JP2018512391A5

JP2018512391A5 -

Info

Publication number: JP2018512391A5
Application number: JP2017546133A
Authority: JP
Filing date: 2016-03-03
Publication date: 2019-05-16
Anticipated expiration: 2036-03-03

Claims

個体のがんを治療するための、マルチ受容体チロシンキナーゼ（マルチＲＴＫ）阻害剤と組み合わせて使用するための、ＭＰＤＬ３２８０Ａでないプログラム細胞死１タンパク質（ＰＤ−１）アンタゴニストを含む医薬であって、ＰＤ−１アンタゴニストがモノクローナル抗体、又はその抗原結合フラグメントである、医薬。
個体のがんを治療するための、ＭＰＤＬ３２８０Ａでないプログラム細胞死１タンパク質（ＰＤ−１）アンタゴニストと組み合わせて使用するための、マルチ受容体チロシンキナーゼ（マルチＲＴＫ）阻害剤を含む医薬。
個体がヒトである、請求項１又は２に記載の医薬。
がんが固形腫瘍である、請求項１〜３のいずれか一項に記載の医薬。
がんが、甲状腺がん、肝細胞癌（ＨＣＣ）、非小細胞肺がん（ＮＳＣＬＣ）、腎細胞癌（ＲＣＣ）、子宮内膜がん、尿路上皮がん、頭頸部扁平上皮細胞癌、神経膠芽腫、又はメラノーマである、請求項１〜３のいずれか一項に記載の医薬。
アンタゴニストがモノクローナル抗体、又はその抗原結合フラグメントである、請求項２〜５のいずれか一項に記載の医薬。
アンタゴニストが抗ＰＤ−１抗体である、請求項１〜６のいずれか一項に記載の医薬。
アンタゴニストがペムブロリズマブ又はニボルマブである、請求項１〜７のいずれか一項に記載の医薬。
マルチＲＴＫ阻害剤が、構造：

を有する４−［３−クロロ−４−（シクロプロピルアミノカルボニル）アミノフェノキシ］−７−メトキシ−６−キノリンカルボキシアミド、又はその薬学的に許容される塩である、請求項１〜８のいずれか一項に記載の医薬。
アンタゴニストがペムブロリズマブであり、マルチＲＴＫ阻害剤がレンバチニブ又はその薬学的に許容される塩である、請求項１〜９のいずれか一項に記載の医薬。
ペムブロリズマブ、及びレンバチニブ又はその薬学的に許容される塩を含む併用療法が、レンバチニブ又はその薬学的に許容される塩の投与後に投与される、請求項１０に記載の医薬。
ペムブロリズマブ、及びレンバチニブ又はその薬学的に許容される塩を含む併用療法が、少なくとも７日間のレンバチニブ又はその薬学的に許容される塩の投与後に投与される、請求項１１に記載の医薬。
ペムブロリズマブ、及びレンバチニブ又はその薬学的に許容される塩を含む併用療法が、ペムブロリズマブの投与後に投与される、請求項１０に記載の医薬。
第１の容器、第２の容器及び添付文書を含むキットであって、第１の容器が、プログラム細胞死１タンパク質（ＰＤ−１）アンタゴニストを含む少なくとも１回分の用量の医薬を含み、第２の容器が、マルチＲＴＫ阻害剤を含む少なくとも１回分の用量の医薬を含み、添付文書が、前記医薬を使用して個体のがんを治療するための指示書を含み、アンタゴニストがＭＰＤＬ３２８０Ａでない、キット。
指示書には、前記医薬が、免疫組織化学的（ＩＨＣ）アッセイでＰＤ−Ｌ１発現について陽性を示すがんを有する個体を治療するのに使用するためのものであることが明記されている、請求項１４に記載のキット。
個体がヒトである、請求項１４又は１５に記載のキット。
マルチ受容体チロシンキナーゼ（マルチＲＴＫ）阻害剤が、構造：

を有する４−［３−クロロ−４−（シクロプロピルアミノカルボニル）アミノフェノキシ］−７−メトキシ−６−キノリンカルボキシアミド、又はその薬学的に許容される塩である、請求項１４〜１６のいずれか一項に記載のキット。
アンタゴニストが、１０ｍＭヒスチジン緩衝液ｐＨ５．５中に２５ｍｇ／ｍｌペムブロリズマブ、７％（ｗ／ｖ）スクロース、０．０２％（ｗ／ｖ）ポリソルベート８０を含む液体医薬として製剤化されたペムブロリズマブであり、マルチＲＴＫ阻害剤が、炭酸カルシウム、マンニトール、微結晶セルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、及びタルクを含む４ｍｇ又は１０ｍｇのレンバチニブカプセル剤として製剤化されたレンバチニブ又はその薬学的に許容される塩である、請求項１４〜１７のいずれか一項に記載のキット。
がんが、甲状腺がん、ＨＣＣ、ＮＳＣＬＣ、ＲＣＣ、子宮内膜がん、尿路上皮がん、頭頸部扁平上皮細胞癌、神経膠芽腫又はメラノーマである、請求項１４〜１８のいずれか一項に記載のキット。
レンバチニブ又はその薬学的に許容される塩を、１日用量でそれぞれレンバチニブとして２４ｍｇ、２０ｍｇ又は１４ｍｇで、及びペムブロリズマブを３週間毎に１回、２００ｍｇで個体に投与するステップを含む方法により、ヒト個体のがんを治療するための、レンバチニブ又はその薬学的に許容される塩と組み合わせて使用するための、ペムブロリズマブを含む医薬。
レンバチニブ又はその薬学的に許容される塩を、１日用量でそれぞれレンバチニブとして２４ｍｇ、２０ｍｇ又は１４ｍｇで、及びペムブロリズマブを３週間毎に１回、２００ｍｇで個体に投与するステップを含む方法により、ヒト個体のがんを治療するための、ペムブロリズマブと組み合わせて使用するための、レンバチニブ又はその薬学的に許容される塩を含む医薬。