JP2008108586A5 - - Google Patents

Claims (5)

1. 正極合剤層を有する正極、負極および非水電解質を備えた非水二次電池であって、
   上記正極は、活物質として、Ｍｇと、Ｔｉ、Ｚｒ、Ｇｅ、Ｎｂ、ＡｌおよびＳｎよりなる群から選択される少なくとも１種の金属元素とを含有するリチウム含有遷移金属酸化物を有しており、
   上記正極合剤層は、密度が３．５ｇ／ｃｍ^３以上であり、
   上記非水電解質が、スクシノニトリルを含有していることを特徴とする非水二次電池。
2. スクシノニトリルの含有量が、非水電解質全量に対して０．００５〜１質量％の非水電解質を用いたものである請求項１に記載の非水二次電池。
3. 正極は、活物質として、平均粒子径の異なる２種以上のリチウム含有遷移金属酸化物を用いたものである請求項１または２に記載の非水二次電池。
4. 平均粒子径の異なる２種以上のリチウム含有遷移金属酸化物のうち、最小の平均粒子径を有するものが、下記一般式（１）で表される化合物である請求項３に記載の非水二次電池。
   Ｌｉ_ｘＭ^１ _ｙＭ^２ _ｚＭ^３ _ｖＯ_２ （１）
   ここで、上記一般式（１）中、Ｍ^１は、Ｃｏ、ＮｉまたはＭｎのうちの少なくとも１種の遷移金属元素、Ｍ^２は、Ｍｇ、Ｔｉ、Ｚｒ、Ｇｅ、Ｎｂ、ＡｌおよびＳｎよりなる群から選択される少なくとも１種の金属元素、Ｍ^３は、Ｌｉ、Ｍ^１およびＭ^２以外の元素であり、０．９７≦ｘ＜１．０２、０．８≦ｙ＜１．０２、０．００２≦ｚ≦０．０５、０≦ｖ≦０．０５である。
5. 平均粒子径の異なる２種以上のリチウム含有遷移金属酸化物のうち、最小の平均粒子径を有するリチウム含有遷移金属酸化物以外のものが、下記一般式（２）で表される化合物である請求項３または４に記載の非水二次電池。
   Ｌｉ_ａＭ^１ _ｂＭ^２ _ｃＭ^３ _ｄＯ_２ （２）
   ここで、上記一般式（２）中、Ｍ^１、Ｍ^２およびＭ^３は、上記一般式（１）と同じであり、０．９７≦ａ＜１．０２、０．８≦ｂ＜１．０２、０≦ｃ≦０．０２、０≦ｄ≦０．０２である。