JP2019160084A - 情報処理装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】印刷指示で指示された印刷条件を用いて当該印刷指示による印刷に要する時間を算出する場合に、印刷に要する時間をより正確に算出する。【解決手段】印刷指示で指示された印刷条件により、用紙収容部に収容された用紙に関する情報を取得する取得手段と、印刷条件及び用紙に関する情報に基づき、印刷指示による印刷に要する時間を算出する算出手段とを備える情報処理装置。【選択図】図5

Description

本発明は、情報処理装置及びプログラムに関する。
例えば、印刷ジョブに係る印刷時間を算出する装置として、特許文献1には、プリンタ毎の、用紙別の印刷速度を示す用紙別印刷速度テーブルと、前記用紙別印刷速度テーブルを参照し、印刷ジョブで使用する用紙に合致した印刷速度で、当該印刷ジョブに係る印刷時間を算出する印刷時間算出手段と、算出された前記印刷時間に比例する長さを有する所定の表示態様で前記印刷ジョブを表示する第1の表示制御手段とを備えた印刷制御装置が開示されている。
特開2012−63951号公報
例えば印刷業務の計画を行うために、印刷装置で実際に印刷する前に、印刷に要する時間を予測する場合がある。ただし、印刷指示で指示された印刷条件には、印刷時間を予測するのに必要な情報が含まれておらず、印刷に要する時間を算出するのが困難な場合があった。
本発明の目的は、印刷指示で指示された印刷条件を用いて当該印刷指示による印刷に要する時間を算出する場合に、印刷に要する時間をより正確に算出することにある。
請求項1に記載の発明は、印刷指示で指示された印刷条件により、用紙収容部に収容された用紙に関する情報を取得する取得手段と、前記印刷条件及び前記用紙に関する情報に基づき、前記印刷指示による印刷に要する時間を算出する算出手段とを備える情報処理装置である。
請求項2に記載の発明は、前記取得手段は、前記用紙に関する情報として、前記用紙収容部に収容された用紙の用紙種別であって、前記印刷条件に合致する用紙種別の情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項3に記載の発明は、前記取得手段は、前記用紙収容部に収容された用紙の用紙種別の中に、前記印刷条件に合致する用紙種別が複数存在する場合には、当該印刷指示による印刷で実際に使用される用紙収容部に収容された用紙の用紙種別の情報を取得することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置である。
請求項4に記載の発明は、前記取得手段は、前記用紙収容部に収容された用紙の用紙種別の中に、前記印刷条件に合致する用紙種別が存在しない場合には、予め定められた規則に従って、当該用紙収容部に収容された用紙の用紙種別のうちの一の用紙種別の情報を取得することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置である。
請求項5に記載の発明は、前記取得手段は、前記用紙収容部に収容された用紙の用紙種別のうち、前記印刷指示において先頭で印刷されるページの用紙サイズに最も近い用紙の用紙種別の情報を取得することを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置である。
請求項6に記載の発明は、前記取得手段は、前記印刷指示において、印刷で実際に使用される用紙収容部が指示されている場合には、指示された当該用紙収容部に収容された用紙の用紙種別の情報を取得することを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置である。
請求項7に記載の発明は、前記取得手段は、前記用紙収容部に収容された用紙の用紙種別のうち、前記印刷指示による印刷で実際に使用される用紙の用紙種別とは異なる用紙種別の情報を取得することを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置である。
請求項8に記載の発明は、前記算出手段は、前記用紙に関する情報により特定される用紙に対して印刷を行う場合の印刷速度により、前記印刷指示による印刷に要する時間を算出することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項9に記載の発明は、前記印刷条件には、前記印刷指示による印刷で用いられる用紙の情報が含まれており、前記算出手段は、用紙を特定するための項目に関して、前記印刷条件に含まれる用紙の情報と前記用紙に関する情報とが異なる場合には、当該項目において当該印刷条件に含まれる用紙の情報を反映させて特定される用紙に対して印刷を行う場合の印刷速度により、前記印刷指示による印刷に要する時間を算出することを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置である。
請求項10に記載の発明は、前記取得手段は、前記印刷指示において、先頭で印刷されるページの印刷条件とは異なる印刷条件で印刷される他のページが存在する場合であっても、当該先頭で印刷されるページの印刷条件により、前記用紙に関する情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項11に記載の発明は、前記取得手段は、前記印刷指示において、先頭で印刷されるページの用紙サイズとは異なる用紙サイズで印刷される他のページが存在する場合であっても、当該先頭で印刷されるページの用紙サイズにより、前記用紙に関する情報を取得することを特徴とする請求項10に記載の情報処理装置である。
請求項12に記載の発明は、コンピュータに、印刷指示で指示された印刷条件により、用紙収容部に収容された用紙に関する情報を取得する機能と、前記印刷条件及び前記用紙に関する情報に基づき、前記印刷指示による印刷に要する時間を算出する機能とを実現させるためのプログラムである。
請求項1記載の発明によれば、印刷指示で指示された印刷条件を用いて当該印刷指示による印刷に要する時間を算出する場合に、印刷に要する時間をより正確に算出することができる。
請求項2記載の発明によれば、印刷条件に合致しない用紙種別の情報を取得する構成と比較して、印刷に要する時間をより正確に算出することができる。
請求項3記載の発明によれば、印刷で実際に使用されるか否かによらず用紙種別の情報を取得する構成と比較して、印刷に要する時間を正確に算出する可能性を高めることができる。
請求項4記載の発明によれば、用紙収容部に収容された用紙の用紙種別の中に、印刷条件に合致する用紙種別が存在しない場合であっても、印刷に要する時間を算出することができる。
請求項5記載の発明によれば、先頭で印刷されるページの用紙サイズによらず用紙種別の情報を取得する構成と比較して、印刷に要する時間を正確に算出する可能性を高めることができる。
請求項6記載の発明によれば、印刷で実際に使用される用紙収容部が指示されている場合に、他の用紙収容部に収容された用紙の用紙種別の情報を取得する構成と比較して、印刷に要する時間をより正確に算出することができる。
請求項7記載の発明によれば、用紙収容部に収容された用紙の用紙種別の中に、印刷条件に合致する用紙種別が存在しない場合であっても、印刷に要する時間を算出することができる。
請求項8記載の発明によれば、より確実に、印刷に要する時間を算出することができる。
請求項9記載の発明によれば、印刷条件に含まれる用紙の情報を反映しない構成と比較して、印刷に要する時間をより正確に算出することができる。
請求項10記載の発明によれば、印刷指示において先頭で印刷されるページだけでなく他のページの印刷条件も考慮して用紙に関する情報を取得する構成と比較して、印刷に要する時間を算出するのにかかる時間を短縮することができる。
請求項11記載の発明によれば、印刷指示において先頭で印刷されるページだけでなく他のページの用紙サイズも考慮して用紙に関する情報を取得する構成と比較して、印刷に要する時間を算出するのにかかる時間を短縮することができる。
請求項12記載の発明によれば、印刷指示で指示された印刷条件を用いて当該印刷指示による印刷に要する時間を算出する場合に、印刷に要する時間をより正確に算出する機能を、コンピュータにより実現できる。
本実施の形態に係る画像形成システムの全体構成例を示した図である。 本実施の形態に係る画像形成装置の外観例を示す図である。 本実施の形態に係る画像形成装置の内部構造例を示す図である。 制御装置と他の構成部との接続関係を説明するための図である。 本実施の形態に係る画像形成装置の制御装置の機能構成例を示したブロック図である。 (A)、(B)は、条件別速度テーブルの一例を示す図である。 画像形成装置の制御装置が印刷時間を算出する手順の一例を示したフローチャートである。 (A)〜(D)は、対象ジョブに基づいて印刷が行われる用紙のページ数を算出する処理の具体例を説明するための図である。 対象ジョブに基づいて印刷が行われる場合の先頭用紙サイズを算出する処理の具体例を説明するための図である。 用紙収容部に収容された用紙の一例を示す図である。 (A)〜(C)は、印刷速度を選択する処理の一例を説明するための図である。 印刷時間をサーバ装置に送信する処理の一例を説明するための図である。 本実施の形態を適用可能なコンピュータのハードウェア構成例を示した図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
<画像形成システムの全体構成>
まず、本実施の形態に係る画像形成システム1の全体構成について説明する。図1は、本実施の形態に係る画像形成システム1の全体構成例を示した図である。図示するように、画像形成システム1は、サーバ装置100と画像形成装置200A〜200Cとを備える。サーバ装置100及び画像形成装置200A〜200Cは、ネットワーク300に接続される。
なお、図1には、画像形成装置200A〜200Cを示したが、これらを区別する必要がない場合には、単に画像形成装置200と称する。また、図1に示す例では、3つの画像形成装置200を示したが、画像形成装置200の台数は図示の3つには限定されない。本実施の形態では、情報処理装置の一例として、画像形成装置200が用いられる。
サーバ装置100は、画像形成装置200における印刷処理を管理するコンピュータ装置である。サーバ装置100としては、例えば、PC、ワークステーション等が例示される。具体的には、サーバ装置100は、各画像形成装置200から、画像形成装置200に入力された印刷ジョブによる印刷に要する時間(以下、印刷ジョブによる印刷に要する時間を「印刷時間」と称する)を収集する。そして、サーバ装置100は、収集した各画像形成装置200の印刷時間を、例えば画面に表示して、画像形成システム1の管理者に通知する。管理者は、各画像形成装置200の印刷時間を確認して、印刷業務の計画に活用すればよい。例えば、管理者は、他の画像形成装置200と比べて印刷時間の短い画像形成装置200に対して優先的に印刷ジョブを入力するように、印刷業務を計画することが考えられる。
ここで、印刷ジョブとは、印刷指示の一例であり、画像形成装置200で実行される印刷処理の単位となるデータである。印刷ジョブには、印刷対象となる画像データと、印刷の条件として指示された印刷条件とが含まれる。また、印刷条件には、例えば、原稿のページ数、部数、印刷で使用するものとして指示された用紙収容部などの情報の他に、印刷で使用される用紙に関する情報が含まれる。用紙に関する情報とは、用紙の種別を表す用紙種別の情報であり、例えば、用紙の紙質、重さ(坪量)、色などの情報である。坪量とは、面積1mあたりの用紙の重さである。用紙が重くなればなるほど用紙の厚みが増す傾向にあるため、坪量は用紙の厚みと同様の意味で用いられる。
なお、サーバ装置100から画像形成装置200に印刷ジョブを送信してもよいし、サーバ装置100ではない他の装置(不図示)から画像形成装置200に印刷ジョブを送信してもよい。
画像形成装置200は、記録媒体の一例としての用紙に画像を形成して印刷を行う装置である。画像形成装置200では、複数種別の用紙を利用可能であり、サーバ装置100等から入力された印刷ジョブに基づいて印刷が行われる。また、画像形成装置200は、印刷ジョブによる印刷時間を算出(予測)する機能を有しており、算出した印刷時間をサーバ装置100に送信する。
より具体的には、画像形成装置200は、印刷ジョブで指示された印刷条件と、自装置(画像形成装置200)に収容された用紙に関する情報とに基づいて、印刷ジョブによる印刷時間を算出する。印刷時間を算出する処理の詳細については、後述する。なお、画像形成装置200としては、プリント機能のみを有するものを用いても良いが、プリント機能に加えて、コピー機能、スキャン機能、ファクシミリ機能等の他の画像処理機能を有するものを用いても良い。
ネットワーク300は、サーバ装置100と画像形成装置200との間の情報通信に用いられる通信手段であり、例えば、インターネットや公衆回線、LAN(Local Area Network)である。
<画像形成装置の構成>
次に、本実施の形態に係る画像形成装置200の構成について説明する。図2は、本実施の形態に係る画像形成装置200の外観例を示す図である。図3は、本実施の形態に係る画像形成装置200の内部構造例を示す図である。
画像形成装置200は、原稿の画像を読み取る画像読取装置210と、用紙上に画像を記録する画像記録装置220とを備えている。また、画像形成装置200は、ユーザによる操作の受付やユーザに対する各種の情報の提示に使用するユーザインタフェース(UI)230を備えている。さらに、画像形成装置200は、画像形成装置200の全体動作を制御する制御装置240を備えている。なお、本実施の形態では、制御装置240を、情報処理装置の一例として捉えることもできる。
画像読取装置210は、装置の本体部分を構成する画像記録装置220の上に取り付けられている。画像読取装置210は、原稿に形成されている画像を光学的に読み取る画像読取部211と、画像読取部211に原稿を搬送する原稿搬送部212とを備えている。原稿搬送部212は、原稿を収容する原稿収容部213と、原稿収容部213から引き出された原稿が排出される原稿排出部214とを有し、不図示の搬送機構を使用して原稿収容部213から原稿排出部214に原稿を搬送する。ここでの原稿搬送部212は、原稿自動送り装置(ADF:Auto Document Feeder)とも呼ばれる。なお、原稿に対して読取光学系を相対的に移動させる方式により、原稿の画像を読み取ることもできる。
画像記録装置220は、用紙の表面に画像を形成する機構部と用紙を搬送する機構部などを含んでいる。
画像記録装置220は、用紙供給部221等から引き出された用紙Pに画像を形成する画像形成部222と、画像形成部222に対して用紙Pを搬送する用紙搬送部223と、画像形成部222によって画像が形成された用紙Pを排出する用紙排出部224と、画像形成部222から出力される用紙Pの表裏を反転させ、画像形成部222に再度搬送する反転搬送部225とを備えている。
画像形成部222には、用紙Pの搬送経路に沿ってイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色に対応する記録ユニットが配置されている。
個々の記録ユニットは、例えば感光体ドラムと、感光体ドラムの表面を帯電する帯電器と、帯電後の感光体ドラムにレーザ光を照射して画像を描画する露光部と、描画された画像をトナー像として現像する現像器と、トナー像を転写ベルトに転写する転写部とを含む。転写ベルトに転写された各色に対応するトナー像は最終的に用紙Pの表面に転写され、定着ユニットにより定着される。ここでの色の種類及び色の組み合わせは一例である。
また、画像記録装置220の下部には、用紙Pを収容し、画像形成部222に用紙Pを供給するための用紙供給部221が配置されている。さらに、画像形成装置200は、ユーザが手差しにより画像形成部222に用紙Pを供給することのできる手差し供給部227を備えている。手差し供給部227は、折りたたみが可能であり、使用しない状態では折りたたんでおき、使用するときには開いて用紙Pをセットすることができる。図2及び図3では、手差し供給部227の折りたたんだ状態を図示している。以下では、用紙供給部221及び手差し供給部227を、まとめて「用紙収容部」と称する場合がある。
また、画像記録装置220の上部には、画像が形成された用紙Pを排出するための排出トレイ226が複数設けられている。
ユーザインタフェース230は、その操作面が画像形成装置200を操作するユーザと対面するように、画像読取装置210の手前側に配置されている。
ユーザインタフェース230は、ユーザからの指示を受け付ける操作受付部と、ユーザに対して情報を提供する表示部とを有している。操作受付部は、例えばハードウェアキーやソフトウェアキーに対する操作を検知する機能などを有している。表示部は、操作用の画面やソフトウェアキー等を表示する。
制御装置240は、画像記録装置220の筐体内部に設けられている。
図4は、制御装置240と他の構成部との接続関係を説明するための図である。
制御装置240は、CPU(Central Processing Unit)241と、ファームウェアやBIOS(Basic Input Output System)等が記憶されたROM(Read Only Memory)242と、CPU241のワークエリアとして用いられるRAM(Random Access Memory)243とを有しており、これらは一般的なコンピュータを構成する。
この他、制御装置240は、画像の形成に必要とされる各種の処理(例えば色補正や階調補正など)を実行する画像処理部244を有している。画像処理部244は、例えばRAM243を使用して画像処理を実行する。
また、制御装置240は、不揮発性の記憶装置の一例であるHDD(ハードディスク装置)245を有している。HDD245には、サーバ装置100等から入力された印刷ジョブや、画像読取装置210で読み取られた画像のイメージ等が保存される。
また、制御装置240は、外部の装置との通信を実行する通信インタフェース(通信IF)246を有する他、装置内の各部との接続に使用されるインタフェース(IF)251を有している。因みに、CPU241と各部とは、バス250を通じて接続されている。ここでのバス250は、ブリッジを介して複数のバスが接続された構成でもよい。
さらに、図4には、ユーザインタフェース230を構成する要素の一例として、操作画面の表示に使用される表示部231と利用者の操作を受け付ける操作受付部232も表している。なお、操作受付部232には、例えばタッチパネルが用いられる。
<制御装置の機能構成>
次に、本実施の形態に係る画像形成装置200の制御装置240の機能構成について説明する。図5は、本実施の形態に係る画像形成装置200の制御装置240の機能構成例を示したブロック図である。制御装置240は、用紙ページ数算出部261と、先頭用紙サイズ算出部262と、用紙情報格納部263と、用紙情報取得部264と、条件別速度テーブル格納部265と、印刷時間算出部266と、印刷時間送信部267とを備える。
用紙ページ数算出部261は、印刷時間を算出する対象の印刷ジョブ(以下、対象ジョブと称する場合がある)について、対象ジョブに基づいて印刷が行われる用紙のページ数を算出する。より具体的には、用紙ページ数算出部261は、対象ジョブに含まれる印刷条件を基に、印刷が行われる用紙のページ数を算出する。ここでは、印刷条件として、例えば、対象ジョブに含まれる原稿のページ数、部数の他に、面付け製本方式、印刷範囲指定、ビルドジョブ等の印刷設定が用いられる。なお、本実施の形態では、用紙の表側、裏側をそれぞれ1ページとして扱い、用紙の両面に印刷する場合には、用紙の表側で1ページ、用紙の裏側で1ページとして、用紙のページ数は合計2ページと算出される。
ここで、面付け製本方式とは、面付けにより製本する方式である。面付けとは、1枚の用紙に複数ページの画像を配置することをいう。例えば、面付け製本方式が「中綴じ」の場合には、1枚の用紙の表側と裏側のそれぞれに画像2ページ分が印刷され、用紙の中央で二つ折りにして製本される。
印刷範囲指定とは、印刷ジョブに含まれる画像データに対して印刷の範囲を指定するものである。例えば、印刷ジョブに含まれる原稿のページ数が10ページの場合、「1ページ目」、「5ページ目以降」などのように、印刷範囲が指定される。
ビルドジョブとは、複数の印刷ジョブを結合するものである。例えば、10ページの印刷ジョブと8ページの印刷ジョブとを結合する場合、18ページの印刷ジョブとなる。
また、印刷ジョブは、画像形成装置200に入力された後、ユーザの操作によって編集可能である。具体的には、例えば、ユーザの操作により、印刷ジョブに含まれる原稿のページ数が追加・削除されたり、用紙サイズや紙質が変更されたりする。また、例えば、ユーザの操作により、新たに面付け製本方式の設定やビルドジョブの設定が追加されたり、印刷範囲が指定されたりする。このような編集後に印刷時間を算出する場合、用紙ページ数算出部261は、編集後の印刷ジョブについて、用紙のページ数を算出する。
さらに、印刷ジョブに対して、すでにRIP(Raster Image Processor)処理が行われている場合には、RIP処理により原稿の全ページが解析されているため、その解析結果に基づいて用紙のページ数が算出される。ここで、RIP処理とは、画像として出力するために、PC等で作成された印刷ジョブの画像データをラスタデータに変換する処理である。ラスタデータとは、画像を色の付いた点の羅列として表現した画像データである。
例えば、数量の確認を容易にするなどの目的で挟み込まれる用紙である合紙の設定がされている場合、この合紙には画像が形成されずに排出される。ここで、RIP処理により原稿の全ページが解析されている場合には、印刷対象の画像データが含まれない用紙(即ち、合紙)の存在を把握することが可能である。そこで、その合紙のページ数分、用紙のページ数を減らすことにより、印刷が行われる用紙のページ数がより正確に算出される。
なお、RIP処理は、印刷前の事前処理として行われるものであるが、例えばユーザから指示されたタイミングで実行される。そのため、画像形成装置200が保持する印刷ジョブには、RIP処理実行済みのものもあれば、RIP処理未実行のものもある。
先頭用紙サイズ算出部262は、対象ジョブに基づいて印刷が行われる場合に先頭で印刷されるページの用紙(即ち、1枚目の用紙)のサイズ(以下、先頭用紙サイズと称する)を算出する。より具体的には、先頭用紙サイズ算出部262は、対象ジョブに含まれる印刷条件を基に、先頭用紙サイズを算出する。ここでは、印刷条件として、例えば、対象ジョブに含まれる原稿のサイズ、面付けのサイズ等が用いられる。例えば、対象ジョブにおいて、先頭で印刷される原稿のサイズが「A4」と定められており、面付けのサイズが「SRA3」と定められている場合、先頭用紙サイズは「SRA3」と算出される。なお、「SRA3」とは、「A3」よりも大きいサイズであり、320mm×450mmである。また、編集後の印刷ジョブについて印刷時間を算出する場合、先頭用紙サイズ算出部262は、編集後の印刷ジョブについて、先頭用紙サイズを算出する。
用紙情報格納部263は、用紙収容部に収容された用紙に関する情報を格納する。ここで、用紙に関する情報とは、用紙収容部に収容された用紙の用紙種別の情報であり、例えば、用紙サイズ、紙質、重さ、色などが例示される。用紙情報格納部263には、このような用紙に関する情報が、用紙収容部毎に格納される。
なお、用紙に関する情報は、例えば、管理者等によって設定される。そして、設定された情報に従って、ユーザが用紙収容部に用紙を収容する。また、画像形成装置200が、用紙サイズ、紙質、重さ、色等のセンサを備えることで、センサによって検知された情報を、用紙情報格納部263に格納してもよい。
用紙情報取得部264は、用紙情報格納部263から、対象ジョブで指示された印刷条件により、用紙収容部に収容された用紙に関する情報を取得する。ここでは、印刷条件として、例えば、先頭用紙サイズ算出部262が算出した先頭用紙サイズ、対象ジョブにおいて印刷で使用するものとして指示された用紙収容部の情報などが用いられる。また、対象ジョブの印刷条件として、用紙の紙質、重さ、色などの用紙種別の情報が指示されている場合には、このような情報も用いられる。
付言すると、ここで用いられる印刷条件は、対象ジョブにおいて先頭で印刷されるページの印刷条件である。例えば、対象ジョブでは、先頭で印刷されるページの印刷条件とは異なる印刷条件で印刷される他のページが存在する場合もある。そのような場合であっても、用紙情報取得部264は、先頭で印刷される印刷条件により、用紙収容部に収容された用紙に関する情報を取得する。より具体的には、例えば、対象ジョブにおいて、先頭用紙サイズとは異なる用紙サイズで印刷される他のページが存在する場合であっても、用紙情報取得部264は、先頭用紙サイズを用いて、用紙収容部に収容された用紙に関する情報を取得する。
そして、用紙情報取得部264は、用紙に関する情報として、用紙情報格納部263に格納された情報(即ち、用紙収容部に収容された用紙の用紙種別の情報)のうち、対象ジョブで指示された印刷条件に合致する用紙種別の情報を取得する。ただし、用紙収容部に収容された用紙の用紙種別の中に、対象ジョブで指示された印刷条件に合致する用紙種別が複数存在する場合もある。このような場合には、用紙情報取得部264は、対象ジョブで指示された印刷条件に合致する複数の用紙種別のうち、その対象ジョブの印刷で実際に使用される用紙収容部に収容された用紙の用紙種別の情報を取得する。
また、用紙収容部に収容された用紙の用紙種別の中に、対象ジョブで指示された印刷条件に合致する用紙種別が存在しない場合もある。このような場合、用紙情報取得部264は、予め定められた規則に従って、用紙収容部に収容された用紙の用紙種別のうちの一の用紙種別の情報を取得する。即ち、対象ジョブで指示された印刷条件に合致する用紙種別が存在しない場合には、エラー等により実際には印刷は行われないが、印刷時間を予測することを目的として、用紙情報取得部264は、対象ジョブの印刷で実際に使用される用紙の用紙種別とは異なる用紙種別の情報を取得する。
なお、予め定められた規則とは、例えば、用紙種別の何れか1つの項目に着目し、用紙収容部に収容された用紙の用紙種別のうち、その着目した項目について、印刷ジョブで指示された内容に最も近い用紙の用紙種別を取得する、という規則が例示される。例えば、用紙サイズに着目する場合、用紙情報取得部264は、用紙収容部に収容された用紙の用紙種別のうち、先頭用紙サイズに最も近いサイズにあたる用紙の用紙種別の情報を取得する。ここで、先頭用紙サイズに最も近いサイズには、先頭用紙サイズと同一のサイズも含まれる。
また、着目する項目は、用紙サイズに限られない。例えば坪量に着目する場合、用紙情報取得部264は、用紙収容部に収容された用紙の用紙種別のうち、印刷ジョブで指示された坪量に最も近い坪量にあたる用紙の用紙種別の情報を取得する。さらに、着目する項目に優先順位を付けてもよい。例えば、用紙情報取得部264は、用紙サイズに着目した場合に、先頭用紙サイズと同一サイズの用紙が複数あれば、次に坪量に着目して、印刷ジョブで指示された坪量に最も近い坪量にあたる用紙の用紙種別の情報を取得する。
ここで、対象ジョブにおいて印刷で使用する用紙収容部が指示されている場合、指示された用紙収容部に収容された用紙の用紙種別が対象ジョブの印刷条件に合致しない場合であっても、指示された用紙収容部の用紙で印刷が行われる。そこで、この場合には、用紙情報取得部264は、対象ジョブで指示された用紙収容部に収容された用紙の用紙種別の情報、即ち、実際の印刷で用いられる用紙の用紙種別の情報を取得する。言い換えると、対象ジョブで指示された用紙収容部に収容された用紙の用紙種別の情報を取得する、という規則を、予め定められた規則として捉えることができる。
条件別速度テーブル格納部265は、画像形成装置200の各種の条件毎に印刷速度(例えば、1分間で印刷可能な用紙のページ数)を保持するテーブル(以下、条件別速度テーブルと称する)を格納する。この条件別速度テーブルでは、例えば、用紙サイズ(用紙長)、紙質、重さ(坪量)などの用紙種別毎に、印刷速度が定められている。また、印刷速度は、例えば、印刷で使用される用紙収容部の種類(即ち、用紙供給部221、手差し供給部227)毎に定められたり、画像形成装置200の機種毎に定められたりする。
印刷時間算出部266は、対象ジョブで指示された印刷条件及び用紙情報取得部264が取得した用紙に関する情報に基づき、対象ジョブの印刷時間を算出する。より具体的には、印刷時間算出部266は、まず、条件別速度テーブルに保持された条件別の印刷速度の中から、対象ジョブで指示された印刷条件及び用紙情報取得部264が取得した用紙に関する情報に基づいて、印刷速度を選択する。そして、印刷時間算出部266は、用紙ページ数算出部261が算出した用紙のページ数を、条件別速度テーブルから選択した印刷速度で印刷するものとして、対象ジョブの印刷時間を算出する。
ここで、印刷速度の選択では、例えば、対象ジョブで指示された印刷条件から、印刷で使用される用紙収容部の種類などの情報が把握される。また、用紙情報取得部264が取得した用紙に関する情報から、用紙サイズ、紙質、重さなどの用紙種別の情報が把握される。そして、これらの情報に合う印刷速度が、条件別速度テーブルから選択される。このようにして、用紙情報取得部264が取得した用紙に関する情報により特定される用紙に対して印刷を行う場合の印刷速度が、条件別速度テーブルから選択される。
ただし、上述したように、用紙収容部に収容された用紙の用紙種別の中に、対象ジョブで指示された印刷条件に合致する用紙種別が存在しない場合もある。この場合、印刷で使用する用紙収容部が指示されていなければ、用紙情報取得部264は、対象ジョブの印刷で実際に使用される用紙の用紙種別とは異なる用紙種別の情報を取得することとなる。その際、用紙種別の情報として、用紙情報取得部264が取得した情報のみを用いてもよいが、さらに、対象ジョブで指示された印刷条件を反映させてもよい。
例えば、対象ジョブの先頭用紙サイズが「A5」であるが、「A5」の用紙が収容されておらず、用紙情報取得部264は、用紙収容部に収容されている用紙の用紙サイズの中で「A5」に最も近い用紙サイズとして、「A4」の用紙の情報を取得したとする。このように、対象ジョブの先頭用紙サイズ「A5」と、用紙情報取得部264が取得した用紙サイズ「A4」とが異なる場合に、印刷時間算出部266は、「A4」の条件で印刷速度を選択してもよいが、対象ジョブの情報を反映させて、「A5」の条件で印刷速度を選択してもよい。ここでは、用紙を特定するための項目の一例として、用紙サイズの項目が用いられる。
印刷時間送信部267は、印刷時間算出部266によって算出された印刷時間を、サーバ装置100に送信する。
なお、印刷時間の算出は、画像形成装置200に保持された印刷ジョブ毎に行われる。即ち、用紙ページ数算出部261、先頭用紙サイズ算出部262、用紙情報取得部264、印刷時間算出部266の処理は、画像形成装置200に保持された印刷ジョブ毎に行われる。
そして、画像形成装置200の各機能部は、ソフトウェアとハードウェア資源とが協働することにより実現される。具体的には、画像形成装置200を図2〜4に示す構成にて実現した場合、例えば、ROM242等に格納されているOSのプログラムやアプリケーション・プログラムが、RAM243に読み込まれてCPU241に実行されることにより、用紙ページ数算出部261、先頭用紙サイズ算出部262、用紙情報取得部264、印刷時間算出部266、印刷時間送信部267等の各機能部が実現される。また、用紙情報格納部263、条件別速度テーブル格納部265は、例えば、HDD245により実現される。
なお、本実施の形態では、取得手段の一例として、用紙情報取得部264が用いられる。算出手段の一例として、印刷時間算出部266が用いられる。
<条件別速度テーブルの説明>
次に、条件別速度テーブル格納部265に格納される条件別速度テーブルについて説明する。図6(A)、(B)は、条件別速度テーブルの一例を示す図である。
まず、図6(A)に示す条件別速度テーブルは、機種Aの画像形成装置200Aで使用される条件別速度テーブルである。この条件別速度テーブルでは、用紙サイズ(用紙長)、紙質、坪量、用紙収容部の種類毎に、印刷速度が定められている。
例えば、用紙長は、200〜300mm、301〜400mm、401〜500mmに分けられている。紙質は、普通紙、コート紙に分けられている。坪量は、50〜100g、101〜200g、201〜300gに分けられている。用紙収容部の種類は、用紙供給部221、手差し供給部227に分けられている。そして、これらの条件毎に、印刷速度が定められている。なお、印刷速度の単位は、1分間に印刷される用紙のページ数を表す「ppm(page per minutes)」である。
また、図6(B)に示す条件別速度テーブルは、機種Bの画像形成装置200Cで使用される条件別速度テーブルである。本実施の形態では、画像形成装置200の機種によって利用可能な用紙の種別が異なっていたり、同じ用紙であっても機種によって印刷速度が異なっていたりするため、条件別速度テーブルは機種毎に定められる。図6(B)に示す条件別速度テーブルでは、図6(A)に示す条件別速度テーブルと同様に、用紙サイズ(用紙長)、紙質、坪量、用紙収容部の種類毎に、印刷速度が定められている。
このようにして、条件別速度テーブルには、画像形成装置200の各種の条件毎に印刷速度が定められている。また、各画像形成装置200には、その画像形成装置200の機種に対応する条件別速度テーブルが、条件別速度テーブル格納部265に格納される。
なお、図6の条件別速度テーブルは一例であり、条件別速度テーブルには、図6に示す条件が全て定められていなくてもよい。例えば、「普通紙」、「コート紙」、「ラベル紙」のような紙質毎に印刷速度を分けなかったり、「用紙供給部221」、「手差し供給部227」のような用紙収容部の種類毎に印刷速度を分けなかったりしてもよい。また、条件別速度テーブルに定められる条件は、図6に示すものに限られず、他の条件を定めてもよい。
<印刷時間の算出手順>
次に、画像形成装置200の制御装置240が印刷時間を算出する手順について説明する。図7は、画像形成装置200の制御装置240が印刷時間を算出する手順の一例を示したフローチャートである。
図7に示す処理は、例えば、管理者がサーバ装置100から画像形成装置200に指示することにより実行される。また、例えば、一定時間毎(例えば、1時間毎)に実行してもよい。そして、図7に示す処理は、画像形成装置200が保持する全ての印刷ジョブがその対象となり得、例えば全ての印刷ジョブに対して実行される。また、過去に印刷時間を算出済みの印刷ジョブについては、再度印刷時間を算出しなくてもよい。ただし、印刷ジョブが編集された場合や用紙収容部に収容される用紙が変更された場合には、過去に算出された印刷時間から変更される場合がある。そこで、印刷ジョブが編集された場合や用紙収容部に収容される用紙が変更された場合には、過去に印刷時間を算出済みであっても、再度印刷時間を算出してもよい。
また、例えば、画像形成装置200に印刷ジョブが入力されたタイミングや、印刷ジョブが編集されたタイミングで、図7に示す処理を実行してもよい。この場合、画像形成装置200に入力された印刷ジョブについて印刷時間が算出されたり、編集された印刷ジョブについて印刷時間が算出されたりする。
まず、用紙ページ数算出部261は、対象ジョブに基づいて印刷が行われる用紙のページ数を算出する(ステップS101)。次に、先頭用紙サイズ算出部262は、対象ジョブに基づいて印刷が行われる場合の先頭用紙サイズを算出する(ステップS102)。次に、用紙情報取得部264は、用紙情報格納部263に格納されている情報を参照し、用紙収容部に収容された用紙の用紙種別の中に、対象ジョブで指示された印刷条件に合致する用紙種別が存在するか否かを判定する(ステップS103)。
ステップS103で肯定の判断(YES)がされた場合、用紙情報取得部264は、さらに、対象ジョブで指示された印刷条件に合致する用紙種別が複数存在するか否かを判定する(ステップS104)。ステップS104で肯定の判断(YES)がされた場合、用紙情報取得部264は、対象ジョブで指示された印刷条件に合致する複数の用紙種別のうち、対象ジョブの印刷で実際に使用される用紙収容部に収容された用紙の用紙種別の情報を取得する(ステップS105)。また、ステップS104で否定の判断(NO)がされた場合には、用紙収容部に収容された用紙の用紙種別のうち、対象ジョブで指示された印刷条件に合致する用紙種別は1つである。そこで、用紙情報取得部264は、その1つの用紙種別の情報を取得する(ステップS106)。
また、ステップS103で否定の判断(NO)がされた場合、用紙情報取得部264は、予め定められた規則に従って、用紙収容部に収容された用紙の用紙種別のうちの一の用紙種別の情報を取得する(ステップS107)。例えば、用紙情報取得部264は、用紙収容部に収容された用紙の用紙種別のうち、対象ジョブの先頭用紙サイズに最も近いサイズにあたる用紙の用紙種別の情報を取得する。
ステップS105、ステップS106、又はステップS107の後、印刷時間算出部266は、条件別速度テーブルに保持された条件別の印刷速度の中から、対象ジョブで指示された印刷条件及び用紙情報取得部264が取得した用紙に関する情報(用紙種別の情報)に基づいて、印刷速度を選択する(ステップS108)。次に、印刷時間算出部266は、ステップS101で算出された用紙のページ数を、条件別速度テーブルから選択した印刷速度で印刷するものとして、対象ジョブの印刷時間を算出する(ステップS109)。そして、本処理フローは終了する。なお、他に対象ジョブが存在する場合には、続けて他の対象ジョブに対してもステップS101〜ステップS109の処理が行われる。
<印刷時間の算出手順の具体例>
次に、図8〜図12を参照しながら、画像形成装置200の制御装置240が印刷時間を算出する手順について、具体例を挙げて説明する。また、以下に示すステップは、図7の各ステップに対応するものとする。
まず、用紙ページ数算出部261は、対象ジョブに基づいて印刷が行われる用紙のページ数を算出する(ステップS101)。図8(A)〜(D)は、対象ジョブに基づいて印刷が行われる用紙のページ数を算出する処理の具体例を説明するための図である。
図8(A)に示す例は、原稿が全部で32ページあり、そのうちの8ページ目以降を削除するとともに、7ページ目を8ページ目にコピーする編集が行われたものである。また、面付け製本方式として、「中綴じ」の設定が行われている。図示するように、全32ページのうち、8ページ目以降が削除されることで、ページ数は7ページに減少する。また、7ページ目を8ページ目にコピーすることで、ページ数は8ページになる。さらに、「中綴じ」の面付け製本方式の設定が行われており、用紙の1ページに、画像2ページ分が印刷され、用紙の中央で二つ折りにされる。結果として、対象ジョブに基づく用紙のページ数は、4ページと算出される。
図8(B)に示す例は、ビルドジョブにより、2つの印刷ジョブが結合されたものである。ここでは、図示するように、10ページの原稿を含む印刷ジョブと、8ページの原稿を含む印刷ジョブとが結合されて、結果として、対象ジョブに基づく用紙のページ数は、18ページと算出される。
図8(C)に示す例は、印刷範囲指定により、印刷ジョブに含まれる原稿のデータに対して印刷の範囲が指定されたものである。ここでは、図示するように、10ページの原稿を含む印刷ジョブに対して、1ページ目、5ページ目以降、が印刷範囲として指定されている。この印刷範囲指定により、印刷される原稿のページ数は7ページとなる。また、印刷する部数は100部と設定されている。結果として、対象ジョブに基づく用紙のページ数は、700ページと算出される。
ここで、対象ジョブに対して、すでにRIP処理が行われている場合について説明する。図8(D)に示す例は、6ページの原稿を含む印刷ジョブのうち、2ページ目、4ページ目に合紙が設定されたものである。RIP処理により、原稿の全ページについて解析が行われている場合には、2ページ目、4ページ目が合紙であり、画像データを形成する処理が行われないと把握される。そこで、図示するように、6ページの原稿を含む印刷ジョブに対して2ページを減らし、結果として、対象ジョブに基づく用紙のページ数は、4ページと算出される。このようにして、RIP処理が行われた場合には、対象ジョブに基づく用紙のページ数がより正確に算出される。
次に、先頭用紙サイズ算出部262は、対象ジョブに基づいて印刷が行われる場合の先頭用紙サイズを算出する(ステップS102)。図9は、対象ジョブに基づいて印刷が行われる場合の先頭用紙サイズを算出する処理の具体例を説明するための図である。ここでは、図示するように、対象ジョブにおいて、先頭で印刷される原稿のサイズが「A4」と定められている。また、面付け製本方式の「中綴じ」の設定がなされ、その面付けのサイズが「SRA3」と定められている。この場合、先頭用紙サイズは「SRA3」と算出される。
次に、用紙情報取得部264は、用紙情報格納部263から、用紙収容部に収容された用紙の用紙種別の情報を取得する。図10は、用紙収容部に収容された用紙の一例を示す図である。図示の例では、用紙供給部221A、用紙供給部221B、用紙供給部221C及び手差し供給部227という4つの用紙収容部を示している。
そして、用紙供給部221Aには、用紙サイズ「SRA3」、用紙の色「赤」、用紙の重さ「坪量90g」、紙質「普通紙」の用紙が収容されている。また、用紙供給部221Bには、用紙サイズ「SRA3」、用紙の色「青」、用紙の重さ「坪量120g」、紙質「普通紙」の用紙が収容されている。用紙供給部221Cには、用紙サイズ「SRA3」、用紙の色「白」、用紙の重さ「坪量150g」、紙質「コート紙」の用紙が収容されている。手差し供給部227には、用紙サイズ「A4」、用紙の色「白」、用紙の重さ「坪量90g」、紙質「普通紙」の用紙が収容されている。これらの用紙に関する情報が、用紙情報格納部263に格納されている。
ここで、1つ目の例として、対象ジョブで指示された印刷条件を、先頭用紙サイズ「SRA3」、用紙収容部「自動選択」、用紙の色「赤色」とする。用紙収容部の「自動選択」とは、対象ジョブにおいて特定の用紙収容部が指示されていないことを示す。図10に示す用紙のうち、これらの印刷条件に合致するのは、用紙供給部221Aに収容された用紙のみであり、他の用紙は印刷条件に合致しない。そこで、用紙情報取得部264は、用紙供給部221Aに収容された用紙に関する情報を取得する(ステップS103でYES、ステップS104でNO、ステップS106)。即ち、用紙情報取得部264は、用紙サイズ「SRA3」、用紙の色「赤」、用紙の重さ「坪量90g」、紙質「普通紙」といった用紙種別の情報を取得する。
次に、2つ目の例として、対象ジョブで指示された印刷条件を、先頭用紙サイズ「SRA3」、用紙収容部「用紙供給部221B」とする。図10に示す用紙のうち、これらの印刷条件に合致するのは、用紙供給部221Bに収容された用紙のみであり、他の用紙は印刷条件に合致しない。そこで、用紙情報取得部264は、用紙供給部221Bに収容された用紙に関する情報を取得する(ステップS103でYES、ステップS104でNO、ステップS106)。即ち、用紙情報取得部264は、用紙サイズ「SRA3」、用紙の色「青」、用紙の重さ「坪量120g」、紙質「普通紙」といった用紙種別の情報を取得する。
次に、3つの目の例として、対象ジョブで指示された印刷条件を、先頭用紙サイズ「A3」、用紙収容部「用紙供給部221B」とする。ここで、図10に示す用紙は、何れの用紙も用紙サイズが「A3」ではないため、印刷条件に合致する用紙は存在しない。ただし、対象ジョブで「用紙供給部221B」が指示されているため、用紙情報取得部264は、用紙供給部221Bに収容された用紙に関する情報を取得する(ステップS103でNO、ステップS107)。
次に、4つ目の例として、対象ジョブで指示された印刷条件を、先頭用紙サイズ「A5」、坪量「120g」、用紙収容部「自動選択」とする。ここで、図10に示す用紙は、何れの用紙も用紙サイズが「A5」ではないため、印刷条件に合致する用紙は存在しない。そこで、用紙情報取得部264は、予め定められた規則に従って、一の用紙種別の情報を取得する。例えば、用紙情報取得部264は、先頭用紙サイズ「A5」に最も近いサイズである「A4」の用紙が収容された手差し供給部227に収容された用紙に関する情報を取得する(ステップS103でNO、ステップS107)。即ち、用紙情報取得部264は、用紙サイズ「A4」、用紙の色「白」、用紙の重さ「坪量90g」、紙質「普通紙」といった用紙種別の情報を取得する。
次に、5つ目の例として、対象ジョブで指示された印刷条件を、先頭用紙サイズ「SRA3」、用紙収容部「自動選択」とする。図10に示す用紙のうち、用紙供給部221A〜221Cのそれぞれに収容された用紙が、これらの印刷条件に合致する。そこで、用紙情報取得部264は、対象ジョブの印刷で実際に使用される用紙収容部に収容された用紙の用紙種別の情報を取得する。
例えば、用紙収容部に対して、用紙供給部221A、用紙供給部221B、用紙供給部221Cの順番に優先的に使用するように定められている場合には、実際の印刷では用紙供給部221Aが使用される。そこで、用紙情報取得部264は、用紙供給部221Aに収容された用紙に関する情報を取得する(ステップS103でYES、ステップS104でYES、ステップS105)。また、例えば、白色の用紙を使用するように定められている場合には、実際の印刷では用紙供給部221Cが使用される。そこで、用紙情報取得部264は、用紙供給部221Cに収容された用紙に関する情報を取得する。このような事前の設定に基づいて、実際の印刷で使用される用紙収容部が決定される。
次に、印刷時間算出部266は、条件別速度テーブルから印刷速度を選択する(ステップS108)。図11(A)〜(C)は、印刷速度を選択する処理の一例を説明するための図である。ここでは、画像形成装置200の機種が機種Aであり、図6(A)の条件別速度テーブルを用いるものとする。
例えば、上述した1つ目の例では、用紙情報取得部264は、用紙収容部「用紙供給部221A」、用紙サイズ「SRA3」、用紙の色「赤」、用紙の重さ「坪量90g」、紙質「普通紙」といった情報を取得する。なお、SRA3は320mm×450mmのため、用紙長は「450mm」である。印刷時間算出部266は、これらの情報を基に、図11(A)に示すように、条件別速度テーブルから、印刷速度80ppmを選択する。
また、上述した4つ目の例では、対象ジョブの印刷条件に合致する用紙は存在しておらず、対象ジョブにおいて特定の用紙収容部も指示されていない。この場合、用紙情報取得部264は、対象ジョブの印刷で実際に使用される用紙の用紙種別とは異なる用紙種別の情報を取得する。ここで、印刷時間算出部266は、用紙種別の情報として、用紙情報取得部264が取得した情報のみを用いてもよいが、さらに、対象ジョブで指示された印刷条件を考慮してもよい。
具体的には、用紙情報取得部264が取得した情報は、用紙収容部「手差し供給部227」、用紙サイズ「A4」、用紙の色「白」、用紙の重さ「坪量90g」、紙質「普通紙」である。なお、A4は、210×297mmのため、用紙長は「297mm」である。印刷時間算出部266は、これらの情報を基に、条件別速度テーブルから印刷速度を選択してもよい。この場合、図11(B)に示すように、印刷速度100ppmが選択される。
また、対象ジョブで指示された印刷条件を考慮する場合、用紙サイズは、「A4」の代わりに、先頭用紙サイズである「A5」が用いられる。なお、A5は、148×210mmのため、用紙長は「210mm」である。また、「坪量90g」の代わりに、「坪量120g」が用いられる。印刷時間算出部266は、これらの情報を基に、図11(C)に示すように、条件別速度テーブルから、印刷速度80ppmを選択する。
次に、印刷時間算出部266は、印刷時間を算出する(ステップS109)。例えば、ステップS101で用紙ページ数算出部261が算出した用紙のページ数が100ページ、印刷時間算出部266が選択した印刷速度が80ppmの場合、印刷時間は、100ページ/(80ppm/60秒)=75秒と算出される。
そして、印刷時間送信部267は、印刷時間算出部266によって算出された印刷時間をサーバ装置100に送信する。図12は、印刷時間をサーバ装置100に送信する処理の一例を説明するための図である。ここで、画像形成装置200Aは、印刷ジョブ1〜3を保持しており、それぞれの印刷時間が300秒、30秒、90秒、印刷時間の合計が420秒と算出される。そして、画像形成装置200Aの印刷時間送信部267は、印刷時間(420秒)をサーバ装置100に送信する。ここで、印刷ジョブ毎に印刷時間を送信してもよい。
同様に、画像形成装置200Bは、印刷ジョブ10〜12を保持しており、それぞれの印刷時間が30秒、3000秒、90秒、印刷時間の合計が3120秒と算出される。この印刷時間がサーバ装置100に送信される。また、画像形成装置200Cは、印刷ジョブ33〜35を保持しており、それぞれの印刷時間が4000秒、600秒、500秒、印刷時間の合計が5100秒と算出される。この印刷時間がサーバ装置100に送信される。
サーバ装置100は、収集した各画像形成装置200の印刷時間を、例えば画面に表示して、管理者に通知する。そして、管理者は、各画像形成装置200の印刷時間を確認して、印刷業務の計画に活用する。例えば、管理者は、3つの画像形成装置200の中で、画像形成装置200Aの印刷時間が最も短いため、画像形成装置200Aに優先的に印刷ジョブを送信するように計画する。
また、管理者は、例えば、印刷ジョブを各画像形成装置200に送信し、その印刷ジョブについて各画像形成装置200での印刷時間を算出し、算出された印刷時間を比較してもよい。この場合、例えば、その印刷ジョブの印刷を実際に行う際に、印刷時間が最も短い画像形成装置200で印刷を行うように、サーバ装置100から指示される。
以上説明したように、本実施の形態に係る画像形成装置200は、印刷ジョブで指示された印刷条件と用紙収容部に収容された用紙に関する情報とに基づいて、印刷ジョブの印刷時間を算出する。例えば、印刷ジョブでは、用紙サイズが指示されていたとしても、紙質や坪量等の印刷時間を算出するための情報が含まれていない場合がある。そこで、本実施の形態では、印刷ジョブで指示された印刷条件により、用紙収容部に収容された用紙に関する情報を参照し、紙質や坪量等の印刷時間を算出するための情報を取得する。よって、本実施の形態に係る画像形成装置200を用いることにより、例えば、用紙収容部に収容された用紙に関する情報を取得せずに、印刷ジョブで指示された印刷条件により印刷時間を算出する構成と比較して、印刷時間がより正確に算出される。
また、画像形成装置200は、先頭用紙サイズなど、先頭で印刷されるページの印刷条件を用いて、用紙収容部に収容された用紙に関する情報を取得する。例えば、印刷ジョブには、先頭用紙サイズとは異なる用紙サイズで印刷するように設定された他のページも存在する場合がある。しかし、印刷ジョブに含まれる原稿の先頭ページから最終ページまでの全ページの用紙サイズを把握するのは時間がかかる。そこで、本実施の形態では、先頭で印刷されるページの印刷条件を用いて印刷時間を算出することにより、例えば、先頭で印刷されるページだけでなく他のページの印刷条件も用いる構成と比較して、印刷時間を算出するのに要する時間が短縮される。
ただし、本実施の形態において、先頭で印刷されるページだけでなく他のページの印刷条件を用いてもよい。この場合には、画像形成装置200は、対象ジョブに含まれる原稿の各ページに応じて、用紙収容部に収容された用紙に関する情報を取得して、印刷時間を算出する。
また、画像形成装置200は、印刷ジョブが編集された場合には、編集後の印刷ジョブについて印刷時間を算出する。
さらに、画像形成装置200がRIP処理を実行済みの印刷ジョブについて印刷時間を算出する場合には、RIP処理が行われていない場合と比較して、印刷時間がより正確に算出される。
なお、本実施の形態において、画像形成装置200は、印刷ジョブに対するRIP処理や印刷処理の実行中に、そのRIP処理や印刷処理と並行して、他の印刷ジョブについて印刷時間を算出してもよい。
<適用可能なコンピュータの説明>
ところで、本実施の形態として、画像形成装置200を用いた例を説明したが、本実施の形態に係る印刷時間の算出処理を実現する装置は、画像形成装置200に限定されない。例えば、本実施の形態に係る印刷時間の算出処理を、画像形成装置200に接続された汎用のコンピュータにおいて実現してもよい。そこで、印刷時間の算出処理をコンピュータ400で実現するものとして、そのハードウェア構成について説明する。
図13は、本実施の形態を適用可能なコンピュータ400のハードウェア構成例を示した図である。なお、本実施の形態において、コンピュータ400は、情報処理装置の一例として用いられる。
コンピュータ400は、演算手段であるCPU401と、記憶手段であるメインメモリ402及び磁気ディスク装置(HDD:Hard Disk Drive)403とを備える。ここで、CPU401は、OS(Operating System)やアプリケーション等の各種プログラムを実行する。また、メインメモリ402は、各種プログラムやその実行に用いるデータ等を記憶する記憶領域であり、磁気ディスク装置403は、図5に示す各機能部を実現するためのプログラムを格納する。そして、このプログラムがメインメモリ402にロードされ、このプログラムに基づく処理がCPU401により実行されることで、用紙ページ数算出部261、先頭用紙サイズ算出部262、用紙情報取得部264、印刷時間算出部266、印刷時間送信部267等の各機能部が実現される。また、用紙情報格納部263、条件別速度テーブル格納部265は、例えば、磁気ディスク装置403により実現される。
さらに、コンピュータ400は、外部との通信を行うための通信I/F404と、ビデオメモリやディスプレイ等からなる表示機構405と、キーボードやマウス等の入力デバイス406とを備える。
また、本発明の実施の形態を実現するプログラムは、通信手段により提供することはもちろん、CD−ROM等の記録媒体に格納して提供することも可能である。
なお、上記では種々の実施形態および変形例を説明したが、これらの実施形態や変形例どうしを組み合わせて構成してももちろんよい。
また、本開示は上記の実施形態に何ら限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施することができる。
1…画像形成システム、100…サーバ装置、200…画像形成装置、240…制御装置、261…用紙ページ数算出部、262…先頭用紙サイズ算出部、263…用紙情報格納部、264…用紙情報取得部、265…条件別速度テーブル格納部、266…印刷時間算出部、267…印刷時間送信部

Claims (12)

  1. 印刷指示で指示された印刷条件により、用紙収容部に収容された用紙に関する情報を取得する取得手段と、
    前記印刷条件及び前記用紙に関する情報に基づき、前記印刷指示による印刷に要する時間を算出する算出手段と
    を備える情報処理装置。
  2. 前記取得手段は、前記用紙に関する情報として、前記用紙収容部に収容された用紙の用紙種別であって、前記印刷条件に合致する用紙種別の情報を取得すること
    を特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記取得手段は、前記用紙収容部に収容された用紙の用紙種別の中に、前記印刷条件に合致する用紙種別が複数存在する場合には、当該印刷指示による印刷で実際に使用される用紙収容部に収容された用紙の用紙種別の情報を取得すること
    を特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記取得手段は、前記用紙収容部に収容された用紙の用紙種別の中に、前記印刷条件に合致する用紙種別が存在しない場合には、予め定められた規則に従って、当該用紙収容部に収容された用紙の用紙種別のうちの一の用紙種別の情報を取得すること
    を特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  5. 前記取得手段は、前記用紙収容部に収容された用紙の用紙種別のうち、前記印刷指示において先頭で印刷されるページの用紙サイズに最も近い用紙の用紙種別の情報を取得すること
    を特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記取得手段は、前記印刷指示において、印刷で実際に使用される用紙収容部が指示されている場合には、指示された当該用紙収容部に収容された用紙の用紙種別の情報を取得すること
    を特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  7. 前記取得手段は、前記用紙収容部に収容された用紙の用紙種別のうち、前記印刷指示による印刷で実際に使用される用紙の用紙種別とは異なる用紙種別の情報を取得すること
    を特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  8. 前記算出手段は、前記用紙に関する情報により特定される用紙に対して印刷を行う場合の印刷速度により、前記印刷指示による印刷に要する時間を算出すること
    を特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  9. 前記印刷条件には、前記印刷指示による印刷で用いられる用紙の情報が含まれており、
    前記算出手段は、用紙を特定するための項目に関して、前記印刷条件に含まれる用紙の情報と前記用紙に関する情報とが異なる場合には、当該項目において当該印刷条件に含まれる用紙の情報を反映させて特定される用紙に対して印刷を行う場合の印刷速度により、前記印刷指示による印刷に要する時間を算出すること
    を特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
  10. 前記取得手段は、前記印刷指示において、先頭で印刷されるページの印刷条件とは異なる印刷条件で印刷される他のページが存在する場合であっても、当該先頭で印刷されるページの印刷条件により、前記用紙に関する情報を取得すること
    を特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  11. 前記取得手段は、前記印刷指示において、先頭で印刷されるページの用紙サイズとは異なる用紙サイズで印刷される他のページが存在する場合であっても、当該先頭で印刷されるページの用紙サイズにより、前記用紙に関する情報を取得すること
    を特徴とする請求項10に記載の情報処理装置。
  12. コンピュータに、
    印刷指示で指示された印刷条件により、用紙収容部に収容された用紙に関する情報を取得する機能と、
    前記印刷条件及び前記用紙に関する情報に基づき、前記印刷指示による印刷に要する時間を算出する機能と
    を実現させるためのプログラム。
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