以下、添付した図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
(第1実施形態)
図1は、本発明の実施形態に係る印刷システムの概略構成図である。
図1に示すように、印刷システムは、複数の印刷装置1と、クライアント端末2と、を備えている。印刷装置1およびクライアント端末2は、ネットワーク3を介して相互に通信可能に接続されている。
印刷装置1は、クライアント端末2から送信される印刷ジョブに基づいて、画像を形成する画像形成装置である。印刷装置1は、たとえば、コピー機能、プリンター機能およびスキャン機能を有するMFP(Multiple Function Peripheral 多機能周辺機器)である。印刷装置1の詳細な構成は、後述する。
クライアント端末2は、ユーザーが使用するクライアントPC(Personal Computer)や、携帯電話やPDA等の携帯端末である。クライアント端末2は、本体部、ディスプレイおよび入力装置を有するコンピューター装置によって構成される。クライアント端末2の詳細な構成は、後述する。
ネットワーク3は、イーサネット(登録商標)、FDDI(Fiber Distributed Data Interface)、Wi−Fi(Wireless Fidelity)等の規格によりコンピューターやネットワーク機器同士を接続したLAN(Local Area Network)、あるいはLAN同士を専用線で接続したWAN(Wide Area Network)等からなる。なお、ネットワーク3に接続される機器の種類および台数は、図1に示す例に限定されない。
(印刷装置1)
図2は、図1に示される印刷装置の概略構成を示すブロック図である。
印刷装置1は、図2に示すように、CPU10、ROM11、RAM12、ハードディスク13、ネットワークインターフェース14、操作パネル部15、RIP(Raster Image Processing)部16、給紙部17、印刷部18および後処理部19を有する。各構成は、バスを介して相互に通信可能に接続されている。
CPU10は、ROM11やハードディスク13に記録されているプログラムにしたがって、上記各構成の制御や各種の演算処理を行う。CPU10は、たとえば、ネットワーク3経由で受信した印刷ジョブをハードディスク13に保存する。また、CPU10は、保存した印刷ジョブをRAM12に読み出し、RIP部16、給紙部17、印刷部18および後処理部19を制御して印刷ジョブを印刷する。
ROM11は、各種プログラムや各種データを格納する。RAM12は、作業領域として一時的にプログラムやデータを記憶する。
ハードディスク13は、オペレーティングシステム(OS)を含む各種プログラムや、各種データを格納する。ハードディスク13には、受信した印刷ジョブを保存したり印刷したりするためのアプリケーションがインストールされている。ハードディスク13には、印刷ジョブの印刷設定や印刷ジョブが印刷済であるか否かといった印刷状態を示す印刷情報が格納されている。
ネットワークインターフェース14は、ネットワーク3を介し他の機器と通信するためのインターフェースであり、イーサネット(登録商標)、FDDI、Wi−Fi等の規格が用いられる。
操作パネル部15は、ディスプレイ、タッチパネル、テンキー、スタートボタン、ストップボタン等を備えており、各種情報の表示および各種指示の入力に使用される。
RIP部16は、印刷ジョブに含まれる印刷データを解析してビットマップ形式の画像データに展開する。RIP部16は、集積回路やソフトウェアプログラムにより構成される。
給紙部17は、印刷に使用する用紙を収容する。給紙部17は、複数の給紙トレイを有しており、収容された用紙を1枚ずつ印刷部18に送り出す。また給紙部17は、差し込みページ印刷専用の給紙トレイであり、給紙オプションとして印刷装置1に装着されるPI(Post Inserter、Page Inserter)トレイも含む。差し込みページ印刷およびPIトレイについては、後述する。
印刷部18は、電子写真式プロセス等の周知の作像プロセスを用いて、RIP部16において生成された画像データに基づく画像を用紙等の記録媒体に印刷する。
後処理部19は、印刷部18から搬送される用紙に対して所定の後処理を行う。後処理には、ステープル処理、パンチ処理および差し込みページ処理等が含まれる。ここで、差し込みページ処理とは、印刷部18から出力されるページの間の所定の位置に、予め印刷しておいた印刷済みのページを挿入して印刷物を出力する処理である。差し込みページ処理を行うためには、まず、差し込みページ処理を行いたい印刷済みのページを、差し込みページ処理専用の給紙トレイであるPIトレイにセットしておく。そして、印刷ジョブの印刷設定において、差し込みページ処理を行いたいページの給紙トレイ設定を、PIトレイに指定する。これにより、印刷部18から出力される用紙の間の所定の位置に、PIトレイにセットされた印刷済みのページが挿入されて出力される。
(クライアント端末2)
図3は、図1に示されるクライアント端末の概略構成を示すブロック図である。なお、クライアント端末2の構成のうち、印刷装置1と同様の機能を有する部分については、その説明を省略する。
クライアント端末2は、図3に示すように、CPU(Central Processing Unit)20、ROM(Read Only Memory)21、RAM(Random Access Memory)22、ハードディスク23、ネットワークインターフェース24、操作部25および表示部26を備えており、これらは信号をやり取りするためのバスを介して相互に接続されている。
CPU20は、ROM21やハードディスク23に記録されているプログラムにしたがって、上記各部の制御や各種の演算処理を行う。CPU20は、プログラムを実行することによって、結合部、設定部およびサムネイル統合部として機能する。
ハードディスク23は、オペレーティングシステムを含む各種プログラムや、各種データを格納する。ハードディスク23には、印刷装置1に送信された印刷ジョブや、印刷装置1のハードディスク13に保存された印刷ジョブの監視、管理、編集等を行うためのジョブ監視・管理・編集アプリケーションがインストールされている。ジョブ監視・管理・編集アプリケーションは、印刷装置1のハードディスク13に保存された印刷ジョブに関する情報を印刷ジョブリストとして一覧表示する。また、ジョブ監視・管理・編集アプリケーションは、各印刷ジョブに含まれるページを示す画像を縮小して示すサムネイルを表示し、ユーザーからの各種編集指示を受け付ける。さらに、ジョブ監視・管理・編集アプリケーションは、複数の印刷装置1に保存された印刷ジョブの印刷ジョブリストや、複数の印刷ジョブに含まれるページのサムネイルを同時に表示し、各種編集指示をユーザーから受け付ける。ジョブ監視・管理・編集アプリケーションは、ユーザーからの指示に基づいて、たとえば、一の印刷ジョブに含まれるページの間に、他の印刷ジョブに含まれるページを挿入し、新たな印刷ジョブとして生成するページ結合処理を実行する。
また、ハードディスク23には、文書ファイルを印刷装置1が解釈可能なページ記述言語(PDL)で記述された印刷データに変換するためのプリンタードライバーがインストールされている。プリンタードライバーは、印刷装置1が対応可能な形式による印刷データを作成し、これを印刷ジョブとしてネットワーク3を介して印刷装置1に送信する。印刷ジョブは、文書、図形、画像等の原稿に関する原稿データと、当該原稿データを記録媒体等に画像形成するための設定である印刷設定とを含む。
操作部25は、マウス等のポインティングデバイス、およびキーボードを含み、各種の入力を行うために使用される。
表示部26は、たとえば、液晶ディスプレイであり、各種の情報を表示する。
なお、印刷装置1およびクライアント端末2は、それぞれ上記の構成要素以外の構成要素を含んでいてもよく、あるいは、上記の構成要素のうちの一部が含まれていなくてもよい。
(処理概要)
次に、第1実施形態のクライアント端末2における処理の流れを説明する。
図4は、第1実施形態のクライアント端末により実行される処理の流れを示すフローチャートである。図5は、クライアント端末の表示部に表示されるメイン画面の一例を示す図である。図6は、装置情報画面の一例を示す図である。図7は、ページ編集画面の一例を示す図である。図8は、ジョブリスト同時表示画面の一例を示す図である。図9は、ページ結合画面の一例を示す図である。図10は、ページ結合指示が行われる様子を示す図である。なお、図4のフローチャートに示される処理は、クライアント端末2のROM21またはハードディスク23にプログラムとして記憶されており、CPU20により実行される。
なお、第1実施形態においては、第1印刷装置1aにPIトレイが装着されていることを前提とする。
図4に示すように、クライアント端末2は、ユーザーからの指示等に基づき、ジョブ監視・管理・編集アプリケーションを起動する(ステップS101)。クライアント端末2は、図5に示すようなジョブ監視・管理・編集アプリケーションのメイン画面200を表示部26に表示する。クライアント端末2は、メイン画面200におけるボタン押下等のユーザー操作に応じて、図6に示すような装置情報画面210や、図7に示すようなページ編集画面220を、表示部26に表示する。各画面の詳細については、後述する。
続いて、クライアント端末2は、クライアント端末2に登録された複数の印刷装置1から、装置情報として、それぞれの印刷装置1に装着された給紙オプションの種類や状態を示す給紙オプション情報を取得する(ステップS102)。給紙オプション情報には、差し込みページ処理に用いられるPIトレイが各印刷装置1に装着されているか否かを示す情報が含まれる。クライアント端末2は、取得した給紙オプション情報を、ハードディスク23に記憶する。
続いて、クライアント端末2は、メイン画面200におけるボタン押下等のユーザー操作に応じて、複数の印刷装置1に保存された印刷ジョブのジョブリストを同時に表示するジョブリスト同時表示機能の起動指示を受け付ける(ステップS103)。
続いて、クライアント端末2は、ジョブリスト同時表示機能の起動指示を受け付けると、図8に示すような、ジョブリスト同時表示画面230を、表示部26に表示する(ステップS104)。ジョブリスト同時表示画面230には、クライアント端末2に登録された複数の印刷装置1に保存された印刷ジョブに関する情報が、印刷装置1ごとの印刷ジョブリストとして一覧表示される。ジョブリスト同時表示画面230の詳細については、後述する。
続いて、クライアント端末2は、ジョブリスト同時表示画面230において、結合処理の対象となる親ジョブおよび子ジョブの選択を受け付ける(ステップS105)。親ジョブおよび子ジョブは、異なる印刷装置1に保存された印刷ジョブの中から選択されてもよく、同じ印刷装置1に保存された印刷ジョブの中から選択されてもよい。クライアント端末2は、子ジョブがどの印刷装置1に保存されていたものかを示す保存情報を確認して、子ジョブの保存先を特定できる。保存情報は、クライアント端末2のハードディスク23に記憶されていてもよいし、印刷装置1に記憶されていてもよい。あるいは、クライアント端末2が印刷装置1との通信により、保存情報を適宜作成してもよい。第1実施形態においては、親ジョブは第1印刷装置1a(図1参照)に保存され、子ジョブは第2印刷装置1b(図1参照)に保存されているものとして説明する。
続いて、クライアント端末2は、ステップS105において親ジョブおよび子ジョブの選択を受け付けると、図9に示すようなページ結合画面240を、表示部26に表示する(ステップS106)。ページ結合画面240は、サムネイル表示部241および242を有する。サムネイル表示部241および242には、それぞれ親ジョブおよび子ジョブに含まれるページのサムネイルが一覧表示される。ページ結合画面240の詳細については、後述する。
続いて、クライアント端末2は、ページ結合画面240において、子ジョブに含まれるページの中から、親ジョブに結合する結合ページの選択を受け付ける(ステップS107)。たとえば、図9のページ結合画面240のサムネイル表示部242において、ユーザーがマウスでのクリック操作等により、子ジョブに含まれるページのサムネイルを選択すると、クライアント端末2は、結合ページが選択されたものとして受け付ける。
続いて、クライアント端末2は、ユーザーから結合ページを他の印刷ジョブに結合する指示を受け付ける(ステップS108)。たとえば、図10に示すように、ユーザーがマウスでのドラッグアンドドロップ操作等により、結合ページのサムネイルを、親ジョブに含まれるページの間に移動すると、クライアント端末2は、結合ページを結合する旨のページ結合指示を受け付ける。
続いて、クライアント端末2は、結合部として、ステップS108で受け付けたページ結合指示に従って、結合ページを親ジョブのページに結合する(ステップS109)。
クライアント端末2は、ステップS109においてページ結合処理を行った後、設定部として、結合ページの給紙トレイ設定処理を行う(ステップS110)。給紙トレイ設定処理の詳細については、後述する。
(メイン画面200)
メイン画面200は、クライアント端末2に登録された複数の印刷装置1の各種情報を表示する画面であり、印刷装置選択タブ201、印刷装置ステータス表示部202および印刷装置ジョブ表示部203を含む。
印刷装置選択タブ201は、情報を表示する印刷装置1を選択するためのタブである。印刷装置選択タブ201には、クライアント端末2に登録された複数の印刷装置1の名称やIPアドレス等の識別情報がタブ形式で表示される。ユーザーは、情報を確認したい印刷装置1の名称等が示されたタブを選択することにより、選択された印刷装置1に関する情報を確認できる。
印刷装置ステータス表示部202には、印刷装置選択タブ201において選択された印刷装置1の装置状態、ハードディスク使用状況、トナー残量および用紙情報等が表示される。
印刷装置ジョブ表示部203は、印刷装置1に保存されている印刷ジョブに関する情報を一覧表示する印刷ジョブリストを含む。印刷ジョブリストには、印刷装置1に保存されている印刷ジョブに関する情報が互いに対応付けて表示される。印刷ジョブに関する情報には、ステータス情報、ジョブタイプ情報、ユーザー情報、名称情報、ページ数情報、部数情報、排紙トレイ情報、開始時間情報および終了時間情報が含まれる。ステータス情報は、印刷中や待機中といった印刷ジョブの状態を示す情報であり、ジョブタイプ情報は、印刷、コピー、スキャンといった印刷ジョブの種類を示す情報である。ユーザー情報は印刷ジョブを生成したクライアント端末2のユーザーを識別するための情報であり、名称情報は、印刷ジョブを識別するために設定された印刷ジョブの名称を示す情報である。ページ数情報は、印刷ジョブに含まれるページ数を示す情報であり、部数情報は、印刷ジョブの合計印刷部数を示す情報である。排紙トレイ情報は、印刷ジョブによる印刷物の出力先のトレイを示す情報である。開始時間情報は、印刷ジョブの開始時間を示す情報であり、終了時間情報は、印刷ジョブの終了時間を示す情報である。
(装置情報画面210)
メイン画面200において、装置情報ボタン204が押下されると、クライアント端末2は、表示部26に、図6に示すような、装置情報画面210を表示する。
装置情報画面210は、印刷装置1に関する詳細情報を示す画面である。装置情報画面210に表示される詳細情報には、装置情報、消耗品情報、オプション情報、ハードディスク残量情報および給紙トレイ情報が含まれる。装置情報には、印刷装置1の機種名情報、接続状態情報、プリンター名情報、IPアドレス情報、MACアドレス情報、ポート番号情報および装置状態情報が含まれる。消耗品情報には、印刷装置1の各色トナーの残量情報、廃トナーボックスや断裁やパンチのくず箱のステータス情報といった消耗品の使用状況を示す情報が含まれる。オプション情報には、印刷装置1の排紙トレイ等のオプション装置の装着状態を示す情報が含まれる。ハードディスク残量は、印刷装置1のハードディスクの使用状況を示す情報が含まれる。給紙トレイ情報には、トレイ番号情報、用紙サイズ情報、用紙名称情報、用紙残量情報、用紙坪量情報、坪量単位情報、紙色情報および用紙のパンチ穴有無情報が含まれる。
(ページ編集画面220)
メイン画面200の印刷装置ジョブ表示部203において、印刷ジョブリスト中の一つの印刷ジョブが選択されると、クライアント端末2は、図7に示すような、ページ編集画面220を、表示部26に表示する。
ページ編集画面220は、ページ表示部221およびページ操作部222を含む。ページ表示部221は、選択された印刷ジョブに含まれるページのサムネイルを一覧表示する。サムネイル表示部241には、各ページのサムネイルとあわせて、各ページの両面−片面印刷設定情報、給紙トレイ設定情報、ステープル設定情報およびパンチ設定情報等の印刷設定情報が表示される。ページ操作部222は、サムネイル表示部241に表示されたページを編集するための各種操作ボタンを有する。各種操作には、たとえば、サムネイル表示部241に表示するページの範囲を変更するページ送り操作、ページの表示サイズを変更する拡大縮小操作、白紙ページ等を挿入する挿入操作、選択、切り取り、コピー、貼付等のページ操作等が含まれる。
(ジョブリスト同時表示画面230)
メイン画面200において、ユーザーによるボタン操作やコマンド操作等によりジョブリスト同時表示機能の起動指示を受け付けると、クライアント端末2は、図8に示すような、ジョブリスト同時表示画面230を、表示部26に表示する。
ジョブリスト同時表示画面230は、複数のジョブリスト表示部231を有する。複数のジョブリスト表示部231は、クライアント端末2に登録された複数の印刷装置1のそれぞれに保存された印刷ジョブに関する情報を印刷ジョブリストとして一覧表示する。印刷ジョブリストとして表示される内容の項目は、図5のメイン画面200の印刷装置ジョブ表示部203に表示される内容の項目と同様である。図8の例では、ジョブリスト表示部231には、二つの印刷装置1のそれぞれに保存された印刷ジョブの印刷ジョブリストが表示されている。印刷ジョブリストを表示する印刷装置1の数は二つに限定されず、三つ以上の印刷装置1について印刷ジョブリストが表示されてもよい。
(ページ結合画面240)
ジョブリスト同時表示画面230において、親ジョブおよび子ジョブとして複数の印刷ジョブが選択されると、クライアント端末2は、表示部26に、図9に示すような、ページ結合画面240を表示する。
ページ結合画面240は、選択された複数の印刷ジョブのそれぞれに含まれるページのサムネイルを一覧表示する複数のサムネイル表示部241を有する。サムネイル表示部241には、各ページのサムネイルと、各ページの印刷設定情報とが表示される。印刷設定情報には、両面−片面印刷設定情報、給紙トレイ設定情報、ステープル設定情報およびパンチ設定情報等が含まれる。
(ステップS110の給紙トレイ設定処理)
次に、図4のステップS110に示す給紙トレイ設定処理の流れを説明する。
図11は、第1実施形態に係るクライアント端末により実行される給紙トレイ設定処理の流れを示すフローチャートである。図12は、図11のステップS111において表示されるページ結合設定ダイアログの一例を示す図である。図13は、図11のステップS114において示されるサムネイル統合処理が行われる様子を示す図である。なお、図11のフローチャートに示される処理は、クライアント端末2のROM21またはハードディスク23にプログラムとして記憶されており、CPU20により実行される。
クライアント端末2は、図4のステップS109においてページ結合処理を行った後、図12に示すような、結合ページの印刷設定を行うためのページ結合設定ダイアログ250を表示する(ステップS111)。ページ結合設定ダイアログ250において、ユーザーは、結合ページの給紙トレイ設定、両面−片面印刷設定、ステープル設定およびパンチ設定を行うことができる。ここで、保存情報によれば、結合ページは、親ジョブが保存された第1印刷装置1aとは異なる第2印刷装置1bに保存された子ジョブに含まれていたものである。したがって、クライアント端末2は、結合ページが第2印刷装置1bで予め印刷されており、差し込みページ処理によって親ジョブのページに挿入されるものと判断する。その結果、クライアント端末2は、設定部として、図12の破線部に示すように、結合ページの給紙トレイのデフォルト設定として、PIトレイを自動的に設定する(ステップS112)。ユーザーは、差し込みページ処理を行いたくない場合には、デフォルト設定としてPIトレイが選択された給紙トレイの設定を、他の給紙トレイを用いる設定に変更できる。
クライアント端末2は、ユーザーにより設定変更が行われなければ、結合ページの給紙トレイの印刷設定をPIトレイに確定する(ステップS113)。ユーザーにより設定変更が行われれば、クライアント端末2は、変更後の内容で結合ページの印刷設定を確定する。
クライアント端末2は、サムネイル統合部として、結合ページのサムネイル情報を第2印刷装置1bから取得し、ページ結合画面240のサムネイル表示部241において親ジョブのページおよび結合ページのサムネイルをあわせて表示する(ステップS114)。具体的には、クライアント端末2は、図13に示すように、親ジョブのページを示すサムネイルの一覧に、結合ページのサムネイルを挿入して表示する。
以上のように、第1実施形態のクライアント端末2によれば、第1印刷装置1aにPIトレイが装着されていることを前提とし、保存情報に基づいて、結合ページの給紙トレイを自動的に設定する。詳細には、保存情報として、子ジョブが親ジョブとは異なる第2印刷装置1bに保存されているので、結合ページの給紙トレイにPIトレイを自動的に設定する。これにより、ユーザーが結合ページを親ジョブのページに結合する操作を行うだけで、結合ページの給紙トレイがPIトレイに自動設定される。その結果、ユーザーが差し込みページ処理を行う際に、結合ページの給紙トレイを設定する作業負荷を軽減できる。
また、クライアント端末2は、結合ページのサムネイル情報を取得し、親ジョブのページのサムネイルと結合ページのサムネイルとをあわせて表示する。これにより、ユーザーはページ結合後の印刷物全体の完成イメージを確認しながら作業を進めることができ、ユーザーの利便性が高まる。
なお、上記第1実施形態では、結合ページの給紙トレイ設定は、ページ結合設定ダイアログ250においてデフォルト設定が表示され、ユーザーが確認した上で確定されるものとして説明したが、これに限定されない。クライアント端末2は、ページ結合設定ダイアログ250を表示せずに、結合ページの給紙トレイを自動的にPIトレイに設定してもよい。これにより、ユーザーの作業負荷をより軽減できる。
また、上記第1実施形態では、図4のステップS105において複数の印刷ジョブが選択される時点で親ジョブと子ジョブとが指定されるものとして説明したが、これに限定されない。複数の印刷ジョブが選択される時点では親ジョブか子ジョブかを指定せず、ドラッグアンドドロップ操作等により結合ページが挿入されたジョブを親ジョブとし、他方を子ジョブとして決定してもよい。これにより、ユーザーが親ジョブおよび子ジョブを指定する作業負荷を軽減できる。
また、上記第1実施形態では、第1印刷装置1aにPIトレイが装着されていることを前提として説明した。しかし、第1印刷装置1aにPIトレイが装着されているかどうかは、第1印刷装置1aの装置情報を参照することにより確認できる。したがって、クライアント端末2は、保存情報だけでなく第1印刷装置1aの装置情報にも基づいて、結合ページの給紙トレイを自動的に設定することもできる。この場合、クライアント端末2は、装置情報および保存情報を参照して、第1印刷装置1aにPIトレイが装着されており、子ジョブが親ジョブとは異なる印刷装置1に保存されている場合に、PIトレイを結合ページの給紙トレイに設定する。
(第2実施形態)
第2実施形態の印刷システムについて説明する。
第1実施形態では、親ジョブと子ジョブとが互いに異なる印刷装置1に保存されている。しかし、親ジョブと子ジョブとは、同じ印刷装置1に保存されていてもよい。第2実施形態では、親ジョブと子ジョブとが同じ印刷装置1に保存されている前提で、給紙トレイ設定処理が行われる場合について説明する。なお、第2実施形態においても、第1実施形態と同様に、PIトレイについては、第1印刷装置1aに装着されていることを前提とする。以下においては、第1実施形態と重複する部分の説明は省略し、第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
第2実施形態に係る印刷システムの構成は、第1実施形態と同様である。
次に、第2実施形態のクライアント端末2における処理の流れを説明する。
第2実施形態のクライアント端末2における処理の基本的な流れは、図4のフローチャートに示される第1実施形態のクライアント端末2における処理の流れと同様である。第2実施形態は、図4のステップS105において選択される親ジョブと子ジョブとが、同じ印刷装置1(第1印刷装置1a)に保存されている点で、第1実施形態とは異なる。また、第2実施形態は、図4のステップS110に示される給紙トレイ設定処理の内容が、第1実施形態とは異なる。
以下、第2実施形態における給紙トレイ設定処理の流れを説明する。
図14は、第2実施形態に係るクライアント端末により実行される給紙トレイ設定処理の流れを示すフローチャートである。
クライアント端末2は、図4のステップS109においてページ結合処理を行った後、第1印刷装置1aのハードディスク13に保存された子ジョブの印刷情報を確認する(ステップS211)。
続いて、クライアント端末2は、ステップS211において確認した子ジョブの印刷情報に基づいて、子ジョブが既に印刷済であるか否かを確認する(ステップS212)。
子ジョブが印刷済である場合(ステップS212:YES)、クライアント端末2は、結合ページが予め印刷されており、差し込みページ処理によって親ジョブのページに挿入されるものと判断する。クライアント端末2は、設定部として、図12に示すような、ページ結合設定ダイアログ250を表示し(ステップS213)、結合ページの給紙トレイのデフォルト設定として、PIトレイを自動的に設定する(ステップS214)。ユーザーは、差し込みページ処理を行いたくない場合には、デフォルト設定としてPIトレイが選択された給紙トレイの設定を、他の給紙トレイを用いる設定に変更できる。ステップS215の処理は、図11のステップS113の処理と同様である。ステップS215の処理が完了後、クライアント端末2は、ステップS219の処理に進む。
一方、子ジョブが印刷済でない場合(ステップS212:NO)、クライアント端末2は、結合ページがまだ印刷されていないため、結合ページを親ジョブのページとあわせて印刷するものと判断する。クライアント端末2は、設定部として、図12に示すようなページ結合設定ダイアログ250を表示し(ステップS216)、結合ページの給紙トレイのデフォルト設定として、親ジョブのページと同じ給紙トレイを自動的に設定する(ステップS217)。ユーザーは、デフォルト設定として親ジョブのページと同じ給紙トレイが選択された給紙トレイ設定を、他の給紙トレイを用いる設定に変更できる。
クライアント端末2は、ユーザーにより設定変更が行われなければ、結合ページの給紙トレイの印刷設定を親ジョブのページと同じ給紙トレイに確定する(ステップS218)。ユーザーにより設定変更が行われれば、クライアント端末2は、変更後の内容で結合ページの印刷設定を確定する。
クライアント端末2は、サムネイル統合部として、結合ページのサムネイル情報を第1印刷装置1aから取得し、ページ結合画面240のサムネイル表示部241において親ジョブのページおよび結合ページのサムネイルをあわせて表示する(ステップS219)。具体的には、クライアント端末2は、図13に示すように、親ジョブのページを示すサムネイルの一覧に、結合ページのサムネイルを挿入して表示する。
以上のように、第2実施形態のクライアント端末2によれば、第1印刷装置1aにPIトレイが装着され、親ジョブと子ジョブとが同じ印刷装置1に保存されていることを前提とし、子ジョブの印刷情報に基づいて、結合ページの給紙トレイを自動的に設定する。詳細には、第2実施形態のクライアント端末2によれば、子ジョブが既に印刷済か否かを判断し、印刷済の場合は、結合ページの給紙トレイとしてPIトレイを自動的に設定し、印刷済でない場合は、結合ページの給紙トレイとして親ジョブのページと同じ給紙トレイを自動的に設定する。これにより、結合ページが印刷済であるか否かを考慮して差し込みページ処理の要否を判断するため、より適切に給紙トレイの自動設定を行うことができる。
なお、上記第2実施形態においては、親ジョブと子ジョブとが同じ印刷装置1に保存されているものとして説明したが、これに限定されない。親ジョブと子ジョブとが異なる印刷装置1に保存されている場合でも、子ジョブが印刷済か否かを考慮して、子ジョブが印刷済の場合にPIトレイを使うように、給紙トレイの自動設定を行ってもよい。
また、上記第2実施形態では、第1印刷装置1aにPIトレイが装着されていることを前提として説明した。しかし、第1印刷装置1aにPIトレイが装着されているかどうかは、第1印刷装置1aの装置情報を参照することにより確認できる。さらに、親ジョブと子ジョブとが同じ印刷装置1に保存されていることを前提として説明した。しかし、親ジョブと子ジョブとが同じ印刷装置1に保存されているかどうかは、保存情報を参照することにより確認できる。したがって、クライアント端末2は、子ジョブの印刷情報だけでなく第1印刷装置1aの装置情報および保存情報にも基づいて、結合ページの給紙トレイを自動的に設定することもできる。この場合、クライアント端末2は、印刷情報、装置情報および保存情報を参照する。そして、子ジョブが印刷済で、第1印刷装置1aにPIトレイが装着されており、子ジョブが親ジョブとは異なる印刷装置1に保存されている場合に、クライアント端末2は、PIトレイを結合ページの給紙トレイに設定する。
(第3実施形態)
第3実施形態の印刷システムについて説明する。
第1実施形態では、親ジョブが保存された第1印刷装置1aにPIトレイが装着されている前提で説明した。しかし、第1印刷装置1aにPIトレイが装着されていない場合もある。第3実施形態では、第1印刷装置1aにPIトレイが装着されていない場合も考慮した給紙トレイ設定処理について説明する。なお、第3実施形態においても、第1実施形態と同様に、親ジョブは第1印刷装置1a(図1参照)に保存され、子ジョブは第2印刷装置1b(図1参照)に保存されているものとして説明する。以下においては、第1実施形態と重複する部分の説明は省略し、第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
第3実施形態に係る印刷システムの基本的な構成は、第1実施形態と同様である。第3実施形態は、第1印刷装置1aにPIトレイが装着されていない場合も含まれる点で、第1実施形態とは異なる。
次に、第3実施形態のクライアント端末2における処理の流れを説明する。
第3実施形態のクライアント端末2における処理の基本的な流れは、図4のフローチャートに示される第1実施形態のクライアント端末2における処理の流れと同様である。第3実施形態は、図4のステップS110に示される給紙トレイ設定処理の内容が、第1実施形態とは異なる。
以下、第3実施形態における給紙トレイ設定処理の流れを説明する。
図15は、第3実施形態に係るクライアント端末により実行される給紙トレイ設定処理の流れを示すフローチャートである。
クライアント端末2は、図4のステップS109においてページ結合処理を行った後、図4のステップS102において、第1印刷装置1aの装置情報として取得した給紙オプション情報に基づいて、第1印刷装置1aにPIトレイが装着されているか否かを判断する(ステップS311)。
PIトレイが装着されている場合(ステップS311:YES)、クライアント端末2は、第1実施形態と同様に、結合ページが第2印刷装置1bで予め印刷されており、差し込みページ処理によって親ジョブのページに挿入されるものと判断する。したがって、クライアント端末2は、設定部として、図12に示すようなページ結合設定ダイアログ250を表示し(ステップS312)、結合ページの給紙トレイのデフォルト設定として、PIトレイを自動的に設定する(ステップS313)。ユーザーは、差し込みページ処理を行いたくない場合には、デフォルト設定としてPIトレイが選択された給紙トレイの設定を、他の給紙トレイを用いる設定に変更できる。ステップS314の処理は、図11のステップS113の処理と同様である。ステップS314の処理が完了後、クライアント端末2は、ステップS318の処理に進む。
一方、PIトレイが装着されていない場合(ステップS311:NO)、クライアント端末2は、第1実施形態と同様に、結合ページが第2印刷装置1bで予め印刷されており、差し込みページ処理によって親ジョブのページに挿入されるものと判断する。しかし、第1印刷装置1aには、PIトレイが装着されていない。そこで、クライアント端末2は、設定部として、ページ結合設定ダイアログ250を表示し(ステップS315)、給紙トレイのデフォルト設定として、親ジョブのページとは異なる第1印刷装置1aの所定の給紙トレイを自動的に設定する(ステップS316)。さらに、クライアント端末2は、設定部として、結合ページの印刷モードの設定を、インターシートモードに設定する。インターシートモードとは、給紙部17から搬送した用紙に対して印刷部18において画像形成処理を行わずに後処理部19へ出力する印刷モードのことである。これにより、予め印刷された結合ページを第1印刷装置1aの親ジョブのページの出力に用いる給紙トレイとは異なる所定の給紙トレイに収納しておけば、結合ページが親ジョブのページに挿入されて出力され、差し込みページ処理を行った場合と同じ結果物を得ることができる。ユーザーは、デフォルト設定として選択された給紙トレイの設定を、他の給紙トレイを用いる設定に変更できる。また、ユーザーは、印刷モードの設定を、インターシートモードから通常の印刷を行うモードに変更できる。
クライアント端末2は、ユーザーにより設定変更が行われなければ、結合ページの給紙トレイ設定を第1印刷装置1aの親ジョブのページとは異なる所定の給紙トレイに確定し、印刷モードをインターシートモードに確定する(ステップS317)。ユーザーにより設定変更が行われれば、クライアント端末2は、変更後の設定内容で給紙トレイ設定および印刷モード設定を確定する。
クライアント端末2は、サムネイル統合部として、結合ページのサムネイル情報を第2印刷装置1bから取得し、ページ結合画面240のサムネイル表示部241において親ジョブのページおよび結合ページのサムネイルをあわせて表示する(ステップS318)。具体的には、クライアント端末2は、図13に示すように、親ジョブのページを示すサムネイルの一覧に、結合ページのサムネイルを挿入して表示する。
以上のように、第3実施形態のクライアント端末2によれば、親ジョブと子ジョブとが別々の印刷装置1に保存されていることを前提とし、印刷装置1の装置情報に基づいて、結合ページの給紙トレイを自動的に設定する。詳細には、第3実施形態のクライアント端末2によれば、第1印刷装置1aにPIトレイが装着されているか否かを判断し、装着されている場合は、結合ページの給紙トレイとしてPIトレイを自動的に設定し、装着されていない場合は、結合ページの給紙トレイとして第1印刷装置1aの親ジョブのページとは異なる所定の給紙トレイを自動的に設定し、印刷モードをインターシートモードに設定する。これにより、PIトレイが装着されていない場合でも、結合ページを差し込みページ処理によって親ジョブのページに挿入できる。さらに、ユーザーが結合ページの給紙トレイおよび印刷モードを手動で設定する作業負荷を軽減できる。
なお、上記第3実施形態では、第1印刷装置1aにPIトレイが装着されていない場合は、親ジョブのページとは異なる所定の給紙トレイを選択するものとして設定したが、これに限定されない。給紙トレイは、結合ページの印刷サイズおよび印刷枚数等の印刷情報と、給紙トレイに収納されている用紙のサイズおよび枚数等の用紙情報とを考慮して自動的に選択されてもよい。
また、上記第3実施形態では、親ジョブと子ジョブとが別々の印刷装置1に保存されていることを前提として説明した。しかし、親ジョブと子ジョブとが別々の印刷装置1に保存されているかどうかは、保存情報を参照することにより確認できる。したがって、クライアント端末2は、第1印刷装置1aの装置情報だけでなく、保存情報にも基づいて、結合ページの給紙トレイを自動的に設定することもできる。この場合、クライアント端末2は、装置情報および保存情報を参照する。そして、第1印刷装置1aにPIトレイが装着されておらず、子ジョブが親ジョブとは異なる印刷装置1に保存されている場合に、クライアント端末2は、第1印刷装置1aの親ジョブの出力用とは別の所定の給紙トレイを結合ページの給紙トレイに設定する。
(第4実施形態)
第4実施形態の印刷システムについて説明する。
第4実施形態では、結合ページの色情報に応じて給紙トレイ設定処理が行われる場合について説明する。以下においては、第1実施形態と重複する部分の説明は省略し、第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
第4実施形態に係る印刷システムの基本的な構成は、第1実施形態と同様である。第4実施形態は、第1印刷装置1aがモノクロ印刷専用の印刷装置であることを前提とする。なお、第1印刷装置1aがモノクロ印刷専用であることは、第1印刷装置1aの装置情報から確認できる。また、第4実施形態においても、第1および第2実施形態と同様に、PIトレイについては、第1印刷装置1aに装着されていることを前提とする。
次に、第4実施形態のクライアント端末2における処理の流れを説明する。
第4実施形態のクライアント端末2における処理の基本的な流れは、図4のフローチャートに示される第1実施形態のクライアント端末2における処理の流れと同様である。第4実施形態は、図4のステップS110に示される給紙トレイ設定処理の内容が、第1実施形態とは異なる。
以下、第4実施形態における給紙トレイ設定処理の流れを説明する。
図16は、第4実施形態に係るクライアント端末により実行される給紙トレイ設定処理の流れを示すフローチャートである。
クライアント端末2は、図4のステップS109においてページ結合処理を行った後、子ジョブの印刷情報に含まれる結合ページの色情報を確認する(ステップS411)。
クライアント端末2は、ステップS411において確認した結合ページの色情報に基づいて、結合ページがカラーページであるか否かを判断する(ステップS412)。
結合ページがカラーページである場合(ステップS412:YES)、クライアント端末2は、予め印刷された結合ページが差し込みページ処理によって親ジョブのページに挿入されると判断する。これは、第1印刷装置1aがモノクロ印刷専用でカラーページの印刷はできないため、結合ページは予め他の印刷装置1でカラー印刷されていると考えられるためである。したがって、クライアント端末2は、設定部として、図12に示すようなページ結合設定ダイアログ250を表示し(ステップS413)、結合ページの給紙トレイのデフォルト設定として、PIトレイを自動的に設定する(ステップS414)。ユーザーは、差し込みページ処理を行いたくない場合には、デフォルト設定としてPIトレイが選択された給紙トレイの設定を、他の給紙トレイを用いる設定に変更できる。ステップS415の処理は、図11のステップS113の処理と同様である。ステップS415の処理が完了後、クライアント端末2は、ステップS419の処理に進む。
一方、結合ページがカラーページでない場合(ステップS412:NO)、クライアント端末2は、結合ページが親ジョブのページとあわせて印刷されるものと判断する。これは、結合ページがカラーページでなくモノクロページであり、モノクロ印刷専用の第1印刷装置1aで効率的に印刷できるためである。したがって、クライアント端末2は、設定部として、ページ結合設定ダイアログ250を表示し(ステップS416)、結合ページの給紙トレイのデフォルト設定として、親ジョブのページと同じ給紙トレイを自動的に設定する(ステップS417)。ユーザーは、デフォルト設定として親ジョブのページと同じ給紙トレイが選択された給紙トレイ設定を、他の給紙トレイを用いる設定に変更できる。
クライアント端末2は、ユーザーにより設定変更が行われなければ、結合ページの給紙トレイの印刷設定を親ジョブのページと同じ給紙トレイに確定する(ステップS418)。ユーザーにより設定変更が行われれば、クライアント端末2は、変更後の内容で結合ページの印刷設定を確定する。
クライアント端末2は、サムネイル統合部として、結合ページのサムネイル情報を第2印刷装置1bから取得し、ページ結合画面240のサムネイル表示部241において親ジョブのページおよび結合ページのサムネイルをあわせて表示する(ステップS419)。具体的には、クライアント端末2は、図13に示すように、親ジョブのページを示すサムネイルの一覧に、結合ページのサムネイルを挿入して表示する。
以上のように、第4実施形態のクライアント端末2によれば、第1印刷装置1aがモノクロ印刷専用であり、第1印刷装置1aにPIトレイが装着されていることを前提とし、子ジョブの印刷情報に基づいて、結合ページの給紙トレイを自動的に設定する。詳細には、第4実施形態のクライアント端末2によれば、第1印刷装置1aがモノクロ印刷専用の場合に結合ページがカラーページであるか否かを判断し、カラーページである場合は、結合ページの給紙トレイとしてPIトレイを自動的に設定する。一方、カラーページでない場合は、クライアント端末2は、結合ページの給紙トレイとして親ジョブのページと同じ給紙トレイを自動的に設定する。これにより、結合ページがカラーページか否かを考慮して差し込みページ処理の要否を判断するため、よい適切に給紙トレイの自動設定を行うことができる。
また、上記第4実施形態では、第1印刷装置1aがモノクロ印刷専用の印刷装置であり、第1印刷装置1aにはPIトレイが装着されていることを前提として説明した。しかし、第1印刷装置1aがモノクロ印刷専用の印刷装置であり、第1印刷装置1aにPIトレイが装着されているかどうかは、第1印刷装置1aの装置情報を参照することにより確認できる。したがって、クライアント端末2は、子ジョブの印刷情報だけでなく、第1印刷装置1aの装置情報にも基づいて、結合ページの給紙トレイを自動的に設定することもできる。この場合、クライアント端末2は、印刷情報および装置情報を参照する。そして、結合ページがカラーページで、第1印刷装置1aがモノクロ印刷専用の印刷装置であり、第1印刷装置1aにPIトレイが装着されている場合に、クライアント端末2は、PIトレイを結合ページの給紙トレイに設定する。
(第5実施形態)
第5実施形態の印刷システムについて説明する。
第5実施形態では、結合ページの印刷サイズに応じて給紙トレイ設定処理が行われる場合について説明する。以下においては、第1実施形態と重複する部分の説明は省略し、第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
第5実施形態に係る印刷システムの基本的な構成は、第1実施形態と同様である。第5実施形態は、第1印刷装置1aの給紙部17が、くるみ製本用トレイ(PBトレイ:Perfect Binding Tray)を含むことを前提とする。くるみ製本用トレイ(以下、PBトレイという)は、第1印刷装置1aの後処理部19において印刷物の束をくるんで製本するくるみ製本を行う際に、表紙となる用紙が収納される給紙トレイである。なお、第1印刷装置1aにくるみ製本用トレイが装着されていることは、第1印刷装置1aの装置情報から確認できる。また、第5実施形態においても、第1、第2および第4実施形態と同様に、PIトレイについては、第1印刷装置1aに装着されていることを前提とする。
次に、第5実施形態のクライアント端末2における処理の流れを説明する。
第5実施形態のクライアント端末2における処理の基本的な流れは、図4のフローチャートに示される第1実施形態のクライアント端末2における処理の流れと同様である。第5実施形態は、図4のステップS110に示される給紙トレイ設定処理の内容が、第1実施形態とは異なる。
以下、第5実施形態における給紙トレイ設定処理の流れを説明する。
図17は、第5実施形態に係るクライアント端末により実行される給紙トレイ設定処理の流れを示すフローチャートである。
クライアント端末2は、図4のステップS109においてページ結合処理を行った後、子ジョブの印刷情報に含まれる結合ページの印刷サイズ情報を確認する(ステップS511)。
クライアント端末2は、ステップS511において確認した結合ページの印刷サイズ情報に基づいて、結合ページの印刷サイズがくるみ製本の表紙用であるか否かを判断する(ステップS512)。結合ページの印刷サイズがくるみ製本の表紙用であるか否かの判断は、親ジョブのページの給紙方向や、親ジョブのページの印刷サイズと結合ページの印刷サイズとの関係を考慮することにより行う。たとえば、親ジョブのページの給紙方向がLEF(Long Edge Feed)であり、結合ページの長辺の長さが、親ジョブのページの短辺の2倍に所定の背表紙幅を加えた長さに相当する場合、結合ページの印刷サイズは、くるみ製本の表紙用と判断される。あるいは、親ジョブのページの給紙方向がSEF(Short Edge Feed)であり、結合ページの長辺の長さが、親ジョブのページの長辺の2倍の長さに所定の背表紙幅を加えた長さに相当する場合、結合ページはくるみ製本の表紙用ページと判断される。ここで、LEFとは、用紙の長辺が用紙の搬送方向における先端の辺となる給紙方向である。また、SEFとは、用紙の短辺が用紙の搬送方向における先端の辺となる給紙方向である。
結合ページの印刷サイズがくるみ製本の表紙用である場合(ステップS512:YES)、クライアント端末2は、予め印刷された結合ページを表紙ページとしてくるみ製本が行われると判断する。したがって、クライアント端末2は、設定部として、図12に示すようなページ結合設定ダイアログ250を表示し(ステップS513)、結合ページの給紙トレイのデフォルト設定として、PBトレイを自動的に設定する(ステップS514)。ユーザーは、くるみ製本を行いたくない場合には、デフォルト設定としてPBトレイが選択された給紙トレイ設定を、他の給紙トレイを用いる設定に変更できる。
クライアント端末2は、ユーザーにより設定変更が行われなければ、結合ページの給紙トレイの印刷設定をPBトレイに確定する(ステップS515)。ユーザーにより設定変更が行われれば、クライアント端末2は、変更後の内容で結合ページの印刷設定を確定する。クライアント端末2は、ステップS519の処理に進む。
一方、結合ページの印刷サイズがくるみ製本の表紙用でない場合(ステップS512:NO)、クライアント端末2は、結合ページが差し込みページ処理によって親ジョブのページに挿入されるものと判断する。したがって、クライアント端末2は、設定部として、図12に示すようなページ結合設定ダイアログ250を表示し(ステップS516)、結合ページの給紙トレイのデフォルト設定として、PIトレイを自動的に設定する(ステップS517)。ユーザーは、デフォルト設定としてPIトレイが選択された給紙トレイの設定を、他の給紙トレイを用いる設定に変更できる。ステップS518の処理は、図11のステップS113の処理と同様である。
クライアント端末2は、サムネイル統合部として、結合ページのサムネイル情報を第2印刷装置1bから取得し、ページ結合画面240のサムネイル表示部241において親ジョブのページおよび結合ページのサムネイルをあわせて表示する(ステップS519)。具体的には、クライアント端末2は、図13に示すように、親ジョブのページを示すサムネイルの一覧に、結合ページのサムネイルを挿入して表示する。
以上のように、第5実施形態のクライアント端末2によれば、第1印刷装置1aにPBトレイおよびPIトレイが装着されていることを前提とし、子ジョブの印刷情報に基づいて、結合ページの給紙トレイを自動的に設定する。詳細には、第5実施形態のクライアント端末2によれば、結合ページがくるみ製本用のサイズであるか否かを判断し、くるみ製本用のサイズの場合は、結合ページの給紙トレイとしてPBトレイを設定し、くるみ製本用のサイズでない場合は、結合ページの給紙トレイとしてPIトレイを設定する。これにより、ユーザーが結合ページを親ジョブのページに結合する操作を行うだけで、結合ページの給紙トレイがPBトレイに自動設定される。その結果、ユーザーがくるみ製本を行う際に、結合ページの給紙トレイを設定する作業負荷を軽減できる。
なお、上記第5実施形態では、第1印刷装置1aにPBトレイおよびPIトレイが装着されていることを前提として説明した。しかし、第1印刷装置1aにPBトレイおよびPIトレイが装着されているかどうかは、第1印刷装置1aの装置情報を参照することにより確認できる。したがって、クライアント端末2は、子ジョブの印刷情報だけでなく、第1印刷装置1aの装置情報にも基づいて、結合ページの給紙トレイを自動的に設定することもできる。この場合、クライアント端末2は、印刷情報および装置情報を参照する。そして、結合ページがくるみ製本用のサイズであり、第1印刷装置1aにPBトレイが装着されている場合に、クライアント端末2は、PBトレイを結合ページの給紙トレイに設定する。また、結合ページがくるみ製本用のサイズではなく、第1印刷装置1aにPIトレイが装着されている場合に、クライアント端末2は、PIトレイを結合ページの給紙トレイに設定する。
上記の説明においては、第1〜第5実施形態において、親ジョブおよび子ジョブが保存されている印刷装置1や、印刷装置1の機能等について各種前提条件を設定して、その前提条件を満たす場合の処理について別個独立した態様として説明した。しかし、第1〜第5実施形態の態様が組み合わせられてもよい。たとえば、第1〜第5実施形態の処理を行う前に、各種前提条件を満たしているか否かの判断を行い、判断の結果により第1〜第5実施形態のうち最適な処理に振り分けてもよい。あるいは、たとえば、第1実施形態の処理と第2実施形態の処理とを組み合わせて、子ジョブが第2印刷装置1bに保存されている場合でも、子ジョブが印刷済でなければ、結合ページは親ジョブとあわせて印刷するように設定してもよい。または、第2実施形態の処理と第5実施形態の処理を組み合わせて、同じ印刷装置に保存された子ジョブの結合ページの大きさがくるみ製本用のサイズであれば、結合ページの給紙トレイをPBトレイに設定してもよい。
また、上記の実施形態において、クライアント端末2における処理を実行するためのプログラムは、プリンタードライバーとは別のプログラムとして提供されるものとして説明したが、プリンタードライバーのプログラムに含まれて提供されてもよい。
また、上記の実施形態において、クライアント端末2によって実行されるものとして説明した給紙トレイ設定処理は、印刷装置1によって実行されてもよく、あるいは、ネットワーク3上に設けられたサーバー等の装置によって実行されてもよい。
本発明のクライアント端末2による給紙トレイ設定処理は、上記各手順を実行するための専用のハードウエア回路によっても、また、上記各手順を記述したプログラムをCPUが実行することによっても実現することができる。後者により本発明を実現する場合、クライアント端末2を動作させる上記プログラムは、USBメモリー、フロッピー(登録商標)ディスクやCD−ROM等のコンピューター読み取り可能な記録媒体によって提供されてもよいし、インターネット等のネットワークを介してオンラインで提供されてもよい。この場合、コンピューター読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムは、通常、ROMやハードディスク等に転送され記憶される。また、このプログラムは、たとえば、単独のアプリケーションソフトとして提供されてもよいし、クライアント端末2の一機能としてその装置のソフトウェアに組み込んでもよい。