JP2008158709A - 画像形成装置、画像形成方法、および画像形成プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】印刷用紙を節約しつつ、ユーザがより効率的に仕上げ処理等の確認を行うことができる画像形成装置、画像形成方法、および画像形成プログラムを提供する。
【解決手段】確認プリント機能を備えた画像形成装置であって、印刷ジョブを解析して、ユーザが指示した仕上げ処理の確認に必要なページを識別する識別手段と、前記識別手段により識別されたページのページ番号を含むページ情報を作成するページ情報作成手段と、ユーザにより確認プリントが指示された場合に、前記ページ情報に示されたページ番号のページのみを印刷する印刷手段と、を有する画像形成装置。
【選択図】図7
【解決手段】確認プリント機能を備えた画像形成装置であって、印刷ジョブを解析して、ユーザが指示した仕上げ処理の確認に必要なページを識別する識別手段と、前記識別手段により識別されたページのページ番号を含むページ情報を作成するページ情報作成手段と、ユーザにより確認プリントが指示された場合に、前記ページ情報に示されたページ番号のページのみを印刷する印刷手段と、を有する画像形成装置。
【選択図】図7
Description
本発明は、確認プリント機能を有する画像形成装置、画像形成方法、および画像形成プログラムに関する。
プリンタ等の画像形成装置を用いて文書データ等の印刷を行う場合に、印刷画質や仕上げ処理がユーザの所望した通りとなっているか否かを確認するための機能として、指定部数のうちの最初の一部のみを印刷したり、先頭ページのみを印刷したりする確認プリント機能が従来から知られている。このような確認プリント機能を用いれば、ユーザは、文書データの先頭ページのみを見ることで、本番印刷の前に画質の確認を行うことができる。しかし、仕上げ処理の確認をするためには全ページを印刷する必要があるため、ページ数が多い場合は確認印刷に時間がかかってしまうほか、大量の用紙を消費してしまうという問題点がある。
ここで、仕上げ処理が実行された場合にユーザが確認したい内容とは、例えば、ステープル綴じの位置や、タブ用紙が挿入される箇所などであるが、ステープル綴じの位置を確認するためには、先頭の2ページのみを印刷すれば十分であるし、タブ用紙の挿入箇所を確認するためには、挿入されるタブ用紙と、その前後のページのみを印刷すれば十分である。このように、仕上げ処理を確認するためには、実行された仕上げ処理に関係するページのみを印刷すれば十分であり、全ページを印刷する必要はない。
また、用紙サイズや用紙種類等の設定条件が文書中で変更される場合であって、ユーザが設定条件の変更箇所を本番印刷前に確認する場合であっても、設定条件が変更されたページと、その前後のページのみを印刷すれば、ユーザが所望した通りに設定条件が変更されているか否かを十分確認することができることになり、全ページを印刷する必要はない。
これに関連して、以下の特許文献1には、入力された画像に対して、印刷すべきページ範囲をユーザが指定でき、同範囲のみを印刷することができる画像形成装置が開示されている。この画像形成装置によれば、ユーザは、仕上げ処理に関係するページや、その前後のページ等を印刷すべきページ範囲として指定することで、仕上げ処理等についての確認を行うことができる。ただし、この場合、ユーザは、確認を要する箇所を自ら判断し、それをページ範囲として指定しなければならないため、特に、確認を要する箇所が多数あるような場合に、各々の箇所をページ範囲として指定するのは煩雑であるという問題点がある。
特開2003−94756号公報
本発明は上記従来技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、印刷用紙を節約しつつ、ユーザがよりに仕上げ処理等の確認を行うことができる画像形成装置、画像形成方法、および画像形成プログラムを提供することである。
本発明の上記目的は、下記の手段によって達成される。
(1)確認プリント機能を備えた画像形成装置であって、印刷ジョブを解析して、ユーザが指示した仕上げ処理の確認に必要なページを識別する識別手段と、前記識別手段により識別されたページのページ番号を含むページ情報を作成するページ情報作成手段と、ユーザにより確認プリントが指示された場合に、前記ページ情報に示されたページ番号のページのみを印刷する印刷手段と、を有する画像形成装置。
(2)前記ページ情報には、前記識別手段により識別されたページの前後のページのページ番号が含まれることを特徴とする上記(1)に記載の画像形成装置。
(3)前記ページ情報には、先頭のページのページ番号が含まれることを特徴とする上記(1)または(2)に記載の画像形成装置。
(4)前記仕上げ処理には、ステープル綴じ処理が含まれることを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれか1つに記載の画像形成装置。
(5)前記仕上げ処理には、パンチ穴あけ処理が含まれることを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれか1つに記載の画像形成装置。
(6)前記仕上げ処理には、章区切り処理が含まれることを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれか1つに記載の画像形成装置。
(7)前記仕上げ処理には、紙折り処理が含まれることを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれか1つに記載の画像形成装置。
(8)前記ページ識別手段は、印刷条件が変化するページをさらに識別することを特徴とする上記(1)〜(7)のいずれか1つに記載の画像形成装置。
(9)前記印刷条件には、用紙サイズが含まれることを特徴とする上記(8)に記載の画像形成装置。
(10)前記印刷条件には、用紙の種類が含まれることを特徴とする上記(8)に記載の画像形成装置。
(11)印刷ジョブを解析し、ユーザが指示した仕上げ処理の確認に必要なページを識別するステップ1)と、前記ステップ1)にて識別されたページのページ番号を記述したページ情報を作成するステップ2)と、ユーザの指示に応じて、前記ページ情報に示されたページ番号のページのみを印刷するステップ3)と、を含むことを特徴とする画像形成方法。
(12)前記ステップ1)において、印刷条件が変化するページをさらに識別することを特徴とする上記(11)に記載の画像形成方法。
(13)印刷ジョブを解析し、ユーザが指示した仕上げ処理の確認に必要なページを識別する手順1)と、前記手順1)にて識別されたページのページ番号を記述したページ情報を作成する手順2)と、ユーザの指示に応じて、前記ページ情報に示されたページ番号のページのみを印刷する手順3)と、を含むことを特徴とする画像形成プログラム。
(14)前記手順1)において、印刷条件が変化するページさらに識別することを特徴とする上記(13)に記載の画像形成プログラム。
(15)上記(13)または(14)に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
本発明の画像形成装置によれば、ユーザは、印刷用紙を節約しつつ、より効率的に仕上げ処理等の確認を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態にかかる画像形成装置が適用された印刷システムの全体構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態にかかる印刷システムは、クライアント装置としてのPC1と、画像形成装置としてのMFP(Multiple Function Peripheral 多機能周辺機器)2とを備え、これらは通信ネットワーク3を介して相互に通信可能に接続されている。なお、通信ネットワーク3に接続される機器の種類および台数は、図1に示す例に限定されない。また、PC1は、通信ネットワーク3を介することなく、MFP2と直接機器間で接続(ローカル接続)されていてもよい。
次に、上記各機器の構成について説明するが、上記各機器は後述する構成要素以外の構成要素を含んでいてもよく、あるいは、後述する構成要素のうちの一部が含まれていなくてもよい。また、各機器で同様の機能を有する部分については、説明の重複を避けるため初回のみその説明を行い、2回目以降はその説明を省略する。
図2は、図1に示されるPC1の構成を示すブロック図である。PC1は、CPU11、ROM12、RAM13、ハードディスク14、ディスプレイ15、入力装置16およびネットワークインタフェース17を備えており、これらは信号をやり取りするためのバス18を介して相互に接続されている。
CPU11は、プログラムにしたがって、上記各部の制御や各種の演算処理を行う。ROM12は、各種プログラムや各種データを格納する。RAM13は、作業領域として一時的にプログラムやデータを記憶する。ハードディスク14は、オペレーティングシステムを含む各種プログラムや各種データを格納する。
ここで、ハードディスク14には、文書ファイルを作成するためのアプリケーションと、文書ファイルをMFP2が解釈可能なページ記述言語(PDL:Page Description Language)で記述されたプリントデータ(以下、「PDLデータ」ともいう。)に変換するためのプリンタドライバがインストールされている。さらに、プリンタドライバは、ユーザにより設定された印刷出力条件をプリントデータに記述し、それを印刷ジョブとしてMFP2に送信することで、プリントデータの印刷指示を行う。プリンタドライバには、このような変換処理や印刷指示を行うためのプログラムが含まれる。
ディスプレイ15は、LCD、CRTディスプレイ等であり、各種の情報の表示に使用される。入力装置16は、マウス等のポインティングデバイスやキーボードを含み、各種情報の入力に使用される。
ネットワークインタフェース17は、通信ネットワーク3を介して他の機器と通信するためのインタフェースであり、イーサネット(登録商標)、トークンリング、FDDI等の規格が用いられる。
図3は、本発明の実施形態にかかる画像形成装置としてのMFP2の構成を示すブロック図である。図3に示すように、MFP2は、制御部21、プリンタコントローラ22、記憶部23、操作部24、画像読み取り部25、印刷部26および通信インタフェース27を備えており、これらは信号をやり取りするためのバス27を介して相互に接続されている。
制御部21はCPUであり、プログラムにしたがって上記各部の制御や各種の演算処理等を行う。
プリンタコントローラ22は、PC1から受信した印刷ジョブにラスタライズ処理を施し、ビットマップ形式の印刷イメージを作成する。
記憶部23は、予め各種プログラムやパラメータを格納しておくROM、作業領域として一時的にプログラムやデータを記憶するRAM、各種プログラムやパラメータを格納し、または画像処理により得られた画像データ等を一時的に保存するために使用されるハードディスク等からなる。
操作部24は、各種情報を表示し、または各種設定入力を行うタッチパネル、コピー枚数等を設定するテンキー、動作の開始を指示するスタートキー、動作の停止を指示するストップキー、各種設定条件を初期化するリセットキー等の各種固定キー、表示ランプ等からなる。
画像読み取り部25は、原稿台の所定の読み取り位置にセットされた原稿またはADF(Auto Document Feeder 自動原稿搬送装置)により所定の読み取り位置に搬送された原稿に蛍光ランプ等の光源で光を当て、その反射光をCCDやCMOSイメージセンサ等の受光素子で光電変換して、その電気信号からビットマップ形式の印刷イメージを生成する。
印刷部26は、印刷イメージを電子写真方式により帯電、露光、現像、転写および定着の各工程からなる電子写真方式により印刷イメージを用紙に印刷して排出する。ただし、本発明における印刷部25の印刷方式はこれに限定されるものではなく、電子写真方式以外にも、インパクト方式、熱転写方式、インクジェット方式等によるものであってもよい。
通信インタフェース27は、MFP2と外部機器との間で通信を行うためのインタフェースであり、イーサネット(登録商標)、トークンリング、FDDI等の規格によるネットワークインタフェースや、USB、IEEE1394等のシリアルインタフェース、SCSI、IEEE1284等のパラレルインタフェース、Bluetooth(ブルートゥース)、IEEE802.11、HomeRF、IrDA等の無線通信インタフェース等の各種ローカル接続インタフェース、電話回線に接続するための電話回線インタフェース等が用いられる。
MFP2は、上記構成により、外部機器から受信した画像データを印刷出力するプリンタとしての機能、原稿画像を読み取って画像データを外部機器に送信するスキャナとしての機能、原稿画像を読み取って画像データを印刷出力する複写機としての機能、および画像データを電話回線経由で送受信するファクシミリとしての機能を兼ね備えるものである。また、MFP2は電子メールの送受信機能を有し、ネットワーク3、およびネットワーク3を介してネットワーク3上の電子メール送受信機能を有する他の通信機器と相互に電子メールの送受信を行うことができ、さらに受信した電子メールの添付ファイルを印刷出力する機能をも有する。
また、MFP2には、複数の給紙トレイおよびステープル等の仕上げ機能を有するフィニッシャを接続できる。
次に、本実施形態にかかるMFP2を用いて確認プリントを実行するための手順について説明する。
まず、ユーザは、PC1上で、印刷しようとするデータの印刷条件を設定し、印刷指示を実行する。このとき、プリンタドライバにより、印刷ジョブが作成されて、MFP2に送信される。このようにして作成された印刷ジョブには、ユーザにより設定された印刷条件を示す情報と、ページ描画に関する情報が含まれている。
ここで、ユーザにより設定される印刷条件には、確認プリントの指示や、用紙のサイズおよび種類に加えて、ステープル、パンチ穴、章区切り、紙折り等の各種仕上げ処理の指示も含まれる。
図5に、ユーザがPC1上で確認プリントの実行にかかる設定を行うための、プリンタドライバにより提供されるUI(User Interface ユーザ・インタフェース)画面の一例を示す。図5において、ユーザは、「出力方法」に関するプルダウンメニューを操作することで、確認プリントの指示を行うことができる。このように確認プリントの指示が行われると、かかる指示がプリンタドライバにより印刷ジョブ中に記述されることになる。
図4は、S104におけるページ情報テーブル生成処理の手順を示すフローチャートである。まず、プリンタコントローラ22は、プリンタドライバから印刷ジョブを受信すると(S101)、印刷ジョブから印刷条件を取得し(S102)、印刷ジョブにラスタライズ処理を施して、ビットマップ形式のラスターデータを生成する(S103)。
続いて、プリンタコントローラ22は、ユーザにより節約確認プリントが指定される場合に印刷されるべきページのページ番号が記述されたページ情報テーブルを生成し(S104)し、S102において取得された印刷条件、S103において生成されたラスターデータ、およびS104において生成されたページ情報テーブルを制御部21に送る(S105)。ここで、便宜上、印刷条件、ラスターデータ、およびページ情報テーブルの3つをまとめて印刷データとよぶ。なお、節約確認プリントについては後述する。
図6に、プリンタコントローラ22により印刷ジョブから取得され、制御部21に送られる印刷条件の例を示す。図6のように、確認プリント実行にかかる指示も印刷条件の一つとして制御部21に送信されることになる。
図7は、プリンタコントローラ22によるページ情報テーブル生成の手順を示すフローチャートである。なお、本実施形態において、ページ情報テーブルとは、印刷ジョブを構成する各ページの用紙サイズや、章区切りの等の仕上げ処理の指示を含む印刷条件、ならびに節約確認プリント実行時の印刷要否を示すフラグを、ページ番号ごとに示したテーブルである。
まず、プリンタコントローラ22は、用紙サイズおよび章区切りの有無をページ番号ごとに記入したテーブルを作成する(S201)。
次に、プリンタコントローラ22は、印刷ジョブが用紙サイズ混載ジョブであるか否か、すなわち、印刷ジョブ中に用紙サイズが変更されるページがあるか否かを解析する。このとき、用紙サイズが変更されるページがある場合は(S202のYES)、そのページにフラグを設定する(S203)。
続いて、プリンタコントローラ22は、印刷ジョブ中に、章区切りの設定が行われたページがあるか否かを解析する。このとき、章区切りの設定が行われたページがある場合は(S204のYES)、各章の先頭ページにフラグを設定する(S205)。
続いて、プリンタコントローラ22は、印刷条件中に、ステープル処理の指示があるか否かを解析する。このとき、ステープル処理の指示がある場合は(S206のYES)、先頭ページにフラグを設定する(S207)。先頭ページにフラグを設定するのは、少なくとも先頭ページが出力されれば、ユーザは、用紙上のどの位置がステープルで綴じられるのかを確認することができるからである。
続いて、プリンタコントローラ22は、先頭ページ、および、S203、S205、S207においてフラグが設定されたページの前後のページにさらにフラグを設定して(S208)、ページ情報テーブル生成処理を終了する。ここで、先頭ページにフラグを設定するのは、少なくとも先頭ページが出力されれば、ユーザは、用紙上の印刷の向きを確認することができるからである。
このようにして、ページ情報テーブルが生成されるが、同テーブルにおいてフラグが設定されたページのみが確認印刷時に印刷されるページということになる。この点についてはさらに後述する。
なお、本実施形態においては、印刷条件が変化するページとして、用紙サイズが変更されたページが選択されているが、本発明は必ずしもこれに限定されず、確認プリント時の印刷枚数の節減に寄与するのであれば、どのページが選択されてもよい。例えば、用紙の向きが変更されたページや、用紙の種類が変更されたページや、カラー画像が挿入されたページ等の、前後のページと比較して何らかの印刷条件が変更されているページが選択されうる。
また、本実施形態においては、ユーザが指定した仕上げ処理の確認に必要なページとして、章区切りが指定された場合の各章の先頭ページ、およびステープル処理が指定された場合の先頭ページが選択されたが、本発明は必ずしもこれに限定されず、確認プリント時の印刷枚数の節減に寄与するのであれば、どのページが選択されてもよい。例えば、パンチ穴処理が指定された場合の先頭ページや、紙折り処理が指定された場合の紙折り処理が施されるページ等が選択されうる。
図8〜10に、用紙サイズ、章区切りの有無、ステープル指示の有無に対応するページ情報テーブルの例を示す。具体的には、図8には、ページ数が15の片面原稿であり、用紙サイズはA4にA3とA4Tabとが混在しており、章区切りの指定はなく、ステープルの指示はない印刷ジョブについて作成される印刷情報テーブルの一例が示されている。
また、図9には、ページ数が13の両面原稿であり、用紙サイズはA4のみであり、6ページと10ページにおいて章区切りの指定がされており、ステープルの指示はない印刷ジョブについて作成されるテーブルの一例が、図10には、ページ数が5の片面原稿であり、用紙サイズはA4のみであり、章区切りの指定はなく、ステープルの指示がされている印刷ジョブについて作成されるテーブルの一例が、それぞれ示されている。
前述のように、図8〜10の各テーブルにおいて、印刷条件が前後いずれかのページと異なるページと、ユーザが指定した仕上げ処理に関係するページと、これらの各ページの前後のページと、先頭のページにフラグが設定されている。
続いて、本実施形態におけるMFP2の制御部21による処理について、図11のフローチャートを用いて説明する。
先ず、制御部21は、プリンタコントローラ22から、プリンタコントローラ22により取得または生成された印刷条件、ラスターデータ、およびページ情報テーブルを受信する(S301)。
続いて、制御部21は、プリンタコントローラ22から受信した印刷条件を解析し、出力モードとして確認プリントが指定されているか否かを判断する。このとき、確認プリントが指定されていない場合は(S302のNO)、制御部21は印刷部26に通常の印刷指示を行い(S312)、処理を終了する。
また、確認プリントが指定されている場合(S302のYES)、制御部21は、受信した印刷条件、ラスターデータ、およびページ情報テーブルを一旦記憶部23に格納する(S303)。
次に、制御部21は、ユーザに出力モードの選択を促す指示画面を操作部24に表示させる(S304)。図12に、このような出力モード選択のための指示画面の一例を示す。本実施形態において、出力モード選択のための指示画面は、図12のように、「通常印刷」、「全ページ確認プリント」、「節約確認プリント」、「ジョブ廃棄」のボタンからなる。ここで、「通常印刷」とは、確認プリントではない通常印刷のことであり、これが選択されると、制御部21は、印刷ジョブの全ページを、設定された印刷条件に基づいて、指定された部数だけ印刷する。また、「全ページ確認プリント」とは、印刷ジョブの全ページを一部だけ印刷することを意味し、「節約確認プリント」とは、前述のページ情報テーブルにおいてフラグが設定されたページのみを一部だけ印刷することを意味する。また、「ジョブ廃棄」とは、プリンタコントローラ22が受信した印刷ジョブを廃棄し、印刷処理を中止することを意味する。
続いて、制御部21は、前記指示画面上で、「節約確認プリント」、「全ページ確認プリント」、「通常印刷」または「ジョブ廃棄」のいずれかが選択されるまで図12のような指示画面を表示し続ける(S305、S307、S309、S310のNO)。ここで、「節約確認プリント」が指示された場合(S305のYES)、制御部21は、印刷部26に節約確認プリントの指示を行い(S306)、再び確認プリント画面を表示する(S304)。
また、制御部21は、「全ページ確認プリント」が指示された場合(S307のYES)は、印刷部26に全ページ確認プリントの指示を行い、「通常印刷」が指示された場合は、印刷部26に通常印刷の指示を行い、「ジョブ破棄」が指示された場合(S310のYES)は、印刷ジョブを破棄して(S311)、処理を終了する。
次に、図13〜15を用いて、図8〜10に示したジョブ情報テーブルに対応する節約確認プリントの出力結果を示す。図13〜15のように、印刷情報テーブルにおいてフラグが設定されたページ、すなわち、印刷条件が前後いずれかのページと異なるページと、ユーザが指定した仕上げ処理に関係するページと、これらの各ページの前後のページと、先頭のページのみが印刷されていることがわかる。
例えば、図13のように、A4用紙に、A3用紙およびA4Tab用紙が混在している場合は、用紙サイズが変更される箇所をユーザが確認できるように、A3用紙またはA4Tab用紙が使用される4、8、13ページと、それらの前後ページである3、5、7、9、12、14ページと、先頭ページである1ページのみが印刷されることがわかる。
また、図14のように、章区切りが設定されている場合は、章区切りの箇所をユーザが確認できるように、各々の章区切りの前後のページである5、6、9、10ページと、先頭ページである1ページのみが印刷されることがわかる。
また、図15のように、ステープル処理が指定されている場合は、印刷用紙上のステープル綴じされる場所をユーザが確認できるように、先頭ページである1ページと、その次のページである2ページのみが印刷されることがわかる。
このように、本実施形態のMFP2によれば、ユーザは、印刷用紙を節約しつつ、より効率的に仕上げ処理等の確認を行うことができる。
本発明は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲内において、種々改変することができる。例えば、上記実施形態では、画像形成装置としてMFPタを例にして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、画像形成装置は、プリンタやコピー機等であってもよい。
本実施形態の印刷システムにおける各種処理を行う手段および方法は、専用のハードウェア回路、またはプログラムされたコンピュータのいずれによっても実現することが可能である。ここで、上記プログラムは、例えばフレキシブルディスクやCD−ROMなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体によって提供されてもよい。この場合、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムは、通常、ハードディスク等の記憶部に転送されて記憶される。また、上記プログラムは、単独のアプリケーションソフトとして提供されてもよいし、装置の一機能としてその装置のソフトウェアに組み込まれてもよい。
1 PC、
11 CPU、
12 ROM、
13 RAM、
14 ハードディスク、
15 ディスプレイ、
16 入力装置、
17 ネットワークインタフェース、
18 バス、
2 MFP、
21 制御部、
22 プリンタコントローラ、
23 記憶部、
24 操作部、
25 画像読み取り部、
26 印刷部、
27 通信インタフェース、
28 バス、
3 通信ネットワーク。
11 CPU、
12 ROM、
13 RAM、
14 ハードディスク、
15 ディスプレイ、
16 入力装置、
17 ネットワークインタフェース、
18 バス、
2 MFP、
21 制御部、
22 プリンタコントローラ、
23 記憶部、
24 操作部、
25 画像読み取り部、
26 印刷部、
27 通信インタフェース、
28 バス、
3 通信ネットワーク。
Claims (15)
- 確認プリント機能を備えた画像形成装置であって、
印刷ジョブを解析して、ユーザが指示した仕上げ処理の確認に必要なページを識別する識別手段と、
前記識別手段により識別されたページのページ番号を含むページ情報を作成するページ情報作成手段と、
ユーザにより確認プリントが指示された場合に、前記ページ情報に示されたページ番号のページのみを印刷する印刷手段と、を有する画像形成装置。 - 前記ページ情報には、前記識別手段により識別されたページの前後のページのページ番号が含まれることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記ページ情報には、先頭のページのページ番号が含まれることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
- 前記仕上げ処理には、ステープル綴じ処理が含まれることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の画像形成装置。
- 前記仕上げ処理には、パンチ穴あけ処理が含まれることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の画像形成装置。
- 前記仕上げ処理には、章区切り処理が含まれることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の画像形成装置。
- 前記仕上げ処理には、紙折り処理が含まれることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の画像形成装置。
- 前記ページ識別手段は、印刷条件が変化するページをさらに識別することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載の画像形成装置。
- 前記印刷条件には、用紙サイズが含まれることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
- 前記印刷条件には、用紙の種類が含まれることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
- 印刷ジョブを解析し、ユーザが指示した仕上げ処理の確認に必要なページを識別するステップ1)と、
前記ステップ1)にて識別されたページのページ番号を記述したページ情報を作成するステップ2)と、
ユーザの指示に応じて、前記ページ情報に示されたページ番号のページのみを印刷するステップ3)と、を含むことを特徴とする画像形成方法。 - 前記ステップ1)において、印刷条件が変化するページをさらに識別することを特徴とする請求項11に記載の画像形成方法。
- 印刷ジョブを解析し、ユーザが指示した仕上げ処理の確認に必要なページを識別する手順1)と、
前記手順1)にて識別されたページのページ番号を記述したページ情報を作成する手順2)と、
ユーザの指示に応じて、前記ページ情報に示されたページ番号のページのみを印刷する手順3)と、を含むことを特徴とする画像形成プログラム。 - 前記手順1)において、印刷条件が変化するページさらに識別することを特徴とする請求項13に記載の画像形成プログラム。
- 請求項13または14に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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