に示す態様で読み出したデータを、並べ替え部71が4×4ブロックに配列するデータ群を示す平面図、(c)は該データ群の4×4ブロックパラレルデータ構成を示す平面図である。
【図17】 (a)および(b)は、図12に示すモードNo.2の回転角度Ad=90度の場合の、記憶装置40に書き込む画像データおよび特徴信号のN×Mブロック分を示す平面図、(c)は、記憶装置40に与えるN×Mブロックサイズパラレルデータのデータ配列を示す平面図である。
【図18】 図17の(c)に示すデータを圧縮してメモリMEMに読み書きする時の、メモリMEM上のデータの分布と読み書きアドレスの変更方向とを模式的に示す平面図である。
【図19】 (a)および(b)は、図18に示す態様で読み出したデータを、並べ替え部71が4×4ブロックに配列するデータ群を示す平面図、(c)は該データ群の4×4ブロックパラレルデータ構成を示す平面図である。
【図20】 図12に示すモードNo.3の回転角度Ad=90度の場合の、データを圧縮してメモリMEMに読み書きする時の、メモリMEM上のデータの分布と読み書きアドレスの変更方向とを模式的に示す平面図である。
【図21】 図12に示すモードNo.4の回転角度Ad=90度の場合の、記憶装置40に書き込む画像データおよび特徴信号のN×Mブロック分を示す平面図、(c)は、記憶装置40に与えるN×Mブロックサイズパラレルデータのデータ配列を示す平面図である。
【図22】 図21の(c)に示すデータを圧縮してメモリMEMに読み書きする時の、メモリMEM上のデータの分布と読み書きアドレスの変更方向とを模式的に示す平面図である。
【図23】 (a)および(b)は、図22に示す態様で読み出したデータを、並べ替え部71が4×4ブロックに配列するデータ群を示す平面図、(c)は該データ群の4×4ブロックパラレルデータ構成を示す平面図である。
【図24】 本発明の第2実施例の、第1実施例とは異なる主要部を示すブロック図である。
【符号の説明】
200:原稿読取りスキャナ
400:フルカラープリンタ
IPP:画像信号処理装置
CDIC:圧縮/伸張及びデ−タインタ−フェ−ス制御部
VDC:ビデオ・デ−タ制御
IMAC:画像メモリアクセス制御
FCU:FAX送受信部
SBU:センサ−・ボ−ド・ユニット
PN:公衆回線

Claims (16)

  1. 与えられる画像情報のビット数wおよび指定された画像回転角Adに対応して、該画像情報を転送するバス幅W、W>w、ならびに該ビット数wおよび画像回転角Adに対応付けられている値N,Mを特定し、
    N×M画素マトリクスの画像情報を1群として、N×M ブロックパラレルデータにブロック化して前記バス幅Wのデータバスに送出してメモリに書込み、
    前記メモリから、前記指定された画像回転角Adに対応する読出しアドレス変更に従って読出し、読出し ブロックパラレルデータの中の画像情報を、指定された画像回転角Adに対応して、前記N,Mの大きい方の値をIとするI×I ブロックに並べ替え、そしてラインそれぞれの個別の画像情報にパラレル/シリアル変換する、画像情報の回転方法。
  2. 画像情報のビット数wおよび画像回転角Adを含むブロックサイズ規定パラメータに対応するブロックサイズN×Mを規定する情報を格納したルックアップテーブルを用いて、与えられる画像情報のビット数wおよび指定された画像回転角Adに対応した値N,Mを特定する、請求項1に記載の画像情報の回転方法。
  3. 画像情報のビット数w,画像情報を転送するバス幅Wおよび画像回転角Adを含むブロックサイズ規定パラメータに対応するブロックサイズN×Mを規定する情報を格納したルックアップテーブルを用いて、与えられる画像情報のビット数w,バス幅Wおよび指定された画像回転角Adに対応した値N,Mを特定する、請求項1に記載の画像情報の回転方法。
  4. ビット数wの画像情報は、ビット数がw−1以下の1画素の画像データと、ビット数がwから該画像データのビット数を差し引いた値の、該画素宛ての特徴信号の組合せである、請求項1乃至3のいずれか1つに記載の画像情報の回転方法。
  5. 特徴信号は、画像データが文字領域のものか写真領域のものかを表す像域分離信号を含む、請求項4に記載の画像情報の回転方法。
  6. 請求項1,2,3,4又は5に記載の方法をコンピュータに実行させるプログラムを格納した記録媒体。
  7. 与えられる画像情報のビット数wおよび指定された画像回転角Adに対応して、該画像情報を転送するブロックパラレルデータ伝送バス幅W、W>w、ならびに該ビット数wおよび画像回転角Adに対応付けられている値N,Mを特定し、2次元方向ともに複数画素のN×M画素マトリクスのデータ処理用の制御信号を発生する制御手段;
    前記制御信号に応じて、シリアルに送られてくる画像情報を、N×Mブロックパラレルデータにブロック化して前記ブロックパラレルデータ伝送バスに送出する、シリアル/パラレル変換手段;
    前記制御信号に応じて、前記ブロックパラレルデータ伝送バスに送出されたブロックパラレルデータを格納する記憶手段;および、
    前記記憶手段から画像回転角Adに対応する読出しアドレス変更に従って読み出されたN×Mブロックパラレルデータの中の画像情報を、画像回転角Adに対応して、前記N,Mの大きい方の値をIとするI×I ブロックに並べ替え、そしてラインそれぞれの個別の画像情報にパラレル/シリアル変換するパラレル/シリアル変換手段;
    を備える画像情報の回転装置。
  8. 前記制御手段は、画像情報のビット数wおよび画像回転角Adを含むブロックサイズ規定パラメータに対応するブロックサイズN×Mを規定する情報格納したルックアップテーブルを有し、該テーブルを用いて、与えられる画像情報のビット数wおよび指定された画像回転角Adに対応した値N,Mを特定する、請求項7に記載の画像情報の回転装置。
  9. 前記制御手段は、画像情報のビット数w,画像情報を転送するバス幅Wおよび画像回転角Adを含むブロックサイズ規定パラメータに対応するブロックサイズN×Mを規定する情報を格納したルックアップテーブルを有し、該テーブルを用いて、与えられる画像情報のビット数w,バス幅Wおよび指定された画像回転角Adに対応した値N,Mを特定する、請求項7に記載の画像情報の回転装置。
  10. 前記シリアル/パラレル変換手段にシリアルに送られてくる画像情報は、ビット数がw−1以下の1画素の画像データと、ビット数がwから該画像データのビット数を差し引いた値の、該画素宛ての特徴信号との組合せであり;前記パラレル/シリアル変換手段は、Mラインそれぞれに分配した画像情報を、画像データと特徴信号に分離する;請求項7乃至9のいずれか1つに記載の画像情報の回転装置。
  11. 装置は更に、画像データに基づいて該画像データが文字領域のものか写真領域のものか判別してその結果をあらわす像域分離信号を、前記特徴信号としてシリアル/パラレル変換手段に与える像域分離手段;を含む、請求項10に記載の画像情報の回転装置。
  12. 前記記憶手段は、シリアル/パラレル変換手段が形成するN×Mブロックパラレルデータを圧縮データに処理する圧縮手段,圧縮データを格納するメモリ、および、該メモリから読出す圧縮データを伸張してパラレル/シリアル変換手段に与える伸張手段、を含む、請求項7乃至11のいずれか1つに記載の画像情報の回転装置。
  13. 請求項7乃至12のいずれか1つに記載の画像情報の回転装置;
    原稿画像を読取って画像データを生成するスキャナ;および、
    該画像データを補正して前記回転装置に与える画像処理装置;
    を備える画像読取装置。
  14. 請求項7乃至12のいずれか1つに記載の画像情報の回転装置;および、
    前記回転装置のパラレル/シリアル変換手段が送出する画像情報を用紙上にプリントアウトするプリンタ;
    を備える画像形成装置。
  15. 請求項7乃至12のいずれか1つに記載の画像情報の回転装置;
    原稿画像を読取って画像データを生成するスキャナ;
    該画像データを補正して前記回転装置に与える画像処理装置;および、
    前記回転装置のパラレル/シリアル変換手段が送出する画像情報を用紙上にプリントアウトするプリンタ;
    を備える画像形成装置。
  16. 外部からのプリント指示コマンドを解析して外部からの画像情報を画像データに変換して前記画像情報格納装置に与えるシステムコントローラ;を更に備える、請求項14又は15に記載の画像形成装置。
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