JP3064769B2 - 位相シフトマスクおよびその製造方法ならびにその位相シフトマスクを用いた露光方法 - Google Patents

位相シフトマスクおよびその製造方法ならびにその位相シフトマスクを用いた露光方法

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JP3064769B2 JP28532793A JP28532793A JP3064769B2 JP 3064769 B2 JP3064769 B2 JP 3064769B2 JP 28532793 A JP28532793 A JP 28532793A JP 28532793 A JP28532793 A JP 28532793A JP 3064769 B2 JP3064769 B2 JP 3064769B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、位相シフトマスクに
関し、特に、露光波長の光を減衰させる減衰型の位相シ
フトマスクの構造およびその製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体集積回路における高集積化
および微細化には目ざましいものがある。それに伴い、
半導体基板(以下、単にウェハと称す)上に形成される
回路パターンの微細化も急速に進んできている。
【0003】中でも、フォトリソグラフィ技術が、パタ
ーン形成における基本技術として広く認識されるところ
である。よって、今日までに種々の開発、改良がなされ
てきている。しかし、パターンの微細化は止まるところ
をしらず、パターンの解像度向上への要求もさらに強い
ものとなってきている。
【0004】一般に、縮小露光方法を用いたフォトリソ
グラフィ技術における解像限界R(nm)は、 R=k1 ・λ/(NA)…(1) と表わされる。ここで、λは使用する光の波長(n
m)、NAはレンズの開口数、k1 はレジストプロセス
に依存する定数である。
【0005】上式からわかるように、解像限界の向上を
図るためには、k1 とλとの値は小さくし、NAの値は
大きくすればよい。つまり、レジストプロセスに依存す
る定数を小さくするとともに、短波長化や高NA化を進
めればよいのである。
【0006】しかし、光源やレンズの改良は技術的に難
しく、また短波長化および高NA化を進めることによっ
て、光の焦点深度δ(δ=k2 ・λ/(NA)2 )が浅
くなり、かえって解像度の低下を招くといった問題も生
じてくる。
【0007】ここで、図31(a),(b),(c)を
参照して、従来のフォトマスクを使用したときのマスク
断面、マスク上の電場およびウェハ上の光強度について
説明する。
【0008】まず、図31(a)を参照して、マスク断
面の構造について説明する。ガラス基板1上には、クロ
ムなどからなる金属マスクパターン2が形成されてい
る。
【0009】次に、図31(b)を参照して、マスク上
の電場は、マスクパターンに沿った電場となる。しか
し、図31(c)を参照して、ウェハ上の光強度は、微
細なパターンの転写の場合隣合ったパターン像において
は、マスクを透過した光が、光の回折現象および干渉効
果により光の重なり合う部分において、互いに強め合う
ことになる。この結果、ウェハ上の光強度の差が小さく
なってしまい、解像度が低下するといった問題点があっ
た。
【0010】これを解決するフォトマスクとして、たと
えば特開昭57−62052号公報および特開昭58−
173744号公報により、位相シフトマスクによる位
相シフト露光法が提案されている。
【0011】ここで、図32(a),(b),(c)を
参照して、特開昭58−173744号公報に開示され
た位相シフトマスクによる位相シフト露光法について説
明する。
【0012】図32(a)は位相シフトマスクの断面を
示している。図32(b)は、マスク上の電場を示して
いる。図32(c)は、ウェハ上の光強度が示されてい
る。
【0013】まず、図32(a)を参照して、、ガラス
基板1上に形成されたクロムマスクパターン2の開口部
には、1つおきにシリコン酸化膜などの透明絶縁膜より
なる位相シフタ6を設けることにより位相シフトマスク
を形成している。
【0014】次に、図32(b)を参照して、この位相
シフトマスクを透過した光によるマスク上の電場は、そ
の位相が交互に180°反転して構成されている。その
ため、隣合ったパターン像においては、位相シフトマス
クを透過した光は重なり合う光の位相が反転する。
【0015】したがって、光の干渉効果により、光の重
なり合う部分において互いに打ち消しあうことになる。
この結果、図32(c)に示すように、ウェハ上の光強
度の差は十分となり、解像度の向上を図ることが可能と
なる。
【0016】しかし、上記位相シフトマスクは、ライン
・アンド・スペースなどの周期的なパターンに対しては
非常に有効ではあるが、パターンが複雑な場合には、位
相シフタの配置等が非常に困難となり、任意のパターン
には設定できないという問題点があった。
【0017】そこで、さらに上記問題点を解決する位相
シフトマスクとして、たとえば、「JJAP Seri
es5 Proc.of 1991 Intern.M
icroProcess Conference p
p.3−9」および「特開平4−136854号公報」
において、減衰型の位相シフトマスクが開示されてい
る。以下、特開平4−136854号公報に開示され
た、減衰型の位相シフトマスクについて説明する。
【0018】図33を参照して、図33(a)は、上記
減衰型の位相シフトマスクの断面図を示す図である。図
33(b)はマスク上の電場を示す図である。図33
(c)はウェハ上の光強度を示す図である。
【0019】まず、図33(a)を参照して、位相シフ
トマスク100の構造は、露光光を透過する石英基板1
と、この石英基板1の主表面上に形成された、上記主表
面を露出する第1の光透過部10と、透過する露光光の
位相を前記第1の光透過部10を透過する露光光の位相
に対して180°変換する第2の光透過部20とを含む
所定の露光パターンを有する位相シフトパターン30と
を備えている。
【0020】また、上述した第2の光透過部20は、露
光光に対する透過率は5〜40%のクロム層2と、透過
光との位相差が180°となるシフタ層3との2層構造
となっている。
【0021】上記構造よりなる位相シフトマスク100
を通過する露光光のマスク上の電場は、図33(b)に
示すようになる。よって、ウェハ上の光強度は、図33
(c)に示すように露光パターンのエッジで位相が反転
する。
【0022】したがって、露光パターンのエッジでの光
強度が図に示すように必ず0となり、露光パターンの光
透過部10と位相シフタ部20との電場の差は十分とな
り、高い解像度を得ることが可能となる。
【0023】なお、上述した第2の光透過部20の露光
光に対する透過率を5〜40%としたのは、リソグラフ
ィーにおいて適正な露光量とするために、図34に示す
ように、透過率によってレジスト膜の現像後の膜厚を調
整するためである。
【0024】次に、上記位相シフトマスク100の製造
方法について説明する。図35〜図39は、図33に示
す位相シフトマスク100の断面に従った製造工程を示
す断面構造図である。
【0025】まず、図35を参照して、ガラス基板1の
上に、露光光に対する透過率が5〜40%、膜厚50〜
200Å程度のクロム膜2を形成する。その後、このク
ロム膜2の上に、透過する露光光の位相が180°変換
する膜厚3000〜4000Å程のを有するSiO2
3を形成する。その後、このSiO2 膜3の上に、電子
ビーム用レジスト膜5を形成する。
【0026】次に、図36を参照して、電子ビーム用レ
ジスト膜5の所定箇所に、電子ビームを露光して、現像
することにより、所望のパターンを有するレジスト膜5
を形成する。
【0027】次に、図37を参照して、レジスト膜5を
マスクとして、CHF3 系のガスを用いてSiO2 膜を
エッチングする。その後、図38を参照して、再びレジ
スト膜5およびSiO2 膜3をマスクとして、ウェット
エッチングによりクロム膜2のエッチングを行なう。
【0028】次に、図39を参照して、レジスト膜5を
除去することにより、位相シフトマスク100が完成す
る。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術においては、第2の光透過部20の構成は、透過
率を制御するクロム膜2と位相差を制御するSiO2
3との2層構造となっている。このために、クロム膜を
形成するための装置およびその工程と、SiO2膜を形
成するための装置およびその工程が必要となる。
【0030】また、クロム膜とSiO2 膜のエッチング
時においても、それぞれ別々のエッチング剤を用いてエ
ッチングを行なわなければならず、したがって、プロセ
スが多工程となるために、欠陥の発生する確率やパター
ン寸法の加工誤差を含む確率が高くなるといった問題点
を有している。
【0031】また、図40を参照して、位相シフトマス
クのパターンに、残り欠陥(黒欠陥)50やピンホール
欠陥(白欠陥)51が生じた場合、これらの欠陥を修正
するために、クロム膜とSiO2 膜との各膜に適応可能
な修正方法が必要となる。そのために、従来の修正方法
を用いることができないという問題点もあった。
【0032】さらに、図40を参照して、上述した位相
シフトマスク100を用いた露光方法によれば、位相シ
フトマスク100の第2の光透過部20の膜厚は305
0Å〜4200Å程度と比較的厚いものとなる。したが
って、露光光源からの露光光のうち、図に示すように傾
いた成分を有する露光光は、位相シフトマスク100の
第2の光透過部20を透過しても、確実には位相差が1
80°変換されず、位相差が異なった成分を有する露光
光が生じてしまうという問題点があった。
【0033】この発明は、上記問題点を解決するために
なされたもので、位相シフトマスクの製造時のプロセス
の低減を図り、高品質の位相シフトマスクおよびその製
造方法を提供することを目的とする。
【0034】さらに、この発明は、位相シフトマスクを
用いた露光方法において、半導体装置の製造工程におけ
る露光不良の改善を図り、歩留りの向上を図ることを可
能とした位相シフトマスクを用いた露光方法を提供する
ことを目的とする。
【0035】さらに、この発明は、位相シフトマスクの
製造時のプロセスの低減を図り、高品質の位相シフトマ
スクを提供することのできる位相シフタ膜およびその製
造方法を提供することを目的とする。
【0036】さらに、この発明は、位相シフトマスクの
製造時のプロセスの低減を図り、高品質の位相シフトマ
スクを提供することのできる位相シフトマスク用ブラン
クスおよびその製造方法を提供することを目的とする。
【0037】
【課題を解決するための手段】この発明に基づいた位相
シフトマスクにおいては、露光光を透過する基板と、こ
の基板の主表面上に形成された位相シフトパターンとを
備えている。また、上記位相シフトパターンを、上記基
板が露出する第1の光透過部と、透過する露光光の位相
と透過率とが、上記第1の光透過部を透過する露光光の
位相に対して180°変換し、かつ、透過率が5〜40
%であり、金属の酸化物、金属の酸化窒化物、金属シリ
サイドの酸化物または金属シリサイドの酸化窒化物の単
一の材料からなる第2の光透過部とを有している。
【0038】さらに好ましくは、上記第2の光透過部
は、モリブデンシリサイドの酸化物またはモリブデンシ
リサイドの酸化窒化物からなる群より選択される1種類
の材料から構成されている。
【0039】さらに好ましくは、上記第2の光透過部の
透過率は、上記第2の光透過部に含有される酸素または
窒素により制御され、位相差は、膜厚によって制御され
ている。
【0040】次に、この発明に基づいた位相シフトマス
クの製造方法においては、以下の工程を備えている。
【0041】まず、露光光を透過する基板の上に、透過
する露光光の位相を180°変換し、かつ5〜40%の
透過率を有する所定厚さの位相シフタ膜がスパッタリン
グ法を用いて形成される。その後、この位相シフタ膜の
上に、所定のパターンを有するレジスト膜が形成され
る。
【0042】次に、このレジスト膜をマスクとして、ド
ライエッチング法により、上記位相シフタ膜のエッチン
グが行なわれ、上記基板が露出してなる第1の光透過部
と前記位相シフタ膜からなる第2の光透過部が形成され
る。
【0043】さらに好ましくは、上記位相シフタ膜を形
成する工程は、モリブデンシリサイドのターゲットを用
い、アルゴンと酸素との混合ガス雰囲気中で、モリブデ
ンシリサイド酸化物の膜が形成される工程を含んでい
る。
【0044】さらに好ましくは、上記混合ガスの各成分
が占める体積百分率は、アルゴンガスが76%〜92%
の範囲であり、残りが酸素ガスである。
【0045】さらに好ましくは、上記位相シフタ膜を形
成する工程は、モリブデンシリサイドのターゲットを用
い、アルゴンガス、酸素ガスおよび窒素ガスの混合ガス
雰囲気中で、モリブデンシリサイド酸化窒化物の膜が形
成される工程を含んでいる。
【0046】さらに好ましくは、上記混合ガスの各成分
を占める体積百分率の範囲は、アルゴンガスが65%〜
79%、酸素ガスが8%〜24%、窒素ガスが3%〜2
0%である。
【0047】
【0048】さらに好ましくは、上記位相シフタ膜を形
成する工程は、クロムのターゲットを用い、アルゴンガ
スが48%〜90%、酸素が1%〜39%、窒素が6%
〜14%である混合ガス雰囲気中で、クロムの酸化窒化
物の膜が形成される工程を含んでいる。
【0049】さらに好ましくは、上記位相シフタ膜を形
成する工程は、クロムのターゲットを用い、アルゴンガ
スが82%〜87%の範囲であり、残りが一酸化窒素で
ある混合ガス雰囲気中で、クロム酸化窒化物の膜が形成
される工程を含んでいる。
【0050】さらに好ましくは、上記位相シフタ膜を形
成する工程は、クロムのターゲットを用い、アルゴンガ
スが78%〜88%、酸素が2%〜13%、メタンが8
〜10%である混合ガス雰囲気中で、クロム酸化窒化炭
化物の膜が形成される工程を含んでいる。
【0051】さらに好ましくは、上記位相シフトマスク
を形成する工程には、上記位相シフタ膜を形成する工程
と上記レジスト膜を形成する工程との間にスパッタリン
グ法によりモリブデン膜からなる帯電防止膜が形成され
る工程を含んでいる。
【0052】さらに好ましくは、上記帯電防止膜を形成
する工程は、上記位相シフタ膜を形成する工程と上記レ
ジスト膜を形成する工程との間にスパッタリング法によ
り、クロム膜が形成される。
【0053】さらに好ましくは、上記位相シフタ膜のエ
ッチングを行なう工程は、フッ化炭素と酸素との混合ガ
スを用いてドライエッチング法により行なわれる。
【0054】さらに好ましくは、上記位相シフタ膜のエ
ッチングを行なう工程は、塩化メチレンと酸素との混合
ガス、塩素と酸素との混合ガスおよび塩素ガスからなる
群より選択される1種類のガスを用いてドライエッチン
グ法により行なわれる。
【0055】さらに好ましくは、上記位相シフタ膜を形
成する工程は、位相シフタ膜をスパッタリング法を用い
て形成した後に、200℃以上の加熱処理を行なう工程
を含んでいる。
【0056】次に、この発明に基づいた位相シフトマス
クを用いた露光方法においては、以下の工程を備えてい
る。
【0057】まず、パターン形成層の上にレジスト膜が
塗布される。その後、上記レジスト膜を、露光光を透過
する基板の上に形成された上記基板が露出する第1の光
透過部と、透過する露光光の位相と透過率とが、上記第
1の光透過部を透過する露光光の位相に対して180°
変換し、かつ、透過率が5〜40%であり、単一の材料
からなる第2の光透過部とを有する位相シフトパターン
を備えた位相シフトマスクを用いて露光する工程とを備
えている。
【0058】次に、この発明に基づいた位相シフタ膜に
おいては、露光光を透過する基板の上に成膜された状態
において、透過する露光光の位相と透過率とが、前記基
板のみを透過する露光光の位相に対して180°変換
し、かつ、透過率が5%〜40%であり、金属シリサイ
ドの酸化物または金属シリサイドの酸化窒化物の単一の
材料から形成されている。
【0059】また、好ましくは、上記単一の材料は、モ
リブデンシリサイドの酸化物またはモリブデンシリサイ
ドの酸化窒化物から形成されている。
【0060】次に、この発明に基づいた位相シフタ膜の
製造方法においては、以下の工程を備えている。
【0061】まず、スパッタリング法を用いて、露光光
を透過する基板の主表面上に、透過する露光光の位相を
180°変換し、かつ5%〜40%の透過率を有し、所
定厚さの位相シフタ膜を形成する位相シフタ膜の製造方
法であって、モリブデンシリサイドのターゲットを用
い、アルゴンと酸素との混合ガス雰囲気中で、モリブデ
ンシリサイド酸化物の膜からなる位相シフタ膜が形成さ
れる。
【0062】また、好ましくは、上記混合ガスの各成分
が占める体積百分率の範囲は、アルゴンが76%〜92
%の範囲であり、残りが酸素である。
【0063】次に、この発明に基づいた位相シフタ膜の
製造方法の他の局面においては、スパッタリング法を用
いて、露光光を透過する基板の主表面上に、透過する露
光光の位相を180°変換し、かつ5%〜40%の透過
率を有する所定厚さの位相シフタ膜を形成する位相シフ
タ膜の製造方法であって、モリブデンシリサイドのター
ゲットを用い、アルゴン、酸素および窒素の混合ガス雰
囲気中で、モリブデンシリサイド酸化窒化物の膜からな
る位相シフタ膜が形成される。
【0064】さらに、好ましくは、上記混合ガスの各成
分の占める体積百分率の範囲は、アルゴンが65%〜7
9%、酸素が8%〜24%、窒素が3%〜20%であ
る。
【0065】
【0066】次に、この発明に基づいた位相シフタ膜の
製造方法のさらに他の局面においては、スパッタリング
法を用いて、露光光を透過する基板の主表面上に、透過
する露光光の位相を180°変換し、かつ5%〜40%
の透過率を有する所定厚さの位相シフタ膜を形成する位
相シフタ膜の製造方法であって、クロムのターゲットを
用い、アルゴンが48%〜90%、酸素が1%〜39
%、窒素が6%〜14%である混合ガス雰囲気中で、ク
ロム酸化窒化物の膜からなる位相シフタ膜が形成され
る。
【0067】次に、この発明に基づいた位相シフタ膜の
製造方法のさらに他の局面においては、スパッタリング
法を用いて、露光光を透過する基板の主表面上に、透過
する露光光の位相を180°変換し、かつ5%〜40%
の透過率を有する所定厚さの位相シフタ膜を形成する位
相シフタ膜の製造方法であって、クロムのターゲットを
用い、アルゴンが82%〜87%、残りが一酸化窒素で
ある混合ガス雰囲気中で、クロム酸化窒化物の膜からな
る位相シフタ膜が形成される。
【0068】次に、この発明に基づいた位相シフタ膜の
製造方法においては、スパッタリング法を用いて、露光
光を透過する基板の主表面上に、透過する露光光の位相
を180°変換し、かつ5%〜40%の透過率を有する
所定厚さの位相シフタ膜を形成する位相シフタ膜の製造
方法であって、クロムのターゲットを用い、アルゴンが
78%〜88%、酸素が2%〜13%、メタンが8%〜
10%の混合ガス雰囲気中で、クロム酸化窒化炭化物の
膜からなる位相シフタ膜が形成される。
【0069】次に、この発明に基づいた位相シフトマス
ク用ブランクスにおいては、露光光を透過する基板と、
この基板の主表面上に形成された位相シフタ膜と、を備
えた位相シフトマスク用ブランクスであって、上記位相
シフタ膜は、上記位相シフトマスク用ブランクスを透過
する露光光の位相と透過率とが、上記基板のみを透過す
る露光光の位相に対して180°変換し、かつ、透過率
が5%〜40%であり、金属シリサイドの酸化物または
金属シリサイドの酸化窒化物の単一の材料から形成され
ている。
【0070】また、好ましくは、上記位相シフトマスク
用ブランクスは、上記基板の上に、モリブデン膜からな
る帯電防止膜をさらに備えている。
【0071】また、好ましくは、上記単一の材料は、モ
リブデンシリサイドの酸化物またはモリブデンシリサイ
ドの酸化窒化物から形成されている。
【0072】また、好ましくは、上記位相シフトマスク
用ブランクスは、上記基板の上に、クロム膜からなる帯
電防止膜をさらに備えている。
【0073】また、好ましくは、上記位相シフトマスク
用ブランクスは、上記基板の上に、レジスト膜をさらに
備えている。
【0074】次に、この発明にもとづいた位相シフトマ
スク用ブランクスの製造方法においては、スパッタリン
グ法を用いて、露光光を透過する基板の主表面上に、透
過する露光光の位相を180°変換し、かつ5%〜40
%の透過率を有する所定厚さの位相シフタ膜を有する位
相シフトマスク用ブランクスの製造方法であって、モリ
ブデンシリサイドの用い、アルゴンと酸素との混合ガス
雰囲気中で、モリブデンシリサイド酸化物の膜からなる
位相シフタ膜が形成される。
【0075】また好ましくは、上記混合ガスの各成分が
占める体積百分率の範囲は、アルゴンが76%〜92%
の範囲であり、残りが酸素である。
【0076】次に、この発明に基づいた位相シフトマス
ク用ブランクスの製造方法の他の局面においては、スパ
ッタリング法を用いて、露光光を透過する基板の主表面
上に、透過する露光光の位相を180°変換し、かつ5
%〜40%の透過率を有する所定厚さの位相シフタ膜を
有する位相シフトマスク用ブランクスの製造方法であっ
て、モリブデンシリサイドのターゲットを用い、アルゴ
ン、酸素および窒素との混合ガス雰囲気中で、モリブデ
ンシリサイド酸化窒化物の膜からなる位相シフタ膜が形
成される。
【0077】また好ましくは、上記混合ガスの各成分が
占める体積百分率の範囲は、アルゴンが65%〜79
%、酸素が8%〜24%、窒素が3%〜20%である。
【0078】
【0079】次に、この発明に基づいた位相シフトマス
ク用ブランクスの製造方法のさらに他の局面において
は、スパッタリング法を用いて、露光光を透過する基板
の主表面上に、透過する露光光の位相を180°変換
し、かつ5%〜40%の透過率を有する所定厚さの位相
シフタ膜を有する位相シフトマスク用ブランクスの製造
方法であって、クロムのターゲットを用い、アルゴンが
48%〜90%、酸素が1%〜39%、窒素が6%〜1
4%である混合ガス雰囲気中で、クロム酸化窒化物の膜
からなる位相シフタ膜が形成される。
【0080】次に、この発明に基づいた位相シフトマス
ク用ブランクスの製造方法のさらに他の局面において
は、スパッタリング法を用いて、露光光を透過する基板
の主表面上に、透過する露光光の位相を180°変換
し、かつ5%〜40%の透過率を有する所定厚さの位相
シフタ膜を有する位相シフトマスク用ブランクスの製造
方法であって、クロムのターゲットを用い、アルゴンが
82%〜87%、残りが一酸化窒素である混合ガス雰囲
気中で、クロム酸化窒化物の膜からなる位相シフタ膜が
形成される。
【0081】次に、この発明に基づいた位相シフトマス
ク用ブランクスの製造方法のさらに他の局面において
は、スパッタリング法を用いて、露光光を透過する基板
の主表面上に、透過する露光光の位相を180°変換
し、かつ5%〜40%の透過率を有する所定厚さの位相
シフタ膜を有する位相シフトマスク用ブランクスの製造
方法であって、クロムのターゲットを用い、アルゴンが
78%〜88%、酸素が2%〜13%、メタンが8%〜
10%の混合ガス雰囲気中で、クロム酸化窒化炭化物の
膜からなる位相シフタ膜が形成される。
【0082】
【作用】以上、この発明に基づいた位相シフトマスクお
よびその製造方法、位相シフトマスクを用いた露光方
法、位相シフトマスク用ブランクスおよびその製造方法
によれば、第2の光透過部が単一材料の膜のみから構成
されている。
【0083】また、位相シフタの製造工程においては、
露光光を透過する基板の上に、スパッタリング法を用い
て所定の単一材料の膜を形成し、その後、所定のエッチ
ングを行なうことにより、第2の光透過部の形成が行な
われる。
【0084】これにより、従来のスパッタリング装置を
用いて位相シフタ部を形成することが可能であり、ま
た、エッチング工程においても、単一のエッチング剤を
用いることで、位相シフタ部をエッチングすることが可
能となる。
【0085】その結果、従来に比べて、その製造工程が
位相シフタ膜の形成工程および位相シフタ膜のエッチン
グ工程がそれぞれ1回で済み、欠陥の発生する確率およ
びパターン寸法の加工誤差が生じる確率を低下させるこ
とが可能となり、高品質の位相シフトマスクを提供する
ことが可能となる。
【0086】また、欠陥部分の修正も、第2の光透過部
が単一材料の膜であるために、従来の方法を用いて容易
に行なうことができる。
【0087】次に、この発明に基づいた位相シフトマス
クを用いた露光方法によれば、第1の光透過部が単一材
料の膜からなる位相シフトマスクを用いている。これに
より、第2の光透過部の膜厚は1500Å〜2000Å
程度と薄く形成することができ、露光光に含まれる斜め
成分の露光光に対しても、180°の位相差を与えるこ
とが可能となる。したがって、位相シフトマスクの第2
の光透過部を透過した後の露光光の位相差が均一とな
り、露光不良の発生を防止することが可能となる。その
結果、半導体装置の製造工程における歩留りの向上を図
ることが可能となる。
【0088】
【実施例】以下、この発明に基づいた第1の実施例につ
いて説明する。
【0089】まず、図1を参照して、この実施例におけ
る位相シフトマスクの構造について説明する。この位相
シフトマスク200は、露光光を透過する石英基板1
と、この石英基板1の主表面上に形成された位相シフト
パターン30とを備えている。この位相シフトパターン
30は、前記石英基板1が露出する第1の光透過部10
と、透過する露光光の位相と透過率とが、上記第1の光
透過部10を透過する露光光の位相に対して180°変
換し、かつ、透過率が5〜40%であり、単一の材料か
らなる第2の光透過部4とから構成されている。
【0090】次に、図2(a),(b),(c)を参照
して、上記構造よりなる位相シフトマスク200を通過
する露光光のマスク上の電場およびウェハ上の光強度に
ついて説明する。
【0091】図2(a)を参照して、上述した位相シフ
トマスク200の断面図である。図2(b)を参照し
て、マスク上の電場は、露光パターンのエッジで位相が
反転しているために、露光パターンのエッジ部での電場
が必ず0となる。よって、図2(c)を参照して、露光
パターンの光透過部10と位相シフタ部4とのウェハ上
における電場の差が十分となり高い解像度を得ることが
可能となる。
【0092】ここで、第2の光透過部4の透過率を5〜
40%としたのは、従来技術と同様に、透過率によって
レジスト膜の現像後の膜厚を調整し、リソグラフィにお
いて、適正な露光量とするためである。
【0093】次に、第2の実施例として上記位相シフト
マスク200の製造方法について、位相シフタ膜として
モリブデンシリサイド酸化膜またはモリブデンシリサイ
ド酸化窒化膜を用いた場合について説明する。
【0094】図3〜図6は、図1に示す位相シフトマス
ク200の断面に従った製造工程を示す断面構造図であ
る。
【0095】まず、図3を参照して、石英基板1の上
に、スパッタリング法を用いて、モリブデンシリサイド
酸化膜またはモリブデンシリサイド酸化窒化膜よりなる
位相シフタ膜4を形成する。このように、石英基板1の
上に位相シフタ膜4が形成されたものを位相シフトマス
ク用ブランクスと呼ぶ。
【0096】その後、この位相シフタ膜4の透過率を安
定させるために、クリーンオーブンなどを用いて200
℃以上の加熱処理を行なう。
【0097】これにより、従来位相シフタ膜の成膜のレ
ジスト塗布プロセスなどの加熱処理(約180℃)によ
る透過率の変動(0.5〜1.0%)を防止することが
できる。
【0098】次に、この位相シフタ膜4の上に、電子ビ
ーム用レジスト膜5(日本ゼオン製ZEP−810S
(登録商標))などを膜厚約5000Å形成する。その
後、モリブデンシリサイド酸化膜またはモリブデンシリ
サイド酸化窒化膜は導電性を有しないため、電子ビーム
による露光時の帯電を防止するために、帯電防止膜6
(昭和電工製 エスペーサ100(登録商標))などを
約100Å形成する。
【0099】次に、図4を参照して、電子ビーム用レジ
スト膜5に、電子ビームを露光し帯電防止膜6を水洗で
除去する。その後、レジスト膜5を現像することによ
り、所定のレジストパターンを有するレジスト膜5を形
成する。
【0100】次に、図5を参照して、上記レジスト膜5
をマスクとして、位相シフタ膜4のエッチングを行な
う。このときのエッチング装置は、平行平板型のRFイ
オンエッチング装置を用い、電極基板間距離を60m
m、作動圧力0.3Torr、反応ガスCF4 +O2
用いてそれぞれの流量を95sccmおよび5sccm
により、エッチング時間約11分によりエッチングを行
なう。
【0101】次に、図6を参照して、レジスト膜5を除
去する。以上により、この実施例における位相シフトマ
スクが完成する。
【0102】次に、上述したスパッタリング法を用いた
位相シフタ膜の形成について、以下詳述する。位相シフ
タ膜に要求される条件としては、まず露光光に対する透
過率が5〜40%の範囲内であること、および露光光の
位相を180°変換させることが要求される。
【0103】よって,これらの条件を満たす膜として、
本実施例においては上述したように、モリブデンシリサ
イド酸化物およびモリブデンシリサイド酸化窒化物から
なる膜を用いた。
【0104】まず、図7を参照して、上記膜を形成する
ためのスパッタリング装置について説明する。
【0105】図7に示すスパッタリング装置は、DCマ
グネトロンスパッタリング装置500の構成を示す概略
図である。
【0106】このDCマグネトロンスパッタリング装置
500は、真空槽506の内部に、ターゲット507
と、マグネット508とからなるマグネトロンカソード
509が設けられている。
【0107】また、ターゲット507に、所定の距離を
隔てて対向してアノード510が配置され、このアノー
ド510のターゲット507の対向面上に、たとえば、
2.3mm厚さ、127mm角の石英基板1が配置され
ている。
【0108】さらに、排気管512およびガス導入管5
13が真空槽506の所定の位置に設けられている。膜
の形成時においては、ターゲットとして、モリブデンシ
リサイドを用い、成膜時の上記石英基板1の温度は、図
示しないヒータおよび温度制御装置により、60℃〜1
50℃に保持されている。
【0109】このような状態において、ガス導入管51
3からスパッタガスとしてのアルゴンと、反応ガスとし
ての酸素および窒素との混合ガスを所定の割合で導入
し、真空層506内の圧力を所定の値に保持し、両電極
間に直流電圧をかける。
【0110】本実施例においては、この位相シフタ膜の
成膜において、種々のケースのモリブデンシリサイド酸
化物およびモリブデンシリサイド酸化窒化物からなる位
相シフタ膜を形成した。
【0111】表1は、上記スパッタ条件の下で、混合ガ
スの流量比を種々設定した場合の各ケースにおける真空
層506内の圧力、堆積速度および膜質を示すものであ
り、ケースM−1〜M−7、M−14〜M−15はモリ
ブデンシリサイド酸化窒化物の位相シフタ膜であり、ケ
ースM−8〜M−13、M−16〜M−17はモリブデ
ンシリサイド酸化物の位相シフタ膜である。
【0112】また、表2〜表4は、露光光として用いら
れるKrFレーザ(λ=248nm)、i線(λ=36
5nm)およびg線(λ=436nm)に対する各ケー
スにおける透過率、光学定数(n−i・k)のn値とk
値および位相を180°変換させるための膜厚dS を示
すグラフである。
【0113】上記表2〜表4中において、膜厚dS は、
露光光の波長λ、および光学定数のn値から、 dS =λ/2(n−1)…(2) の関係式で求めることかできる。
【0114】
【表1】
【0115】
【表2】
【0116】
【表3】
【0117】
【表4】
【0118】次に、図8ないし図10は、表2ないし表
4に示された各ケースのデータをグラフに表したもので
あり、それぞれ横軸に光学定数のn値、左縦軸に光学定
数のk値、右縦軸に膜厚dS が表わされている。
【0119】また、図8〜図10中には、透過率Tを示
すグラフを同時に記載している。まず、図8を参照し
て、露光光がKrFレーザの場合、位相シフタ膜として
要求される透過率Tが5%〜40%の範囲内にあるの
は、M−1、M−8、M−10〜M−13、M−17で
あることがわかる。
【0120】次に、図9を参照して、露光光がi線の場
合、位相シフトマスクとして要求される透過率Tが5%
〜40%の範囲内にあるのは、M−1〜M−3、M−
8、M−11〜M−17であることがわかる。
【0121】次に、図10を参照して、露光光がg線の
場合、位相シフタ膜として要求される透過率Tが5%〜
40%の範囲内にあるのは、M−1〜M−3、M−7、
M−11〜M−17であることがわかる。
【0122】以上の結果、位相シフタ膜として用いるこ
とのできるのは、M−1〜M−3、M−7、M−8、M
−11〜M−17であることがわかる。
【0123】次に、上記各ケースを、ガス流量比の関係
に基づいてグラフにしたものが図11である。
【0124】図11に示すグラフは、ケースM−1〜ケ
ースM−17におけるアルゴン、酸素および窒素の割合
をグラフにしたものである。
【0125】三角形の底辺がアルゴンの流量比(%)、
三角形の左側斜辺が酸素の流量比(%)、三角形の右側
斜辺が窒素の流量比(%)を示し、各ケースの混合ガス
のポイントをプロットしたものである。また、図8〜図
10の上記結果から、位相シフタ膜として用いることが
できるのは、○印、位相シフタ膜として用いることがで
きないものを×印で表している。
【0126】この図11のグラフからもわかるように、
位相シフタ膜として用いることができる場合の混合ガス
の各成分が占める体積百分率は、モリブデンシリサイド
酸化物の膜の場合は、 アルゴンが76%〜92% 酸素が18%〜24% であることがわかる。
【0127】また、モリブデンシリサイド酸化窒化物の
膜の場合は、 アルゴンが65%〜79% 酸素が8%〜24% 窒素が3%〜20% であることがわかる。
【0128】ここで酸素の上限を35%としたのは、こ
れ以上、特に酸素の占める割合を50%以上にすると、
スパッタリング装置の電極に酸化物が堆積して、スパッ
タができなくなるためであり、装置側の制約から規定し
たものである。
【0129】以上、この実施例に基づいた位相シフトマ
スクおよびその製造方法によれば、第2の光透過部が4
〜50%の透過率を有するモリブデンシリサイド酸化物
またはモリブデンシリサイド酸化窒化物からなる膜のみ
から構成されている。
【0130】また、その製造工程においては、上述した
モリブデンシリサイド酸化物またはモリブデンシリサイ
ド酸化窒化物からなる膜をスパッタリング法を用いて所
定の膜厚に形成し、その後、所定のエッチングを行なう
ことにより、第2の光透過部を形成している。
【0131】その結果、従来のスパッタリング装置を用
いて、位相シフタ膜としての膜を形成し、またエッチン
グ工程も1回となるために、欠陥が発生する確率および
加工寸法の誤差の生じる確率を低下することが可能とな
る。
【0132】次に、第3の実施例として上記位相シフト
マスク200の製造方法について、位相シフタ膜とし
て、クロム酸化膜またはクロム酸化窒化膜またはクロム
酸化窒化炭化膜を用いた場合について説明する。
【0133】図12〜図15は、図1に示す位相シフト
マスク200の断面に従った製造工程を示す断面構造図
である。
【0134】まず、図12を参照して、石英基板1の上
に、スパッタリング法を用いて、クロム酸化膜またはク
ロム酸化窒化膜またはクロム酸化窒化炭化物よりなる位
相シフタ膜4を形成する。
【0135】次に、この位相シフタ膜4の透過率を安定
させるために、クリーンオーブンなどを用いて約200
℃以上の加熱処理を行なう。
【0136】これにより、従来位相シフタ膜の成膜後の
レジスト塗布プロセスにおける加熱処理(約180℃)
による透過率の変動(0.5〜1.0%)を防止するこ
とができる。
【0137】次に、この位相シフタ膜4の上に、レジス
ト膜5を膜厚約5000Å形成する。
【0138】次に、図13を参照して、レジスト膜5
に、i線を露光し、レジスト膜5を現像することによ
り、所定のレジストパターンを有するレジスト膜5を形
成する。
【0139】次に、図14を参照して、上記レジスト膜
5をマスクとして、位相シフタ膜4のエッチングを行な
う。このときのエッチング装置は、平行平板型のRFイ
オンエッチング装置を用い、電極基板間距離を100m
m、作動圧力0.3Torr、反応ガスCH2 Cl2
2 を用いてそれぞれの流量を25sccmおよび75
sccmにより、エッチング時間約4分によってエッチ
ングを行なう。以上により、この実施例における位相シ
フトマスクが完成する。
【0140】次に、上述したスパッタリング法を用いた
位相シフトマスクの形成について以下詳述する。位相シ
フタ膜に要求される条件としては、上述したように、ま
ず露光光に対する透過率が5〜40%の範囲内であるこ
と、および露光光の位相を180°変換させることが要
求される。
【0141】したがって、これらの条件を満たす膜とし
て、本実施例においては、上述したように、クロム酸化
物およびクロム酸化窒化物またはクロム酸化窒化炭化物
からなる膜を用いた。
【0142】なお、上述する位相シフタ膜を形成するた
めのスパッタリング装置の構造については、図7に示す
スパッタリング装置と同様であるために、ここでの説明
は省略する。
【0143】本実施例においては、この位相シフタ膜の
成膜において、種々のケースのクロムの酸化膜およびク
ロム酸化窒化物およびクロム酸化窒化炭化物からなる位
相シフトマスクを形成した。
【0144】表5は、上記スパッタ条件の下で、混合ガ
スの流量比を種々設定した場合の各ケースにおける真空
層506内の圧力、堆積速度および膜質を示すものであ
り、ケースC−1〜C−13はクロム酸化物の位相シフ
タ膜であり、ケースC−14〜C−26は、クロム酸化
窒化物の位相シフタ膜であり、ケースC−27〜C−3
0は、クロム酸化窒化炭化物の位相シフタ膜である。
【0145】また、表6〜表8は、露光光として用いら
れるKrFレーザ(λ=248nm)、i線(λ=36
5nm)およびg線(λ=436nm)に対する各ケー
スにおける透過率、光学定数(n−i・k)のn値とk
値および位相を180°変換させるための膜厚dS を示
すグラフである。
【0146】上記表6〜表8中において、膜厚dS は、
露光光の波長λ、および光学定数のn値から、 dS =λ/2(n−1)…(2) の関係式で求めることができる。
【0147】
【表5】
【0148】
【表6】
【0149】
【表7】
【0150】
【表8】
【0151】次に、図16および図17は、表7ないし
表8に示された各ケースのデータをグラフに表したもの
であり、それぞれ横軸に光学定数のn値、左縦軸に、光
学定数のk値、右縦軸に膜厚dS が表されている。
【0152】また、図16と図17中には、透過率Tを
示すグラフを同時に記載している。まず、図16を参照
して、露光光がi線の場合、位相シフトマスクとして要
求される透過率Tが、5%〜40%の範囲内にあるの
は、ケースC−1〜C−16、C−18,C−25,C
−27,C−28,C−30であることがわかる。
【0153】次に、図17を参照して、露光光がg線の
場合、位相シフトマスクとして要求される透過率Tが、
5%〜40%の範囲内にあるのは、ケースC−2〜C−
13,C−16〜C−18,C−22,C−24,C−
28〜C−30であることがわかる。
【0154】以上の結果、位相シフタ膜として用いるこ
とのできるのは、上述のケースC−1〜C−18,C−
22,C−24,C−25,ケースC−27〜C−30
であることがわかる。
【0155】次に、上記各ケースを、混合ガスがAr+
2 ,Ar+O2 +N2 ,Ar+NO,Ar+O2 +C
4 のガス流量比の関係に基づいてグラフに表したもの
が、図18ないし図20である。
【0156】図18に示すグラフは、ケースC−1〜C
−18におけるアルゴン、酸素および窒素の割合をグラ
フにしたものである。
【0157】三角形の底辺がアルゴンの流量比(%)、
三角形の左側斜辺が酸素の流量比(%)、三角形の右側
斜辺が窒素の流量比(%)を示し、各ケースの混合ガス
のポイントをプロットしたものである。
【0158】また、図16および図17の結果から、位
相シフタ膜として用いることができるものは○印、位相
シフタ膜として用いられないものを×印で表している。
【0159】図18のグラフからもわかるように、位相
シフタ膜として用いることができる場合の混合ガスの各
成分が占める体積百分率は、クロム酸化物の膜の場合
は、 アルゴンが36%〜97% 酸素が3%〜64% であることがわかる。
【0160】また、クロム酸化窒化物の膜の場合は、 アルゴンが48%〜90% 酸素が1%〜39% 窒素が6%〜14% であることがわかる。
【0161】ここで、酸素の上限を39%としたのは、
これ以上、特に酸素の占める割合を50%以上にする
と、スパッタリング装置の電極に酸化物が堆積して、ス
パッタができなくなるためであり、装置側の制約から規
定したものである。
【0162】次に、図19に示すグラフは、ケースC−
19〜C−26における、アルゴンおよびNOの割合を
グラフにしたものである。図16および図17の結果か
ら、位相シフトマスクとして用いることができるものは
○印、位相シフタ膜として用いられないものを×印で表
している。
【0163】また、図20に示すグラフは、ケースC−
27〜ケースC−30における、アルゴン、酸素および
メタンの割合をグラフに示したものである。
【0164】三角形の底辺がアルゴンの流量比(%)、
三角形の左側斜辺が酸素の流量比(%)、三角形の右側
斜辺がメタンの流量比(%)を示し、各ケースの混合ガ
スのポイントをプロットしたものである。
【0165】また、図16と図17の結果から、位相シ
フタ膜として用いることができるものは○印、位相シフ
タ膜として用いられないものを×印で表している。
【0166】図19および図20のグラフからもわかる
ように、位相シフタ膜として用いることができる場合の
混合ガスの各成分が占める体積百分率は、クロム酸化窒
化物の膜の場合は、 アルゴンが82%〜87% 一酸化窒素が13%〜18% であることがわかる。
【0167】また、クロム酸化窒化炭化物の膜の場合
は、 アルゴンが78%〜88% 酸素が2%〜13% メタンが8%〜10% であることがわかる。
【0168】以上、この実施例に基づいた位相シフトマ
スクおよびその製造方法によれば、第2の光透過部が4
〜50%の透過率を有するクロム酸化物またはクロム酸
化窒化物またはクロム酸化窒化炭化物からなる膜のみか
ら構成されている。
【0169】また、その製造工程においては、上述した
クロム酸化物またはクロム酸化窒化物またはクロム酸化
窒化炭化物からなる膜をスパッタリング法を用いて、所
定の膜厚に形成し、その後、所定のエッチングを行なう
ことにより、第2の光透過部を形成している。
【0170】これにより、従来のスパッタリング装置を
用いて、位相シフタ膜としての膜を形成し、またエッチ
ング工程も1回となるために、欠陥が発生する確率およ
び加工寸法の誤差の生じる確率を低下することが可能と
なる。
【0171】なお、上記第2および第3の各実施例にお
いて第2の光透過部としてモリブデンシリサイドの酸化
物、モリブデンシリサイド酸化窒化物、クロム酸化物、
クロム酸化窒化物、またはクロム酸化窒化炭化物からな
る膜としているがこれに限られることなく、金属の酸化
物、金属の窒化物、金属シリサイドの酸化物および金属
シリサイドの酸化窒化物などを用いてもかまわない。
【0172】次に、この発明に基づいた第4の実施例に
ついて説明する。この実施例は、位相シフトマスクの製
造工程において、位相シフタ膜の上に電子ビームまたは
レーザ光による露光時の帯電防止のための金属膜を形成
するようにしたものである。
【0173】以下、図21〜図25を参照して、位相シ
フタ膜製造工程について説明する。図21〜図25は、
図1に示す位相シフトマスクの断面構造に対応する断面
構造図である。
【0174】まず、図を参照して、石英基板1の上に、
第2の実施例または第3の実施例と同様にモリブデンシ
リサイドの酸化膜、モリブデンシリサイドの酸化窒化
物、クロム酸化物、クロム酸化窒化物、またはクロム酸
化窒化炭化物からなる位相シフタ膜4を形成する。
【0175】その後、この位相シフタ膜4の上に、膜厚
約100〜500Å程度の帯電防止膜6を形成する。こ
の帯電防止膜6の膜質としては、位相シフタ膜の膜質
が、Mo系の場合はモリブデン膜を形成する。また、位
相シフタ膜4の膜質がCr系の場合はクロム膜を形成す
る。
【0176】これは、上述した方法によって形成され
る、モリブデンシリサイドの酸化物、モリブデンシリサ
イドの酸化窒化物、クロム酸化物、クロム酸化窒化物、
クロム酸化窒化炭化物からなる位相シフタ膜4が導電性
を有しないためである。
【0177】なお、クロム酸化物において、第3の実施
例の中で述べたケースC−1〜C−3により形成される
クロム酸化膜は導電性を有するため、この場合は、上記
帯電防止膜を形成する必要はない。
【0178】その後、この帯電防止膜6の上に、電子線
用レジスト膜を膜厚約5000Å形成する。
【0179】次に、図22を参照して、電子ビーム用レ
ジスト膜5の所定の箇所に、電子ビームを露光して、現
像することにより、所望のレジストパターンを有するレ
ジスト膜5を形成する。
【0180】次に、図23を参照して、帯電防止膜6が
Mo系の場合は電子ビーム用レジスト膜5をマスクとし
て、帯電防止膜6および位相シフタ膜4をCF4 +O2
ガスを用いて、ドライエッチングにより連続的にエッチ
ングする。
【0181】次に、図24を参照して、O2 プラズマ等
を用いて、レジスト膜5を除去する。その後、図25を
参照して、エッチング液(硝酸第2セリウムアンモニウ
ム/過塩素酸混合液)等を用いて、停電防止膜6をエッ
チングし除去する。
【0182】これにより、位相シフトマスクが完成す
る。一方、再び図23を参照して、帯電防止膜6がCr
系の場合は、電子ビーム用レジスト膜5をマスクとし
て、帯電防止膜6および位相シフタ膜4を、CH2 Cl
2 +O2 ガスまたはCl2 +O2 ガスまたはCl2 ガス
を用いて、ドライエッチングにより連続的にエッチング
する。
【0183】次に、図24を参照して、O2 プラズマ等
を用いて、レジスト膜5を除去する。その後、図25を
参照して、硫酸などを用いて帯電防止膜6をエッチング
し、除去する。
【0184】これにより、位相シフトマスクが完成す
る。なお、上記位相シフトマスクのエッチングにおい
て、位相シフトマスクがMoSi系の場合は、モリブデ
ン膜からなる帯電防止膜を形成し、位相シフトマスクが
Cr系の場合はクロム膜からなる帯電防止膜を形成する
こととしているが、これに限られることなく、位相シフ
トマスクがCr系に対し、帯電防止膜としてMoSi
を用いてもかまわないし、また、Mo系の位相シフタ膜
に対して、Cr系の帯電防止膜を用いるようにしても同
様の作用効果を得ることができる。
【0185】以上説明したように、位相シフトマスクの
製造工程時に、モリブデン膜を設けることにより、電子
線露光時の帯電防止を図ることが可能となり、また光学
式位置検出器の光反射膜としての役目をも果たすことが
可能となる。
【0186】なお、上記第4の実施例においては、帯電
防止膜としてモリブデン膜またはクロム膜を用いたが、
同様の効果が得られる金属膜、たとえばW、Ta、T
i、Si、Alなどやそれらの合金からなる膜でもかま
わない。
【0187】次に、上記第1の実施例〜第3の実施例に
おいて形成された位相シフトマスクにおいて、図26に
示すように、残り欠陥(黒欠陥)50やピンホール欠陥
(白欠陥)51が生じた場合の欠陥検査方法および欠陥
修正方法について説明する。
【0188】まず、製作した位相シフトマスクについ
て、光透過型欠陥検査装置(KLA社製 239HR
型)を用いて、チップ比較方式の欠陥検査を行なう。
【0189】この欠陥検査装置は、水銀ランプを光源と
する光で検査を行なう。検査の結果、パターンがエッチ
ングされるべきところに位相シフタ膜が残る残り欠陥
と、位相シフタ膜が残るべきところがピンホールや欠け
の形状でなくなってしまうピンホール欠陥を検出する。
【0190】次に、これらの欠陥を修正する。残り欠陥
については、従来のフォトマスクで用いられている、Y
AGレーザによるレーザブロー修正装置を用いて行な
う。
【0191】また、他の方法として、FIBによるスパ
ッタエッチのガス導入によるアシストエッチによっても
除去することができる。
【0192】次に、ピンホール欠陥については、従来の
フォトマスクに用いられている、FIBアシストデポジ
ション方法によるカーボン系膜52のデポジションによ
り、ピンホール欠陥部分を埋め込む修正を行なう。
【0193】このようにして、修正された位相シフトマ
スクを洗浄した場合においても、カーボン系膜52が剥
がれることなく、良好な位相シフトマスクを得ることが
できる。
【0194】次に、上述した位相シフトマスクを用いた
露光方法について説明する。この位相シフトマスクを用
いた場合、位相シフタ膜の膜厚は、表2〜表4,表6〜
表8の膜厚寸法(ds)に示されるように、約1500
Å〜2000Å程度の膜厚で形成されている。このた
め、従来の位相シフタ膜の膜厚よりも約半分程度で形成
されているために、図27に示すように、露光光に含ま
れる斜め成分の露光光に対しても、180°の位相差を
与えることが可能となる。
【0195】その結果、図28に示すように、たとえば
0.4μmのコンタクトホールを開口しようとした場
合、1.2μmの焦点ずれを許容することが可能とな
る。また、従来用いられているフォトマスクの場合、図
29に示すように、同じ0.4μmのコンタクトホール
を開口する場合は、0.6μmの焦点ずれしか許容する
ことはできなかった。
【0196】さらに、コーヒーレンシが0.3〜0.7
好ましくは0.5〜0.6の露光装置においては、図3
0に示すように、焦点深度を従来のフォトマスクに比べ
て大きく向上させることが可能となる。
【0197】なお、図28〜図29は、5:1の縮小投
影露光装置を用いた場合についての結果を示している
が、縮小倍率が4:1,2.5:1の縮小投影露光装置
や1:1の投影露光装置を用いても同様の作用効果を得
ることができる。また、投影露光装置に限らず、密着露
光、プロキシミティ露光を用いても同様の効果を得るこ
とができる。さらに上記露光方法は、g線,i線,Kr
Fレーザ等のいずれを用いても同様の作用効果を得るこ
とができる。
【0198】以上、この実施例における位相シフトマス
クを用いた露光方法によれば、露光不良の発生を防止す
ることが可能となるために、半導体装置の製造工程にお
ける歩留りの向上を図ることが可能となる。この露光方
法は、4M,16M,64M,256MのDRAM、S
RAM、フラッシュメモリ、ASIC、マイコン、Ga
Asなどの半導体装置の製造工程において有効に用いる
ことができ、さらには単体の半導体デバイスや、液晶デ
ィスプレイの製造工程においても十分用いることが可能
となる。
【0199】
【発明の効果】この発明に基づいた位相シフトマスクお
よびその製造方法,位相シフタ膜およびその製造方法、
位相シフトマスク用ブランクスおよびその製造方法によ
れば、第2の光透過部が単一材料の膜のみから構成され
ている。
【0200】また、位相シフタの製造工程において、露
光光を透過する基板の上に、スパッタリング法を用い
て、所定の位相シフタ膜を形成し、その後、所定のエッ
チングを行なうことにより第2の光透過部を形成してい
る。
【0201】これにより、従来のスパッタリング装置を
用いて、1回の工程で位相シフタ膜を形成することが可
能となり、またエッチング工程も1回となるために、欠
陥の発生する確率および加工寸法の誤差の生じる確率が
低下するために、高品質の位相シフトマスクを提供する
ことが可能となる。
【0202】さらに、この発明に基づいた位相シフトマ
スクを用いた露光方法によれば、第2の光透過部が単一
材料の膜からなる位相シフトマスクを用いている。これ
により、第2の光透過部の膜厚は1500Å〜2000
Å程度と薄く形成されているために、露光光に含まれる
斜め成分の露光光に対しても180°の位相差を与える
ことが可能となる。したがって、位相シフトマスクの第
2の光透過部を透過する露光光の位相差が均一となり、
露光不良の発生を防止することが可能となる。その結
果、半導体装置の製造工程における歩留りの向上を図る
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に基づいた第1の実施例における位
相シフトマスクの断面構造図である。
【図2】 この発明に基づいた位相シフトマスクを用い
た場合のマスク上の電場およびウェハ上の電場を示す模
式図である。
【図3】 この発明に基づいた第1の実施例における位
相シフトマスクの製造方法の第1製造工程を示す断面図
である。
【図4】 この発明に基づいた第1の実施例における位
相シフトマスクの製造方法の第2製造工程を示す断面図
である。
【図5】 この発明に基づいた第1の実施例における位
相シフトマスクの製造方法の第3製造工程を示す断面図
である。
【図6】 この発明に基づいた第1の実施例における位
相シフトマスクの製造方法の第4製造工程を示す断面図
である。
【図7】 DCマグネトロンスパッタリング装置の構成
を示す模式図である。
【図8】 KrFレーザにおけるn値とk値および膜厚
の関係を示す図である。
【図9】 i線におけるn値とk値および膜厚の関係を
示す図である。
【図10】 g線におけるn値とk値および膜厚の関係
を示す図である。
【図11】 第1の実施例における位相シフタ膜形成時
の混合ガスの流量比をケースごとにプロットした図であ
る。
【図12】 この発明に基づいた第2の実施例における
位相シフトマスクの製造方法の第1製造工程を示す断面
図である。
【図13】 この発明に基づいた第2の実施例における
位相シフトマスクの製造方法の第2製造工程を示す断面
図である。
【図14】 この発明に基づいた第2の実施例における
位相シフトマスクの製造方法の第3製造工程を示す断面
図である。
【図15】 この発明に基づいた第2の実施例における
位相シフトマスクの製造方法の第4製造工程を示す断面
図である。
【図16】 i線におけるn値とk値および膜厚の関係
を示す図である。
【図17】 g線におけるn値とk値および膜厚の関係
を示す図である。
【図18】 第2の実施例における位相シフタ膜形成時
の混合ガスの流量比をケースごとにプロットした第1図
である。
【図19】 第2の実施例における位相シフタ膜形成時
の混合ガスの流量比をケースごとにプロットした第2図
である。
【図20】 第2の実施例における位相シフタ膜形成時
の混合ガスの流量比をケースごとにプロットした第3図
である。
【図21】 この発明に基づいた第3の実施例における
位相シフトマスクの製造方法の第1製造工程を示す断面
図である。
【図22】 この発明に基づいた第3の実施例における
位相シフトマスクの製造方法の第2製造工程を示す断面
図である。
【図23】 この発明に基づいた第3の実施例における
位相シフトマスクの製造方法の第3製造工程を示す断面
図である。
【図24】 この発明に基づいた第3の実施例における
位相シフトマスクの製造方法の第4製造工程を示す断面
図である。
【図25】 この発明に基づいた第3の実施例における
位相シフトマスクの製造方法の第5製造工程を示す断面
図である。
【図26】 この発明に基づいた位相シフトマスクの欠
陥修正方法を示す断面図である。
【図27】 この発明に基づいた位相シフトマスクを用
いた露光方法の状態を示す模式図である。
【図28】 この発明に基づいた位相シフトマスクを用
いた露光方法における焦点ずれとコンタクトホールサイ
ズとの関係を示す図である。
【図29】 従来技術におけるフォトマスクを用いた露
光方法における焦点ずれとコンタクトホールサイズとの
関係を示す図である。
【図30】 この発明に基づいた位相シフトマスクを用
いた露光方法と従来技術における位相シフトマスクを用
いた露光方法とのコーヒーレンシと焦点深度との関係を
比較する図である。
【図31】 従来技術のフォトマスクを用いた場合のマ
スク後の電場およびウェハ上の光強度を示す模式図であ
る。
【図32】 従来技術における位相シフトマスクを用い
た場合のマスク後の電場およびウェハ上の光強度を示す
模式図である。
【図33】 従来技術における位相シフトマスクを用い
た場合のマスク上の電場およびウェハ上の電場を示す模
式図である。
【図34】 露光光の透過率とレジスト膜の膜厚の関係
を示す図である。
【図35】 従来技術における位相シフトマスクの製造
方法の第1製造工程を示す断面図である。
【図36】 従来技術における位相シフトマスクの製造
方法の第2製造工程を示す断面図である。
【図37】 従来技術における位相シフトマスクの製造
方法の第3製造工程を示す断面図である。
【図38】 従来技術における位相シフトマスクの製造
方法の第4製造工程を示す断面図である。
【図39】 従来技術における位相シフトマスクの製造
方法の第5製造工程を示す断面図である。
【図40】 従来技術における位相シフトマスクの問題
点示す断面図である。
【図41】 従来技術における位相シフトマスクを用い
た露光方法の問題点を示す図である。
【符号の説明】
1 石英基板、4 第2の光透過部、10 第1の光透
過部、30 位相シフトパターン、200 位相シフト
マスク。 なお、図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉岡 信行 兵庫県伊丹市瑞原4丁目1番地 三菱電 機株式会社ユー・エル・エス・アイ開発 研究所内 (72)発明者 宮崎 順二 兵庫県伊丹市瑞原4丁目1番地 三菱電 機株式会社ユー・エル・エス・アイ開発 研究所内 (72)発明者 渡壁 弥一郎 兵庫県伊丹市瑞原4丁目1番地 三菱電 機株式会社ユー・エル・エス・アイ開発 研究所内 (56)参考文献 特開 平6−75361(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03F 1/00 - 1/16

Claims (56)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 露光光を透過する基板と、 この基板の主表面上に形成された位相シフトパターン
    と、 を備え、 前記位相シフトパターンは、 前記基板が露出する第1の光透過部と、 透過する露光光の位相と透過率とが、前記第1の光透過
    部を透過する露光光の位相に対して180°変換し、か
    つ、透過率が5%〜40%であり、金属シリサイドの酸
    化物または金属シリサイドの酸化窒化物の単一の材料か
    らなる第2の光透過部と、 を有する位相シフトマスク。
  2. 【請求項2】 前記第2の光透過部は、モリブデンシリ
    サイドの酸化物またはモリブデンシリサイドの酸化窒化
    物からなる、 請求項1に記載の位相シフトマスク。
  3. 【請求項3】 露光光を透過する基板の主表面上に、透
    過する露光光の位相を180°変換し、かつ5%〜40
    %の透過率を有する所定厚さの位相シフタ膜をスパッタ
    リング法を用いて形成する工程と、 この位相シフタ膜の上に、所定のパターンを有するレジ
    スト膜を形成する工程と、 このレジスト膜をマスクとして、ドライエッチング法に
    より前記位相シフタ膜のエッチングを行ない、前記基板
    が露出してなる第1の透過部と前記位相シフタ膜からな
    る第2の光透過部とを形成する工程と、 を備え、 前記位相シフタ膜は、 モリブデンシリサイドのターゲットを用い、アルゴンと
    酸素との混合ガス雰囲気中で、モリブデンシリサイド酸
    化物の膜を形成する工程を含む、 位相シフトマスクの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記混合ガスの各成分が占める体積百分
    率の範囲は、アルゴンが76%〜92%の範囲であり、
    残りが酸素である請求項3に記載の位相シフトマスクの
    製造方法。
  5. 【請求項5】 露光光を透過する基板の主表面上に、透
    過する露光光の位相を180°変換し、かつ5%〜40
    %の透過率を有する所定厚さの位相シフタ膜をスパッタ
    リング法を用いて形成する工程と、 この位相シフタ膜の上に、所定のパターンを有するレジ
    スト膜を形成する工程と、 このレジスト膜をマスクとして、ドライエッチング法に
    より前記位相シフタ膜のエッチングを行ない、前記基板
    が露出してなる第1の光透過部と前記位相シフタ膜から
    なる第2の光透過部とを形成する工程と、 を備え、 前記位相シフタ膜を形成する工程は、 モリブデンシリサイドのターゲットを用い、アルゴン、
    酸素および窒素の混合ガス雰囲気中で、モリブデンシリ
    サイド酸化窒化物の膜を形成する工程を含む、位相シフ
    トマスクの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記混合ガスの各成分を占める体積百分
    率の範囲は、アルゴンが65%〜79%、酸素が8%〜
    24%、窒素が3%〜20%である請求項5に記載の位
    相シフトマスクの製造方法。
  7. 【請求項7】 露光光を透過する基板の主表面上に、透
    過する露光光の位相を180°変換し、かつ5%〜40
    %の透過率を有する所定厚さの位相シフタ膜をスパッタ
    リング法を用いて形成する工程と、 この位相シフタ膜の上に、所定のパターンを有するレジ
    スト膜を形成する工程と、 このレジスト膜をマスクとして、ドライエッチング法に
    より前記位相シフタ膜のエッチングを行ない、前記基板
    が露出してなる第1の光透過部と前記位相シフタ膜から
    なる第2の光透過部とを形成する工程と、 を備え、 前記位相シフタ膜を形成する工程は、 クロムのターゲットを用い、アルゴンが48%〜90
    %、酸素が1%〜39%、窒素が6%〜14%である混
    合ガス雰囲気中で、クロム酸化窒化物の膜を形成する工
    程を含む、 位相シフトマスクの製造方法。
  8. 【請求項8】 露光光を透過する基板の主表面上に、透
    過する露光光の位相を180°変換し、かつ5%〜40
    %の透過率を有する所定厚さの位相シフタ膜をスパッタ
    リング法を用いて形成する工程と、 この位相シフタ膜の上に、所定のパターンを有するレジ
    スト膜を形成する工程と、 このレジスト膜をマスクとして、ドライエッチング法に
    より前記位相シフタ膜のエッチングを行ない、前記基板
    が露出してなる第1の光透過部と前記位相シフタ膜から
    なる第2の光透過部とを形成する工程と、 を備え、 前記位相シフタ膜を形成する工程は、 クロムのターゲットを用い、アルゴンが82%〜87
    %、残りが一酸化窒素である混合ガス雰囲気中で、クロ
    ム酸化窒化物の膜を形成する工程を含む、 位相シフトマスクの製造方法。
  9. 【請求項9】 露光光を透過する基板の主表面上に、透
    過する露光光の位相を180°変換し、かつ5%〜40
    %の透過率を有する所定厚さの位相シフタ膜をスパッタ
    リング法を用いて形成する工程と、 この位相シフタ膜の上に、所定のパターンを有するレジ
    スト膜を形成する工程と、 このレジスト膜をマスクとして、ドライエッチング法に
    より前記位相シフタ膜のエッチングを行ない、前記基板
    が露出してなる第1の光透過部と前記位相シフタ膜から
    なる第2の光透過部とを形成する工程と、 を備え、 前記位相シフタ膜を形成する工程は、 クロムのターゲットを用い、アルゴンが78%〜88
    %、酸素が2%〜13%、メタンが8%〜10%の混合
    ガス雰囲気中で、クロム酸化窒化炭化物の膜を形成する
    工程を含む、 位相シフトマスクの製造方法。
  10. 【請求項10】 スパッタリング法により前記位相シフ
    タ膜を形成する工程と、前記レジスト膜を形成する工程
    との間に、金属膜を形成する工程をさらに含む、 請求項3、請求項5、請求項7〜請求項9のいずれかに
    記載の位相シフトマスクの製造方法。
  11. 【請求項11】 前記金属膜は、モリブデン、クロム、
    タングステン、タンタル、チタン、シリコン、アルミの
    いずれかの材料からなる膜、または、これらのいずれか
    の組合わせからなる合金膜である、請求項10 に記載の位相シフトマスクの製造方法。
  12. 【請求項12】 前記位相シフタ膜のエッチングを行な
    う工程は、 フッ化炭素と酸素との混合ガスを用いてドライエッチン
    グ法により行なう工程を含む、 請求項3〜請求項6のいずれかに記載のシフトマスクの
    製造方法。
  13. 【請求項13】 前記位相シフタ膜のエッチングを行な
    う工程は、 塩化メチレンと酸素との混合ガス、塩素と酸素との混合
    ガスおよび塩素ガスからなる群より選択される1種類の
    ガスを用いてドライエッチング法により行なう工程を含
    む、 請求項7〜請求項9のいずれかに記載のシフトマスクの
    製造方法。
  14. 【請求項14】 前記位相シフト膜を形成する工程は、 前記位相シフト膜をスパッタリング法を用いて形成した
    後に、200℃以上の熱処理を行なう工程を含む、 請求項3〜請求項9のいずれかに記載の位相シフトマス
    クの製造方法。
  15. 【請求項15】 パターン形成層の上にレジスト膜を塗
    布する工程と、 前記レジスト膜を、露光光を透過する基板の上に形成さ
    れた、前記基板が露出する第1の光透過部と、透過する
    露光光の位相と透過率とが前記第1の光透過部を透過す
    る露光光の位相に対して180°変換し、かつ、透過率
    が5%〜40%であり、金属シリサイドの酸化窒化物ま
    たは金属シリサイドの酸化物の単一の材料からなる第2
    の光透過部とを有する位相シフトパターンを有する位相
    シフトマスクを用いて前記レジスト膜を露光する工程
    と、 を備えた、位相シフトマスクを用いた露光方法。
  16. 【請求項16】 露光光を透過する基板の上に成膜され
    た状態において、透過する露光光の位相と透過率とが、
    前記基板のみを透過する露光光の位相に対して180°
    変換し、かつ、透過率が5%〜40%であり、金属シリ
    サイドの酸化物または金属シリサイドの酸化窒化物の単
    一の材料からなる位相シフタ膜。
  17. 【請求項17】 前記単一の材料は、モリブデンシリサ
    イドの酸化物またはモリブデンシリサイドの酸化窒化物
    からなる、請求項16 に記載の位相シフタ膜。
  18. 【請求項18】 スパッタリング法を用いて、露光光を
    透過する基板の主表面上に、透過する露光光の位相を1
    80°変換し、かつ5%〜40%の透過率を有する所定
    厚さの位相シフタ膜を形成する位相シフタ膜の製造方法
    であって、 モリブデンシリサイドのターゲットを用い、アルゴンと
    酸素との混合ガス雰囲気中で、モリブデンシリサイド酸
    化物の膜からなる位相シフタ膜を形成する、 位相シフタ膜の製造方法。
  19. 【請求項19】 前記混合ガスの各成分が占める体積百
    分率の範囲は、アルゴンが76%〜92%の範囲であ
    り、残りが酸素である、請求項18に記載の位相シフタ
    膜の製造方法。
  20. 【請求項20】 スパッタリング法を用いて、露光光を
    透過する基板の主表面上に、透過する露光光の位相を1
    80°変換し、かつ5%〜40%の透過率を有する所定
    厚さの位相シフタ膜を形成する位相シフタ膜の製造方法
    であって、 モリブデンシリサイドのターゲットを用い、アルゴン、
    酸素および窒素の混合ガス雰囲気中で、モリブデンシリ
    サイド酸化窒化物の膜からなる位相シフタ膜を形成す
    る、 位相シフタ膜の製造方法。
  21. 【請求項21】 前記混合ガスの各成分を占める体積百
    分率の範囲は、アルゴンが65%〜79%の、酸素が8
    %〜24%、窒素が3%〜20%である、請求項20
    記載の位相シフタ膜の製造方法。
  22. 【請求項22】 スパッタリング法を用いて、露光光を
    透過する基板の主表面上に、透過する露光光の位相を1
    80°変換し、かつ5%〜40%の透過率を有する所定
    厚さの位相シフタ膜を形成する位相シフタ膜の製造方法
    であって、 クロムのターゲットを用い、アルゴンが48%〜90
    %、酸素が1%〜39%、窒素が6%〜14%である混
    合ガス雰囲気中で、クロム酸化窒化物の膜からなる位相
    シフタ膜を形成する、 位相シフタ膜の製造方法。
  23. 【請求項23】 スパッタリング法を用いて、露光光を
    透過する基板の主表面上に、透過する露光光の位相を1
    80°変換し、かつ5%〜40%の透過率を有する所定
    厚さの位相シフタ膜を形成する位相シフタ膜の製造方法
    であって、 クロムのターゲットを用い、アルゴンが82%〜87
    %、残りが一酸化窒素である混合ガス雰囲気中で、クロ
    ム酸化窒化物の膜からなる位相シフタ膜を形成する、 位相シフタ膜の製造方法。
  24. 【請求項24】 スパッタリング法を用いて、露光光を
    透過する基板の主表面上に、透過する露光光の位相を1
    80°変換し、かつ5%〜40%の透過率を有する所定
    厚さの位相シフタ膜を形成する位相シフタ膜の製造方法
    であって、 クロムのターゲットを用い、アルゴンが78%〜88
    %、酸素が2%〜13%、メタンが8%〜10%の混合
    ガス雰囲気中で、クロム酸化窒化炭化物の膜からなる位
    相シフタ膜を形成する、 位相シフタ膜の製造方法。
  25. 【請求項25】 露光光を透過する基板と、 この基板の主表面上に形成された位相シフタ膜と、 を備えた位相シフトマスク用ブランクスであって、 前記位相シフタ膜は、前記位相シフトマスク用ブランク
    スを透過する露光光の位相と透過率とが、前記基板のみ
    を透過する露光光の位相に対して180°変換し、か
    つ、透過率が5%〜40%であり、金属シリサイドの酸
    化物または金属シリサイドの酸化窒化物の単一の材料か
    らなる、 位相シフトマスク用ブランクス。
  26. 【請求項26】 前記単一の材料は、モリブデンシリサ
    イドの酸化物またはモリブデンシリサイドの酸化窒化物
    からなる、請求項25 に記載の位相シフトマスク用ブランクス。
  27. 【請求項27】 前記基板の上に、金属膜をさらに備え
    る、請求項25 または請求項26に記載の位相シフトマスク
    用ブランクス。
  28. 【請求項28】 前記金属膜は、モリブデン、クロム、
    タングステン、タンタル、チタン、シリコン、アルミの
    いずれかの材料からなる膜、または、これらのいずれか
    の組合わせからなる合金膜である、請求項27 に記載の位相シフトマスク用ブランクス。
  29. 【請求項29】 前記位相シフトマスク用ブランクス
    は、 前記基板の上に、レジスト膜をさらに備える、請求項25請求項28のいずれかに記載の位相シフト
    マスク用ブランクス。
  30. 【請求項30】 スパッタリング法を用いて、露光光を
    透過する基板の主表面上に、透過する露光光の位相を1
    80°変換し、かつ5%〜40%の透過率を有する所定
    厚さの位相シフタ膜を有する位相シフトマスク用ブラン
    クスの製造方法であって、 モリブデンシリサイドのターゲットを用い、アルゴンと
    酸素との混合ガス雰囲気中で、モリブデンシリサイド酸
    化物の膜からなる位相シフタ膜を形成する、 位相シフトマスク用ブランクスの製造方法。
  31. 【請求項31】 前記混合ガスの各成分が占める体積百
    分率の範囲は、アルゴンが76%〜92%の範囲であ
    り、残りが酸素である、請求項30に記載の位相シフト
    マスク用ブランクスの製造方法。
  32. 【請求項32】 スパッタリング法を用いて、露光光を
    透過する基板の主表面上に、透過する露光光の位相を1
    80°変換し、かつ5%〜40%の透過率を有する所定
    厚さの位相シフタ膜を有する位相シフトマスク用ブラン
    クスの製造方法であって、 モリブデンシリサイドのターゲットを用い、アルゴン、
    酸素および窒素との混合ガス雰囲気中で、モリブデンシ
    リサイド酸化窒化物の膜からなる位相シフタ膜を形成す
    る、 位相シフトマスク用ブランクスの製造方法。
  33. 【請求項33】 前記混合ガスの各成分が占める体積百
    分率の範囲は、アルゴンが65%〜79%、酸素が8%
    〜24%、窒素が3%〜20%である、請求項32に記
    載の位相シフトマスク用ブランクスの製造方法。
  34. 【請求項34】 スパッタリング法を用いて、露光光を
    透過する基板の主表面上に、透過する露光光の位相を1
    80°変換し、かつ5%〜40%の透過率を有する所定
    厚さの位相シフタ膜を有する位相シフトマスク用ブラン
    クスの製造方法であって、 クロムのターゲットを用い、アルゴンが48%〜90
    %、酸素が1%〜39%、窒素が6%〜14%である混
    合ガス雰囲気中で、クロム酸化窒化物の膜からなる位相
    シフタ膜を形成する、 位相シフトマスク用ブランクスの製造方法。
  35. 【請求項35】 スパッタリング法を用いて、露光光を
    透過する基板の主表面上に、透過する露光光の位相を1
    80°変換し、かつ5%〜40%の透過率を有する所定
    厚さの位相シフタ膜を有する位相シフトマスク用ブラン
    クスの製造方法であって、 クロムのターゲットを用い、アルゴンが82%〜87
    %、残りが一酸化窒素である混合ガス雰囲気中で、クロ
    ム酸化窒化物の膜からなる位相シフタ膜を形成する、 位相シフトマスク用ブランクスの製造方法。
  36. 【請求項36】 スパッタリング法を用いて、露光光を
    透過する基板の主表面上に、透過する露光光の位相を1
    80°変換し、かつ5%〜40%の透過率を有する所定
    厚さの位相シフタ膜を有する位相シフトマスク用ブラン
    クスの製造方法であって、 クロムのターゲットを用い、アルゴンが78%〜88
    %、酸素が2%〜13%、メタンが8%〜10%の混合
    ガス雰囲気中で、クロム酸化窒化炭化物の膜からなる位
    相シフタ膜を形成する、 位相シフトマスク用ブランクスの製造方法。
  37. 【請求項37】 前記位相シフトマスク用ブランクスを
    形成する工程は、 前記位相シフト膜をスパッタリング法を用いて形成した
    後に、200℃以上の熱処理を行なう工程を含む、請求項29請求項36に記載の位相シフトマスク用ブ
    ランクスの製造方法。
  38. 【請求項38】 露光光を透過する基板と、この基板の
    主表面上に形成された位相シフトパターンとを備え、 前記位相シフトパターンは、前記基板が露出する第1の
    光透過部と、透過する露光光の位相および透過率が前記
    第1の光透過部を透過する露光光の位相に対して180
    °変換し、かつ透過率が5%〜40%であり、金属の酸
    化膜、金属の酸化窒化膜、金属シリサイドの酸化膜およ
    び金属シリサイドの酸化窒化膜からなる群より選択され
    る1種類の膜からなる第2の光透過部とを有する位相シ
    フトマスクにおいて、前記第2の光透過部に残り欠陥
    (黒欠陥)またはピンホール欠陥(白欠陥)が生じた場
    合の位相シフトマスクの欠陥検査方法であって、 前記位相シフトマスクに対し、水銀ランプを光源とする
    光を用いて、チップ比較方式により、欠陥検査を行な
    う、 位相シフトマスクの欠陥検査方法。
  39. 【請求項39】 露光光を透過する基板と、この基板の
    主表面上に形成された位相シフトパターンとを備え、 前記位相シフトパターンは、前記基板が露出する第1の
    光透過部と、透過する露光光の位相および透過率が前記
    第1の光透過部を透過する露光光の位相に対して180
    °変換し、かつ透過率が5%〜40%であり、金属の酸
    化膜、金属の酸化窒化膜、金属シリサイドの酸化膜およ
    び金属シリサイドの酸化窒化膜からなる群より選択され
    る1種類の膜からなる第2の光透過部とを有する位相シ
    フトマスクにおいて、前記第2の光透過部に残り欠陥
    (黒欠陥)が生じた場合の位相シフトマスクの欠陥修正
    方法であって、 前記第2の光透過部に生じた残り欠陥(黒欠陥)に対し
    て、YAGレーザまたはFIBによるスパッタエッチン
    グにより残り欠陥の修正を行なう位相シフトマスクの欠
    陥修正方法。
  40. 【請求項40】 露光光を透過する基板と、この基板の
    主表面上に形成された位相シフトパターンとを備え、 前記位相シフトパターンは、前記基板が露出する第1の
    光透過部と、透過する露光光の位相および透過率が前記
    第1の光透過部を透過する露光光の位相に対して180
    °変換し、かつ透過率が5%〜40%であり、金属の酸
    化膜、金属の酸化窒化膜、金属シリサイドの酸化膜およ
    び金属シリサイドの酸化窒化膜からなる群より選択され
    る1種類の膜からなる第2の光透過部とを有する位相シ
    フトマスクにおいて、前記第2の光透過部にピンホール
    欠陥(白欠陥)が生じた場合の位相シフトマスクの欠陥
    修正方法であって、 前記第2の光透過部に生じたピンホール欠陥(白欠陥)
    に対して、FIBアシストデポジション方法によるカー
    ボン系膜のデポジションにより、ピンホール欠陥の埋め
    込み修正を行なう位相シフトマスクの欠陥修正方法。
  41. 【請求項41】 前記レジスト膜を形成する工程の後
    に、 前記レジスト膜の上に帯電防止膜を形成する工程をさら
    に含む、 請求項3、請求項5、請求項7〜請求項9のいずれかに
    記載の位相シフトマスクの製造方法。
  42. 【請求項42】 前記帯電防止膜は、導電性の高分子材
    料からなる、請求項41に記載の位相シフトマスクの製
    造方法。
  43. 【請求項43】 前記レジスト膜を形成する工程の後
    に、 前記レジスト膜の上に帯電防止膜を形成する工程をさら
    に含み、 前記帯電防止膜は、モリブデン系の金属材料からなる、
    請求項3または請求項5に記載の位相シフトマスクの製
    造方法。
  44. 【請求項44】 前記レジスト膜を形成する工程の後
    に、 前記レジスト膜の上に帯電防止膜を形成する工程をさら
    に含み、 前記帯電防止膜は、クロム系の金属材料からなる、請求
    項7〜請求項9のいずれかに記載の位相シフトマスクの
    製造方法。
  45. 【請求項45】 所定のパターンを有する前記レジスト
    膜を形成する工程は、 前記レジスト膜を露光する工程と、 前記レジスト膜の現像前に前記帯電防止膜を除去する工
    程と、 前記レジスト膜を現像する工程と、 を含む、請求項41請求項44のいずれかに記載の位
    相シフトマスクの製造方法。
  46. 【請求項46】 前記帯電防止膜を除去する工程は、水
    を用いて前記帯電防止膜を除去することを特徴とする、
    請求項45に記載の位相シフトマスクの製造方法。
  47. 【請求項47】 前記位相シフタ膜の上にレジスト膜
    と、 前記レジスト膜の上に帯電防止膜と、 をさらに備える、請求項25に記載の位相シフトマスク
    用ブランクス。
  48. 【請求項48】 前記帯電防止膜は、導電性の高分子材
    料からなる、請求項47に記載の位相シフトマスク用ブ
    ランクス。
  49. 【請求項49】 スパッタリング法により前記位相シフ
    タ膜を形成する工程の後に金属膜を形成する工程をさら
    に含む、請求項30請求項32請求項34請求項36のい
    ずれかに記載の位相シフトマスク用ブランクスの製造方
    法。
  50. 【請求項50】 前記金属膜は、モリブデン、クロム、
    タングステン、タンタル、チタン、シリコン、アルミの
    いずれかの材料からなる膜、または、これらのいずれか
    の組合わせからなる合金膜である、請求項49 に記載の位相シフトマスク用ブランクスの製
    造方法。
  51. 【請求項51】 前記位相シフタ膜を形成する工程の後
    にレジスト膜を形成する工程と、 前記レジスト膜を形成する工程の後に前記レジスト膜の
    上に帯電防止膜を形成する工程と、 をさらに含む、請求項30請求項32請求項34
    請求項36のいずれかに記載の位相シフトマスク用ブラ
    ンクスの製造方法。
  52. 【請求項52】 前記帯電防止膜は、導電性の高分子材
    料からなる、請求項51に記載の位相シフトマスク用ブ
    ランクスの製造方法。
  53. 【請求項53】 前記レジスト膜を形成する工程の後
    に、 前記レジスト膜の上に帯電防止膜を形成する工程をさら
    に含み、 前記帯電防止膜は、モリブデン系の金属材料からなる、
    請求項30または請求項32に記載の位相シフトマスク
    用ブランクスの製造方法。
  54. 【請求項54】 前記レジスト膜を形成する工程の後
    に、 前記レジスト膜の上に帯電防止膜を形成する工程をさら
    に含み、 前記帯電防止膜は、クロム系の金属材料からなる、請求
    項34請求項36のいずれかに記載の位相シフトマス
    ク用ブランクスの製造方法。
  55. 【請求項55】 露光光を透過する基板と、この基板の
    主表面上に形成された位相シフトパターンとを備え、前
    記位相シフトパターンは、前記基板が露出する第1の光
    透過部と、透過する露光光の位相と透過率とが、前記第
    1の光透過部を透過する露光光の位相に対して180°
    変換し、かつ、透過率が5%〜40%であり、金属シリ
    サイドの酸化物または金属シリサイドの酸化窒化物の単
    一の材料からなる第2の光透過部とを有する位相シフト
    マスクを用いて製造された、半導体装置。
  56. 【請求項56】 当該半導体装置は、DRAM,SRA
    M,フラッシュメモリ、ASIC、マイコンGaAs、
    または、液晶ディスプレイである、請求項55に記載の
    半導体装置。
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