JP4764214B2 - ハーフトーン型位相シフトマスク及びその製造方法 - Google Patents

ハーフトーン型位相シフトマスク及びその製造方法 Download PDF

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本発明は、ハーフトーン型位相シフトマスク及びその製造方法に係り、特に、半導体集積回路、CCD(電荷結合素子)、LCD(液体表示素子)用カラーフィルタ、及び磁気ヘッド等の製造に用いられるハーフトーン型位相シフトマスクに関する。
近年、半導体素子の微細化に伴い、投影露光装置にも高い解像性が求められている。そこで、フォトマスクの分野においては、転写パターンの解像性を向上させる手法として、位相シフト法がある。位相シフト法の原理は、隣接する開口部を通過した透過光の位相が反転するように開口部の一方に位相シフト部を設けることによって、透過光が干渉し合う際に境界部での光強度を弱め、その結果として転写パターンの解像性及び焦点深度を向上させるものである。
位相シフト法により解像性を向上させたフォトマスクとして、ハーフトーン型位相シフトマスクがある。
このようなハーフトーン型位相シフトマスクとしては、透明基板上に、Cr系の遮光層を有するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
一般に、フォトマスクのCDパフォーマンスの改善には、遮光膜とそれを形成するためのレジストの薄膜化が有効である。しかし、遮光膜を薄膜化すると、OD値(光学濃度)が減少してしまう。現状のCr系遮光膜では、一般に必要とされているOD=3を達成するために、450nm程度のトータルの膜厚が最低限必要であり、大幅な薄膜化は困難である。また、遮光膜が薄膜化できないと、レジストとの選択比が原因でレジストも薄膜化することができない。したがって、大きなCDの改善を望むことができない。
特開平7−140635号公報
本発明は、以上のような事情の下になされ、CDパフォーマンスの大幅な改善が可能なハーフトーン型位相シフトマスク及びその製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、露光光に対して透明な基板上に、位相差及び透過率を任意に制御したシフター層を設けたハーフトーン型位相シフトマスクにおいて、マスクパターン上もしくは基板周辺部に実質的な光の遮蔽を目的として設けられた遮光性膜が、フッ素系ガスを主体とするエッチングガスを用いたエッチングプロセスにおいてエッチング可能な材料からなる膜Aを含むことを特徴とするハーフトーン型位相シフトマスクを提供する。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の ハーフトーン型位相シフトマスクにおいて、前記遮光膜が、前記膜Aと、フッ素系ガスを主体とするエッチングガスを用いたエッチングプロセスにおいて前記膜Aよりもエッチング速度の遅い膜Bを少なくとも有し、前記フッ素系ガスを主体とするエッチングガスを用いたエッチングプロセスとは異なるエッチング条件でエッチングしたときのエッチング速度が、前記膜Bの方が膜Aよりも速いことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項2に記載のハーフトーン型位相シフトマスクにおいて、前記フッ素系ガスを主体とするエッチングガスを用いたエッチングプロセスとは異なるエッチング条件が 塩素系ガスを主体とするエッチングガスを用いるエッチングであることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項3に記載のハーフトーン型位相シフトマスクにおいて、前記膜Aがフッ素系ガスを主体とするエッチングガスを用いたエッチングプロセスでエッチング可能であるとともに、塩素系ガスを主体とするエッチングガスを用いたエッチングプロセスに対して耐性を有し、前記膜Bがフッ素系ガスを主体とするエッチングガスを用いたエッチングプロセスに耐性を有し、塩素系ガスを主体とするエッチングガスを用いたエッチングでエッチング可能であることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1〜5のいずれかに記載のハーフトーン型位相シフトマスクにおいて、前記膜AがMo及び/又はSiを主な材料とする膜からなることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項5に記載のハーフトーン型位相シフトマスクにおいて、Mo及び/又はSiを主な材料とする膜が、MoSi又はMoSi化合物を主な材料とする膜であることを特徴とする。
請求項7に係る発明は、請求項5に記載のハーフトーン型位相シフトマスクにおいて、前記膜AがMoSi又はMoSi化合物を主な材料とする膜であり、前記膜BがCr又はCr化合物を主な材料とする膜であることを特徴とする。
請求項8に係る発明は、請求項6又は7に記載のハーフトーン型位相シフトマスクにおいて、前記化合物が酸化膜、窒化膜、又は酸窒化膜であることを特徴とする。
請求項9に係る発明は、請求項5〜8のいずれかに記載のハーフトーン型位相シフトマスクにおいて、前記遮光膜が、MoSiを主体とする第1の膜、及びCrを含む第2の膜が順次積層されてなることを特徴とする。
請求項10に係る発明は、前記遮光膜が、請求項5〜8のいずれかに記載のハーフトーン型位相シフトマスクにおいて、Crを含む第一の膜、MoSiを主体とする第2の膜、及びCrを含む第3の膜が順次積層されていることを特徴とする。
請求項11に係る発明は、請求項9又は10に記載のハーフトーン型位相シフトマスクにおいて、前記Crを含む第2の膜及び第3の膜は、CrO、CrN、若しくはCrONの単層膜、又はこれらの複数層膜若しくは傾斜膜であり、2nm〜30nmの膜厚を有することを特徴とする。
請求項12に係る発明は、請求項10に記載のハーフトーン型位相シフトマスクにおいて、前記Crを含む第1の膜は、Cr、CrN、CrO、若しくはCrONの単層膜、又はこれらの複数層膜若しくは傾斜膜であり、2nm〜20nmの膜厚を有することを特徴とする。
請求項13に係る発明は、請求項9又は10に記載のハーフトーン型位相シフトマスクにおいて、請求項9に記載のMoSiを主体とする第1の膜、及び請求項10に記載のMoSiを主体とする第2の膜は、20nm〜60nmの膜厚を有することを特徴とする。
請求項14に係る発明は、請求項9又は10に記載のハーフトーン型位相シフトマスクにおいて、請求項9に記載の第1の膜及び第2の膜のトータルの露光光に対する光学濃度、及び請求項10に記載の第1の膜、第2の膜及び第3の膜のトータルの露光光に対する光学濃度は3.0〜4.0であり、表面反射率は30%以下であることを特徴とする。
請求項15に係る発明は、請求項5〜8に記載のハーフトーン型位相シフトマスクにおいて、前記遮光膜成が、Crを含む第1の膜、及びSiを含む第2の膜を順次積層されていることを特徴とする。
請求項16に係る発明は、請求項5〜8に記載のハーフトーン型位相シフトマスクにおいて、前記遮光膜が、Siを含む第1の膜でのみ構成されていることを特徴とする。
請求項17に係る発明は、請求項15又は16に記載のハーフトーン型位相シフトマスクにおいて、請求項15に記載のSiを含む第2の膜、及び請求項16に記載のSiを含む第1の膜は、MoSi、MoSiN、MoSiO、若しくはMoSiONの単層膜、又はこれらの複数層膜若しくは傾斜膜であり、30nm〜80nmの膜厚を有することを特徴とする。
請求項18に係る発明は、請求項15に記載のハーフトーン型位相シフトマスクにおいて、前記Crを含む第1の膜は、Cr、CrN、CrO、若しくはCrONの単層膜、又はこれらの複数層膜若しくは傾斜膜であり、2nm〜20nmの膜厚を有することを特徴とする。
請求項19に係る発明は、請求項15又は16に記載のハーフトーン型位相シフトマスクにおいて、請求項15に記載の第1の膜及び第2の膜のトータルの露光光に対する光学濃度、及び請求項16に記載の第1の膜の露光光に対する光学濃度は3.0〜4.0であり、表面反射率は20%以下であることを特徴とする。
請求項20に係る発明は、請求項1〜19のいずれかに記載のハーフトーン型位相シフトマスクを製造する方法において、マスクパターン上もしくは基板周辺部に実質的な光の遮蔽を目的として設けられた遮光性膜を加工する工程は、塩素系ガスを主体とするエッチングプロセス及びフッ素系ガスを主体とするエッチングプロセスの両方を含むことを特徴とする。
請求項21に係る発明は、請求項1〜19に記載のハーフトーン型位相シフトマスクを製造する方法において、マスクパターン上もしくは基板周辺部に実質的な光の遮蔽を目的として設けられた遮光性膜を加工する工程で、塩素系ガスを主体とするエッチングプロセス及びフッ素系ガスを主体とするエッチングプロセスを交互に使用することを特徴とする。
請求項22に係る発明は、請求項1〜19のいずれかに記載のハーフトーン型位相シフトマスクを製造する、請求項20または21に記載のハーフトーン型位相シフトマスクの製造方法において、表面に上記膜Bを有するブランクを用いるか、表面に膜Bと同様なエッチング特性を有する膜である膜Cを形成することを特徴とする。
請求項23に係る発明は、請求項20〜22のいずれかに記載のハーフトーン型位相シフトマスクの製造方法において、表面の上記膜Cを除去することを特徴とする。
請求項24に係る発明は、請求項1〜19のいずれかに記載のハーフトーン型位相シフトマスクを製造する、請求項20〜23のいずれかに記載のハーフトーン型位相シフトマスクの製造方法において、上記膜Aとシフター層を同時にエッチングする工程を有することを特徴とする。
請求項25に係る発明は、請求項1〜19のいずれかに記載のハーフトーン型位相シフトマスクを製造する、請求項20〜24のいずれかに記載のハーフトーン型位相シフトマスクの製造方法において、上記膜Bを複数層有するブランクを用い、該膜を複数層同時にエッチングする工程を有することを特徴とする。
請求項26に係る発明は、請求項9、11、13、及び14のいずれかに記載のハーフトーン型位相シフトマスクを製造する方法であって、前記第2の膜上に第1のレジストパターンを形成する工程、前記第1のレジストパターンをマスクとして、塩素系ガスを用いたドライエッチングにより、前記第2の膜をパターニングする工程、前記第1のレジストパターンをマスクとして、フッ素系ガスを用いたドライエッチングにより、前記第1の膜をパターニングし、第1の開口部及び第2の開口部を有する遮光膜パターンを形成する工程、前記第1のレジストパターンを除去する工程、前記第2の膜上に、前記第1の開口部を覆い、前記第2の開口部を覆わないように、第2のレジストパターンを形成する工程、前記第2のレジストパターンをマスクとして、フッ素系ガスを用いたドライエッチングにより、前記第2の開口部を通して前記シフター層をエッチングする工程、及び前記第2のレジストパターンを除去する工程を具備することを特徴とする。
請求項27に係る発明は、請求項10〜14のいずれかに記載のハーフトーン型位相シフトマスクを製造する方法であって、前記第3の膜上に第1のレジストパターン形成する工程、前記第1のレジストパターンをマスクとして、塩素系ガスを用いたドライエッチングにより、前記第3の膜をパターニングする工程、前記第1のレジストパターンをマスクとして、フッ素系ガスを用いたドライエッチングにより、前記第2の膜をパターニングする工程、前記第1のレジストパターンをマスクとして、塩素系ガスを用いたドライエッチングにより、前記第1の膜をパターニングし、前記第1の膜、第2の膜及び第3の膜のパターンからなる、第1の開口部及び第2の開口部を有する遮光膜パターンを形成する工程、前記第1のレジストパターンを除去する工程、前記第3の膜上に、前記第1の開口部を覆い、前記第2の開口部を覆わないように、第2のレジストパターンを形成する工程、前記第2のレジストパターンをマスクとして、フッ素系ガスを用いたドライエッチングにより、前記第2の開口部を通して前記シフター層をエッチングする工程、及び前記第2のレジストパターンを除去する工程を具備することを特徴とする。
請求項28に係る発明は、請求項15、17、18、及び19のいずれかに記載のハーフトーン型位相シフトマスクを製造する方法であって、前記第2の膜上にCrを主な材料とする膜厚2nm〜30nmの第3の膜を形成させる工程、前記第3の膜上に第1のレジストパターン形成する工程、前記第1のレジストパターンをマスクとして、塩素系ガスを用いたドライエッチングにより、前記第3の膜をパターニングする工程、前記第1のレジストパターンをマスクとして、フッ素系ガスを用いたドライエッチングにより、前記第2の膜をパターニングする工程、前記第1のレジストパターンをマスクとして、塩素系ガスを用いたドライエッチングにより、前記第1の膜をパターニングし、前記第1の膜及び第2の膜のパターンからなる、第1の開口部及び第2の開口部を有する遮光膜パターンを形成する工程、前記第1のレジストパターンを除去する工程、前記第3の膜上に、前記第1の開口部を覆い、前記第2の開口部を覆わないように、第2のレジストパターンを形成する工程、前記第2のレジストパターンをマスクとして、フッ素系ガスを用いたドライエッチングにより、前記第2の開口部を通して前記シフター層をエッチングする工程、前記第2のレジストパターンを除去する工程、及び前記第3の膜を除去する工程を具備することを特徴とする。
請求項29に係る発明は、請求項16、17、及び19のいずれかに記載のハーフトーン型位相シフトマスクを製造する方法であって、前記第1の膜上にCrを主な材料とする膜厚2nm〜20nmの第2の膜を形成させる工程、前記第2の膜上に第1のレジストパターンを形成する工程、前記第1のレジストパターンをマスクとして、塩素系ガスを用いたドライエッチングにより、前記第2の膜をパターニングする工程、前記第1のレジストパターンをマスクとして、フッ素系ガスを用いたドライエッチングにより、前記第1の膜をパターニングし、第1の開口部及び第2の開口部を有する遮光膜パターンを形成する工程、前記第1のレジストパターンを除去する工程、前記第2の膜上に、前記第1の開口部を覆い、前記第2の開口部を覆わないように、第2のレジストパターンを形成する工程、前記第2のレジストパターンをマスクとして、フッ素系ガスを用いたドライエッチングにより、前記第2の開口部を通して前記シフター層をエッチングする工程、前記第2のレジストパターンを除去する工程、及び前記第2の膜を除去する工程を具備することを特徴とする。
請求項30に係る発明は、請求項15、17、18、及び19のいずれかに記載のハーフトーン型位相シフトマスクを製造する方法であって、前記第2の膜上にCrを主な材料とする膜厚2nm〜30nmの第3の膜を形成させる工程、前記第3の膜上に第1のレジストパターン形成する工程、前記第1のレジストパターンをマスクとして、塩素系ガスを用いたドライエッチングにより、前記第3の膜をパターニングする工程、前記第1のレジストパターンをマスクとして、フッ素系ガスを用いたドライエッチングにより、前記第2の膜をパターニングし、前記第2の膜及び第3の膜のパターンからなる、第1の開口部及び第2の開口部を有する遮光膜パターンを形成する工程、前記第1のレジストパターンを除去する工程、前記第3の膜上に、前記第1の開口部を覆い、前記第2の開口部を覆わないように、第2のレジストパターンを形成する工程、前記第2のレジストパターンをマスクとして、塩素系ガスを用いたドライエッチングにより第1の膜をパターニングする工程、フッ素系ガスを用いたドライエッチングにより、前記第2の開口部を通して前記シフター層をエッチングする工程、前記第2のレジストパターンを除去する工程、及び前記第3の膜と、表面に露出した第1の膜を除去する工程を具備することを特徴とする。
請求項31に係る発明は、請求項15、17、18、及び19のいずれかに記載のハーフトーン型位相シフトマスクを製造する方法であって、前記第2の膜上に、第1のレジストパターン形成する工程、前記第1のレジストパターンをマスクとして、フッ素系ガスを用いたドライエッチングにより、前記第2の膜をパターニングし、その後に塩素系ガスを用いたドライエッチングにより第1の膜をパターニングを行い、前記第1の膜および前記第2の膜のパターンからなる第1の開口部を有する遮光膜パターンを形成する工程、前記第1のレジストパターンを除去する工程、前記第2の膜上に、パターンの一部分もしくは、基板周辺部を覆うように第2のレジストパターンを形成し、第2の開口部を設ける工程、前記第2のレジストパターンをマスクとして、フッ素系ガスを用いたドライエッチングにより、第2の開口部としてレジストで覆われていない第2の膜および、第1の開口部の下にあるシフター層を同時にエッチングする工程、前記第2のレジストパターンを除去する工程、表面に露出した第1の膜を除去する工程を具備することを特徴とする。
請求項32に係る発明は、請求項15、17、18、及び19のいずれかに記載のハーフトーン型位相シフトマスクを製造する方法であって、前記第2の膜上に、第1のレジストパターン形成する工程、前記第1のレジストパターンをマスクとして、フッ素系ガスを用いたドライエッチングにより、前記第2の膜をパターニングする工程、前記第1のレジストパターンを除去する工程、前記第2の膜上に、パターンの一部分もしくは、基板周辺部を覆うように第2のレジストパターンを形成し、第2の開口部を設ける工程、第2の開口部としてレジスト覆われていない部分で且つ前記第1の開口部分に露出した前記第1の膜を、前記第2の膜をマスクとして塩素系ガスを用いたドライエッチングによりエッチングする工程、前記第2のレジストパターンをマスクとして、フッ素系ガスを用いたドライエッチングにより、第2の開口部としてレジスト覆われていない第2の膜および、第1の開口部の下にあるシフター層を同時にエッチングする工程、前記第2のレジストパターンを除去する工程、及び表面に露出した第1の膜を除去する工程を具備することを特徴とする。
請求項33に係る発明は、請求項31又は32に記載のハーフトーン型位相シフトマスクを製造する方法であって、前記第1のレジストを塗布する前の段階および、もしくは、前記第2のレジストを塗布する前の段階で、前記第2の膜上に各種プライマー処理を行う工程を具備することを特徴とする。
本発明に係るハーフトーン型位相シフトマスクでは、遮光膜を、フッ素系ガスを主体とするエッチングガスを用いたエッチングプロセスにおいてエッチング可能な材料からなる膜Aにより構成しているため、CDが改善されたハーフトーン型位相シフトマスクを得ることができる。また、膜A上に、膜Aよりもエッチング速度の遅い膜Bを設けることにより、膜Bがエッチングストッパーの役割を果たし、遮光膜のダメージを防止することができる。また、この膜Bは薄い膜厚で十分であるため、レジストの薄膜化も可能であり、これらによって大幅にCDが改善されたハーフトーン型位相シフトレスマスクを得ることが可能である。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
本発明の一態様に係るハーフトーン型位相シフトマスクでは、遮光膜が、フッ素系ガスを主体とするエッチングガスを用いたエッチングプロセスにおいてエッチング可能な材料からなる膜を含んでいる。このような膜を構成する材料としては、Siと遷移金属の化合物、酸化物、窒化物、又は酸化窒化物を挙げることができる。また、遷移金属としては、チタン、バナジウム、コバルト、ニッケル、ジルコニウム、ニオブ、モリブデン、ハフニウム、タンタル、タングステンを挙げることができる。これらの中では、MoSiを主体とする材料が好ましい。
図1は、本発明の種々の実施形態に係るハーフトーン型位相シフトマスクを示す断面図である。図1(a)に示すハーフトーン型位相シフトマスクでは、透明基板11上には、位相シフト膜12、及びMoSiを主体とする膜13が順次形成されている。図1(b)に示すハーフトーン型位相シフトマスクでは、透明基板11上には、位相シフト膜12、Crを含む第1の膜14及びMoSiを主体とする第2の膜15が順次形成されている。図1(c)に示すハーフトーン型位相シフトマスクでは、透明基板11上には、位相シフト膜12、Crを含む第1の膜14、MoSiを主体とする第2の膜15、及びCrを含む第3の膜16が順次形成されている。
即ち、図1(a)に示すハーフトーン型位相シフトマスクでは、MoSiを主体とする膜13が遮光膜を構成し、図1(b)に示すハーフトーン型位相シフトマスクでは、Crを含む第1の膜14及びMoSiを主体とする第2の膜15が遮光膜を構成し、図1(c)に示すハーフトーン型位相シフトマスクでは、Crを含む第1の膜14、MoSiを主体とする第2の膜15、及びCrを含む第3の膜16が遮光膜を構成する。
透明基板11としては、例えば石英ガラス、CaF、アルミノシリケートガラス等を用いることができる。
位相シフト膜12としては、通常、位相シフト膜として用いることができる任意のものを用いることができる。
Crを含む第1の膜14の材質としては、Cr、CrN、CrO、若しくはCrONの単層膜、又はこれらの複数層膜若しくは傾斜膜が挙げられ、2nm〜20nmの膜厚を有することが好ましい。薄すぎると、ドライエッチングによる物理的なダメージによる膜減りにより、エッチングストッパーとしての機能を満足できなくなることに加え、膜にピンホール欠陥が生じてしまう可能性があり、厚すぎる場合には高精度の加工が困難となる。
MoSiを主体とする膜13及び第2の膜15は、ハーフトーン型位相シフトマスクの遮光膜の主体をなすものである。MoSiを主体とする膜13の膜厚は、30〜80nmであるのが好ましく、MoSiを主体とする第2の膜15の膜厚は、20〜60nmであるのが好ましい。
膜厚が薄すぎる場合には、十分な遮光性を得ることができず、厚すぎる場合には、高精度の加工が困難となる。
MoSiを主体とする膜13又は第2の膜15の材質としては、MoSi、MoSiN、MoSiO、若しくはMoSiONの単層膜、又はこれらの複数層膜若しくは傾斜膜を挙げることができる。MoSi膜は、導電性が高いため、電子線による描画を行う際のチャージアップ抑制効果に優れている。また、優れた反射防止効果も有する。
MoSiには、酸素(O)、窒素(N)、及び炭素(C)の少なくとも1種を添加することができる。これらの添加元素の添加量は、窒素(N)、及び炭素(C)が40原子%以下、酸素(O)が20原子%以下であるのが好ましい。これらの添加量が多すぎる場合には、ハーフトーン型位相シフトマスクの遮光膜を構成するに十分な遮光性を得ることが困難となる。
添加元素の添加量は、膜厚方向に傾斜させることができる。例えば、酸素(O)及び窒素(N)を添加させた場合、第1の膜12を、MoSiからなる下層からMoSiONからなる上層まで酸素(O)及び窒素(N)の濃度を増加させた傾斜膜により構成することができる。このような傾斜膜とすることにより、露光波長での消衰係数のプロファイルを基板11側から遮光膜の表面側へ漸次減少するようにすることができ、それによって遮光性と反射防止性を高くすることができる。
Crを含む第3の膜16は、ハーフトーン型位相シフトの製造工程におけるMoSiを主体とする第2の膜15のためのエッチングマスクとして機能するものであり、MoSiを主体とする第2の膜15との間で高いエッチング選択比を有する材質を用いることができる。そのような材質として、CrO,CrN若しくはCrONの単層膜、又はこれらの複数層膜若しくは傾斜膜を挙げることができる。
Crを含む第3の膜16は、2〜30nmの膜厚を有することが好ましい。膜厚が薄すぎる場合には、エッチングマスクとしての機能を十分に果たすことが困難となり、厚すぎる場合には、CDの改善を図ることが困難となる。
図1(a)に示すMoSiを主体とする膜13単独、図1(b)に示す第1の膜14及び第2の膜15の積層体、及び図1(c)に示す第1の膜14、第2の膜15及び第3の膜16の積層体は、ハーフトーン型位相シフトマスクの遮光膜を構成するため、露光光に対する光学濃度が位相シフト膜とトータルで3.0〜4.0であることが望ましい。光学濃度が3.0未満では、ハーフトーン型位相シフトマスクの遮光膜として十分な遮光性を得ることが困難となり、4.0を超えると、必要以上の遮光性を得ることになるばかりでなく、結果として膜厚が薄くなることで加工性に悪影響が生じることとなる。
また、第1の膜13、第2の膜14、及び第3の膜15は、表面反射率が20%以下であることが望ましい。表面反射率が20%を超えると、十分な反射防止機能が得られない。
次に、以上説明したハーフトーン型位相シフトマスクを製造する実施例について説明する。
実施例1
ArF露光用ハーフトーン型位相シフトマスク又はハーフトーン位相シフトパターン上に遮光膜パターンを持たせたトライトーン位相シフトマスクの製造例について、図2を参照して説明する。
まず透明基板21上にハーフトーン位相シフト膜としてMoSiON膜(Mo:Si:O:N=1:4:1:4 、膜厚 75nm)22を定法により成膜する。この上にエッチングストッパー膜として、CrN膜(Cr:N=4:1 、膜厚10nm)23を定法により成膜し、更に遮光膜としてMoSiN膜(Mo:Si:N=1:5:2 、膜厚23nm)24、反射防止膜としてMoSiON膜(Mo:Si:O:N=1:5:0:6、膜厚18nm)25を成膜し、更にこの上に、エッチングマスク膜としてCrN膜(Cr:N=4:1 、膜厚10nm)26を定法により成膜し、図2(a)に示すようなマスクブランクを得た。
このマスクブランク上にヒドロキシスチレン系の樹脂、架橋剤、酸発生剤を主成分とする化学増幅形ネガ型レジスト膜を250nmの膜厚に成膜した後、位相シフト膜を残す部分に電子線を照射して、現像し、図2(b)に示すように、位相シフト膜を残す部分の形状のレジストパターン27を形成した。
次に、形成されたレジストパターン27をエッチングマスクとして、塩素と酸素によるドライエッチングにより、図2(c)に示すように、レジストパターン27をエッチングマスク膜に転写した。次いで、フッ素系ドライエッチングを行い、図2(d)に示すように、上記パターンを反射防止膜及び遮光膜に転写した。
その後、一旦、定法によりレジストパターン27を剥離し、図2(e)に示すように、別のレジストパターン28を形成し、遮光膜を残したい部分を保護した。次いで、図2(f)に示すように、塩素と酸素によるドライエッチングによりエッチングストッパー膜23の露出する部分をエッチング除去し、ハーフトーン位相シフト膜を除去する部分に開口部を形成する共に、遮光膜を除去する部分のエッチングマスク膜26を除去した。
次いで、フッ素系ドライエッチングを行うと、図2(g)に示すように、ハーフトーン位相シフト膜22の除去すべき部分が除去されると共に、エッチングマスク膜26が除去された部分の反射防止膜25と遮光膜24が同時に除去された。この加工後、レジストパターン28を剥離し、再び塩素と酸素によるドライエッチングを行って、遮光膜を除去すべき部分に残ったエッチングストッパー23と遮光部の反射防止膜上のエッチングマスク膜26を除去すると、図2(h)に示すように、基板21およびハーフトーン位相シフト膜22を傷つけることなく、不要な遮光性の膜を全て除去することができ、ハーフトーン型位相シフトマスクあるいはトライトーン位相シフトマスクが完成した。
上記例は、ネガ型レジストのものを示したが、ポジ型レジストも照射部を入れ替えるだけで全く同様に使うことができ、どのようなレジストを使用するかは、マスクパターンの配置による効率で使い分けられる。
実施例2
まず透明基板31上にハーフトーン位相シフト膜としてMoSiON膜(Mo:Si:O:N=1:4:1:4 、膜厚 75nm)32を定法により成膜する。この上にエチングストッパー膜として、CrN膜(Cr:N=4:1 、膜厚10nm)33を定法により成膜し、更に遮光膜としてMoSiN膜(Mo:Si:N=1:5:2 、膜厚23nm)34、反射防止膜としてMoSiON膜(Mo:Si:O:N=1:5:0:6、膜厚18nm)35を成膜し、図3(a)に示すようなマスクブランクを得た。
このマスクブランク上に、HMDS処理を行った後、ヒドロキシスチレン系の樹脂、架橋剤、酸発生剤を主成分とする化学増幅形ネガ型レジスト膜を250nmの膜厚に成膜した後、位相シフト膜を残す部分に電子線を照射して、現像し、図3(b)に示すように、位相シフト膜を残す部分の形状のレジストパターン36を形成した。
次に、形成されたレジストパターン36をエッチングマスクとして、フッ素系ドライエッチングを行い、図3(c)に示すように、上記レジストパターンを反射防止膜35及び遮光膜34に転写した。
その後、塩素と酸素によるドライエッチングによりエッチングストッパー膜33の露出する部分をエッチング除去し、図3(d)に示すように、ハーフトーン位相シフト膜32を除去する部分に開口部を形成した。
一旦、定法によりレジストパターン36を剥離し、図3(e)に示すように、別のレジストパターン37を形成し、遮光膜を残したい部分を保護した。
次いで、フッ素系ドライエッチングを行うと、図3(f)に示すように、ハーフトーン位相シフト膜32の除去すべき部分が除去されると共に、反射防止膜35と遮光膜34の露出する部分が同時に除去された。この加工後、図3(g)に示すように、レジストパターン37を剥離し、再び塩素と酸素によるドライエッチングを行って、遮光膜を除去すべき部分に残ったエッチングストッパー33を除去すると、図3(h)に示すように、ハーフトーン型位相シフトマスクが完成した。
実施例3
まず透明基板41上にハーフトーン位相シフト膜としてMoSiON膜(Mo:Si:O:N=1:4:1:4 、膜厚 75nm)42を定法により成膜する。この上にエチングストッパー膜として、CrN膜(Cr:N=4:1 、膜厚10nm)43を定法により成膜し、更に遮光膜としてMoSiN膜(Mo:Si:N=1:5:2 、膜厚23nm)44、反射防止膜としてMoSiON膜(Mo:Si:O:N=1:5:0:6、膜厚18nm)45を成膜し、図4(a)に示すようなマスクブランクを得た。
このマスクブランク上に、HMDS処理を行った後、ヒドロキシスチレン系の樹脂、架橋剤、酸発生剤を主成分とする化学増幅形ネガ型レジスト膜を250nmの膜厚に成膜した後、位相シフト膜を残す部分に電子線を照射して、現像し、図4(b)に示すように、位相シフト膜を残す部分の形状のレジストパターン46を形成した。
次に、形成されたレジストパターン46をエッチングマスクとして、フッ素系ドライエッチングを行い、図4(c)に示すように、上記レジストパターンを反射防止膜45及び遮光膜44に転写した。
その後、図4(d)に示すように、一旦、定法によりレジストパターン46を剥離し、図4(e)に示すように、別のレジストパターン37を形成し、遮光膜を残したい部分を保護した状態で、塩素と酸素によるドライエッチングによりエッチングストッパー膜43の露出する部分をエッチング除去し、ハーフトーン位相シフト膜42を除去する部分に開口部を形成した。
次いで、フッ素系ドライエッチングを行うと、図4(f)に示すように、ハーフトーン位相シフト膜42の除去すべき部分が除去されると共に、反射防止膜45と遮光膜44の露出する部分が同時に除去された。この加工後、図4(g)に示すように、レジストパターン47を剥離し、再び塩素と酸素によるドライエッチングを行って、遮光膜を除去すべき部分に残ったエッチングストッパー43を除去すると、図4(h)に示すように、ハーフトーン型位相シフトマスクが完成した。
実施例4
実施例1に示す手順によりハーフトーンマスクを作成し、グローバルローディングを評価した。本評価の実施に際しては、MoSi遮光膜を用いた実施例1により得たハーフトーン型位相シフトマスと、比較用としてCr遮光膜を用いた従来のハーフトーン型位相シフトマスクを用いて評価を行った。
まず、マスクブランク上に光感光性レジスト(東京応化工業社製IP3500)をスピンコーターにて塗布・ベーク加熱処理を行った。このときの塗布膜厚は、触針式膜厚計で測定した結果で約4500Aであった。 次に、このブランクをレーザー描画機(アプライドマテリアル社製ALTA3700)にて描画した後、現像処理を行い評価用パターンを形成した。評価用パターンは、寸法1.0μmのスペース部を含むパターンを6インチ角基板上の132mm角領域に11×11で合計121ポイント配置し、このうちの一定領域では、パターン周辺の描画密度が低く相対的な被エッチング面積が小さくなるような部分(ダーク部)を設け、残りの領域では、パターン周辺の描画密度が高く相対的な被エッチング面積が大きくなるような部分(クリアー部)を設けている。
その後各々をドライエッチングし、それぞれ一連の工程を経て、実施例1に係るハーフトーン型位相シフトマスと、従来のハーフトーン型位相シフトマスを完成させた後に、上記パターンの寸法を測定した。測定にはライカ社製LWM測長装置を使用した。
その結果、従来のCr遮光膜を使用したハーフトーンマスクは、クリアー部のスペース寸法がダーク部に比較してかなり大きくなってしまうグローバルローディング傾向が見られたが、実施例1により得たハーフトーン型位相シフトマスクは、この影響が非常に小さくなることが示された。具体的に、ダーク部寸法とクリアー部寸法の平均値の差分では、従来からのCr遮光膜を使用したハーフトーンマスクでは、15nm程度だったのに対して、実施例1に係るハーフトーンマスクでは1nm程度となり、その効果は明らかである。
次に、リニアリティーの評価に際しては、上記と同様に、マスクブランク上にスピンコーターにてネガ型化学増幅型電子線レジストを2000Åの膜厚に塗布し、ベーク処理を行った。その後、電子線描画・PEB・現像処理・ドライエッチング等の一連の工程を経て、ハーフトーンマスクとして完成した後に、SEM式線幅測定装置により線幅の測長を行った。
図5にこのリニアリティー特性を調べた結果の一例を示す。図5は、ライン密度50%のラインアンドスペースパターンのライン部について測長した結果である。従来のCr遮光膜を使用したハーフトーンマスクの場合には、線幅が細くなるに従ってドライエッチング加工性が悪くなってしまう。すなわち、設計寸法(設計CD:横軸)が小さくなるに従って、設計寸法からの線幅のズレ量(ΔCD:縦軸)が大きくなってしまう。
これに対して実施例1により得たハーフトーンマスクでは、この傾向は圧倒的に低減し、非常に優れたパターニング特性を得られる。
図5からも分かる通り、実施例1により得たハーフトーンマスクは、従来のハーフトーンマスクに比較して0.8μm以下の線幅で若干優位になり、0.4μm以下の線幅では特に優位な傾向が見られる。このため、本発明は0.8μm以下のパターンがあるマスクを作製する際に有効であり、0.4μm以下のパターンがあるマスクを作製する場合には、特に有効となる事が実証できた。
本発明は、LSIなどの半導体素子の製造に用いる露光マスクとして広範に適用することが出来る。
本発明の一実施形態に係るハーフトーン型位相シフトマスクを示す断面図。 実施例1に係る、図1に示すハーフトーン型位相シフトマスクを製造するプロセスを工程順に示す断面図。 実施例2に係る、図1に示すハーフトーン型位相シフトマスクを製造するプロセスを工程順に示す断面図。 実施例3に係る、図1に示すハーフトーン型位相シフトマスクを製造するプロセスを工程順に示す断面図。 実施例1により得たハーフトーン型位相シフトマスクと従来のハーフトーン型位相シフトマスクのリニアリティー特性を比較して示す特性図。
符号の説明
11,21,31,41…透明基板、12,22,32,42…位相シフト膜、13…第1の膜、14…第2の膜、15…第3の膜、23,33,43…エッチングストッパー膜、24,34,44…遮光膜、25,35,45…反射防止膜、26…3エッチングマスク膜、27,36,46…第1のレジストパターン、28,37,47…第2のレジストパターン。

Claims (16)

  1. 露光光に対して透明な基板上に、位相差及び透過率を任意に制御した位相シフト膜、及び前記位相シフト膜上に実質的な光の遮蔽を目的として設けられた遮光性膜を具備するハーフトーン型位相シフトマスクにおいて、前記遮光性膜が、前記位相シフト膜の側から順にCrを含む膜とMoSiを主体とする膜とを含み、前記遮光性膜及び位相シフト膜のトータルの露光光に対する光学濃度は3.0〜4.0であることを特徴とするハーフトーン型位相シフトマスク。
  2. 前記化合物が酸化膜、窒化膜、又は酸窒化膜であることを特徴とする請求項1に記載のハーフトーン型位相シフトマスク。
  3. 前記Crを含む膜は、Cr、CrO、CrN、若しくはCrONの単層膜、又はこれらの複数層膜若しくは傾斜膜であり、2nm〜20nmの膜厚を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のハーフトーン型位相シフトマスク。
  4. 前記MoSiを主体とする膜は、MoSi、MoSiN、MoSiO、若しくはMoSiONの単層膜、又はこれらの複数層膜若しくは傾斜膜であり、20nm〜60nmの膜厚を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のハーフトーン型位相シフトマスク。
  5. 前記遮光性膜の表面反射率は20%以下であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のハーフトーン型位相シフトマスク。
  6. 請求項1〜のいずれかに記載のハーフトーン型位相シフトマスクを製造する方法において、前記遮光性膜を加工する工程は、塩素系ガスを主体とするエッチングプロセス及びフッ素系ガスを主体とするエッチングプロセスの両方を含むことを特徴とするハーフトーン型位相シフトマスクの製造方法。
  7. 請求項1〜のいずれかに記載のハーフトーン型位相シフトマスクを製造する方法において、前記遮光性膜を加工する工程で、塩素系ガスを主体とするエッチングプロセス及びフッ素系ガスを主体とするエッチングプロセスを交互に使用することを特徴とするハーフトーン型位相シフトマスクの製造方法。
  8. 請求項1〜のいずれかに記載のハーフトーン型位相シフトマスクを製造する製造方法において、基板表面にCrを含む膜を有するブランクを用いることを特徴とする請求項6または7に記載のハーフトーン型位相シフトマスクの製造方法。
  9. 請求項1〜のいずれかに記載のハーフトーン型位相シフトマスクを製造する製造方法において、上記MoSiを主体とする膜とシフター層を同時にエッチングする工程を有することを特徴とする請求項6〜8のいずれかに記載のハーフトーン型位相シフトマスクの製造方法。
  10. 請求項1〜のいずれかに記載のハーフトーン型位相シフトマスクを製造する製造方法において、上記MoSiを主体とする膜を複数層有するブランクを用い、該膜を複数層同時にエッチングする工程を有することを特徴とする請求項6〜9のいずれかに記載のハーフトーン型位相シフトマスクの製造方法。
  11. 請求項1〜5のいずれかに記載のハーフトーン型位相シフトマスクを製造する方法であって、
    露光光に対して透明な基板上に位相シフト膜、第1のCrを含む膜、MoSiを主体とする膜、及び第2のCrを含む膜を有する積層構造の前記第2のCrを含む膜上に第1のレジストパターンを形成する工程、
    前記第1のレジストパターンをマスクとして、塩素系ガスを用いたドライエッチングにより、前記第2のCrを含む膜をパターニングする工程、
    前記第1のレジストパターンをマスクとして、フッ素系ガスを用いたドライエッチングにより、前記MoSiを主体とする膜をパターニングする工程、
    前記第1のレジストパターンをマスクとして、塩素系ガスを用いたドライエッチングにより、前記第1のCrを含む膜をパターニングする工程、
    前記第1のレジストパターンを除去する工程、
    前記第2のCrを含む膜のパターン上に第2のレジストパターンを形成する工程、
    前記第2のレジストパターンをマスクとして、フッ素系ガスを用いたドライエッチングにより、前記シフター層をエッチングする工程、及び
    前記第2のレジストパターンを除去する工程
    を具備することを特徴とするハーフトーン型位相シフトマスクの製造方法。
  12. 請求項1〜5のいずれかに記載のハーフトーン型位相シフトマスクを製造する方法であって、
    露光光に対して透明な基板上に位相シフト膜、第1のCrを含む膜、MoSiを主体とする膜、及び第2のCrを含む膜を有する積層構造の前記第2のCrを含む膜上に第1のレジストパターンを形成する工程、
    前記第1のレジストパターンをマスクとして、塩素系ガスを用いたドライエッチングにより、前記第2のCrを含む膜をパターニングする工程、
    前記第1のレジストパターンをマスクとして、フッ素系ガスを用いたドライエッチングにより、前記MoSiを主体とする膜をパターニングする工程、
    前記第1のレジストパターンをマスクとして、塩素系ガスを用いたドライエッチングにより、前記第1のCrを含む膜をパターニングする工程、
    前記第1のレジストパターンを除去する工程、
    前記第2のCrを含む膜上に第2のレジストパターンを形成する工程、
    前記第2のレジストパターンをマスクとして、フッ素系ガスを用いたドライエッチングにより、前記シフター層をエッチングする工程、
    前記第2のレジストパターンを除去する工程、及び
    前記第2のCrを含む膜を除去する工程
    を具備することを特徴とするハーフトーン型位相シフトマスクの製造方法。
  13. 請求項1〜5のいずれかに記載のハーフトーン型位相シフトマスクを製造する方法であって、
    露光光に対して透明な基板上に位相シフト膜、第1のCrを含む膜、MoSiを主体とする膜、及び第2のCrを含む膜を有する積層構造の前記第2のCrを含む膜上に第1のレジストパターンを形成する工程、
    前記第1のレジストパターンをマスクとして、塩素系ガスを用いたドライエッチングにより、前記第2のCrを含む膜をパターニングする工程、
    前記第1のレジストパターンをマスクとして、フッ素系ガスを用いたドライエッチングにより、前記MoSiを主体とする膜をパターニングする工程、
    前記第1のレジストパターンを除去する工程、
    前記第2のCrを含む膜上に第2のレジストパターンを形成する工程、
    前記第2のレジストパターンをマスクとして、塩素系ガスを用いたドライエッチングにより、前記第1のCrを含む膜をパターニングする工程、
    前記第2のレジストパターンをマスクとして、フッ素系ガスを用いたドライエッチングにより、前記シフター層をエッチングする工程、
    前記第2のレジストパターンを除去する工程、及び
    前記第2のCrを含む膜及び露出する第1のCrを含む膜を除去する工程
    を具備することを特徴とするハーフトーン型位相シフトマスクの製造方法。
  14. 請求項1〜5のいずれかに記載のハーフトーン型位相シフトマスクを製造する方法であって、
    露光光に対して透明な基板上に位相シフト膜、第1のCrを含む膜、及びMoSiを主体とする膜を有するマスクブランクの前記MoSiを主体とする膜上に第1のレジストパターンを形成する工程、
    前記第1のレジストパターンをマスクとして、フッ素系ガスを用いたドライエッチングにより、前記MoSiを主体とする膜をパターニングする工程、
    前記第1のレジストパターンをマスクとして、塩素系ガスを用いたドライエッチングにより、前記第1のCrを含む膜をパターニングする工程、
    前記第1のレジストパターンを除去する工程、
    前記MoSiを主体とする膜上に第2のレジストパターンを形成する工程、
    前記第2のレジストパターンをマスクとして、フッ素系ガスを用いたドライエッチングにより、前記シフター層及び露出するMoSiを主体とする膜をエッチングする工程、
    前記第2のレジストパターンを除去する工程、及び
    露出する第1のCrを含む膜を除去する工程
    を具備することを特徴とするハーフトーン型位相シフトマスクの製造方法。
  15. 請求項1〜5のいずれかに記載のハーフトーン型位相シフトマスクを製造する方法であって、
    露光光に対して透明な基板上に位相シフト膜、第1のCrを含む膜、及びMoSiを主体とする膜を有するマスクブランクの前記MoSiを主体とする膜上に第1のレジストパターンを形成する工程、
    前記第1のレジストパターンをマスクとして、フッ素系ガスを用いたドライエッチングにより、前記MoSiを主体とする膜をパターニングする工程、
    前記第1のレジストパターンを除去する工程、
    前記MoSiを主体とする膜上に第2のレジストパターンを形成する工程、
    前記MoSiを主体とする膜のパターンをマスクとして、塩素系ガスを用いたドライエッチングにより、前記第1のCrを含む膜をエッチングする工程、
    前記第2のレジストパターンをマスクとして、フッ素系ガスを用いたドライエッチングにより、前記シフター層及び露出するMoSiを主体とする膜をエッチングする工程、
    前記第2のレジストパターンを除去する工程、及び
    露出する第1のCrを含む膜を除去する工程
    を具備することを特徴とするハーフトーン型位相シフトマスクの製造方法。
  16. 請求項14又は15に記載のハーフトーン型位相シフトマスクを製造する方法であって、前記第1のレジストを塗布する前の段階および、もしくは、前記第2のレジストを塗布する前の段階で、前記MoSiを主体とする膜上に各種プライマー処理を行う工程を具備することを特徴とするハーフトーン型位相シフトマスクの製造方法。
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