JP2007048001A - 画像形成システム、情報処理装置及びジョブ編集装置並びにそれらの方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】指定された時刻に確実にジョブを開始できるようにジョブの投入及び/又はやジョブの編集を管理可能にする。
【解決手段】時刻が指定されたジョブを登録し、指定された時刻に該当するジョブの印刷を開始する画像形成システムにおいて、時刻が指定された新規ジョブの投入が要求されると、この新規ジョブに対する指定時刻と、登録済みの他のジョブの指定時刻とに基づいて、該新規ジョブと登録済みのジョブの印刷処理が干渉するか否かが判定される。そして、干渉すると判定された場合は、この新規ジョブの投入が禁止される。
【選択図】 図16
【解決手段】時刻が指定されたジョブを登録し、指定された時刻に該当するジョブの印刷を開始する画像形成システムにおいて、時刻が指定された新規ジョブの投入が要求されると、この新規ジョブに対する指定時刻と、登録済みの他のジョブの指定時刻とに基づいて、該新規ジョブと登録済みのジョブの印刷処理が干渉するか否かが判定される。そして、干渉すると判定された場合は、この新規ジョブの投入が禁止される。
【選択図】 図16
Description
本発明は、所望の時刻に所望の印刷ジョブの印刷を開始させる時刻指定機能をもつ画像形成システムに関する。
従来、ジョブの印刷時刻を指定して出力する技術が知られている。特許文献1には、時刻指定をしてジョブをデバイス(印刷装置)に送信し、時刻指定されたジョブを受信したデバイスにて指定時刻に当該ジョブ(プリント)を実行する技術が記載されている。このような指定時刻にジョブの印刷を開始させる技術は、印刷の混雑を避けるために有効な技術である。
特開2004−287686号公報
しかしながら、時刻指定が何の制約もなく自由に行えてしまうと、同じ時間帯に複数の時刻指定ジョブが実行されることとなり、結果的に所望の時刻にジョブが開始されないという事態が発生する。たとえば、直前に指定されたジョブがあった場合、そのジョブが終了していないと次のジョブは開始できない。すなわち、直前のジョブの印刷が完了していない場合、次のジョブを指定時刻に開始することはできず、ユーザは時刻指定を行ったにもかかわらずその指定時刻に出力結果を受け取ることができなくなるという不具合が生じる。
また、印刷時刻を指定したジョブを投入後に誤字や印刷設定のミス等に気づいた場合、元のジョブを差し替えることは非常に困難である。例えば、ジョブを差し替える場合、印刷キューに古いジョブが溜まってしまう可能性があるため、古いジョブは必ずユーザが削除する必要がある。更に、時刻指定した印刷ジョブに関して、ページ単位での差し替え、結合等の編集を行う手段は実現されていない。そのため、時刻指定した印刷ジョブを編集しようとする場合、ユーザの多大な労力が必要となり、且つ操作性も悪い。また、時刻指定した印刷ジョブを効果的に表示、及び管理する手段がないため、複数ユーザのジョブのスケジュール管理を行う面で問題があった。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、指定された時刻に確実にジョブを開始できるようにジョブの投入及び/又はジョブの編集を管理可能にすることを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明による画像形成システムは以下の構成を備える。すなわち、
時刻が指定されたジョブを登録し、指定された時刻に該当するジョブの印刷を開始する画像形成システムであって、
時刻が指定された新規ジョブの投入を要求する要求手段と、
前記新規ジョブに対する指定時刻と、登録済みの他のジョブの指定時刻とに基づいて、該新規ジョブと登録済みのジョブの印刷処理が干渉するか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により、干渉すると判定された場合は、前記新規ジョブの投入を禁止する禁止手段とを備える。
時刻が指定されたジョブを登録し、指定された時刻に該当するジョブの印刷を開始する画像形成システムであって、
時刻が指定された新規ジョブの投入を要求する要求手段と、
前記新規ジョブに対する指定時刻と、登録済みの他のジョブの指定時刻とに基づいて、該新規ジョブと登録済みのジョブの印刷処理が干渉するか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により、干渉すると判定された場合は、前記新規ジョブの投入を禁止する禁止手段とを備える。
また、上記の目的を達成するための本発明の他の態様による情報処理装置は、
指定された時刻にジョブの印刷を開始するよう時刻が指定されたジョブを登録する情報処理装置であって、
新規ジョブについて時刻を指定する指定手段と、
前記新規ジョブに対する指定時刻と、登録済みの他のジョブの指定時刻とに基づいて、該新規ジョブと登録済みのジョブの印刷処理が干渉するか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により、干渉すると判定された場合は、前記新規ジョブの投入を禁止する禁止手段とを備える。
指定された時刻にジョブの印刷を開始するよう時刻が指定されたジョブを登録する情報処理装置であって、
新規ジョブについて時刻を指定する指定手段と、
前記新規ジョブに対する指定時刻と、登録済みの他のジョブの指定時刻とに基づいて、該新規ジョブと登録済みのジョブの印刷処理が干渉するか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により、干渉すると判定された場合は、前記新規ジョブの投入を禁止する禁止手段とを備える。
また、上記の目的を達成するための本発明の他の態様による情報処理装置は以下の構成を備える。すなわち、
時刻が指定されたジョブを登録し、指定された時刻に該当するジョブの印刷を開始する画像形成システムを構成可能な情報処理装置であって、
登録済みのジョブのうちの一つを選択する選択手段と、
選択されたジョブの更新内容を指示する更新指示手段と、
前記更新指示手段によって指示された更新内容に従って更新されたジョブの印刷処理が、登録済みの他のジョブの印刷処理と干渉するか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により、干渉すると判定された場合は、前記更新指示手段による更新内容の実行を禁止する禁止手段とを備える。
時刻が指定されたジョブを登録し、指定された時刻に該当するジョブの印刷を開始する画像形成システムを構成可能な情報処理装置であって、
登録済みのジョブのうちの一つを選択する選択手段と、
選択されたジョブの更新内容を指示する更新指示手段と、
前記更新指示手段によって指示された更新内容に従って更新されたジョブの印刷処理が、登録済みの他のジョブの印刷処理と干渉するか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により、干渉すると判定された場合は、前記更新指示手段による更新内容の実行を禁止する禁止手段とを備える。
本発明によれば、指定された時刻に確実にジョブを開始できるようにジョブの投入及び/又はやジョブの編集を管理することが可能となる。
以下、添付の図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は、本実施形態による画像形成システムの全体の基本的な構成例を示すブロック図である。本画像形成システムは、1つまたは複数のエンドユーザ環境1と、インターネットを介して接続されているPOD(Print On Demand)サイト環境2から成っている。
エンドユーザ環境1では、(図1では、エンドユーザ環境A及び、エンドユーザ環境B)クライアントPCを利用して、プリントジョブの依頼や、ジョブのステータス確認などができる。一方、PODサイト環境2は、本例では、工程管理部3、プリプレス部4、デジタルプリント部5、ポストプレス部6の4つの工程を含んで構成されている。
工程管理部3は、コンピュータや各種デバイスにより構成される本システムのワークフローを一元管理し、プリプレス部4、デジタルプリント部5、ポストプレス部6の各工程に対して作業を指示する。また、工程管理部3は、「エンドユーザからの印刷ジョブの受信/保管」、「エンドユーザからの印刷ジョブの指定に基づいた各工程のワークフローの構築」、「各デバイスや各作業者における作業の効率よいスケジュール生成」といった役割を果たす。
プリプレス部4は、スキャンデバイスを用いてエンドユーザで用意された紙原稿をスキャンし、スキャン画像ファイルとしてプリプレスサーバやクライアントPCに取り込む。スキャンデバイスとしては、スキャナやMFP(Multi Function Peripheral:マルチファンクション周辺機器)等が挙げられる。また、プリプレス部4は、スキャン画像ファイルに対する画像補正、ページの挿入/削除、各種ページレイアウト編集や面付け処理を実行したり、スキャン画像ファイルのマージを行ったりする。更に、プリプレス部4は、必要に応じて最終成果物のレイアウトや色味を確認するためのプルーフ出力を実行する機能を有する。以上の処理は、工程管理部3より受信したプリプレスジョブの作業指示に基づいて実行される。
デジタルプリント部5は、工程管理部3あるいはプリプレス部4より受信したプリントジョブの作業指示に従って以下のような処理を実行する。即ち、(1)白黒MFPやカラーMFP等によりエンドユーザから受け取った紙原稿をコピーする、(2)文書/画像ファイルを白黒MFPやカラーMFP等のプリントデバイスによってプリントアウトするといった役割を果たす。なお、(2)の文書/画像ファイルとしては、例えば、エンドユーザのクライアントPCからプリンタドライバやホットフォルダを経由して受信したものが挙げられる。また、例えば、プリプレス部4のスキャンデバイスによりスキャンしたスキャン画像ファイル、或いはそれらを編集した文書/画像ファイルが挙げられる。
ポストプレス部6は、工程管理部3あるいはプリプレス部4あるいはデジタルプリント部5より受信したポストプレスジョブの作業指示に従って、紙折り機、中綴じ製本機、くるみ製本機、断裁機、封入機、帳合機等の後処理デバイスを制御する。この制御により、デジタルプリント部5より出力された記録紙に対して、紙折り、中綴じ製本、くるみ製本、断裁、封入、帳合等の仕上げ処理が実行される。
図2は、デジタルプリント部5の構成の一例を示すブロック図である。本実施形態のデジタルプリント部5は、1台又は複数台のプリントサーバ11、クライアントPC12、カラーMFP13及び白黒MFP14がネットワークに接続された構成を有する。なお、本実施形態ではPODサイト環境2におけるデジタルプリント部5への本発明の適用例を説明するがこれに限られるものではない。例えば、1つまたは複数のクライアントがプリンタに接続されたシステムや、1つまたは複数のクライアントがプリントサーバを介してプリンタに接続されたシステム等にも本発明は適用可能である。
プリントサーバ11は、2つの役割を持っている。1つは、デジタルプリント部5の外部との間における情報の送受信である。デジタルプリント部5に入稿される印刷ジョブの画像情報や設定情報などは、まずプリントサーバ11に入力される。そして、プリントサーバ11は、処理の終了した印刷ジョブに関するステータスなどの情報を外部に知らせる。プリントサーバ11のもう1つの役割は、デジタルプリント部5内部の管理制御である。外部から入力された印刷ジョブ及び、デジタルプリント部5の内部で発生した印刷ジョブは、プリントサーバ11にて一元管理される。従って、プリントサーバ11は、デジタルプリント部5の内部にある全てのデバイスと全てのジョブの状況を監視するとともに、印刷ジョブの一時停止、設定変更、印刷再開あるいは、印刷ジョブの複製、移動、削除などの制御を行うことができる。
クライアントPC12は、入力されたアプリケーションファイルの編集、印刷指示、あるいは、プリントレディファイルの投入を行う。また、クライアントPC12は、プリントサーバ11によるデバイスや印刷ジョブの監視及び制御を補佐する役割も持っている。カラーMFP13及び白黒MFP14は、スキャン、プリント、コピーなど様々な機能を有する画像形成装置である。なお、カラーMFP13と白黒MFP14とでスピードやコストなどが異なるため、それぞれの用途に応じて使い分ける必要がある。
次に、図3を用いてMFP13,14(以下、これらを総称する場合は、単にMFPと記載する)の構成について説明する。MFPは、自装置内部に複数のジョブのデータを記憶可能なハードディスク等のメモリを具備し、コピー機能やプリント機能等の複数の機能を有する画像形成装置である。なお、コピー機能とは、例えば、スキャナから出力されたイメージデータ(ジョブデータ)を、ハードディスク等のメモリを介してプリンタ部でプリントする機能である。またプリント機能とは、コンピュータ等の外部装置から入力したジョブデータを、メモリを介してプリント部でプリントする機能である。MFPには、フルカラー機とモノクロ機があるが、色処理や内部データなどを除いて、基本的な部分において、フルカラー機がモノクロ機の構成を包含することが多い。従って、ここではフルカラー機を主に説明し、必要に応じて随時モノクロ機の説明を加えることとする。
又、本システムの構成は、上記のようなMFPと、プリント機能のみを具備した単一機能型の画像形成装置(SFP:Single Function Peripheral(単一機能周辺機器))を共に具備する構成としてもよい。或いは、MFPもしくはSFPのいずれか一方のタイプの画像形成装置のみを具備する構成でも良い。何れのタイプの画像形成装置であっても、複数台具備する構成でも良い。いずれにしても、本実施形態の制御が実現可能な構成であればよい。
図3において、入力画像処理部21は紙原稿などの画像を読み取り、読み取られた画像データを画像処理する。FAX部22は、ファクシミリなどに代表される電話回線を利用した画像の送受信を行う。NIC(Network Interface Card)部23は、ネットワークを利用して画像データや装置情報をやりとりするためのインターフェースである。専用I/F部24は外部装置との間で画像データなどの情報交換を行うためのインターフェースである。USBI/F部25は、USB(Universal Serial Bus)メモリ(リムーバブルメディアの一種)に代表されるUSB機器と画像データなどを送受するためのインターフェースである。MFP制御部34は、MFPの用途に応じて画像データを一時保存したり、経路を決定したりといったように、データ伝送に関する交通整理の役割を担っている。
文書管理部32は、複数の画像データを格納可能なハードディスク等のメモリを具備し、複数種類の画像データを該ハードディスクに格納する。格納される画像データとしては、例えば、入力画像処理部21からの画像データや、外部から入力された画像データが挙げられる。外部からの画像データとしては、FAX部22を介して入力されたファクシミリジョブの画像データ、NIC部23を介して入力されたコンピュータ等の外部装置からの画像データ、専用I/F部24やUSBI/F部225を介して入力された画像データがある。また、文書管理部32は、ハードディスクに格納された画像データを適宜読み出して、プリンタ部29等の出力部に転送する。プリンタ部29は転送された画像データに従ってプリント処理等の出力処理を実行する。又、オペレータからの指示により、ハードディスクから読み出した画像データをNIC部23等に転送することにより、コンピュータや他の画像形成装置等の外部装置に画像データが転送される。
圧縮伸張部33は、画像データを文書管理部32に記憶する際に必要に応じて当該画像データを圧縮する。また圧縮伸張部33は、圧縮して格納された画像データを読み出す際に伸張処理を施し、元の画像データに戻す処理を行う。また、画像データをネットワーク上で伝送する際には、JPEG、JBIG、ZIPなどの方式で圧縮されたデータを使用することが一般的である。NIC部23を介してMFPに入力された圧縮画像データは、必要に応じて圧縮伸張部33にて解凍(伸張)されることになる。
また、リソース管理部31は、フォント、カラープロファイル、ガンマテーブルなど共通に扱われる各種パラメータテーブルなどを格納する。リソース管理部31はこれらのパラメータテーブルを必要に応じて呼び出すとともに、新しいパラメータテーブルを格納したり、既存のパラメータテーブルを修正、更新することができる。
MFP制御部34は、各部を制御して種々の処理を実現する。たとえば、MFP制御部34は、PDLデータが入力された場合に、RIP部27にRIP(Raster Image Processor)処理を実行させる。或いは、プリントする画像に対して、必要に応じて出力画像処理部28でプリントのための画像処理を行わせる。更に、その際に作られる画像データの中間データやプリントレディデータ(プリントのためのビットマップデータやそれを圧縮したデータ)を必要に応じて、文書管理部32で再度格納させることもできる。また、MFP制御部34は、可視画像を形成するためにプリントレディデータをプリンタ部29に送る。プリンタ部29でプリントアウトされたシートは後処理部30へ送られ、シートの仕分け処理やシートの仕上げ処理が行われる。
ここで、MFP制御部34は円滑にジョブを流す役割を担っており、MFPの使い方に応じて、例えば以下のようにパス切り替えを行う。
(1) 複写機能:入力画像処理部21→出力画像処理部28→プリンタ部29。
(2) FAX送信機能:入力画像処理部21→FAX部22。
(3) FAX受信機能:FAX部22→出力画像処理部28→プリンタ部29。
(4) ネットワークスキャン:入力画像処理部21→NIC部23。
(5) ネットワークプリント:NIC部23→RIP部27→出力画像処理部28→プリンタ部29。
(6) 外部装置へのスキャン:入力画像処理部21→専用I/F部24。
(7) 外部装置からのプリント:専用I/F部24→出力画像処理部28→プリンタ部29。
(8) 外部メモリへのスキャン:入力画像処理部21→USBI/F部25。
(9) 外部メモリからのプリント:USBI/F部25→RIP部27→出力画像処理部28→プリンタ部29。
(10) ボックススキャン機能:入力画像処理部21→出力画像処理部28→文書管理部32。
(11) ボックスプリント機能:文書管理部32→プリンタ部29。
(12) ボックス受信機能:NIC部23→RIP部27→出力画像処理部28→文書管理部32。
(13) ボックス送信機能:文書管理部32→NIC部23。
(14) プレビュー機能:文書管理部32→操作部26。
(1) 複写機能:入力画像処理部21→出力画像処理部28→プリンタ部29。
(2) FAX送信機能:入力画像処理部21→FAX部22。
(3) FAX受信機能:FAX部22→出力画像処理部28→プリンタ部29。
(4) ネットワークスキャン:入力画像処理部21→NIC部23。
(5) ネットワークプリント:NIC部23→RIP部27→出力画像処理部28→プリンタ部29。
(6) 外部装置へのスキャン:入力画像処理部21→専用I/F部24。
(7) 外部装置からのプリント:専用I/F部24→出力画像処理部28→プリンタ部29。
(8) 外部メモリへのスキャン:入力画像処理部21→USBI/F部25。
(9) 外部メモリからのプリント:USBI/F部25→RIP部27→出力画像処理部28→プリンタ部29。
(10) ボックススキャン機能:入力画像処理部21→出力画像処理部28→文書管理部32。
(11) ボックスプリント機能:文書管理部32→プリンタ部29。
(12) ボックス受信機能:NIC部23→RIP部27→出力画像処理部28→文書管理部32。
(13) ボックス送信機能:文書管理部32→NIC部23。
(14) プレビュー機能:文書管理部32→操作部26。
但し、中間データとして画像データを必要に応じて格納することは一般に知られているが、上記では文書管理部32が始点、終点になる以外のアクセスは表記していない。また、必要に応じて利用される圧縮伸張部33と後処理部30、あるいは、全体のコアとなるMFP制御部34などの処理は省略して、おおよそのフローがわかるように記載した。
また、上記以外にも、E−mailサービスやWebサーバ機能を初めとして、様々な機能との組み合わせが考えられるが、ここでは割愛する。
また、ボックススキャン、ボックスプリント、ボックス受信、あるいは、ボックス送信といったボックス機能は、文書管理部32を利用したデータの書き込みや読み出しを伴うMFPの処理機能である。より詳しくは、ボックス機能は、ジョブ毎やユーザ毎に文書管理部32内のメモリを分割して一次的にデータを保存して、ユーザIDやパスワードを組み合わせてデータの入出力を行う機能である。
更に、操作部26は、上記の様々なフローや機能を選択したり操作指示したりするためのものである。操作部26の表示装置に高解像度のものを用いることにより、文書管理部32にある画像データをプレビューし、確認後OKならばプリントするといった操作も可能である。
次に、図4を用いてMFPの入力画像処理部21について説明する。 図4は、入力画像処理部21の構成と画像データのフローを示すブロック図である。
原稿画像は、CCDセンサ41により電気信号(画像信号)に変換される。このCCDセンサ41はRGB3ラインのカラーセンサであり、読み込まれた画像はR(Red)、G(Green)、B(Blue)それぞれの画像信号としてA/D変換部42に入力される。A/D変換部42は、入力された画像信号に対してゲイン調整、オフセット調整を行った後、各色の信号毎に8ビットのデジタル画像データに変換する。シェーディング補正部43は基準白色板の読み取り信号を用いて、CCDセンサ41の各画素の感度のばらつきや原稿照明ランプの光量のばらつきなどを色毎に補正する。
さらに、CCDセンサ41の各色ラインセンサは、相互に所定の距離を隔てて配置されている。このため、色オフセット部44は、CCDのRGBの並びから来る副走査方向(紙送り方向)の空間的ずれをラインディレイ調整回路により補正する。また、副MTF(Modulation Transfer Function:変調伝達関数)補正部44は、センサのムラなどから生じるずれの補正を行う。特に、白と黒の間隔が狭まることで生じるコントラストの低下や画像のボケも補正する。入力ガンマ補正部45は、RGBの各入力に対し、露光量と輝度が線形関係になるように補正を行う一次元のルックアップテーブル(LUT:LookUp Table)である。
入力ダイレクトマッピング部46は、色空間を統一するため、入力されたRGB信号からデバイス内のRGB信号に変換する3次元のLUTである。入力ダイレクトマッピング部46は、CCDセンサ41のRGBフィルタの分光特性で決まる読取色空間を、sRGBなどの標準色空間に変換する部分であり、CCDセンサ41の感度特性や照明ランプのスペクトル特性等の諸特性なども吸収することができる。主MTF補正部47では、注目画素と左右それぞれの画素に対して加重平均をとることで主走査方向のMTF補正を実現している。
像域判定部48は、文字判定部と無彩色判定部からなっている。前者はRGB画像データから、文字領域や線画輪郭領域の画素判定を行い、その結果を像域データZAとして出力する。後者は、RGB空間の画像データをL*a*b*やYUVといった輝度色差空間の画像データに変換した後、低彩度領域や黒文字、色文字領域を判定し、その結果を像域データZBとして出力する。ここでは、像域データZA及びZBを併せて像域データと呼ぶこととする。
次に、空間フィルタ部49は、像域データを用いて、輝度成分に対してフィルタリングを行う。具体的には、文字領域にエッジ強調を行い、写真領域にはスムージングか弱いエッジ強調といった異なるシャープネスフィルタを適用する。
彩度抑圧部50は、像域データから低彩度と判定された領域に対し、彩度の抑圧を行う。黒文字領域をK(Black)単色で表現するため、色差をゼロにして処理する。ACS(Auto Color Select)部51は、像域判定の結果から低彩度の画素をカウントし、白黒画像かカラー画像かを判定する。BE(下地除去:Background Erase)サンプリング部52は、下地を検出するため、指定された矩形領域の画素を離散的にサンプリングし、輝度のヒストグラムを作成し、これをプリント時の下地除去に利用する。
次に、図5を用いてMFPの出力画像処理部28について説明する。出力画像処理部28(カラー系)に入力される画像データは、大きく分けて複写動作など入力画像処理部21からの出力データを扱うRGB系データと、ネットワークプリント動作などRIP部27からの出力データを扱うCMYK系データとに分かれている。前者の場合、下地除去部61に入力され、後者の場合は、出力ガンマ補正部63に入力される。
まず、下地除去部61では、スキャナで読み取ったRGB画像データに対して、BEサンプリング部の結果に基づいて、下地部を除去するための非線形変換を行う。次に出力ダイレクトマッピング部61において、RGB画像データからCMYK画像データに変換される。変換においては、RGBそれぞれの値をルックアップテーブルに入力し、その出力値の総和からC(Cyan)成分を作る。同様に、M(Magenta)、Y(Yellow)、K(BlacK)それぞれの成分もルックアップテーブルとその加算演算で形成している。このとき、入力画像処理部21にて検出された像域データに基づいて、3次元のルックアップテーブルが利用されており、文字領域と写真領域ではそれぞれ異なる種類のルックアップテーブルが適用されている。
出力ガンマ補正部63では、プリンタに対応した出力画像の濃度補正を行っている。CMYKそれぞれ一次元のルックアップテーブルを利用して、画像形成ごと異なる出力画像データのリニアリティを保つ役割を果たしており、一般的にカラーキャリブレーションの結果は、このルックアップテーブルに反映される。
ハーフトーン処理部64は、MFP機能に応じて、異なる種類のスクリーニングを択一的に適用することができる。一般に、複写動作などでは、モアレの起きにくい誤差拡散系のスクリーニングが利用される。プリント動作では、文字や細線の再現性を考えてディザマトリクスなどを利用した多値スクリーン系のスクリーニングが用いられることが多い。前者は、注目画素とその周辺画素に対して誤差フィルタで重み付けし、階調数を保ちながら多値化の誤差を配分して補正していく方法である。一方、後者は、ディザマトリックスの閾値を多値に設定し、擬似的に中間調を表現する方法で、CMYK独立に変換し、入力画像データによって低線数と高線数とを切り替えて再現する。更に、スムージング処理部65は、CMYKそれぞれに対し、エッジ部分をパターンマッチングにより検出し、より滑らかに再現されるパターンに変換することでジャギーを軽減する方法である。
次に、4D(ドラム)カラー系MFPの構成について、図6を用いて説明する。
4Dカラー系MFPは、スキャナ部71、レーザ露光部72、感光ドラム、作像部73、定着部74、給紙/搬送部75及び、これらを制御する不図示のプリンタ制御部から構成される。なお、例えば、スキャナ部71は入力画像処理部21に対応する。また、レーザ露光部72、感光ドラム、作像部73、定着部74、給紙/搬送部75はプリンタ部29に対応する。
スキャナ部71は、原稿台に置かれた原稿に対して、照明を当てて原稿画像を光学的に読み取り、その像を電気信号に変換して画像データを作成する。レーザ露光部72は、スキャナ部71等からの画像データに応じて変調されたレーザ光などの光線を、等角速度で回転する回転多面鏡(ポリゴンミラー)に入射させ、得られた反射走査光を感光ドラムに照射する。
作像部73は、一連の電子写真プロセスを実行する現像ユニット(現像ステーション)を4連備えている。一連の電子写真プロセスは以下のプロセスを含む。すなわち、感光ドラムを回転駆動し、帯電器によって帯電させ、レーザ露光部に72よって感光ドラム上に形成された潜像をトナーによって現像し、そのトナー像をシートに転写し、その際に転写されずに感光ドラム上に残ったトナーを回収する各プロセスである。シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の順に並べられた4連の現像ユニットは、シアンステーションの作像開始から所定時間経過後に、マゼンタ、イエロー、ブラックの作像動作を順次実行していく。このタイミング制御によって、シート上に色ずれのない、フルカラートナー像が転写される。
定着部74は、ローラやベルトの組み合わせによって構成され、ハロゲンヒータなどの熱源を内蔵し、作像部73によってトナー像が転写されたシート上のトナーを、熱と圧力によって溶解、定着させる。
給紙/搬送部75は、シートカセットやペーパーデッキに代表されるシート収納庫を一つ以上有する。不図示のプリンタ制御部の指示に応じてシート収納庫に収納された複数のシートの中から一枚を分離し、作像部・定着部75へ搬送する。シートは搬送され、前述の現像ステーションによって、各色のトナー像が転写され、最終的にフルカラートナー像がシート上に形成される。また、シートの両面に画像形成する場合は、定着部74を通過したシートを再度作像部73へ搬送する搬送経路を通るように制御する。
プリンタ制御部は、MFP全体を制御するMFP制御部34と通信して、その指示に応じて制御を実行すると共に、前述のスキャナ、レーザ露光、作像、定着、給紙/搬送の各部の状態を管理しながら、全体が調和を保って円滑に動作できるよう指示を行う。
印刷アプリケーションからMFP等のプリントデバイスにプルーフ出力したり、最終成果物を出力したりするための一手段として、プリンタドライバが使用される。本実施例では、プリンタドライバから時刻指定したジョブを投入して、そのジョブに対して編集処理を行う。
図7は、クライアントPC12上のプリンタドライバの画面の一例を示す図である。プリンタドライバの設定画面は、作業者がMFP等のプリントデバイスに印刷データを印刷する場合に、一般的に印刷アプリケーションの印刷メニューを選択することにより表示される画面である。
オペレータは、当該設定画面の「プリンタ名」プルダウンリストボックス81を用いて使用するプリントデバイスを選択することができる。プルダウンリストボックス81には、図2に示したネットワークに接続されているプリンタ(MFP13,14)が登録されている。プリダウンリストボックス81からプリントデバイスが選択されると、その下の「状態」、「種類」、「場所」、「コメント」に当該プリントデバイスに関する情報が表示される。すなわち、「状態」にプリントデバイスの状態が、「種類」にプリンタドライバの種類が、「場所」にプリントデバイスの設置場所情報が、「コメント」にプリントデバイス管理者からのコメント情報が表示される。印刷データをプリントデバイスに印刷せずにファイルに出力したい場合は、「ファイルへ出力」チェックボックス81aを選択状態にする。
「印刷範囲」82では、「全て」「現在のページ」「選択したページ」「ページ指定」のいずれかをラジオボタンで選択することにより、印刷したいページを指定する。なお、「ページ指定」を選択した場合は、エディットボックスに印刷したいページ番号を入力する。さらに「印刷対象」プルダウンリストボックス83により、印刷対象となる文書の属性を選択し、「印刷指定」プルダウンリストボックス84により、全てのページを印刷するのか、奇数あるいは偶数ページだけを印刷するのかを指定できる。
「印刷部数」85では、「部数」スピンボックス85aに印刷したい部数を入力することができる。また、複数部数をページ単位ではなく部単位で印刷する場合は、「部単位で印刷」チェックボックスを選択状態にする。
「拡大/縮小」では、「1枚あたりのページ数」プルダウンリストボックス86により、N−up印刷(1つの印刷面に複数ページをレイアウトする印刷)を指定することができる。また、「用紙サイズの指定」プルダウンリストボックス87により、原稿サイズに対する用紙サイズを選択することができる。
また、「プロパティ」ボタン88を押下することにより、さらに詳細な印刷属性を設定することができる。
オペレータがプリンタドライバの設定画面の設定を終了し、「OK」ボタン89が押下されると、MFPは印刷データをプリンタ部29によって印刷したり、ファイルに出力したりすることができる。印刷やファイル出力を止める場合は、「キャンセル」ボタン90を押下すればよい。
次に、新規の印刷ジョブを印刷時刻指定して投入する際の処理を説明する。本実施形態では、後述するプリントジョブの管理により、ジョブの開始時刻を指定してジョブを投入する場合に、指定時刻に確実にジョブが開始されるようデバイスに対する時刻指定ジョブの投入を適切に制御することができる。より詳細には、すでにデバイスに投入されている時刻指定ジョブの情報を参照することで、ジョブの実行を開始すべき時刻を適切に指定してジョブを投入できる。なお、以下では、時刻指定された印刷ジョブを時刻指定ジョブと称する。図16は新規の時刻指定ジョブの登録処理を説明するフローチャートである。
まず、ステップS101において、クライアントPC12のプリンタドライバは、新規の時刻指定ジョブを投入するための操作画面を提示する。オペレータは、この操作画面を用いて、対応するデバイス(例えばカラーMFP13)へ新規の時刻指定ジョブの投入操作を行う。この操作画面はたとえば図8及び図9に示すような画面である。図8及び図9は、時刻指定印刷に関連した印刷設定の画面構成の一例を示す図であり、「プロパティ」ボタン88の押下により表示される印刷設定画面において「出力先」ボタン91が選択された状態を示している。図8は、時刻指定機能が有効な場合の画面構成例である。時刻指定機能は、「時刻指定(Schedule Printing)」チェックボックス92をオンにすることで有効となる。また、図9は、時刻指定ジョブの編集機能(「時刻指定ジョブの表示&編集」ボタン98)が有効な場合の画面構成例である。
図8を用いて、オペレータが時刻指定機能を使用する場合の操作及び処理の流れを説明する。ユーザは図8に示されるような、時刻指定印刷を行うためのプリンタドライバの画面を用いて新規の時刻指定ジョブを投入することができる。本例では、プリンタドライバ上の「プロパティ」ボタン88を押下すると、各印刷オプションを設定する印刷設定の画面が表示される。そして、印刷タブを選択し、プリンタドライバ上の「出力先」ボタン91を選択すると、時刻指定印刷を行う画面が表示される。そして、「時刻指定」チェックボックス92にチェックを入れると、時刻指定の設定が有効になる。
「日にち(Date)」プルダウン93では、ジョブを印刷する日にちが指定される。プルダウンで印刷する日にちを指定してもよいし、キーボードから直接日にちを入力して指定するようにしてもよい。「時間(Time)」スピンボックス94では、ジョブを印刷する時刻が指定される。また、「時刻指定」チェックボックス92にチェックを入れない場合は、「日にち」プルダウン93と「時間」スピンボックス94はグレーアウト表示され、印刷の時刻指定を行うことはできない。
「ショートカット」オプション95では、「用紙サイズ」、「用紙の種類」、「レイアウト」、「給紙段」、「印刷の向き」、「両面」の印刷設定を指定する。「用紙サイズ」メニューでは、印刷に使用する用紙サイズを指定する。A3、A4、A4R、A5、A5R、B4、B5、B5R、レター、レターR、リーガル、11x17、12x18、ハガキの14種類の中から指定する。「用紙の種類」メニューでは、ジョブの用紙の種類を選択する。選択可能な用紙の種類は、普通紙、薄紙、厚紙、最厚紙、OHPシート、コート紙(普通紙)、コート紙(厚紙)、コート紙(最厚紙)である。「レイアウト」メニューでは、複数ページのジョブを印刷する場合、用紙の片面にまとめて印刷するページを指定する。複数のページをまとめて印刷する場合は、“2up”以上を選択する。1ページごとに印刷する場合は、“1up”を選択する。「給紙段」メニューでは、印刷に使用する給紙段を指定する。カセット1、カセット2、手差し、ペーパーデッキの中から指定する。「印刷の向き」メニューでは、用紙の印刷方向を指定する。用紙方向を横向き指定する場合はこのオプションで“横”、用紙方向は縦向きに指定する場合は“縦”を指定する。「両面」メニューでは、両面印刷をするかどうか指定する。両面指定する場合は、“上と上を合わせる”か“上と下を合わせる”2つのオプションから選択する。 “上と上を合わせる”を選択すると、表と裏で上下の方向が一致する。また、“上と下を合わせる”を選択すると、表と裏の序下が逆になる。
時刻指定に関する全ての設定が完了した後、「OK」ボタン96を押下すると、ステップS102〜S105により当該時刻指定ジョブと他の時刻指定ジョブとの印刷時間の干渉がチェックされる。そして、干渉がなければ当該時刻指定ジョブはプリントサーバ11に投入され、登録される。登録された時刻指定のジョブは、プリントサーバ11で登録、保持され、指定した時刻がきたら、ジョブの印刷が開始される。「キャンセル」ボタン97を押下することで、操作画面を用いて設定された当該時刻指定ジョブはキャンセルされる。以下、ステップS102〜S105の干渉チェックについて説明する。
時刻指定に関する全ての設定が完了し「OK」ボタン96が押下されると、ステップS102において、プリントサーバ11に同じ時刻指定のジョブが存在するかどうかを確認する。たとえば、プリンタドライバは、プリントサーバ11に、当該プリンタドライバが対応するデバイスに関して登録されている時刻指定ジョブの情報を取得し、同一指定時刻のジョブが存在するか否かをチェックする。同一時刻指定のジョブが存在する場合、即ち指定した時刻が他の時刻指定ジョブとバッティングしてしまう場合は、ステップS103からステップS110へ進み、プリンタドライバは、オペレータのクライアントPC上に警告メッセージを表示する。時刻指定ジョブがバッティングしたときの警告メッセージ画面の一例を図13に示す。先に投入した時刻指定ジョブが優先されるので、時刻がバッティングしてしまう場合は、当該ジョブの指定時刻を再指定するようオペレータに促す。図13の警告画面において、「OK」ボタン131が押下(クリック)されると、ステップS111からステップS112へ進み、時刻指定印刷を行うためのプリンタドライバの画面(図8)を再度提示する。ユーザは再提示された時刻指定印刷を行うためのプリンタドライバの画面上で印刷時刻の再指定を行う。一方、「キャンセル」ボタン132が押下されると時刻指定のジョブの投入がキャンセルされる(ステップS111、S130)。
ステップS103において、同一時刻の指定ジョブが存在しないと判定された場合、処理はステップS104へ進む。ステップS104では、印刷期間が重複するジョブを検索する。即ち、指定した時刻にジョブが正常に印刷されるかどうかを確認するために、プリントサーバ11に保持されている当該デバイスへの時刻指定ジョブのデータ容量から印刷にかかる時間を計算する。そして、新たに投入される時刻指定ジョブが指定時刻に正常に印刷できるかどうかを確認する。これは、指定した時刻に他のジョブが印刷中の場合を避けるために有効な機能である。たとえば、プリンタドライバは、指定時刻より前で、該指定時刻に一番近い時刻が指定されたジョブとそのデータ容量をプリントサーバ11から取得し、その印刷終了時刻を推定する。そして、推定された印刷終了時刻と新規の時刻指定ジョブの開始指定時刻との比較から当該新規の時刻指定ジョブを指定時刻に開始できるか否かを判定する。新規の時刻指定ジョブの印刷指定時刻が推定された印刷終了時刻よりも後の場合は、印刷期間が重複するジョブが存在すると判定される。
なお、当該新規の時刻指定ジョブが指定済みの印刷ジョブに与える影響も考慮することが望ましい。たとえば、指定された時刻より後で該時刻に一番近い時刻が指定されたジョブの印刷指定時刻をプリントサーバ11から取得する。そして、当該新規の時刻指定ジョブのデータ容量から、その終了時刻を推定し、プリントサーバ11から取得された印刷指定時刻前に当該新規の時刻指定ジョブの印刷が完了するか否かを判定する。新規の時刻指定ジョブの推定された終了時刻が、プリントサーバ11から取得された印刷指定時刻より後の場合は印刷期間が重複するジョブが存在すると判定される。
このように印刷期間が重複するジョブが新規時刻指定ジョブの前後に存在する判定された場合、指定した時刻に印刷を開始することができない可能性があるとして、ステップS105からステップS120へ進む。ステップS120では、オペレータのクライアントPC12上に警告メッセージを表示する。指定時刻に印刷を開始できない場合の警告メッセージ画面の一例を図14に示す。先に投入した時刻指定ジョブが優先されるので、指定した時刻に印刷を開始できない可能性がある場合は、オペレータは印刷時刻を再指定する必要がある。警告メッセージ画面上の「OK」ボタン141を押下すると、ステップS121からステップS122へ進み、時刻指定印刷を行うためのプリンタドライバの画面を再度提示する。ユーザはこのプリンタドライバの画面上で印刷時刻の再指定を行う。「キャンセル」ボタン142が押下されると、ステップS121からステップS130へ進み、時刻指定のジョブの投入がキャンセルされる。なお、上記ステップS112とS122において、後述の図10あるいは図11に示されるような登録済みの時刻指定ジョブの一覧を提示してもよい。このようにすれば、ユーザは時刻指定されていない時間を容易に指定することができる。
なお、上記では、ステップS103において、プリンタドライバがプリントサーバ11に登録されている時刻指定ジョブの情報を取得して同一指定時刻のジョブが存在することをチェックしているが、これに限られるものではない。たとえば、プリントサーバ11に指定時刻を通知して、上記S102のチェックをプリントサーバ11側で実施し、同一指定時刻のジョブが存在するか否かの返答を受け取るようにしてもよい。同様に、上記ステップS104では、プリンタドライバがプリントサーバ11から新規時刻指定ジョブの指定時刻の直前、直後の他の時刻指定ジョブの情報を取得し、当該新規時刻指定ジョブの実行の可否を判定したがこれに限られるものではない。たとえば、プリンタサーバ11に当該新規の時刻指定ジョブの印刷時刻をプリントサーバ11に通知して、プリントサーバ11に当該新規時刻指定ジョブの実行の可否を判定させてもよい。更に、上記実施形態では、プリントサーバ11においてシステム中の各デバイスの複数の時刻指定ジョブの管理を行っているが、各デバイス(画像形成装置)において管理を行ってもよい。この場合、S102〜S104の処理のために、或いはクライアントPC12のプリンタドライバあるいはプリントサーバ11が対応するデバイスから時刻指定ジョブの登録状態を取得することになる。また、上記ステップS102,S104に関して、登録済みのジョブの終了時刻の推定をプリントサーバ11側で行いプリンタドライバがそれらの指定時刻と終了時刻を取得するようにしてもよいし、プリンタドライバ側で終了時刻の推定を行うようにしてもよい。プリンタドライバ側で終了時刻を推定する場合は、プリントサーバ11から登録ジョブの指定時刻とそのデータ量をプリンタドライバが取得することになる。
次に図9〜図12及び図17を用いて、オペレータが時刻指定ジョブの編集機能を使用する際の操作及び処理を説明する。
図9は、時刻指定したジョブを確認、及び編集処理するプリンタドライバの画面の一例を示す図である。プリンタドライバ上の「時刻指定ジョブの表示&編集」ボタン98では、オペレータが時刻指定したジョブを確認したり、編集したりすることができる。時刻指定したジョブがプリントサーバ11に1つも存在しない場合は、「時刻指定ジョブの表示&編集」ボタン98はグレーアウト表示される。
まず、オペレータが自分で時刻指定したジョブを確認する場合について説明する。プリンタドライバ上にある「プロパティ」ボタン88を押下し、「出力先」ボタン91を選択すると、時刻指定を行う画面が表示される。時刻指定したジョブがプリントサーバ11に存在する場合は、プリンタドライバ上の「時刻指定ジョブの表示&編集」ボタン98が有効になり、押下可能になる。「時刻指定ジョブの表示&編集」ボタン98を押下すると、図17の処理が起動し、ステップS201において、時刻指定したジョブのスケジュール一覧(図10)、またはジョブのリスト(図11)が表示される。この表示により、オペレータは、自分自身が時刻指定したジョブ、及び他のオペレータが時刻指定したジョブを確認することができる。
次に、オペレータが自分で時刻指定したジョブを編集する場合について説明する。時刻指定した元のジョブに対して差し替えや結合等の編集処理する場合は、予め、クライアントPC上で編集処理(差し替え処理、結合処理)するための新規ジョブを作成しておく。そして、印刷アプリケーションで新規ジョブを開き、プリンタドライバから「プロパティ」ボタン88を押下し、「出力先」ボタン91を選択することにより、時刻指定を行う画面に進む。そして、「時刻指定ジョブの表示&編集」ボタン98が押下されると、編集処理するジョブが時刻指定したジョブのスケジュール一覧表示画面、またはリスト表示画面に表示される。
図10は、時刻指定したジョブをスケジュール一覧表示した画面の一例を示す図である。プリンタドライバ上の「時刻指定ジョブの表示&編集」ボタン98を押下すると、プリントサーバ11に保持されている複数の時刻指定のジョブが図10に示すようにスケジュール一覧の形式で表示される。スケジュール一覧の表示画面上では、例えば一ヶ月単位で時刻指定のジョブが一覧表示され、各ジョブの「時刻」と「ユーザ名」が日にちごとに表示される。
スケジュール一覧表示画面上の「左矢印」ボタン101を押下すると、表示月の前月の時刻指定ジョブのスケジュールを確認することができ、「右矢印」ボタン102を押下すると、表示月の翌月の時刻指定ジョブのスケジュールを確認することができる。また、スケジュール一覧表示画面上では、自分自身の時刻指定のジョブは、例えば青文字のアンダーライン等により他のジョブと区別して表示される。このため、他のオペレータの時刻指定のジョブと容易に見分けることができる。なお、自分のジョブのみ選択して編集することができ、他のオペレータのジョブは選択することができない。
スケジュール一覧の表示を終了する時は、「終了」ボタン104を押下することでスケジュール一覧画面が閉じる。また、「リスト表示切替」ボタン103を押下すると、表示形態がリスト表示に切り替わる。
図11は、時刻指定のジョブをリスト表示する画面の一例を示す図である。時刻指定ジョブのリスト表示上では、「ファイル名」、「ユーザ名」、「印刷指定時刻」ごとに各々順番をソートして表示することができる。「ファイル名」ボタン115を押下するとファイル名順にソートされて表示され、「ユーザ名」ボタン116を押下するとユーザ名順にソートされて表示され、「印刷指定時刻」ボタン117を押下すると印刷指定時刻順にソートされて表示される。また、リスト表示画面上の「左矢印」ボタン111を押下すると、前月の時刻指定ジョブのスケジュールを確認することができ、「右矢印」ボタン112を押下すると、次月の時刻指定ジョブのスケジュールを確認することができる。前月分の時刻指定ジョブのスケジュールは履歴情報として参照する。また、今月分、及び次月分の時刻指定のスケジュールは、印刷の混在を避けるために活用する。なお、ジョブのリスト表示を終了する時は、「終了」ボタン114を押下することでリスト表示画面が閉じる。また、「スケジュール表示切替」ボタン113を押下すると、表示方法がスケジュール表示に切り替わる。
リスト表示画面上では、自分自身の時刻指定のジョブは、例えば青文字のアンダーライン等で他のジョブと識別可能に表示されるので、他のオペレータの時刻指定のジョブと容易に見分けることができる。自分のジョブのみ選択して編集することができ、他のオペレータのジョブは選択することができない。図10、図11の例では、User Yでログインしており、User Yのジョブについて編集が可能となっている様子が示されている。なお、図10及び図11の時刻指定ジョブの表示においては各ジョブについてその指定時刻(ジョブの開始時刻)が示されているが、これに加えてジョブの終了時刻(各ジョブのデータ量から推定される印刷時間を開始時刻に加えた時刻)を表示してもよい。
次に時刻指定ジョブの編集処理について説明する。図12は、時刻指定したジョブをプレビューした画面であり、この画面上で編集処理を行う。時刻指定ジョブのスケジュール表示画面上、またはリスト表示画面上の自分の時刻指定ジョブを選択押下すると、ステップS202からステップS203へ処理が進み、図12に示されるような、当該ジョブのプレビュー画面が表示される。プレビュー画面上には、選択したジョブのページ単位の画像、ファイル名、及び印刷時刻が表示される。また、プレビュー画面には、「時刻指定変更」ボタン122、「差し替え」ボタン123、「結合」ボタン124、「削除」ボタン125、「終了」ボタン126があり、オペレータはこれらのボタンを使用して編集処理を行うことができる。
「時刻指定変更」ボタン122は、印刷する時刻を変更する場合に押下する。「時刻指定変更」ボタン122が押下されると、ステップS204からステップS210へ処理が進み、時刻指定のためのインターフェースを提供する。たとえば、ステップS210では、図8のプリンタドライバの印刷設定画面が表示され、オペレータは印刷設定画面上(「日にち」プルダウン93、「時間」スピンボックス94)で印刷時刻を再指定することができる。また、この印刷設定画面を用いて「用紙サイズ」、「用紙の種類」、「レイアウト」、「給紙段」、「印刷の向き」、「両面」等の印刷設定についても再指定可能としてもよい。指定が終了したら、「OK」ボタン96を押下して終了する。この操作により時刻指定がなされると、ステップS213において、他の時刻指定ジョブとのバッティング及び期間の重複(すなわち他の時刻指定ジョブとの干渉)が検査される。この処理はステップS102〜ステップS105において説明したとおりである。そして、他のジョブとの重複がないと判定された場合はステップS214からステップS215へ進み、登録内容を更新する。そしてステップS219へ進む。
一方、重複が検出された場合は、ステップS214からステップS216へ進み、警告メッセージを表示する。ステップS213の干渉の検査の結果、印刷指定時刻がバッティングする場合は図13の警告メッセージを、印刷期間が重複する可能性がある場合は図14の警告メッセージを表示する。OKボタンが押された場合はステップS217からステップS218へ進み、当該変更内容を破棄してステップS203へ戻る。キャンセルボタンが押された場合は、当該変更内容を破棄して、本処理を終了する。この際、プレビュー画面を閉じる。
「差し替え」ボタン123は、選択した元の時刻指定ジョブと新規のジョブを差し替える場合に使用する。プレビュー画面上のページを選択して「差し替え」ボタン123を押すと、選択したページと新規のページ(ジョブ)の差し替えを行うことが可能である。例えば、プレビュー画面上の3ページ目121を選択して、「差し替え」ボタン123を押すと、図18に示すメッセージが表示される。そして、OKボタン181が選択されると、3ページ目を削除するとともに、3ページ目が新規のページ(ジョブ)に差し替えられる。キャンセルボタン182が選択されると、図12の表示に戻る。なお、複数ページを選択して、差し替えすることも可能である。また、全てのページを選択した場合やいずれのページも選択しない場合は、元の時刻指定のジョブ(全データ)と新規のジョブ(全データ)が差し替えられる。
差し替えボタン123が押されるとステップS205からステップS211へ進み、差し替え後のジョブの新たなデータ容量から印刷時間を計算する。そして、ステップS213において他の時刻指定ジョブとの重複を検査する。この場合、印刷指定時刻は変更されないので、印刷期間の重複の可能性(ステップS104)をチェックすればよい。他のジョブとの重複がないと判定された場合はステップS214からステップS215へ進み、登録内容を差し替え後のジョブで更新する。重複すると判定された場合はステップS216へ進み警告メッセージ(図14)を提示する。OKボタンが押された場合はステップS217からステップS218へ進み、当該変更内容を破棄してステップS203へ戻る。キャンセルボタンが押された場合は、当該変更内容を破棄して、本処理を終了する。この際、プレビュー画面を閉じる。
「結合」ボタン124は、選択した元の時刻指定ジョブと新規のジョブを結合する場合に使用される。プレビュー画面上のページを選択して「結合」ボタン124が押下されると、選択したページの後に新規のページが結合される。例えば、プレビュー画面上の3ページ目121を選択して、「結合」ボタン124を押すと、図19に示すメッセージが表示される。そして、OKボタン191が選択されると、3ページ目を削除することなく、3ページ目の後に新規のページが挿入される。これにより、元の時刻指定のジョブと新規のジョブが結合される。また、全てのページを選択した場合やいずれのページも選択しない場合は、最終ページの後に新規のページが結合される。キャンセルボタン192が選択あされた場合は、当該変更内容を破棄する。
結合ボタン124が押されるとステップS206からステップS212へ進み、差し替え後のジョブの新たなデータ容量から印刷時間を計算する。そして、ステップS213において他の時刻指定ジョブとの重複を検査する。この場合も差し替え処理と同様に、印刷指定時刻は変更されない。従って、印刷期間の重複の可能性(ステップS104)をチェックすればよい。他のジョブとの重複がないと判定された場合はステップS214からステップS215へ進み、登録内容を結合後のジョブで更新する。重複すると判定された場合はステップS216へ進み警告メッセージ(図14)を提示する。OKボタンが押された場合はステップS217からステップS218へ進み、当該変更内容を破棄してステップS203へ戻る。キャンセルボタンが押された場合は、当該変更内容を破棄して、本処理を終了する。この際、プレビュー画面を閉じる。
「削除」ボタン125は、選択した元の時刻指定ジョブの指定したページを削除する場合に使用する。プレビュー画面上のページを選択して“削除”ボタンを押すと、選択したページが削除される。例えば、プレビュー画面上の3ページ目121を選択して、「削除」ボタン125を押すと、3ページ目が削除される。複数ページを同時に選択して、削除することも可能である。全頁を選択して「削除」ボタン125を押せば当該ジョブが削除されることになる。
削除ボタン125が押されるとステップS207からステップS220へ進み、削除処理後の印刷ジョブでプリントサーバ11の登録内容を更新させる。当該ジョブの全体が削除された場合は、プリントサーバ11の登録内容から対応する印刷ジョブを削除する。
「完了」ボタン126は、全ての編集処理を終了する場合に使用する。「完了」126ボタンを押下すると、選択した時刻指定ジョブの編集が終了する。完了ボタン126が押されると、ステップS219から本処理を終了する。
プレビュー画面上の「時刻指定変更」ボタン122、「差し替え」ボタン123、「結合」ボタン124、「削除」ボタン125、「終了」ボタン126は、時刻指定ジョブの指定時刻まで有効である。即ち、指定時刻までは、何度でもジョブの編集処理を行うことができる。
以上、プリンタドライバを用いて時刻指定印刷、及び時刻指定ジョブの編集処理を行う場合の動作について説明した。
しかしながら、時刻指定したジョブの編集処理は、プリンタドライバから行うだけではなく、画像形成装置(カラーMFP13,白黒MFP14)の操作部からも行うことができる。画像形成装置の操作部から時刻指定ジョブの編集処理を行う場合の動作について図15を用いて説明する。図15は、画像形成装置の操作部の構成の一例を示す図である。
図15は、MFPの操作部を表しており、キー入力部152、及びタッチパネル部151から構成されている。キー入力部152は、定常的な操作設定を行うことができるキー入力部分である。タッチパネル部151は、LCD(Liquid Crystal Display:液晶表示部)とその上に貼られた透明電極からなるタッチパネルディスプレイを表す。タッチパネル部151では、LCDに表示されるキー相当の部分の透明電極を指で触れると、それを検知して別の操作画面を表示するといったユーザインターフェースを実現する処理が予めプログラムされている。
タッチパネル部151内にある「スケジュール」ボタン153を押下すると、ユーザ名を入力する画面が表示されるので、オペレータのユーザ名を入力する。ユーザ名を入力後にプリントサーバ11に保持されている時刻指定のジョブのスケジュール一覧がタッチパネル部151上に表示される。タッチパネル部151上には、先に詳述した図10のスケジュール一覧が表示される。スケジュール一覧表示機能については先の詳述と同じであり、この画面上から時刻指定ジョブの編集を行うことができる。入力したユーザ名のジョブのみ編集可能である。ジョブの編集機能については、先に図12を用いて詳述した内容とほぼ同じだが、異なる点は、「差し替え」ボタン123と「結合」ボタン124がグレーアウト表示され無効なことである。つまり、操作部のタッチパネル部151上で編集処理する際に使用できる機能は、「時刻指定変更」ボタン122と「削除」ボタン125、及び編集処理を終了する「完了」ボタン126である。以上のように、画像形成装置の操作部からも時刻指定ジョブの編集を行うとができる。
以上詳述したように、本実施形態によれば、時刻指定機能をもつ画像形成装置において、時刻指定したジョブに対して、ジョブの編集処理を容易に行うことができる。更に、自分の時刻指定ジョンと他のユーザの時刻指定ジョブを効率的にスケージュール管理することができるという効果がある。
また、上記実施形態によれば、時刻指定機能をもつ画像形成装置システムにおいて、印刷時刻を指定した新規ジョブの投入や、印刷時刻を指定したジョブの編集処理(差し替え、結合、削除等)におけるユーザの操作性が向上する。
以上、実施形態を詳述したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様をとることが可能である。具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
尚、本発明は、ソフトウェアのプログラムをシステム或いは装置に直接或いは遠隔から供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータが該供給されたプログラムコードを読み出して実行することによって前述した実施形態の機能が達成される場合を含む。この場合、供給されるプログラムは実施形態で図に示したフローチャートに対応したプログラムである。
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であっても良い。
プログラムを供給するための記録媒体としては以下が挙げられる。例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などである。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることが挙げられる。この場合、ダウンロードされるプログラムは、圧縮され自動インストール機能を含むファイルであってもよい。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布するという形態をとることもできる。この場合、所定の条件をクリアしたユーザに、インターネットを介してホームページから暗号を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用して暗号化されたプログラムを実行し、プログラムをコンピュータにインストールさせるようにもできる。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどとの協働で実施形態の機能が実現されてもよい。この場合、OSなどが、実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれて前述の実施形態の機能の一部或いは全てが実現されてもよい。この場合、機能拡張ボードや機能拡張ユニットにプログラムが書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行なう。
Claims (17)
- 時刻が指定されたジョブを登録し、指定された時刻に該当するジョブの印刷を開始する画像形成システムであって、
時刻が指定された新規ジョブの投入を要求する要求手段と、
前記新規ジョブに対する指定時刻と、登録済みの他のジョブの指定時刻とに基づいて、該新規ジョブと登録済みのジョブの印刷処理が干渉するか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により、干渉すると判定された場合は、前記新規ジョブの投入を禁止する禁止手段とを備えることを特徴とする画像形成システム。 - 前記判定手段は、前記新規ジョブの指定時刻と同一の指定時刻を有する登録済みのジョブが存在する場合に、該新規ジョブと登録済みのジョブの印刷処理が干渉すると判定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
- 前記判定手段は、前記新規ジョブの指定時刻とデータ量に基づいて算出された印刷期間と、登録済みのジョブの指定時刻とデータ量に基づいて算出された印刷期間とに基づいて、該新規ジョブと登録済みのジョブとの干渉を判定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
- 前記禁止手段は、前記新規ジョブの投入が禁止された場合にメッセージを表示し、時刻の再設定を促すことを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
- 登録済みのジョブのうちの一つを選択する選択手段と、
選択されたジョブの更新内容を指示する更新指示手段と、
前記更新指示手段によって指示された更新内容に従って更新されたジョブの印刷処理が、登録済みの他のジョブの印刷処理と干渉するか否かを判定する更新可否判定手段と、
前記更新可否判定手段により、干渉すると判定された場合は、前記更新指示手段による更新内容の実行を禁止する更新禁止手段とを更に備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。 - 指定された時刻にジョブの印刷を開始するよう時刻が指定されたジョブを登録する情報処理装置であって、
新規ジョブについて時刻を指定する指定手段と、
前記新規ジョブに対する指定時刻と、登録済みの他のジョブの指定時刻とに基づいて、該新規ジョブと登録済みのジョブの印刷処理が干渉するか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により、干渉すると判定された場合は、前記新規ジョブの投入を禁止する禁止手段とを備えることを特徴とする情報処理装置。 - 前記判定手段は、登録済みの他のジョブの指定時刻を外部より取得することを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
- 登録済みのジョブのうちの一つを選択する選択手段と、
選択されたジョブの更新内容を指示する更新指示手段と、
前記更新指示手段によって指示された更新内容に従って更新されたジョブの印刷処理が、登録済みの他のジョブの印刷処理と干渉するか否かを判定する更新可否判定手段と、
前記更新可否判定手段により、干渉すると判定された場合は、前記更新指示手段による更新内容の実行を禁止する更新禁止手段とを更に備えることを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。 - 時刻が指定されたジョブを登録し、指定された時刻に該当するジョブの印刷を開始する画像形成システムを構成可能な情報処理装置であって、
登録済みのジョブのうちの一つを選択する選択手段と、
選択されたジョブの更新内容を指示する更新指示手段と、
前記更新指示手段によって指示された更新内容に従って更新されたジョブの印刷処理が、登録済みの他のジョブの印刷処理と干渉するか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により、干渉すると判定された場合は、前記更新指示手段による更新内容の実行を禁止する禁止手段とを備えることを特徴とする情報処理装置。 - 前記更新指示手段による更新内容は、前記選択されたジョブの時刻指定の変更、前記選択されたジョブの1部もしくは全体のページの差し替え、前記選択されたジョブへのページの付加、前記選択されたジョブの全体もしくは一部の削除のいずれかを含むことを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。
- 時刻が指定されたジョブを登録し、指定された時刻に該当するジョブの印刷を開始する画像形成システムの制御方法であって、
時刻が指定された新規ジョブの投入を要求する要求工程と、
前記新規ジョブに対する指定時刻と、登録済みの他のジョブの指定時刻とに基づいて、該新規ジョブと登録済みのジョブの印刷処理が干渉するか否かを判定する判定工程と、
前記判定工程により、干渉すると判定された場合は、前記新規ジョブの投入を禁止する禁止工程とを備えることを特徴とする画像形成システムの制御方法。 - 登録済みのジョブのうちの一つを選択する選択工程と、
選択されたジョブの更新内容を指示する更新指示工程と、
前記更新指示工程によって指示された更新内容に従って更新されたジョブの印刷処理が、登録済みの他のジョブの印刷処理と干渉するか否かを判定する更新可否判定工程と、
前記更新可否判定工程により、干渉すると判定された場合は、前記更新指示工程による更新内容の実行を禁止する更新禁止工程とを更に備えることを特徴とする請求項11に記載の画像形成システムの制御方法。 - 指定された時刻にジョブの印刷を開始するよう時刻が指定されたジョブを登録する情報処理方法であって、
新規ジョブについて時刻を指定する指定工程と、
前記新規ジョブに対する指定時刻と、登録済みの他のジョブの指定時刻とに基づいて、該新規ジョブと登録済みのジョブの印刷処理が干渉するか否かを判定する判定工程と、
前記判定工程により、干渉すると判定された場合は、前記新規ジョブの投入を禁止する禁止工程とを備えることを特徴とする情報処理方法。 - 登録済みのジョブのうちの一つを選択する選択工程と、
選択されたジョブの更新内容を指示する更新指示工程と、
前記更新指示工程によって指示された更新内容に従って更新されたジョブの印刷処理が、登録済みの他のジョブの印刷処理と干渉するか否かを判定する更新可否判定工程と、
前記更新可否判定工程により、干渉すると判定された場合は、前記更新指示工程による更新内容の実行を禁止する更新禁止工程とを更に備えることを特徴とする請求項13に記載の情報処理方法。 - 時刻が指定されたジョブを登録し、指定された時刻に該当するジョブの印刷を開始する画像形成システムにおけるジョブ編集方法であって、
登録済みのジョブのうちの一つを選択する選択工程と、
選択されたジョブの更新内容を指示する更新指示工程と、
前記更新指示工程によって指示された更新内容に従って更新されたジョブの印刷処理が、登録済みの他のジョブの印刷処理と干渉するか否かを判定する判定工程と、
前記判定工程により、干渉すると判定された場合は、前記更新指示工程による更新内容の実行を禁止する禁止工程とを備えることを特徴とするジョブ編集方法。 - 請求項11乃至15のいずれかに記載の方法をコンピュータに実行させるための制御プログラム。
- 請求項16に記載の制御プログラムを格納した記憶媒体。
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