JP2011516586A5 - - Google Patents

Claims (35)

1. 以下を含む核酸-脂質粒子:
   （a）核酸;
   （b）該粒子中に存在する総脂質の50mol%〜65mol%を構成する陽イオン性脂質;
   （c）リン脂質とコレステロールまたはその誘導体との混合物を含む非陽イオン性脂質であって、該リン脂質が、該粒子中に存在する総脂質の3mol%〜15mol%を構成し、該コレステロールまたはその誘導体が、該粒子中に存在する総脂質の30mol%〜40mol%を構成する、前記非陽イオン性脂質;および
   （d）該粒子中に存在する総脂質の0.5mol%〜2mol%を構成する、粒子の凝集を阻害する複合化脂質。
2. 核酸が、低分子干渉性RNA（siRNA)を含む、請求項1記載の核酸-脂質粒子。
3. siRNAが、少なくとも1個の改変ヌクレオチドを含む、請求項2記載の核酸-脂質粒子。
4. siRNAが、少なくとも1個の2'-O-メチル(2'OMe)ヌクレオチドを含む、請求項2または3記載の核酸-脂質粒子。
5. siRNAが約19〜約25塩基対長である、請求項2〜4のいずれか一項記載の核酸-脂質粒子。
6. siRNAが3'オーバーハングを含む、請求項2〜5のいずれか一項記載の核酸-脂質粒子。
7. 陽イオン性脂質が、粒子中に存在する総脂質の50mol%〜60mol%を構成する、請求項1〜6のいずれか一項記載の核酸-脂質粒子。
8. 陽イオン性脂質が、粒子中に存在する総脂質の52mol%〜62mol%を構成する、請求項1〜6のいずれか一項記載の核酸-脂質粒子。
9. リン脂質が、ジパルミトイルホスファチジルコリン(DPPC)、ジステアロイルホスファチジルコリン(DSPC)、またはそれらの混合物を含む、請求項1〜8のいずれか一項記載の核酸-脂質粒子。
10. リン脂質が、粒子中に存在する総脂質の4mol%〜15mol%を構成する、請求項1〜9のいずれか一項記載の核酸-脂質粒子。
11. リン脂質が、粒子中に存在する総脂質の4mol%〜12mol%を構成する、請求項1〜10のいずれか一項記載の核酸-脂質粒子。
12. リン脂質が、粒子中に存在する総脂質の4mol%〜10mol%を構成する、請求項1〜11のいずれか一項記載の核酸-脂質粒子。
13. リン脂質が、粒子中に存在する総脂質の5mol%〜12mol%を構成する、請求項1〜11のいずれか一項記載の核酸-脂質粒子。
14. リン脂質が、粒子中に存在する総脂質の5mol%〜9mol%を構成する、請求項1〜13のいずれか一項記載の核酸-脂質粒子。
15. リン脂質が、粒子中に存在する総脂質の6mol%〜12mol%を構成する、請求項1〜11または13のいずれか一項記載の核酸-脂質粒子。
16. コレステロールまたはその誘導体が、粒子中に存在する総脂質の30mol%〜35mol%を構成する、請求項1〜15のいずれか一項記載の核酸-脂質粒子。
17. コレステロールまたはその誘導体が、粒子中に存在する総脂質の32mol%〜36mol%を構成する、請求項1〜15のいずれか一項記載の核酸-脂質粒子。
18. 粒子の凝集を阻害する複合化脂質が、ポリエチレングリコール(PEG)-脂質コンジュゲートを含む、請求項1〜17のいずれか一項記載の核酸-脂質粒子。
19. PEG-脂質コンジュゲートが、PEG-ジアシルグリセロール(PEG-DAG)コンジュゲート、PEG-ジアルキルオキシプロピル(PEG-DAA)コンジュゲート、またはそれらの混合物を含む、請求項18記載の核酸-脂質粒子。
20. PEG-DAAコンジュゲートが、PEG-ジミリスチルオキシプロピル(PEG-DMA)コンジュゲート、PEG-ジステアリルオキシプロピル(PEG-DSA)コンジュゲート、またはそれらの混合物を含む、請求項19記載の核酸-脂質粒子。
21. PEGが、約2,000ダルトンの平均分子量を有する、請求項20記載の核酸-脂質粒子。
22. 粒子の凝集を阻害する複合化脂質が、該粒子中に存在する総脂質の1mol%〜2mol%を構成する、請求項1〜21のいずれか一項記載の核酸-脂質粒子。
23. 約57.1mol%の陽イオン性脂質、約7.1mol%のリン脂質、約34.3mol%のコレステロールまたはその誘導体、および約1.4mol%のPEG-脂質コンジュゲートを含む、請求項18記載の核酸-脂質粒子。
24. 約55mol%の陽イオン性脂質、約11mol%のリン脂質、約33mol%のコレステロールまたはその誘導体、および約1.6mol%のPEG-脂質コンジュゲートを含む、請求項18記載の核酸-脂質粒子。
25. 核酸-脂質粒子中の核酸が、血清中で37℃、30分間の該粒子のインキュベーション後に分解されない、請求項1〜24のいずれか一項記載の核酸-脂質粒子。
26. 核酸が、核酸-脂質粒子に完全に封入されている、請求項1〜25のいずれか一項記載の核酸-脂質粒子。
27. 約5〜約15の脂質:核酸質量比を有する、請求項1〜26のいずれか一項記載の核酸-脂質粒子。
28. 約40nm〜約150nmの平均直径を有する、請求項1〜27のいずれか一項記載の核酸-脂質粒子。
29. 請求項1〜28のいずれか一項記載の核酸-脂質粒子および薬学的に許容される担体を含む、薬学的組成物。
30. 細胞に核酸を導入するための医薬の製造における、請求項1〜28のいずれか一項記載の核酸-脂質粒子の使用。
31. 細胞が哺乳動物の中にある、請求項30記載の使用。
32. 核酸のインビボ送達のための医薬の製造における、請求項1〜28のいずれか一項記載の核酸-脂質粒子の使用。
33. 前記医薬が、経口、鼻腔内、静脈内、腹腔内、筋肉内、関節内、病巣内、気管内、皮下、および皮内からなる群より選択される投与経路用に処方される、請求項32記載の使用。
34. 処置を必要とする哺乳動物対象における疾患または障害を処置するための医薬の製造における、請求項1〜28のいずれか一項記載の核酸-脂質粒子の使用。
35. 疾患または障害が、ウイルス感染、肝疾患または肝障害、およびがんからなる群より選択される、請求項34記載の使用。