JP2001213204A - 車両用シートの取付構造 - Google Patents

車両用シートの取付構造

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JP2001213204A
JP2001213204A JP2000026487A JP2000026487A JP2001213204A JP 2001213204 A JP2001213204 A JP 2001213204A JP 2000026487 A JP2000026487 A JP 2000026487A JP 2000026487 A JP2000026487 A JP 2000026487A JP 2001213204 A JP2001213204 A JP 2001213204A
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wheelchair
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Kazuhiro Hibi
和宏 日比
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Abstract

(57)【要約】 【課題】車室フロアに乗車した車椅子上の身体障害者が
並列配置される左右のシートの一方に容易に乗り移りが
でき、かつ、同シートから同車椅子に容易に乗り移りが
できるようにする。 【解決手段】車室フロアに並列配置される左右のシート
の一方のシート13を車室フロアにシートトラック40
を介して前後方向へ移動可能に取付けるものであり、シ
ートトラック40として、並列する他方のシート14の
配設位置より後方へ延びる長尺のものを採用し、シート
13の最後端移動位置を並列する他方のシート14の後
方に設定した。身体障害者はシート13または車椅子A
に乗り移る際には、シート13を最後端位置に移動して
車椅子Aの側部に並列させて、乗り移り動作を容易にす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用シートの取付
構造に関し、特に、車室フロアに並列配置される左右の
シートの少なくとも一方のシートを、シートトラックを
介して車室フロアに前後方向へ移動可能に取付ける取付
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、身体障害者を車室フロアに車椅子
ごと乗車させる形式の自動車が開発されており、当該形
式の自動車では、車椅子ごと乗車した身体障害者は自力
で、または介護者の援護により車室フロアに配置されて
いる車両用シートに乗り移るようになっている。また、
当該形式の自動車においても通常の自動車と同様、図1
に示すように、運転席や助手席のごとく、右側シート1
や左側シート2が車椅子3の固定位置より前側に並列配
置されているのが一般であり、また、これらのシート
1,2の左右の間隔の幅は小さく設定されている。
【0003】このため、車椅子3ごと乗車した身体障害
者が車椅子3からこれらのシート1,2のいずれかに乗
り移ることは非常に難しく、例えば、シート1に乗り移
るに際しては、同シート1を構成するシートバック1a
を図1(b)に示すようにできるかぎる後側へ傾斜させ
た状態にし、身体障害者は先ずシートバック1a上に乗
り移り、次いでシートバック1a上からシートクッショ
ン1b上に乗り移り、最後にシートバック1aを通常の
状態に起立させる移動手段が採られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
移動手段は、身体障害者にかなり無理な姿勢を強いるこ
とになり、また、シートバック1aには過大な負荷をか
けることになって、シート1に特別な補強が必要とな
る。
【0005】したがって、本発明の目的は、身体障害者
が乗り移るべきシート1を、図1(a)の2点鎖線で示
すように、固定している車椅子3の側部に移動し得るよ
うに構成することにより、身体障害者が単なる横方向へ
の移動により無理なく、かつ、シートバック1aに過大
な負荷をかけることなく、シート1に乗り移ることがで
きるようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は車両用シートの
取付構造に関するもので、特に、車室フロアに並列配置
される左右のシートの少なくとも一方のシートを前記車
室フロアにシートトラックを介して前後方向へ移動可能
に取付ける取付構造を適用対象とするものである。
【0007】しかして、本発明に係る取付構造は上記し
た取付構造において、前記シートトラックとして、並列
する他方のシートの配設位置より後方へ延びる長尺のシ
ートトラックを採用して、当該シートの最後端移動位置
を並列する他方のシートの後方に設定したことを特徴と
するものである。
【0008】本発明に係る車両用シートの取付構造にお
いて、前記一方のシートの最後端移動位置は、前記車室
フロアに乗車して固定される車椅子と並列する位置であ
ること、前記一方のシートは身体障害者用の運転席であ
ること、前記一方のシートは前後方向の移動を電動で行
える駆動機構を備えていること等の構成とすることが好
ましい。
【0009】
【発明の作用・効果】本発明に係る車両用シートの取付
構造を採用すれば、並列する少なくとも一方のシートを
他方のシートより後方へ移動させて、他方のシートの後
方の空間部の側方に位置させることができる。このた
め、身体障害者ごと乗車させた車椅子を上記空間部に固
定すれば、当該車椅子と一方のシートとは互いに並列す
ることになり、当該車椅子上の身体障害者は横方向への
移動により、並列する一方のシート上に乗り移ることが
できる。なお、身体障害者の当該シートから一方のシー
トへの乗り移りも同様に容易にできる。
【0010】このように、車椅子から横方向へ移動する
ことによりシート上に乗り移る動作は、無理な姿勢を強
いられることなく容易であり、かつ、当該シートのシー
トバックに過大な負荷をかけることもない。身体障害者
が当該シート上に乗り移った後には、当該シートを前方
へ移動させて通常位置に位置させる。
【0011】本発明に係る車両用シートの取付構造にお
いては、一方のシートとして、身体障害者が運転可能な
自動車の運転席を構成するシートを採用することがで
き、これにより、身体障害者が自から運転できる自動車
の運転席上への移動、および、降車時の車椅子上への移
動が容易であり、特に、身体障害者が介護者の援護を要
することなく自力で運転席と車椅子間の移動を行うこと
も可能である。この場合、当該シートの前後方向の移動
を電動で行える駆動機構を備えた構成とすれば、身体障
害者は車椅子上からでも当該シート乗り移った状態で
も、スイッチ操作のみで、当該シートの前後の移動を容
易に行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて説
明する。図2および図3は、本発明に係る取付構造を採
用して取付けた車両用シートを装備した自動車を概略的
に示している。当該自動車は、身体障害者が車椅子に着
座した状態で乗降可能で、かつ、車椅子上の身体障害者
が車椅子から運転席に乗り移って運転することができる
ボックスタイプの自動車であり、車体11の前部にフロ
ントドアを、中間部にスライドドアを備えるとともに、
後部に跳ね上げ式のバックドア12を備えている。バッ
クドア12は、自動開閉装置にて開閉可能に構成されて
いるもので、車室の内外からのリモートコントロールに
より開閉される。
【0013】当該自動車においては、車室内の前側の部
位に運転席を構成する右側フロントシート13と助手席
を構成する左側フロントシート14が並列して配置され
ていて、両フロントシート13,14の後側空間部に車
椅子Aを車室フロアB上に固定するための固定装置20
が配設されている。また、固定装置20の配設部位より
後側の部位には左右のリアシート15,16が配置され
ているとともに、車椅子用のリフター30が配設されて
いる。各リアシート15,16は、車室の左右の側壁側
に折畳んで格納可能に構成されて、各リアシート15,
16を格納することにより、固定装置20の後部に車椅
子Aを乗車させるための空間部が形成される。
【0014】固定装置20は、前側の左右2本の拘束ベ
ルト21と、後側の左右2本の拘束ベルト22を備えて
おり、各拘束ベルト21,22は、車椅子Aを固定装置
20の配設位置に移動した状態で、車椅子A上の着座者
が手で持って引き上げて、車椅子Aの所定の部位に掛止
し得るようになっている。各拘束ベルト21,22を車
椅子Aの所定の部位に掛止すれば、車椅子Aは車室フロ
アB上の固定装置20の配設位置にて固定される。
【0015】リフター30は電動式のもので、プラット
ホーム31と、プラットホーム31を支持する駆動アー
ム32a,32bを備えている。当該リフター30にお
いては、非操作時には、プラットホーム31は車室フロ
アBの一部を構成していて、駆動操作により、駆動アー
ム32a,32bを回動して前進かつ下降動作させるこ
とにより、プラットホーム31を地上に接地させて、身
体障害者を車椅子Aに乗った状態で車椅子Aごとプラッ
トホーム31に移動可能とする。また、身体障害者が車
椅子Aごとプラットホーム31に移動した後には、駆動
切換操作により、駆動アーム32a,32bを回動して
上昇かつ後退させることにより、プラットホーム31を
車室内へ収容して車室フロアBと一体にし、身体障害者
を車椅子Aに乗った状態で車椅子Aごと車室内に乗車さ
せる。
【0016】当該リフター30のこれらの動作は、バッ
クドア12の跳ね上げ開放時に、車室の内外からのリモ
ートコントロールにより可能である。また、車椅子Aご
と乗車した身体障害者は車椅子Aを前進させて、左側フ
ロントシート14の後部における中央よりわずかに左側
に移動して、車椅子Aを固定装置20により車室フロア
B上に固定する。なお、重度の身体障害者の場合には、
介護者がこれらの操作を行う。
【0017】なお、これらの操作はリヤシート15,1
6を折畳んで左右の側壁側に格納した状態で行い、車椅
子Aは先ず図2に2点鎖線で示す位置に乗車され、次い
で同図の実線で示す位置に移動される。
【0018】当該自動車においては、運転席を構成する
右側フロントシート13が本発明に係る取付構造を採用
して車室フロアBに取付けられている。取付手段として
は、左右一対のシートトラック40が採用されている。
シートトラック40は、図3〜図7、特に図6および図
7に詳細に示すように、ロアレール41、アッパレール
42、およびカバー43にて構成されている。
【0019】ロアレール41は、断面略U字状を呈する
レール本体41aを有するもので、レール本体41aの
上方開口部の左右の縁部には下方へ開口する係合凹部4
1bが形成されている。ロアレール41は、左側フロン
トシート14の後側に配設した固定装置20の配設部位
の側部後端の位置まで延びる長尺のもので、車室フロア
B上に設けた各支持部17a,17b,17c上に固定
されている。
【0020】アッパレール42は、断面略T字状を呈す
るレール本体42aを有するもので、レール本体42a
は断面略L字状の2枚のレール部材を背中合わせて固着
して形成されている。また、レール本体42aの下端部
には、上方へ突出する左右一対の係合突起部42bが形
成されている。アッパレール42は、複数のローラ44
を介してロアレール41に挿入された状態で前後方向へ
摺動可能に嵌合していて、アッパレール42が上方への
過大な力が作用した場合には、アッパレール42の各係
合突起部42bがロアレール41の各係合凹部41bに
係合して、アッパレール42のロアレール41からの剥
離を規制する。アッパレール42は、右側フロントシー
ト13を支持するもので、ロアレール41より所定長さ
短く形成されており、レール本体42aの中央部より前
側にて右側フロントシート13を支持する。
【0021】右側フロントシート13は、身体障害者用
の運転席を構成するもので、シートクッション13a、
シートバック13b、およびヘッドレスト13cからな
り、シートバック13bはその下端部にてシートクッシ
ョン13aの後端部にリクライニング機構50を介して
取付けられている。当該フロントシート13は、駆動機
構60を装備している。リクライニング機構50は従来
公知の電動式のもので、リクライニング機構50を構成
するロアアーム51がアッパレール42のレール本体4
2aに固定され、かつ、アッパアーム52がシートバッ
ク13bの側部に固定されている。また、シートクッシ
ョン13aを構成するクッションフレーム13dは、レ
ール本体42aの前側の内側に固定されている。
【0022】アッパレール42においては、レール本体
42aの中央部よりわずかに前側の部位に、右側フロン
トシート13に取付けたリクライニング機構50のロア
アーム51が固定されているとともに、クッションフレ
ーム13dの前部がレール本体42aの前端部に取付け
られている。また、アッパレール42においては、ロア
アーム51の取付部位より後側にカバー43が取付けら
れている。カバー43は、レール本体42aにおけるロ
アアーム51の取付部位から後端部まで延びているもの
で、レール本体42aの内側の空間部を略三角形状に覆
蓋する。当該空間部には、右側フロントシート13を駆
動する後述する駆動機構60のスクリューシャフトおよ
び固定ナットが位置している。
【0023】駆動機構60は、クッションフレーム13
dの前部の略中央部に配置した電動モータ61、左右一
対のスクリューシャフト62、および左右一対の固定ナ
ット63を備えているもので、電動モータ61は左右に
延びる出力軸61aを備え、各出力軸61aと各スクリ
ューシャフト62とは、クッションフレーム13dの左
右の前部に設けた減速歯車機構64を介して動力伝達可
能に連結されている。各スクリューシャフト62は、減
速歯車機構64からレール本体42aの内側に沿ってカ
バー43内の後端部まで延びていて、カバー43の後端
部に設けた支持ブラケット43aに回転可能に支持され
ている。固定ナット63は、ロアレール41の略中央部
の下面に設けた支持ブラケット41cに固定されて、レ
ール本体41aの内側に臨み、スクリューシャフト62
に螺合している。
【0024】当該駆動機構60においては、電動モータ
61の駆動によりスクリューシャフト62が固定ナット
63に対して回転し、右側フロントシート13は、例え
ば電動モータ61の正回転時にはアッパレール41に沿
って後方へ移動し、電動モータ61の逆回転時にはアッ
パレール41に沿って前方へ移動する。電動モータ61
の正転方向への駆動および逆転方向への駆動は、右側フ
ロントシート13を構成するシートバック13bの内側
側部に設けたスイッチ65の切換操作により行われる。
【0025】このように取付けられた右側フロントシー
ト13を装備した当該自動車について、身体障害者が車
椅子Aに乗った状態で乗車して、運転席を構成する右側
フロントシート13に乗り移って運転可能な態勢がとれ
るまでの操作および動作を説明する。但し、以下の操作
および動作の説明は、障害が軽度で自動車の運転ができ
るとともに、その他の操作および動作がかなりできる人
を対象とするものである。
【0026】身体障害者が当該自動車の車室フロアB上
に乗車したい場合には、身体障害者は車椅子Aに乗った
状態で車外の外から自動開閉装置をリモートコントロー
ルしてバックドア12を跳上げて開放するとともに、リ
フター30をリモートコントロールしてプラットホーム
31を地上に引出して、プラットホーム31上に車椅子
Aごと乗り移ることができる。次いで、身体障害者は車
椅子Aに乗った状態で、プラットホーム31を車室内に
後退させて車室内に乗車することができるとともに、バ
ックドア12を閉鎖することができる。車室内に乗車し
た身体障害者は、車椅子Aを固定装置20の配設部位に
移動させて固定装置20により車室フロアB上に固定す
ることができ、この状態で、通常位置に位置して運転席
である右側フロントシート13に乗り移る準備を行う。
【0027】先ず、身体障害者は車椅子A上で右側フロ
ントシート13のシートバック13bの側部に設けたス
イッチ65を操作して駆動機構60の駆動モータ61を
駆動し、右側フロントシート13を最後端移動位置まで
移動させる。これにより、右側フロントシート13は固
定されている車椅子Aの右側部に並列する。このため、
車椅子A上の身体障害者は、横隣りの右側フロントシー
ト13のシートクッション13a上に、身体を横方向へ
移動させることにより乗り移ることができる。
【0028】このように、車椅子Aから横方向の身体の
移動によって横隣の右側フロントシート13のシートク
ッション13a上へ乗り移る動作は、無理な姿勢を強い
られることなく容易であり、かつ、同シート13のシー
トバック13bに過大な負荷をかけることもない。身体
障害者が右側フロントシート13に乗り移った後には、
シートバック13bに設けたスイッチ65を操作して駆
動機構60の駆動モータ61を逆回転駆動させて、同シ
ート13を前方へ移動させて通常位置に位置させる。こ
れにより、身体障害者は、運転席である右側フロントシ
ート13にて楽な姿勢で着座した状態で、当該自動車を
運転することができる。
【0029】また、身体障害者が当該自動車から降車し
たい場合には、シートバック13bのスイッチ65を操
作することにより駆動機構60の駆動モータ61を駆動
して、右側フロントシート13を最後端移動位置へ移動
させる。これにより、右側フロントシート13は、固定
装置20にて固定されている車椅子Aの右側にて並列
し、同シート13上の身体障害者は横隣の車椅子A上
に、横方向への移動により容易に乗り移ることができ
る。その後は、リフター30を介して容易に車外へ降車
することができる。
【0030】なお、身体障害者は右側フロントシート1
3に着座していて、車椅子Aが非使用の状態にある場合
には、同車椅子Aを折り畳んだ状態で、前方に移動して
いる右側フロントシート13の後側の空間部に収納する
ようにしてもよい。図4の2点鎖線で示す車椅子Aはこ
の収納状態を示しており、この場合、2点鎖線で示す前
方に移動している右側フロントシート13の後側の空間
部が収納場所に形成されている。
【0031】このように、本発明にかかる取付構造を、
身体障害者が運転可能な自動車の運転席(右側フロント
シート13)の取付構造に採用すれば、身体障害者が自
から運転し得る自動車の運転席上への移動、および、降
車時の運転席から車椅子A上への移動が容易であり、特
に、身体障害者が自力で運転席と車椅子間の移動をする
ことも可能である。
【0032】なお、本発明に係る取付構造を、重度の身
体障害者用の座席(左側フロントシート14等)の取付
構造に採用すれば、身体障害者の同座席への移動時や、
同座席から車椅子への移動時の介護者の労力を大幅に軽
減するることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車の車室フロア上での車両用シート(フロ
ントシート)と固定状態にある車椅子との位置関係を示
す概略的平面図(a)、および概略的側面図(b)であ
る。
【図2】本発明に係る取付構造を採用して車両用シート
を搭載した自動車の概略的平面図である。
【図3】同自動車の概略的側面図である。
【図4】同車室フロア上での固定状態にある車椅子と最
後端移動位置にある右側フロントシートとの関係を示す
平面図である。
【図5】同車室フロア上での固定状態にある車椅子と最
後端移動位置にある右側フロントシートとの関係を示す
側面図である。
【図6】同フロントシートの取付構造で採用するシート
トラックの斜視図である。
【図7】同シートトラックの縦断正面図である。
【符号の説明】
A…車椅子、B…車室フロア、11…車体、12…バッ
クドア、13…右側フロントシート(運転席)、13a
…シートクッション、13b…シートバック、13c…
ヘッドレスト、13d…クッションフレーム、14…左
側フロントシート(助手席)、15,16…リアシー
ト、17a,17b,17c…支持部、20…固定装
置、21,22…拘束ベルト、30…リフター、31…
プラットホーム、32a,32b…駆動アーム、40…
シートトラック、41…ロアレール、41a…レール本
体、41b…係合凹所、41c…支持ブラケット、42
…アッパレール、42a…レール本体、42b…係合突
起部、43…カバー、43a…支持ブラケット、50…
リクライニング機構、51…ロアアーム、52…アッパ
アーム、60…駆動機構、61…電動モータ、61a…
出力軸、62…スクリューシャフト、63…固定ナッ
ト、64…減速歯車機構。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車室フロアに並列配置される左右のシート
    の少なくとも一方のシートを前記車室フロアにシートト
    ラックを介して前後方向へ移動可能に取付ける取付構造
    であって、前記シートトラックとして並列する他方のシ
    ートの配設位置より後方へ延びる長尺のシートトラック
    を採用して、前記一方のシートの最後端移動位置を並列
    する前記他方のシートの後方に設定していることを特徴
    とする車両用シートの取付構造。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の車両用シートの取付構造
    において、前記一方のシートの最後端移動位置は、前記
    車室フロアに乗車して固定される車椅子と並列する位置
    であることを特徴とする車両用シートの取付構造。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の車両用シートの
    取付構造において、前記一方のシートは身体障害者用の
    運転席であることを特徴とする車両用シートの取付構
    造。
  4. 【請求項4】請求項1,2または3に記載の車両用シー
    トの取付構造において、前記一方のシートは、前後方向
    の移動を電動で行える駆動機構を備えていることを特徴
    とする車両用シートの取付構造。
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