JP3127743B2 - 自動車用シート昇降装置 - Google Patents
自動車用シート昇降装置Info
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- JP3127743B2 JP3127743B2 JP06296837A JP29683794A JP3127743B2 JP 3127743 B2 JP3127743 B2 JP 3127743B2 JP 06296837 A JP06296837 A JP 06296837A JP 29683794 A JP29683794 A JP 29683794A JP 3127743 B2 JP3127743 B2 JP 3127743B2
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- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B35/00—Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products
- C04B35/515—Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on non-oxide ceramics
- C04B35/58—Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on non-oxide ceramics based on borides, nitrides, i.e. nitrides, oxynitrides, carbonitrides or oxycarbonitrides or silicides
- C04B35/58007—Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on non-oxide ceramics based on borides, nitrides, i.e. nitrides, oxynitrides, carbonitrides or oxycarbonitrides or silicides based on refractory metal nitrides
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用シート昇降装
置に係り、詳しくは身障者や高齢者の乗降に好適なシー
ト昇降装置に関する。
置に係り、詳しくは身障者や高齢者の乗降に好適なシー
ト昇降装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のシート昇降装置として
は、例えば図23に示すものが知られている。このシー
ト昇降装置は、フロア上に設置された水平回動可能なタ
ーンテーブル61と、該ターンテーブル61上に設けら
れた一対のスライドレール62と、該スライドレール6
2に沿って水平に摺動可能な支持台63と、該支持台6
3に取付けられるとともに、シート64の背面を支持し
てこれを昇降させる平行リンク65とから構成されてお
り、ターンテーブル61による水平回転動作と、支持台
63による水平移動と、平行リンク65によるスイング
式昇降動作との組み合わせによりシート64をボデー側
面のスライドドア開口部66から出入させるようにした
ものである。
は、例えば図23に示すものが知られている。このシー
ト昇降装置は、フロア上に設置された水平回動可能なタ
ーンテーブル61と、該ターンテーブル61上に設けら
れた一対のスライドレール62と、該スライドレール6
2に沿って水平に摺動可能な支持台63と、該支持台6
3に取付けられるとともに、シート64の背面を支持し
てこれを昇降させる平行リンク65とから構成されてお
り、ターンテーブル61による水平回転動作と、支持台
63による水平移動と、平行リンク65によるスイング
式昇降動作との組み合わせによりシート64をボデー側
面のスライドドア開口部66から出入させるようにした
ものである。
【0003】ところが、上記のようなシート昇降装置
は、シート64の背面部にシート昇降のための駆動機構
部が配置される関係で、シート64の好適な機能の一つ
であるリグライニング機能を損ない、また室内スペース
を著しく犠牲にするため、その有効利用が損なわれ、し
かもシート相互間の隙間が狭くなり、スルー性(通り抜
け性)が損なわれる等の不具合がある。
は、シート64の背面部にシート昇降のための駆動機構
部が配置される関係で、シート64の好適な機能の一つ
であるリグライニング機能を損ない、また室内スペース
を著しく犠牲にするため、その有効利用が損なわれ、し
かもシート相互間の隙間が狭くなり、スルー性(通り抜
け性)が損なわれる等の不具合がある。
【0004】一方、図24には車椅子や荷物の積載に利
用される車両用リフト装置が示されている。このリフト
装置は車椅子や荷物積載用の受台67を室内側面に沿っ
て鉛直軸線回りに回動可能に立設された支柱68を介し
て水平方向に旋回させることによりドア開口部から出入
させ、そして、ドア開口部の外側で受台67を支柱68
に沿って昇降させる構成としたものである。なお、支柱
68はその上下端がボデーに回動自在に支持されるとと
もにボールネジ式の回転駆動装置69にて正逆回動さ
れ、また受台67は支柱68に昇降可能に嵌合されたラ
ンナー70にアーム71を介して取付けられ、ランナー
70はボールネジ式の昇降駆動装置72によって昇降さ
れるようになっている。
用される車両用リフト装置が示されている。このリフト
装置は車椅子や荷物積載用の受台67を室内側面に沿っ
て鉛直軸線回りに回動可能に立設された支柱68を介し
て水平方向に旋回させることによりドア開口部から出入
させ、そして、ドア開口部の外側で受台67を支柱68
に沿って昇降させる構成としたものである。なお、支柱
68はその上下端がボデーに回動自在に支持されるとと
もにボールネジ式の回転駆動装置69にて正逆回動さ
れ、また受台67は支柱68に昇降可能に嵌合されたラ
ンナー70にアーム71を介して取付けられ、ランナー
70はボールネジ式の昇降駆動装置72によって昇降さ
れるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の支柱68の回動
を利用したターン方式のリフト装置によれば、前述の図
23に示したシート昇降装置に比較して駆動機構部がボ
デー側面に配置され、かつ簡素化されることから、室内
スペースが広がり、スルー性を向上できるという利点を
得ることができる。ところが、このリフト装置の場合、
受台67をドア開口部のステップを避けた乗員の乗降し
易い位置に配置したとき、支柱68から受台67までの
距離が大となる関係で、これを支柱68の回動を利用し
て室内に引き入れるには、受台67の回転半径及び回転
角度を大きく設定せざるを得ず、その結果、受台67が
前後方向及び横方向に大きな弧を描いて変位することに
なる。そのため、広い間口のドア開口部が必要となり、
また室内に搬入された受台67が室内の中央寄りに位置
することになり、好適なレイアウトが損なわれて室内ス
ペースの有効利用を図る上で不適となるといった不具合
が生ずる。
を利用したターン方式のリフト装置によれば、前述の図
23に示したシート昇降装置に比較して駆動機構部がボ
デー側面に配置され、かつ簡素化されることから、室内
スペースが広がり、スルー性を向上できるという利点を
得ることができる。ところが、このリフト装置の場合、
受台67をドア開口部のステップを避けた乗員の乗降し
易い位置に配置したとき、支柱68から受台67までの
距離が大となる関係で、これを支柱68の回動を利用し
て室内に引き入れるには、受台67の回転半径及び回転
角度を大きく設定せざるを得ず、その結果、受台67が
前後方向及び横方向に大きな弧を描いて変位することに
なる。そのため、広い間口のドア開口部が必要となり、
また室内に搬入された受台67が室内の中央寄りに位置
することになり、好適なレイアウトが損なわれて室内ス
ペースの有効利用を図る上で不適となるといった不具合
が生ずる。
【0006】本発明は、上述の問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、自動車用シート
昇降装置において、シートを、室外にあってはステップ
を避けた乗降し易い位置に、また室内にあってはレイア
ウト上の好適なドア開口部に接近した位置に配置するこ
とが可能で、しかも限られた大きさのドア開口部を容易
に通り抜けることができるようにする。
ものであり、その目的とするところは、自動車用シート
昇降装置において、シートを、室外にあってはステップ
を避けた乗降し易い位置に、また室内にあってはレイア
ウト上の好適なドア開口部に接近した位置に配置するこ
とが可能で、しかも限られた大きさのドア開口部を容易
に通り抜けることができるようにする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は以下の手段を講じている。即ち、請求項1
記載の発明は、ドア開口部より乗員を乗降させるための
自動車用シート昇降装置であって、前記ドア開口部付近
に立設された支柱と、該支柱に昇降可能に取付けられて
シートが通常使用状態のときに車両前後方向に略水平状
に延在する第1シート支持アームと、該第1シート支持
アームを昇降させるアーム昇降装置と、前記第1シート
支持アームを前記支柱と一体又は別体に水平回動させて
前記ドア開口部から出入させるアーム回動装置と、前記
第1シート支持アームの先端に水平回動可能に取付けら
れ、シートが通常使用状態のときに前記第1シート支持
アームに対して折り畳まれる第2シート支持アームと、
該第2シート支持アームにて側面を支持されたシートと
を備えたことを特徴とする。
に、本発明は以下の手段を講じている。即ち、請求項1
記載の発明は、ドア開口部より乗員を乗降させるための
自動車用シート昇降装置であって、前記ドア開口部付近
に立設された支柱と、該支柱に昇降可能に取付けられて
シートが通常使用状態のときに車両前後方向に略水平状
に延在する第1シート支持アームと、該第1シート支持
アームを昇降させるアーム昇降装置と、前記第1シート
支持アームを前記支柱と一体又は別体に水平回動させて
前記ドア開口部から出入させるアーム回動装置と、前記
第1シート支持アームの先端に水平回動可能に取付けら
れ、シートが通常使用状態のときに前記第1シート支持
アームに対して折り畳まれる第2シート支持アームと、
該第2シート支持アームにて側面を支持されたシートと
を備えたことを特徴とする。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1に記載の
自動車用シート昇降装置であって、前記第2シート支持
アームを、第1シート支持アームに対して折り畳まれた
位置及び第1シート支持アームに対して展開された位置
に保持することが可能なシート位置決め装置を備えてい
ることを特徴とする。
自動車用シート昇降装置であって、前記第2シート支持
アームを、第1シート支持アームに対して折り畳まれた
位置及び第1シート支持アームに対して展開された位置
に保持することが可能なシート位置決め装置を備えてい
ることを特徴とする。
【0009】請求項3記載の発明は、ドア開口部より乗
員を乗降させるための自動車用シート昇降装置であっ
て、前記ドア開口部付近に立設された支柱と、該支柱に
昇降可能に取付けられて略水平状に延在するシート支持
アームと、該シート支持アームを昇降させるアーム昇降
装置と、前記シート支持アームを前記支柱と一体又は別
体に水平回動させて前記ドア開口部から出入させるアー
ム回動装置と、前記シート支持アームに取付けられると
ともにシートの側面部を支持して該シートを前記シート
支持アームの延在方向に沿って水平方向に移動させる平
行リンクと、前記シート支持アームの昇降動作に連動し
て前記平行リンクを作動させる連動手段とを備えたこと
を特徴とする。
員を乗降させるための自動車用シート昇降装置であっ
て、前記ドア開口部付近に立設された支柱と、該支柱に
昇降可能に取付けられて略水平状に延在するシート支持
アームと、該シート支持アームを昇降させるアーム昇降
装置と、前記シート支持アームを前記支柱と一体又は別
体に水平回動させて前記ドア開口部から出入させるアー
ム回動装置と、前記シート支持アームに取付けられると
ともにシートの側面部を支持して該シートを前記シート
支持アームの延在方向に沿って水平方向に移動させる平
行リンクと、前記シート支持アームの昇降動作に連動し
て前記平行リンクを作動させる連動手段とを備えたこと
を特徴とする。
【0010】
【作用】上述のように構成された請求項1及び2記載の
発明においては、シートは支柱に沿った昇降動作のほ
か、第2シート支持アームが折り畳まれた状態での第1
シート支持アームによる水平回動と、第2シート支持ア
ームによる水平回動とを順次行うことによりドア開口部
から搬出入される。即ち、請求項1及び請求項2の発明
によれば、シートをその回動中心を切り替えて順次水平
回動することにより、前後方向の変位を極力小さい範囲
に抑えつつ横方向には所要の大きな変位を得ることが可
能となる。このため、シートはドア開口部の縁部に干渉
することなくドア開口部から室内に搬入又は室外に搬出
することが可能となる。そして、室外に搬出されたシー
トは支柱に沿って乗員の乗降に好適な位置まで下降さ
れ、また室内への搬入に際しては車室のフロア面と干渉
しない位置まで上昇される。
発明においては、シートは支柱に沿った昇降動作のほ
か、第2シート支持アームが折り畳まれた状態での第1
シート支持アームによる水平回動と、第2シート支持ア
ームによる水平回動とを順次行うことによりドア開口部
から搬出入される。即ち、請求項1及び請求項2の発明
によれば、シートをその回動中心を切り替えて順次水平
回動することにより、前後方向の変位を極力小さい範囲
に抑えつつ横方向には所要の大きな変位を得ることが可
能となる。このため、シートはドア開口部の縁部に干渉
することなくドア開口部から室内に搬入又は室外に搬出
することが可能となる。そして、室外に搬出されたシー
トは支柱に沿って乗員の乗降に好適な位置まで下降さ
れ、また室内への搬入に際しては車室のフロア面と干渉
しない位置まで上昇される。
【0011】請求項3記載の発明にあっては、シートは
支柱に沿った昇降動作と、シート支持アームの水平回動
と、平行リンクによる水平移動との複合動作とを行うこ
とにより、ドア開口部から搬入又は搬出される。このこ
とにより、シートをその前後方向の変位を極力小さい範
囲に抑えつつ横方向には所要の大きな変位を得ることが
可能となり、搬出入時のドア開口部の縁部に対する干渉
が効果的に防止される。この場合、請求項3記載の発明
にあっては、平行リンクによるシートの水平移動は連動
手段を介して昇降動作に連動する。従って、平行リンク
による水平移動を独立した動作として行う必要がなく、
またそのための作動装置も不要となる。
支柱に沿った昇降動作と、シート支持アームの水平回動
と、平行リンクによる水平移動との複合動作とを行うこ
とにより、ドア開口部から搬入又は搬出される。このこ
とにより、シートをその前後方向の変位を極力小さい範
囲に抑えつつ横方向には所要の大きな変位を得ることが
可能となり、搬出入時のドア開口部の縁部に対する干渉
が効果的に防止される。この場合、請求項3記載の発明
にあっては、平行リンクによるシートの水平移動は連動
手段を介して昇降動作に連動する。従って、平行リンク
による水平移動を独立した動作として行う必要がなく、
またそのための作動装置も不要となる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて具体
的に説明する。まず、請求項1及び2に記載の発明に対
応する実施例(以下、実施例1という)を図1〜図10
に基づいて説明する。なお、図中矢印FRは車両前方を
示す。図1は実施例1に係る自動車用シート昇降装置を
室外から示す斜視図であり、シート昇降装置は、車室内
に直立状に配置される回動可能な支柱11と、該支柱1
1にランナー20を介して昇降可能に取付けられ、かつ
支柱11と共に水平回動可能な第1シート支持アーム2
7と、該第1シート支持アーム27の先端に水平回転可
能に設けられる第2シート支持アーム28と、該第2シ
ート支持アーム28にて支持される身障者や高齢者等の
ためのシート30とから構成される。そして、シート3
0は両アーム27,28各々の水平回動及び昇降動作の
複合動作によりボデー1側面のスライドドア2にて開閉
されるドア開口部3から出入されるようになっている。
以下、シート昇降装置の各部位を詳細に説明する。
的に説明する。まず、請求項1及び2に記載の発明に対
応する実施例(以下、実施例1という)を図1〜図10
に基づいて説明する。なお、図中矢印FRは車両前方を
示す。図1は実施例1に係る自動車用シート昇降装置を
室外から示す斜視図であり、シート昇降装置は、車室内
に直立状に配置される回動可能な支柱11と、該支柱1
1にランナー20を介して昇降可能に取付けられ、かつ
支柱11と共に水平回動可能な第1シート支持アーム2
7と、該第1シート支持アーム27の先端に水平回転可
能に設けられる第2シート支持アーム28と、該第2シ
ート支持アーム28にて支持される身障者や高齢者等の
ためのシート30とから構成される。そして、シート3
0は両アーム27,28各々の水平回動及び昇降動作の
複合動作によりボデー1側面のスライドドア2にて開閉
されるドア開口部3から出入されるようになっている。
以下、シート昇降装置の各部位を詳細に説明する。
【0013】支柱11はボデー1に形成されたドア開口
部3の後縁寄りの室内面に沿って直立状に配置され、図
2に示すように、その上端部のアッパプレート12Uに
設けた回転軸部12aをブラケット13を介してピラー
4に取付け、下端部のロアプレート12Lの回転軸部1
2aをベース板14を介してフロア5上面に取付けるこ
とにより、鉛直軸線回りに回動可能に支持されている。
そして、支柱11はベース板14上に設置されたボール
ネジ式のアーム回動装置15(電動式パワーシリンダ)
により回転駆動される。
部3の後縁寄りの室内面に沿って直立状に配置され、図
2に示すように、その上端部のアッパプレート12Uに
設けた回転軸部12aをブラケット13を介してピラー
4に取付け、下端部のロアプレート12Lの回転軸部1
2aをベース板14を介してフロア5上面に取付けるこ
とにより、鉛直軸線回りに回動可能に支持されている。
そして、支柱11はベース板14上に設置されたボール
ネジ式のアーム回動装置15(電動式パワーシリンダ)
により回転駆動される。
【0014】アーム回動装置15は、図3に示すよう
に、減速機付きの正逆転可能な電動モータ16を駆動源
とし、ネジ軸17にボールを介して螺合するナット18
を正逆転させて該ネジ軸17を直線的に往復動させるこ
とによりロアプレート12Lを押し引きして支柱11を
回動させるようになっている。なお、ネジ軸17を案内
するアウタスリーブ19の基部はベース板14にピン1
9aを介して回動自在に連結され、またネジ軸17の先
端はロアプレート12Lにピン17aを介して回動自在
に連結されている。
に、減速機付きの正逆転可能な電動モータ16を駆動源
とし、ネジ軸17にボールを介して螺合するナット18
を正逆転させて該ネジ軸17を直線的に往復動させるこ
とによりロアプレート12Lを押し引きして支柱11を
回動させるようになっている。なお、ネジ軸17を案内
するアウタスリーブ19の基部はベース板14にピン1
9aを介して回動自在に連結され、またネジ軸17の先
端はロアプレート12Lにピン17aを介して回動自在
に連結されている。
【0015】また、支柱11は角形に形成されており、
これに第1シート支持アーム27が角筒状のランナー2
0を介して昇降可能に取付けられている。支柱11に嵌
合されたランナー20は該支柱11に沿って設けられた
ボールネジ式のアーム昇降装置21によって昇降され
る。アーム昇降装置21は、図2に示すように、アッパ
プレート12U上に載置された減速機付きの正逆転可能
な電動モータ22と、支柱11に沿って平行に配置され
るとともに上下両端部をアッパプレート12Uとロアプ
レート12Lにて回転自在に支持されたネジ軸23と、
該ネジ軸23にボールを介して螺合するとともにランナ
ー20側にナットホルダー25を介して取付けられたナ
ット24とから構成され、電動モータ22によりネジ軸
23を回転駆動させてナット24と共にランナー20を
昇降させるようになっている。
これに第1シート支持アーム27が角筒状のランナー2
0を介して昇降可能に取付けられている。支柱11に嵌
合されたランナー20は該支柱11に沿って設けられた
ボールネジ式のアーム昇降装置21によって昇降され
る。アーム昇降装置21は、図2に示すように、アッパ
プレート12U上に載置された減速機付きの正逆転可能
な電動モータ22と、支柱11に沿って平行に配置され
るとともに上下両端部をアッパプレート12Uとロアプ
レート12Lにて回転自在に支持されたネジ軸23と、
該ネジ軸23にボールを介して螺合するとともにランナ
ー20側にナットホルダー25を介して取付けられたナ
ット24とから構成され、電動モータ22によりネジ軸
23を回転駆動させてナット24と共にランナー20を
昇降させるようになっている。
【0016】なお、上述したアーム回動装置15及びア
ーム昇降装置21は、第1シート支持アーム27の上面
に配設された対応のスイッチ26のオン、オフ操作によ
ってその駆動、停止が制御されるようになっている。第
1シート支持アーム27はその基部がランナー20に固
定されて略水平状に延在する縦形のプレートからなり、
先端側を開放する略コ字形の開口部27aを備えてい
る。第1シート支持アーム27の先端部にはコ字形開口
部27aに収まり得るような方形の縦形のプレートから
なる第2シート支持アーム28の基端部がヒンジピン2
9を介して鉛直軸線回りに回転可能に取付けられ、そし
て該第2シート支持アーム28にはシート30がシート
ブラケット31を介してその側面部を支持されている。
ーム昇降装置21は、第1シート支持アーム27の上面
に配設された対応のスイッチ26のオン、オフ操作によ
ってその駆動、停止が制御されるようになっている。第
1シート支持アーム27はその基部がランナー20に固
定されて略水平状に延在する縦形のプレートからなり、
先端側を開放する略コ字形の開口部27aを備えてい
る。第1シート支持アーム27の先端部にはコ字形開口
部27aに収まり得るような方形の縦形のプレートから
なる第2シート支持アーム28の基端部がヒンジピン2
9を介して鉛直軸線回りに回転可能に取付けられ、そし
て該第2シート支持アーム28にはシート30がシート
ブラケット31を介してその側面部を支持されている。
【0017】シート30のシートブラケット31は、2
本のL形の部材をタイプレートにて相互に結合した構成
とされ、水平部31bによりシート30のシートクッシ
ョン部を支持し、直立部31aがシート30側面に位置
する如く配置された状態で第2アーム28の側面に溶接
されている。即ち、シート30は乗員の着座方向が第2
シート支持アーム28に対して平行をなすようにその一
側面を支持されている。なお、シートブラケット31に
はシートステップ32が設けられている。
本のL形の部材をタイプレートにて相互に結合した構成
とされ、水平部31bによりシート30のシートクッシ
ョン部を支持し、直立部31aがシート30側面に位置
する如く配置された状態で第2アーム28の側面に溶接
されている。即ち、シート30は乗員の着座方向が第2
シート支持アーム28に対して平行をなすようにその一
側面を支持されている。なお、シートブラケット31に
はシートステップ32が設けられている。
【0018】また、両アーム27,28間にはシート3
0を回動位置に位置決めするためのシート位置決め装置
33が備えられている。このシート位置決め装置33
は、第2シート支持アーム28が第1シート支持アーム
27に対して平行をなす(第1シート支持アーム27の
コ字形開口部27a内に収納されて同一鉛直面内に整合
する)位置と、略直角をなす位置とに位置決めするもの
で、図4〜図6に示すように、基部が第1シート支持ア
ーム27の側面(背面側)にピン34を介して回動可能
に取付けられた略へ字状をなす2枚の第1リンク35
と、基部が第2シート支持アーム28にピン36を介し
て回動自在に取付けられた略へ字状をなす1枚の第2リ
ンク38とから構成されている。
0を回動位置に位置決めするためのシート位置決め装置
33が備えられている。このシート位置決め装置33
は、第2シート支持アーム28が第1シート支持アーム
27に対して平行をなす(第1シート支持アーム27の
コ字形開口部27a内に収納されて同一鉛直面内に整合
する)位置と、略直角をなす位置とに位置決めするもの
で、図4〜図6に示すように、基部が第1シート支持ア
ーム27の側面(背面側)にピン34を介して回動可能
に取付けられた略へ字状をなす2枚の第1リンク35
と、基部が第2シート支持アーム28にピン36を介し
て回動自在に取付けられた略へ字状をなす1枚の第2リ
ンク38とから構成されている。
【0019】そして、第2リンク38はその屈曲部分が
2枚の第1リンク35の先端にピン37により回動可能
に連結され、この連結点を挟んだ対称部位には第1リン
ク35に設けた1つの凹部40に対して弾性係合可能な
2個の球形の位置決め用突起39を備えており、その弾
性係合によりシート30をふらつかないように保持する
構成となっている。なお、このような構成のシート位置
決め装置33は、図5に示すように、第2シート支持ア
ーム28に形成された干渉回避用開口部28aに対応し
て配置されている。
2枚の第1リンク35の先端にピン37により回動可能
に連結され、この連結点を挟んだ対称部位には第1リン
ク35に設けた1つの凹部40に対して弾性係合可能な
2個の球形の位置決め用突起39を備えており、その弾
性係合によりシート30をふらつかないように保持する
構成となっている。なお、このような構成のシート位置
決め装置33は、図5に示すように、第2シート支持ア
ーム28に形成された干渉回避用開口部28aに対応し
て配置されている。
【0020】なお、付属的構成として、室内に搬入され
たシート30を室内の定位置に安定的に固定する手段と
してのシートロック41が設けられている。このシート
ロック41は自動車のドアに用いられているドアロック
と同様の構成であり、図1にその概略を示している。即
ち、フロア側にはストライカ42が、シート30側には
該ストライカ42に係合可能なラッチやポール等の部品
を含むロック本体43が設けられており、ロックの解除
は図示省略の操作手段を介して行われるようになってい
る。
たシート30を室内の定位置に安定的に固定する手段と
してのシートロック41が設けられている。このシート
ロック41は自動車のドアに用いられているドアロック
と同様の構成であり、図1にその概略を示している。即
ち、フロア側にはストライカ42が、シート30側には
該ストライカ42に係合可能なラッチやポール等の部品
を含むロック本体43が設けられており、ロックの解除
は図示省略の操作手段を介して行われるようになってい
る。
【0021】実施例1のシート昇降装置は上述のように
構成したものであり、以下その作用効果を主に図7〜図
10に基づいて説明する。図7及び図10にはシート3
0がドア開口部3から室外に搬出された状態が示されて
おり、このときシート30はドア開口部3の下縁に形成
されたステップ6との干渉を避けた乗員が乗り込み易い
位置に配置され、ボデー1に平行な後向きの姿勢に保持
されている。即ち、この状態では第1シート支持アーム
27の先端がドア開口部3から外に突出し、第2シート
支持アーム28が第1シート支持アーム27に対して略
直角をなす位置に保持されている。なお、このとき、シ
ート位置決め装置33は図6に実線で示すように、第2
リンク38の先端側の突起39が第1リンク35の凹部
40に係合した展開状態にある。
構成したものであり、以下その作用効果を主に図7〜図
10に基づいて説明する。図7及び図10にはシート3
0がドア開口部3から室外に搬出された状態が示されて
おり、このときシート30はドア開口部3の下縁に形成
されたステップ6との干渉を避けた乗員が乗り込み易い
位置に配置され、ボデー1に平行な後向きの姿勢に保持
されている。即ち、この状態では第1シート支持アーム
27の先端がドア開口部3から外に突出し、第2シート
支持アーム28が第1シート支持アーム27に対して略
直角をなす位置に保持されている。なお、このとき、シ
ート位置決め装置33は図6に実線で示すように、第2
リンク38の先端側の突起39が第1リンク35の凹部
40に係合した展開状態にある。
【0022】シート30を室内に搬入するときは、まず
アーム昇降用のスイッチ26を操作してアーム昇降装置
21の電動モータ22を駆動し、ネジ軸23を回転させ
ることによりランナー20と共にシート30を後向きの
まま所要位置、つまりフロア5に干渉しない位置まで上
昇させる。次いで、手動操作により第2シート支持アー
ム28を略90度水平回動して折り畳むと、図8及び図
10の二点鎖線の如くシート30は横向きとなってドア
開口部3の途中まで進入する。このとき、シート30は
図6に仮想線で示すように、シート位置決め装置33の
第2リンク38が第1リンク35に重合する如く折り曲
げられ、基部側の突起39が第1リンク35の凹部40
に係合することにより保持され、ふらつきが防止され
る。
アーム昇降用のスイッチ26を操作してアーム昇降装置
21の電動モータ22を駆動し、ネジ軸23を回転させ
ることによりランナー20と共にシート30を後向きの
まま所要位置、つまりフロア5に干渉しない位置まで上
昇させる。次いで、手動操作により第2シート支持アー
ム28を略90度水平回動して折り畳むと、図8及び図
10の二点鎖線の如くシート30は横向きとなってドア
開口部3の途中まで進入する。このとき、シート30は
図6に仮想線で示すように、シート位置決め装置33の
第2リンク38が第1リンク35に重合する如く折り曲
げられ、基部側の突起39が第1リンク35の凹部40
に係合することにより保持され、ふらつきが防止され
る。
【0023】つづいて、アーム回動用のスイッチ26を
操作してアーム回動装置15の電動モータ16を駆動
し、ナット18を介してネジ軸17を縮小作動させる
と、ロアプレート12Lを介して支柱11が回動され
る。即ち、図9及び図10の一点鎖線の如く第1シート
支持アーム27が略90度水平回動し、シート30はド
ア開口部3を通り抜けて前向きの姿勢で室内に搬入され
る。その後は、アーム昇降装置21の電動モータ22を
駆動し、ネジ軸23を上記と逆方向に回転すれば、ラン
ナー20と共にシート30が下降し、図1に示すよう
に、ロック本体43がストライカ42に係合してシート
30は車室の一側面寄りに設定された所定の格納位置に
ロックされる。なお、シート30の室外への搬出は、上
記と全く逆の操作を行うことで達成される。
操作してアーム回動装置15の電動モータ16を駆動
し、ナット18を介してネジ軸17を縮小作動させる
と、ロアプレート12Lを介して支柱11が回動され
る。即ち、図9及び図10の一点鎖線の如く第1シート
支持アーム27が略90度水平回動し、シート30はド
ア開口部3を通り抜けて前向きの姿勢で室内に搬入され
る。その後は、アーム昇降装置21の電動モータ22を
駆動し、ネジ軸23を上記と逆方向に回転すれば、ラン
ナー20と共にシート30が下降し、図1に示すよう
に、ロック本体43がストライカ42に係合してシート
30は車室の一側面寄りに設定された所定の格納位置に
ロックされる。なお、シート30の室外への搬出は、上
記と全く逆の操作を行うことで達成される。
【0024】ところで、車室の外に搬出されたシート3
0は、ドア開口部3の下縁に形成されているステップ6
を避けた乗降し易い位置に配置されることが望ましい。
そして、このような位置に配置されたシート30を、例
えば1つのアームの水平回動運動を利用して室内に搬入
するならば、従来の技術の項で説明したように、大きな
回転半径が必要となり、そのときはシート30が大きな
円弧を描いて変位するので、ドア開口部3の間口を広げ
なければならず、また搬入されたシート30は室内の中
央寄りに配置され、レイアウトする上で都合が悪いこと
になる。
0は、ドア開口部3の下縁に形成されているステップ6
を避けた乗降し易い位置に配置されることが望ましい。
そして、このような位置に配置されたシート30を、例
えば1つのアームの水平回動運動を利用して室内に搬入
するならば、従来の技術の項で説明したように、大きな
回転半径が必要となり、そのときはシート30が大きな
円弧を描いて変位するので、ドア開口部3の間口を広げ
なければならず、また搬入されたシート30は室内の中
央寄りに配置され、レイアウトする上で都合が悪いこと
になる。
【0025】しかるに、実施例1のシート昇降装置で
は、1つの水平面内でシート30に第1シート支持アー
ム27による水平回動と、第2シート支持アーム28に
よる水平回動とを順次行わせてドア開口部3から搬出入
する構成としてあるため、シート30を1つの水平回動
で横方向に変位後、その位置から次の水平回動でさらに
横方向へ変位させることができる。即ち、シート30を
前後方向の変位を極力小さい範囲に抑えつつ横方向には
大きく変位することができるため、現状の限られた狭い
スペースのドア開口部3であっても、これを広げること
なく、容易に通り抜けることができる。そして、シート
30を室外にあっては乗降し易い位置に配置でき、また
室内にあってはボデー1の内側面に接近した位置に配置
することができる。そして、シート30が側面寄りに配
置されることで隣接シートの設置スペースが楽に得られ
る。
は、1つの水平面内でシート30に第1シート支持アー
ム27による水平回動と、第2シート支持アーム28に
よる水平回動とを順次行わせてドア開口部3から搬出入
する構成としてあるため、シート30を1つの水平回動
で横方向に変位後、その位置から次の水平回動でさらに
横方向へ変位させることができる。即ち、シート30を
前後方向の変位を極力小さい範囲に抑えつつ横方向には
大きく変位することができるため、現状の限られた狭い
スペースのドア開口部3であっても、これを広げること
なく、容易に通り抜けることができる。そして、シート
30を室外にあっては乗降し易い位置に配置でき、また
室内にあってはボデー1の内側面に接近した位置に配置
することができる。そして、シート30が側面寄りに配
置されることで隣接シートの設置スペースが楽に得られ
る。
【0026】このように、実施例1のシート昇降装置に
よれば、シート30にランナー20による昇降動作と、
第1及び第2シート支持アーム27,28による2つの
水平回動動作とを行わせることにより、シート30をド
ア開口部3を通して希望する位置に移動することができ
る。しかも、シート30を移動させるための駆動機構部
は、シート30の側面と車内側面との間に配置されるこ
とから、シート背面に駆動機構部を備えるものに比べて
後席へのスルー性が向上されることになり、また、シー
トバックのリグライニングやシートスライド等のシート
30の機能性を損なうことがない。
よれば、シート30にランナー20による昇降動作と、
第1及び第2シート支持アーム27,28による2つの
水平回動動作とを行わせることにより、シート30をド
ア開口部3を通して希望する位置に移動することができ
る。しかも、シート30を移動させるための駆動機構部
は、シート30の側面と車内側面との間に配置されるこ
とから、シート背面に駆動機構部を備えるものに比べて
後席へのスルー性が向上されることになり、また、シー
トバックのリグライニングやシートスライド等のシート
30の機能性を損なうことがない。
【0027】次に、本発明に関する参考技術を図11〜
図16に基づいて説明する。この参考技術では図11に
示すように、前述の実施例1における第2シート支持ア
ーム28が省略され、シート30を支持するためのシー
トブラケット44がランナー20から延在されたシート
支持アーム27の先端部に直接に水平回動可能に取付け
られた構成となっている。シートブラケット44は略L
形のプレートからなり、水平部44bがシートクッショ
ン部を支持し、直立部44aがシートクッションの側面
部に位置するように配置される。そして、直立部44a
上端の折り返し水平部と、直立部44a背面に固着され
たL形金具45の水平部がシート支持アーム27の先端
に回転軸部46を介して回転可能に支持されている。
図16に基づいて説明する。この参考技術では図11に
示すように、前述の実施例1における第2シート支持ア
ーム28が省略され、シート30を支持するためのシー
トブラケット44がランナー20から延在されたシート
支持アーム27の先端部に直接に水平回動可能に取付け
られた構成となっている。シートブラケット44は略L
形のプレートからなり、水平部44bがシートクッショ
ン部を支持し、直立部44aがシートクッションの側面
部に位置するように配置される。そして、直立部44a
上端の折り返し水平部と、直立部44a背面に固着され
たL形金具45の水平部がシート支持アーム27の先端
に回転軸部46を介して回転可能に支持されている。
【0028】なお、シート支持アーム27はこの参考技
術では上下2本の棒材を補強部材にて相互に結合した構
成とされ、基部がランナー20に固着されて水平方向に
延在されている。そして、シート支持アーム27とシー
トブラケット44の直立部44aとの間にはシート位置
決め装置33が設置されている。このシート位置決め装
置33は実施例1のシート位置決め装置33と同様に構
成されており、第1リンク35がアーム27側に、第2
リンク38がL形金具45の水平部側にそれぞれ取付け
られている。また、この他、アーム回動装置15、アー
ム昇降装置21及びシートロック41も実施例1と同様
に構成されており、それらについては、同一符号を付し
てその説明を省略する。
術では上下2本の棒材を補強部材にて相互に結合した構
成とされ、基部がランナー20に固着されて水平方向に
延在されている。そして、シート支持アーム27とシー
トブラケット44の直立部44aとの間にはシート位置
決め装置33が設置されている。このシート位置決め装
置33は実施例1のシート位置決め装置33と同様に構
成されており、第1リンク35がアーム27側に、第2
リンク38がL形金具45の水平部側にそれぞれ取付け
られている。また、この他、アーム回動装置15、アー
ム昇降装置21及びシートロック41も実施例1と同様
に構成されており、それらについては、同一符号を付し
てその説明を省略する。
【0029】上述の如く構成された参考技術のシート昇
降装置においては、シート30がドア開口部3から室外
に搬出された状態では、図12及び図16に示すよう
に、アーム27の先端がドア開口部3から外に突出し、
シート30はボデー1に平行な後向きの姿勢に保持さ
れ、ドア開口部3の下縁に形成されたステップ6との干
渉を避けた乗員が乗り込み易い位置に配置されている。
このときシート30はシート位置決め装置33にて当該
位置にロックされている。
降装置においては、シート30がドア開口部3から室外
に搬出された状態では、図12及び図16に示すよう
に、アーム27の先端がドア開口部3から外に突出し、
シート30はボデー1に平行な後向きの姿勢に保持さ
れ、ドア開口部3の下縁に形成されたステップ6との干
渉を避けた乗員が乗り込み易い位置に配置されている。
このときシート30はシート位置決め装置33にて当該
位置にロックされている。
【0030】この状態でシート30を室内に搬入すると
きは、アーム昇降装置21の電動モータ22を駆動し、
図13に示すように、ランナー20と共にシート30を
後向きのままフロア5に干渉しない位置まで上昇させて
から、支柱11と共にシート支持アーム27を約90度
水平回動させると、シート30は図14及び図16の二
点鎖線の如く横向きとなってドア開口部3から一部を残
して室内に搬入される。この状態で、シート30をアー
ム27に対して約90度水平回転させれば、図15及び
図16の一点鎖線の如くシート30はドア開口部3を通
り抜けて前向きの姿勢に変換される。従って、この状態
で、再びランナー20と共にシート30を下降すれば、
図11に示すように、シート30はシートロック41に
て所定位置に固定される。なお、シート30の搬出は上
記と逆順の操作を行うことでなされる。
きは、アーム昇降装置21の電動モータ22を駆動し、
図13に示すように、ランナー20と共にシート30を
後向きのままフロア5に干渉しない位置まで上昇させて
から、支柱11と共にシート支持アーム27を約90度
水平回動させると、シート30は図14及び図16の二
点鎖線の如く横向きとなってドア開口部3から一部を残
して室内に搬入される。この状態で、シート30をアー
ム27に対して約90度水平回転させれば、図15及び
図16の一点鎖線の如くシート30はドア開口部3を通
り抜けて前向きの姿勢に変換される。従って、この状態
で、再びランナー20と共にシート30を下降すれば、
図11に示すように、シート30はシートロック41に
て所定位置に固定される。なお、シート30の搬出は上
記と逆順の操作を行うことでなされる。
【0031】しかして、この参考技術では、シート支持
アーム27の先端にシート30が直接に回動できる構成
としたものであって、基本的構成は前述の実施例1と同
様である。即ち、1つの水平面内でシート30にシート
支持アーム27による水平回動と、シート自体の水平回
動とを順次行わせてドア開口部3から搬出入する構成で
あり、シート30を1つの水平回動で横方向に変位後、
その位置から次の水平回動でさらに横方向へ変位させる
ことができるため、シート30を前後方向の変位を極力
小さい範囲に抑えつつ横方向には搬出入に必要な大きな
変位量を得ることが可能となる。従って、限られたスペ
ースのドア開口部3を容易に通り抜けることができ、そ
して、シート30を室外にあっては乗降し易い位置に配
置でき、また室内にあってはボデー1の内側面に接近し
た位置に配置することができる。
アーム27の先端にシート30が直接に回動できる構成
としたものであって、基本的構成は前述の実施例1と同
様である。即ち、1つの水平面内でシート30にシート
支持アーム27による水平回動と、シート自体の水平回
動とを順次行わせてドア開口部3から搬出入する構成で
あり、シート30を1つの水平回動で横方向に変位後、
その位置から次の水平回動でさらに横方向へ変位させる
ことができるため、シート30を前後方向の変位を極力
小さい範囲に抑えつつ横方向には搬出入に必要な大きな
変位量を得ることが可能となる。従って、限られたスペ
ースのドア開口部3を容易に通り抜けることができ、そ
して、シート30を室外にあっては乗降し易い位置に配
置でき、また室内にあってはボデー1の内側面に接近し
た位置に配置することができる。
【0032】即ち、この参考技術によるときは、実施例
1と同様の作用効果を得ることができ、しかも前述の実
施例1に比較して第2シート支持アーム28を省略した
ことで構成上の簡素化が図られるとともに、室内に搬入
されたシート30が実施例1の場合よりもやや前寄りに
配置されて後席との間隔設定の自由度が高いものとなっ
ている。
1と同様の作用効果を得ることができ、しかも前述の実
施例1に比較して第2シート支持アーム28を省略した
ことで構成上の簡素化が図られるとともに、室内に搬入
されたシート30が実施例1の場合よりもやや前寄りに
配置されて後席との間隔設定の自由度が高いものとなっ
ている。
【0033】次に、請求項3に記載の発明に対応する実
施例(以下、実施例2という)を図17〜図22に基づ
いて説明する。この実施例2においては、ランナー20
の昇降動作と、シート支持アーム27の水平回動動作
と、平行リンク機構48による水平揺動動作との組み合
わせによりドア開口部3からのシート30の搬出入を行
わせるようにしたものである。なお、ランナー20の昇
降動作と支柱11の水平回動動作に関する構成及びシー
トロック41については、前述の実施例1と同様である
ため、その図示及び説明を省略し、実施例1との相違点
である平行リンク機構48を図17に基づいて説明す
る。
施例(以下、実施例2という)を図17〜図22に基づ
いて説明する。この実施例2においては、ランナー20
の昇降動作と、シート支持アーム27の水平回動動作
と、平行リンク機構48による水平揺動動作との組み合
わせによりドア開口部3からのシート30の搬出入を行
わせるようにしたものである。なお、ランナー20の昇
降動作と支柱11の水平回動動作に関する構成及びシー
トロック41については、前述の実施例1と同様である
ため、その図示及び説明を省略し、実施例1との相違点
である平行リンク機構48を図17に基づいて説明す
る。
【0034】平行リンク機構48はシートブラケットを
兼用する2本のL形リンク49を備え、両L形リンク4
9はその直立部49aの上端がそれぞれ縦向きのプレー
トからなるシート支持アーム27の側面にピン50によ
り水平軸線回りに回動自在に連結され、水平部49bが
シート30のクッション部下面に設置されたロアプレー
ト51のスリーブ51aに水平軸線回りに回動自在に取
付けられている。なお、ロアプレート51にはシートス
テップ52が装着されている。かくして、シート30は
平行リンク機構48のスイングにより、シート支持アー
ム27と平行な方向に変位可能に支持されている。
兼用する2本のL形リンク49を備え、両L形リンク4
9はその直立部49aの上端がそれぞれ縦向きのプレー
トからなるシート支持アーム27の側面にピン50によ
り水平軸線回りに回動自在に連結され、水平部49bが
シート30のクッション部下面に設置されたロアプレー
ト51のスリーブ51aに水平軸線回りに回動自在に取
付けられている。なお、ロアプレート51にはシートス
テップ52が装着されている。かくして、シート30は
平行リンク機構48のスイングにより、シート支持アー
ム27と平行な方向に変位可能に支持されている。
【0035】しかも、この実施例2では平行リンク機構
48がランナー20の昇降動作に連動させる連動手段と
してのスイング制御リンク53を備えている。即ち、ス
イング制御リンク53はその基部が支柱11の下部側に
固定されたブラケット54にピン55を介して回動自在
に連結され、先端部が一方のL形リンク49に干渉回避
用の小リンク56を介してピン57にて回動自在に連結
されている。このことにより、シート30が昇降される
と、それに関連してスイング制御リンク53を介して平
行リンク機構48が連動され、シート30が水平方向に
平行に変位されるようになっている。
48がランナー20の昇降動作に連動させる連動手段と
してのスイング制御リンク53を備えている。即ち、ス
イング制御リンク53はその基部が支柱11の下部側に
固定されたブラケット54にピン55を介して回動自在
に連結され、先端部が一方のL形リンク49に干渉回避
用の小リンク56を介してピン57にて回動自在に連結
されている。このことにより、シート30が昇降される
と、それに関連してスイング制御リンク53を介して平
行リンク機構48が連動され、シート30が水平方向に
平行に変位されるようになっている。
【0036】このような実施例2のシート昇降装置で
は、シート30がドア開口部3から室外に搬出された状
態では、図18、図21及び図22に示すように、アー
ム27の先端がドア開口部3から外に突出し、スイング
制御リンク53がフロア5上面に倒伏する如く水平状態
に回動され、平行リンク機構48におけるL形リンク4
9の水平部側が室外に突出されている。従って、シート
30はボデー1に対して横向きの姿勢に保持され、ドア
開口部3の下縁に形成されたステップ6との干渉を避け
た乗員が乗り込み易い位置に配置されている。
は、シート30がドア開口部3から室外に搬出された状
態では、図18、図21及び図22に示すように、アー
ム27の先端がドア開口部3から外に突出し、スイング
制御リンク53がフロア5上面に倒伏する如く水平状態
に回動され、平行リンク機構48におけるL形リンク4
9の水平部側が室外に突出されている。従って、シート
30はボデー1に対して横向きの姿勢に保持され、ドア
開口部3の下縁に形成されたステップ6との干渉を避け
た乗員が乗り込み易い位置に配置されている。
【0037】この状態で、シート30を室内に搬入する
ときは、まずランナー20を支柱11に沿って上昇端ま
で上昇させる。この上昇により、シート支持アーム27
及びシート30が上昇するが、この上昇に伴いスイング
制御リンク53は支柱11のブラケット54との連結点
を中心に上方へ揺動するため、このスイング制御リンク
53先端に連結されたL形リンク49が室内側に引き込
まれる。即ち、シート30は図19及び図21、図22
に二点鎖線で示す如くドア開口部のほぼ中程まで搬入さ
れる。
ときは、まずランナー20を支柱11に沿って上昇端ま
で上昇させる。この上昇により、シート支持アーム27
及びシート30が上昇するが、この上昇に伴いスイング
制御リンク53は支柱11のブラケット54との連結点
を中心に上方へ揺動するため、このスイング制御リンク
53先端に連結されたL形リンク49が室内側に引き込
まれる。即ち、シート30は図19及び図21、図22
に二点鎖線で示す如くドア開口部のほぼ中程まで搬入さ
れる。
【0038】この状態で、支柱11を回動すれば、シー
ト30は図20及び図21、図22に一点鎖線で示す如
くシート支持アーム27を介して約90度水平回動され
て室内に搬入され、前向きの姿勢となる。その後、シー
ト30をフロア上面に着床するまで下降すれば、図示省
略のシートロックが作動し、シート30は図17に示す
如く固定される。なお、シート30の室外への搬出は上
記搬入時の逆操作を行うことでなされる。即ち、シート
ロックを解除してランナー20を上昇してから、シート
支持アーム27をドア開口部3側に約90度水平回動
し、その後ランナー20を支柱11に沿って下降端まで
下降すれば、シート30はその下降に伴い平行リンク機
構48を介して室外方向に変位され、前述した室外の乗
降位置に搬出されることになる。
ト30は図20及び図21、図22に一点鎖線で示す如
くシート支持アーム27を介して約90度水平回動され
て室内に搬入され、前向きの姿勢となる。その後、シー
ト30をフロア上面に着床するまで下降すれば、図示省
略のシートロックが作動し、シート30は図17に示す
如く固定される。なお、シート30の室外への搬出は上
記搬入時の逆操作を行うことでなされる。即ち、シート
ロックを解除してランナー20を上昇してから、シート
支持アーム27をドア開口部3側に約90度水平回動
し、その後ランナー20を支柱11に沿って下降端まで
下降すれば、シート30はその下降に伴い平行リンク機
構48を介して室外方向に変位され、前述した室外の乗
降位置に搬出されることになる。
【0039】このように、実施例2によるときは、シー
ト支持アーム27の水平動作と、ランナー20の昇降動
作と、該昇降に連動して行われる平行リンク機構48を
介してのスイング動作との組み合わせにより、シート3
0の前後方向の変位を極力抑えつつ横方向には搬出入に
必要な大きな変位量を得ることが可能となる。
ト支持アーム27の水平動作と、ランナー20の昇降動
作と、該昇降に連動して行われる平行リンク機構48を
介してのスイング動作との組み合わせにより、シート3
0の前後方向の変位を極力抑えつつ横方向には搬出入に
必要な大きな変位量を得ることが可能となる。
【0040】そのため、シート30を限られたスペース
のドア開口部3から容易に出入させることができ、そし
て、室外にあっては乗員が乗降し易い好適な位置に、ま
た室内にあってはレイアウト上好適なボデー内側面に接
近した位置にそれぞれ配置することが可能となる。とく
に、実施例2によるときは、前述の実施例1において必
要なシート30のシート支持アーム27に対する手動に
よる水平回動動作が不要となり、操作性が向上される。
即ち、昇降操作と水平回動操作とを行うだけで済むた
め、操作手順が簡便化される。
のドア開口部3から容易に出入させることができ、そし
て、室外にあっては乗員が乗降し易い好適な位置に、ま
た室内にあってはレイアウト上好適なボデー内側面に接
近した位置にそれぞれ配置することが可能となる。とく
に、実施例2によるときは、前述の実施例1において必
要なシート30のシート支持アーム27に対する手動に
よる水平回動動作が不要となり、操作性が向上される。
即ち、昇降操作と水平回動操作とを行うだけで済むた
め、操作手順が簡便化される。
【0041】なお、本発明は図示の実施例に限定される
ものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の変
更が可能であり、例示すれば下記のとおりである。 (1)支柱11を固定構造とした上で、ランナー20を
支柱11に対して昇降及び回動ができる構成に変更した
り、昇降するランナー20に対してシート支持アーム2
7を回動する構成にしてもよい。その場合、ランナー2
0又はシート支持アーム27を回動させるアーム回動装
置15は、ランナー20に設置する構成に変更すればよ
い。(2) シート昇降装置の設置部位は、スライドドア2に
よって開閉されるドア開口部3に限らず、スイングドア
或いは跳ね上げドアによって開閉されるドア開口部であ
ってもよい。
ものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の変
更が可能であり、例示すれば下記のとおりである。 (1)支柱11を固定構造とした上で、ランナー20を
支柱11に対して昇降及び回動ができる構成に変更した
り、昇降するランナー20に対してシート支持アーム2
7を回動する構成にしてもよい。その場合、ランナー2
0又はシート支持アーム27を回動させるアーム回動装
置15は、ランナー20に設置する構成に変更すればよ
い。(2) シート昇降装置の設置部位は、スライドドア2に
よって開閉されるドア開口部3に限らず、スイングドア
或いは跳ね上げドアによって開閉されるドア開口部であ
ってもよい。
【0042】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
自動車用シート昇降装置において、シートを限られたス
ペースのドア開口部からその開口縁に干渉させずに通り
抜けることができ、しかも搬出入されるシートを乗員が
乗降し易い室外位置、室内空間の有効利用を図る上で好
適な室内位置にそれぞれ配置することが可能となる。ま
た、シートを搬出入させるための駆動機構部をシート側
面に配置し、かつ簡素化してあるため、シート背面部に
関するスルー性が向上されるとともに、室内スペースの
有効利用が可能となる。
自動車用シート昇降装置において、シートを限られたス
ペースのドア開口部からその開口縁に干渉させずに通り
抜けることができ、しかも搬出入されるシートを乗員が
乗降し易い室外位置、室内空間の有効利用を図る上で好
適な室内位置にそれぞれ配置することが可能となる。ま
た、シートを搬出入させるための駆動機構部をシート側
面に配置し、かつ簡素化してあるため、シート背面部に
関するスルー性が向上されるとともに、室内スペースの
有効利用が可能となる。
【図1】実施例1に係るシート昇降装置を室外からみた
斜視図である。
斜視図である。
【図2】支柱とアーム昇降装置を示す側面図である。
【図3】アーム回動装置を示す平面図である。
【図4】シート位置決め装置の斜視図である。
【図5】シート位置決め装置のアームへの装着状態を示
す側面図である。
す側面図である。
【図6】シート位置決め装置の動作態様を示す平面図で
ある。
ある。
【図7】シートが室外に搬出された態様を示す斜視図で
ある。
ある。
【図8】シートの搬入途中状態を示す斜視図である。
【図9】シートが室内に搬入された態様を示す斜視図で
ある。
ある。
【図10】シート搬出入の一連の動作態様を示す平面図
である。
である。
【図11】本発明に関する参考技術のシート昇降装置を
室外からみた斜視図である。
室外からみた斜視図である。
【図12】シートが室外に搬出された態様を示す斜視図
である。
である。
【図13】シート上昇状態を示す斜視図である。
【図14】シート搬入途中を示す斜視図である。
【図15】シートが室内に搬入された態様を示す斜視図
である。
である。
【図16】シート搬出入の一連の動作態様を示す平面図
である。
である。
【図17】実施例2に係るシート昇降装置を室外から見
た側面図である。
た側面図である。
【図18】シートが室外に搬出された態様を示す斜視図
である。
である。
【図19】シートの搬入途中状態を示す斜視図である。
【図20】シートが室内に搬入された態様を示す斜視図
である。
である。
【図21】シート搬出入の一連の動作態様を示す概略平
面図である。
面図である。
【図22】シート搬出入の一連の動作態様を示す概略側
面図である。
面図である。
【図23】従来の自動車用シート昇降装置を示す斜視図
である。
である。
【図24】従来の自動車用リフト装置を示す斜視図であ
る。
る。
1…ボデー 3…ドア開口部 11…支柱 15…アーム回動装置 20…ランナー 21…アーム昇降装置 27…第1支持アーム 28…第2支持アーム 30…シート 33…シート位置決め装置 41…シートロック 48… 平行リンク機構 53…スイング制御リンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−295660(JP,A) 特開 平4−321444(JP,A) 特開 昭60−92757(JP,A) 実開 平4−94395(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61G 3/00 B60N 2/00 - 2/32 B60P 1/00 - 1/46 B60P 3/00
Claims (3)
- 【請求項1】 ドア開口部より乗員を乗降させるための
自動車用シート昇降装置であって、前記ドア開口部付近
に立設された支柱と、該支柱に昇降可能に取付けられて
シートが通常使用状態のときに車両前後方向に略水平状
に延在する第1シート支持アームと、該第1シート支持
アームを昇降させるアーム昇降装置と、前記第1シート
支持アームを前記支柱と一体又は別体に水平回動させて
前記ドア開口部から出入させるアーム回動装置と、前記
第1シート支持アームの先端に水平回動可能に取付けら
れ、シートが通常使用状態のときに前記第1シート支持
アームに対して折り畳まれる第2シート支持アームと、
該第2シート支持アームにて側面を支持されたシートと
を備えた自動車用シート昇降装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の自動車用シート昇降装
置であって、前記第2シート支持アームを、第1シート
支持アームに対して折り畳まれた位置及び第1シート支
持アームに対して展開された位置に保持することが可能
なシート位置決め装置を備えている自動車用シート昇降
装置。 - 【請求項3】 ドア開口部より乗員を乗降させるための
自動車用シート昇降装置であって、前記ドア開口部付近
に立設された支柱と、該支柱に昇降可能に取付けられて
略水平状に延在するシート支持アームと、該シート支持
アームを昇降させるアーム昇降装置と、前記シート支持
アームを前記支柱と一体又は別体に水平回動させて前記
ドア開口部から出入させるアーム回動装置と、前記シー
ト支持アームに取付けられるとともにシートの側面部を
支持して該シートを前記シート支持アームの延在方向に
沿って水平方向に移動させる平行リンクと、前記シート
支持アームの昇降動作に連動して前記平行リンクを作動
させる連動手段とを備えた自動車用シート昇降装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06296837A JP3127743B2 (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | 自動車用シート昇降装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06296837A JP3127743B2 (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | 自動車用シート昇降装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08150175A JPH08150175A (ja) | 1996-06-11 |
JP3127743B2 true JP3127743B2 (ja) | 2001-01-29 |
Family
ID=17838805
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06296837A Expired - Fee Related JP3127743B2 (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | 自動車用シート昇降装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3127743B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4571825B2 (ja) | 2004-06-11 | 2010-10-27 | 本田技研工業株式会社 | 車両用可動座席 |
JP4746067B2 (ja) * | 2008-03-21 | 2011-08-10 | 関東自動車工業株式会社 | 自動車用乗降補助装置 |
JP7107871B2 (ja) * | 2019-02-28 | 2022-07-27 | 本田技研工業株式会社 | 搬送装置 |
-
1994
- 1994-11-30 JP JP06296837A patent/JP3127743B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08150175A (ja) | 1996-06-11 |
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