JP2012043012A - 印刷システム、印刷装置、印刷設定方法および印刷設定プログラム - Google Patents

印刷システム、印刷装置、印刷設定方法および印刷設定プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】印刷物としてのカーボンコピーを用途別に異なる出力トレイに出力するための印刷システム、印刷装置、印刷設定方法および印刷設定プログラムを提供する。
【解決手段】本発明にかかる印刷システムは、原稿データから派生させて用途別に形成された複数種類の画像データに基づいて印刷物を形成する印刷システムであって、形成された印刷物を出力するための出力先である複数の出力部と、印刷物の用途毎に異なる出力部を指定する出力部指定手段とを有する。
【選択図】図5

Description

本発明は、印刷システム、印刷装置および印刷設定方法に関し、特に、印刷物としてのカーボンコピーを用途別に異なる出力トレイに出力するための印刷システム、印刷装置、印刷設定方法および印刷設定プログラムに関する。
近年、公共施設などにおいて、同一文書について顧客用、処理用および控え用などのように、印刷物としてのカーボンコピー(帳票)を用途別に作成するためのカーボンコピー印刷が利用されている。カーボンコピー印刷物は、印刷物排紙後、用途に適った事務処理ができるように、用途毎の仕分け先に確実に仕分けされることが必要とされている。
カーボンコピー印刷の技術として、同一の文書から用途別のカーボンコピー印刷する際、給紙トレイ毎に個別の印刷データを生成するものがある(特許文献1参照)。
しかしながら、上記の印刷技術では、給紙トレイ毎の印刷データを生成して印刷を行うことができるものの、カーボンコピー毎の用途に合わせて排紙先を設定したり、カーボンコピー毎の印刷タイミングを設定したりすることまでは考慮されていない。
特開2007−213365号公報
本願発明は、上記課題に基づいてなされたものである。すなわち、本願発明は、カーボンコピー印刷を行う際、カーボンコピーの用途別に異なる排紙先を設定したり、カーボンコピーの用途別に所望のタイミングで印刷するように設定したりする。こうすることで、本願発明は、カーボンコピーが望まない仕分け先に仕分けされることを確実に防止できる印刷システム、印刷装置、印刷設定方法および印刷設定プログラムを提供することを目的とする。
本発明の上記目的は、下記の手段によって達成される。
(1)原稿データから派生させて用途別に形成された複数種類の画像データに基づいて印刷物を形成する印刷システムであって、形成された前記印刷物を出力するための出力先である複数の出力部と、前記印刷物の用途毎に前記出力部の指定を受付けると共に、異なる用途の印刷物に対する重複した前記出力部の指定を制限する出力部指定手段と、を有する印刷システム。
(2)用途毎の前記画像データについて、印刷物を形成して前記出力部から出力する順番の指定を受け付け、当該出力順に前記出力部から前記印刷物を出力させる出力順指定手段をさらに有する上記(1)に記載の印刷システム。
(3)前記出力順指定手段は、用途別の前記印刷物のうち即使用予定の印刷物の指定を受け付け、当該即使用予定の印刷物を早い前記出力順に設定する上記(2)に記載の印刷システム。
(4)前記出力順指定手段は、前記即使用予定の印刷物を先に前記出力部に出力させ、その他の印刷物については後で読み出せるように保存しておき、任意のタイミングで前記出力部に出力させる上記(3)に記載の印刷システム。
(5)前記出力トレイ毎に排出される印刷物のための後処理について設定するための後処理指定手段をさらに有する上記(1)〜(4)のいずれか一つに記載の印刷システム。
(6)前記出力部指定手段は、ユーザによる入力を制限するユーザインタフェースとしての、入力された値が設定不可である旨を警告する警告手段、または、選択不可である項目を選択できないようにして表示するメニュー表示手段によって、重複した前記出力部の指定を制限する上記(1)〜(5)のいずれか一つに記載の印刷システム。
(7)原稿データから派生させて用途別に形成された複数種類の画像データに基づいて印刷物を形成する印刷装置であって、形成された前記印刷物を出力するための出力先である複数の出力部と、前記印刷物の用途毎に前記出力部の指定を受付けると共に、異なる用途の印刷物に対する重複した前記出力部の指定を制限する出力部指定手段と、を有する印刷装置。
(8)用途毎の前記画像データについて、印刷物を形成して前記出力部から出力する順番の指定を受け付け、当該出力順に前記出力部から前記印刷物を出力させる出力順指定手段をさらに有する上記(7)に記載の印刷装置。
(9)前記出力順指定手段は、用途別の前記印刷物のうち即使用予定の印刷物の指定を受け付け、当該即使用予定の印刷物を早い前記出力順に設定する上記(8)に記載の印刷装置。
(10)前記出力順指定手段は、前記即使用予定の印刷物を先に前記出力部に出力させ、その他の印刷物については後で読み出せるように保存しておき、任意のタイミングで前記出力部に出力させる上記(9)に記載の印刷装置。
(11)前記出力トレイ毎に排出される印刷物のための後処理について設定するための後処理指定手段をさらに有する上記(7)〜(10)のいずれか一つに記載の印刷装置。
(12)前記出力部指定手段は、ユーザによる入力を制限するユーザインタフェースとしての、入力された値が設定不可である旨を警告する警告手段、または、選択不可である項目を選択できないようにして表示するメニュー表示手段によって、重複した前記出力部の指定を制限する上記(7)〜(11)のいずれか一つに記載の印刷装置。
(13)原稿データから派生させて用途別に形成された複数種類の画像データに基づいて印刷物を形成する印刷システムまたは印刷装置において、形成された前記印刷物を出力するための出力先である複数の出力部を指定するステップと、前記印刷物の用途毎に前記出力部の指定を受付けると共に、異なる用途の印刷物に対する重複した前記出力部の指定を制限するステップと、を含む印刷設定方法。
(14)用途毎の前記画像データについて、印刷物を形成して前記出力部から出力する順番の指定を受け付け、当該出力順に前記出力部から前記印刷物を出力させるステップをさらに含む上記(13)に記載の印刷設定方法。
(15)前記出力順指定手段は、用途別の前記印刷物のうち即使用予定の印刷物の指定を受け付け、当該即使用予定の印刷物を早い前記出力順に設定する上記(14)に記載の印刷設定方法。
(16)前記出力順指定手段は、前記即使用予定の印刷物を先に前記出力部に出力させ、その他の印刷物については後で読み出せるように保存しておき、任意のタイミングで前記出力部に出力させる上記(15)に記載の印刷設定方法。
(17)前記出力トレイ毎に排出される印刷物のための後処理について設定するステップをさらに含む上記(13)〜(16)のいずれか一つに記載の印刷設定方法。
(18)前記出力部の指定を制限するステップは、ユーザによる入力を制限するユーザインタフェースとしての、入力された値が設定不可である旨を警告する警告手段、または、選択不可である項目を選択できないようにして表示するメニュー表示手段によって、重複した前記出力部の指定を制限する上記(13)〜(17)のいずれか一つに記載の印刷設定方法。
(19)原稿データから派生させて用途別に形成された複数種類の画像データに基づいて印刷物を形成する印刷システムまたは印刷装置において、形成された前記印刷物を出力するための出力先である複数の出力部を指定する手順と、前記印刷物の用途毎に前記出力部の指定を受付けると共に、異なる用途の印刷物に対する重複した前記出力部の指定を制限する手順と、を含む印刷設定プログラム。
(20)用途毎の前記画像データについて、印刷物を形成して前記出力部から出力する順番の指定を受け付け、当該出力順に前記出力部から前記印刷物を出力させる手順をさらに含む上記(19)に記載の印刷設定プログラム。
(21)前記出力順指定手段は、用途別の前記印刷物のうち即使用予定の印刷物の指定を受け付け、当該即使用予定の印刷物を早い前記出力順に設定する上記(20)に記載の印刷設定プログラム。
(22)前記出力順指定手段は、前記即使用予定の印刷物を先に前記出力部に出力させ、その他の印刷物については後で読み出せるように保存しておき、任意のタイミングで前記出力部に出力させる上記(21)に記載の印刷設定プログラム。
(23)前記出力トレイ毎に排出される印刷物のための後処理について設定する手順をさらに含む上記(19)〜(22)のいずれか一つに記載の印刷設定プログラム。
(24)前記出力部の指定を制限する手順は、ユーザによる入力を制限するユーザインタフェースとしての、入力された値が設定不可である旨を警告する警告手段、または、選択不可である項目を選択できないようにして表示するメニュー表示手段によって、重複した前記出力部の指定を制限する上記(19)〜(23)のいずれか一つに記載の印刷設定プログラム。
(25)上記(19)〜(24)のいずれか一つに記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
本発明によれば、印刷物としてのカーボンコピーを仕分けする際、所望の仕分け先とは異なる仕分け先にカーボンコピーが仕分けされないように、カーボンコピー毎に排紙先の設定を行うことができ、カーボンコピーを伴う事務処理を的確にすることができる。
本発明にかかる印刷システムの全体構成を示すブロック図である。 図1に示されるPCの構成を示すブロック図である。 図1に示されるMFPの構成を示す概略正面図である。 図1に示されるMFPの構成を示すブロック図である。 本実施形態にかかるプリンタドライバによる処理のフローチャートである。 作成されたカーボンコピー画像データの例を示す図である。 顧客用カーボンコピーについて印刷設定するための印刷設定画面(プリンタドライバ設定画面)の一例を示す図である。 処理用カーボンコピーについて印刷設定するための印刷設定画面(プリンタドライバ設定画面)の一例を示す図である。 カーボンコピー印刷設定時のエラー表示画面の一例を示す図である。 控え用カーボンコピーについて印刷設定するための印刷設定画面(プリンタドライバ設定画面)の一例を示す図である。 画像データおよびカーボンコピー印刷設定が変換されて作成されたPDLの記述例を示す図である。 PDLを受信したプリンタによる処理を示したフローチャートである。 作成された印刷物の一例を示す図である。 本発明に使用されうるMFPの他の構成を示す概略正面図である。 カーボンコピーの出力順を指定するための項目が構成された印刷設定画面(プリンタドライバ設定画面)の一例を示す図である。 カーボンコピーの即使用予定について指定するための項目が構成された印刷設定画面(プリンタドライバ設定画面)の一例を示す図である。 カーボンコピーを一時的に保存するための項目および排紙タイミングを指定するための項目が構成された印刷設定画面(プリンタドライバ設定画面)の一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明にかかる印刷システムの全体構成を示すブロック図である。
本実施形態の印刷システムは、ネットワーク端末としてのPC(パーソナルコンピュータ)100と、MFP(Multi−Function Peripheral)200とを備え、これらはネットワーク300を介して相互に通信可能に接続されている。
ネットワーク300は、イーサネット(登録商標)、トークンリング、FDDI等の規格によりコンピュータやネットワーク機器同士を接続したLANや、LAN同士を専用線で接続したWAN等からなる。なお、ネットワーク300に接続される機器の種類および台数は、図1に示す例に限定されない。また、PC100とMFP200とは、ネットワーク300を介することなく直接機器間で接続(ローカル接続)されていてもよい。
図2は、図1に示されるPC100の構成を示すブロック図である。本実施形態のPC100は、CPU101、メモリ102、HDD(ハードディスク)103、ディスプレイ104、入力装置105、および通信I/F(インタフェース)部106を備えており、これらは信号をやり取りするためのバス107を介して相互に接続されている。
CPU101は、プログラムにしたがって、上記各部の制御(たとえば、画像データ作成指示等)や各種の演算処理(たとえば、ページ記述言語に変換する処理等)を行う。
メモリ102は、各種プログラムや各種データを格納するためのROM、ワークエリアとして一時的にプログラムやデータを記憶するためのRAM等から構成される。また、メモリ102は、たとえば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)により構成されうる。
HDD103は、オペレーティングシステムを含む各種プログラムや各種データを格納する。HDD103には、文書データ(カーボンコピーの元となるデータ)を作成、選択または再現したり、文書データを基にカーボンコピーの画像データを作成および設定したりするための各種アプリケーションがインストールされている。また、作成された文書データをMFP200が解釈可能なページ記述言語(PDL:Page Description Language)で記述されたPDLデータに変換したり、カーボンコピー毎に出力先設定などの印刷設定をしたりするためのプリンタドライバがインストールされている。また、HDD103は、文書データに基づいて作成された複数種類の画像データを格納でき、格納された画像データはCPU101によって必要に応じてメモリ102上に読み出され、メモリ102上で処理されうる。
ディスプレイ104は、LCD、CRTディスプレイ等であり、各種の情報の表示に使用される。入力装置105は、マウス等のポインティングデバイスやキーボードを含み、各種情報の入力に使用される。
通信I/F部106は、外部機器と通信するためのインタフェースであり、イーサネット(登録商標)、トークンリング、FDDI等の規格によるネットワークインタフェース、USB、IEEE1394等のシリアルインタフェース、SCSI、IEEE1284等のパラレルインタフェース、BLUETOOTH(登録商標)、IEEE802.11、HomeRF、IrDA等の無線通信インタフェース、電話回線に接続するための電話回線インタフェース等を利用することができる。
図3は、図1に示されるMFP200の構成を示す概略正面図である。本実施形態のMFP200は、制御部201、ADF(Auto Documennt Feeder)210、画像読取部220、操作部230、給紙部240、画像形成部250、排紙部260、および複数の排紙トレイ261〜263を備えている。これらは信号をやり取りするためのバスを介して相互に接続されている。
ADF210は、セットされた単数枚または複数枚の原稿を1枚ずつ画像読取部220の所定の読み取り位置まで順次搬送し、そして画像読み取り後の原稿を順次排出する。
画像読取部220は、所定の読み取り位置にセットされた原稿またはADF210により所定の読み取り位置に搬送された原稿に蛍光ランプ等の光源で光を当て、その反射光をCCDイメージセンサ等の撮像装置で光電変換して、その電気信号から画像データを生成する。
操作部230は、タッチパネル、テンキー、スタートボタン、ストップボタン等を備えており、各種情報の表示および各種設定の入力に使用される。
給紙部240は、印刷に使用される記録媒体としての用紙を収容し、収容された用紙を1枚ずつ画像形成部250に送り出す。給紙部240は複数部からなり、印刷用途別に用紙サイズ、色、紙質を選択できるように構成されうる。
画像形成部250は、帯電、露光、現像、転写および定着の各工程を含む電子写真式プロセス等の周知の作像プロセスを用いて、各種データに基づく画像を用紙上に印刷する。
排紙部260は、画像形成部250から搬送される用紙を、制御部201からの指示によりユーザの希望する後処理を加えて排出する。後処理には、用紙の束をステープルで綴じるステープル処理、用紙の端部にファイリング用の穴をあけるパンチ穴あけ処理、用紙を束ねて本の形に作り上げる製本処理、用紙を折る折り加工処理、および用紙の端部を切断するトリマ処理などが挙げられる。なお、排紙部260は、後処理機能がなく単に用紙を排出するものでもよい。また、排紙部260は複数の排紙トレイ261〜263(それぞれ出力トレイ1〜3とする)を有し、用途毎のカーボンコピー印刷物を異なる排紙トレイ261〜263に排紙させるように指定できる。
図4は、図1に示されるMFP200の構成を示すブロック図である。制御部201は、CPU202、メモリ203、HDD204、通信I/F部205を含む。これらは信号をやり取りするためのバスを介して相互に接続されている。なお、MFP200の上記各部のうち、PC100の上記各部と同様の機能を有する部分については、説明の重複を避けるためその説明を省略する。
CPU202は、プログラムにしたがって、上記各部の制御または各種の演算処理(たとえば、ラスタライズ処理等)を行う。
HDD204は、オペレーティングシステムを含む各種プログラムや各種データを格納する。HDD204には、PC100から受信したPDLデータを翻訳してビットマップ形式の画像データを生成するためのプリンタドライバとしてのプログラムと、ビットマップ形式の画像データを編集、加工、または合成することにより画像を形成するためのプログラムとが格納されている。
通信I/F部205は、PC100との間でLAN(Local Area Network)を介してデータの送受信を行う入出力装置である。すなわち、通信I/F部205は、PC100と接続を確立し、各種ネットワークプロトコルによりデータの送受信を行う。
なお、PC100およびMFP200は、それぞれ上述した構成要素以外の構成要素を含んでいてもよく、あるいは、上述した構成要素のうちの一部が含まれていなくてもよい。
(カーボンコピー印刷設定手順)
図5〜10を参照して、カーボンコピー画像データについて印刷設定するための手順を詳細に説明する。
図5は本実施形態にかかるプリンタドライバによる処理のフローチャートを示す図、図6は作成されたカーボンコピー画像データの例を示す図である。特に、図6では、「顧客用」、「処理用」、および「控え用」の異なる3つの用途別に作成されたカーボンコピー画像データの例を示している。
本実施形態では、まず、ユーザによるプリンタドライバの起動後、カーボンコピー印刷設定する対象としての、カーボンコピー画像データが受信される(ステップS101)。カーボンコピー画像データは、カーボンコピー毎の画像データとしてユーザにより別途作成された画像データであり、図6について後述するように、顧客名、住所、金額などのデータ、およびカーボンコピー毎の所定のフォーマットを含む。このようなカーボンコピー画像データは、PC100にインストールされた各種アプリケーションによって作成されうる。各種アプリケーションの例としては、マイクロソフトWord(登録商標)、Excel(登録商標)、PowerPoint(登録商標)のほか、専用のアプリケーションがある。
図6を参照すると、ユーザは、名前、住所などのデータを入力装置105を用いて入力し、カーボンコピー画像データを作成する。また、ユーザは、客に渡すための顧客用、事務処理に使うための処理用、記録に取っておくための控え用等のカーボンコピーの用途毎に、所望の欄のレイアウトを追加できる。たとえば、処理用カーボンコピーについて、処理担当部署を示す欄、確認印を押すための欄を追加できる。また、控え用カーボンコピーについて、受付担当者名を示す欄を作成できる。このように作成された画像データについて、一部を隠蔽するマスク処理、背景色を変更する処理、他の画像データを合成する処理等その他の処理を行うようにしてもよい。
続いて、共通出力設定が行われる(ステップS102)。共通出力設定は、たとえば、全てのカーボンコピーに共通の用紙サイズ設定、フォーマット設定、背景色設定等を含む。
続いて、「顧客用」のカーボンコピーについての印刷設定をするか否かが判断される(ステップS103)。ここでは、後述の図7に示される印刷設定画面が起動された後、顧客用のカーボンコピーについて印刷設定するためのタブ301が選択され、上記ステップS102で設定される共通設定以外の、顧客用のカーボンコピーについて印刷設定するか否かが判断される。顧客用のカーボンコピーについて印刷設定されることなく「処理用」または「控え用」のカーボンコピー印刷設定のためのタブ302または303が選択された場合、顧客用のカーボンコピーについて印刷設定しないと判断される(ステップS103:NO)。または、「キャンセル」ボタンが押下(クリック)されると、印刷設定されることなく、処理は終了される。カーボンコピー印刷設定するための画面およびタブ301〜303については、後述する。
一方、顧客用のカーボンコピーについて印刷設定しないと判断されない場合(ステップS103:YES)、顧客用のカーボンコピーについての印刷設定、特に出力先の指定が行われる(ステップS104)。このステップでは、図7に示される印刷設定画面において、ユーザにより所望の印刷設定が指定され、「OK」ボタンが押下されることにより指定された印刷設定が確定され、顧客用のカーボンコピーについて印刷設定したと判断される。
続いて、「処理用」のカーボンコピーについて印刷設定するか否かが判断される(ステップS105)。処理用のカーボンコピーについて印刷設定されることなく「顧客用」または「控え用」のカーボンコピー印刷設定のためのタブ301または303が選択された場合、処理用のカーボンコピーについて印刷設定しないと判断される(ステップS105:NO)。または、「キャンセル」ボタンが押下されると、印刷設定されることなく、処理は終了される。
一方、処理用カーボンコピーについて印刷設定しないと判断されない場合(ステップS105:YES)、処理用のカーボンコピーについての印刷設定、特に出力先および挿入紙の設定が行われる(ステップS106)。このステップでは、後述の図8に示される印刷設定画面においてタブ302が選択され、ユーザにより所望の印刷設定が指定され、「OK」ボタンが押下されることにより指定された印刷設定が確定され、処理用のカーボンコピーについて印刷設定したと判断される。
続いて、「控え用」のカーボンコピーについて印刷設定するか否かが判断される(ステップS107)。ここでは、控え用のカーボンコピーについて印刷設定されることなく「顧客用」または「処理用」のカーボンコピー印刷設定のためのタブ301または302が選択された場合、処理用のカーボンコピーについて印刷設定しないと判断される(ステップS107:NO)。または、「キャンセル」ボタンが押下されると、印刷設定されることなく、処理は終了される。
一方、控え用カーボンコピーについて印刷設定しないと判断されない場合(ステップS107:YES)、控え用のカーボンコピーについての印刷設定、特に出力先および後処理の設定がなされる(ステップS108)。このステップでは、後述の図10に示される印刷設定画面においてタブ303が選択され、ユーザにより所望の印刷設定が指定され、「OK」ボタンが押下されることにより指定された印刷設定が確定され、処理用のカーボンコピーについて印刷設定したと判断される。
続いて、全てのカーボンコピーについての印刷設定が完了したか否かが判断される(ステップS109)。全てのカーボンコピー印刷設定画面において「OK」ボタンが押下され印刷設定が確定されていない場合、つまり、全てのカーボンコピーについて印刷設定が完了していないと判断された場合(ステップS109:NO)、ステップS103の処理に戻り、カーボンコピーについて印刷設定するか否かを判断する処理が繰り返される。
一方、全ての印刷設定が完了していると判断される場合(ステップS109:YES)、設定された印刷データが送信される(ステップS110)。このステップでは、全てのカーボンコピーについての画像データ、および、ステップS104、106または108において指定された印刷設定が、PC100にインストールされたプリンタドライバにより図11に例示されるPDLに変換されて、PC100からMFP200にネットワーク300を介して印刷データとして送信される。印刷データが送信されて、カーボンコピー印刷設定する処理は終了される。
(カーボンコピー印刷設定画面)
上述のステップS104、106および108におけるカーボンコピー印刷設定するための印刷設定画面について詳細に説明する。本実施形態においては、印刷設定画面が出力部指定手段として構成される。
図7は顧客用カーボンコピーについて印刷設定するための印刷設定画面(プリンタドライバ設定画面)の一例を示す図である。
カーボンコピーパターン画像データについて印刷設定するために、まず、図7に示されるような「カーボンコピー印刷設定画面」(プリンタドライバ設定画面)が起動される。カーボンコピー印刷設定画面は、ディスプレイ104に表示され、入力装置105により当該設定画面上における入力操作ができる。
図7に示されるように、カーボンコピー印刷設定画面(ウィンドウ)300は、ユーザが希望する各カーボンコピー画像データ(顧客用、処理用、控え用)に対応する複数のタブ301〜303から構成されている。タブ301〜303を選択することで、各種カーボンコピーの設定画面に切り替わる。
タブ301が選択されると、「顧客用」カーボンコピー画像データについて印刷設定するための画面(以下、顧客用カーボンコピー設定画面)が表示される。顧客用カーボンコピー設定画面には、カーボンコピー画像データの仕上がりの様子がわかるように、プレビュー画面304が設けられている。また、顧客用カーボンコピー設定画面のプレビュー画面304の右側には、排紙先を設定するための排紙部設定項目305が設けられている。顧客用カーボンコピーの排紙先を指定するための排紙部設定項目305はプルダウンメニューとして構成され、ユーザは、当該プルダウンメニューにリストされる、排紙先としての出力トレイ1〜3を指定できる。また、顧客用カーボンコピー設定画面には、「OK」および「キャンセル」ボタンが構成される。「OK」ボタンが押下されることにより指定された印刷設定が確定され、「キャンセル」ボタンが押下されることにより印刷設定するための処理が終了される。
なお、タブ301〜303は、カーボンコピーの用途数に対応する数だけ構成される。すなわち、ユーザは、希望する用途の数だけカーボンコピーについての画像データを作成でき、当該数だけタブ画面が構成されうる。
図8は処理用カーボンコピーについて印刷設定するための印刷設定画面(プリンタドライバ設定画面)の一例を示す図、図9はカーボンコピー印刷設定時のエラー表示画面の一例を示す図である。
タブ302が選択されると、図8に示される「処理用」カーボンコピー画像データについて印刷設定するための画面(以下、処理用カーボンコピー設定画面)に切り替わる。
なお、処理用カーボンコピー設定画面を構成する各種設定項目のうち、上記顧客用カーボンコピー設定画面と同一の項目については、説明を省略する。
処理用カーボンコピー設定画面は、排紙部設定項目306および紙挿入設定項目309を含む。排紙部設定項目306において、「処理用」カーボンコピーの出力先としての排紙部を設定できる。紙挿入設定項目309において、処理用カーボンコピーが出力されるときに挿入紙を挿入するための条件を指定できる。
排紙部設定項目306は、単一の排紙先として排紙部を設定するための主排紙部設定項目307、および、排紙先を分割して出力するための排紙部分割設定項目308を含む。主排紙部設定項目307では、出力先として顧客用カーボンコピーについて指定されていない出力トレイ1〜3を指定できる。また、排紙先としてその他の排紙先を同時に指定したい場合、排紙部分割設定項目308において主排紙部設定項目307で指定されていない1または2つの出力先が設定されうる。このとき、排紙先を分割するときの条件として、どの時間単位で排紙先を変更するのか、いくつの出力部数単位で排紙先を変更するのかが設定されうる。
主排紙部設定項目307において指定される出力トレイが、たとえば顧客用カーボンコピー設定画面で確定された排紙部と重複して指定された場合、図9に示されるような警告手段としてのエラーメッセージ310が表示される。エラーメッセージ310は、排紙部が重複して指定されたことにより、指定された排紙部は設定不可である旨を警告する。このように、本実施形態では、カーボンコピーの異なる用途毎に出力先を設定するので、異なるカーボンコピーについて同一の排紙先が重複して設定されることが防止される。すなわち、このようなエラーメッセージが表示されることにより、用途別のカーボンコピーの出力先が、確実に異なるようにすることができる。
なお、エラーメッセージの代わりに、主排紙部設定項目307において、他のカーボンコピーの出力先として確定された排紙部が指定されないようにしてもよい。たとえば、メニュー表示手段としての、主排紙部設定項目307のプルダウンメニュー内において、確定された排紙部をグレーアウトさせて表示させてもよい。グレーアウトされて表示された排紙部が選択不可である項目として表示されるので、確定された排紙部が選択されることがなく、重複して排紙部が指定されることが防止される。
処理用カーボンコピー設定画面において、「処理用」カーボンコピーについて印刷設定された後、「OK」ボタンが押下されることにより、指定された印刷設定が確定される。また、「キャンセル」ボタンが押下されることにより印刷設定するための処理が終了される。
図10は、「控え用」カーボンコピーについて印刷設定するための印刷設定画面(プリンタドライバ設定画面)の一例を示す図である。
タブ303が選択されると、図10に示される「控え用」カーボンコピー画像データについて印刷設定するための画面(以下、控え用カーボンコピー設定画面)に切り替わる。
なお、控え用カーボンコピー設定画面を構成する各種設定項目のうち、上記顧客用カーボンコピー設定画面または処理用カーボンコピー設定画面と同一の項目については、説明を省略する。
控え用カーボンコピー設定画面は、後処理を設定するための後処理設定項目311をさらに含む。ユーザは、後処理設定項目311を通して、控え用カーボンコピーに対してパンチ穴を形成するか否かを指定でき、さらにパンチ穴を形成する場合、その位置を指定できる。
なお、控え用カーボンコピー設定画面においても、顧客用カーボンコピー設定画面または処理用カーボンコピー設定画面において確定された出力先と重複して同一の出力先が指定された場合、図9に示されたエラーメッセージ310と同様のエラーメッセージを表示させうる。また、顧客用カーボンコピー設定画面においても、処理用カーボンコピー設定画面または控え用カーボンコピー設定画面で確定された出力先と重複して同一の出力先が指定された場合、同様のエラーメッセージを表示させうる。
(印刷データ)
ステップS110で作成された印刷データについて説明する。
図11は画像データおよびカーボンコピー印刷設定が変換されて作成されたPDLの記述例を示す図である。
図11に示される通り、PDLデータ400は、複数の異なる用途別のカーボンコピーについて定義されたカーボンコピーオブジェクト401、404および406を含む。各々のカーボンコピーオブジェクト401、404および406は、カーボンコピーの用途毎に、出力設定オブジェクト402、405および407、ならびに、画像データオブジェクトを含む。各々の出力設定オブジェクト402、405および407は、用途毎のカーボンコピーの出力設定について定義し、排紙先の設定および後処理の設定について定義するオブジェクトを含む。画像データオブジェクトは、用途毎のカーボンコピーの画像データについて定義し、描画に必要なオブジェクトを適宜含むことができる。
「処理用」カーボンコピーについて定義されたカーボンコピーオブジェクト401は、出力設定オブジェクト402および画像データオブジェクト403を含む。出力設定オブジェクト402内の“<出力トレイ>トレイ2</出力トレイ>”の記述から、「処理用」カーボンコピーについては、ステップS106で処理用カーボンコピー設定画面において、排紙先設定として“出力トレイ2”が指定されたことがわかる。また、“<紙挿入>ON−2枚毎</紙挿入>”の記述から、出力時の紙挿入の設定として、印刷出力用紙“2枚毎”に挿入紙が挿入されるように指定されたことがわかる。
「控え用」カーボンコピーについて定義されたカーボンコピーオブジェクト404は、出力設定オブジェクト405および画像データオブジェクトを含む。出力設定オブジェクト405内の“<出力トレイ>トレイ3</出力トレイ>”の記述から、「控え用」カーボンコピーについては、ステップS108で控え用カーボンコピー設定画面において、排紙先の設定として“出力トレイ3”が指定されたことがわかる。また、“<パンチ>ON−右辺</パンチ>”の記述から、後処理の設定として用紙“右辺”にパンチ穴を施すように指定されたことがわかる。
「顧客用」カーボンコピーについて定義されたカーボンコピーオブジェクト406は、出力設定オブジェクト407および画像データオブジェクトを含む。出力設定オブジェクト407内の“<出力トレイ>トレイ1</出力トレイ>”の記述から、「顧客用」カーボンコピーについては、ステップS104で顧客用カーボンコピー設定画面において、排紙先として“出力トレイ1”が指定されたことがわかる。
また、本実施形態では、印刷データのカーボンコピーオブジェクト401、404および406の記述順は、印刷順指定手段としてのプリンタドライバ等を介して、ユーザによって任意に設定されうる。後述のように印刷データを受信したMFP200はカーボンコピーオブジェクトの記述された順に印刷処理を実行するので、用途毎のカーボンコピーを指定順に排紙させることができる。したがって、カーボンコピーの排紙を確認するユーザは、当該指定順に排紙されたカーボンコピーの用途の明確な判別をすることができるようになる。さらに、1種類のカーボンコピーが先に処理されなくてはならず、他種類のカーボンコピーが確実に処理されなくてはならない等のカーボンコピーについて事務処理上の制約がある場合、各々のカーボンコピーについての印刷データの記述順を適宜設定することによって、用途に適ったカーボンコピーをより確実かつタイムリーに仕分けすることができるようになる。
(カーボンコピー印刷出力)
図12および13を参照して、カーボンコピー印刷出力するための手順を詳細に説明する。
図12はPDLを受信したプリンタによる処理を示したフローチャート、図13は作成された印刷物の一例を示す図である。
まず、MFP200は、カーボンコピー印刷データを受信する(ステップS201)。上述したように、ステップS110においてカーボンコピー画像データはPDLに変換され、PC100からMFP200に印刷データとして送信される。
続いて、図11について上述に説明された印刷データが、MFP200によって解析される(ステップS202)。本実施形態では、カーボンコピー毎に印刷処理がなされるので、図11に示されたカーボンコピーオブジェクト401、404および406の記述順に印刷処理が実行される。
続いて、所定のカーボンコピーの画像データがラスタライズされ、画像が画像データに基づいて印刷される(ステップS203)。
続いて、所定の印刷されたカーボンコピーについて後処理が必要か否かが判断される(ステップS204)。このステップでは、印刷データ内の出力設定オブジェクト内に後処理についての記述が含まれているか否かが判断される。後処理についての記述が含まれないと判断された場合(ステップS204:NO)、ステップS206に進む。
一方、後処理についての記述が含まれると判断された場合(ステップS204:YES)、印刷データのPDLの記述について上述の通り、所定の後処理が出力設定オブジェクトに記述された内容に従って、排紙部260においてなされる(ステップS205)。
続いて、印刷物が所定の出力トレイから排紙される(ステップS206)。ここでは、印刷データのPDLの記述について上述の通り、排紙先についての出力設定オブジェクトに記述された内容に従って、出力トレイ1〜3のいずれかから、カーボンコピーが排紙される。
続いて、全てのカーボンコピーについて排紙されたか否かが判断される(ステップS207)。依然印刷および排紙されていないカーボンコピーがあると判断される場合(ステップS207:NO)、ステップS202の処理に戻り次のカーボンコピーについての印刷処理が実行される。
一方、全てのカーボンコピーについて印刷され排紙されたと判断される場合(ステップS207:YES)、印刷処理が終了される。
図13は、作成された印刷物の一例を示す図である。顧客用カーボンコピーについては、後処理がなされていないが、処理用および控え用カーボンコピーについては、紙挿入処理または後処理がなされていることがわかる。処理用カーボンコピーについては挿入紙がカーボンコピー2枚毎に挿入されており、また、控え用カーボンコピーについてはパンチ穴をページ右辺に開ける後処理が施されていることがわかる。
以上のように、本実施形態では、用途別に作成されるカーボンコピーについて、用途に合わせて異なる出力先を設定できる。したがって、用途毎に排紙されたカーボンコピーを所定の部署等に仕分けする際、所望の仕分け先とは異なる仕分け先にカーボンコピーが仕分けされないようにカーボンコピー毎に出力先の設定を行うことができる。また、本実施形態では、カーボンコピーについての印刷データの記述順を適宜設定することができるので、用途に適ったカーボンコピーをより確実かつタイムリーに仕分けすることができる。したがって、用途毎のカーボンコピーについての事務処理をより容易、確実かつ速やかにすることが可能となる。
なお、本実施形態では、出力トレイが3つ構成される画像形成装置について説明したが、図14に示されるように、出力トレイの代わりに印刷物をスタックして保存できる排紙部561および562を構成してもよい。また、出力トレイまたは印刷物をスタック保存する排紙部の数は、2つ以上の任意の数を構成可能である。また、印刷物をスタック保存する排紙部を使用することにより、当該排紙部に施錠機能を持たせて、仕分け間違いを防止することもできる。
なお、上記実施形態において、カーボンコピーオブジェクトの記述順をユーザによって指定できると述べた。具体的には、図15に示されるように、ユーザにより、カーボンコピーについての出力(排紙)順が、カーボンコピー印刷設定画面300内に構成される出力順指定項目320において、チェックをつけて指定されることにより達成されうる。当該出力順についての指定はプリンタドライバにより受け付けられ、各々のカーボンコピーに対応するカーボンコピーオブジェクトが、当該指定された出力順に従って印刷データ内において記述される。当該印刷データはMFP200により受け付けられ、カーボンコピーは当該出力順に排紙部261〜263のいずれかから排紙される。出力順指定項目320にチェックがなく出力順が指定されない場合、出力順はデフォルトに設定される。デフォルトの出力順とは、たとえば、カーボンコピー印刷設定画面300内におけるタブ301〜303の並び順である。
また、図16に示されるように、ユーザは、出力される印刷物について即使用予定か否かを即使用予定指定項目321において指定することができる。即使用予定の指定がされたカーボンコピーについては、出力順として早い順番に出力されるとみなすことにより、即使用予定の印刷物を早い順に印刷させることができる。なお、複数のカーボンコピーについて即使用予定が指定された場合、即使用予定が指定されたカーボンコピーのうち、即使用予定について指定操作のなされた順に出力されるようにしてもよい。
また、出力順が早いものとして指定されたカーボンコピーのみを直ぐに印刷出力し、その他の即使用予定のないカーボンコピーを記述するカーボンコピーオブジェクトを含む印刷データについては、記憶部に一時的に保存(記憶)させておくことができる。具体的には、図17に示されるように、一時保存指定項目322においてチェックをつけることにより、即使用予定のないカーボンコピーについてのカーボンコピーオブジェクトを含む印刷データを、後で読み出せるように保存させておくことができる。この場合、当該印刷データは、記憶部であるHDD103またはHDD204等に一時的に保存される。また、一時的に保存された印刷データについては、所望のタイミングでまとめて排紙させうる。所望のタイミングとは、たとえば、ユーザによる任意のタイミング、所定部数の印刷物が印刷された後、所定時間後等である。所定部数または所定時間が排紙タイミング指定項目323において指定された場合、印刷出力する際に、紙挿入するための項目にチェックをつけて、当該所定部数毎または所定時間毎に、図13に示されたものと同様な挿入紙を印刷物間に挿入して出力させうる。
なお、図5のステップS102の共通出力設定は省略されてもよく、代わりに、ステップS104、106、108においてカーボンコピー毎に個別に行われてもよい。
上記実施形態では、印刷設定画面がPC100のディスプレイ104に表示され、入出力装置105により設定される形態について述べたが、これに限られない。印刷設定画面をMFP200の操作パネル230上に表示させ、当該操作パネル230を通して印刷設定させるように構成してもよい。
なお、同一の排紙先が設定されることによるエラーメッセージ310は、処理用カーボンコピー設定画面について表示される実施形態を述べたが、これに限られない。すなわち、ユーザにより印刷設定を確定した順序に応じて、先に確定された排紙先と同一の排紙先が指定された場合、いかなる設定画面においてもエラーメッセージ310を表示させるようにできる。また、エラーメッセージを表示させるための条件も、排紙先についての設定に限らず任意に設定できる。
出力先の指定を制限する手段としてエラーメッセージまたはプルダウンメニューについて説明したが、これに限られない。その他のユーザインタフェースによりユーザ入力が制限されてもよい。
また、PDLの記述様式として、図11に一形態を例示したが、これに限られない。任意の記述様式が使用されてもよい。
カーボンコピーに設定される設定項目としては、上記実施形態では具体例を用いて説明したが、本発明は上述の設定項目に限られるものではなく、その他の項目を設定できるようにしてもよい。当然、設定情報を設定するための設定画面も、上述した形態に限られるものではない。
上記実施形態では、カーボンコピーの印刷設定についての処理がプリンタドライバによって行われる場合について説明したが、プリンタドライバではなくアプリケーションによって行われることもできる。
本実施形態にかかる印刷システムにおける各種処理を行う手段および方法は、専用のハードウエア回路、またはプログラムされたコンピュータのいずれによっても実現することが可能である。上記プログラムは、たとえば、フレキシブルディスクおよびCD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体によって提供されてもよいし、インターネット等のネットワークを介してオンラインで提供されてもよい。この場合、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムは、通常、ハードディスク等の記憶部に転送され記憶される。また、上記プログラムは、単独のアプリケーションソフトとして提供されてもよいし、印刷システムの一機能としてその装置のソフトウエアに組み込まれてもよい。
100 PC、
101,202 CPU、
102,203 メモリ、
103,204 HDD、
104 ディスプレイ、
105 入力装置、
106,205 通信I/F部、
200,500 MFP、
201,501 制御部、
210,510 ADF、
220,520 画像読取装置、
230,530 操作部、
240,540 給紙部、
250,550 画像形成部、
260,560,561,562 排紙部、
261〜263,563 出力トレイ、
300 印刷設定画面、
301〜303 タブ、
400 PDLデータ。

Claims (25)

  1. 原稿データから派生させて用途別に形成された複数種類の画像データに基づいて印刷物を形成する印刷システムであって、
    形成された前記印刷物を出力するための出力先である複数の出力部と、
    前記印刷物の用途毎に前記出力部の指定を受付けると共に、異なる用途の印刷物に対する重複した前記出力部の指定を制限する出力部指定手段と、
    を有する印刷システム。
  2. 用途毎の前記画像データについて、印刷物を形成して前記出力部から出力する順番の指定を受け付け、当該出力順に前記出力部から前記印刷物を出力させる出力順指定手段をさらに有する請求項1に記載の印刷システム。
  3. 前記出力順指定手段は、用途別の前記印刷物のうち即使用予定の印刷物の指定を受け付け、当該即使用予定の印刷物を早い前記出力順に設定する請求項2に記載の印刷システム。
  4. 前記出力順指定手段は、前記即使用予定の印刷物を先に前記出力部に出力させ、その他の印刷物については後で読み出せるように保存しておき、任意のタイミングで前記出力部に出力させる請求項3に記載の印刷システム。
  5. 前記出力トレイ毎に排出される印刷物のための後処理について設定するための後処理指定手段をさらに有する請求項1〜4のいずれか一項に記載の印刷システム。
  6. 前記出力部指定手段は、ユーザによる入力を制限するユーザインタフェースとしての、入力された値が設定不可である旨を警告する警告手段、または、選択不可である項目を選択できないようにして表示するメニュー表示手段によって、重複した前記出力部の指定を制限する請求項1〜5のいずれか一項に記載の印刷システム。
  7. 原稿データから派生させて用途別に形成された複数種類の画像データに基づいて印刷物を形成する印刷装置であって、
    形成された前記印刷物を出力するための出力先である複数の出力部と、
    前記印刷物の用途毎に前記出力部の指定を受付けると共に、異なる用途の印刷物に対する重複した前記出力部の指定を制限する出力部指定手段と、
    を有する印刷装置。
  8. 用途毎の前記画像データについて、印刷物を形成して前記出力部から出力する順番の指定を受け付け、当該出力順に前記出力部から前記印刷物を出力させる出力順指定手段をさらに有する請求項7に記載の印刷装置。
  9. 前記出力順指定手段は、用途別の前記印刷物のうち即使用予定の印刷物の指定を受け付け、当該即使用予定の印刷物を早い前記出力順に設定する請求項8に記載の印刷装置。
  10. 前記出力順指定手段は、前記即使用予定の印刷物を先に前記出力部に出力させ、その他の印刷物については後で読み出せるように保存しておき、任意のタイミングで前記出力部に出力させる請求項9に記載の印刷装置。
  11. 前記出力トレイ毎に排出される印刷物のための後処理について設定するための後処理指定手段をさらに有する請求項7〜10のいずれか一項に記載の印刷装置。
  12. 前記出力部指定手段は、ユーザによる入力を制限するユーザインタフェースとしての、入力された値が設定不可である旨を警告する警告手段、または、選択不可である項目を選択できないようにして表示するメニュー表示手段によって、重複した前記出力部の指定を制限する請求項7〜11のいずれか一項に記載の印刷装置。
  13. 原稿データから派生させて用途別に形成された複数種類の画像データに基づいて印刷物を形成する印刷システムまたは印刷装置において、
    形成された前記印刷物を出力するための出力先である複数の出力部を指定するステップと、
    前記印刷物の用途毎に前記出力部の指定を受付けると共に、異なる用途の印刷物に対する重複した前記出力部の指定を制限するステップと、
    を含む印刷設定方法。
  14. 用途毎の前記画像データについて、印刷物を形成して前記出力部から出力する順番の指定を受け付け、当該出力順に前記出力部から前記印刷物を出力させるステップをさらに含む請求項13に記載の印刷設定方法。
  15. 前記出力順指定手段は、用途別の前記印刷物のうち即使用予定の印刷物の指定を受け付け、当該即使用予定の印刷物を早い前記出力順に設定する請求項14に記載の印刷設定方法。
  16. 前記出力順指定手段は、前記即使用予定の印刷物を先に前記出力部に出力させ、その他の印刷物については後で読み出せるように保存しておき、任意のタイミングで前記出力部に出力させる請求項15に記載の印刷設定方法。
  17. 前記出力トレイ毎に排出される印刷物のための後処理について設定するステップをさらに含む請求項13〜16のいずれか一項に記載の印刷設定方法。
  18. 前記出力部の指定を制限するステップは、ユーザによる入力を制限するユーザインタフェースとしての、入力された値が設定不可である旨を警告する警告手段、または、選択不可である項目を選択できないようにして表示するメニュー表示手段によって、重複した前記出力部の指定を制限する請求項13〜17のいずれか一項に記載の印刷設定方法。
  19. 原稿データから派生させて用途別に形成された複数種類の画像データに基づいて印刷物を形成する印刷システムまたは印刷装置において、
    形成された前記印刷物を出力するための出力先である複数の出力部を指定する手順と、
    前記印刷物の用途毎に前記出力部の指定を受付けると共に、異なる用途の印刷物に対する重複した前記出力部の指定を制限する手順と、
    を含む印刷設定プログラム。
  20. 用途毎の前記画像データについて、印刷物を形成して前記出力部から出力する順番の指定を受け付け、当該出力順に前記出力部から前記印刷物を出力させる手順をさらに含む請求項19に記載の印刷設定プログラム。
  21. 前記出力順指定手段は、用途別の前記印刷物のうち即使用予定の印刷物の指定を受け付け、当該即使用予定の印刷物を早い前記出力順に設定する請求項20に記載の印刷設定プログラム。
  22. 前記出力順指定手段は、前記即使用予定の印刷物を先に前記出力部に出力させ、その他の印刷物については後で読み出せるように保存しておき、任意のタイミングで前記出力部に出力させる請求項21に記載の印刷設定プログラム。
  23. 前記出力トレイ毎に排出される印刷物のための後処理について設定する手順をさらに含む請求項19〜22のいずれか一項に記載の印刷設定プログラム。
  24. 前記出力部の指定を制限する手順は、ユーザによる入力を制限するユーザインタフェースとしての、入力された値が設定不可である旨を警告する警告手段、または、選択不可である項目を選択できないようにして表示するメニュー表示手段によって、重複した前記出力部の指定を制限する請求項19〜23のいずれか一項に記載の印刷設定プログラム。
  25. 請求項19〜24のいずれか一項に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016152025A (ja) * 2015-02-19 2016-08-22 シャープ株式会社 画像処理システム、画像処理装置、コンピュータプログラム及び記憶媒体
JP2017222038A (ja) * 2016-06-13 2017-12-21 ブラザー工業株式会社 印刷装置および印刷方法

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