JP3127904B2 - 車両用リフトアップシート - Google Patents

車両用リフトアップシート

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JP3127904B2
JP3127904B2 JP10298789A JP29878998A JP3127904B2 JP 3127904 B2 JP3127904 B2 JP 3127904B2 JP 10298789 A JP10298789 A JP 10298789A JP 29878998 A JP29878998 A JP 29878998A JP 3127904 B2 JP3127904 B2 JP 3127904B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば身障者や
老人等(以下、単に「着座者」という)が車両への乗り
降りを楽に行うことができる車両用リフトアップシート
に関する。
【0002】
【従来の技術】本願出願人は、シート本体と折り畳み可
能な前後の車輪を有するシート装置と、車両室内に設置
され、該シート装置を連結して前記シート本体の着座姿
勢を保持しつつ該シート装置を車両室内と車両室外との
間で移動するためのリフトアップ装置を備え、該リフト
アップ装置により前記シート装置を車両室内に移動して
該シート装置を車両室内用のシートとして使用可能、か
つ前記リフトアップ装置により前記シート装置を車両室
外に移動した後、前記リフトアップ装置から切り離して
当該シート装置を車椅子として単独で使用可能な構成と
した車両用リフトアップシートを発明した。
【0003】この車両用リフトアップシートによれば、
着座者はシート装置に着座したまま車両に乗り込むこと
ができ、又車両室内に着座したまま室外に出た後、当該
シート装置をリフトアップ装置から切り離して通常の車
椅子として使用することができるので、着座者は車室内
用のシートと車椅子との間の乗り移り動作を全く行う必
要がなく、従って着座者及びその介護者の負担を大幅に
低減することができた。また、この車両用リフトアップ
シートによれば、シート装置の前後輪はシート本体の下
面に沿って折り畳み可能となっているため、着座者がシ
ート装置に着座したまま該シート装置ごと車室内に乗り
込む際に、この前後輪をシート本体の下面に沿って折り
畳んでおくことにより着座者は車室内において同乗者と
ほぼ同じ高さに着座することができ、これにより着座者
は特別の感情(例えば、特別扱いを受けているといった
疎外感)を抱くことなく着座することができた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
車両用リフトアップシートにもさらに改良を加えるべき
点があった。すなわち、シート装置の前後の車輪を折り
畳むには介護者の手動操作を必要とする構成となってい
たため、この点で手間が掛かるという問題があった。本
発明はこの問題に鑑みなされたもので、シート装置の前
後の車輪を手動操作によることなく折り畳むことのでき
る車両用リフトアップシートを提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の車両用リフトアップシートは、シート本体と、該シー
ト本体に着座者が着座したままで折り畳み可能な前後の
車輪を有するシート装置と、車両室内に設置され、該シ
ート装置を連結して前記シート本体の着座姿勢を保持し
つつ該シート装置を車両室内と車両室外との間で移動す
るためのリフトアップ装置を備え、前記シート装置は、
車両室内に移動して車両室内用のシートとして使用可
能、かつ車両室外に移動し、前記リフトアップ装置から
切り離して車椅子として単独で使用可能な構成とした車
両用リフトアップシートであって、前記シート装置の車
輪を前後連動して折り畳むための連動機構を備え、該連
動機構は、シートフレームに上下に回転可能に支持した
前輪ステーと後輪ステーと、前記シートフレームに移動
可能に支持されて駆動装置により移動する移動枠と、該
移動枠と前記前輪ステーを連結する前輪リンクアーム
と、前記移動枠と前記後輪ステーを連結する後輪リンク
アームを備えた構成とした。
【0006】この車両用リフトアップシートによれば、
連動機構において、駆動装置により移動枠が移動する
と、前輪リンクアームを介して前輪ステーが上方または
下方に回転し、かつ後輪リンクアームを介して後輪ステ
ーが上記前輪ステーに連動して上方または下方に回転
し、これにより前後の車輪が連動して上方へ折り畳ま
れ、または下方へ取り出される。 このように連動機構に
より前後の車輪の折り畳み動作は駆動装置によりなさ
れ、かつ前後連動してなされるので、手動操作により直
接車輪を折り畳む操作は不要であり、かつ各車輪につい
て折り畳み操作をする必要がなく、このことから着座者
及び介護者の負担を軽減でき、当該車両用リフトアップ
シートの使い勝手を一層よくすることができる。
【0007】請求項記載の車両用リフトアップシート
は、請求項記載の車両用リフトアップシートであっ
て、駆動装置は、電動モータと、該電動モータにより回
転するねじ軸と、移動枠に取り付けられて該ねじ軸に噛
み合うナットを備え、前記ねじ軸の回転により前記移動
枠を移動させる構成とした。この車両用リフトアップシ
ートによれば、駆動装置が電動式であるので電源を供給
すれば機能させることができ、従って、車両用として好
適に用いることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図1
〜図12に基づいて説明する。図1及び図2は、本実施
形態に係る車両用リフトアップシート1の全体を示して
いる。この車両用リフトアップシート1は、シート装置
10と、車両室内に設置されてこのシート装置10を車
両室内と車両室外との間で移動させるためのリフトアッ
プ装置50を備えている。リフトアップ装置50にシー
ト装置10を連結して当該リフトアップ装置50を作動
させることにより、シート装置10を着座姿勢を保持し
つつ車室内から車室外へ、逆に車室外から車室内に移動
させることができる。車室内に移動させることにより当
該シート装置10は通常の車両用シートとして使用され
る一方、車室外に移動してリフトアップ装置50から切
り離すことにより車椅子として単独で使用することがで
きる。
【0009】先ず、シート装置10は、シート本体11
と折り畳み可能な前後の車輪60,60,70,70を
備えている。シート本体11は、シートクッション11
aと、シートバック11bを有し、シートフレーム20
に載置した状態で固定されている。図3はシート装置1
0のうちシート本体11を除いた状態を示している。シ
ートフレーム20に、上記前輪60,60及び後輪7
0,70が連動機構35を介して折り畳み可能に取り付
けられている。すなわち、シートフレーム20の左右側
枠21,21の後部には、後輪ステー71,71の上端
部がそれぞれ支軸71aを介して上下に回転可能に支持
されている。この両後輪ステー71,71の下端部にそ
れぞれ後輪70が回転可能に取り付けられている。両後
輪ステー71,71は、連結ロッド72により連結され
ている。このため、両後輪ステー71,71は一体で上
下に回転する。連結ロッド72の長手方向中央には、支
軸73を介して後輪リンクアーム74の後端部が上下に
回転可能に連結されている。後輪リンクアーム74の前
端部は支軸75を介して移動枠80の長手方向中央に回
転可能に連結されている。この移動枠80については後
述する。
【0010】シートフレーム20の両側枠21,21間
には、前側から前枠23と中枠22と後ろ枠24が掛け
渡し状に取り付けられている。前枠23にはフットレス
ト支持枠100が取り付けられており、このフットレス
ト支持枠100の中央に平板形状のフットレスト101
が取り出し・収納可能に取り付けられている。フットレ
スト支持枠100の両側にはL型の支持枠102,10
2が取り付けられており、この両支持枠102,102
間には連結ロッド103が掛け渡し状に取り付けられて
いる。この連結ロッド103の両端部に、それぞれ前輪
ステー91のほぼ中央部が支軸91aを介して上下に回
転可能に取り付けられている。この両前輪ステー91,
91の下部には、それぞれ当該前輪ステー91の軸芯回
りに回転可能な二股形状の前輪ブラケット96が取り付
けられており、この前輪ブラケット96に前輪60が回
転自在に取り付けられている。従って、前輪60,60
は、前輪ステー91に対して首振り可能(前輪60の回
転軸線が水平面方向に沿って移動可能)に取り付けられ
ている。一方、両前輪ステー91,91の上端部には、
それぞれ支軸92を介して前輪リンクアーム93の前端
部が回転可能に連結されている。両前輪リンクアーム9
3の後端部は、それぞれ支軸94及びL型ブラケット9
5を介して前記移動枠80の端部に回転可能に連結され
ている。
【0011】次に、シートフレーム20の前枠23と中
枠22との間には、2本のスライドバー81,81が相
互に平行に取り付けられている。この2本のスライドバ
ー81,81を介して前記移動枠80が前後にスライド
可能に取り付けられている。この移動枠80のほぼ中央
にはナット82が取り付けられており、このナット82
にはねじ軸83が噛み合い状態で挿入されている。この
ねじ軸83の後端部は中枠22に回転可能に支持され、
前端部はギヤボックス84を経て電動モータ85に接続
されている。電動モータ85が正転又は逆転すると、ギ
ヤボックス84を経てねじ軸83が正転又は逆転し、該
ねじ軸83とナット82の噛み合い作用を通じて移動枠
80が前方に平行移動し、又は後方に平行移動する。こ
の移動枠80を平行移動させるための機構、すなわち主
として電動モータ85、ねじ軸83及びその周辺機器が
特許請求範囲に記載した駆動装置を構成する。
【0012】この駆動装置86によれば、電動モータ8
5を正転させて移動枠80を前方に平行移動させると、
前輪リンクアーム93,93が前方に移動するので、両
前輪ステー91,91がそれぞれ支軸91aを中心にし
て図示時計回り方向(前輪60を後方へ移動させる方
向)に回動し、これにより両前輪60,60が後方へ折
り畳まれる。一方、電動モータ85が正転して移動枠8
0が前方に平行移動すると、後輪リンクアーム74が同
じく前方に移動するので、連結ロッド72が前方に移動
し、従って両後輪ステー71,71が図示反時計回り方
向に回動して両後輪70,70が前方に折り畳まれる。
以下、電動モータ85を正転させた場合における移動枠
80の移動方向(前方)、前輪リンクアーム93,93
の移動方向(前方)、前輪ステー91,91の回動方向
(図3において時計回り方向)、後輪リンクアーム74
の移動方向(前方)、後輪ステー71の回動方向(図3
において反時計回り方向)をそれぞれ「折り畳み方向」
ともいう。
【0013】逆に、電動モータ85が逆転すると、移動
枠80が後方へ平行移動するので、前輪リンクアーム9
3,93が後方へ移動して両前輪ステー91,91が支
軸91a,91aを中心にして図示反時計回り方向に回
動し、これにより両前輪60,60が折り畳み位置から
下方へ取り出される。又、移動枠80が後方へ平行移動
すると、後輪リンクアーム74が後方へ移動するため両
後輪アーム71,71がそれぞれ支軸71aを中心にし
て図示時計回り方向に回動し、これにより両後輪70,
70が折り畳み位置から下方へ取り出される。以下、電
動モータ85が逆転した場合における各部の移動方向又
は回動方向を「取り出し方向」ともいう。このように、
駆動装置86により移動枠80が移動すると、連動機構
35により前輪60,60及び後輪70,70が連動し
て上方へ折り畳まれ、又は下方へ取り出される。図4に
は、取り出し位置における前輪60,60及び後輪7
0,70が実線で示され、該前輪60,60及び後輪7
0,70が折り畳まれる様子が二点鎖線で示されてい
る。
【0014】次に、前輪60,60が折り畳まれる際に
は、その姿勢が縦姿勢から強制的に横姿勢に変更され
る。前記したように前輪60を回転支持する前輪ブラケ
ット96,96は、前輪ステー91に対して該前輪ステ
ー91の軸芯回りに回転可能に支持され、これにより前
輪60,60は前輪ステー91の軸芯すなわちキャスタ
軸Cを中心にして左右に首振り可能に支持されている。
一方、図3に示すように両後輪ステー71,71には、
それぞれ支持板76を介して姿勢規制ガイド77が取り
付けられている。この姿勢規制ガイド77は、棒状のガ
イド本体77aを2本の支持柱77b,77cを介して
上記支持板76に固定した構成となっている。図3にお
いて、下側の支持柱77cの方が上側の支持柱77bよ
りも短くなっているためガイド本体77aは上側に至る
ほど幅方向内側に傾斜している。又、ガイド本体77a
の中央には、カラー77dが回転可能に装着されてい
る。なお、このカラー77dは軸方向へは位置ズレしな
いようになっている。
【0015】このように構成した姿勢規制ガイド77,
77によれば、前輪60,60及び後輪70,70が折
り畳まれる際に、姿勢規制ガイド77,77のカラー7
7d,77dがそれぞれ前輪60の縁部に当接する。カ
ラー77d,77dが当接する位置は前輪60の縁部で
あって、キャスタ軸Cから変位した位置になるよう設定
されている。この当接状態で後輪ステー71が前輪ステ
ー91,91よりも速い速度で上方へ回動することによ
り前輪60の姿勢が縦姿勢から徐々に横姿勢に変更され
る。なお、前輪60の縦姿勢とは、該前輪60の折り畳
み動作途中においてその回転軸線(車軸)を水平方向
(地面に対して平行)に沿わせた姿勢をいい、横姿勢と
は前輪60の折り畳み動作完了時点でその回転軸線を垂
直方向(地面に対して直交する方向)に沿わせた姿勢を
いう。このように、前輪60,60が収納されると、そ
の姿勢が横姿勢に変更されるので、その分だけ下方への
張り出し寸法を小さくすることができ、これにより当該
シート装置10の車室内における収容高さを低くするこ
とができので、着座者の特別の意識(特別扱いを受けて
いるという疎外感等)を緩和することができる。
【0016】次に、図1に示すように左右の両カバー体
30,30には、それぞれシートバック11bの側部に
沿った立ち上がり部30bが設けられており、この立ち
上がり部30bの内部には、当該シート装置10をリフ
トアップ装置50に連結するための連結部40が設けら
れている。この連結部40の詳細が図9及び図10に示
されている。この両連結部40,40は左右対称に構成
されているので、図9及び図10に示すように着座者か
ら見て左側の連結部40について説明する。シートフレ
ーム20の左側の側枠21の後部には、略L字状の第1
側板41が立ち上げ状に固定されており、この第1側板
41の上部には第2側板42が一定の間隔をおいて平行
に固定されている。両側板41,42間の前端縁は上前
板43と下前板44により閉塞されている。上前板43
の上部は逆U字状に折り曲げられて、当該連結部40の
上部に、連結した連結板56の上部56cを抱え込み状
に保持するための引き掛け凹部40aが形成されてい
る。
【0017】両側板41,42及び上下の前板43,4
4により後方及び下方に開放する略箱体形状の連結部4
0が形成されており、この後部及び下部の開口部を経て
リフトアップ装置50の連結板56が嵌め込まれる。図
示するように第2側板42の後端縁には、ほぼ一定の幅
で外側に折り曲げられたガイド縁42aが形成されてお
り、このガイド縁42aは当該連結部40にリフトアッ
プ装置50の連結板56を嵌め込む際の案内板として機
能する。このように設けた左右一対の連結部40,40
に、それぞれリフトアップ装置50の連結板56,56
が嵌め込まれることにより、当該シート装置10がリフ
トアップ装置50に連結される。なお、両側板41,4
2間の上部にはロックバー45が掛け渡し状に固定され
ており、このロックバー45がリフトアップ装置50の
連結板56に係合することにより、該連結板56の連結
部40への連結状態がロックされるようになっている。
この点についての詳細は後述する。
【0018】次に、車室内に設置したリフトアップ装置
50について説明する。このリフトアップ装置50は、
図12に示すように車両室内のフロアFに設置したスラ
イドレール51,51を介して車両前後方向に移動可能
なメインベース52と、このメインベース52上に取り
付けた回転盤53と、該回転盤53上に取り付けたスイ
ングベース54と、該スイングベース54の両側部に取
り付けた左右一対の四節リンク機構55,55を備えて
いる。本実施形態においてメインベース52を前後方向
へ移動させるための特別の駆動手段は備えておらず、従
って当該移動動作は手動操作によりなされる。メインベ
ース52の車両前後方向の位置は、図示省略したスライ
ドロック機構により任意の位置でロックできるようにな
っている。なお、メインベース52のスライド動作を例
えばモータとラック・ピニオンを組み合わせた駆動機構
により行う電動式としてもよい。
【0019】回転盤53は内輪53aと外輪53bを相
互に回転自在に組み付けたもので、外輪53bがメイン
ベース52上に固定され、内輪53aがスイングベース
54の下面に固定されている。この回転盤53によりス
イングベース54が車両前方向きと車両側方向き(ドア
開口部D側、図1及び図2参照)との間で約90度回転
可能に支持されている。このスイングベース54は車両
前方向きと車両側方向きの2位置において、図示省略し
た回転ロック機構により位置保持されるようになってい
る。又、図示は省略したがスイングベース54と車両フ
ロアFとの間には、該スイングベース54の回転と車両
前後方向へのスライド動作を連動させるための連動機構
が介装されている。この連動機構は、スイングベース5
4の下面に取り付けた円弧形状のピニオンギヤと、メイ
ンベース52に回転可能に支持されてこのピニオンギヤ
に噛み合う中間ギヤと、車両室内側のスライドレール5
1に沿ってフロアF上に取り付けられて、該中間ギヤに
噛み合うラックを備えている。
【0020】次に、両四節リンク機構55,55はそれ
ぞれ2本のリンクアーム55a,55bを備え、前側の
両リンクアーム55a,55aの下端部はスイングベー
ス54の側壁部54cに設けた支軸55d,55dを介
して上下に回転可能に連結されている。一方、後ろ側の
両リンクアーム55b,55bの下端部間は前記側壁部
54cに対して回動する1本の連結軸57により一体に
連結されており、又この連結軸57を介して両リンクア
ーム55b,55bがスイングベース54に対して上下
に回動可能に連結されている。上記連結軸57に、両四
節リンク機構55,55を室外側に振り出し動作させる
ための駆動源としての電動シリンダ90が連結されてい
る。
【0021】両四節リンク機構55,55の先端に、そ
れぞれ前記した連結板56が取り付けられている。この
両連結板56,56に対して前後のリンクアーム55
a,55bの上端部は支軸56a,56bを介して回動
可能に連結されている。両連結板56,56は、図10
に示すようにそれぞれ前記シート装置10の連結部40
にほぼ隙間なく嵌め込み可能な略平板形状を有してい
る。この連結板56の上部56cが、連結部40の引き
掛け凹部40a内に嵌め込まれると、当該上部56cの
外れ方向(図10において右方)への変位が規制され
る。両連結板56,56の下部にはそれぞれロック爪5
8が設けられており、このロック爪58が連結部40の
下前板44に対して下側から引き掛けられることによっ
ても当該連結板56の後方への変位が規制される。
【0022】又、両連結板56,56の前側にはロック
凹部56dが切り込み状に形成されている。一方、図9
及び図10に示すように四節リンク機構50の後ろ側の
リンクアーム55b,55bの支軸56b寄りの位置に
は、それぞれブロック55cが取り付けられている。図
10に示すように連結板56,56をそれぞれ連結部4
0に連結すると、上記ロック凹部56dに連結部40の
ロックバー45が嵌まり込み、これによっても連結板5
6の後方への変位が規制される。しかも、当該リフトア
ップ装置50の作動によりシート装置10を室内に移動
すると、図示するように前後のリンクアーム55a,5
5bがほぼ直立状態に位置するため、上記ブロック55
cがロックバー45の上側に張り出し、これによりロッ
ク凹部56dからのロックバー45の相対移動が禁止さ
れ、ひいては車室内における当該シート装置10に対す
るリフトアップ装置50の連結状態が確実に維持され
る。両連結板56,56の両側面には、それぞれ所定の
板厚を有する摺動板56e,56eが貼り付けられてい
る。この摺動板56e,56eにより連結板56,56
は、連結部40に対して板厚方向にガタツキなく、かつ
面方向には滑らかに移動可能に嵌め込まれるようになっ
ている。
【0023】次に、上記両連結板56,56の下端部間
は、受け枠59により連結されている。シート装置10
がリフトアップ装置50に連結された状態では、この受
け枠59が、シート装置10のシートフレーム20の後
ろ枠24に対して下側からほぼ重ね合わせ状に位置す
る。図11に示すように上記後ろ枠24の左右側枠2
1,21寄りの2カ所には、リフトアップ装置50に対
する位置決め用の位置決めピン105が下方へ突き出し
状に取り付けられている。これに対して受け枠59には
位置決め孔59a,59aが形成されており、両位置決
め孔59a,59aにそれぞれ位置決めピン105が挿
入されることにより、シート装置10に対するリフトア
ップ装置50の位置決めがなされる。
【0024】又、シートフレーム20の後ろ枠24に
は、電源コネクタ(いわゆるジャンクションコネクタ)
110のオス側110aが取り付けられている。これに
対して、受け枠59には上記電源コネクタ110のメス
側110bが取り付けられている。このため、シート装
置10がリフトアップ装置50に連結されると、シート
フレーム20の後ろ枠24が受け枠59にほぼ重ね合わ
せ状に位置決めされるとともに、電源コネクタ110の
オス側110aがメス側110bに連結されて、シート
装置10とリフトアップ装置50との間が電気的にも接
続される。電源コネクタ110のオス側110aは前記
駆動装置86の電動モータ85に接続されている。従っ
て、電源コネクタ110のオス側110aとメス側11
0bが接続されると、駆動装置86の電動モータ85に
電源が供給され、これにより前輪60,60及び後輪7
0,70を折り畳み可能、又は取り出し可能となる。
【0025】以上のように構成したリフトアップ装置5
0は以下のようにして前記シート装置10に対して連結
又は切り離しされる。なお、以下の操作がなされる間、
着座者はシート装置10に着座したままでよく、着座し
たままで車室外から車両室内の所定位置に移動でき、逆
に車室内から車室外に移動できる。先ず、車室外に位置
するシート装置10をリフトアップ装置50に連結する
場合の操作について説明する。図1はシート装置10を
リフトアップ装置50から切り離した状態を示してい
る。リフトアップ装置50の両四節リンク機構55,5
5は図示するように振り出し側に傾動した状態となって
いる。一方、シート装置10においては、前輪60,6
0及び後輪70,70が下方に取り出されて、当該シー
ト装置10は単独で使用可能すなわち通常の車椅子とし
て路上を移動するために使用することができる状態とな
っている。
【0026】このような状態からシート装置10をリフ
トアップ装置50に連結するためには、シート装置10
を後ろ向きでリフトアップ装置50に接近させて、シー
トフレーム20の後ろ枠24の下方に受け枠59が位置
する状態とする。然る後、リフトアップ装置50の電動
シリンダ90を起立側に起動して両四節リンク機構5
5,55をわずかに起立方向に移動させることにより、
両連結板56,56及び受け枠59を一体で上昇させ、
これにより受け枠59をシートフレーム20の後ろ枠2
4に対して下方から重ね合わせる。その過程で、位置決
めピン105,105が位置決め孔59a,59aに挿
入されることにより、リフトアップ装置50がシート装
置10に対して位置決めされ、また電源コネクタ110
のオス側110aがメス側110bに接続されて、駆動
装置86に電源が供給される。
【0027】又、両連結板56,56が上昇することに
より、該連結板56,56がシート装置10の連結部4
0,40内に嵌め込まれる。両連結板56,56の上端
部56c,56cがそれぞれ連結部40の引き掛け凹部
40aにはまり込むと、両連結板56,56のロック爪
58,58がそれぞれ連結部40の下前板44の下縁に
下方から引き掛けられるとともに、連結板56のロック
凹部56d内にロックピン45がはまり込む。この段階
で、両連結板56,56が、それぞれシート装置10の
連結部40に対して左右方向及び後方へ相対移動不能に
連結される。
【0028】こうしてリフトアップ装置50の四節リン
ク機構55,55を起立側(室内側)に移動させつつ両
連結板56,56を連結部40,40に連結し、その後
引き続き電動シリンダ90を逆転させて四節リンク機構
55,55を起立側に移動させることにより、シート装
置10を地面から浮き上がらせることができる。この段
階で一旦リフトアップ装置50を停止させる。こうして
シート装置10を地面から浮き上がらせた状態とするこ
とにより以下説明するように前輪60,60及び後輪7
0,70を折り畳むことができる。前輪60,60及び
後輪70,70が折り畳まれる様子が図4に示されてい
る。
【0029】前輪60,60及び後輪70,70を折り
畳むには、駆動装置86の電動モータ85を正転側に起
動させればよい。なお、この段階で駆動装置86の電動
モータ85には電源コネクタ110を経て電源が供給さ
れている。電動モータ85が正転側に起動すると移動枠
80が折り畳み側に平行移動するため、両前輪リンクア
ーム93,93と後リンクアーム74が折り畳み方向
(前方、図4において左方)に移動する。両前輪リンク
アーム93,93が折り畳み方向に移動すると両前輪ス
テー91,91がそれぞれ支軸91aを中心にして折り
畳み方向(図4において反時計回り方向)に回動し、こ
れにより両前輪60,60が折り畳み方向に移動する。
一方、これと同時に両後輪ステー71,71がそれぞれ
支軸71aを中心にして折り畳み方向(図4において時
計回り方向)に回転し、これにより両後輪70,70が
折り畳み方向に移動する。
【0030】前輪60,60及び後輪70,70の折り
畳み動作の最終段階では、前記したように両前輪60,
60の姿勢が縦姿勢から横姿勢に強制的に変更される。
この様子が、図5〜図8に示されている。図5及び図6
に示すように折り畳み途中の前輪60,60と後輪7
0,70が接近すると、両前輪60,60の縁部にそれ
ぞれ姿勢規制ガイド77のカラー77dが当接する。こ
の当接状態のまま後輪ステー71,71がさらに折り畳
み方向に回動することにより、前輪60のブラケット9
6が前輪ステー91に対して回転し、これにより両前輪
60,60がガイド本体77aに乗り上がるようにして
横姿勢になる。横姿勢になった状態が図7及び図8に示
されている。
【0031】こうして両前輪60,60の姿勢が縦姿勢
から横姿勢に変更されると、当該前輪60,60及び後
輪70,70の折り畳みが完了する。なお、移動枠80
のスライド前端位置及び後端位置はセンサ(リミットス
イッチ)により検知される。移動枠80がスライド前端
位置に至って前輪60,60及び後輪70,70の折り
畳みが完了すると、該移動枠80のスライド前端位置が
センサにより検知され、該センサの出力信号に基づいて
電動モータ85が停止する。逆に、移動枠80が後端位
置に至って前輪60,60及び後輪70,70が取り出
されると、該移動枠80の後端位置がセンサにより検知
され、これに基づいて電動モータ85が自動的に停止す
る。
【0032】こうして前輪60,60及び後輪70,7
0の折り畳みが完了した後、再度リフトアップ装置50
を車室内側に作動させることにより、シート装置10を
車室内に収容することができる。両四節リンク機構5
5,55が起立位置に移動してシート装置10がほぼス
イングベース54上に位置する状態になった段階で、電
動シリンダ90が停止して当該リフトアップ装置50が
停止する。なお、この段階で両四節リンク機構55,5
5は図示省略したスイングロック機構により起立位置に
ロックされ、従ってシート装置10がスイングベース5
4の上方に位置保持される。
【0033】又、シート装置10がスイングベース54
上に位置して両四節リンク機構55,55の後ろ側のリ
ンクアーム55b、55bがほぼ直立状態になると、図
10に示すようにブロック55cがロックバー45の上
方に張り出す状態となり、これによりシート装置10の
リフトアップ装置10に対する連結状態がロックされて
上方への移動が規制される。こうしてシート装置10を
室内に移動させた後、当該シート装置10及びスイング
ベース54を一体で手動操作により約90度回転させて
車両前方向きの着座位置に位置させる。なお、前記した
連動機構によりシート装置10は車両前方向きの位置に
回転しつつ後方へスライドして着座位置に至る。以上
で、単独で使用可能な状態のシート装置10を車室内の
着座位置に位置させるまでの一連の操作が完了する。
【0034】逆に当該シート装置10を車室内の着座位
置から車室外に移動させ、車椅子として単独で使用可能
な状態にするには上記と逆の操作をすればよい。すなわ
ち、先ず車室内においてシート装置10を手動操作によ
りドア開口部D側に回転させつつ前方へ所定距離移動さ
せる。シート装置10をドア開口部側に向けた状態で、
リフトアップ装置50の電動シリンダ90を逆転方向に
起動して両四節リンク機構55,55を室外側に作動さ
せる。これによりシート装置10を車室内から車室外に
移動させることができる。リフトアップ装置50が室外
側に作動すると、両四節リンク機構55,55のリンク
アーム55a,55bが倒れ方向に傾動するため、図1
0において二点鎖線で示すようにリンクアーム55a,
55bがそれぞれ連結板56に対して支軸56a,56
bを中心にして反時計回り方向に回転する。後ろ側のリ
ンクアーム56b,56bがそれぞれ連結板56に対し
て反時計回り方向に回転することにより、ブロック55
cがロックピン45の上方から退避し、これによりロッ
クピン45が相対的にロック凹部56dから離脱可能な
状態となる。
【0035】シート装置10を車室外に移動させて、未
だ地面に接地しない段階で、折り畳まれている前輪6
0,60及び後輪70,70を取り出す。これは、駆動
装置86の電動モータ85を逆転側に起動させればよ
い。電動モータ85を逆転させると、移動枠80が取り
出し側(図4において右方)に平行移動し、これにより
両前輪リンクアーム93,93及び後リンクアーム74
が取り出し側に移動する。両前輪リンクアーム93,9
3が取り出し側に移動すると、両前輪ステー91,91
がそれぞれ支軸91aを中心にして取り出し側(図4に
おいて時計回り方向)に回動し、これにより両前輪6
0,60が下方に取り出される。又、これとともに両後
輪ステー71,71が取り出し側(図4において反時計
回り方向)に回動して、両後輪70,70が下方へ取り
出される。
【0036】このようにして、前輪60,60及び後輪
70,70を取り出した後、リフトアップ装置50を更
に室外側に作動(四節リンク機構55,55を室外側に
傾動させる)させることにより当該シート装置10を接
地させることができる。シート装置10を接地させた
後、リフトアップ装置50を引き続き室外側に作動させ
ると、連結部40,40から連結板56,56が抜き出
される。すなわち、この段階では前記したようにブロッ
ク55cがロックピン45の上方から退避して相対的に
ロックピン45がロック凹部56dから離脱可能な状態
となっており、これによりシート装置10の連結部40
に対して連結板56が下方へ移動可能な状態となってい
る。このため、シート装置10を接地させた後、さらに
リフトアップ装置10を室外側に作動させて、両連結板
56,56を連結部40,40に対して下方へ変位させ
る。これにより、ロック爪58,58が下前板44の下
端縁から外れ、又ロックピン45がロック凹部56d内
から離脱し、さらに連結板56の上端部56cが引き掛
け凹部40aから外れる。又、両連結板56,56が連
結部40,40に対して下方に変位すると、受け枠59
がシートフレーム20の後ろ枠24から離脱し、これに
より位置決めピン105,105が位置決め孔59a,
59aから抜き出され、かつ電源コネクタ110のオス
側110aとメス側110bが切り離されて、シート装
置10に対する電源供給が遮断される。
【0037】こうして両連結板56,56が連結部4
0,40に対して下方へ変位した状態とした後、シート
装置10を前方へ移動させれば、当該シート装置10が
リフトアップ装置50から完全に切り離された状態とな
る。以後、このシート装置10を車椅子として単独で使
用することができる。一方、シート装置10を切り離し
たリフトアップ装置50は、四節リンク機構55,55
を室内側に戻す方向に作動して車室内に収容される。
【0038】以上のように構成した車両用リフトアップ
シート1のシート装置10における前後の車輪60,6
0,70,70の折り畳み構造によれば、該前後の車輪
60,60,70,70の折り畳みが駆動装置86の電
動モータ85を駆動源としてなされるので、着座者ある
いはその介護者が手動により折り畳み操作或いは取り出
し操作をする必要がなく、従って着座者あるいはその介
護者の手間を従来よりも軽減することができる。又、着
座者自身が当該シート装置10に着座したままで前後の
車輪60,60,70,70を折り畳むことができるの
で、この点でも介護者の負担を軽減することができる。
【0039】以上説明した実施形態には、種々変更を加
えることができる。例えば、ねじ軸83の回転及び該ね
じ軸83とナット82の噛み合い作用を経て移動枠80
を前後に移動させる構成を例示したが、移動枠80を移
動させるための機構はその他の構成に変更してもよい。
例えば、移動枠80にラックを取り付け、このラックに
噛み合わせたピニオンギヤを電動モータにより回転させ
ることにより移動枠80を前後に移動させる構成として
もよい。
【0040】又、前後の車輪60,60,70,70は
必ずしも連動して折り畳まれる必要はなく、前輪折り畳
み用の電動モータ及び後輪折り畳み用の電動モータを設
定することにより前後別々に折り畳む構成としてもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る車両用リフトアップシ
ートを示す斜視図である。本図は、リフトアップ装置か
らシート装置を切り離した状態を示している。
【図2】本発明の実施形態に係る車両用リフトアップシ
ートを示す斜視図である。本図は、リフトアップ装置に
シート装置を連結した状態を示している。
【図3】シート装置の全体斜視図である。本図では、シ
ート本体の図示は省略されている。
【図4】シート装置の側面図である。本図は、前後輪が
折り畳まれる様子を示している。
【図5】前輪が姿勢変更される様子を示す側面図であ
る。本図は、姿勢規制ガイドのカラーが縦姿勢の前輪に
当接した段階を示している。
【図6】前輪が姿勢変更される様子を示す平面図であ
る。本図は、姿勢規制ガイドのカラーが縦姿勢の前輪に
当接した段階を示している。
【図7】前輪が姿勢変更される様子を示す側面図であ
る。本図は、前輪が横姿勢になった状態を示している。
【図8】前輪が姿勢変更される様子を示す平面図であ
る。本図は、前輪が横姿勢になった状態を示している。
【図9】シート装置の連結部周辺とリフトアップ装置の
連結板周辺の斜視図である。
【図10】連結部に連結板が連結された状態を示す側面
図である。
【図11】シートフレームの後ろ枠がリフトアップ装置
の受け枠に連結される状態を示す斜視図であり、電源コ
ネクタのオス側がメス側に接続される状態及び位置決め
ピンが位置決め孔に挿入される状態を示す図である。
【図12】リフトアップ装置の斜視図である。
【符号の説明】
1…車両用リフトアップシート 10…シート装置 11…シート本体 20…シートフレーム 35…連動機構 40…連結部 45…ロックバー 50…リフトアップ装置 53…回転盤 54…スイングベース 55…四節リンク機構 56…連結板、56d…ロック凹部 58…ロック爪 59…受け枠、59a…位置決め孔 60…前輪 70…後輪 71…後輪ステー 77…姿勢規制ガイド、77d…カラー 80…移動枠、83…ねじ軸 85…電動モータ 86…駆動装置 90…電動シリンダ 91…前輪ステー 105…位置決めピン 110…電源コネクタ、110a…オス側、110b…
メス側 C…キャスタ軸
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61G 3/00 A61G 5/00 - 5/04 B60P 1/00 - 1/48 B60P 3/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート本体と、該シート本体に着座者が
    着座したままで折り畳み可能な前後の車輪を有するシー
    ト装置と、車両室内に設置され、該シート装置を連結し
    て前記シート本体の着座姿勢を保持しつつ該シート装置
    を車両室内と車両室外との間で移動するためのリフトア
    ップ装置を備え、前記シート装置は、車両室内に移動し
    て車両室内用のシートとして使用可能、かつ車両室外に
    移動し、前記リフトアップ装置から切り離して車椅子と
    して単独で使用可能な構成とした車両用リフトアップシ
    ートであって、前記シート装置の車輪を前後連動して折り畳むための連
    動機構を備え、該連動機構は、シートフレームに上下に
    回転可能に支持した前輪ステーと後輪ステーと、前記シ
    ートフレームに移動可能に支持されて駆動装置により移
    動する移動枠と、該移動枠と前記前輪ステーを連結する
    前輪リンクアームと、前記移動枠と前記後輪ステーを連
    結する後輪リンクアームを備えた 車両用リフトアップシ
    ート。
  2. 【請求項2】 請求項記載の車両用リフトアップシー
    トであって、駆動装置は、電動モータと、該電動モータ
    により回転するねじ軸と、移動枠に取り付けられて該ね
    じ軸に噛み合うナットを備え、前記ねじ軸の回転により
    前記移動枠を移動させる構成とした車両用リフトアップ
    シート。
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