JP4930752B2 - 員数カウント装置および員数カウント方法 - Google Patents

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Description

本発明は、オフセット印刷機の生産管理に使用されるための装置であって、更に詳しくは、損紙の発生要因ごとに損紙の数量を自動でカウントするための装置に関するものである。
オフセット輪転印刷機の生産管理を行う上で、正紙と損紙の員数を管理することは必要不可欠であり、従来、正紙と損紙の員数管理は、オフセット輪転印刷機のオペレータが、巻取に表示されている印刷用紙の数量と、実際に刷り上った正紙の数量とから、損紙の数寮を算出して所定の記録用紙に記録することで行われていた。
しかし、巻取に表示されている印刷用紙の数量が不正確な値であったり、オペレータが手動で員数管理を行うと生産の阻害要因になるため、簡素化された手段で、正確に員数管理を行う発明も開示されている(例えば、特許文献1)。
特許文献1で開示されている発明は、オフセット輪転印刷機に回転数信号発生機構(例えば、エンコーダ)を付設することで、オフセット輪転印刷機が使用した印刷用紙の数量を算出し、正紙を搬出するパレタイズロボットのパレタイズ信号から正紙の数量枚数を算出し、印刷用紙の数量と正紙の数量とから自動的に損紙枚数を算出する装置である。
特開平6−47904号公報
特許文献1で開示されている発明を用いれば、オフセット輪転印刷機に回転数信号発生機構を付設することで、オフセット輪転印刷機が使用した印刷用紙の正確な数量を算出し、また、オフセット輪転印刷機から搬出された正紙の数量をスタッカバンドラーが結束した数量もしくはパレタイズロボットが積載した数量から算出することで、正確な正紙の数量と損紙の数量を算出できるようになるが、この技術で把握できる損紙の数量は、ある品目における損紙の総数量であり、損紙の発生要因(例えば、紙継ぎやブランケット洗浄など)ごとに損紙の数量を把握できない問題があった。
上述した問題を鑑みて、本発明は、オフセット輪転印刷機が使用した印刷用紙の正確な数量をカウントすると共に、損紙の発生要因(例えば、紙継ぎやブランケット洗浄など)ごとに損紙の数量をカウントすることのできる員数カウント装置および員数カウント方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決する第1の発明は、オフセット印刷機で印刷中に発生する損紙の数量をカウントする員数カウント装置であって、前記員数カウント装置は、オフセット印刷機の各部の状態を示す信号としての状態信号の一つ、あるいは、複数の前記状態信号の論理的な組み合わせで損紙の発生要因を定義した損紙発生条件を記憶し、更に、前記員数カウント装置は、稼動中のオフセット印刷機から入力される前記状態信号を処理し、前記損紙発生条件ごとに、前記損紙発生条件が成立している間にオフセット印刷機が使用した印刷用紙の数量をカウントすることで、それぞれの前記損紙発生条件に対応する損紙の数量をカウントする手段を備えていることを特徴とする。
第1の発明において、オフセット印刷機の各部の状態を示す前記状態信号とは、折部の折り胴が回転していることを示す折クラッチ信号、版胴同士が接し印刷していることを示す版胴着信号、紙継ぎ動作が実行されたことを示す紙継ぎ信号、ブランケット洗浄機が動作し、ブランケット洗浄が実行中であることを示すブランケット洗浄信号、乾燥部前などに設置された紙切れセンサーが紙切れを検出していることを示す紙切れ信号、コンベアがリジェクト状態で、折られた印刷物がゴミ箱に排出中であることを示すリジェクト信号、スタバンが折られた印刷物をカウントし結束している状態であることを示すスタバン信号などを意味する。
更に、第2の発明は、第1の発明に記載の員数カウント装置において、前記員数カウント装置は、オフセット印刷機が使用した印刷用紙の総数量をカウントする手段を備えていることを特徴とする。
更に、第3の発明は、第2の発明に記載の員数カウント装置において、前記員数カウント装置は、前記員数カウント装置の外部から入力される印刷予定数量と、オフセット印刷機が使用した印刷用紙の数量と、カウントしたそれぞれの損紙の数量を合算した数量とから、前記損紙発生条件が定義されていない発生要因によって発生した損紙の数量を、(損紙発生条件が定義されていない発生要因によって発生した損紙の数量)=(オフセット印刷機が使用した印刷用紙の数量)−(員数カウント装置の外部から入力される印刷予定数量)−(カウントしたそれぞれの損紙の数量を合算した数量)を適用して、算出する手段を備えていることを特徴とする。
更に、第4の発明は、第1の発明から第3の発明のいずれかに記載の員数カウント装置において、前記員数カウント手段は、オフセット印刷機に備えられた一つのローラの回転数を検出するエンコーダの信号を用いて、オフセット印刷機が使用した印刷用紙の数量をカウントすることを特徴とする。
更に、第5の発明は、オフセット印刷機で印刷中に発生する損紙の数量をカウントする員数カウント方法であって、前記員数カウント方法は、オフセット印刷機の各部の状態を示す信号としての状態信号の一つ、あるいは、複数の前記状態信号の論理的な組み合わせで損紙の発生要因を定義した損紙発生条件を予め定め、稼動中のオフセット印刷機から入力される前記状態信号を処理し、前記損紙発生条件ごとに、前記損紙発生条件が成立している間にオフセット印刷機が使用した印刷用紙の数量をカウントすることで、それぞれの前記損紙発生条件に対応する損紙の数量をカウントすることを特徴とする。
上述した本発明によれば、印刷工程で発生する損紙の発生要因ごとに前記損紙発生条件を予め定義し、オフセット印刷機の各部の状態が前記損紙発生条件と一致した間に、オフセット印刷機が使用した印刷用紙の数量をカウントすることで、損紙の発生要因ごとに損紙の数量を自動でカウントすることができる。
更に、オフセット印刷機の回転数からオフセット印刷機が使用した印刷用紙の数量をカウントすることで、印刷用紙の数量を正確にカウントできるばかりか、印刷用紙の数量−正紙の数量(印刷予定数量)を算出することで損紙の総数量を把握できたり、また、前記損紙発生条件が定義されていない発生要因で発生する損紙の数量をも算出できる。
ここから、図を参照しながら、オフセット輪転印刷で使用した印刷用紙の総数量や、損紙の発生要因ごとに損紙の数量をカウントするために設置される員数カウント装置1について説明する。図1は、本発明に係る員数カウント装置1を備えたオフセット輪転印刷機2を説明する図である。
図1で示したオフセット輪転印刷機2では、給紙部20から供給される印刷用紙のテンションがインフィード部21で調整された後、印刷用紙は4つの印刷ユニット22a~22dで印刷される。印刷された印刷用紙は、乾燥部23で乾燥されて、冷却部24で冷却された後、折部25で折断裁加工され排出される。そして、折り加工された印刷用紙は、損紙をゴミ箱27に排出するリジェクト機能を備えたコンベア26でスタッカーバンドラー(以下、スタバン)28へ搬送され、スタバン28で一定数量ごとに結束される。
オフセット輪転印刷機2のそれぞれの印刷ユニット22a~22dには、自動でブランケットを洗浄する装置であるブランケット洗浄装置34が設置され、また、オフセット輪転印刷機2の本体とは別置きで、オフセット輪転印刷機2を制御するために必要な電気機器が取り付けられた印刷機制御盤30と、オフセット輪転印刷機2のオペレータが遠隔でオフセット輪転印刷機2を操作するための作業台31が設置されている。
更に、LAN33(Local Area Network)を経由して、作業台31は生産管理システム32に接続され、生産管理システム32から作業台には、一品目ごとの生産予定数量や印刷仕様などの情報が送信される。
図2は、オフセット印刷の一連の工程で発生する損紙を説明するための図である。前品目が刷了したときに実施される刷了工程では、帳票への記入に加えて、ブランケット洗浄や次品目で使用される印刷版・印刷用紙への交換が行われる。
この刷了工程では、ブランケット洗浄で発生するブランケット洗浄損紙や、オフセット輪転印刷機2内に残っている前品目の印刷物・印刷途中の印刷用紙、印刷用紙交換後の折不良の印刷用紙などが刷了損紙となり、損紙はコンベア26のリジェクト機能によって、ゴミ箱27に排出される。
刷了工程が終了すると、刷り出し工程が実施される。この刷り出し工程では、見当調整や色調調整などを行う色合わせ作業や、絵柄と折り位置とを合わせる折り合わせ作業が行われ、この刷り出し工程中において印刷された印刷用紙には色調不良や折り不良などが発生しているため、すべて刷り出し損紙となり、損紙はコンベア26のリジェクト機能によって、ゴミ箱27に排出される。
刷り出し工程が終了すると、正紙を印刷する印刷工程に移行する。この工程では、正紙はコンベア26によってスタバン28へ搬送され、スタバン28で一定数量ごとに結束される。
しかし、一品目の印刷中には、数回から数十回の紙継ぎ(ペースター)が実行され、紙継ぎによって色調不良・折り不良が発生するため、紙継ぎによって発生した紙継ぎ損紙は、コンベア26のリジェクト機能によって、ゴミ箱27に排出される。
また、印刷工程中にある程度の数量の印刷を行うと、インキや紙の成分がブランケット上に堆積して、インキの転移不良が発生するため、一定数量の印刷を行う毎にブランケット洗浄装置34を用いてブランケット洗浄作業が行われる。ブランケット洗浄中の印刷物は、当然のことながら正紙とは成り得ないので、ブランケット洗浄中の印刷物はブランケット洗浄損紙となり、コンベア26のリジェクト機能によって、ゴミ箱27に排出される。そして、生産予定数量の印刷が刷了すると、再度、上述している刷了工程が実行される。
これまで述べた損紙に加え、用紙不良やオペレータの作業ミスなどに起因し、様々な損紙が偶発的に発生する。例えば、印刷工程中の紙継ぎに失敗したときに発生する紙継ぎ失敗損紙であるとか、乾燥部での乾燥不良によって紙が断紙したときに発生する断紙損紙などである。
このように、オフセット輪転印刷機2の稼動状況の中では、様々な要因によって損紙が発生するため、図1で示したオフセット輪転印刷機2には、発生要因ごとに損紙の数量を自動でカウントする員数カウント装置1が備えられている。
員数カウント装置1には、ペースタ信号などオフセット印刷機の各部の状態を示す信号(以下、状態信号)が印刷機制御盤から複数入力され、入力された状態信号に基づいて、オフセット輪転印刷機1が使用した印刷用紙の総数量と、発生要因ごとの損紙の数量を自動的にカウントする。
図1のオフセット輪転印刷機2には、オフセット輪転印刷機2が使用した印刷用紙の数量を員数カウント装置1がカウントするために、折部25の折胴25aの回転を検出するエンコーダ35が設置され、エンコーダ35が出力するエンコーダ信号が印刷機制御盤30を介して員数カウント装置1に入力される。
員数カウント装置1は、エンコーダ35が出力するエンコーダ信号を利用して、ある期間内にオフセット輪転印刷機2が回転した数をカウントし、ある期間内にオフセット輪転印刷機2が使用した印刷用紙の数量(例えば、B横全般の枚数)をカウントする。
更に、員数カウント装置1は、オフセット印刷機2の各部の状態を示す状態信号一つ、または、複数の状態信号の組み合わせで損紙の発生要因(例えば、紙継ぎ)を定義した損紙発生条件を記憶し、稼動中のオフセット輪転印刷機2から入力される状態信号を処理し、定義した損紙発生条件が成立している間に使用した印刷用紙の数量をカウントすることで、損紙発生条件で定義されている発生要因で生じた損紙の数量をカウントする。
そして、員数カウント装置1が、ブランケット洗浄や紙継ぎ等の複数の損紙発生条件が記述された損紙振分け条件表を記憶し、損紙振分け条件表110に記述された各損紙発生条件が成立したときに使用した印刷用紙の数量をカウントすることで、損紙発生条件で定義した発生要因ごとに損紙の数を集計することができる。
図3は、上述した員数カウント装置1のブロック図である。本実施の形態では、員数カウント装置1はシーケンサーを利用して実現され、員数カウント装置1は、多接点の入力インターフェース12、コンピュータなどへの出力インターフェース13、演算部10およびプログラム部11を備えている。
員数カウント装置1は、複数の状態信号、エンコーダ信号、刷了信号および生産予定数量とから、一品目あたりに使用した印刷用紙の総数量と、損紙の数量をカウントし、カウントしたそれぞれの数量を出力インターフェース13から出力する。
本実施の形態において、員数カウント装置1の入力インターフェース12には、オフセット輪転印刷機2の各部の状態を示す状態信号として、折部25の折り胴25aが回転し、オフセット輪転印刷機2に用紙が給紙されていることを示す折クラッチ信号、版胴同士が接し印刷していることを示す版胴着信号、紙継ぎ動作が実行されたことを示す紙継ぎ信号、ブランケット洗浄装置34が動作し、ブランケット洗浄が実行中であることを示すブランケット洗浄信号、乾燥部23の前などに設置された紙切れセンサーが紙切れを検出していることを示す紙切れ信号、コンベア26がリジェクト状態で、折られた印刷物がゴミ箱27に排出中であることを示すリジェクト信号、スタバン28が刷本をカウントし結束している状態であることを示すスタバン信号が入力される。
更に、上述した状態信号に加え、折部25の折胴25aの回転を示すエンコーダ信号と、生産予定数量の印刷が完了し印刷版を交換してもよいことをオフセット輪転印刷機2に通知するために、オペレータが刷了ボタンを押したことを示す刷了信号と、作業台31から生産予定数量とが、員数カウント装置1の入力インターフェース12に入力される。
なお、員数カウント装置1の入力インターフェース12に入力されるこれら信号は、員数カウント装置1の入力インターフェース12に入力する信号の一例にしか過ぎない。集計する損紙の種別に応じて、員数カウント装置1に入力する信号は選択され、必要とあれば、センサ・検査機などの信号を発生する機器がオフセット輪転印刷機2に設置される。
員数カウント装置1の演算部10は、入力インターフェース12に入力される状態信号を参照し、プログラム部11に予め定められた損紙発生条件が成立している間に使用した印刷用紙の数量をカウントし、一品目の印刷が終了したときに、各損紙発生条件で発生した損紙の数量や一品目で使用した印刷用紙の総数量などの情報を、出力インターフェース13を介して、作業台31などに出力する。
プログラム部11には、演算部10が損紙をカウントするときの条件となる複数の損紙発生条件が記述された損紙振分け条件表110が記憶されている。本実施の形態では、員数カウント装置1をシーケンサーで実現しているため、損紙振分け条件表110に含まれるすべての損紙発生条件はラダー図で表現される。員数カウント装置1を一般的なコンピュータで実現するときは、データテーブルの形式で損紙振分け条件表110を記憶するとよい。
図4は、プログラム部11に記憶される損紙振分け条件表110の一例を示した図である。図4の損紙振分け条件表110においては、損紙の発生要因として、刷了、刷り出し、紙継ぎ、ブランケット洗浄、断紙および紙継ぎ失敗をそれぞれ定義した損紙発生条件と、オフセット輪転印刷機2が使用した印刷用紙の総数量をカウントするための条件が定義され、員数カウント装置1は損紙振分け条件表110を参照することで、損紙刷了損紙、刷り出し損紙、紙継ぎ損紙、ブランケット洗浄損紙、断紙損紙および紙継ぎ失敗損紙のそれぞれの数量と、オフセット輪転印刷機2が使用した印刷用紙の総数量とをカウントすることができる。
損紙振分け条件表110に含まれる一つの損紙発生条件は、損紙の発生要因を定義するために選択された状態信号と、選択された状態信号の入力条件(正論理または負論理)とで定義される。
図5は、オフセット輪転印刷機2が使用した印刷用紙の総数量をカウントするラダー図の一例である。図4の損紙振分け条件表110によれば、オフセット輪転印刷機2が使用した印刷用紙の総数量とをカウントするための条件に使用される状態信号は、折クラッチ信号(正論理)のみであるため、員数カウント装置1は、オフセット輪転印刷機2が使用した印刷用紙の総数量として、折クラッチ信号がONの間に使用した印刷用紙の数量をカウントする。
図6は、ブランケット洗浄によって生じるブランケット洗浄損紙をカウントするラダー図の一例である。ブランケット洗浄損紙の損紙発生条件を定義するときに利用される状態信号は、折クラッチ信号(正論理)、版胴着信号(負論理)、ブランケット洗浄信号(正論理)および紙切れ信号(負論理)であるため、折クラッチ信号がON、かつ、版胴着信号がOFF、かつ、ブランケット洗浄装置信号がON、かつ、紙切れセンサ信号がOFFの状態であるときに、員数カウント装置1は、オフセット輪転印刷機2に使用した印刷用紙の数量をブランケット洗浄損紙としてカウントする。
ここから、員数カウント装置1が損紙振分け条件表110に基づいて、損紙をカウントする動作について詳細について詳細に説明する。図7は、一品目内で使用した印刷用紙の総数量刷了損紙、刷り出し損紙、ブランケット洗浄損紙および紙継ぎ損紙の数量をそれぞれカウントする内容を説明する図である。
図7に示したように、生産予定数量の印刷が完了し、印刷版を交換してもよい状態にあることは刷了信号で示されるため、1品目における印刷用紙の総数量および損紙の数量は、刷了信号から刷了信号間でカウントされる。
上述したように、1品目中内で使用した印刷用紙の総数量は、折クラッチ信号がONである区間、すなわち区間A1と区間A2でそれぞれカウントされた印刷用紙の数量になる。
また、図4で示した損紙振分け条件表110によれば、刷了損紙の数量は、折クラッチ信号がON、かつ、版胴着信号がOFF、かつ、紙継ぎ信号がOFF、かつ、ブランケット洗浄信号がOFF、かつ、紙切れ信号がOFF、かつ、スタバン信号ががOFFである区間、すなわち、区間B1、区間B2および区間B3でそれぞれカウントされた印刷用紙の数量になる。
また、図4で示した損紙振分け条件表110によれば、刷り出し損紙の数量は、折クラッチ信号がON、かつ、版胴着信号がON、かつ、紙継ぎ信号がOFF、かつ、ブランケット洗浄信号がOFF、かつ、紙切れ信号がOFF、かつ、スタバン信号ががOFFである区間、すなわち、区間D1でカウントされた印刷用紙の数量になる。
また、図4で示した損紙振分け条件表110によれば、ブランケット洗浄損紙の数量は、折クラッチ信号がON、かつ、版胴着信号がOFF、かつ、ブランケット洗浄信号がON、かつ、紙切れセンサ信号がOFFである区間、すなわち、区間C1でカウントされた印刷用紙の数量になる。
また、図4で示した損紙振分け条件表110によれば、紙継ぎ損紙の数量は、折クラッチ信号がON、かつ、紙継ぎ信号がON、かつ、ブランケット洗浄信号がOFF、かつ、紙切れ信号がOFF、かつ、リジェクト信号がON、かつ、スタバン信号ががONである区間、すなわち、区間E1でカウントされた印刷用紙の数量になる。
このように、損紙の発生要因ごとに損紙発生条件を定めれば、損紙発生条件が成立したときの損紙の数量を自動的にカウントでき、作業の改善等にフィードバックすることができる。
なお、作業台31もしくは生産管理システム32から入力された生産予定数量にカウントされた損紙の総数量を加えても、使用した印刷用紙の総数量に達しない場合がある。これは、オペレータが印刷物の品質を確認する為の抜き取りや、損紙発生条件が設定されていない発生要因によって損紙が発生しているためであり、使用数量−(生産予定数量+損紙の総数量)で算出される印刷用紙の数量は、その他の損紙として計上するとよい。
また、図1のオフセット輪転印刷機2には図示していないが、絵柄検査装置がオフセット輪転印刷機2に備えられているときは、絵柄検査装置が不良と判断たときに発信する信号を、員数カウント装置1に入力すれば、絵柄検査装置が不良とした印刷物の数量もカウントすることができる。
更に、本実施の形態においては、員数カウント装置1に入力される正紙の数量を、作業台もしくは生産管理システム32から入力された生産予定数量としているが、特許文献1の技術を利用して、スタバン28で結束された印刷用紙の数量またはパレタイズされた印刷用紙の数量を、員数カウント装置1に入力し、これらの数量から員数カウント装置1が正紙の数量を取得することもできる。
員数カウント装置を備えたオフセット輪転印刷機を説明する図。 オフセット印刷の一連の工程で発生する損紙を説明するための図。 員数カウント装置のブロック図。 損紙振分け条件表110の一例を示した図。 印刷用紙の総数量をカウントするラダー図の一例。 ブランケット洗浄損紙をカウントするラダー図の一例。 印刷用紙の総数量刷了損紙、刷り出し損紙などをカウント内容を説明する図。
符号の説明
1 員数カウント装置
10 演算部
11 プログラム部
110 損紙振分け条件表
12 入力インターフェース
13 出力インターフェース
2 オフセット輪転印刷機
25 折部
25a 折胴
26 コンベア
28 スタッカーバンドラー(スタバン)
34 ブランケット洗浄装置
35 折胴の回転を検出するエンコーダ

Claims (5)

  1. オフセット印刷機で印刷中に発生する損紙の数量をカウントする員数カウント装置であって、前記員数カウント装置は、オフセット印刷機の各部の状態を示す信号としての状態信号の一つ、あるいは、複数の前記状態信号の論理的な組み合わせで損紙の発生要因を定義した損紙発生条件を記憶し、更に、前記員数カウント装置は、稼動中のオフセット印刷機から入力される前記状態信号を処理し、前記損紙発生条件ごとに、前記損紙発生条件が成立している間にオフセット印刷機が使用した印刷用紙の数量をカウントすることで、それぞれの前記損紙発生条件に対応する損紙の数量をカウントする手段を備えていることを特徴とする員数カウント装置。
  2. 請求項1に記載の員数カウント装置において、前記員数カウント装置は、オフセット印刷機が使用した印刷用紙の総数量をカウントする手段を備えていることを特徴とする員数カウント装置。
  3. 請求項2に記載の員数カウント装置において、前記員数カウント装置は、前記員数カウント装置の外部から入力される印刷予定数量と、オフセット印刷機が使用した印刷用紙の数量と、カウントしたそれぞれの損紙の数量を合算した数量とから、前記損紙発生条件が定義されていない発生要因によって発生した損紙の数量を、(損紙発生条件が定義されていない発生要因によって発生した損紙の数量)=(オフセット印刷機が使用した印刷用紙の数量)−(員数カウント装置の外部から入力される印刷予定数量)−(カウントしたそれぞれの損紙の数量を合算した数量)を適用して、算出する手段を備えていることを特徴とする員数カウント装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の員数カウント装置において、前記員数カウント手段は、オフセット印刷機に備えられた一つのローラの回転数を検出するエンコーダの信号を用いて、オフセット印刷機が使用した印刷用紙の数量をカウントすることを特徴とする員数カウント装置。
  5. オフセット印刷機で印刷中に発生する損紙の数量をカウントする員数カウント方法であって、オフセット印刷機の各部の状態を示す信号としての状態信号の一つ、あるいは、複数の前記状態信号の論理的な組み合わせで損紙の発生要因を定義した損紙発生条件を予め定め、稼動中のオフセット印刷機から入力される前記状態信号を処理し、前記損紙発生条件ごとに、前記損紙発生条件が成立している間にオフセット印刷機が使用した印刷用紙の数量をカウントすることで、それぞれの前記損紙発生条件に対応する損紙の数量をカウントすることを特徴とする員数カウント方法。
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