JPH07213557A - 車両シ−ト構体 - Google Patents

車両シ−ト構体

Info

Publication number
JPH07213557A
JPH07213557A JP6317790A JP31779094A JPH07213557A JP H07213557 A JPH07213557 A JP H07213557A JP 6317790 A JP6317790 A JP 6317790A JP 31779094 A JP31779094 A JP 31779094A JP H07213557 A JPH07213557 A JP H07213557A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
vehicle
cushion
assembly
pivot
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6317790A
Other languages
English (en)
Inventor
Daniel J Koester
ジェイ コースタ ダニエル
Robert L Demick
エル デミック ロバート
Benny T Vo
ティー ヴォ ベニイ
Jr Duane E Potes
イー ポウツ ジュニア デュアン
Basil M Freeman
エム フリーマン バジル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoover Universal Inc
Original Assignee
Hoover Universal Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hoover Universal Inc filed Critical Hoover Universal Inc
Publication of JPH07213557A publication Critical patent/JPH07213557A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/02Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable
    • B60N2/04Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the whole seat being movable
    • B60N2/14Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the whole seat being movable rotatable, e.g. to permit easy access
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/02Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable
    • B60N2/0224Non-manual adjustments, e.g. with electrical operation
    • B60N2/0244Non-manual adjustments, e.g. with electrical operation with logic circuits
    • B60N2/0256Arrangements for facilitating the occupant to get in or out of the vehicle, e.g. stowing a seat forward
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/02Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable
    • B60N2/04Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the whole seat being movable
    • B60N2/06Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the whole seat being movable slidable
    • B60N2/062Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the whole seat being movable slidable transversally slidable
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/24Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles
    • B60N2/245Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles for handicapped persons
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2205/00General mechanical or structural details
    • B60N2205/30Seat or seat parts characterised by comprising plural parts or pieces

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 出入りを容易にするためにシ−ト・クッショ
ンの一部分が移動される車両シ−ト。 【構成】 この車両シ−ト構体10は固定シ−ト部分2
0と、通常の使用位置またはドライブ位置と、降車を容
易にするために可動シ−ト部分21の前方縁端部が車両
のシル17の上に来るアクセス位置との間で移動される
可動シ−ト部分を具備している。この車両シ−ト構体は
固定シ−ト部分に対して可動シ−ト部分に枢動および/
または摺動運動をさせるためのおよび可動シ−ト部分を
固定シ−ト部分にロックするための機構を具備してい
る。さらに、可動シ−ト・クッション機構が車両のドア
開口を通じての車両に対する人の出入りを容易にするた
めにハンド・グリップによって補充されたシステムも具
備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車等のシ−ト構体に
関し、さらに詳細には車両シ−ト構体のための枢動シ−
ト・クッション機構に関する。
【0002】
【従来の技術】乗用車、ステ−ションワゴン、バン等の
ような自動車に対する出入りは、特に廃疾、病気あるい
は高齢のような運動障害のある人たちにとっては困難な
ことである。主としてシ−トおよびドア機構を介して転
送法を容易にする多くの構成が提案されている。これら
の構成のほとんどが中度から重度の障害をもった人た
ち、および特に車椅子の使用者を対象としている。した
がって、それらの機構は人を車から完全に外に動かす機
構を具備している。その結果、これらの機構は非常に複
雑かつ高価であり、一般的な使用には利用できない。
【0003】英国特許出願第2088296号には、車
椅子を利用しなければならない運動障害のある人たちに
特に適した車両シ−トが開示されている。その車両シ−
トは枢動軸のまわりで枢動運動をするようにスイベル上
に取り付けあれており、そのスイベルは、シ−トが通常
の使用位置から車両のドア開口より外側の位置まで揺動
され得るようにドア・ピラ−に枢動可能に結合されたア
−ムに取り付けられている。シ−ト枢動機構は、シ−ト
がドア開口を通って移動する際に内側を向くようにする
ガイド・トラックを具備している。シ−トがドア開口を
通って移動する時にそのシ−トを内側を向く方向に配向
するためのガイド・トラックに沿って移動される枢動可
能に取り付けられた旋回シ−トを設けることは、車両シ
−トのための複雑な運搬機構を必要とする。また、ピボ
ットが車両の側璧に取り付けられかつシ−トの側部に沿
って車両の屋根から床まで垂直方向に延長し、ピボット
軸線が旋回可能に取り付けられたシ−トの後方および横
方向に変位されるようになされている。この車両シ−ト
の旋回可能な取り付けと枢動可能な取り付けとの組合せ
が、車両からの通常の降車時に人が遭遇する運動とは相
当に異なる運動を生ずる。さらに、このシ−トは、通常
の前後シ−ト調節、リクライニング・シ−ト機能、ある
いは2ドア車両の場合に必要となるシ−ト・ダンピング
機能等を与えるのには適していないようであり、したが
ってこのシ−ト機構は用途が限定されている。
【0004】1981年4月7日に出願されたオ−スト
ラリア特許出願第82409/82号には、より良好な
乗降を可能にするためにシ−トを車両の中におよび車両
から外に移動させるための機構が開示されている。その
機構は2工程の操作でシ−トを完全に車両から外に移動
させるピボット機構とスライド・レ−ル機構を具備して
いる。ピボット機構はシ−トをそれのアウトボ−ド・リ
ア・コ−ナのまわりでシ−ト外を向く車両内の位置まで
90o枢動させる。シ−トがこの外を向いた位置にある場
合には、スライド・レ−ル機構が、シ−トをドア開口を
通って車両の外の位置まで横方向に摺動させることがで
きる。まずシ−トを車両のドア開口に合致させ、そして
その後でシ−トをドア開口を通って移動させるためには
2つの異なった操作が必要とされるので、この機構は車
両シ−トのための複雑な移送機構を必要とする。さら
に、シ−トに着座している人が車両内でまず枢動されそ
してその後でドア開口を通じて外方に移動される2工程
操作のために、車両から運び出される人に与えられる運
動は人が車両からの通常の下車時における運動とは全く
異なっている。さらに、シ−トはドア開口に整列される
ように枢動され得る前に指定された前後位置になければ
ならない。したがって、車両に対する乗降を容易にする
ためには、一般に前後移行調節を再調整する必要があ
る。
【0005】これらのシ−ト移動機構は両方とも、シ−
ト全体が車両から完全に外に運び出される。したがっ
て、シ−トは、ドア開口を通って外方に枢動される時に
車両内でロッカ−をクリアするのに十分に高い位置に配
置されなければならないので、これらのシ−ト移動機構
をドライバ−・シ−トに適用すると、例えばドライバ−
の脚とステアリング・ホイ−ルとの間の干渉のために、
実用的でない。さらに、何れの機構も車両に対する出入
り時またはシ−トからのリフト・オフ(liftingoff)時
にソ−トの使用者が使用するためのハンド・グリプを具
備していない。
【0006】
【本発明が解決しようとする課題】本発明はシ−ト・ク
ッションの一部分がシ−ト・クッションの残部に対して
通常の使用位置から車両に対する出入りを容易にするた
めにシ−ト・クッション部分の縁端部の少なくとも一部
分が車両のロッカ−の上にあるアクセス位置まで移動さ
れるようになされている車両シ−ト構体を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】1つの実施例において
は、可動のシ−ト部分は通常の使用またはドライブ位置
とアクセス位置との間で固定シ−ト部分に対して枢動す
るようになされている。ピボット軸は枢動するシ−ト部
分の下に配置され、そしてシ−トの可動部分が実質的に
水平な平面内で40o〜50oのオ−ダ−の限定された範囲に
わたって枢動し、ドライブ位置からアクセス位置までの
枢動シ−ト部分の枢動運動が車両からの通常の降車時に
おける人の運動に対応するようになされている。この車
両シ−ト構体は、枢動シ−ト部分を固定シ−ト部分上に
取り付け、枢動シ−ト部分を通常の使用またはドライブ
位置とアクセス位置との間で固定シ−ト部分に対して枢
動させ得る枢動手段を具備している。固定シ−ト部分は
車両の床の上に支持されかつそこに固着されており、か
つシ−ト構体の少なくとも前後調節を与える。枢動シ−
ト部分は、それが通常の使用位置にある場合および枢動
シ−ト部分がアクセス位置に移動している場合の両方の
場合に車両に乗っている人に対してクッション支持を与
える。
【0008】ピボット軸はシ−トの下および車両シ−ト
構体のリア・アウトボ−ド・コ−ナの近傍に配置されて
いるので、可動シ−ト・クッションは、車に乗っている
人が車から正常に出る態様でその人と一緒に移動し、車
に対する乗降を容易にする。シ−トの一部分だけ、すな
わちシ−ト・クッションの部分とシ−ト・バック・クッ
ションの部分だけが枢動するにすぎない。シ−トの下の
ピボットの位置、限定された範囲の移動、およびシ−ト
・クッションの部分だけが枢動するということによっ
て、本発明によって提供される枢動シ−ト・クッション
機構は公知の機構よりも構造が簡単でかつ相当に廉価と
なる。本発明によるピボット構成は、中度または重度の
障害を有する人や特に車椅子使用者に対してではなく
て、年配者のような移動能力の低減の緩やかな人に特に
適している。
【0009】さらに本発明によれば、車両のドア開口を
通じての車両に対する出入りを容易にする装置が提供さ
れる。この装置は、固定シ−ト部分と、枢動シ−ト部分
上に取り付けられ、ドライブ位置とアクセス位置との間
で固定シ−ト部分に対して枢動して、車両からの通常の
降車時における人の運動に対応した枢動運動を行うよう
になされた枢動シ−ト部分と、ドア開口に隣接した車両
の部分上に配置されかつ車両に対する出入り時に人間に
よって把持されるように位置決めされたハンド・グリッ
プを含んだ車両シ−ト構体を具備している。1つの実施
例では、そのハンド・グリップは固定シ−ト部分の外側
部のそばにある。他の実施例では、そのハンド・グリッ
プは車両の「A」ピラ−および/または「B」ピラ−と
一体に形成されるか、あるいは車両のロッカ−と一体に
形成される。2つのハンド・グリップを具備した実施例
では、それらのハンド・グリップはドア開口に沿った直
径方向に対向した位置において車両のフレ−ムと一体に
形成される。さらに他の実施例では、車両のル−フがド
ア開口の上方にカットアウト部分を有し、かつ車両ドア
は、そのドアが閉じた時にル−フのカットアウト部分に
受入れられるように位置決めされた相補性の形状をした
延長部分を含んでおり、その延長部分はドアが開いた時
にハンド・グリップを画成する。
【0010】
【実施例】図1および2を参照すると、本発明によって
提供される枢動シ−ト・クッション機構を具備した車両
シ−ト構体10が示されている。この車両シ−ト構体1
0はシ−ト・クッション12と、そのシ−ト・クッショ
ンに付着されたシ−ト・バック14を具備しており、シ
−トは上縁部にヘッドレスト16を有している。本発明
によれば、シ−ト・クッションおよびシ−ト・バックは
固定部分20と可動部分21を具備している。可動シ−
ト部分21は、図1に示された通常の使用位置または
「ドライブ」位置から、枢動シ−ト部分の1つの縁端部
の少なくとも一部分、すなわち正面縁端部の一部分が
「B」ピラ−18の前方における車両のシルまたはロッ
カ−17上に延長するまたはその上にある図2に示され
たアクセス位置まで固定シ−ト部分に対して誘導された
枢動するように固定シ−ト部分2固定シ−ト部分20上
に支持されている。図2では枢動シ−ト部分21の1つ
の縁端部の一部分だけが、すなわち前方外側コ−ナが車
両のシルまたはロッカ−の上にある状態で示されている
が、「枢動シ−ト部分の1つの縁端部の少なくとも一部
分」という文言は、例えば図20に示されているよう
に、枢動シ−ト部分の前方縁端部全体または枢動シ−ト
部分の側縁端部全体のような枢動シ−ト部分21の前方
外側コ−ナを多少含むものとされている。枢動シ−ト部
分21に対して誘導された枢動運動を与える機構は図8
に示されているピボット構体22とガイド・ロ−ラ23
および24を具備している。ピボット構体22とガイド
・ロ−ラ23および24は実質的に水平な平面内におけ
るスム−ズな枢動運動を与える。図示されるように、車
両シ−ト構体10は枢動シ−ト部分が出入り時以外に固
定シ−ト部分に対して枢動するのを防止する1つまたは
それ以上のラッチ機構を含んでいる。
【0011】固定シ−ト部分20は車両シ−ト構体10
の基礎構造を画成する。固定シ−ト部分20は、公知の
態様で前後運動を与える標準の手動型または動力型内側
まあは外側スライド・レ−ル構体25によって従来の態
様で車両のフロア上に支持されかつそれに係止される。
固定シ−ト部分20は、シ−ト・クッションの内側部を
画成する部分的なシ−ト部分20aと、シ−ト・バック
の内側部および外側部を画成する一般的に垂直方向延長
した側部分28およびシ−ト・バックの上方部分を画成
する側部分28の上端部間で水平方向に延長した部分2
9を具備した部分的なシ−ト・バック部分20bを具備
している。
【0012】枢動シ−ト部分21は着座している人に対
する主クッション支持表面を画成し、かつ実質的に垂直
方向に延長したピボット軸線を画成するピボット構体2
2によって固定シ−ト部分または基礎構造に固定されて
いる。枢動シ−ト部分21は部分的なシ−ト部分21a
と部分的なシ−ト・バック部分21bを含んでいる。部
分的なシ−ト部分21aは着座者のためのシ−ト・クッ
ションとして作用し、また部分的なシ−ト・バック部分
21bは着座者のためのシ−ト・バック・クッションと
して作用し、枢動シ−ト部分がドライブ位置にある場合
およびアクセス位置へのおよびそこからの移動時の両方
の場合に着座者に対して実質的なシ−トおよびバック支
持を与える。枢動シ−ト部分はすべての着座者に対して
十分なシ−ト・クッション寸法を与えるとともに、中間
胸部領域を通じて背中に対する支持を与える。この付加
的な支持が出入り時の両方において着座者に必要な安定
性を与える。
【0013】ドライブ位置からアクセス位置への枢動シ
−ト部分21の枢動運動は人が車両からの通常の降車時
における運動に対応している点が重要である。典型的に
は、車両から降りる時には、人は、出入口に対して約40
o〜50oの角度でドア開口に対面するまで、ドア開口を通
じて外側の脚を外方にそしてシルをクリアするように若
干上方に揺動させかつ内側の脚で押しながら、シ−ト・
クッション上で枢動する。この時点で、着座者は、両方
の足を地面につけて完全に足った状態に達するまで、内
側の脚を地面に伸しながらシ−トから離れる、すなわち
一方の足で出る。あるいは、ドア開口を通じて外側の脚
を外方にそしてシルをクリアするように若干上方に揺動
させかつ内側の脚で押し、その後でドア開口を通じて外
側の脚を外方にそしてシルをクリアするように若干上方
に揺動させながらシ−ト・クッション上で着座者が枢動
し、約40o〜50oの角度でドア開口に対面するが両方の脚
を出入口から外に出して同様の姿勢をうることができ
る。この時点において、着座者は両方の足を地面につけ
てシ−トから立上がる、すなわち両方の足で出る。本発
明による枢動シ−ト機構はこれらの出る方法の両方に対
して改善された出方を促進する。
【0014】本発明による枢動シ−ト・クッション機構
を具備した車両シ−ト構体をテストしたところ、シ−ト
の着座者は、車両から出る時に、シ−トを固定して同じ
車両から降りる時よりも4〜6インチ大きく動かされる
ことが明らかとなった。本発明によって提供される枢動
シ−ト機構を用いると、生体力学的な利益が得られるこ
とが判った。車両シ−トから降りる人の質量中心と反動
中心との間の関係を示す図3を参照すると、実線は従来
のシ−トから降りるときの着座者の位置を示しており、
そして破線は枢動シ−ト機構を具備した車両シ−トから
降りるときの着座者の位置を示している。着座者の足
は、シ−トから離れる直前において、車両の外側の地面
に位置した状態で示されている。反動中心のまわりにお
ける質量中心W1のモ−メントMcomは下記の式によって定
義される。 Mcom = D1 W1 ただし、D1は着座者が従来の車両シ−ト降りるときの質
量中心と反動中心との間の水平平面内のモ−メント・ア
−ムまたは間隔である。着座者が枢動シ−ト機構を具備
したシ−トから降りる場合には、質量中心は、枢動シ−
ト機構の利益を有しない場合よりも車両からさらに外に
移動されるので、間隔D2はD1より小さくなる。行なわれ
たテストの結果は、本発明による枢動シ−ト機構の利益
を伴う場合には、着座者は車両の外側部に向ってかつシ
ル17を部分的にこえて約5〜6インチだけ移動される
ことが明らかとなった。本発明による枢動シ−ト機構を
具備したシ−トでは、質量中心と反動中心との間の間隔
は約10〜12インチである。枢動シ−トによって与え
られる横方向移動の利益を伴わない車両シトの場合の質
量中心と反動中心との間の間隔は約15〜18インチであ
り、すなわち枢動シ−ト機構を備えた車両シ−トの場合
より5〜6インチ大きい。得られた測定値によれば、平
均間隔D2は約12インチであり、そして平均間隔D1は約18
インチであり、したがってD2は2/3 D1にほぼ等しかっ
た。したがって、下記の関係式が成立する。 Mcom(ピボット有り) ≒ 2/3 Mcom(ピボット無し) これはモ−メント・ア−ムを減少することによって反動
中心のまわりにおける質量中心のモ−メントが約33%減
少したことを表わしている。
【0015】ボディ・サイズが異なる、すなわち身長、
体重等がことなる数人について、車両内に入る時および
出る時に測定を行なった。その測定は従来の車両シ−ト
と枢動シ−ト機構を具備した車両シ−トとの両方につい
て行なわれた。足の場所が同じに維持され、かつ背中の
向きが一定に保持された。質量中心をD1とD2の差に相当
する距離だけ外方に移動させるシ−トの枢動作用のため
に質量中心の位置だけが変更された。このモ−メント・
ア−ムの減少は、車両の出入口に対面するように動いた
後で立上がろうとしている人によって克服されるべき力
のそれに対応した減少を生ずる。
【0016】車両から降りる人によって克服されるべき
力のこの減少を確認するために、得られた測定デ−タ
は、枢動シ−ト機構の利益を有する車両および有しない
車両から人が降りる時のヒップ・トルクに対する影響を
決定するように処理された。そのデ−タはMANNEQUINと
いう名称で米国ニュ−ヨ−ク州メルビル所在のヒュ−マ
ン・キャドから市販されているコンピュ−タ・プログラ
ムに対する入力として使用された。得られた結果は図4
に棒グラフで示されている。図4の棒グラフは、従来の
車両シ−ト構体から降りる人および本発明による枢動シ
−ト機構を具備した車両シ−ト構体から降りる人につい
てヒップ・トルクを示している。このテストで得られた
デ−タにつき、車両から出る時にヒヒップ・トルクが約
83ポンドか約53ポンドに減少することが解析によって明
らかとなった。これは、枢動シ−ト機構を具備した車両
から出る人の場合にヒップ・トルクが約33%減少したこ
とに相当し、特に中度の運動障害のある人たちにとって
車両から降りるのをより容易にかつストレスがより少な
くなるようにする。
【0017】図5を参照すると、車両シ−ト構体10’
のシ−ト・バック全体が固定されており、シ−ト・クッ
ションの一部、特に着座者に支持を与える部分21aだ
けがシ−ト構体の残部に対して枢動するようになされる
車両シ−ト構体の10’1つの実施例が示されている。
シ−ト・バックはそれの外側部におけるプッシュ・オフ
・ショルダ−19を具備しており、そのプッシュ・オフ
・ショルダ−19は着座者が車両から出る時に届く範囲
内の距離に配置されている。ピボット機構とガイド構体
は車両シ−ト構体10の場合と同一である。車両シ−ト
構体10’は、出入り時以外で枢動シ−ト部分が固定シ
−ト部分に対して枢動するのを阻止するための車両シ−
ト構体10の場合と同様の1つまたはそれ以上のラッチ
機構を具備している。
【0018】図2および6を参照すると、固定シ−ト部
分20はシ−ト・パン34およびシ−ト・バック・フレ
−ム35を含んでいる。シ−ト・パン34は従来のシ−
ト・パンと同様のものであるが、ピボット構体22のピ
ボット・ピン33(図8)を受入れる開孔36をそれの
後方外側コ−ナ−に有している。シ−ト・パン34の前
方外側コ−ナ−37は内方を向いた円弧状の縁端部39
を有する一般的に平坦なプレ−ト状の部分38を具備し
ている。部分37の円弧状縁端部39に沿ったその部分
37の上面43はガイド・ロ−ラ23および24(図
8)のための円弧状のガイド・トラック40を画成して
いる。このガイド・トラックはプレ−ト状部分の縁端部
上におけるチャンネル状のものとして図6および10に
示されている。ガイド・トラック40の中心線は開孔3
6の中心から引いた半径r1で延長し、その点はピボット
軸31に対応している。ガイド・トラック40はそれの
表面上に移行制限止め41および42を具備しており、
それらの移行制限止めはガイド・ロ−ラ23と協働して
枢動シ−ト部分21の移行を制限し、その枢動シ−ト部
分21に対するドライブ位置とアクセス位置を画成す
る。プレ−ト状の部分38はシ−ト・パン34の前方外
側コ−ナ−45の近傍に凹部44aを有する隆起部分を
具備している。この隆起部分44はナイロンまたはプラ
スチック部材で画成されうるものであるが、枢動シ−ト
部分のフレ−ム51に対して軸受面として作用する。隆
起部分44は枢動シ−ト・フレ−ム51のプレ−ト62
(図8)の下にあり、その枢動シ−ト部分の正面に対し
て平滑なガイド面を提供する。さらに、凹部44aはガ
イド・ロ−ラ24と協働して戻り止めを提供し、枢動シ
−ト部分21がアクセス位置に維持されうるようにす
る。シ−ト・パンの外側部は輪郭をつけられた側部分4
8を有しており、その側部分がシ−トの着座者のでん部
をシ−ト・パンを横切って移動できるようにするための
開口を画成している。
【0019】図2を参照すると、シ−ト・パンの内側縁
端部は部分的なシ−ト部分20aを画成するクッション
材料で覆われており、そのクッション材料は従来の態様
でシ−ト・パン34に固着されている。シ−ト・パンの
覆われていない部分は一般的に矩形状の領域46を画成
しており、その領域は枢動シ−ト部分21がドライブ位
置にある時に枢動シ−ト部分21のシ−ト・クッション
部分21aを受入れ、かつ部分的なシ−ト部分20aお
よび21aが車両シ−ト構体に対する全体のあるいは完
全なシ−ト・クッションの外観を与える。
【0020】さらに図6を参照すると、シ−ト・バック
・フレ−ム35は一般的に矩形状の形状をなしており、
適当な態様でシ−ト・パン34に付着されているととも
に、シ−ト・パン34に対して固定されている。シ−ト
・バック・フレ−ム35はシ−ト・バック部分28およ
び29を画成するクッション材料で一部覆われており、
クッションは従来の態様でシ−ト・バック・フレ−ム3
5に固着されている。シ−ト・バック・フレ−ム35の
覆われていない部分は一般的に矩形状の凹状のまたはカ
ットアウト状の領域47を画成しており、この領域は枢
動シ−ト部分21がドライブ位置にある時にその枢動シ
−ト部分21のシ−ト・バック部分21bを受入れる。
枢動シ−ト部分21がドライブ位置にある時には、枢動
シ−ト部分21は固定シ−ト部分20の一体的な部分の
ように見え、部分的なシ−ト・バック20bおよび21
bが車両シ−ト構体に対する全体のまたは完全なシ−ト
・バックの外観を与える。
【0021】図7および8を参照すると、枢動シ−ト部
分はシ−ト・クッション支持フレ−ム51およびシ−ト
・バック・クッション・フレ−ム52を具備している。
シ−ト・クッション支持フレ−ム51は一般的に矩形状
の形状をなしかつ正面53、背面54、内側部55およ
び外側部56を有するワンピ−スの管状フレ−ムであ
る。フレ−ム51の正面53と背面54の間に延長した
クッション支持体と、フレ−ム51の内側部55と外側
部56の間を延長した横方向支持部材58を具備してお
り、その横方向支持部材58が部分的なシ−ト部分21
a(図2)のシ−ト・クッションを支持する。そのシ−
ト・クッションは公知の態様でシ−ト・クッション支持
フレ−ム51に固着されている。
【0022】シ−ト・バック・クッション支持フレ−ム
52はそれの背面においてシ−ト・クッション支持フレ
−ム51に付着されたU字状の管状部材である。シ−ト
・バック支持体は、直立部分と、上方部材とシ−ト・ク
ッション支持フレ−ム51の間に延長した垂直支持部材
71との間で水平方向に延長した十字部材69によって
形成された公知のサスペンション・マットを具備してい
る。シ−ト・バック・クッション支持フレ−ム52は溶
接のような適当な方法でシ−ト・クッション支持フレ−
ムに堅固に付着される。シ−ト・バック・クッションは
公知の態様でシ−ト・バック・フレ−ム52に固着され
ている。
【0023】シ−ト・クッション支持フレ−ム51は、
ピボット構体22を取り付ける後方内側コ−ナ−におけ
るプレ−ト60と、円弧状の内部縁端部64を有し、支
持フレ−ムの前方内側縁端部の近傍でガイド・ロ−ラ2
4を支持するプレ−ト62を具備している。円弧状の縁
端部64は、ピボット・ピンによって画定されたピボッ
ト軸31に直径方向に対向した点にガイド・ロ−ラを位
置決めする。このようにして、ガイド・ロ−ラ24は、
ピボット軸から引かれかつ枢動シ−ト部分21が通常の
使用位置またはドライブ位置にある時にシ−ト・クッシ
ョン支持フレ−ム51に対して約45oの角度で延長する
半径に沿って位置決めされる。
【0024】図9を参照すると、ピボット構体22は、
シ−ト・クッション支持フレ−ム51とシ−ト・パン3
4の間に配置された転がり軸受構体78と、フレ−ム5
1から下方に懸下しかつ軸受構体を貫通するピボット・
ピン33を具備している。軸受構体はシ−ト・パン34
の上面とシ−ト・クッション支持フレ−ム51の下面と
の間に実質的に摩擦のない境界面を提供する。ピボット
・ピンは長さが2インチ、直径が5/8インチのシャンク
を有している。この目的に適した転がり軸受構体として
は、米国ミシガン州、デトロイト所在のインベテックか
ら市販されているINAスラスト・ニ−ドル・ロ−ラ軸受
構体がある。このスラスト・ニ−ドル・ロ−ラ軸受構体
はニ−ドル・ロ−ラ・ケ−ジ・アセンブリと、内径が5/
8インチで外径が1 1/4インチのスラスト・ワッシャ−を
具備している。戻しばね80が枢動シ−ト部分をドライ
ブ位置に偏倚させ、着座者がシ−ト部分21をアクセス
位置に移動しかつシ−トから立上がると、枢動シ−ト部
分21はドライブ位置に自動的に戻される。戻しばね8
0は一端部をシ−ト・パン34に連結されかつ他端部を
ピボット・ピン33または枢動シ−ト・クッション支持
フレ−ム51上の他の場所に連結されたトルクばねとし
て具現される。ニ−ドル・スラスト軸受および戻しばね
はシ−ト・パンとシ−ト・クッション支持フレ−ムの間
の摩擦を最小限に抑えるとともに、ドアを閉めるために
着座者がシ−トから立上がった後に枢動シ−ト部分のス
ム−ズな動きと適切なシ−ト積み込みを与える。トルク
ばねに代えて線形ばねを使用してもよい。
【0025】ピボット・ピン33は車両シ−ト構体の外
側後方コ−ナ−の近くの枢動シ−ト部分の下方に配置さ
れている。シ−ト部分21が、枢動するシ−トの部分の
下に配置されているピボット部材によって画定されたピ
ボット軸のまわりで枢動するから、枢動シ−ト部分は着
座者が通常の態様で降車する途中でその着座者と一緒に
動く。枢動シ−ト部分は、着座者が本発明によって提供
されるシ−ト枢動機構のない状態で降車しようとする場
合よりも、立上がりの時点で着座者をロッカ−またはシ
ル17の上方にさらに移動させることによって、その動
きを改善する。シ−ト・ピボットは枢動シ−ト部分の前
方縁端部を車両のシルまたはロッカ−に隣接させかつそ
の上に位置づけるように位置決めされたピボット軸を画
定しており、それによって着座者の位置が車両の外側の
方向に移動される。
【0026】図7、8および10を参照すると、ガイド
・ロ−ラ23および24はシ−ト・クッション支持フレ
−ムによって担持され、互いに円弧状に離間されてい
る。ガイド・ロ−ラ23はシ−ト・クッション支持フレ
−ムの内側後方コ−ナ−の近くに配置され、そしてガイ
ド・ロ−ラ24はシ−ト・クッション支持フレ−ムの後
方内側コ−ナ−と前方外側コ−ナ−との間のほぼ中間に
支持フレ−ム51の円弧状縁端部に沿って配置されてい
る。ガイド・ロ−ラ23は、図10に示されているよう
にレ−スウエイまたはガイド・トラック40に跨がった
水平方向に延長した上方ア−ム71および水平方向に延
長した下方ア−ム72を具備した支持体70によって担
持されている。ガイド・ロ−ラ23は上方ア−ム71に
おける開孔71aを貫通して延長しておりかつピン73
によって上方ア−ム71に回転可能に取り付けられ、こ
の場合、ガイド・ロ−ラの下面がガイド・トラックの上
面に係合される。下方ア−ム72はレ−スウエイ40の
下方に延長しかつ玉軸受75を含んだ調節機構74を位
置決めし、その調節機構74の位置は下方部材72のタ
ップつき開孔77内で回転されるようになされた止めね
じ76によって調節できる。止めねじ76は玉軸受75
をガイド・トラックの下方のシ−ト・パンの下面に係合
させるように調節され、ガイド・ロ−ラ23がトラック
と係合した状態に維持されるようになされている。この
構成は、片持ち支持されたシ−ト・クッション支持フレ
−ムがシ−ト・パンに対して水平方向に傾くのを阻止
し、それによって、枢動シ−ト部分21がドライブ位置
とアクセス位置との間で枢動される時に枢動シ−ト部分
21が固定シ−ト部分20に対して傾斜するのを防止す
る。
【0027】ガイド・ロ−ラの中心線はピボット・ピン
33のピボット軸31から引かれた半径r1上に配置され
ており、その半径はガイド・トラックの半径に対応して
いる。例えば、半径r1の長さは14〜18インチの範囲であ
り、実施例としては14.5インチである。ガイド・ロ−ラ
23は半径r1および通常の使用位置からアクセス位置ま
での枢動シ−ト部分の移行の大きさに相当する距離だけ
シ−ト・クッション支持フレ−ムの円弧状の縁端部64
に沿ってガイド・ロ−ラ24から離間されている。実施
例では、ガイド・ロ−ラ23はガイド・ロ−ラ24から
45度の角度に位置決めされている。車両シ−ト構体は、
枢動シ−ト部分の枢動運動を通常の使用またはドライブ
位置から約40o〜50oの範囲に、好ましくは約45度の角度
に制限するようにガイド・ロ−ラ23のための支持体7
0と協働するシ−ト・パン上の止め部材41および42
によって与えられる移行止め手段を具備する。止め部材
は、枢動シ−ト部分21がドライブ位置にある時に下方
ア−ム72によって係合され、また止め部材42は枢動
シ−ト部分21がアクセス位置にある時に下方ア−ム7
2によって係合される。このようにして、止め部材41
および42は通常の使用位置とアクセス位置との間にお
けるシ−ト部分21に対する枢動運動の角度の大きさを
画定する。
【0028】再度図6および7を参照すると、シ−ト・
パンにける戻り止めノッチ44aはガイド・ロ−ラを受
入れる寸法となされており、したがって枢動シ−ト部分
がアクセス位置に枢動っされた時に、ガイド・ロ−ラが
そのノッチ内に落下するようになされている。このノッ
チの深さは、着座者がシ−トに着座している状態で枢動
シ−ト部分をアクセス位置に維持するのに十分である
ば、戻しばね80の力は、着座者がシ−トから立上がっ
た時にシ−ト部分21をドライブ位置に戻すのに十分で
ある。
【0029】図11および12を参照すると、車両シ−
ト構体は枢動シ−ト部分を通常のドライブ位置に維持す
るための釈放可能なラッチ機構81を具備している。こ
のラッチ機構81は、枢動シ−ト部分を固定シ−ト部分
にロックようにラッチ・バ−83と協働するフック82
を具備している。このフックは、このフック82に対す
るピボット軸を画定しているピボット・ロッド84を具
備したピボット機構によって固定シ−ト・パン34上に
枢動可能に取り付けられている。フックは枢動シ−ト・
クッションの内側部の近傍においてそれのフレ−ム51
上に取り付けられたラッチ・バ−83と動作関係をもっ
てシ−ト・パン34の内側部の内方に位置決めされてい
る。ピボット・ロッド84はシ−ト・パンの後壁から前
方に突出した1つまたはそれ以上のタブ85を通じて延
長しており、かつ一端部をフック82に連結され、そし
て他端部を垂直方向に延長した作動レバ−・ア−ムの上
端部に連結されている。
【0030】ラッチ機構81は1対の脚88によってシ
−ト・パン上に支持されたケ−ブル・ハウジング87を
貫通して延長したリリ−ス・ケ−ブル90によって動作
される。リリ−ス・ケ−ブル90は一端部を作動レバ−
・ア−ム86の下端部に連結されかつ他端部をシ−ト構
体の前方縁端部に位置決めされたリリ−ス・レバ−91
に連結されている。リリ−ス・レバ−を持上げると、ケ
−ブルを前方に引張り、作動レバ−・ア−ムを矢印の方
向に枢動させてフックをラッチ・バ−83から釈放さ
せ、枢動シ−ト部分をドライブ位置からアクセス位置ま
で枢動させることができる。フックは枢動シ−ト・クッ
ションがばね80によってドライブ位置に戻されると、
ラッチ・バ−とラッチ係合した状態に戻される。
【0031】図13を参照すると、他の実施例に従っ
て、ラッチ機構81はシ−ト・パン81上に取り付けら
れかつケ−ブル90に連結されたプランジャ−・ロッド
93を有するソレノイド92によって動作される。ソレ
ノイド92は図13に示されているようにシ−トの一側
に沿ったまたはシ−トの前部の着座者に便利な位置に配
置されたスイッチ94を操作することによって付勢され
る。
【0032】他の実施例として、枢動シ−ト部分は、手
動のスイッチの操作に応答してではなくて、車両のドア
の開放に応答してドライブ位置からアクセス位置に枢動
するようになされ得る。図14に示されたこの他の実施
例では、戻しばね80(図7)のような戻しばねが釈放
されると枢動シ−ト部分をアクセス位置に枢動させるよ
うに連結されている。車両のドアの開放に応答するセン
サ108がソレノイド92を瞬時的に付勢させ、枢動シ
−ト部分のラッチを外し、その枢動シ−ト部分をばねの
作用でアクセス位置に枢動させることができる。枢動シ
−ト部分は、着座者がシ−ト部分をドライブ位置に戻す
と、ドライブ位置にラッチされる。
【0033】図15を参照すると、他の実施例として、
ガイド・ホイ−ル24およびノッチ44によって与えら
れる戻り止め作用の代えて、カム作動ラッチまたはロッ
ク機構95が設けられ得る。カム動作ロック機構95
は、戻しばねの力の作用であるいはシ−トの着座者の制
御のもとで、枢動シ−ト部分が自由に枢動できる時点を
使用者が制御できるようにする。カム動作機構は1対の
パッド96および97を具備しており、一方のパッド9
6はガイド・トラック40に対してその上に位置した関
係に配置され、そして他方のパッド97はガイド・トラ
ックの下方に配置されている。これらのパッドは、それ
らをトラックに対して非接触状態に維持するようにばね
装荷されたヨ−ク98上に担持されている。この機構は
ロッド100上に担持されたカム99を具備しており、
そのロッド100は時計方向に回転してカムにヨ−クを
移動させ、それによってパッドが駆動されてトラックに
係合され、シ−ト部分21をそれが枢動されている位置
に保持する。カム作動機構は枢動シ−ト部分をドライブ
位置およびアクセスにおけるまたはそれらの位置の間の
任意の位置にロックさせることができるようにする。ロ
ッドが反時計方向に回転されると、ばね装荷されたヨ−
クを復帰させるように作動され、パッドを移動させてト
ッラクに対して非係合状態となし、着座者がシ−ト部分
21を自由に枢動することができるようにする。
【0034】図16を参照すると、他の実施例に従っ
て、車両シ−ト構体はそれの後方内側コ−ナ−の近くに
配置された慣性ラッチ101を具備している。この慣性
ラッチは、衝突時に生ずるような急激な減速に応答して
枢動シ−ト部分21の運動を阻止する。種々の慣性ラッ
チが公知であるから、この慣性ラッチについては詳細な
説明は省略する。簡単に述べると、慣性ラッチは固定シ
−ト部分21のシ−ト・バック・フレ−ム35上に取り
付けられたU字状部材102と、枢動シ−ト部分21の
シ−ト・バック・フレ−ム部分52によって担持された
ラッチ機構を具備している。部材102はシ−ト・バッ
ク・フレ−ムの下方内側コ−ナ−の近傍に取り付けられ
ておりかつ水平方向に延長したロッド部分102aを有
している。ラッチ機構103は、部材102に対して並
置関係に取り付けられかつ錘105を枢動可能に取り付
けられている枢動ロック部材104を具備しており、そ
の錘105がロック部材を前方に揺動させ、車両の急激
な減速に応答して時計方向に枢動し、ロック部材を部材
102のロッド部分102aと係合させ、シ−ト部分の
枢動運動を阻止するようになされている。この目的に適
した慣性ラッチの一例が米国特許第4988134号に
開示されている。
【0035】図17を参照すると、シ−ト・パン34と
シ−ト・クッション支持フレ−ム51の間の間隔平面が
水平方向に対して0o〜10oの範囲の角度αをなして延長
している。好ましくは、角度αは間隔平面が図17にお
いて実線110で示されているように水平方向に延長す
る。このような状態では、ピボット・ピン33によって
画定されたピボット軸31が実質的に垂直となり、シ−
ト部分がドライブ位置とアクセス位置との間で枢動され
るときに傾斜が最少限に抑えられる。その結果、特に車
両に乗車する時に、着座者がシ−トの前部から後部への
傾斜による不平衡を感ずることがない。しかし、車両シ
−トはフロントからバックまで傾斜し、したがって間隔
の平面は図17において破線111によって表わされて
いるように水平方向に対して小さい角度αをなして延長
している。角度αは約10oより大きくなく、好ましくは7
oのオ−ダ−である。
【0036】図18を参照すると、シ−ト・パン34と
シ−ト・クッション支持フレ−ム51との間の間隔の平
面は横方向に傾斜され得る。図18に示されているよう
にシ−ト構体の正面から見ると、好ましくは、シ−ト・
クッション支持フレ−ムの横方向の部分は図18におい
て実線112で表わされているように下方シ−ト・フレ
−ムと平行である。しかし、シ−トの間隔の平面は図1
8において破線113で表わされているように横方向に
外方に傾斜されうる。
【0037】図19を参照すると、好ましくは、シ−ト
・クッション21aの前方外側コ−ナ−115は、シ−
ト部分21がドライブ位置とアクセス位置との間で枢動
運動をしている時に着座者の脚に対してより大きい空間
を与えるように大きく丸められている。例示として、幅
が約20インチで正面から背面までの深さが20インチのシ
−ト・クッション21aの場合には、そのコ−ナ−は例
えば10インチの半径r2でカットされて示される。外側シ
−ト・コ−ナ−は、例えば図19において破線で示され
ているように5インチの半径r3ようにより顕著なカット
を有しうる。さらに、ある用途では、前方外側縁端部は
実質的に小さい半径を有しうる。
【0038】図20を参照すると、他の実施例による車
両シ−ト構体118が示されており、この実施例では、
車両シ−ト構体118のシ−ト・バック14全体が固定
され、シ−ト・クッション12の部分21aだけが車両
シ−ト構体の残部に対して可動である。この実施例で
は、シ−トの着座者に支持を与えるシ−ト・クッション
の部分21aは、シ−ト構体の前後移動を許容する公知
のスライド・レ−ル構体25に加えて設けられた1対の
スライド・レ−ル構体119上に取り付けられ、シ−ト
・クッション部分21aを車両シ−ト構体118の残部
に対して横方向に移動させることができ、着座者を車両
の外側部の方へと横方向に移動させるようになされてい
る。車両シ−ト構体118は車両シ−ト構体のものに対
応するラッチ機構81を具備しており、乗降時を除いて
枢動シ−ト部分が固定シ−ト部分に対して横方向に移動
するのを阻止する。
【0039】図21〜24を参照すると、他の実施例に
よる車両シ−ト構体120が示されており、この実施例
はリクライニング可能なシ−ト・バックを具備してい
る。シ−ト・バック14は、公知のようにシ−ト・バッ
クの傾斜をシ−ト・クッションに対して調節できるよう
にする公知のリクライニング機構31によってシ−ト・
クッション12に連結されている。この実施例では、着
座者に支持を与えるシ−ト・クッションの部分21aだ
けがシ−ト構体の残部に対して枢動するようになされて
いる。すなわち、車両シ−ト構体のシ−ト・バック部分
は人が車両に出入りしている時にはシ−ト・クッション
部分21aと一緒には移動しない。
【0040】シ−ト構体120はピボット構体122
と、ガイド構体を具備している。ピボット構体122は
ド−ナツ形のスラスト軸受123を具備しており、この
軸受が枢動シ−ト・クッション部分をそれの後部外側コ
−ナ−で支持するとともに、ピボット・ピンの機能を与
える。この軸受の上方部分が枢動シ−ト部分のフレ−ム
51の下面に付着されている。この軸受の下方部分はシ
−ト・パン124の上面に固着されている。スラスト軸
受123は内径が4インチ、そして外径が5.5インチで
ある。この用途に適したスラスト軸受はINVETECHからシ
リ−ズ29400として市販されている。
【0041】図22を参照すると、シ−ト・バック・フ
レ−ムの外側直立部材125がスラスト軸受の内径によ
って画定された開孔126を通じて上方に延長してい
る。シ−ト・パン124はそれの内側後部コ−ナ−に開
孔126を有しており、その開孔にシ−ト・バックの内
側直立部材129が挿通されている。スラスト軸受は、
シ−ト部分を垂直軸のまわりで、すなわちリクライナ−
・ブラケットのまわりで、図23に示されている通常の
使用またはドライブ位置と図24に示されているアクセ
ス位置との間で枢動させ得るのに十分な間隔を与える。
スラスト軸受の構成は、シ−ト・バックの傾斜角度が調
節される時に、リクライナ−・ブラケットを水平軸のま
わりで回転させることもできる。
【0042】ガイド構体は図21に示されているガイド
・ロ−ラ24のようなガイド・ロ−ラ、ガイド・ロ−ラ
25(図7)に対応したガイド・ロ−ラ、および車両シ
−ト構体の同一の数字で示された要素に対応したガイド
・トラック40を具備している。枢動シ−ト部分21a
の前方縁端部21aが枢動シ−ト部分を安定化するガイ
ド・ロ−ラによって支持されかつ案内される。
【0043】車両シ−ト構体120は、乗降時以外に枢
動シ−ト部分が固定シ−ト部分に対して枢動するのを防
止するための車両シ−ト構体10のものと同様の1つま
たはそれ以上のラッチ機構を具備している。
【0044】図25〜27を参照すると、関節ピボット
・ア−ム134を具備した枢動シ−ト構体132が示さ
れている。関節ピボット・ア−ム134は、それが車両
の外側部に向って枢動されるにつれて枢動シ−ト部分を
後方に移動させる。ピボット・ア−ム134は構体をシ
−ト・パン上に枢動可能に取り付けるためのピボット・
ピン138を一端部に具備し、かつシ−ト・パン上のガ
イド・トラック142と協働して枢動シ−ト部分21a
の運動通路を画成するガイド・ロ−ラ構体140を他端
部を具備している。
【0045】枢動シ−ト部分21aはピボット・ア−ム
の上面に担持された取り付けブラケット144および1
45によってピボット・ア−ムに付着されている。一方
の取り付けブラケット144はピボット・ア−ムの外側
部分169に固定され、そして他方の取り付けブラケッ
ト145はピボット・ア−ムの内側部分168に摺動可
能に取り付けられている。ガイド・ロ−ラ構体は、水平
軸のまわりで回転可能でガイド・トラックの水平方向に
延長した部分148と協働するガイド・ロ−ラ軸受14
6と、垂直軸のまわりで回転可能でガイド・トラックの
垂直方向に延長した部分152と協働するカム・ロ−ラ
軸受150を具備している。これら2つのロ−ラ軸受は
ピボット・ア−ムの端部に取り付けられたプレ−ト15
4上に担持されている。ロ−ラ軸受146はピボット・
ピン158によってプレ−トの開孔156に取り付けら
れている。カム・ロ−ラ軸受150はピボット・ピン1
60によってプレ−ト154に取り付けられ、そのプレ
−トに対して枢動運動をするようにそれに固着されてい
る。
【0046】ガイド・トラック上のガイド・トラック部
分148はシ−ト・パンの上面上の水平面である。ガイ
ド・トラック部分152はトラックの縁端部の輪郭面で
ある。ガイド・トラックはそれの端部164において一
般的に円弧状であるが、それの端部の中間に内方に向け
られた部分166を有していて、ガイド・トラックに対
する輪郭面部分を画成している。ガイド・トラック部分
は所望の輪郭を画成するように形成されうるか、あるい
は一定の半径を有しかつガイド・トラックが所望の輪郭
を与えるようにするためにその半径に沿って位置づけら
れるカムを具備していてもよい。
【0047】ピボット・ア−ム134の外側部分169
はピボット・ア−ム134の内側部分168に対して入
れ子式の関係で延長している。ピボット・ア−ム134
はピボット138から片持ちレバ−の態様で外方に延長
している。ピボット・ア−ムの2つの部分168および
169間に配置された引張りばね170は外側部分16
9を偏倚させてガイド・トラックの輪郭垂直面に係合さ
せるための内方に向けられた偏倚力を与える。外側部分
169はガイド・カム・ロ−ラ軸受がガイド・トラック
の輪郭部分上を転動している時に半径方向内方に移動さ
れるようになされている。図27を参照すると、ガイド
・ロ−ラ146はトラックの上面148に係合してい
る。外側のカム・ロ−ラ軸受150はガイド・トラック
の外方に突出した部分151の下にあり、垂直面152
に係合している。あるいは、ガイド・ロ−ラ構体はピボ
ット・ア−ムの端部をガイド・トラックに対して水平方
向および垂直方向に係合させる玉軸受を具備していても
よい。
【0048】ピボット機構は、カム・ガイド・ロ−ラ1
50が端部分164から移動して輪郭面部分166に係
合すると可動シ−ト部分を後方に移動させ、そして可動
シ−ト部分がそれの前方縁端部をシルの上方にして、通
常の使用位置からほぼ車両からの通常の降車状態に近い
状態で位置決めされるアクセス位置に移動されている時
にガイド・ロ−ラ177が移動してガイド・トラックの
他方の円弧状端部分164と係合すると、可動シ−ト部
分を前方に移動させる。
【0049】ピボット機構170の他の係合状態を示し
ている図28を参照すると、ピボット・ア−ム172は
ピボット軸から半径方向外方に位置決めされた浮動ピボ
ット173を有している。ガイド・ロ−ラ構体174は
ガイド・トラック175と協働関係でピボット・ア−ム
172の端部に付着されている。ガイド・ロ−ラ構体1
74は水平軸のまわりで回転するガイド・ロ−ラ176
と、垂直軸のまわりで回転するガイド・ロ−ラ177を
具備している。ガイド・トラックは円弧状のスタ−ト部
分178、内側縁端部175aに沿った輪郭部分179
および円弧状端部分178a、および平坦な上面181
を有している。輪郭部分179は円弧状部分178およ
び178aとは異なる曲率半径を有している。ピボット
・ア−ム172は枢動シ−ト部分のフレ−ムをピボット
・ア−ムに付着するのを容易にするための1対の取り付
けブラケット180を担持している。
【0050】図29に示されているように、ガイド・ロ
−ラ176はガイド・ロ−ラ23および24の態様でガ
イド・トラックの平坦な上面に係合する。ガイド・ロ−
ラ177はガイド・トラックの輪郭内表面に係合する。
ピボット・ア−ム構体はガイド・ロ−ラを偏倚させてガ
イド・トラックの垂直部分に係合させるように、入れ込
まれた部分を外方に偏倚させる。
【0051】ピボット機構170は、カム・ガイド・ロ
−ラ177が円弧状スタ−ト部分178から移動して輪
郭部分179に係合した時に可動シ−ト部分を後方に移
動させ、そして可動シ−ト部分が通常の使用位置からそ
れがそれの前方縁端部をシルの上に位置させて位置決め
されるアクセス位置に移動されると時に、枢動シ−ト構
体132の態様でガイド・トラックの円弧状端部分17
8aにけごうすると可動シ−ト部分を前方に移動させ
る。
【0052】本発明の他の態様によれば、車両シ−ト構
体10、10’、18および120は1つまたはそれ以
上のハンド・グリップを補充され、車両のドア開口を通
じての車両に対する出入りを容易にするシステムを生ず
る。そのハンド・グリップはドア開口に隣接した車両の
部分に配置されかつ車両に対する出入り時に着座者によ
って把持されるように位置決めされる。
【0053】図30を参照すると、1つの実施例におい
て、ハンド・グリップ186がドア187の内側面上に
位置決めされかつドアの実質的に全長にわたって延長す
る。ハンド・グリップはそれの前方端部の近傍の凹部1
86aと、ハンド・グリップの中心の近傍からハンド・
グリップの後部に隣接した点まで延長した細長い開口1
86bを具備している。ハンド・グリップ186はドア
187の内面187aにおける開口187bに固着され
た交換可能なパネル188の形態で作成される。これに
よって、ハンド・グリップ186はそれが装着される車
両の内部トリムと証補正をなすスタイリング、カラ−お
よび輪郭を有するトリム・パッケ−ジの一部分として市
販され得る。図31に示された実施例では、ハンド・グ
リップ189は車両のヘッドライナ−を形成されかつ出
入口のまわりのフレ−ム頂部中心部分において内方に延
長している。
【0054】図32において、車両フレ−ムはドア開口
の上方左コ−ナ−の頂部近傍の車両Aピラ−192上に
配置されたハンド・グリップ191と、ハンドルに対し
て実質的に直径方向に対向した点においてドア開口の底
部または下方右コ−ナ−近傍の車両のロッカ−194上
に配置されたハンド・グリップ193を具備している。
車両フレ−ムは車両に対する出入りを許容するア−チ状
のまたは円弧状のドア開口を画成する部分を有してい
る。図33において、車両フレ−ムは車両のAピラ−1
92上に配置されたハンド・グリップ195と、車両の
Bピラ−197上に配置されたハンドルまたはハンド・
グリップ196を具備している。
【0055】図34を参照すると、手に適合したグリッ
プ198が車両のル−フ200の一部分199と車両の
ドア202の上方部分201によって画成されている。
図34に示されているように、車両のル−フ200は車
両に対する出入りを容易にするためにドア202のすぐ
上にカットアウト部分199を有している。ドアはル−
フのカットアウト部分199と形状的に相補性をなしか
つそのカットアウト部分に受入れられる延長部分203
を有している。ドア延長部分203はドアが開いている
時にハンド・グリップ198を画成し、そのハンド・グ
リップ198はドアが閉じたときには隠れる。ル−フは
204で示されているようにアンダ−カットされてお
り、そしてドア延長部分の上方縁端部206はル−フ部
分に合致するように厚さを減少された部分を有してい
る。それに代えて、ハンド・グリップは車両のル−フに
画成されかつドアが閉じられた時にそのドアの延長部分
203によって隠されるようにしてもよい。
【0056】図35を参照すると、本発明による枢動シ
−ト機構がベンチ・シ−ト210に適用されたものとし
て示されている。ベンチ・シ−ト210は車両の左側ま
たはドライバ−側に枢動シ−ト部分212を有し、そし
て車両の右側あるいはパッセンジャ−側に枢動シ−ト部
分214を有している。ベンチ・シ−ト210は車両の
フロント・シ−トまたはフォ−ドア車のリア・シ−トで
あってもよく、あるいはそのベンチ・シ−トは車両の前
部と後部の両方に設けられてもよい。ピボット機構はシ
−ト構体10について上述したように枢動シ−ト部分の
下方でかつ外側後方コ−ナ−の近傍に配置される。ベン
チ・シ−ト構体の枢動シ−ト部分212および214の
それぞれは、前述したシ−ト構体10または10’の特
徴を具備している。
【0057】このようにして、本発明はシ−ト・クッシ
ョンの一部分がそのシ−ト・クッションの残部に対して
通常の使用位置から車両に対する出入りを容易にするた
めにシ−ト・クッション部分の縁端部の少なくとも一部
分が車両のロッカ−の上に来るアクセス位置まで移動さ
れるようになされた車両シ−ト構体を提供するものであ
ることが示された。1つの実施例では、可動シ−ト部分
が通常の使用位置またはドライブ位置とアクセス位置と
の間で固定シ−ト部分に対して枢動するようになされ
る。ピボット軸は枢動シ−ト部分の下方に配置され、か
つシ−トの可動部分が実質的に水平な平面内において40
o〜50oのオ−ダ−の制限された範囲にわたって枢動し、
ドライブ位置からアクセス位置への枢動シ−ト部分の枢
動運動が車両からの通常の降車時における着座者の動き
に対応するようになされている。枢動シ−ト部分の下方
にピボット軸が配置されていること、運動の範囲が制限
されていること、およびシ−ト・クッションの一部分だ
けが枢動することによって、本発明によって提供される
枢動シ−ト・クッションは公知の機構よりも構造が簡潔
でかつ相当に廉価なものとなされる。他の実施例では、
シ−ト構体は、シ−トの一部分をそのシ−トの残部に対
して通常の使用位置とアクセス位置との間で横方向に移
動できるようにしたスライド・トラックを具備してい
る。本発明の他の態様によれば、枢動シ−ト・クッショ
ン機構を具備した車両シ−ト構体は1つまたは以上のハ
ンド・グリップを補充され、車両のドア開口を通じての
車両に対する出入りを容易にするシステムが得られる。
ハンド・グリップはドア開口に隣接した車両の一部分上
に配置されかつ車両に対する出入り時に着座者によって
把持されるように位置決めされている。1つの実施例で
は、ハンド・グリップが固定シ−ト部分の外側部または
車両のドアの内面によって画成される。他の実施例で
は、ハンド・グリップは車両のフレ−ムの一体的な部分
でありかつ車両のAピラ−および/またはBピラ−の一
部分として形成されてもよく、あるいは車両のル−フと
ドアの係合部分によって画成されてもよい。
【0058】本発明を好ましい実施例について説明した
が、特許請求の範囲に記載された本発明の精神および範
囲から逸脱することなしに種々の修正がなされ得る。例
えば、シ−ト・クッション支持フレ−ムは固定シ−ト部
分のシ−ト・パンに類似したシ−ト・パンであり得るも
のだり、そして2つのシ−ト・パンは枢動シ−ト部分の
不要な枢動を阻止するためのロック機能を与えるように
互いに入れ込まれるようになされ得る。また、車両シ−
ト構体は、ピボット機構を通じて延長しかつシ−ト・バ
ックをシ−ト・クッションに対して枢動させ得るための
間隔を与えるリクライナ−機構によってシ−ト・クッシ
ョンに連結されたリクライニング可能なシ−ト・バック
を具備していてもよく、あるいはシ−ト・バックの一部
分だけがシ−ト・クッションと一緒に枢動するようにな
されてもよい。このようなシ−ト構体では、枢動シ−ト
部分のシ−ト・バック・フレ−ムは枢動シ−ト・バック
・フレ−ムと一緒に固定シ−ト部分のバック・シ−ト・
フレ−ムに入れ込まれかつそれに固着されるなされ、か
つ固定シ−ト部分のリクライナ−機構に連結しかつピボ
ット機構が作動された時に分離するリクライナ−機構を
具備するであろう。
【0059】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明によれば、固定シ−ト部分と、枢動シ−ト部分上に取
り付けられ、ドライブ位置とアクセス位置との間で固定
シ−ト部分に対して枢動して、車両からの通常の降車時
における着座者の運動に対応した枢動運動を行うように
なされた枢動シ−ト部分と、ドア開口に隣接した車両の
部分上に配置されかつ車両に対する出入り時に人間によ
って把持されるように位置決めされたハンド・グリップ
を含んだ車両シ−ト構体を設けることによって、車両の
ドア開口を通じての車両に対する出入りを容易にするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による枢動シ−ト・クッション機構を具
備した車両シ−ト構体の斜視図であり、枢動シ−ト部分
は通常の使用またはドライブ位置で示されている。
【図2】図1と同様の図であるが、枢動シ−ト部分が車
両シ−ト構体の固定部分に対してアクセス位置に枢動さ
れて示されている。
【図3】枢動シ−ト・クッション機構の利益を伴う場合
および伴わない場合の両方について、車両シ−トから降
りる人の質量中心と反動中心との間の関係を示してい
る。
【図4】枢動シ−ト・クッション機構の利益を伴う場合
および伴わない場合の両方について、車両シ−トから降
りる人のヒップ・トルクを示す棒グラフである。
【図5】シ−ト・クッション部分だけが車両シ−ト構体
の固定部分に対して枢動される車両シ−ト構体の1つの
実施例を示している。
【図6】固定シ−ト部分のシ−ト・パンおよびシ−ト・
バック・フレ−ムの図である。
【図7】枢動シ−ト部分のシ−ト・クッション支持体お
よびシ−ト・バック・フレ−ムの下面斜視図である。
【図8】枢動シ−ト部分シ−ト・クッション支持体の下
面図であり、ピボットおよびガイド・ロ−ラ機構を示し
ている。
【図9】ピボット機構の立面図である。
【図10】シ−ト・パンおよびシ−ト・クッション支持
体の一部分の断面図であり、ガイド・ロ−ラの1つと固
定シ−ト部分のシ−ト・パンとの間の関係を示してい
る。
【図11】車両シ−ト構体の側立面図であり、枢動シ−
ト部分を通常の使用位置に維持するための車両シ−ト構
体のラッチ機構を示している。
【図12】図11に示された車両シ−ト構体のラッチ機
構の拡大斜視図である。
【図13】電気的に制御されるラッチ機構を具備した車
両シ−ト構体のラッチ機構の他の実施例の正面立面図で
ある。
【図14】車両ドアの開放に応答して動作される電気的
に制御されるラッチ機構を具備した車両シ−ト構体のラ
ッチ機構の他の実施例の正面立面図である。
【図15】枢動シ−ト部分を通常の使用位置とアクセス
位置との間の任意の位置に維持するためのカムで動作さ
れる釈放可能なラッチを具備した他のラッチ機構を示す
車両シ−ト構体の図である。
【図16】慣性ラッチを具備したラッチ機構の1つの実
施例を示す車両シ−ト構体の一部分の部分図だる。
【図17】車両シ−ト構体の固定シ−ト部分および枢動
シ−ト部分のフレ−ム間の間隔の平面を示す車両シ−ト
構体の単純化した側面図である。
【図18】車両シ−ト構体の固定シ−ト部分および枢動
シ−ト部分のフレ−ム間の間隔の平面を示す車両シ−ト
構体の単純化した正面図である。
【図19】枢動シ−ト部分のシ−ト・クッションの円弧
状の前方外側コ−ナを示す上面図である。
【図20】シ−ト・クッションの一部分が車両の外側部
に向って横方向に可動である車両シ−ト構体の斜視図で
ある。
【図21】リクライニング可能なシ−ト・バックを具備
しかつ通常の使用位置とアクセス位置との間で車両シ−
ト構体の固定部分に対して枢動しうるようになされたシ
−ト・クッション部分を有する車両シ−ト構体の一部断
面側立面図である。
【図22】図21に示されたシ−ト構体の固定シ−ト部
分のためのフレ−ムの斜視図である。
【図23】通常の使用位置で示された図21の車両シ−
ト構体の斜視図である。
【図24】アクセス位置で示された図21の車両シ−ト
構体の斜視図である。
【図25】車両シ−ト構体の枢動機構の他の実施例の斜
視図である。
【図26】図25に示されたピボット機構のピボット・
ア−ム、ガイド・ロ−ラおよびガイド・トラックの一部
分の拡大図である。
【図27】図26の矢印27−27の方向に見た図であ
る。
【図28】関節ピボット・ア−ムを具備した他のピボッ
ト機構を示している。
【図29】ガイド・ロ−ラとガイド・トラックとの間の
関係を示す断片的な拡大図である。
【図30】車両に対する出入り時に車に乗る人が使用す
るためのドアに取り付けられたハンド・グリップを示し
ている。
【図31】車両に対する出入り時に車に乗る人が使用す
るためのヘッドライナに取り付けられたハンド・グリッ
プを示している。
【図32】車両の「A」ピラ−上に取り付けられたハン
ド・グリップと、車両に対する出入り時に車に乗る人が
使用するための車両のロッカ−に配置されたハンド・グ
リップを具備した車両フレ−ムの一部分を示している。
【図33】車両の「A」ピラ−上に取り付けられたハン
ド・グリップと、車両に対する出入り時に車に乗る人が
使用するための車両の「B」ピラ−に取り付けられたハ
ンド・グリップを具備した車両フレ−ムの1つの実施例
を示している。
【図34】車両に対する出入りを容易にするためのドア
開口に隣接したカットアウト部分をル−フが有する車両
の一部分を示している。
【図35】本発明による枢動シ−ト部分を有するベンチ
・シ−トの図である。
【符号の説明】
10 車両シ−ト構体 12 シ−ト・クッション 14 シ−ト・バック 21 枢動シ−ト部分 20 固定シ−ト部分 22 ピボット構体 23 ガイド・ロ−ラ 24 ガイド・ロ−ラ 20a シ−ト部分 21a シ−ト部分 17 シル 38 プレ−ト状の部分 40 ガイド・トラック 81 ラッチ機構 90 リリ−ス・ケ−ブル 91 リリ−ス・レバ− 80 戻しばね 41 止め部材 42 止め部材 178 円弧状のスタ−ト部分 179 輪郭部分 192 Aピラ− 194 ロッカ− 197 Bピラ− 191 ハンド・グリップ 193 ハンド・グリップ 195 ハンド・グリップ 196 ハンド・グリップ 198 グリップ 199 ル−フ200の一部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロバート エル デミック アメリカ合衆国ミシガン州48021、イース ト ポイント、ワリントン 24891 (72)発明者 ベニイ ティー ヴォ アメリカ合衆国ミシガン州48197、イプシ ランティ、インタナショナル ドライブ 2731、アパートメント 1728B (72)発明者 デュアン イー ポウツ ジュニア アメリカ合衆国ミシガン州49221、エイド リアン、レナウィー ヒルズ ハイウエイ 2900 (72)発明者 バジル エム フリーマン アメリカ合衆国ミシガン州48892、ウェバ ービル、ロスコ 4824

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両シ−ト構体(10)において、 シ−ト・クッション構体(12)およびこのシ−ト・ク
    ッション構体上に取り付けられたシ−ト・バック構体
    (14)を具備し、 前記シ−ト・クッション構体は車両シ−ト構体の固定し
    た部分的シ−ト・クッション部分を画成する第1のクッ
    ション材料(20a)を有する第1のシ−ト部分(2
    0)と、車両シ−ト構体の可動の部分的シ−ト・クッシ
    ョン部分を画成する第2のクッション材料(21a)を
    有する第2のシ−ト部分(21)を具備しており、 前記車両シ−ト構体は、前記第1のシ−ト部分に対して
    移動するように前記第2のシ−ト部分を前記第1のシ−
    ト部分上に取り付けるための取り付け手段(22、2
    3、24、38)を具備しており、この取り付け手段
    は、実質的に垂直なピボット軸を画成しかつ前記第2の
    シ−ト部分を前記第1のシ−ト部分に対して実質的に水
    平な平面内で前記ピボット軸のまわりで前方に面した使
    用位置と、車両の出入口を通じての車両に対する出入り
    を容易にするために前記第2のシ−ト部分の1つの縁端
    部の少なくとも一部分が車両のロッカ−(17)の上に
    あるアクセス位置との間で枢動させ得るようになされて
    おり、前記可動の部分的シ−ト・クッション部分は前記
    第2のシ−ト部分が前記使用位置にある時に前記固定さ
    れた部分的シ−ト・クッション部分に対して入れ込まれ
    るようになされており、それによって、前記第2のシ−
    ト部分が前記使用位置にある場合に前記固定されたおよ
    び可動の部分的シ−ト・クッション部分が車両シ−ト構
    体のシ−トクッション全体の外観を与えるようになされ
    ている車両シ−ト構体。
  2. 【請求項2】 前記第1のシ−ト部分が車両シ−ト構体
    の第1の部分的シ−ト・バック部分を画成する第3のク
    ッション材料(20b)を具備し、かつ前記第2のシ−
    ト部分が車両シ−ト構体の第2の部分的シ−ト・バック
    部分を画成する第4のクッション材料(21b)を具備
    しており、前記第2の部分的シ−ト・バック部分は前記
    シ−ト部分が前記使用位置にある時に前記第1の部分的
    シ−ト・バック部分に入れ込まれるようになSれてお
    り、それによって前記第1および第2の部分的シ−ト・
    バック部分が車両シ−ト構体のシ−ト・バック全体の外
    観を与えるようになされた請求項1の車両シ−ト構体。
  3. 【請求項3】 前記第3のクッション材料が車両シ−ト
    構体のシ−ト・バック・クッションの内側部および外側
    部を画定する第1および第2の垂直方向に延長した部分
    (28)と、前記第1および第2の部分の上端部間で水
    平方向に延長しかつ車両シ−ト構体のシ−ト・バック・
    クッションの上方中間部分を画定する第3の部分(2
    9)を具備している請求項2の車両シ−ト構体。
  4. 【請求項4】 前記取り付け手段は前記シ−ト部分のう
    ちの1つによって担持された少なくとも第1および第2
    のガイド・ロ−ラ(23、24)と、前記シ−ト部分の
    うちの他の1つによって画定された円弧状のガイド・ロ
    −ラ・トラック(40)を具備しており、前記ピボット
    手段は前記シ−ト構体の後部外側コ−ナ−に配置されて
    前記使用位置から前記アクセス位置への前記枢動シ−ト
    部分の枢動運動を車両からの通常の降車時における人の
    動きに実質的に対応させ、かつ前記枢動シ−ト部分が前
    記アクセス位置にある時に前記枢動シ−ト部分の前部縁
    端部の少なくとも一部分を車両のロッカ−の上に来るよ
    うにし、それによって前記枢動シ−ト部分が前記使用位
    置から前記アクセス位置に枢動された時に車両シ−ト構
    体の着座者が車両の外側方向に移動されるようになされ
    た請求項1の車両シ−ト構体。
  5. 【請求項5】 前記ガイド・ロ−ラ・トラック(40)
    が第1の曲率半径を有する第1の部分(178)と、前
    記第1の曲率半径とは異なる曲率半径を有する第2の部
    分(179)を具備している請求項4の車両シ−ト構
    体。
  6. 【請求項6】 前記第2のシ−ト部分を前記位置のうち
    の少なくとも1つに維持するための釈放可能なラッチ手
    段(81)と、前記ラッチ手段を釈放して前記第2のシ
    −ト部分を前記1つの位置から前記位置のうちの他の1
    つへと移動せせ得る釈放手段(90、91)と、前記第
    2のシ−ト部分を前記位置のうちの前記他の1つに向っ
    ておしやる偏倚手段(80)を]具備した請求項1の車
    両シ−ト構体。
  7. 【請求項7】 前記ラッチ手段は前記使用位置と前記ア
    クセス位置の間の複数の位置の任意の1つに前記枢動シ
    −ト部分をロックするように手動で動作可能である請求
    項6の車両シ−ト構体。
  8. 【請求項8】 前記ガイド・ロ−ラが前記第2のシ−ト
    部分によって担持されており、そして前記ガイド・ロ−
    ラ・トラックが前記第1のシ−ト部分によって画定され
    ており、前記取り付け手段は前記ガイド・ロ−ラ・トラ
    ックに隣接して前記第1のシ−ト部分上に取り付けられ
    ており、前記ガイド・ロ−ラのうちの少なくとも1つに
    よって係合されて前記第2のシ−ト部分の枢動運動を予
    め定められた範囲に制限する移行制限手段(41、4
    2)を具備している請求項4の車両シ−ト構体。
  9. 【請求項9】 前記第1および第2のガイド・ロ−ラ
    (23、24)が互いに円弧状に離間されており、前記
    取り付け手段は前記ガイド・ロ−ラのうちの少なくとも
    1つと協働して、前記第2のシ−ト部分が前記使用位置
    とアクセス位置との間で移動している時に前記第1のシ
    −ト部分に対する前記第2のシ−ト部分の水平方向の傾
    斜を阻止するようになされた保持手段(71、72)を
    具備している請求項8の車両シ−ト構体。
  10. 【請求項10】 前記シ−ト・バック構体を前記シ−ト
    ・クッション構体に連結して前記シ−ト・クッション構
    体に対する前記シ−ト・バック構体の傾斜の調節を可能
    にするリクライナ−機構(131)を具備した請求項2
    の車両シ−ト構体。
  11. 【請求項11】 前記出入口に隣接して車両の一部分
    (192、194、197、199)上に配置されかつ
    前記第2のシ−ト部分が前記アクセス位置にある時に車
    両への乗車および/または車両からの降車時に人によっ
    て把持されるように位置決めされた少なくとも1つのハ
    ンド・グリップ(191、193、195、196、1
    98)を具備している請求項1の車両シ−ト構体。
JP6317790A 1993-12-01 1994-11-29 車両シ−ト構体 Pending JPH07213557A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US160564 1993-12-01
US08/160,564 US5474353A (en) 1993-12-01 1993-12-01 Pivoting seat cushion arrangement for vehicle seat assemblies

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07213557A true JPH07213557A (ja) 1995-08-15

Family

ID=22577412

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6317790A Pending JPH07213557A (ja) 1993-12-01 1994-11-29 車両シ−ト構体

Country Status (3)

Country Link
US (1) US5474353A (ja)
EP (1) EP0656277A1 (ja)
JP (1) JPH07213557A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10297328A (ja) * 1997-04-23 1998-11-10 Kanto Auto Works Ltd 回転リヤシートの構造
JP2005067593A (ja) * 2003-08-13 2005-03-17 Ampafrance チャイルドカーシート
JP2005349974A (ja) * 2004-06-11 2005-12-22 Honda Motor Co Ltd 車両用可動座席
JP2010089735A (ja) * 2008-10-10 2010-04-22 Honda Motor Co Ltd 表示タグの取付構造
JP2012236483A (ja) * 2011-05-11 2012-12-06 Tachi S Co Ltd 自動車シート
WO2014010364A1 (ja) * 2012-07-13 2014-01-16 トヨタ車体株式会社 車両の運転席用シート装置
JP2018052222A (ja) * 2016-09-27 2018-04-05 株式会社ホンダアクセス 車両用シート
JP2020196353A (ja) * 2019-06-03 2020-12-10 ダイハツ工業株式会社 車両構造

Families Citing this family (60)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2308058B (en) * 1995-12-12 1999-06-16 Lansing Linde Ltd Vehicles seats and seat support linkages
FR2749548B1 (fr) * 1996-06-06 1998-08-28 Peugeot Siege de vehicule automobile
GB2315207A (en) * 1996-07-15 1998-01-28 Pervez Edulji Rana Rotating easy-access vehicle seats
JP3431773B2 (ja) * 1996-09-27 2003-07-28 アイシン精機株式会社 車両用回転式シート装置
JP3269433B2 (ja) 1997-04-03 2002-03-25 トヨタ車体株式会社 車両用回転座席
US6543848B1 (en) 1997-09-01 2003-04-08 Toyota Shatai Kabushiki Kaisha Vehicular turning seat
US6715816B2 (en) * 1997-09-24 2004-04-06 Arjuna Indraeswaran Rajasingham Easy ejector seat with skeletal crash safety beam
US6059354A (en) * 1997-09-24 2000-05-09 Rajasingham; Arjuna Indraeswaran Easy ejector seat with skeletal crash safety beam
US6572172B1 (en) 1998-09-10 2003-06-03 Toyota Shatai Kabushiki Kaisha Rotating vehicle seat
US6416272B1 (en) 1998-10-09 2002-07-09 Toyota Shatai Kabushiki Kaisha Wheelchair with retractable wheels for conversion to vehicle passenger seat
US6168234B1 (en) 1999-03-01 2001-01-02 Lear Corporation Seat assembly including a vehicle seat and system for rotating same
US6439660B1 (en) 2000-11-15 2002-08-27 John Guenther Kinetic child restraint device
DE10120768B4 (de) * 2001-04-27 2012-08-16 GM Global Technology Operations LLC (n. d. Ges. d. Staates Delaware) Schwenksitzanordnung für Fahrzeuge
US6547303B1 (en) 2001-08-13 2003-04-15 Johnson Controls Technology Company Pivoting seating system
US6676216B1 (en) 2002-03-22 2004-01-13 Lear Corporation Vehicle seat assembly
US6685269B1 (en) 2002-03-22 2004-02-03 Lear Corporation Vehicle seat assembly
WO2004033250A2 (en) * 2002-10-04 2004-04-22 Johnson Controls Technology Company Recliner mechanism
NO20030513D0 (no) * 2003-01-31 2003-01-31 Haag Asa Möbel
DE20318391U1 (de) * 2003-11-28 2005-04-14 Lear Corporation, Southfield Drehsitz
ES2294411T3 (es) * 2004-08-14 2008-04-01 Dorel France Sa Asiento de auto para niño, pivotante entre una posicion de cara a la carretera y una posicion de cara a una puerta, con retorno automatico a la posicion de cara a la carretera.
US7211753B2 (en) * 2004-11-22 2007-05-01 Sears Manufacturing Co. Vehicle seat assembly with operator presence switch
FR2881692B1 (fr) * 2005-02-07 2009-01-16 Jallaisienne De Distrib Sojadi Plate-forme a platine d'orientation
US7219961B2 (en) * 2005-04-06 2007-05-22 Cnh America Llc Pivoting seat
ES1060263Y (es) * 2005-05-12 2005-11-16 Jim Rosa Mol S L Butaca movil para vehiculos automoviles
US7159940B1 (en) 2005-07-25 2007-01-09 Jerry Mac Atkins Eccentrically rotatable swivel seat device
JP2009502654A (ja) * 2005-08-01 2009-01-29 89908,インコーポレイテッド,ディービーエイ アンプ リサーチ 車両用シート組立体
JP4770561B2 (ja) * 2006-04-13 2011-09-14 株式会社豊田自動織機 車両用シート転回装置
ITMO20060125A1 (it) * 2006-04-14 2007-10-15 Manitou Costr Ind Srl Sedile di manovra per sollevatori telescopici
US20070284905A1 (en) * 2006-06-09 2007-12-13 Gm Global Technology Operations, Inc. Vehicle Seat with Swing-Out Lower Seat Portion
JP4595897B2 (ja) * 2006-07-24 2010-12-08 株式会社豊田自動織機 車両用回転シート
US7984946B2 (en) * 2007-07-24 2011-07-26 Chirine M Zahar Automotive vehicle safety seat
DE202007016357U1 (de) * 2007-11-21 2009-03-26 Reha Group Automotive Gmbh & Co. Kg Kraftfahrzeugsitz
KR101047564B1 (ko) * 2007-12-14 2011-07-07 현대자동차주식회사 자동차용 시트 슬라이딩 장치
US8182016B2 (en) * 2008-01-04 2012-05-22 Chrysler Group Llc Swivel seating system
WO2009116847A1 (en) * 2008-03-18 2009-09-24 Automotive Design Services Sdn. Bhd. Swivel mechanism for vehicle seat
DE102008022419A1 (de) * 2008-05-07 2009-11-12 GM Global Technology Operations, Inc., Detroit Antriebseinrichtung für Kraftfahrzeugschwenksitz
TWI341801B (en) * 2008-08-27 2011-05-11 Red Heart Entpr Co Ltd Adjusting apparatus and vehicle seat
DE102008059999A1 (de) * 2008-12-02 2010-06-10 GM Global Technology Operations, Inc., Detroit Kraftfahrzeugsitz mit einer Verstellvorrichtung
WO2010075900A1 (en) * 2008-12-31 2010-07-08 Fundacion Robotiker Articulating device for vehicle seat
CN201333952Y (zh) * 2009-01-14 2009-10-28 上海李尔汽车系统有限公司 旋转座椅的旋转结构
JP5363156B2 (ja) * 2009-03-24 2013-12-11 株式会社オーテックジャパン 車両用シート
US9114731B2 (en) * 2009-07-15 2015-08-25 Toyota Shatai Kabushiki Kaisha Vehicle seat
US8424966B1 (en) 2009-09-08 2013-04-23 Lane Furniture Industries, Inc. Seating with eccentric swivel
DE202010006644U1 (de) 2010-05-11 2010-12-23 Ebeling, Rolf Sitzkissen in der Outdoorjacke
US8567842B2 (en) 2010-08-05 2013-10-29 Ford Global Technologies, Llc Transverse sliding/accommodation easy entry seat
JP5955168B2 (ja) * 2012-09-05 2016-07-20 日本発條株式会社 車両用シート
DE102012017772B4 (de) * 2012-09-06 2018-11-29 Adient Luxembourg Holding S.À R.L. Fahrzeugsitz mit einer Drehvorrichtung
DE102013224873A1 (de) * 2013-12-04 2015-06-25 Brose Fahrzeugteile Gmbh & Co. Kg, Coburg Fahrzeugsitz mit einer Verriegelungsvorrichtung für eine in sich verdrehbare Rückenlehne
US9630541B2 (en) 2015-05-08 2017-04-25 Ford Global Technologies, Llc Vehicle pillar transfer aid
DE102015212459A1 (de) * 2015-07-02 2017-01-05 Hamm Ag Sitz für eine Baumaschine, sowie Baumaschine
DE102016104568A1 (de) * 2016-03-14 2017-09-14 Teamobility Gmbh Fahrzeug mit einer Mittelsitzposition
KR101833324B1 (ko) * 2016-08-22 2018-03-02 민강식 승하차가 용이한 회전식 차량 시트
DE102018202288A1 (de) * 2018-02-15 2019-08-22 Robert Bosch Gmbh Sitz für ein Fahrzeug und Ausstiegs- und Einstiegseinrichtung
US20190111809A1 (en) * 2018-10-08 2019-04-18 KongYuan HE Movable car seat
EP3702209B1 (en) * 2019-02-26 2023-06-21 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle seat
US10988054B1 (en) * 2019-05-24 2021-04-27 Seating Technologies, Inc. Vehicle swivel seat
JP7238834B2 (ja) * 2020-03-03 2023-03-14 トヨタ自動車株式会社 車両用シート
GB2593823B (en) * 2020-03-31 2022-04-27 Mcmurtry Automotive Ltd Vehicle Seat
US11351921B2 (en) * 2020-10-14 2022-06-07 Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. Vehicle roof access device
DE102023002043A1 (de) 2022-05-24 2023-11-30 Mercedes-Benz Group AG Eine Karosseriestruktur eines Fahrzeugs

Family Cites Families (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2576004A (en) * 1946-01-11 1951-11-20 Glenn T Fair Semirevolving vehicle seat
US2822858A (en) * 1955-06-23 1958-02-11 Mussler Kurt Erich Swiveled front seat for automobiles
US3046052A (en) * 1959-07-13 1962-07-24 Reuben E Summers Revolvable seat
US3066979A (en) * 1959-08-14 1962-12-04 Rockwell Standard Co Swivel seat constructions
US2992852A (en) * 1959-09-04 1961-07-18 Chrysler Corp Swivel seat actuating mechanism for an automobile
US3051522A (en) * 1960-04-15 1962-08-28 Dura Corp Swivel seat control
US3104911A (en) * 1960-09-07 1963-09-24 Rockwell Standard Co Automatic swivel seat
US3253856A (en) * 1962-12-18 1966-05-31 Ueda Yoshihiro Revolvable motorcar seat
GB2088296B (en) * 1980-11-21 1984-01-25 Bsg Int Ltd Vehicle seats
AU568482B2 (en) * 1981-04-07 1988-01-07 Parfitt, F. Vehicle seat mounting mechanism
FR2507978B2 (fr) * 1981-06-23 1987-02-13 Renault Dispositif de transfert d'un siege de fauteuil roulant et d'une personne handicapee dans ou hors d'un vehicule
JPS58183320A (ja) * 1982-04-19 1983-10-26 Mazda Motor Corp 自動車の回転シ−ト
DE3320989A1 (de) * 1983-06-10 1984-12-13 Holst, Helmut, 4000 Düsseldorf Drehbarer sitz, insbesondere fuer kraftfahrzeuge
GB8411632D0 (en) * 1984-05-08 1984-06-13 Bailey R M Swivellable seat for motor vehicles
US4802706A (en) * 1985-06-04 1989-02-07 Nippon Soken, Inc. Rotary seat for vehicle
US4844543A (en) * 1988-03-10 1989-07-04 Tachi-S Co., Ltd. Rotation mechanism for rotatable seat
FR2631591B1 (fr) * 1988-05-20 1990-08-24 Peugeot Agencement d'un siege sur un plancher de vehicule
GB2236476B (en) * 1988-09-22 1992-06-17 Rodney John Brotherwood Pivotted seat beam for vehicle to wheelchair transfer
CA1312814C (en) * 1989-06-30 1993-01-19 Max Switzer Portable mobile seat assembly
US5040832A (en) * 1990-03-07 1991-08-20 Enhancement Unlimited, Inc. Automobile seat for disabled persons
US4988134A (en) * 1990-05-03 1991-01-29 Hoover Universal, Inc. Inertia latching mechanism with floating striker bar
FR2695886B1 (fr) * 1992-09-18 1994-11-18 Alain Girin Dispositif de fixation d'un siège à l'intérieur de l'habitacle d'un véhicule.

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10297328A (ja) * 1997-04-23 1998-11-10 Kanto Auto Works Ltd 回転リヤシートの構造
JP2005067593A (ja) * 2003-08-13 2005-03-17 Ampafrance チャイルドカーシート
JP2005349974A (ja) * 2004-06-11 2005-12-22 Honda Motor Co Ltd 車両用可動座席
JP4571825B2 (ja) * 2004-06-11 2010-10-27 本田技研工業株式会社 車両用可動座席
JP2010089735A (ja) * 2008-10-10 2010-04-22 Honda Motor Co Ltd 表示タグの取付構造
JP2012236483A (ja) * 2011-05-11 2012-12-06 Tachi S Co Ltd 自動車シート
WO2014010364A1 (ja) * 2012-07-13 2014-01-16 トヨタ車体株式会社 車両の運転席用シート装置
JP2018052222A (ja) * 2016-09-27 2018-04-05 株式会社ホンダアクセス 車両用シート
JP2020196353A (ja) * 2019-06-03 2020-12-10 ダイハツ工業株式会社 車両構造

Also Published As

Publication number Publication date
EP0656277A1 (en) 1995-06-07
US5474353A (en) 1995-12-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH07213557A (ja) 車両シ−ト構体
EP0972671A1 (en) Vehicular rotary seat
JP2001509755A (ja) 車輌用座席の調整装置および車輌用座席のベースフレーム
JPH09183325A (ja) 自動車の座席回転移動装置
US3044829A (en) Motor vehicle seat construction
JP2000052827A (ja) 自動車の回転シート
GB2088296A (en) Vehicle Seats
JP4548010B2 (ja) 自動車の可動フロア装置
JP7476625B2 (ja) 車両用乗降補助装置
EP0095533A1 (en) Vehicle seats
JPH0537703Y2 (ja)
JPH05220025A (ja) シートクッションのサイドサポート構造
JP7466848B2 (ja) 車両用乗降補助装置
JPH08113066A (ja) 車両用シート
JP2013086590A (ja) 乗員の立ち上がり動作を補助する車両用シート
JPS624026Y2 (ja)
JP3792380B2 (ja) 乗降補助構造付きシートおよびその乗降補助具
JP4100391B2 (ja) 車両用シート
JP2006137371A (ja) 昇降装置のフラッパ
JPS60193732A (ja) 自動車用シ−トのサイドサポ−ト
JPH0211219Y2 (ja)
JPS6310344Y2 (ja)
JPS6324019Y2 (ja)
JPS62101548A (ja) 車両用座席
JP3275822B2 (ja) 車両用シート

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040330

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040907