JP2008052115A - 印刷装置及びその印刷実行方法、並びに印刷実行のプログラム - Google Patents

印刷装置及びその印刷実行方法、並びに印刷実行のプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2008052115A
JP2008052115A JP2006229295A JP2006229295A JP2008052115A JP 2008052115 A JP2008052115 A JP 2008052115A JP 2006229295 A JP2006229295 A JP 2006229295A JP 2006229295 A JP2006229295 A JP 2006229295A JP 2008052115 A JP2008052115 A JP 2008052115A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
printing
unit
image
image data
printing apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2006229295A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Toda
正行 戸田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2006229295A priority Critical patent/JP2008052115A/ja
Publication of JP2008052115A publication Critical patent/JP2008052115A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)

Abstract

【課題】 印刷装置で出力された印刷物の記録媒体上における画像の印字位置を検出し、その検出結果に基づいて後処理工程用の設定値を自動的に調整することであり、検品処理の高速化及び精度の向上を図る。
【解決手段】 印刷装置であって、外部装置から印刷データを入力する入力手段、入力手段入力された印刷データを解析する解析手段、解析手段で解析した結果をもとにビットマップ画像データを生成する展開手段、解析手段で解析された結果をもとに後処理工程の設定を保持する保持手段、展開手段で展開された画像データを記録媒体に印字する画像形成手段、画像形成手段で記録媒体に印字された画像データを読み取る読み取り手段、読み取り手段で読み取った画像データから記録媒体上の画像印字位置を検出する検出手段、とを備え、検出手段で検出した結果から、保持手段で保持されている後処理工程の設定を調整することを特徴とする。
【選択図】 図13

Description

本発明は、印刷装置及びその印刷実行方法、並びに印刷実行のプログラムに関し、特に印刷された成果物が正しいものであるかを検品するシステムに関する。
従来、第三者(顧客、クライアント)から印刷物(雑誌、新聞、カタログ、広告、グラビア等)の作成依頼を受注し、該クライアントの所望の印刷物を作成し、それを該クライアントに納品することでクライアントから報酬を得る、所謂、商業的印刷業界では、現在でも、オフセット製版印刷機などの大規模な印刷装置等を用いているのが主流である。該印刷業界では、入稿、デザインやレイアウト、カンプ(プリンタ出力によるプレゼンテーション)、校正(レイアウト修正や色修正)、校正刷り(プルーフプリント)、版下作成、印刷、後処理加工、発送といった具合に様々な工程を踏んで作業を進めてきた。これは、上述のような印刷機の利用には版下作成を欠かすことができず、一度版下を作成すると、その修正は容易でなく、且つコスト的にかなり不利であるため、入念な校正、即ちレイアウトのチェックや色の確認作業が必須であったためである事等に起因する。このように、この手の業界では、大掛かりな装置を必要とし、尚且つ、クライアントが所望する印刷物を作成するのにある程度の時間も必要であった。しかもこれらそれぞれの作業には専門知識が必要であり、いわば職人と呼ばれる熟練者のノウハウが必要であった。
一方で、最近、電子写真方式の印刷装置やインクジェット方式の印刷装置の高速化、高画質化に伴い、上記のような印刷業界に対抗して、プリント・オン・ディマンド(Print On Demand:以下、PODと表記する。)と呼ばれる、印刷装置で扱うジョブより比較的小ロットのジョブを、大掛かりな装置、システムを用いずに、短納期で取り扱えることを目指して、上記のような大規模な印刷機、印刷手法に変わって、例えば、ディジタル複写機やディジタル複合機等のディジタル画像形成装置を最大限に活用して、電子データを用いたディジタルプリントを実現して、それで商売を行うとする市場も出現しつつある。このようなPOD市場では、従来の印刷業界に比べてディジタル化が融合し、コンピュータを利用した管理、制御が浸透してきており、コンピュータを利用してある程度、印刷業界のレベルに近づこうとしている。このような背景の中で、POD市場には、コピー・プリントショップ印刷会社の印刷サービスと言われるPFP(Print For Pay)や、企業内社内向け印刷サービスと言われるCRD(Centralized Reproduction Department)などが存在する。
従来例としては、例えば、トリミングを行うことを前提とした場合と製本された記録用シート束をそのまま使用する場合のどちらにおいても、最終的にインデックスの幅が、製本された記録用シート束内において均一となり、中折り製本された記録用シート束におけるインデックスの仕上がり性を向上させることが可能な画像形成装置を提供するものがある(特許文献1参照)。
特開2004-243639号公報
しかしながら、上記のような印刷業界やPOD市場において、顧客に納品するための印刷物に不具合がないかどうかの検品作業は自動化されておらず、出力物を作業員が手作業でチェックしているのが現状である。数百ページに及ぶ印刷物の場合、ページ毎に詳細にチェックすることは膨大な時間と労力が必要となるため、実際には大まかな検品作業となり、細かい印字ミスや抜け、紙汚れなどは検出されない場合があるといった問題が残っている。
特に、断裁処理やステイプルなどの後処理工程を含む印刷物の場合、印刷装置での記録媒体上の画像の印字位置にずれが生じている場合があるため、出力物を入念にチェックし、後処理工程にかける前に実際の出力物を測定し、その測定値に基づいて手動で後処理工程の装置の設定を行っているのが現状である。これらの作業効率を上げるため、フィニッシングの後処理工程を半自動化するシステムも提供されている。しかしながら、後処理工程の装置へ後処理用の設定値をネットワーク等を通じて自動的に設定し、印刷された印刷物を後処理工程の装置へセットしてボタンを押せば実行されるといったオンライン(またはニアライン)フィニッシャを使用した場合、印字位置のずれによって後処理工程を行った際に画像が切られてしまったり、最終的な成果物において画像が見えにくい位置になってしまうといった問題がある。
本発明の目的は、印刷装置で出力された印刷物の記録媒体上における画像の印字位置を検出し、その検出結果に基づいて後処理工程用の設定値を自動的に調整することであり、検品処理の高速化及び精度の向上を図ることを特徴とする印刷装置、及び印刷実行方法、ならびに印刷を実行するプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1記載の印刷装置は、印刷装置であって、外部装置から印刷データを入力する入力手段、前記入力手段入力された印刷データを解析する解析手段、前記解析手段で解析した結果をもとにビットマップ画像データを生成する展開手段、前記解析手段で解析された結果をもとに後処理工程の設定を保持する保持手段、前記展開手段で展開された画像データを記録媒体に印字する画像形成手段、前記画像形成手段で記録媒体に印字された画像データを読み取る読み取り手段、前記読み取り手段で読み取った画像データから記録媒体上の画像印字位置を検出する検出手段、
とを備え、前記検出手段で検出した結果から、前記保持手段で保持されている後処理工程の設定を調整することを特徴とする印刷装置。
請求項2記載の印刷装置にであって、前記展開手段で展開した画像データと前記読み取り手段で読み取った画像データを比較する比較手段を備え、前記比較手段を利用して前記検出手段が記録媒体上の画像印字位置を検出することを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
請求項3記載の印刷装置であって、前記画像形成手段で記録媒体上に画像データを印字する際に、記録媒体上に画像の基準位置となる印を印字する基準位置印字手段を備え、前記読み取り手段で読み取った前記基準位置を利用して前記検出手段が記録媒体上の画像印字位置を検出することを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
請求項4記載の印刷装置であって、前記検出手段で検出した結果、予め定められた範囲を超える位置に画像が印字されていると判断された場合は、印刷を続行するかどうかを任意に選択可能なことを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
請求項5記載の印刷装置であって、前記保持手段で保持している後処理工程の設定値を外部装置へ送信する送信手段を備え、前記検出手段で検出した画像印字位置情報を前記送信手段で外部装置へ送信することを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
請求項6記載の印刷装置であって、前記保持手段で保持している後処理工程の設定値を外部装置へ送信する送信手段を備え、前記検出手段で検出した結果に基づいて調整された前記保持手段で保持されている後処理工程の設定値を前記送信手段で外部装置へ送信することを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
請求項7記載の印刷装置であって、印刷を続行するかどうかを判断するための基準となる値を予め任意に設定可能なことを特徴とする請求項4記載の印刷装置。
印刷ジョブに断裁処理等の後処理工程が設定されている場合で、印刷装置の用紙搬送の機械的な精度の誤差により、記録媒体上の印字位置がずれてしまう場合に、ズレ量を検出し、ページ毎のズレ量が予め規定した最大値を超えた場合、また、全ページのズレ量の平均値が規定値を超えた場合に警告のメッセージを出すことによって、印刷を中断することが可能となり、後処理工程を調整することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて詳述する。
図1のMFPの詳細ブロック図を用いてMFP(Multi Function Peripheral:マルチファンクション周辺機器)の構成について説明する。
MFPは、自装置内部に複数のジョブのデータを記憶可能なハードディスク等のメモリを具備し、スキャナから出力されたジョブデータに対し該メモリを介してプリンタ部でプリント可能にするコピー機能や、コンピュータ等の外部装置から出力されたジョブデータに対し該メモリを介してプリント部でプリント可能にするプリント機能等の複数の機能を具備した画像形成装置である。
MFPには、フルカラー機器とモノクロ機器があり、色処理や内部データなどを除いて、基本的な部分において、フルカラー機器がモノクロ機器の構成を包含することが多いため、ここではフルカラー機器を主に説明し、必要に応じて随時モノクロ機器の説明を加えることとする。
又、本システムの構成に関し、上記の如く、複数の機能を具備した複合機能型の画像形成装置を有すると共に、プリント機能のみを具備した単一機能型の画像形成装置等のSFP(Single Function Peripheral:単一機能周辺機器)を具備する構成でも良いし、いずれか一方のタイプの画像形成装置のみを具備する構成でも良い。又、何れのタイプの画像形成装置であっても、複数台具備する構成でも良い。いずれにしても、本形態の制御が実現可能な構成であればよい。
図1のMFPの詳細ブロック図に示すように、紙原稿などの画像を読み取り、読み取られた画像データを画像処理する入力画像処理部101と、ファクシミリなどに代表される電話回線を利用した画像の送受信を行うFAX部102と、ネットワークを利用して画像データや装置情報をやりとりするNIC(Network Interface Card)部103と、外部装置と画像データなどの情報交換を行う専用インターフェース部104、あるいは、USB(Universal Serial Bus)メモリ(リムーバブルメディアの一種)に代表されるUSB機器と画像データなどを送受するUSBインターフェース(USB I/F)部105とを備えている。
そして、MFP制御部106では、MFPの用途に応じて画像データを一時保存したり、経路を決定したりといった交通整理の役割を担っている。
次に、文書管理部111は、複数の画像データを格納可能なハードディスク等のメモリを具備し、例えば、画像形成装置が具備する制御部(例えばMFP制御部106のCPUなど)が主体となって、入力画像処理部101からの画像データや、FAX部102を介して入力されたファクシミリジョブの画像データや、NIC部103を介して入力されたコンピュータ等の外部装置からの画像データや、専用I/F部104やUSB I/F部105を介して入力された様々な画像データ等の複数種類の画像データを、該ハードディスクに複数格納可能に制御して、該ハードディスクに格納された画像データを適宜読み出して、プリンタ部113等の出力部に転送して、該プリンタ部113によるプリント処理等の出力処理を実行可能に制御する。又、オペレータからの指示により、ハードディスクから読み出した画像データを、コンピュータや他の画像形成装置等の外部装置に転送可能に制御する。
画像データを文書管理部111に記憶する際には、必要に応じて、画像データを圧縮して格納したり、逆に圧縮して格納された画像データを読み出す際に元の画像データに伸張して戻したりするなどの処理に対して圧縮伸張部110を介して行っている。また、データがネットワークを経由する際には、JPEG、JBIG、ZIPなど圧縮データを使用することも一般知られており、データがMFPに入った後、この圧縮伸張部110にて解凍(伸張)される。
また、リソース管理部112は、フォント、カラープロファイル、ガンマテーブルなど共通に扱われる各種パラメータテーブルなどが格納されており、必要に応じて呼び出すことができると共に、新しいパラメータテーブルを格納したり、修正して更新したりすることができる。
次に、MFP制御部106では、PDLデータが入力された場合には、RIP部108でRIP(Raster Image Processor)処理を施したり、プリントする画像に対して、必要に応じて出力画像処理部109でプリントのための画像処理を行ったりする。更に、その際に作られる画像データの中間データやプリントレディデータ(プリントのためのビットマップデータやそれを圧縮したデータ)を必要に応じて、文書管理部111で再度格納することもできる。
そして、画像形成を行うプリンタ部113に送られる。プリンタ部113でプリントアウトされたシートは後処理部114へ送り込まれ、シートの仕分け処理やシートの仕上げ処理が行われる。
ここで、MFP制御部106は円滑にジョブを流す役割を担っており、MFPの使い方に応じて、以下のようにパス切り替えが行われている。但し、中間データとして画像データを必要に応じて格納することは一般に知られているが、ここでは文書管理部111が始点、終点になる以外のアクセスは表記しない。また、必要に応じて利用される圧縮伸張部110と後処理部114、あるいは、全体のコアとなるMFP制御部106などの処理は省略して、おおよそのフローがわかるように記載する。
複写機能 :入力画像処理部→出力画像処理部→プリンタ部
FAX送信機能 :入力画像処理部→FAX部
FAX受信機能 :FAX部→出力画像処理部→プリンタ部
ネットワークスキャン :入力画像処理部→NIC部
ネットワークプリント :NIC部→RIP部→出力画像処理部→プリンタ部
外部装置へのスキャン :入力画像処理部→専用I/F部
外部装置からのプリント :専用I/F部→出力画像処理部→プリンタ部
外部メモリへのスキャン :入力画像処理部→USB I/F部
外部メモリからのプリント:USB I/F部→RIP部→出力画像処理部→プリンタ部
ボックススキャン機能 :入力画像処理部→出力画像処理部→文書管理部
ボックスプリント機能 :文書管理部→プリンタ部
ボックス受信機能 :NIC部→RIP部→出力画像処理部→文書管理部
ボックス送信機能 :文書管理部→NIC部
プレビュー機能 :文書管理部→操作部
上記以外にも、E−mailサービスやWebサーバ機能を初めとして、様々な機能との組み合わせが考えられるが、ここでは割愛する。
また、ボックススキャン、ボックスプリント、ボックス受信、あるいは、ボックス送信とは、文書管理部111を利用したデータの書き込みや読み出しを伴うMFPの処理機能であり、ジョブ毎やユーザ毎に文書管理部111内のメモリを分割して一次的にデータを保存して、ユーザIDやパスワードを組み合わせてデータの入出力を行う機能である。更に、操作部107は、上記の様々なフローや機能を選択したり操作指示したりするためのものであるが、操作部107の表示装置の高解像度化に伴い、文書管理部111にある画像データをプレビューし、確認後OKならばプリントするといったこともできる。
次に、図2のMFP制御部のブロック図を用いてMFP制御部106について説明する。
同図は、大きく分けて4つの部分から成っている。すなわち、入力デバイスを管理する入力デバイス管理部201、入力されたジョブを解釈する入力ジョブ制御部202、ジョブの設定情報を整理する出力ジョブ制御部203、そして、出力デバイスを割り当てる出力デバイス管理部204である。
入力デバイス管理部201は、MFPのブロック図における各入力部からの入力信号を整理したり、切り替えの順序を決定したりする役割を果たす。ここには、入力デバイス制御部が存在し、各インターフェースを介して送られてくる入力信号としては、紙原稿のスキャン画像信号やネットワークからのPDLデータといったMFPの外部から入力された信号だけでなく、文書管理部111に保管してあった画像データの再プリントやRIP部108、出力画像処理部109との連携といったMFP内部で処理された信号なども含まれる。
次に、入力ジョブ制御部202は、プロトコル解釈部とジョブ生成部から構成されている。入力デバイス制御部から送られてくる一連の操作要求は、コマンド(プロトコル)と呼ばれる命令信号で受信され、プロトコル解釈部でその操作要求の概要が解釈されて、MFP内部で理解できる操作手順に変換される。一方、ジョブ生成部はプリントジョブ、スキャンジョブ、PDL展開ジョブ、ファックス受信ジョブ等様々なジョブを生成する。生成されたジョブは、MFP内部でどのような処理を施して、どこに送られるかといったそれぞれのシナリオが定義付けされて、そのシナリオに従ってMFP内部を流れることとなる。
出力ジョブ制御部203では、ジョブ解析部、バインダ解析部、ドキュメント解析部及び、ページ解析部において、ジョブの設定情報(俗に、ジョブチケットと呼ばれる)と画像情報が作成される。ジョブ解析部は、印刷する文書名や印刷部数、出力先の排紙トレイ指定、複数バインダで構成されるジョブのバインダ順などジョブ全体に関わる設定情報の詳細が解析される。バインダ解析部は、製本方式の設定やステープルの位置、複数ドキュメントで構成されるバインダのドキュメント順などバインダ全体に関わる設定情報の詳細が解析される。ドキュメント解析部は、複数ページで構成されるドキュメントのページ順、両面印刷の指定、表紙や合紙の付加などドキュメント全体に関わる設定情報の詳細が解析される。ページ解析部は、画像の解像度、画像の向き(ランドスケープ/ポートレイト)等の各種設定ページ全体に関する設定情報の詳細が解析されると共に、PDLデータが入力された場合にはRIP部を呼び出してラスタライズ処理を施す。なお、画像情報を生成するに当たっては、RIP部を呼び出して、ラスタライズ処理にてページ画像情報が生成される。ページ画像情報は、圧縮伸張部110において圧縮された後、文書管理部111に設定情報と関連付けされて格納される。
出力デバイス管理部204は、デバイス割り当て部と出力デバイス制御部で構成されている。文書管理部111に保存された画像情報は圧縮伸張部110にて伸張され、関連付けられていた設定情報と一緒に読み出され、設定情報と画像情報は一対になって出力デバイス部に送られてくる。デバイス割り当て部は、定義付けされたそれぞれのジョブのシナリオに基づいて、出力デバイスを割り当てる際に、複数のジョブが同時に処理を進めるとデバイスの競合が発生するため、それを調停する役割を果たす。出力デバイス制御部は、プリンタ部113、後処理部114などどのデバイスを利用するかをスケジューリングする。
次に4Dカラー系MFP(Multi Function Peripheral:マルチファンクション周辺機器)の構成について、図3のMFP(4Dカラー系)断面図を用いて説明する。
4Dカラー系MFPは、スキャナ部、レーザ露光部、感光ドラム、作像部、定着部、給紙/搬送部及び、これらを制御する不図示のプリンタ制御部から構成される。
スキャナ部は、原稿台に置かれた原稿に対して、照明を当てて原稿画像を光学的に読み取り、その像を電気信号に変換して画像データを作成する工程である。
レーザ露光部は、前記画像データに応じて変調されたレーザ光などの光線を等角速度で回転する回転多面鏡(ポリゴンミラー)に入射させ、反射走査光として感光ドラムに照射する。
作像部は、感光ドラムを回転駆動し、帯電器によって帯電させ、前記レーザ露光部によって感光ドラム上に形成された潜像をトナーによって現像し、そのトナー像をシートに転写し、その際に転写されずに感光ドラム上に残った微小トナーを回収するといった一連の電子写真プロセスの現像ユニット(現像ステーション)を4連持つことで実現している。シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の順に並べられた4連の現像ユニットは、シアンステーションの作像開始から所定時間経過後に、マゼンタ、イエロー、ブラックの作像動作を順次実行していく。このタイミング制御によって、シート上に色ずれのない、フルカラートナー像が転写される。
定着部は、ローラやベルトの組み合わせによって構成され、ハロゲンヒータなどの熱源を内蔵し、前記作像部によってトナー像が転写されたシート上のトナーを、熱と圧力によって溶解、定着させる。
給紙/搬送部は、シートカセットやペーパーデッキに代表されるシート収納庫を一つ以上持っており、前記プリンタ制御部の指示に応じてシート収納庫に収納された複数のシートの中から一枚分離し、作像部・定着部へ搬送する。シートは搬送され、前述の現像ステーションによって、各色のトナー像が転写され、最終的にフルカラートナー像がシート上に形成される。また、シートの両面に画像形成する場合は、定着部を通過したシートを再度作像部へ搬送する搬送経路を通るように制御する。
プリンタ制御部は、MFP全体を制御するMFP制御部と通信して、その指示に応じて制御を実行すると共に、前述のスキャナ、レーザ露光、作像、定着、給紙/搬送の各部の状態を管理しながら、全体が調和を保って円滑に動作できるよう指示を行う。
定着部を通過したシートは、搬送経路上の画像読み取りセンサ部を通り、この画像読み取りセンサ部で印字された画像データが読み取られる。読み取られた画像データは、出力画像の濃度測定や出力画像に異常がないかどうかを確認する検品等に使用される。
次に、図4のRIP部のブロック図を用いて、RIP部108の構成について説明する。
RIP(Raster Image Processor)とは、PDL(Page Description Language)で記述された文字、線画、図形などのベクトル情報、あるいは、色、パターン、写真などの画像走査線情報などを同時にページ上に再現するために、それぞれのオブジェクト情報をメモリ上にビットマップ(ラスタイメージ)展開するプロセッサである。元来、ハードウェアとして出力装置側に搭載されていたが、現在では、CPUの高速化によりソフトウェアで実現されている。
RIP部108は、一般に、インタプリタ部401とレンダリング部402の2つの部分から成り立っており、インタプリタ部は、PDLの翻訳を行うPDL解釈部と、解釈したPDLデータからディスプレイリストと呼ばれる中間ファイルを生成するDL(Display List)生成部とで構成されている。一方、レンダリング部は、ディスプレイリストに対してカラーマッチングを行うCMM(Color Matching Module)部と、ディスプレイリストをビットマップ(ラスタイメージ)に展開するDL展開部とで構成されている。
PDL解釈部は、入力されてきた様々な種類のPDLデータを解析する部分であり、これらは、ページ単位の画像を作成するためのプリンタ制御コードで記載されており、単純な文字コードのほか、図形描画のコードや写真画像のコードなども含まれている。また、PDF(Portable Document Format)というAdobe社の開発した文書表示用ファイル形式も様々な業界で多用されており、ドライバを使用せず直接MFPに投げ込まれたこのフォーマットも対象としている。そのほか、PPML(Personalized Print Markup Language)と呼ばれるVDP(Variable Data Print)向けフォーマット、JPEG(Joint Photographic Experts Group)やTIFF(Tagged Image File Format)と呼ばれるカラー画像の圧縮フォーマットなどにも対応している。
また、CMM部では、グレースケール、RGB、CMYKなど様々な画像データの入力が可能であり、その他の色空間の場合には、一度CRD(Color Rendering Dictionary)にてCMYK空間に変換された後、カラーマッチングが施される。CMM部において、ICCプロファイルによる色調整が行われる。ICCプロファイルは、ソースプロファイルとプリンタプロファイルとがあり、ソースプロファイルは、RGB(またはCMYK)データを一度規格化されたL*a*b*空間に変換し、このL*a*b*データを再度ターゲットとなるプリンタに適したCMYK空間に変換する。このとき、ソースプロファイルは、RGBプロファイルとCMYKプロファイルからなっており、入力画像がRGB系画像(JPEG、TIFF画像等)の場合は、RGBプロファイルが選択され、CMYK系画像の場合にはCMYKプロファイルが選択される。次に、プリンタプロファイルは、各プリンタの色特性に合わせて作られており、RGB系画像の場合は、Perceptual(色味優先)やSaturation(鮮やかさ優先)を選択するのが好ましく、CMYK系画像の場合は、Colorimetric(色差最小)を選んで最適画像を出力することが多い。また、ICCプロファイルは、一般にルックアップテーブル形式で作られており、ソースプロファイルでは、RGB(またはCMYK)データが入力されると、一意にL*a*b*データに変換され、逆にプリンタプロファイルでは、L*a*b*データからプリンタにマッチしたCMYKデータに変換される。なお、カラーマッチングを必要としないRGBデータは、デフォルトの色変換によりCMYKデータに変換されて出力され、カラーマッチングを必要としないCMYKデータに対しては、そのまま出力される。
このRIP部108で展開された画像データは、圧縮伸張部110を介して文書管理部111に保持される。
次に図5の出力画像処理部(カラー系)のブロック図を用いて出力画像処理部109について説明する。
出力画像処理部109(カラー系)に入力される画像データは、大きく分けて複写動作など入力画像処理部101からの出力データを扱うRGB系データと、ネットワークプリント動作などRIP部108からの出力データを扱うCMYK系データとに分かれている。
前者の場合、下地除去部に入力され、後者の場合は、出力ガンマ補正部に入力される。
まず、下地除去部では、スキャナで読み取ったRGB画像データに対して、BEサンプリンタ部113の結果に基づいて、下地部を除去するための非線形変換を行う。
次に出力ダイレクトマッピング部において、RGB画像データからCMYK画像データに変換される。変換においては、RGBそれぞれの値をルックアップテーブルに入力し、その出力値の総和からC(Cyan)成分を作る。同様に、M(Magenta)、Y(Yellow)、K(blacK)それぞれの成分もルックアップテーブルとその加算演算で形成している。このとき、入力画像処理部101にて検出された像域データに基づいて、3次元のルックアップテーブルが利用されており、文字領域と写真領域ではそれぞれ異なる種類のルックアップテーブルが適用されている。
出力ガンマ補正部では、プリンタに対応した出力画像の濃度補正を行っている。CMYKそれぞれ一次元のルックアップテーブルを利用して、画像形成ごと異なる出力画像データのリニアリティを保つ役割を果たしており、一般的にカラーキャリブレーションの結果は、このルックアップテーブルに反映される。
ハーフトーン処理部は、MFP機能に応じて、異なる種類のスクリーニングを択一的に適用することができる。一般に、複写動作などでは、モアレの起きにくい誤差拡散系のスクリーニングを利用し、プリント動作では、文字や細線の再現性を考えてディザマトリクスなどを利用した多値スクリーン系のスクリーニングを用いることが多い。前者は、注目画素とその周辺画素に対して誤差フィルタで重み付けし、階調数を保ちながら多値化の誤差を配分して補正していく方法である。一方、後者は、ディザマトリックスの閾値を多値に設定し、擬似的に中間調を表現する方法で、CMYK独立に変換し、入力画像データによって低線数と高線数とを切り替えて再現する。
更に、スムージング処理部では、CMYKそれぞれに対し、エッジ部分をパターンマッチングにより検出し、より滑らかに再現されるパターンに変換することでジャギーを軽減する方法である。
次に図6の後処理系断面図は、インラインフィニッシャ部の構成を示す断面図である。
プリンタ部113の定着部から排出されたシートは、インラインフィニッシャが接続されている場合には、インラインフィニッシャ部に入る。インラインフィニッシャ部には、サンプルトレイ及びスタックトレイがあり、ジョブの種類や排出されるシートの枚数に応じて切り替えて排出される。
ソート方式には2通りあり、複数のビンを有して各ビンに振り分けるビンソート方式と、電子ソート機能とビン(または、トレイ)を奥手前方向にシフトしてジョブ毎に出力シートを振り分けるシフトソート方式によるソーティングを行うことができる。電子ソート機能は、コレートと呼ばれ、コア部に大容量メモリを持っていれば、このバッファメモリを利用して、バッファリングしたページ順と排出順を変更する、いわゆるコレート機能を用いることで電子ソーティングの機能もサポートできる。次にグループ機能は、ソーティングがジョブ毎に振り分けるのに対し、ページ毎に仕分けする機能である。
さらに、出力すべきジョブに対してステープルモードが設定されている場合には、スタックトレイに排出するよう制御するが、その際には、シートがスタックトレイに排出される前に、シートをジョブ毎にフィニッシャ内部の処理トレイに順次蓄えておき、該処理トレイ上にてステープラにてバインドして、その上で、スタックトレイへ、該記録紙束を束排出する。
その他、上記2つのトレイに至るまでに、紙をZ字状に折るためのZ折り機、ファイル用の2つ(または3つ)の穴開けを行うパンチャがあり、ジョブの種類に応じてそれぞれの処理を行う。例えば、出力すべきジョブに対するシート処理に関する設定としてユーザにより操作部を介してZ折り処理設定がなされた場合には、そのジョブの記録紙に対してZ折り機により折り処理を実行させ、その上で、機内を通過させて、スタックトレイ及びサンプルトレイ等の排出トレイに排紙するよう制御する。又、例えば、出力すべきジョブに対するシート処理に関する設定としてユーザにより操作部を介してパンチ処理設定がなされた場合には、そのジョブの記録紙に対してパンチャによるパンチ処理を実行させ、その上で、機内を通過させて、スタックトレイ及びサンプルトレイ等の排出トレイに排紙するよう制御する。
さらに、サドルステッチャは、シートの中央部分を2ヶ所バインドした後に、シートの中央部分をローラに噛ませることによりシートを半折りし、パンフレットのようなブックレットを作成する処理(製本処理)を行う。サドルステッチャで製本されたシートは、ブックレットトレイに排出される。当該サドルステッチによる製本処理等のシート処理動作の実行可否も、上述の如く、出力すべきジョブに対してユーザにより設定されたシート処理設定に基づく。
また、インサータはインサートトレイにセットされたシートをプリンタへ通さずにスタックトレイ及びサンプルトレイ等の排出トレイのいずれかに送るためのものである。これによってインラインフィニッシャ部に送り込まれるシート(プリンタ部で印刷されたシート)とシートの間にインサータにセットされたシートをインサート(中差し)することができる。インサータのインサートトレイにはユーザによりフェイスアップの状態でセットされるものとし、ピックアップローラにより最上部のシートから順に給送する。
従って、インサータからのシートはそのままスタックトレイまたはサンプルトレイへ搬送することによりフェイスダウン状態で排出される。サドルステッチャへ送るときには、一度パンチャ側へ送り込んだ後スイッチバックさせて送り込むことによりフェースの向きを合わせる。尚、当該インサータによるシート挿入処理等のシート処理動作の実行可否も、上述の如く、出力すべきジョブに対してユーザにより設定されたシート処理設定に基づく。
次に、トリマ(裁断機)について説明する。
サドルステッチャにおいてブックレット(中綴じの小冊子)にされた出力は、このトリマに入ってくる。その際に、まず、ブックレットの出力は、ローラで予め決められた長さ分だけ紙送りされ、カッタ部にて予め決められた長さだけ切断され、ブックレット内の複数ページ間でばらばらになっていた端部がきれいに揃えられることとなる。そして、ブックレットホールド部に格納される。尚、当該トリマによる断裁処理等のシート処理動作の実行可否も、上述の如く、出力すべきジョブに対してユーザにより設定されたシート処理設定に基づく。
次に、図7を用いて、後処理工程で裁断が指定されているプリントジョブの出力画像チェック(検品)を行う場合の処理に関して説明する。
図7(a)は、記録媒体に印刷された状態を図示したものである。出力された用紙701には用紙一面に画像データが印字されている。後処理工程で断裁処理を行うためのトリムマーク702が用紙の四隅に印字されており、断裁機で、このマークの位置に合わせて用紙の端が断裁されることになる。つまり図中の点線703に沿って断裁されることになる。結果として、断裁後の出力物は図7(b)に示してある画像704のようになる。
次に出力画像データを検品する際の処理に関して説明する。出力画像データは、MFPのプリンタ部113の画像読み取り部によって読み取られ、MFP制御部106へ送られる。MFP制御部106では、プリンタ部から送られてきた画像データと、文書管理部111に保持されているRIP部108で展開された画像データとの比較処理を行う。このとき、比較処理を行う際には、精度を重視するか、処理速度を重視するかによって一画素単位で全ての画素の比較を行ってもよいし(精度重視モード)、数画素おきに画素の比較を行ってもよい(処理速度重視モード)。また、どちらのモードを使用するかは、予めユーザがMFPの操作部107から設定可能であってもよいし、プリントジョブを実行する際に指定可能なようにしてもよい。
図7で説明したように、後処理工程で断裁が行われるジョブの場合、印刷される画像データは図7(a)に図示されているものとなるが、実際に断裁処理が行われ、最終的な成果物として顧客に納品するものは図7(b)に図示されたものとなる。このとき、図8mp801示してあるように、出力された用紙上の画像位置がズレていたとする。この状態で後処理工程の断裁処理を行った場合、図7(b)の最終成果物と図8(b)とを比較して分かるように画像が左にズレたものとなってしまう。このような機械的は用紙の搬送位置精度のばらつきによって、ページ毎に出力される用紙上の画像印字位置にはズレが生じてしまう。この画像印字位置を出力されたページ毎に全てのページに対して読み取り、その印刷ジョブにおけるズレ量の平均値を下記のようにして求める。下記の式において、ΔXは主走査方向のズレ量の平均値、ΔYは副走査方向のズレ量の平均値、Xnはnページ目の主走査方向のズレ量、Ynはnページ目の副走査方向のズレ量、mは印刷ジョブの総ページ数を表している。
ΔX = (X1+X2+・・・・・+Xm)/m
ΔY = (Y1+Y2+・・・・・+Ym)/m
この、比較対象となる画像データ領域は、印刷ジョブに設定されている後処理工程の設定をもとにMFP制御部106で判断してもよいし、画像読み取りセンサで読み取った画像データの断裁の目印(トリムマーク702)から自動的に比較対象とする画像領域を検出してもよい。
ここで図9の操作部の模式図を用いて操作部について説明する。
同図はMFPの操作部を表しており、キー入力部とタッチパネル部から成っている。それぞれの詳細を示したものが、図10のキー入力部の模式図及び、図11のタッチパネル部の模式図であり、以下にそれぞれの詳細を説明する。
まず、キー入力部の模式図は、定常的な操作設定を行うことができるキー入力部分である。
操作部電源スイッチは、スタンバイモード(通常動作状態)とスリープモード(メインコントローラは、ネットワークプリントやファクシミリなどに備えて割り込み待ち状態でプログラムを停止して、消費電力を抑えている状態)を切り替えるものであり、システム全体の電源供給を行う主電源スイッチがON状態で制御することができる。
節電キーは、スタンバイモード時の定着器の制御温度を下げて、プリント可能な状態まで時間は要するが、消費電力を抑えることができるキーである。節電率の設定により制御温度を下げることもできる。
スタートキーは、コピーや送信などの開始を指示するキーであり、ストップキーは、それを中断するキーである。
テンキーは、各種設定の置数を行うためのキーであり、クリアキーは、その置数を解除するためのキーである。IDキーは、MFPの操作者を認証するために、予め設定された暗証番号を入力させるためのキーである。
リセットキーは、各種設定を無効にし、デフォルト状態に戻すためのキーである。ヘルプキーは、ガイダンスやヘルプを表示させるためのキーであり、ユーザモードキーは、ユーザごとのシステム設定画面に移行するためのキーである。
カウンタ確認キーは、MFP内に設けてあるプリント枚数などをカウントするソフトカウンタに記憶されている出力済み枚数を表示させるためのキーである。コピー/プリント/スキャン/ファックスなどの動作モード、カラー/白黒といった色モード、ラージ/スモールといった紙サイズなどに応じて、それぞれの出力済み枚数を表示させることができる。
画像コントラストダイヤルは、タッチパネル部の液晶表示のバックライトを調光するなどして、画面の見易さを調整するためのダイヤルである。
実行/メモリランプは、ジョブの実行中やメモリへのアクセス中に点滅して知らせるランプであり、エラーランプは、ジョブの実行ができない場合やサービスマンコールなどのエラー、あるいは、ジャムや消耗品切れなどを知らせるオペレータコールなどの際に点滅して知らせるランプである。
次に、タッチパネル部の模式図は、LCD(Liquid Crystal Display:液晶表示部)とその上に貼られた透明電極からなるタッチパネルディスプレイを表した模式図であり、LCDに表示されるキー相当の部分の透明電極を指で触れると、それを検知して別の操作画面を表示するなど予めプログラムされている。同図は、スタンバイモード時の初期画面であり、設定操作に応じて様々な操作画面を表示することができる。
コピータブは、コピー動作の操作画面に遷移するためのタブキーであり、送信タブは、ファックスやE−mail送信など送信(Send)動作を指示する操作画面に遷移するためのタブキーであり、ボックスタブは、ボックス(ユーザごとにジョブを格納する記憶手段)にジョブを入出力操作するための画面に遷移するためのタブキーであり、オプションタブは、スキャナ設定など拡張機能を設定するためのタブキーであり、システムモニタキーは、MFPの状態や状況を表示するためのキーであり、各タブを選択することで、それぞれの操作モードに遷移することができる。
色選択設定キーは、カラーコピー、白黒コピー、あるいは自動選択かを予め選択するためのキーであり、倍率設定キーは、等倍、拡大、縮小などの倍率設定を行う画面に遷移するキー、後処理設定キーはステープルやパンチなどの有無、個数、位置などを設定する画面に遷移するキー、両面設定キーは、片面印刷か両面印刷かを選択する画面に遷移するキー、紙サイズ設定キーは、給紙段や紙サイズ、メディアタイプを選択する画面に遷移するキー、画像モード設定キーは、文字モードや写真モードなど原稿画像に適した画像モードを選択するためのキー、濃度設定キーは、出力画像を濃くしたり薄くしたり調整するためのキーである。
次に、ステータス表示部は、スタンバイ状態、ウォームアップ中、ジャム、エラー等の簡易的な状態表示を行う表示部であり、倍率表示部は、倍率設定キーで設定された倍率を表示し、紙サイズ表示部は、紙サイズ設定キーで設定された紙サイズやモードを表示し、枚数表示部は、テンキーで指定された枚数を表示したり、動作中に何枚目を印刷中かを表示したりする。
更に、割り込みキーは、コピー動作中に別のジョブを割り込ませる場合に利用し、応用モードキーは、ページ連写、表紙・合紙設定、縮小レイアウト、画像移動など様々な画像処理やレイアウトなどの設定を行う画面に遷移するためのキーである。
前述のΔX、ΔYが計測された後、予め設定されている規定量をΔX、ΔYが超えている場合には、操作部107のオプションタブに、図12に示すような警告の画面を表示する。ユーザが「続行する」ボタンを選択した場合には印刷を続行し、「中止する」ボタンを選択した場合は、その時点で印刷を停止する。
図13は、断裁処理が後処理工程として設定されている印刷ジョブの処理の流れを表したフローチャートである。
まず、印刷が開始され、排紙のところにある画像読み取りセンサで印字された画像が読み取られる(S1301)。読み取られた画像データは、MFP制御部106へ送信され、MFP制御部106は画像印字位置の測定を行う(S1302)。MFP制御部106は、画像印字位置のズレが予め設定されている最大値よりも大きいかどうかをチェックする(S1303)。規定の最大値よりも大きい場合は、操作部107に図12に示した警告画面を表示する(S1304)。印刷の続行が選択された場合には(S1305)、MFP制御部106は印刷ジョブの全ページの印刷が完了したかどうかをチェックし(S1306)
全ページ印刷済みでない場合は次ページの印刷を実行しS1301〜S1306の処理を全ページの印刷が完了するまで繰り返す。警告画面で印刷の中止が選択された場合は(S1305)、その時点で印刷を中止する。全ページの印刷が完了したら、MFP制御部106は画像印字位置のズレ量の全ページの平均値を計算し(S1307)、平均値が規定値を超えていないかどうかをチェックする(S1308)。算出された平均値が規定値を超えている場合は、操作部107に図14に示した警告画面を表示する(S1309)。後処理工程の続行が選択された場合は(S1310、算出されたズレ量の平均値をもとに断裁用設定値を調整し(S1311)、調整したパラメータを断裁機に設定する(S1312)。一方、後処置工程の中止が選択された場合は(S1310)、その時点で印刷ジョブの処理を中止する。断裁機に断裁用のパラメータが設定されたら、断裁機に印刷済みの用紙をセットし、断裁を実行する(S1313)。
以上述べたように、印刷ジョブに断裁処理等の後処理工程が設定されている場合で、印刷装置の用紙搬送の機械的な精度の誤差により、記録媒体上の印字位置がずれてしまう場合に、ズレ量を検出し、ページ毎のズレ量が予め規定した最大値を超えた場合、また、全ページのズレ量の平均値が規定値を超えた場合に警告のメッセージを出すことによって、印刷を中断することが可能となる。さらには、全ページのズレ量の平均値を算出し、予め印刷ジョブに設定されている断裁用の設定値をその算出結果を用いて調整することによって、最終的な成果物ができる限り理想的な出力物に近いものとすることが可能となる。
また、本発明の目的は、上記実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(又は記録媒体)を、システム又は装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
また、上記プログラムは、上述した実施の形態の機能をコンピュータで実現することができればよく、その形態は、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給されるスクリプトデータ等の形態を有するものでもよい。
プログラムを供給する記録媒体としては、例えば、RAM、NV−RAM、フレキシブル(登録商標)ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、MO、CD−R、CD−RW、DVD(DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW)、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、他のROM等の上記プログラムを記憶できるものであればよい。或いは、上記プログラムは、インターネット、商用ネットワーク、若しくはローカルエリアネットワーク等に接続される不図示の他のコンピュータやデータベース等からダウンロードすることにより供給される。
MFPの詳細ブロック図。 MFP制御部のブロック図。 MFP(4Dカラー系)断面図。 RIP部のブロック図。 出力画像処理部(カラー系)のブロック図。 後処理系断面図。 断裁処理が設定されているジョブの出力画像。 用紙上の印字位置にズレがある場合の出力画像。 操作部の模式図。 キー入力部の模式図。 タッチパネル部の模式図。 ズレ量が最大値を超えた場合の警告画面。 断裁処理が設定されているジョブを印刷した場合の処理の流れを表したフローチャート。 ズレ量の平均値が規定値を超えた場合の警告画面。
符号の説明
101 入力画像処理部
102 FAX部
103 NIC部
104 専用I/F部
105 USB I/F部
106 MFP制御部
107 操作部
108 RIP部
109 出力画像処理部
110 圧縮伸張部
111 文書管理部
112 リソース管理部
113 プリンタ部
114 後処理部
200 画像処理装置
201 入力デバイス管理部
202 入力ジョブ制御部
203 出力ジョブ制御部
204 出力デバイス管理部
401 インタプリタ部
402 レンダリング部

Claims (7)

  1. 印刷装置であって、
    外部装置から印刷データを入力する入力手段、
    前記入力手段入力された印刷データを解析する解析手段、
    前記解析手段で解析した結果をもとにビットマップ画像データを生成する展開手段、
    前記解析手段で解析された結果をもとに後処理工程の設定を保持する保持手段、
    前記展開手段で展開された画像データを記録媒体に印字する画像形成手段、
    前記画像形成手段で記録媒体に印字された画像データを読み取る読み取り手段、
    前記読み取り手段で読み取った画像データから記録媒体上の画像印字位置を検出する検出手段、
    とを備え、前記検出手段で検出した結果から、前記保持手段で保持されている後処理工程の設定を調整することを特徴とする印刷装置。
  2. 前記印刷装置において、さらに、前記展開手段で展開した画像データと前記読み取り手段で読み取った画像データを比較する比較手段を備え、前記比較手段を利用して前記検出手段が記録媒体上の画像印字位置を検出することを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  3. 前記印刷装置において、さらに、前記画像形成手段で記録媒体上に画像データを印字する際に、記録媒体上に画像の基準位置となる印を印字する基準位置印字手段を備え、前記読み取り手段で読み取った前記基準位置を利用して前記検出手段が記録媒体上の画像印字位置を検出することを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  4. 前記印刷装置において、前記検出手段で検出した結果、予め定められた範囲を超える位置に画像が印字されていると判断された場合は、印刷を続行するかどうかを任意に選択可能なことを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  5. 前記印刷装置において、さらに、前記保持手段で保持している後処理工程の設定値を外部装置へ送信する送信手段を備え、前記検出手段で検出した画像印字位置情報を前記送信手段で外部装置へ送信することを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  6. 前記印刷装置において、さらに、前記保持手段で保持している後処理工程の設定値を外部装置へ送信する送信手段を備え、前記検出手段で検出した結果に基づいて調整された前記保持手段で保持されている後処理工程の設定値を前記送信手段で外部装置へ送信することを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  7. 記印刷装置において、印刷を続行するかどうかを判断するための基準となる値を予め任意に設定可能なことを特徴とする請求項4記載の印刷装置。
JP2006229295A 2006-08-25 2006-08-25 印刷装置及びその印刷実行方法、並びに印刷実行のプログラム Withdrawn JP2008052115A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006229295A JP2008052115A (ja) 2006-08-25 2006-08-25 印刷装置及びその印刷実行方法、並びに印刷実行のプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006229295A JP2008052115A (ja) 2006-08-25 2006-08-25 印刷装置及びその印刷実行方法、並びに印刷実行のプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008052115A true JP2008052115A (ja) 2008-03-06

Family

ID=39236210

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006229295A Withdrawn JP2008052115A (ja) 2006-08-25 2006-08-25 印刷装置及びその印刷実行方法、並びに印刷実行のプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008052115A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009245437A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Konica Minolta Systems Lab Inc ラスタ化のためのメモリマネージメント方法、コンピュータ可読媒体及びコンピュータ可読メモリ
JP2009288391A (ja) * 2008-05-28 2009-12-10 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2015125318A (ja) * 2013-12-26 2015-07-06 株式会社リコー 画像形成システムおよび印刷物の生産方法
JP2016165858A (ja) * 2015-03-10 2016-09-15 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置及び画像形成プログラム
JP2018034455A (ja) * 2016-09-01 2018-03-08 コニカミノルタ株式会社 後処理装置
JP2021017351A (ja) * 2019-07-22 2021-02-15 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 後処理装置及び画像形成システム
WO2021100495A1 (ja) * 2019-11-18 2021-05-27 株式会社ミマキエンジニアリング 印刷システム、制御装置、及び印刷方法

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009245437A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Konica Minolta Systems Lab Inc ラスタ化のためのメモリマネージメント方法、コンピュータ可読媒体及びコンピュータ可読メモリ
JP2009288391A (ja) * 2008-05-28 2009-12-10 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2015125318A (ja) * 2013-12-26 2015-07-06 株式会社リコー 画像形成システムおよび印刷物の生産方法
JP2016165858A (ja) * 2015-03-10 2016-09-15 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置及び画像形成プログラム
JP2018034455A (ja) * 2016-09-01 2018-03-08 コニカミノルタ株式会社 後処理装置
JP2021017351A (ja) * 2019-07-22 2021-02-15 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 後処理装置及び画像形成システム
WO2021100495A1 (ja) * 2019-11-18 2021-05-27 株式会社ミマキエンジニアリング 印刷システム、制御装置、及び印刷方法
JP2021079611A (ja) * 2019-11-18 2021-05-27 株式会社ミマキエンジニアリング 印刷システム、制御装置、及び印刷方法
CN114502382A (zh) * 2019-11-18 2022-05-13 株式会社御牧工程 印刷系统、控制装置以及印刷方法
EP4011632A4 (en) * 2019-11-18 2022-11-30 Mimaki Engineering Co., Ltd. PRINTING SYSTEM, CONTROL DEVICE AND PRINTING METHOD
JP7244402B2 (ja) 2019-11-18 2023-03-22 株式会社ミマキエンジニアリング 印刷システム、制御装置、及び印刷方法
CN114502382B (zh) * 2019-11-18 2023-09-15 株式会社御牧工程 印刷系统、控制装置以及印刷方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4646740B2 (ja) 印刷装置及びその制御方法、ジョブ処理方法、印刷システム、プログラム
JP4646741B2 (ja) 印刷システム、印刷装置、画像処理装置及びそれらの制御方法、プログラム
JP4562188B2 (ja) 印刷装置および印刷処理方法
JP4514213B2 (ja) 画像処理装置およびその制御方法
JP4944630B2 (ja) 印刷装置および印刷制御装置および制御方法および制御プログラム、印刷システム
US8743407B2 (en) Computer readable recording medium stored with color conversion setting program, color conversion setting method, computer readable recording medium stored with color conversion processing program, and color conversion processing apparatus that enables configuration of color conversion profiles when using various types of paper in a print job
JP5675269B2 (ja) 印刷処理装置、印刷システム、印刷処理装置の制御方法、印刷システムの制御方法、及びプログラム
JP5178133B2 (ja) 印刷装置、ジョブ処理方法、プログラム、並びに記憶媒体
JP2008110576A (ja) 印刷装置及びその印刷実行方法、並びに印刷実行のプログラム
JP2011114574A (ja) 検品システム
JP4455034B2 (ja) 印刷装置および印刷方法
JP2008052115A (ja) 印刷装置及びその印刷実行方法、並びに印刷実行のプログラム
US20110317202A1 (en) Image forming apparatus, control method thereof, and storage medium
JP5889373B2 (ja) 印刷処理装置、印刷処理装置の制御方法、及び、プログラム
JP4757355B2 (ja) 印刷装置及びその制御方法、プログラム
JP2006215751A (ja) 画像形成装置及びその制御方法、コンピュータプログラム及び記憶媒体
JP4497000B2 (ja) 複写システム、複写制御方法及びプログラム
JP2007057944A (ja) 画像形成装置
JP2006203798A (ja) 画像形成装置
JP2008154269A (ja) 印刷システム及び制御方法、記憶媒体、情報処理装置
JP2006159677A (ja) 画像形成装置システム

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20091110