JPH10329591A - 車両用回転座席 - Google Patents

車両用回転座席

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JPH10329591A
JPH10329591A JP9237211A JP23721197A JPH10329591A JP H10329591 A JPH10329591 A JP H10329591A JP 9237211 A JP9237211 A JP 9237211A JP 23721197 A JP23721197 A JP 23721197A JP H10329591 A JPH10329591 A JP H10329591A
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seat
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rear direction
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泰男 須賀
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正光 岩谷
Takafumi Hijikata
隆文 土方
Masa Takenoshita
雅 竹之下
Yoshiyuki Miura
芳幸 三浦
Mineo Tanaka
峰生 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 例えば高齢者あるいは身障者用として用いら
れる車両用の回転座席において、従来は座席本体を前方
へスライドさせる操作とドア開口部側に回転させる操作
を行う必要があるため使い勝手がよくないという問題が
あり、座席をその場で回転できるようにするために座席
の位置を前寄りに設定すれば、乗員の足元のスペースが
犠牲になるという問題があった。そこで、本発明は、足
元スペースを犠牲にすることなく、使い勝手のよい車両
用回転座席を提供することを目的とする 【解決手段】 座席本体2を回転可能に支持する回転支
持台10と、回転支持台を車両前後方向に移動可能に支
持する前後方向支持台を備え、座席本体2と前後方向支
持台との間に、座席本体の回転動作と前後方向への移動
動作を連動させるための連動手段6,38を介装した構
成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば高齢者や
身体障害者等の乗員が楽に乗り降りできる車両用回転座
席に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の回転座席は、乗員が楽に乗降で
きるようにするため、乗員を着座姿勢のままドア開口部
側に回転させるよう構成したものであるが(例えば実開
昭61−57047号公報、特開昭62−173343
号公報)、一般に車両用の座席は乗員の足元を広くする
ために極力後部寄りに設定されるため、例えば4ドアセ
ダン型乗用車の座席のように、前列および後列の座席が
センターピラーあるいはリヤピラーの横に隠れるように
配置されている。
【0003】このため、座席をその場で回転させたので
は、横に位置するピラー等が邪魔になって乗降口側まで
回転させることができない。そこで従来の回転座席は、
一旦前方へスライドさせてピラー等の干渉範囲外へ移動
させた後に、ドア開口部側に回転させる構成となってい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の回
転座席は、前方へスライドさせる操作とドア開口部側に
回転させる操作を行う必要があるため、その操作が面倒
で使い勝手がよくないという問題があった。なお、座席
をその場で回転できるようにするために座席の位置を前
寄りに設定すれば、乗員の足元のスペースが犠牲にな
り、窮屈な姿勢を強いられる。
【0005】本発明は、この問題に鑑みなされたもの
で、乗員の足元のスペースを犠牲にすることなく、使い
勝手のよい車両用回転座席を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の車両用回転座席は、座席本体を回転可能に支持する回
転支持台と、該回転支持台を車両前後方向に移動可能に
支持する前後方向支持台を備え、前記座席本体と前記前
後方向支持台との間に、前記座席本体の回転動作と前後
方向への移動動作を連動させるための連動手段を介装し
たことを特徴とする。
【0007】この車両用回転座席によれば、回転支持台
を通じて座席本体をドア開口部側に回転させると、連動
手段を介して該回転支持台に連動された前後方向支持台
により座席本体が回転しつつ前方へ移動する。従って、
乗員の足元スペースを確保するため座席本体を後方に位
置させた状態であっても、単に回転操作をするのみで、
当該座席本体をピラー等の他部材と干渉することなくド
ア開口部側に回転させることができ、従来のように回転
させる操作と前方へ移動させる操作の2操作を行う必要
はなくなる。このことから請求項1記載の車両用回転座
席によれば、乗員の足元スペースを確保しつつその使い
勝手を大幅に向上させることができる。
【0008】請求項2記載の車両用回転座席は、請求項
1記載の車両用回転座席であって、連動手段は、座席本
体と一体で回転するピニオンギヤと、前後方向支持台
に、前後方向に沿って設けられ、前記ピニオンギヤが噛
み合うラックを備えた構成としたことを特徴とする。
【0009】この車両用回転座席によれば、座席本体側
のピニオンギヤが、前後方向支持台側のラックに噛み合
うことにより、座席本体の回転動作と前後方向の移動動
作が連動され、従って上記と同様の作用効果を奏する。
【0010】請求項3記載の車両用回転座席は、請求項
1記載の車両用回転座席であって、連動手段は、座席本
体と一体で回転するピニオンギヤと、回転支持台に回転
可能に設けられた中間ギヤと、前後方向支持台に前後方
向に沿って設けられたラックを備え、前記中間ギヤの小
ギヤ部に前記ピニオンギヤが噛合い、前記中間ギヤの大
ギヤ部に前記ラックが噛み合って、前記座席本体の回転
動作が前記小ギヤ部と前記大ギヤ部の歯数比に応じた比
率で増幅されて当該座席本体の前後方向への移動動作に
伝達される構成としたことを特徴とする。
【0011】この車両用回転座席によれば、中間ギヤの
小ギヤ部と大ギヤ部の歯数比に応じた比率で座席本体の
回転動作が増幅されて前後方向への移動動作に伝達され
るので、ピニオンギヤをラックに直接噛み合わせた構成
に比して座席本体の前後方向への移動量を大きくするこ
とができる。中間ギヤの小ギヤ部と大ギヤ部の歯数比を
変更することにより、同じ90°の回転動作中に連動さ
せ得る前後方向の移動量を任意に設定することができ、
これにより種々形態の車両について十分な足元スペース
を確保すべく必要な前後方向の移動量を得ることができ
るので当該連動手段ひいては回転座席の汎用性を高める
ことができる。
【0012】請求項4記載の車両用回転座席は、請求項
2または3記載の車両用回転座席であって、ピニオンギ
ヤの歯を一部欠歯して、座席本体の回転動作範囲の一部
に、前後方向移動動作が連動しない範囲を設定したこと
を特徴とする。
【0013】この車両用回転座席によれば、回転動作と
前後方向移動動作が連動しない範囲を、座席本体の着座
位置から回転当初の一定範囲に設定することにより、座
席本体を、回転当初は前方に移動させず、一定角度回転
した後に回転動作に連動して前方へ移動させることがで
きる。このように座席本体により複雑な動きをさせるこ
とにより、例えば、回転当初より前方に移動させると乗
員の足が前席、ピラーあるいは開けたドア等に干渉して
しまう場合に、先ず回転動作だけを先行させて、乗員の
足をドア開口部外に移動させた後に、前方への移動を行
わせることができ、これにより座席本体のみならず乗員
の足がピラー等に干渉することをも回避しつつ回転させ
ることができる。
【0014】請求項5記載の車両用回転座席は、請求項
4記載の車両用回転座席であって、座席本体の前後方向
の移動をロックするスライドロック機構を備え、該スラ
イドロック機構は、座席本体の回転動作と前後方向への
移動動作が連動される段階で自動的に解除される構成と
したことを特徴とする。
【0015】この車両用回転座席によれば、通常設けら
れる前後方向のスライドロック機構をわざわざ解除操作
することなく、座席本体の回転動作に前後方向の移動動
作を連動させることができ、この点で使い勝手が一層よ
くなる。
【0016】請求項6記載の車両用回転座席は、請求項
1記載の車両用回転座席であって、連動手段は、一端が
座席本体の下面であって、その回転中心から外れた位置
に回転可能に連結され、他端が前後方向支持台に回転可
能に連結されたリンクアームを備え、前記座席本体の回
転動作に伴う、前記リンクアームの他端を回転中心とす
る該リンクアームの一端の車両前後方向への移動により
前記座席本体を車両前後方向に移動させる構成としたこ
とを特徴とする。
【0017】この車両用回転座席によれば、座席本体を
回転させると、リンクアームの一端が、座席本体の回転
中心回りに移動する一方、該リンクアームの他端は移動
しないので、座席本体は回転しつつ車両前後方向に移動
し、これにより請求項1記載の構成と同様の作用効果を
奏する。
【0018】請求項7記載の車両用回転座席は、請求項
1記載の車両用回転座席であって、連動手段は、一端が
座席本体の下面に固定され、他端が前後方向支持台に固
定されたワイヤを備え、前記座席本体の回転に伴い、前
記ワイヤを巻き取って前記座席本体を車両前後方向に移
動させる構成としたことを特徴とする。
【0019】この車両用回転座席によれば、座席本体の
回転動作によりワイヤの一端が巻き取られて短くなるこ
とにより、座席本体が例えば車両前方に移動する。巻取
りを解除すべく座席本体を逆方向に回転させれば、ワイ
ヤが引き出されて例えば車両後方に移動させることがで
きる。
【0020】請求項8記載の車両用回転座席は、請求項
1記載の車両用回転座席であって、座席本体を車両幅方
向に移動させるための幅方向支持台を備え、該幅方向支
持台は、座席本体が車両幅方向外側に移動するほど該座
席本体を低い位置に変位させる構成としたことを特徴と
する。
【0021】この車両用回転座席によれば、座席本体が
ドア開口部の外に移動すると、車室内の高さよりも低い
位置に変位するので、座席本体への着座動作あるいは座
席本体からの立ち上がり動作を楽に行うことができる。
これは、着座者が車椅子と座席本体との間を移動する場
合に特に有益である。
【0022】請求項9記載の車両用回転座席は、請求項
8記載の車両用回転座席であって、座席本体の車両幅方
向の移動中における前後方向の移動を規制するための前
後方向規制部材を備えたことを特徴とする。
【0023】この車両用回転座席によれば、車両幅方向
への移動中において、前後方向規制部材により座席本体
の前後方向の移動が規制される。前後方向の移動が規制
されれば、これに連動した回転動作も規制される。この
ように座席本体が車両幅方向に移動する時、例えば室内
から室外に移動する時にその前後方向の移動および回転
動作が規制されるので、座席本体がドア開口部を通過す
る際等に例えば両側方のピラー等に干渉することを防止
することができる。
【0024】前後方向規制部材としては種々形態の構成
が考えられる。例えば、幅方向支持台に前後方向規制部
材としての規制プレートを取り付け、座席本体の幅方向
の全移動範囲において、この規制プレートを例えば前後
方向支持台の前後方向移動領域中に張り出させておく構
成とすれば、この規制プレートに前後方向支持台の一部
が干渉してその前後方向の移動を阻止することができ
る。
【0025】請求項10記載の車両用回転座席は、請求
項9記載の車両用回転座席であって、前後方向規制部材
は、座席本体の着座位置における車両幅方向の移動を規
制する機能を併せ持つ構成としたことを特徴とする。
【0026】この車両用回転座席によれば、幅方向支持
台の作動により座席本体が室外側に移動すると、座席本
体は徐々に低い位置に変位する。従って、座席本体は、
室内の着座位置に位置する状態では、なんら規制されな
いとその自重により下方へ変位してしまう(自然落
下)。この自然落下を規制するために、例えば幅方向支
持台の駆動源としてブレーキ内蔵型のモータを採用する
ことが考えられる。内蔵ブレーキの働きにより幅方向支
持台の作動をロックすれば、座席本体の自然落下を防止
することができるからである。
【0027】しかしながら、ブレーキ内蔵型のモータは
その分大型化するとともにコスト高となる問題がある。
この点、請求項10記載の構成によれば、駆動源として
のモータをロックすることによるのではなく、前後方向
規制部材により座席本体の幅方向の移動すなわちその自
然落下が防止される構成であるのでこのような問題を生
ずることはない。
【0028】座席本体の着座位置における車両幅方向の
移動を規制するためには、例えば前後方向規制部材が、
座席本体が着座位置に位置する状態において前後方向支
持台あるいは回転支持台あるいは座席本体の幅方向移動
領域中にも張り出す構成とすればよい。
【0029】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第1実施形態を図
1〜図11に基づいて説明する。図1は、本実施形態に
係る車両用回転座席1の全体を示している。この回転座
席1は、座席本体2(図2)と、この座席本体2を回転
支持するための回転支持台10(図4)と、この回転支
持台10を車両前後方向に移動させるための前後方向支
持台30(図5)と、この前後方向支持台30を車両幅
方向に移動させるための幅方向支持台50(図6)を備
えている。なお、図1〜図6では、車両前方を矢印
「前」で示し、ドア開口部側を矢印「外」で示してい
る。
【0030】先ず、図2に示すように座席本体2はシー
トクッション2aとシートバック2bを有し、本発明の
実施にあたり特に変更を要しない。座席台5は、シート
クッション2aの下面に取付けられており、図3に示す
ようにその前部には着座者が足を載せておくためのフッ
トレスト5aが支持アーム5b,5bを介して取付けら
れている。
【0031】この座席台5の下面には、それぞれ円弧形
状をなすピニオンギヤ6と、スライドロック自動解除プ
レート7が取付けられている。ピニオンギヤ6と後述す
るラック38が、特許請求の範囲に記載した連動手段の
一形態を構成する。スライドロック自動解除プレート7
は後述するスライドロック機構80を自動的に解除する
機能を有する。また、この座席台5の前左角部には回転
ロック解除レバー73が配置され、後ろ左角部には回転
ロック部材74が配置されている。回転ロック解除レバ
ー73および回転ロック部材74は後述する回転ロック
機構70を構成する。
【0032】なお、この座席台5の両側に形成された4
箇所の孔5c〜5cは、当該座席台5を座席本体2の下
面に固定するためのボルト挿通孔として用いられ、中央
後部寄りにおいて同一円周上に沿って配置された6箇所
の孔5d〜5dは、当該座席台5を後述する回転支持台
10の回転リング11に固定するためのボルト挿通孔と
して用いられる。
【0033】このように構成された座席台5は、回転リ
ング11を介して回転支持台10の上面側に回転可能に
支持されている。図4に示すように回転リング11は内
輪11aと外輪11bを有し、図示は省略したが両輪1
1a,11bの間には多数の鋼球が介装されている。内
輪11aが上記座席台5の下面に固定され、外輪11b
は回転支持台10の上面に固定されている。この回転リ
ング11によれば、着座者および座席本体2等の重量を
受けつつ内輪11aが外輪11bに対して回転すること
により座席本体2が回転支持台10に対して回転する。
【0034】回転支持台10の両側部には断面コ字型の
スライドレール12,12が前後方向に沿って相互に平
行に取付けられている。また、この回転支持台10のほ
ぼ中央にはスライドロック機構80が配置され、後ろ側
の両角部には回転ロック機構70を構成する回転ロック
プレート75,75が配置されている。スライドロック
機構80については後述する。さらに、両スライドレー
ル12,12の前端には弾性ゴム製のストッパ片12
a,12aが取付けられている。これについても後述す
る。
【0035】このように構成された回転支持台10は、
前後方向支持台30により車両前後方向に移動可能に支
持されている。この前後方向支持台30は、図5に示す
ように車両幅方向に沿って相互に平行な2本の主枠3
1,31と、両主枠31,31の室内側端部間と室外側
端部間に掛け渡し状に取り付けた支持枠32,32(室
外側の支持枠32は図示省略されている)から構成され
るフレームの上面にベース33を取り付けた構成となっ
ている。
【0036】ベース33の室内側および室外側の端縁は
上方へ一定の幅で折り曲げられて折曲げ縁33a,33
aとされ、この両折曲げ縁33a,33aの内面には、
それぞれ2個の縦ローラー36,36と2個の横ローラ
ー37,37が回転可能に設けられている。縦ローラー
36,36は、その回転軸線を横向きにして縦方向(上
下方向)に回転し、横ローラー37,37はその回転軸
線を縦向きにして横方向(水平方向)に回転する。この
片側2個の縦ローラー36,36と2個の横ローラー3
7,37により、上記回転支持台10のスライドレール
12,12が支持されており、これにより回転支持台1
0が車両前後方向に移動可能に支持されている。縦ロー
ラー36〜36により上下方向のガタ付きが抑制され、
横ローラー37,37により車両幅方向のガタ付きが抑
制されることにより回転支持台10は車両前後方向にス
ムーズに移動する。
【0037】次に、両主枠31,31の室外側の端部間
には支軸39が回動可能に支持され、この支軸39に平
板形状をなすラック38が取付けられている。また、こ
の支軸39の中程にはスライドロック手動解除レバー6
7が取付けられており、このスライドロック手動解除レ
バー67を上下に回動操作して、支軸39を回動させる
とラック38がその後端縁を中心にして上下に回動す
る。このラック38は、スライドロック手動解除レバー
67を操作しない時には水平に保持され、この時上記座
席台5の下面に取り付けたピニオンギヤ6に噛合い可能
となる一方、同レバー67を下方へ回動操作してラック
38を上方へ回動させると、このラック38はピニオン
ギヤ6に対して上方へ変位するため相互に噛合い不能な
状態となる。
【0038】ここで、ピニオンギヤ6は、図3および図
9に示すようにほぼ90°の範囲の円弧形状を有し、そ
の噛合い当初側(反時計回り方向の端部側、以下同じ)
の一定角度範囲(本実施形態では約40°)には噛合い
歯が形成されていない。このため、座席本体2をその着
座位置(車両前方に向いた位置、図中実線で示す位置)
から、図中矢印で示すようにドア開口部側(反時計回り
方向)へ回転させ始めた当初約40°の範囲は、ピニオ
ンギヤ6とラック38は噛み合わず、従って座席本体2
は回転するのみで、車両前方へは移動しない(非連動範
囲)。座席本体2をさらに回転させると、ピニオンギヤ
6がラック38に噛合い、これにより座席本体2は回転
しつつ車両前方へ移動する(連動範囲)。
【0039】ピニオンギヤ6の噛合い当初側の端部には
突起6aが形成されており、この突起6aは座席本体2
が着座位置に位置する時にラック38の後端部38aに
当接し、これにより着座位置における当該座席本体2の
反ドア開口部側(図9において時計回り方向)への回転
が阻止されるとともに、その位置でのガタ付きが防止さ
れる。
【0040】図5に示すように上記支軸39にはスライ
ドロック手動解除レバー67の他に、同じくスライドロ
ック手動解除機構60を構成するリンクアーム61の一
端が固定されている。このスライドロック手動解除機構
60はベース33の下面に設けられており、これについ
ては後述する。
【0041】次に、両主枠31,31の側面には、それ
ぞれ3個の縦ローラー34〜34と、2個の横ローラー
35,35が回転可能に取付けられている。この片側3
個の縦ローラ34〜34と2個の横ローラー35,35
が、それぞれ以下説明する幅方向支持台50のスライド
レール51,51の内側に転動可能に挿入されており、
これにより当該前後方向支持台30が車両幅方向に移動
可能に支持されている。
【0042】幅方向支持台50は、車両幅方向に沿って
相互に平行な2本のスライドレール51,51を備えて
いる。両スライドレール51,51は図示するように断
面コ字型をなし、上記したようにその内側に前後方向支
持台30の縦ローラー34〜34および横ローラー35
〜35が転動可能に支持されている。両スライドレール
51,51は、室外側ブラケット52と室内側ブラケッ
ト53により車両フロア上に設置されている。室内側ブ
ラケット53は室外側ブラケット52よりも脚部が長く
形成されているので、両スライドレール51,51は、
車室内から車外(ドア開口部側)に向けて下傾している
(図11参照)。
【0043】また、両スライドレール51,51の側方
には、それぞれねじ軸54が回転可能に支持されてお
り、その室内側端部はそれぞれ電動モータ55の出力軸
に連結されている。両ねじ軸54,54には、ねじ嵌合
するナット(図示省略)を介してブラケット56が取付
けられている。上記電動モータ55,55が同一回転数
で正転すると、両ブラケット56,56が同一速度で室
外側(図示左方)へ移動し、同一回転数で逆転すると両
ブラケット56,56が室内側(図示右方)へ同一速度
で移動する。両電動モーター55,55の起動停止は、
ドアトリムボードのアームレスト部に設置した操作スイ
ッチ(図示省略)によりなされる。
【0044】両ブラケット56,56は、前後方向支持
台30の主枠31,31に固定されている。このため、
上記のように電動モータ55,55を正転または逆転さ
せると、この前後方向支持台30ひいては座席本体2が
車両幅方向に移動し、これにより座席本体2をドア開口
部を経て車外の乗降位置に移動させ、または車外から車
内に戻すことができる。このように、幅方向支持台50
は、前記回転支持台10および前後方向支持台30とは
違って電動式となっている。また、前記したように幅方
向支持台50の両スライドレール51,51は車室内か
ら車外(ドア開口部側)に向けて下傾しているため、図
11に示すように座席本体2は車外に移動しつつ徐々に
低い位置に変位し、最終的に室外の乗降位置に至ると、
室内の着座位置での高さより座面が寸法Hだけ低くな
る。このように乗降位置を室内の着座高さよりも低い位
置に設定することにより、例えば車椅子(通常室内の着
座高さよりも低い)と座席本体2との間を楽に乗り移る
ことができる。
【0045】次に、本例の回転座席1には、座席本体2
の回転をロックするための回転ロック機構70と、車両
前後方向の移動をロックするためのスライドロック機構
80と、このスライドロック機構80を手動操作で解除
するためのスライドロック手動解除機構60を備えてい
る。先ず、回転ロック機構70の詳細が図7に示されて
いる。この回転ロック機構70は、前記した回転ロック
解除レバー73と回転ロック部材74と回転ロックプレ
ート75,75を主体として構成されている。回転ロッ
ク解除レバー73は、座席台5の前左角部に支持ピン7
3aを介して横方向へ回転操作可能に取付けられてい
る。この回転ロック解除レバー73の後端には、鍵孔形
状の引掛け孔73bを介して操作ワイヤ71の一端が連
結されている。この操作ワイヤ71は、保護チューブ7
2の内周側を経て座席台5の後角部に至っている。
【0046】座席台5の後ろ左角部には前記したように
回転ロック部材74が配置されている。この回転ロック
部材74は、平板の上下を略コ字形に折り曲げ、その上
下折曲げ縁間にロックピン74bを掛け渡し状に取り付
けた構成としたもので、支軸74aを中心にして横方向
に回動可能に取付けられている。図示は省略したが、こ
の回転ロック部材74と座席台5との間であって支軸7
4a回りには捩りバネが介装されているため、この回転
ロック部材74はロック方向(図示反時計回り方向)に
回転付勢されている。また、この回転ロック部材74の
回動端部に設けた鍵孔形状の引掛け孔74cに上記操作
ワイヤ71の他端が連結されている。
【0047】このように構成された回転ロック機構70
によれば、図中二点鎖線で示すように、回転ロック解除
レバー73を上記捩りバネに抗してアンロック方向へ回
動操作すると、操作ワイヤ71の図示左方への移動を通
じて回転ロック部材74が支軸74aを中心にしてアン
ロック方向(図示時計回り方向)に回転し、これにより
ロックピン74bがロックプレート75の凹部75aか
ら外れて回転ロックが解除される。回転ロックが解除さ
れれば、座席台5ひいては座席本体2の回転動作が可能
な状態となる。
【0048】回転ロック解除レバー73の回動操作を解
除すると、回転ロック部材74は捩りバネによりロック
方向に戻され、これによりロックピン74bが両ロック
プレート75,75に対して係合し得る領域に戻され
る。従って、座席本体2が着座位置あるいはドア開口部
側に向いた横向き位置に回転されると、このロックピン
74bが一方の回転ロックプレート75の凹部75aに
嵌まり込み、これにより座席本体2がその位置で回転不
能にロックされる。図3に示すように、回転ロック部材
74は、座席台5の後ろ左角部に配置され、回転ロック
プレート75,75は回転支持台10の後ろ側の両角部
に配置されているので、座席本体2を車両正面を向いた
着座位置に回転させると、左側の回転ロックプレート7
5にロック部材74がロックされ、座席本体2をドア開
口部側を向いた横向き位置に回転させると、右側の回転
ロックプレート75にロック部材74がロックされる。
【0049】なお、座席本体2が車両正面に向けられた
着座位置では、上記のように回転ロック部材74が左側
の回転ロックプレート75にロックされるとともに、前
記したようにピニオンギヤ6の突起6aがラック38の
後端部38aに当接されて、当該座席本体2の着座位置
におけるガタ付きが防止される。また、回転ロック解除
レバー73のアンロック側への回動操作を止めて、回転
ロック部材74が捩りバネによりロック方向に回動する
と、操作ワイヤ71が図7において右方へ引っ張られる
ので、回転ロック解除レバー73はロック方向に戻され
る。
【0050】次に、スライドロック機構80およびスラ
イドロック手動解除機構60の詳細が図8に示されてい
る。先ず、スライドロック機構80は、座席本体2を車
両前後方向移動範囲の最も後方の位置(着座者の足元ス
ペースが最も広くなる位置)に固定しておくためのもの
で、回転支持台10のほぼ中央に配置されている(図4
参照)。このスライドロック機構80は、支点81aを
中心にして上下方向に傾動可能な傾動ブラケット81
と、この傾動ブラケット81の動作により上下方向に移
動するロックピン83を有している。傾動ブラケット8
1の一端にはローラー82が回転可能に支持されてい
る。また、傾動ブラケット81の他端81bは、ロック
ピン83に径方向へ突き出し状に設けた係合ピン83a
の下側に至っている。ロックピン83は、回転支持台1
0に設けた挿通孔10aと、回転支持台10の上面に取
り付けた支持ブラケット84の支持孔84aを介して上
下に移動可能に支持されている。支持ブラケット84と
係合ピン83aとの間には圧縮バネ85が介装されてい
るため、ロックピン83は下方に付勢されている。
【0051】ロックピン83の下部は、挿通孔10aを
経て回転支持台10の下面側に突き出されている。この
ロックピン83が圧縮バネ85により下方に移動した状
態では、その下端部が、前後方向支持台30のベース3
3に設けたロック孔30aに差し込まれ、これにより回
転支持台10が前後方向支持台30に対して前後方向移
動不能にロックされる(スライドロック)。このロック
状態において、座席本体2が車両前後方向移動範囲のう
ち最も後方の位置にロックされるよう、ロックピン83
およびロック孔30aの位置が設定されている。
【0052】一方、ロックピン83が圧縮バネ85に抗
して上方に移動すると、その下端部がロック孔30aか
ら抜き出され、これにより回転支持台10ひいては座席
本体2が前後方向支持台30に対して前後方向に移動可
能となる(スライドロックの解除)。ロックピン83の
上方への移動すなわちスライドロックの解除は、傾動ブ
ラケット81が支軸81aを中心にして図8において反
時計回り方向(スライドロック解除方向)に回動するこ
とによりなされる。この傾動ブラケット81のスライド
ロック解除方向への傾動は、座席台5の下面に設けたス
ライドロック自動解除プレート7によりローラー82が
下方へ押されることによりなされる。すなわち、座席本
体2ひいては座席台5の回転に伴ってこのスライドロッ
ク自動解除プレート7がローラー82の上側に至ると、
このローラー82がスライドロック自動解除プレート7
により一定寸法下方へ押し下げられ、これにより傾動ブ
ラケット81がスライドロック解除方向に傾動して、そ
の他端81bにより係合ピン83aが押し上げられるこ
とによりロックピン83が圧縮バネ85に抗して上方へ
移動する。
【0053】スライドロック解除プレート7により、ロ
ーラー82が押し下げられて、スライドロックが解除さ
れるタイミングは、座席本体2が回転してピニオンギヤ
6の歯がラック38の歯に噛み合う直前に設定されてい
る。このため、座席本体2を着座位置から回転させ始め
た当初約40°の範囲では、スライドロック自動解除プ
レート7がローラー82の上側まで至っていないので、
ロックピン83はロック孔30aに差し込まれた状態に
保持され、従って座席本体2は前後方向移動不能にロッ
クされた状態に保持される。
【0054】座席本体2が約40°回転した時点で、ス
ライドロック自動解除プレート7によりローラー82が
押し下げられ、これにより座席本体2が前後方向へ移動
可能な状態になる(スライドロックの自動解除)。以
後、座席本体2がドア開口部側に向いた横向き位置に至
るまで、ローラー82がスライドロック自動解除プレー
ト7により押し下げられた状態に保持され、従って前記
したようにピニオンギヤ6とラック38との噛合いを通
じて座席本体2は回転しつつ前方へ移動する。
【0055】逆に、座席本体2がドア開口部側に向いた
横向き位置から着座位置に向けて約50°回転される間
は、スライドロック自動解除プレート7によりローラー
82が押し下げられた状態に保持されて、スライドロッ
クが解除された状態に保持されるので、座席本体2は着
座位置に向けて回転しつつ、後方へ移動する。座席本体
2が横向き位置から約50°回転された時点で、座席本
体2は後方位置に戻されるとともに、スライドロック自
動解除プレート7がローラー82の上方から外れてその
押し下げが解除され、これによりロックピン83が圧縮
バネ85により下方に移動してその下端部が前後方向支
持台30のロック孔30aに再び差し込まれ、従って当
該座席本体2が後方位置で前後方向移動不能にロックさ
れる。その後、座席本体2は約40°回転動作のみし
て、車両前方を向いた着座位置に戻される。
【0056】このようにスライドロック機構80は、座
席本体2の回転動作と前後方向への移動動作とが連動さ
れるタイミングに合わせて自動的にロック・アンロック
されるようになっており、上記スライドロック自動解除
プレート7はこれを実現できる寸法および形状に設定さ
れ、またその取付け位置が設定されている。なお、座席
本体2が後方位置でロックされた状態では、上記したよ
うにロックピン83がロック孔30aに差し込まれると
ともに、前後方向支持台30の前側の縦ローラー36,
36が、回転支持台10の両スライドレール12,12
の先端に取り付けたストッパ片12a,12aに弾性的
に押圧される状態となり、これにより当該ロック状態に
おける座席本体2の前後方向のガタ付きが防止されるよ
うになっている。
【0057】このように構成されたスライドロック機構
80は、座席本体2の2動作の連動タイミングとは関係
なく手動的に解除できるようになっており、これがスラ
イドロック手動解除機構60によりなされる。このスラ
イドロック手動解除機構60は、前記した支軸39に取
り付けたスライドロック手動解除レバー67とリンクア
ーム61と、リンクアーム61の先端に支軸64aを介
して回転可能に連結した連結リンク64と、前後方向支
持台30のベース33の下面に支軸65aを中心にして
上下方向に回転可能に取り付けた傾動アーム65と、こ
の傾動アーム65の傾動により上下動するロック解除ピ
ン63を有している。傾動アーム65の一端に、支軸6
4bを介して連結リンク64の一端が回転可能に連結さ
れている。ロック解除ピン63は、前記ロック孔30a
と、ベース33の下面に取り付けた支持ブラケット62
の挿通孔62aを介して、前記ロックピン83と同軸で
上下方向に移動可能に支持されている。このロック解除
ピン63の長手方向ほぼ中央には係合ピン63aが径方
向へ突き出し状に設けられており、この係合ピン63a
と支持ブラケット62との間に、上記傾動アーム65の
他端65bが至っている。
【0058】ロック解除ピン63の下部にはピン63b
が径方向へ突き出し状に設けられ、このピン63bと上
記支持ブラケット62との間には、圧縮バネ66が介装
されているため、このロック解除ピン63は下方へ付勢
されている。
【0059】このように構成されたスライドロック手動
解除機構60によれば、スライドロック手動解除レバー
67を下方へ操作しない状態(図中実線で示す状態)で
は、ロック解除ピン63が圧縮バネ66により下方位置
に保持されるので、その上面はロック孔30aの深い位
置に位置し、このため前記ロックピン83がロック孔3
0aに差し込まれてスライドロックされた状態若しくは
スライドロックされ得る状態となっている。
【0060】スライドロック解除レバー67を図中二点
鎖線で示すように、下方へ押し下げ操作(スライドロッ
ク手動解除操作)すると、リンクアーム61が支軸39
を中心にして図示反時計回り方向に回動するので、連結
アーム64の移動を通じて傾動アーム65が支軸65a
を中心にして図示反時計回り方向に回動する。こうして
傾動アーム65が回動すると、その他端65bが上方へ
移動してロック解除ピン63が圧縮バネ66に抗して上
方へ移動する。ロック解除ピン63が上方へ移動してロ
ック孔30aにさらに深く差し込まれると、その上面が
ロック孔30aの上端から突き出され、このためロック
ピン83がこのロック孔30aから押し出されて、スラ
イドロック機構80がアンロックされる。
【0061】また、上記のようにスライドロック手動解
除レバー67を押し下げ操作すると支軸39が回転する
ため、この支軸39に取り付けた前記ラック38が図中
二点鎖線で示すように上方へ傾動し、これにより前記ピ
ニオンギヤ6が座席本体2の全回転範囲についてこのラ
ック39と噛合い不能な状態となる。このように、スラ
イドロック手動解除機構60により、スライドロック機
構80を解除(アンロック)すると、座席本体2の回転
動作と前後方向移動動作との連動状態も自動的に解除さ
れる。従って、スライドロック手動解除機構60を操作
(レバー67を押し下げ操作)すると、座席本体2を回
転動作のみさせることができ、または前後方向への移動
動作のみさせることができる。
【0062】また、座席本体2を車両前方に向けた姿勢
(着座位置から回転させない姿勢)のまま、スライドロ
ックを手動解除して、当該座席本体2を車両前後方向移
動範囲の最も前方位置に移動させ、然る後スライドロッ
ク手動解除機構60の操作を解除してラック30を元の
水平位置に戻すと、ピニオンギヤ6の突起6aがラック
38の前端部寄りに設けた凹部38bに嵌まり込み、こ
れにより座席本体2がこの前方位置で移動不能にロック
される。
【0063】次に、以上のように構成した回転座席1の
最も一般的な操作手順を図10に基づいて説明する。図
10(A)は座席本体2が着座位置に位置する状態を示
している。なお、図では、座席本体2の回転中心(回転
リング11の回転中心)を基準にして、車両前後方向移
動範囲の後方位置を符号L0 で示し、前方位置を符号L
1 で示し、また、車両幅方向移動範囲の室内側位置を符
号W0 で示し、室外側位置を符号W1 で示している。
【0064】さて、図10(A)の着座位置において回
転ロック機構70を解除して座席本体2をドア開口部D
側(図示反時計回り方向)へ回転させる。図10(B)
は、同方向へ約40°回転させた状態を示している。こ
の間は、ピニオンギヤ6とラック38は噛み合わないの
で、座席本体2は回転動作のみする。この段階で、座席
本体2は、そのシートクッション2aがドア開口部Dの
後部すなわちリヤピラーPに干渉する手前の位置にまで
至っているため、このままさらに回転させたのではピラ
ーPに干渉して座席本体2をドア開口部Dに向けた横向
き位置まで回転させることができない。
【0065】しかしながら、約40°回転させた時点
で、スライドロック解除プレート7がスライドロック機
構80のローラー82の上方に至ってこのローラー82
を押し下げるため、当該スライドロック機構80がアン
ロックされ、これにより座席本体2が前方へ移動可能な
状態になるとともに、ピニオンギヤ6とラック38が噛
み合い始める。
【0066】このため、以後さらに座席本体2を回転さ
せると、この回転動作に連動して座席本体2は、ピニオ
ンギヤ6とラック38の噛合い作用を通じて前方へ移動
する。こうして座席本体2は残り約50°回転しつつ前
方へ移動し、これにより図10(C)に示すようにドア
開口部D側に向いた横向き姿勢になるとともに、前方位
置L1 に至る。このように、座席本体2が回転しつつ前
方へ移動することにより、その回転途中において着座者
の足あるいはフットレスト5aがドア開口部Dの前端に
干渉することが回避される。この点、従来のように一旦
座席本体を前方位置にまで移動させた後、回転させると
着座者の足等がドア開口部(ボディ)に干渉する問題が
あった。
【0067】こうして、座席本体2が横向き姿勢になっ
た時点で、ロック部材74が回転支持台10の後ろ右側
の回転ロックプレート75にロックされ、これにより座
席本体2が当該横向き姿勢で回転不能にロックされる。
座席本体2が回転不能にロックされるので、前後方向の
移動動作もロックされる。何故なら、ピニオンギヤ6と
ラック38が噛合い状態にあるため、座席本体2の回転
動作と前後方向の移動動作が連動されているからであ
る。
【0068】次に、幅方向支持台50の両電動モーター
55,55を正転させて座席本体2を、図10(C)の
室内側位置W0 から図10(D)の室外側位置W1 にま
で移動させ、この時点で着座者は席を離れることができ
る。ここで、座席本体2はドア開口部Dを経て車外に移
動しつつ徐々に低い位置(例えば車椅子と同じ程度の高
さ)に変位するので(図11参照)、この室外側位置W
1 において着座者が例えば車椅子に直接乗り移る場合で
あっても座席本体2との間を楽に移動することができ
る。
【0069】また、図10(D)に示すように、幅方向
支持台50の作動により座席本体2が車外に移動する過
程において、開けたドアDrが例えば風により閉じ方向
に力を受けても、座席本体2のシートクッション2aに
より開き方向に保持されるため、乗降動作中にドアが支
障になることがない。
【0070】以上のようにして、室外側位置W1 に移動
させた座席本体2を元の着座位置に戻すには、電動モー
ター55,55を逆転させて幅方向支持台50を逆方向
に作動させることにより、座席本体2を図10(C)に
示す室内側位置W0 にまで戻し、然る後回転ロック機構
70を解除操作して手操作で座席本体2を室内側に向け
て回転させる。この段階においてもピニオンギヤ6とラ
ック38が噛合い状態に保持されているので、座席本体
2は前記とは逆に室内側に回転しつつ前方位置L1 から
後方位置L0 へ向けて移動する。
【0071】横向き姿勢から約50°室内側に回転させ
た段階で、座席本体2は後方位置L0 に戻されて図10
(B)に示す位置に至る。その後、座席本体2をさらに
約40°回転させることにより、図10(A)に示す着
座位置に戻すことができる。この40°の回転範囲で
は、ピニオンギヤ6とラック38の噛合いが外れ、かつ
スライドロック解除プレート7がローラー82の上方か
ら外れて、スライドロック機構80がロック状態に復帰
するので、座席本体2は回転動作のみし、前後方向には
移動しない。
【0072】以上のように構成された本実施形態の車両
用回転座席1によれば、座席本体2は回転支持台10お
よび前後方向支持台30に支持され、座席本体2(座席
台5)と前後方向支持台30との間には、連動手段とし
て相互に噛み合うピニオンギヤ6とラック38が介装さ
れているため、座席本体2の回転動作と前後方向の移動
動作が連動され、これにより例えばセダン型乗用車の場
合のように狭いドア開口部Dであっても、座席本体2を
ピラー等の他部位に干渉することなく、かつ着座者の足
をドア開口部Dの端部に干渉させることなく、座席本体
2をドア開口部D側へ向けることができ、また室外へ移
動させることができる。
【0073】以上説明した実施形態には種々変更を加え
ることが可能である。例えば、幅方向支持台50のみを
電動式としたが、回転支持台10および幅方向支持台3
0についても電動式とすることが可能である。また、逆
に幅方向支持台50を、回転支持台10および前後方向
支持台30と同様に手動式としてもよい。
【0074】さらに、座席本体2の回転動作と前後方向
への移動動作を連動させるための連動手段については、
例えば図12〜図16に示すように構成してもよい。こ
の第2実施形態の連動手段は、ピニオンギヤ100とラ
ック120との間に中間ギヤ110が介装されている点
に特徴を有している。前記第1実施形態と同じ構成につ
いては説明を省略し、また同位の符号を用いる。
【0075】ピニオンギヤ100は、図12および図1
5に示すように座席本体2の回転中心(回転リング11
の回転中心)を中心とする円弧形状をなし、座席台5の
下面であって、第1実施形態のピニオンギヤ6とはほぼ
180°反対側に取付けられている。このピニオンギヤ
100も、図15に示すように座席本体2の回転当初所
定の角度の範囲(例えば第1実施形態と同様40°)で
は、以下述べる中間ギヤ110の小ギヤ部110aに噛
み合わず、従ってその間座席本体2は回転動作のみし、
前方へは移動しない。この点は第1実施形態と同様であ
る。
【0076】中間ギヤ110は、図13、図15および
図16に示すように回転支持台10の上面に回転可能に
支持されており、歯数の少ない小ギヤ部110aと歯数
の多い大ギヤ部110bを備えている。大ギヤ部110
bと小ギヤ部110aの歯数比は一体で回転し、その歯
数比は2:1に設定されている。座席本体2を約40°
回転させると、小ギヤ部110aに上記ピニオンギヤ1
00が噛み合うよう両者110a,100の位置が設定
されている。
【0077】次に、図14および図16に示すように前
後方向支持台30には、室内側(第1実施形態のラック
38とは反対側)の折曲げ縁33aに沿ってラック12
0が取付けられている。このラック120は中間ギヤ1
10の大ギヤ部110bに常時噛み合わされている。
【0078】このように構成した第2実施形態の連動手
段によれば、回転ロック機構70を解除して座席本体2
をドア開口部側に約40°回転させると、ピニオンギヤ
100が小ギヤ部110aに噛み合う。この時点で、ス
ライドロック自動解除プレート7によりスライドロック
機構80が解除されて、座席本体2が前方へ移動可能な
状態となる。この点は第1実施形態と同様である。この
ため、この噛合い状態で、さらに座席本体2を回転させ
ると、小ギヤ部110aおよび大ギヤ部110bが回転
し、この大ギヤ部110bとラック120の噛合いを通
じて座席本体2が回転しつつ前方へ移動する。このよう
に第2実施形態の連動手段によっても座席本体2の回転
動作と前後方向への移動動作が連動されるので、前記第
1実施形態と同様の作用効果を奏する。
【0079】しかも、この第2実施形態の場合、ピニオ
ンギヤ100とラック120との間には中間ギヤ110
が介装され、この中間ギヤ110の小ギヤ部110aと
大ギヤ部110bの歯数比が1:2に設定されているの
で、前後方向の移動距離に関して第1実施形態の場合の
2倍の移動量を得ることができる。このように前後方向
の移動量を第1実施形態よりも大きく設定できるので、
当該回転座席1の初期位置(図10のL0 の位置)をよ
り後方に設定して着座者の足元スペースを一層広く確保
することができ、これにより当該回転座席1を乗用車の
みならず、いわゆる1ボックスカー等種々形態の車両に
幅広く適用できるようになる。
【0080】なお、中間ギヤ110の小ギヤ部110a
と大ギヤ部110bの歯数比を変更することにより、座
席本体2の前後方向への移動距離は車両の形態に合わせ
て任意に設定することができる。また、ラック120を
第1実施形態と同様上下に回動可能に設けることによ
り、前後方向スライドロックの手動解除機構60を設定
することができる。
【0081】次に、図17〜図19は、上記第2実施形
態にさらに変更を加えた第3実施形態の連動手段を示し
ている。変更箇所のみ説明する。図17に示すように、
ラック130の後端部(図示手前側の端部)には、中間
ギヤ110の小ギヤ部110aに噛み合う補助ラック1
31が上側にずれて設けられている。この補助ラック1
31が小ギヤ部110aに噛み合っている時点では、ラ
ック130は大ギヤ部110bには噛み合っていない。
一方、図18に示すようにピニオンギヤ133は回転方
向中途の一定範囲が欠歯している。ピニオンギヤ133
の、回転方向前側の第1ギヤ部133aは、座席本体2
が回転し始める当初より中間ギヤ110の小ギヤ部11
0aに噛み合っている。
【0082】このように構成した第3実施形態の連動手
段によれば、座席本体2を着座位置からドア開口部側へ
回転し始めると、これと同時に当該座席本体2が、第1
ギヤ部133aと小ギヤ部110aとの噛合いおよび小
ギヤ部110aと補助ラック131との噛合いを通じて
前方へ移動する。この前半の連動段階(座席本体2を約
40°回転させる範囲)では、中間ギヤ110の大ギヤ
部110bが連動作用に関与していないので座席本体2
の回転動作は増幅されず、従って前記第1実施形態の連
動手段(ピニオンギヤ6がラック38に直接噛み合わさ
れる構成)と同程度の比率(座席本体2の回転角度と前
方への移動量との比率)で座席本体2は前方へ移動す
る。
【0083】座席本体2を約40°回転させると、第1
ギヤ部133aと小ギヤ部110aとの噛合いが終了し
て、前半の連動範囲が終了する。また、この時点で、小
ギヤ部110aと補助ラック131の噛合いが終了する
とともに、大ギヤ部110bとラック130が噛合い始
める。しかしながら、以後座席本体2の一定回転範囲で
はピニオンギヤ133がその欠歯部133cの存在によ
り小ギヤ部110aに噛み合わず、このため座席本体2
は回転動作のみし、前方へは移動しない。この中間の回
転動作のみの段階(非連動範囲)で、座席本体2のフッ
トレスト5aをドア開口部端部(ピラー)に干渉させる
ことなく、室外側へ移動させる。
【0084】座席本体2の回転に伴い、小ギヤ部110
aに対してピニオンギヤ133の欠歯部133cが通過
すると、回転方向後ろ側の第2ギヤ部133bが小ギヤ
部110aに噛合い始める。このため、そのままさらに
座席本体2をドア開口部側へ回転させることにより、当
該座席本体2は、第2ギヤ部133bと小ギヤ部110
aとの噛合いおよび大ギヤ部110bとラック130と
の噛合いを通じて前方へ移動する。この後半の連動段階
では、小ギヤ部110aと大ギヤ部110bの歯数比に
応じて座席本体2の回転動作が増幅されるので、座席本
体2は前半の連動段階の2倍程度の比率で前方へ移動す
る。この点は、前記第2実施形態の連動手段と同様であ
る。
【0085】このように、第2または第3実施形態の連
動手段によれば、ピニオンギヤ100(133)とラッ
ク120(130,131)との間に、大ギヤ部110
bと小ギヤ部110aを有する中間ギヤ110が介装さ
れているので、座席本体2の回転動作に対して前後方向
への移動動作が増幅され、これにより座席本体2の回転
角度に対して前後方向の移動量を大きくすることができ
る。しかも、座席本体2の占有スペースの範囲内で中間
ギヤ110を介装する構成であるので、室内スペースを
犠牲にすることなく上記作用効果を得ることができる。
【0086】連動手段については、例示した第1〜第3
実施形態のようにピニオンギヤ6(100,133)と
ラック38(120,130,131)の噛合い作用に
よる構成に限らず、さらに別形態の構成で実施すること
もできる。例えば、図20には、リンクアーム90の傾
動動作により連動させる第4実施形態の構成が例示され
ている。この第4実施形態の場合、リンクアーム90の
一端は、支軸90aを介して前後方向支持台30の適位
置に回転可能に連結され、他端は支軸90bを介して座
席本体2(座席台5)の下面に回転可能に連結されてい
る。その他の構成については特に変更を要しない。
【0087】このような構成によっても、座席本体2を
回転させると、支軸90bが当該座席本体2の回転中心
(リング11の回転中心)を中心にして円弧移動するの
で、その前後方向の移動成分だけ、当該座席本体2を前
後方向支持台30に対して前方へ移動させることができ
る。なお、リンクアーム式の連動手段の場合であって
も、例えばリンクアーム90の支軸90bを支持する孔
を長孔とすることにより、回転範囲の一部についてのみ
前後方向の移動動作を連動させることが可能である。
【0088】また、図21に示した第5実施形態は、座
席本体2の下面側、例えば回転リング11の内輪11a
の周面適位置に、連動手段としてのワイヤ91の一端9
1bを固定し、他端91bを前後方向支持台30に固定
する構成としたもので、この構成によれば座席本体2を
回転させると内輪11aが一体で回転するため、ワイヤ
91が内輪11aの周面に巻き取られる。ワイヤ91が
巻き取られて実質的に短くなることにより、座席本体2
を後方位置L0 から前方位置L1 まで移動させることが
できる。
【0089】最後に、図22〜図24には第6実施形態
が示されている。この第6実施形態は、上記各実施形態
における幅方向支持台50にストッパプレート140を
付加した構成としたもので、その他の構成については特
に変更を要しない。このストッパプレート140が請求
項9,10に記載した前後方向規制部材の一実施形態に
相当する。このストッパプレート140によれば座席本
体2の幅方向移動中における前後方向の移動および回転
動作を確実に規制することができ、かつ座席本体2の着
座位置における幅方向の移動をも確実に規制することが
できる。
【0090】図22に示すようにこのストッパプレート
140は、幅方向支持台50の後ろ側(図示右側)のス
ライドレール51の上面に、ベース141を介して取付
けられている。このストッパプレート140は、図示す
るようにスライドレール51のほぼ半分程の長さを有
し、スライドレール51の中程からほぼ室外側端部に至
る範囲で該スライドレール51に沿って取付けられてい
る。このストッパプレート140の前端縁(図示左端
縁)は、スライドレール51の前端縁から定められた一
定の寸法で張り出しており、この前端縁が第1ストッパ
部140aとされている。また、このストッパプレート
140の室内側端部は、図示するように上側へ略L字状
に折り曲げられて第2ストッパ部140bとされてい
る。
【0091】このストッパプレート140は、次のよう
に機能する。先ず、座席本体2が着座位置に位置する状
態(図10(A)の状態)では、回転支持台10は最も
後ろ側に位置し、座席台5は座席本体2と同様車両正面
に向いた着座位置に位置している。この着座位置では、
座席台5側に設けたロック部材74のロックピン74b
が回転ロックプレート75の凹部75aに嵌まり込んで
回転ロックされた状態となっている。
【0092】座席本体2が着座位置に位置すると、室内
側のスライドレール12の室外側に上記ストッパプレー
ト140の第2ストッパ部140bが位置する。この状
態が得られるよう、第2ストッパ部140bの位置すな
わちストッパプレート140の長さが設定されている。
このため、回転支持台10ひいては座席本体2の室外側
への移動がこの第2ストッパ部140bによって禁止さ
れる。このように、ストッパプレート140の第2スト
ッパ部140bにより座席本体2の着座位置における幅
方向の移動が禁止されるので、幅方向支持台50の電動
モータ55を例えばブレーキ内蔵タイプとして内蔵ブレ
ーキにより車両幅方向の位置をロックする必要はない。
このことから、ブレーキ内蔵タイプの電動モータを用い
た場合のようにモータ設置用の大きなスペースを必要と
することなく、またコスト高を招くことなく、着座位置
における座席本体2の幅方向の位置を確実にロックする
ことができる。
【0093】次に、回転ロック解除レバー73をアンロ
ック操作して回転ロックを解除した状態で、座席本体2
を室外側へ回転操作すると、ピニオンギヤ6とラック3
8の噛合い作用により回転支持台10(従って当該座席
本体2)が回転しつつ前方へ移動する。座席本体2が横
向き位置にまで回転操作されて前端位置に至った状態
(図10(C)に示す状態)では、回転支持台10の室
内側のスライドレール12の後端部がストッパプレート
140の第2ストッパ部140bよりも前側(図23に
おいて左側)へ移動し、かつ当該ストッパプレート14
0の第1ストッパ部140aよりも僅かに前側に移動し
た状態となり、これにより回転支持台10の車両幅方向
の移動が許容される状態となる。なお、この時点ではロ
ックピン74bがもう一方の回転ロックプレート75の
凹部75aに係合されるので、座席本体2がこの横向き
位置で回転不能にロックされる。
【0094】この状態で電動モータ55を起動すること
により座席本体2を室外側に移動させることができる。
この座席本体2の室外側への移動過程において、回転支
持台10の室内側のスライドレール12の後端と、スト
ッパプレート140の第1ストッパ部140aとの間に
僅かな隙間が保持され、これにより前後方向支持台30
ひいては座席本体2の室外側への移動が許容される。反
面、スライドレール12の後ろ側(図23において右
側)に、この第1ストッパ部140aが位置することに
より前後方向支持台30の後ろ側への移動が禁止され
る。座席本体2の後ろ側への移動が禁止されるので、そ
の回転動作も禁止される。
【0095】ここで、上記したように座席本体2の横向
き位置では、ロックピン74bがロックプレート75に
係合していることによりその回転が規制された状態とな
っているのであるが、回転ロックは座席本体2の位置に
関係なくいつでも解除操作することができる。このた
め、誤って回転ロック解除レバー73を解除操作してし
まった場合には、座席本体2は回転可能となり、従って
回転動作と連動した後方への移動動作も許容されること
となってしまう。座席本体2が室外側へ移動中に、回転
動作または後方へ移動すると座席本体2および着座者が
ドア開口部のピラー等に干渉し、その結果スムーズな室
外側への移動ができなくなってしまう。この点、上記ス
トッパプレート140によれば、座席本体2の室外側へ
の移動過程において当該座席本体2の後方への移動およ
び回転動作が禁止されるため、誤って回転ロック解除レ
バー73を解除操作しても、座席本体2および着座者を
ドア開口部のピラー等に干渉することなく真っ直ぐに室
外側へ移動させることができる。
【0096】また、座席本体2の室外側への移動過程に
おいては、上記したようにスライドレール12の後端部
が第1ストッパ部140aの側方を通過することにより
座席本体2の後方への移動が禁止される他、ロック部材
74がロックプレート75に係合した状態のまま室外側
へ移動する。このため、ロック部材74のロックピン7
4bが第1ストッパ140aの側方を通過することによ
っても、座席本体2の後ろ側への移動が禁止される。
【0097】座席本体2が室外側の先端位置に至ると、
回転支持台10の室外側のスライドレール12の後端部
は第1ストッパ部140aの側方から外れるが、上記ロ
ックピン74bが依然として第1ストッパ部140aの
側方に位置するので、同先端位置においても座席本体2
の後ろ側への移動および回転動作が禁止された状態とな
る。
【0098】このように幅方向支持台50に一枚のスト
ッパプレート140を取付けるだけで、着座位置におけ
る座席本体2の室外側への移動が禁止されるので、幅方
向支持台50の駆動源として大きなスペースを必要と
し、かつコスト高となるブレーキ内蔵型の電動モータを
用いる必要がない。この点は、車両幅方向の移動をも手
動式とした場合(駆動モータがない場合)に有意義であ
る。また、座席本体2の室外側への移動過程および室外
側位置において当該座席本体2の後ろ側への移動および
回転動作が禁止されるので、誤って回転ロック解除レバ
ー73を解除操作しても当該座席本体2および着座者を
ドア開口部のピラー等に干渉させることなく真っ直ぐに
室外に移動させることができ、これにより一層使い勝手
のよい車両用回転座席を提供することができる。
【0099】なお、第6実施形態ではストッパプレート
140に、座席本体2の着座位置における幅方向の移動
を規制する機能および幅方向移動中における前後方向の
移動を規制する機能を併せ持つ構成を例示したが、必要
に応じて一方の機能のみを有する構成としてもよい。
【0100】また、前後方向規制部材は例示したストッ
パプレート140に限らず、例えば例示した第1および
第2ストッパ部140a,104bの位置に沿って壁面
を設け、あるいは剛性を有する線材を掛け渡しておく構
成としてもよく、その他様々な形態で実施することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す図であって、車両用回
転座席の全体斜視図である。
【図2】座席本体の斜視図である。
【図3】座席台の斜視図である。
【図4】回転台の斜視図である。
【図5】前後方向支持台の斜視図である。
【図6】幅方向支持台の斜視図である。
【図7】回転ロック機構の斜視図である。
【図8】スライドロック機構およびスライドロック手動
解除機構の斜視図である。
【図9】ピニオンギヤ、ラック、回転ロック自動解除プ
レートおよび回転リングの位置関係を示す平面図であ
る。
【図10】車両用回転座席の操作手順を示す図であっ
て、(A)は着座位置、(B)は約40°回転した位
置、(C)は横向き位置、(D)は室外の乗降位置の各
位置における座席本体の平面図である。
【図11】座席本体が室内から室外に移動する様子を示
す側面図である。
【図12】第2実施形態の連動手段に用いられる座席台
の斜視図である。
【図13】第2実施形態の連動手段に用いられる回転支
持台の斜視図である。
【図14】第2実施形態の連動手段に用いられる前後方
向支持台の斜視図である。
【図15】第2実施形態の連動手段における、ピニオン
ギヤ、中間ギヤおよびラックの位置関係を示す平面図で
ある。
【図16】第2実施形態の連動手段における、ピニオン
ギヤ、中間ギヤおよびラックの位置関係を示す側面図で
ある。
【図17】第3実施形態の連動手段に用いられる座席台
の斜視図である。
【図18】第3実施形態の連動手段における、ピニオン
ギヤ、中間ギヤおよびラックの位置関係を示す平面図で
ある。
【図19】第3実施形態の連動手段における、ピニオン
ギヤ、中間ギヤおよびラックの位置関係を示す側面図で
ある。
【図20】本発明の第4実施形態(リンクアーム方式)
を示す平面図である。
【図21】本発明の第5実施形態(ワイヤ方式)を示す
平面図である。
【図22】本発明の第6実施形態を示す図であり、幅方
向支持台の斜視図である。
【図23】座席台および回転支持台の各動作位置におけ
るストッパプレートとの位置関係を示す平面図である。
【図24】座席台、回転支持台および前後方向支持台の
各動作位置におけるストッパプレートとの位置関係を示
す側面図である。
【符号の説明】
1…車両用回転座席 2…座席本体 5…座席台、6…ピニオンギヤ 7…スライドロック自動解除プレート 10…回転支持台 30…前後方向支持台、38…ラック 50…幅方向支持台 60…スライドロック手動解除機構 70…回転ロック機構 80…スライドロック機構 90…リンクアーム、91…ワイヤ 110…中間ギヤ 131…補助ラック 140…ストッパプレート
フロントページの続き (72)発明者 竹之下 雅 鹿児島県国分市上之段395番地1 株式会 社トヨタ車体研究所内 (72)発明者 三浦 芳幸 愛知県刈谷市一里山町金山100番地 トヨ タ車体株式会社内 (72)発明者 田中 峰生 愛知県刈谷市一里山町金山100番地 トヨ タ車体株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 座席本体を回転可能に支持する回転支持
    台と、該回転支持台を車両前後方向に移動可能に支持す
    る前後方向支持台を備え、前記座席本体と前記前後方向
    支持台との間に、前記座席本体の回転動作と前後方向へ
    の移動動作を連動させるための連動手段を介装したこと
    を特徴とする車両用回転座席。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車両用回転座席であっ
    て、連動手段は、座席本体と一体で回転するピニオンギ
    ヤと、前後方向支持台に、前後方向に沿って設けられ、
    前記ピニオンギヤが噛み合うラックを備えた構成とした
    ことを特徴とする車両用回転座席。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の車両用回転座席であっ
    て、連動手段は、座席本体と一体で回転するピニオンギ
    ヤと、回転支持台に回転可能に設けられた中間ギヤと、
    前後方向支持台に前後方向に沿って設けられたラックを
    備え、前記中間ギヤの小ギヤ部に前記ピニオンギヤが噛
    合い、前記中間ギヤの大ギヤ部に前記ラックが噛み合っ
    て、前記座席本体の回転動作が前記小ギヤ部と前記大ギ
    ヤ部の歯数比に応じた比率で増幅されて当該座席本体の
    前後方向への移動動作に伝達される構成としたことを特
    徴とする車両用回転座席。
  4. 【請求項4】 請求項2または3記載の車両用回転座席
    であって、ピニオンギヤの歯を一部欠歯して、座席本体
    の回転動作範囲の一部に、前後方向移動動作が連動しな
    い範囲を設定したことを特徴とする車両用回転座席。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の車両用回転座席であっ
    て、座席本体の前後方向の移動をロックするスライドロ
    ック機構を備え、該スライドロック機構は、座席本体の
    回転動作と前後方向への移動動作が連動される段階で自
    動的に解除される構成としたことを特徴とする車両用回
    転座席。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の車両用回転座席であっ
    て、連動手段は、一端が座席本体の下面であって、その
    回転中心から外れた位置に回転可能に連結され、他端が
    前後方向支持台に回転可能に連結されたリンクアームを
    備え、前記座席本体の回転動作に伴う、前記リンクアー
    ムの他端を回転中心とする該リンクアームの一端の車両
    前後方向への移動により前記座席本体を車両前後方向に
    移動させる構成としたことを特徴とする車両用回転座
    席。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の車両用回転座席であっ
    て、連動手段は、一端が座席本体の下面に固定され、他
    端が前後方向支持台に固定されたワイヤを備え、前記座
    席本体の回転に伴い、前記ワイヤを巻き取って前記座席
    本体を車両前後方向に移動させる構成としたことを特徴
    とする車両用回転座席。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の車両用回転座席であっ
    て、座席本体を車両幅方向に移動させるための幅方向支
    持台を備え、該幅方向支持台は、座席本体が車両幅方向
    外側に移動するほど該座席本体を低い位置に変位させる
    構成としたことを特徴とする車両用回転座席。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の車両用回転座席であっ
    て、座席本体の車両幅方向の移動中における前後方向の
    移動を規制するための前後方向規制部材を備えたことを
    特徴とする車両用回転座席。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の車両用回転座席であっ
    て、前後方向規制部材は、座席本体の着座位置における
    車両幅方向の移動を規制する機能を併せ持つ構成とした
    ことを特徴とする車両用回転座席。
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