JP4571825B2 - 車両用可動座席 - Google Patents

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Description

この発明は、車両用可動座席に関する。
近時、高齢者、身体障害者などの被介護者が乗車するのに便利な可動座席を設けた車両、いわゆる福祉車両が種々提案されており、その例として例えば特許文献1,2記載の技術を挙げることができる。特許文献1記載の技術は、座席(シート)を、室外にあってはステップを避けて乗降し易い位置に、室内にあってはドア開口部付近の位置に設けることを提案している。また、特許文献2記載の技術は、移乗リフトを一般の車両のルーフ上に設置して容易に利用できるようにすることを提案している。
ところで、近時、人間型のロボット、いわゆるヒューマノイド型の2足ロボットが多種提案されており、本出願人も特許文献3記載の技術において同種のロボットを提案している。特許文献3記載の技術は、ロボットが直立したときの肩関節の床面からの高さを作業対象物群の高さに応じて決定して既存の作業空間での作業効率を向上させることを提案している。
特開平8−150175号公報 特開2001−37811号公報 国際公開WO2002/040226号公報
特許文献3記載のロボットは120cm程度の身長を予定しているが、そのようなロボットは人でいえば小学校高学年生程度の身長にも相当し、かなりの重量を有することから、車両に収容(搭載)して運搬するとき、高齢者などの被介護者と同様、人の補助を必要とする。従って、着席させて収容した後、目的地まで運搬し、到着した後、離席させて降車させるまでの一連の作業、特に着席や離席を確実に行うのが困難であった。しかしながら、上記した特許文献1,2記載の技術で対象とするのは人に限られており、ロボットなども含めてその乗降を容易とするものではなかった。
従って、この発明の目的は上記した課題を解決し、高齢者などの被介護者のみならず、ヒューマノイド型のロボットも確実に着席あるいは離席させて容易に乗降させるようにした車両用可動座席を提供することにある。
上記した課題を解決するために、請求項1にあっては、車両の内外を回転・昇降機構を介して移動自在に構成される座席部と、前記座席部に、ロボットを着席あるいは離席させる第1位置と、前記ロボットを着座させた状態で保持する第2位置の間で連結機構を介して前記ロボットの離席方向に移動自在に取り付けられると共に、前記第1位置において前記ロボットの離席時の重心位置が前記ロボットの前記座席部、より具体的にはその足置台における足関節の位置と同一あるいはそれより前方となるように設定される座面部と、前記連結機構を駆動するアクチュエータと、前記第1位置あるいは第2位置への前記座面部の移動指示を行う移動指示手段と、および前記移動指示がなされたとき、前記座面部が前記第1位置および第2位置の中の前記移動指示に対応する位置に移動するように前記アクチュエータの駆動を制御するコントローラとを備える如く構成した。
請求項2に係る車両用可動座席にあっては、前記ロボットが充電端子を備え、前記車両の電圧源から充電可能に構成される如く構成した。
請求項1に係る車両用可動座席にあっては、車両の内外を回転・昇降機構を介して移動自在に構成される座席部と、その座席部に、ロボットを着席あるいは離席させる第1位置と、着座させた状態で保持する第2位置の間で連結機構を介してロボットの離席方向に移動自在に取り付けられると共に、第1位置においてロボットの離席時の重心位置がロボットの座席部における足関節の位置と同一あるいはそれより前方となるように設定される座面部とを備えると共に、第1位置あるいは第2位置への座面部の移動指示がなされたとき、座面部が移動指示に対応する位置に移動するようにアクチュエータの駆動を制御するコントローラとを備える如く構成したので、高齢者などの被介護者、換言すれば人間のみならず、ヒューマノイド型のロボットも、確実に着席あるいは離席させて容易に乗降させることができる。
また、上記のように構成したので、その座面部を市販の福祉車両の座席部に取り付けることにより、例えば、ロボットの重心位置を足部より前方に位置させることで、それまでの平衡状態を故意に崩して立ち上がり動作を容易にさせることも可能となり、よって確実に離席させて降車させることができる。
また、第1位置はロボットの離席時の重心位置がロボットの座席部、より具体的にはその足置台における足関節の位置より前方となるように設定される如く構成した、換言すれば、ロボットの重心位置が床反力の作用点よりも前(ロボットの進行方向において)となるように設定される如く構成したので、ロボットの重心位置を足部より前方に位置させることで、それまでの平衡状態を故意に崩して立ち上がり動作を容易にさせることができ、よって確実に離席させて降車させることができる。
請求項2に係る車両用可動座席にあっては、ロボットが充電端子を備え、車両の電圧源から充電可能に構成される如く構成したので、特に車両がハイブリッド車両であるとき、バッテリに充電できる回生エネルギには限界があることから、ロボットがその余剰エネルギで充電されることで、余剰エネルギを有効活用することができると共に、ロボットにとっても充電などのメンテナンス作業が一層容易となる。
以下、添付図面に即してこの発明に係る車両用可動座席を実施するための最良の形態について説明する。
以下、添付図面を参照してこの発明の第1実施例に係る車両用可動座席を説明する。
図1は、その車両用可動座席を全体的に示す説明斜視図、図2は図1に示す可動座席を車両から外した状態で示す説明斜視図である。
図1,2において、符号10は可動座席を示し、可動座席10は、車両12の車室12aの内外を公知の回転・昇降機構(図示せず)を介して移動自在に構成される座席部14と、座席部14に移動自在に取り付けられる座面部16とからなる。座席部14は、公知の福祉車両の座席と同様の形状を呈すると共に、その下部に足置台14aを備える。
座面部16は大略、座席部14の表面形状に合致する形状の比較的肉薄のプレートからなり、その表面側は座席部14の表面側と同様、着座体を着席させたとき適宜なクッション性を与える弾性素材から構成されると共に、裏面側は比較的剛性の高い素材から構成される。座部16は、その裏面側において取付部16aを介して連結機構(後述)に取り付けられ、座席部14に移動自在に連結される。
図1,2の説明を続ける前に、この実施例に係る可動座席10が着座(収容)を予定する着座体について説明する。
この実施例においては、着座体としてのロボット、具体的には脚式移動ロボット、より具体的には2足歩行ロボットを予定する。ただし、課題で述べたように、着座体は被介護者(高齢者、身体障害者など)などの人であっても良い。
図3はロボット20の正面図、図4はその側面図、および図5はロボット20の背部の内部のフレームの正面図である。
図3および図4に示すように、ロボット20は、2本の脚部リンク機構(以下「脚部」という)22を備えると共に、その上方には基体(上体)24が設けられる。基体24の上部には頭部26が設けられる。基体24の両側には2本の腕部リンク機構(以下「腕部」という)30が連結される。また、図4に示すように、基体24の背部には格納部32が設けられ、その内部にはマイクロコンピュータからなるECU(Electronic Control Unit。電子制御ユニット。図示せず)およびロボット20の関節を駆動する電動モータ(搭載機器)のバッテリ(図示せず)などが収容される。
図4に示すように、基体24の背部の格納部32はボックス状を呈すると共に、その内部の下部にはフレーム24b(図5に示す)が配置される。図5に示す如く、フレーム24bの下端には、バッテリ電源を充電するための端子24b1が配置され、車両12のバッテリ(電圧源)から充電可能に構成される。
ロボット20は、左右それぞれの脚部22に、鉛直軸(重力軸)まわりの関節とのロール方向(進行方向軸まわり)の関節とピッチ方向(左右方向軸まわり)の関節とからなる股関節34、ピッチ方向の膝関節36、ピッチ方向の関節とロール方向の関節からなる足関節40を備えると共に、脚部22の下部には足部42を備える。また腕部30に、同種の構造の肩関節、肘関節、および手関節を備えると共に、手関節の先にはハンド(エンドエフェクタ)44を備える。
頭部26の内部には、2個のCCD(図示せず)が左右に並列してステレオ視(複眼視)自在に取り付けられ、周囲環境を撮影する。尚、ロボット20は身長120cm程度であり、重量(体重)は、52kgである。
ロボット20は、上記の如く、左右の脚部22について合計12の自由度を与えられ、歩行中にそれらの12個の関節を適宜な角度で駆動することで、脚部22を駆動して足部42を接地させつつ、任意に3次元空間において床面(路面)を歩行(移動)することができる。また、腕部30も左右の腕についてそれぞれ5つの自由度を与えられ、これらの関節を適宜な角度で駆動することで腕部30を駆動して3次元空間(作業空間)において所望の作業を行うことができる。
また、足部42には公知の6軸力センサ(図示せず)が取着されてロボット20に作用する床反力を示す信号を出力すると共に、基体24には傾斜センサ(図示せず)が設置されて鉛直軸に対する傾きとその角速度を示す信号を出力する。それらセンサ出力およびCCDカメラが撮影して得た画像出力は、上記したECUに送られる。ECUはマイクロコンピュータからなり、そのCPUは、入力値に基づき、ROMに格納されている命令に従って各関節の駆動に必要な電動モータの制御値(操作量)を算出し、D/A変換器とアンプ(共に図示せず)を介して電動モータに出力する。
尚、ロボット20の上記した関節構造およびECUの構成などの詳細は、前記した特許文献3などに記載されているので、これ以上の説明は省略する。
上記の如く、この明細書で、「着座体」は、人間および人間型のロボット(ヒューマノイド型のロボット)の中の少なくともいずれかを意味する。
図1および図2の説明に戻ると、可動座席10の座席部14の内部には、連結機構(スライド機構)50と、それを駆動する電動モータ(アクチュエータ)52が配置される。電動モータ52は、車両12のバッテリ(図示せず)から電源を供給されて動作する。
連結機構50は公知のボールねじ伝動装置からなり、親ねじの50aの両端は座席部14に固定された軸受50b,50cで軸支される。親ねじ50aには座面部16の取付部16aがナット(図示せず)を介して取り付けられると共に、親ねじ50aとナットの間に多数の鋼球(ボール)が介挿される。
電動モータ52の出力軸には原動プーリ52aが固定されると共に、原動プーリ52aはベルト52bを介して従動プーリ52cに接続される。従動プーリ52cは、軸受50cにおいて連結機構50の親ねじ50aに接続される。これによって電動モータ52の回転は親ねじ50aに伝達され、電動モータ52が例えば正転させられると、座面部16を図1において左方向に、逆転させられると、右方向に移動させる。このように、座面部16は、座席部14に、第1位置と第2位置の間を、連結機構50を介して移動自在に取り付けられる。
尚、図1に示す如く、座席部14には、座面部16の取付部16aが移動できるように切り欠きが形成されるが、その部位には合わせ部14bが設けられて塵埃などが連結機構50に侵入するのを防止する。
図6はロボット20が可動座席10に着席した状態で車室12aから車両12の外部(側方)に向けて移動しつつある状態を示す説明斜視図、図7は移動が終了した状態を示す説明側面図である。
図6および図7に示す如く、可動座席10は図示しない回転・昇降機構を介してドア開口部を通過して車両12の側方に引き出されつつ下降させられ、座席部14が路面Rに接触する位置まで移動させられ、よってロボット20が座面部16から路面Rに離席できるように構成される。逆に、ロボット20が着席するときは、着席した状態で上記したのと逆の手順をたどって可動座席10ごと車室12a内に移動させられる。
尚、図示は省略するが、ロボット20は、可動座席10に着座させられたとき、シートベルト54(図6に示す)で固定される。また、図4に示す如く、ロボット20の足部42には穴42aが2個穿設されると共に、踵の付近にも穴42bが1個穿設される。
他方、図4に想像線で示す如く、座席部14の足置台14aには、穴42aに係合すべきロッド14a1が2個設けられると共に、穴42bに係合すべきフック14a2が1個設けられる(共に図1で図示省略)。ロッド14a1とフック14a2からなる足部ロック機構56は図示しない駆動機構を介して進退自在に構成され、ロボット20が着座するとき、想像線で示す位置に駆動されて足部42を足置台14aに固定する。
図7において、座面部16が想像線で示す位置にあるときを、ロボット(着座体)20を着席あるいは離席させる第1位置とすると共に、ロボット20を着座させた状態で保持する、第1位置から図7において左方向に離間した実線で示す位置を、第2位置とする。
ロボット20は、座面部16が第1位置にあるとき着席させられ、次いで座部16はロボット20を着座させた状態で第2位置に移動させられる。第2位置でロボット20は足部ロック機構56で固定された後、車室12aに可動座席10ごと移動させられ、その後シートベルト54で保持される。車両12が目的地に向けて走行し、到着すると、可動座席10は再び、図7に示す状態に移動させられる。その後、座面部16は再び第1位置に移動させられ、ロボット20の離席を可能とする。
図7から明らかなように、座面部16は、座席部14に、第1位置においてロボット20の着座時の重心位置が、座席部14、より具体的にはその足置台14aにおけるロボット20の足部42の位置に対して所定の関係となるように取り付けられる。
具体的には、第1位置は座席部14の端部を超えた付近に設定され、ロボット20が足部42を座席部14の足置台14aに置くとき、第1位置においてロボット20の離席時の重心位置(図7にGで示す)が足置台14aでの足関節40の位置より前方となるように、座面部16は座席部14に取り付けられる。
図2の説明に戻ると、座席部14にはコントロールボックス58が配置され、その内部には電動モータ52の駆動回路58aと、マイクロコンピュータからなる電子制御ユニット(Electronic Control Unit。以下、「コントローラ」という)58bが収容される。
また、連結機構50の親ねじ50aの付近には、第1、第2のリミットスイッチ(確認スイッチ)60,62が配置される。第1、第2のリミットスイッチ60,62は共に、ピン(図示せず)を備え、接点は通常オンされてオン信号を出力するが、ピンが取付部16aに接触して押されると、オフとなってオフ信号を出力する、プッシュ・オフ型の構造を備える。第1のリミットスイッチ60は、座面部16が図示の第1位置にある(到着する)とき、オフ信号を出力すると共に、第2のリミットスイッチ62は、座面部16が第2位置にある(到着する)とき、オフ信号を出力するように配置される。
また、座面部16には感圧センサ64が設けられ(図1で図示省略)、ロボット20などが着座したとき、その荷重に応じた信号(着座確認信号)を出力する。
また、図1に示す如く、座面部16の側方にはメインスイッチ70が設けられると共に、図8に示すように、車両12の運転席付近の適宜位置には前進スイッチ72および後進スイッチ74が、移動指示手段として配置される。
これらのスイッチは、外部から操作者(着座体がロボット20であるときは運搬作業者。人であるときは本人あるいは介護者など)によって操作可能なように配置される。メインスイッチ70は座面部16の移動許可を、前進スイッチ72は座面部16の第1位置に向けての移動指示を、後進スイッチ74は座面部16の第2位置に向けての移動指示を入力するために使用される。
上記したスイッチおよびセンサの出力は、図示しない信号線を介してコントローラ58bに送られる。コントローラ58bは、それらの入力に基づき、後述するように、座面部16の移動を制御する。
次いで、上記した可動座席10の動作を説明する。これはコントローラ58bが行う動作である。
図9は、その動作、特に第1位置から第2位置に向けての移動、即ち、着席動作を示すフロー・チャートである。
尚、図示の動作は、可動座席10が回転・昇降機構を介して車両12の外部に移動された後、メインスイッチ70がオンされることによって開始される。
以下説明すると、S10において感圧センサ64の出力からロボット20が座面部16に着座したことを確認した後、S12に進み、ロボット20への通電を停止すると共に、足部ロック機構56を駆動してロボット20の足部42を座席部14の足置台14aに固定する。
次いでS14に進み、後進スイッチ74がオンされたことを確認してS16に進み、第2のリミットスイッチ62がオン信号を出力しているか否か判断し、肯定されるときはS18に進み、電動モータ52を逆転方向に駆動して座面部16を第2位置に向けて移動させる。他方、S16で否定されるときは座面部16が第2位置に到達したことから、S20に進んで座面部16の移動を停止する。
この結果、ロボット20は、第2位置で着座状態に保持されたまま、可動座席10に固定される。次いで、その状態で、ロボット20は可動座席10ごと回転・昇降機構を介して車両12の室内12aに移動された後、基体24をシートベルト54で座席部14に安定に保持される。
図10もコントローラ58bの動作、特に第2位置から第1位置への移動、即ち、離席動作を示すフロー・チャートである。
尚、図示の動作も、基体24を保持するシートベルト54が解除され、ロボット20が可動座席10ごと回転・昇降機構を介して車両12の外部に移動された後、メインスイッチ70がオンされることによって開始される。
以下説明すると、S100において前進スイッチ72がオンされたことを確認してS102に進み、第1のリミットスイッチ60がオン信号を出力しているか否か判断する。S102で肯定されるときはS104に進み、電動モータ52を正転方向に駆動して座面部16を第1位置に向けて移動させる一方、否定されるときは座面部16が第1位置に到達したことから、S106に進んで座面部16の移動を停止する。
次いでS108に進み、足部ロック機構56を解除すると共に、ロボット20に通電する。これにより、ロボット20は自力で座部16から離席することができる。
尚、図9および図10の動作において、ロボット20に動作電源を供給してロボット20が自力で着席あるいは離席するように説明したが、ロボット20に動作電源を供給することなく、静止状態とし、運搬作業者がロボット20を座面部16に運搬して着座させる、あるいは座面部16から離席させるようにしても良い。
この実施例に係る車両用可動座席10は上記の如く、車両12の内外を回転・昇降機構を介して移動自在に構成される座席部14と、座席部14に、ロボット(着座体)20を着席あるいは離席させる第1位置と、ロボット20を着座させた状態で保持する第2位置の間で連結機構50を介してロボット20の離席方向に移動自在に取り付けられると共に、第1位置においてロボット20の離席時の重心位置Gがロボット20の座席部14における足関節40の位置と同一あるいはそれより前方となるように設定される座面部16と、連結機構50を駆動する電動モータ(アクチュエータ)52と、第1位置あるいは第2位置への座面部16の移動指示を行う移動指示手段(メインスイッチ70、前進スイッチ72、後進スイッチ74)と、および移動指示がなされたとき、座面部16が第1位置および第2位置の中の移動指示に対応する位置に移動するようにアクチュエータの駆動を制御するコントローラ58bとを備える如く構成したので、高齢者などの被介護者、換言すれば人間のみならず、ヒューマノイド型のロボットも、確実に着席あるいは離席させて容易に乗降させることができる。
また、上記の如く構成したので、座面部16を市販の福祉車両の座席部14に取り付けることにより、例えば、ロボットの重心位置を足部より前方に位置させることで、それまでの平衡状態を故意に崩して立ち上がり動作を容易にさせることも可能となり、よって確実に離席させて降車させることができる。
また、第1位置は、ロボット(着座体)20の離席時の重心位置Gが、ロボット20の前記座席部14の足置台14aにおける足関節40の位置より前方となるように設定される如く構成した、換言すれば、ロボット20の重心位置Gが床反力の作用点よりも前(ロボット20の進行方向において)となるように設定されるように構成したので、ロボット20の重心位置を足部より前方に位置させることで、それまでの平衡状態を故意に崩して立ち上がり動作を容易にさせることができ、よって確実に離席させて降車させることができる。
また、ロボットが充電端子24b1を備え、車両12の電圧源から充電可能に構成される如く構成したので、特に車両12がハイブリッド車両であるとき、バッテリに充電できる回生エネルギには限界があることから、ロボット20がその余剰エネルギで充電されることで、余剰エネルギを有効活用することができると共に、ロボット20にとっても充電などのメンテナンス作業が一層容易となる。
尚、上記において、座面部16の形状は図示のものに限られるものではない。福祉車両などの座席部14に取り付けられて座席部14に対して移動自在に構成されるものであれば、どのようなものでも良い。
また、上記においてロボットとして2足歩行ロボットを例示したが、それに限られるものではなく、3足以上のロボットであっても良い。
また、座面部16を座席部14に対して移動させるアクチュエータとして電動モータを例示したが、それに限られるものではない。
この発明の第1実施例に係る車両用可動座席を全体的に示す説明斜視図である。 図1に示す可動座席を車両から外した状態で示す説明斜視図である。 図1に示す可動座席に着座させるべき着座体として予定される脚式移動ロボット(2足ロボット)の正面図である。 図3に示すロボットの側面図である。 図3に示すロボットの背部の内部のフレームの正面図である。 図3に示すロボットが可動座席に着席した状態で車室内から車両の外部(側方)に向けて移動しつつある状態を示す説明斜視図である。 図3に示すロボットが可動座席に着席した状態で車室内から車両の外部に移動した後の状態を示す説明斜視図である。 図1に示す車両の運転席付近の説明正面図である。 図1に示す可動座席のコントローラの動作を示すフロー・チャートである。 同様に、図1に示す可動座席のコントローラの動作を示すフロー・チャートである。
符号の説明
10 可動座席
12 車両
14 座席部
14a 足置台
16 座面部
16a 取付部
20 ロボット(着座体)
24 基体(ロボットの)
241 充電端子
40 足関節(ロボットの)
42 足部(ロボットの)
50 連結機構
52 電動モータ(アクチュエータ)
54 シートベルト
56 足部ロック機構
58b コントローラ
70 メインスイッチ(移動指示手段)
72 前進スイッチ(移動指示手段)
74 後進スイッチ(移動指示手段)

Claims (2)

  1. a.車両の内外を回転・昇降機構を介して移動自在に構成される座席部と、
    b.前記座席部に、ロボットを着席あるいは離席させる第1位置と、前記ロボットを着座させた状態で保持する第2位置の間で連結機構を介して前記ロボットの離席方向に移動自在に取り付けられると共に、前記第1位置において前記ロボットの離席時の重心位置が前記ロボットの前記座席部における足関節の位置と同一あるいはそれより前方となるように設定される座面部と、
    c.前記連結機構を駆動するアクチュエータと、
    d.前記第1位置あるいは第2位置への前記座面部の移動指示を行う移動指示手段と、
    および
    e.前記移動指示がなされたとき、前記座面部が前記第1位置および第2位置の中の前記移動指示に対応する位置に移動するように前記アクチュエータの駆動を制御するコントローラと、
    を備えることを特徴とする車両用可動座席。
  2. 前記ロボットが充電端子を備え、前記車両の電圧源から充電可能に構成されることを特徴とする請求項1記載の車両用可動座席。
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