JP4746067B2 - 自動車用乗降補助装置 - Google Patents

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Description

本発明は自動車用乗降補助装置に係り、特に車室外の車椅子及び車室内のシート本体間における車椅子使用者の移乗を補助するための自動車用乗降補助装置に関する。
従来から、車椅子を使用している人が自動車に乗降するための種々の発明が開示されている。例えば、車椅子の着座部を左右に分離可能あるいはメインフレームから取り外し可能とすることで、車室内のシート本体の上下動作を利用して車椅子の着座部をシート本体に載せることで、車室内のシート本体と車椅子との間で移乗することができる車椅子が開示されている(例えば、特許文献1参照。)
また、車室内で乗員の座席として使用されるシート装置を、シート移乗装置で車室内と車室外との間で移動させることができる車両用シートが開示されている(例えば、特許文献2参照。)。
また、車室内に受けたウィンチの巻き取り力により、車室内のフロアに連続するスロープを使って車椅子を車室内に引き上げる車椅子用乗車補助装置が開示されている(例えば、特許文献3参照。)。
また、車室内に設けられたシート本体を回転させてその向きを変化させる回転機構と、シート本体をドア開口部を経て車室内から車室外へ移動させる室外移動機構とを備えた車両用シートが開示されている(例えば、特許文献4参照。)。
また、板状の座部及び背もたれを有する座席が着脱自在に設けられたブラケットと、ブラケットが固定され上下方向に移動可能なスライダとを備えた乗降補助装置が開示されている(例えば、特許文献5参照。)。
特開2005−329215号公報 特開2004−236748号公報 特開平11−113963号公報 特開2004−50968号公報 特開2006−102403号公報
しかしながら、背景技術に記載した特許文献1〜特許文献4に記載された発明では、車椅子使用者専用の車両用シートを使用しなければならなかった。また、特許文献4に記載された車両用シートでは車室内に設置されているので、車両用シートのシートクッションのヒップポイントと、車椅子の座面のヒップポイントとが異なる場合には、高低差が生じて車室外の車椅子及び車室内の車両用シート間における車椅子使用者の移乗が困難になる。さらに、特許文献5に記載された乗降補助装置では、車椅子使用者がひとりで車室外の車椅子及び車室内のシート本体間で移乗することができなかった。
本発明は、このような従来の難点を解消するためになされたもので、車椅子使用者が車室外の車椅子及び車室内の一般的なシート本体間における移乗を、ひとりで容易に行うことができる自動車用乗降補助装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、車椅子使用者が車室外の車椅子をひとりで容易に車室外から車室内に収納することができる自動車用乗降補助装置を提供することを目的とする。
上述の目的を達成する本発明の自動車用乗降補助装置は、車室外の車椅子及び車室内のシート本体間における車椅子使用者の移乗を補助するための自動車用乗降補助装置であって、シートクッション及びシートバックがコンパクトに折り畳まれて、シート本体のシートバックの裏面に格納される折り畳み式補助シートと、折り畳み式補助シートを回転させてその着座方向の向きを変化させる回転機構と、回転機構に設けられ折り畳み式補助シートの回転運動の基部となるブラケットと、車室内におけるシート本体の後方の床面部に設置されているベースフレームと、ブラケット及びベースフレームに4つの回り対偶によって連結されている第1のリンク及び第2のリンクによる四節回転連鎖で構成され、第1のリンク及び第2のリンクは回り対偶間の長さが同じである平行運動機構と、平行運動機構を駆動して折り畳み式補助シートを車室内及び車室外間で昇降させる駆動手段とを備え、回転機構は、ブラケットに軸穴方向が上下方向に配置された状態で固定されている軸受と、軸受に回動自在に挿入され、シート本体のシートバックの裏面に固定されたコの字形取付アームの2つのアーム端に固定されている回転軸とから構成され、平行運動機構は、ベースフレームと第1のリンクのベースフレーム側リンク端を連結する連結点、及びベースフレームと第2のリンクのベースフレーム側リンク端を連結する連結点を基点として第1のリンク及び第2のリンクを揺動運動させることで、ブラケットを車室内のシート本体のシートバックの裏面位置から降下させて車室外に移動すると共にシートクッションの座面を水平状態に保持するように配置され、且つブラケットを車室外に移動させた場合には、第1のリンクが第2のリンクの上方に位置するように構成され、駆動手段は、ベースフレームに正逆方向に回転自在に連結され、電動モータの回転運動をシリンダロッドの直線往復運動に変換する電動シリンダで、シリンダロッドの先端が平行運動機構の第2のリンクのベースフレーム側リンク端から延びた状態で形成されているリンク延出部に連結されている自動車用アクチュエータであり、電動シリンダがシリンダロッドを直線往復運動させると、リンク延出部と電動シリンダのシリンダロッドの先端とを連結する連結点が力点、ベースフレームと第2のリンクのベースフレーム側リンク端とを連結する連結点が支点、ブラケットと第2のリンクのブラケット側リンク端とを連結する連結点が作用点となると共に、シリンダロッドを直線往復運動に基づき電動シリンダは、当該電動シリンダとベースフレームとを連結する連結点を支点にして正逆方向に回転するものである。
このような第1の態様である自動車用乗降補助装置によれば、折り畳み式補助シートがシート本体のシートバックの裏面に格納されている場合には、折り畳み式補助シートに固定されたブラケットは平行運動機構の第1のリンク及び第2のリンクによって上方に位置することで、折り畳み式補助シートが車室内に配置されている。この状態において折り畳み式補助シートは、シートクッション及びシートバックがコンパクトに折り畳まれ且つシートクッションの座面がシート本体のシートバック裏面と平行になっているので、シート本体のシートバック裏面にコンパクトに格納することができる。
このシート本体のシートバック裏面に格納されている折り畳み式補助シートを利用して、車椅子使用者が自動車のシート本体に移乗する場合には、折り畳み式補助シートを車室外に出すために、リモートコントローラを使用して電動シリンダを駆動させシリンダロッドを収縮させると、平行運動機構の第1のリンク及び第2のリンクが平行な状態で上方から下方に移動することで、折り畳み式補助シートはブラケットを介して車室内から車室外に移動させることができる。この際、折り畳み式補助シートのシートクッションの座面は、第1のリンク及び第2のリンクが平行な状態で昇降するので、上方で水平状態の場合には下方でも水平状態にすることができる。なお、第1のリンク及び第2のリンクを上方及び下方における停止位置で固定するには、リンクをその位置で固定させる機知の係合手段が用いられることになる。折り畳み式補助シートを車室外の所定位置まで移動させた後、折り畳まれている折り畳み式補助シートのシートクッションを手動で着座可能に展開する。このシートクッションの着座方向は、自動車の後方側に向いている。また、展開されたシートクッションが車椅子から折り畳み式補助シートに移乗しにくい場合には、折り畳み式補助シートを手動により回転機構で回転させ、車椅子から折り畳み式補助シートに移乗し易くする。
車椅子使用者は、車椅子から折り畳み式補助シートに移乗後、折り畳み式補助シートのシートクッションを手動により回転機構で、当該シートクッションの一方の側面をシート本体の車外側の側面まで回転する。
さらに、車椅子使用者は、折り畳み式補助シートからシート本体に移乗後、展開されている折り畳み式補助シートのシートクッションを手動でコンパクトに折り畳み、この折り畳まれた折り畳み式補助シート車室内に戻すために、リモートコントローラを使用して電動シリンダを駆動させシリンダロッドの突出量を増加させると、平行運動機構の第1のリンク及び第2のリンクが平行な状態で下方から上方に移動することで、折り畳み式補助シートはブラケットを介して車室外から車室内に移動させることができる。車室内に平行運動機構の平行運動により上昇移動した折り畳み式補助シートはシートクッションがシートバック側に折り畳まれているので、シート本体のシートバック裏面にコンパクトに格納される。
また、回転機構は、平行運動機構の第1のリンク及び第2のリンクに連結されたブラケットに固定されている軸受を回転基部として、シートバックの裏面に固定されたコの字形取付アームの2つのアーム端に設置されている回転軸を回転させることができるので、シートバックと共にシートクッションを正逆方向の何れにも回転させることができる。
また、リモートコントローラを使用して駆動手段を起動させることができるので、車椅子の座面と折り畳み式補助シートのシートクッションとのヒップポイントがずれている場合には、リモートコントローラを使用して駆動手段を起動させて、平行運動機構で該当する方向に折り畳み式補助シートを移動させヒップポイントを車椅子の座面のヒップポイントに合わせることができる。
また、駆動手段は、電動モータによる駆動になり当該モータへの配線のみで作動可能になるので、油圧シリンダや空圧シリンダのような油圧ユニットやコンプレッサの必要がなくなる。
本発明の第の態様は第の態様である自動車用乗降補助装置において、回転軸を回転駆動することで、コの字形取付アームを回転移動させるモータがブラケットに固定されているものである。
このような第の態様である自動車用乗降補助装置によれば、コの字形取付アームをモータによって回転移動させることができるので、車椅子使用者は、リモートコントローラにより折り畳み式補助シートを回転させてその着座方向の向きを変化させることができる。
本発明の第の態様は第1の態様又は第2の態様である自動車用乗降補助装置において、車室内の天井部には、車椅子を吊り上げて車室外から車室内に収納する車椅子収納装置が搭載されている。このような第の態様である自動車用乗降補助装置によれば、車椅子使用者は、車椅子使用者専用のシート本体を組み込まなくても一般的なシート本体を利用して、車室外の車椅子及び車室内のシート本体間における車椅子使用者の移乗をひとりで容易に行うと共に、車椅子もひとりで車室外から車室内に容易に収納することができる。
本発明の自動車用乗降補助装置によれば、車椅子使用者が車室外の車椅子及び車室内の一般的なシート本体間における移乗を、ひとりで容易に行うことができる。
また、本発明の自動車用乗降補助装置によれば、車椅子の座面と折り畳み式補助シートのシートクッションとのヒップポイントがずれていても、シートクッションのヒップポイントを車椅子の座面のヒップポイントに合せることができる。
また、本発明の自動車用乗降補助装置によれば、車椅子使用者が車室外の車椅子をひとりで容易に車室外から車室内に収納することができる。
以下、本発明の自動車用乗降補助装置を実施するための最良の形態例について、図面を参照して説明する。
本発明の自動車用乗降補助装置は図1(A)、(B)に示すように、車室内のシート本体2のシートバック21の裏面21aに格納される折り畳み式補助シート3と、折り畳み式補助シート3を回転させてその着座方向の向きを変化させる回転機構4と、回転機構4に設けられ折り畳み式補助シート3の回転運動の基部となるブラケット5と、車室内におけるシート本体2の後方の床面部Fに設置されているベースフレーム6と、ブラケット5及びベースフレーム6に4つの回り対偶によって連結されている第1のリンク71及び第2のリンク72による四節回転連鎖で構成され、第1のリンク71及び第2のリンク72は回り対偶間の長さが同じである平行運動機構7とを備えている。
折り畳み式補助シート3は図2(A)、(B)、図9(A)、(B)に示すように、着座するためのシートクッション31と、着座した人の背中を支えるシートバック32とから構成され、シートクッション31をシートバック32に重ねるように折り畳むことで、コンパクトに折り畳むことができる。このシートクッション31は折り畳んだ状態、展開した状態の何れにおいてもその状態を保持可能な既存の機構が採用されている。
回転機構4は図2(B)、図9(A)に示すように、ブラケット5に軸穴方向が上下方向に配置された状態で固定されている軸受41と、軸受41に回動自在に挿入され、シートバック21の裏面21aに固定されたコの字形取付アーム42の2つのアーム端42a、42bに設置されている回転軸43とから構成されている。このように回転機構4を構成することで、平行運動機構7の第1のリンク71及び第2のリンク72に連結されたブラケット5に固定されている軸受41を回転基部として、シートバック32の裏面32aに固定されたコの字形取付アーム42の2つのアーム端42a、42bに設置されている回転軸43を回転させることができるので、折り畳み式補助シート3はシートバック32と共にシートクッション31を正逆方向の何れにも回転させることができる。
ブラケット5は図1(B)、図9(A)、(B)に示すように、コの字形アームに形成され2つのブラケットアーム51a、51bは水平方向において並列になるように配置され、この2つのブラケットアーム51a、51b間に、第1のリンク71のブラケット側リンク端71aが第1の連結ピン73、及び第2のリンク72のブラケット側リンク端72aが第2の連結ピン74でそれぞれ正逆方向の何れにも回転可能に結合されている。
ベースフレーム6は図1(B)、図2(A)、図2(B)、図9(A)、(B)に示すように、コの字形アームに形成され2つのブラケットアーム61a、61bは水平方向において並列になるように配置され、この2つのブラケットアーム61a、61b間に、第1のリンク71のベースフレーム側リンク端71bが第3の連結ピン75、及び第2のリンク72のベースフレーム側リンク端72bが第4の連結ピン76でそれぞれ正逆方向の何れにも回転可能に結合されている。
また、ブラケット5の2つのブラケットアーム51a、51b間に形成された開口部と、ベースフレーム6の2つのブラケットアーム61a、61b間に形成された開口部とは、対向配置されているので、ブラケット5はベースフレーム6を基部として第1のリンク71及び第2のリンク72の平行移動によって上下方向に揺動運動することになる。
平行運動機構7は図1(A)、(B)に示すように、ベースフレーム6を基点として第1のリンク71及び第2のリンク72を揺動運動させることで、ブラケット5を車室内のシート本体2の裏面21aの位置から降下させて車室外に移動すると共にシートクッション31の座面を水平状態に保持するように配置されている。なお、ブラケット5を車室外に移動させた場合には、平行運動機構7は第1のリンク71が第2のリンク72の上方に位置するように構成されている。
さらに、車椅子使用者の利便性をよくするために、図1(A)、図2(A)、(B)、図9(A)、(B)に示すように、平行運動機構7を駆動して折り畳み式補助シート3を車室内及び車室外間で昇降させる駆動手段8を備えている。この駆動手段8を備えることで、リモートコントローラ(図示せず。)を使用して駆動手段8を起動させることができるので、車椅子の座面と折り畳み式補助シート3のシートクッション31とのヒップポイントがずれている場合には、リモートコントローラを使用して駆動手段8を起動させて、平行運動機構7で該当する昇降方向に折り畳み式補助シート3を移動させヒップポイントを車椅子の座面のヒップポイントに合わせることができる。このリモートコントローラの信号伝達は、有線、無線の何れでもよい。
このような駆動手段8としては、平行運動機構7の例えば第2のリンク72のベースフレーム側リンク端72bから延びた状態で形成されているリンク延出部72cに連結され、当該リンク延出部72cを移動させる自動車用アクチュエータが好ましく、例えば、電動モータ(図示せず。)の回転運動をシリンダロッド81の直線往復運動に変換する電動シリンダ82で、シリンダロッド81の先端81aがリンク延出部72cに第5の連結ピン83で連結されている。この電動シリンダ82はベースフレーム6の2つのブラケットアーム61a、61b間に配置され、2つのブラケットアーム61a、61bに第6の連結ピン84で支持されている。
したがって、電動シリンダ82がシリンダロッド81を直線往復運動させると、リンク延出部72cと電動シリンダ82のシリンダロッド81の先端81aとを連結する第5の連結ピン83が力点、ベースフレーム6と第2のリンク72のベースフレーム側リンク端72bとを連結する第4の連結ピン76が支点、ブラケット5と第2のリンク72のブラケット側リンク端72aとを連結する第2の連結ピン74が作用点となると共に、そのシリンダロッド81を直線往復運動に基づき電動シリンダ82は、当該電動シリンダ82とベースフレーム6とを連結する第6の連結ピン84を支点にして正逆方向に回転する。
このような自動車用アクチュエータによれば、第2のリンク72のリンク延出部72cを移動させるだけで、第1のリンク71及び第2のリンク72を平行な状態で昇降させることができる。また、自動車用アクチュエータとして電動シリンダ82を採用すると、電動モータによる駆動になり当該モータへの配線のみで作動可能になるので、油圧シリンダや空圧シリンダのような油圧ユニットやコンプレッサの必要がなくなる。
また、本発明の自動車用乗降補助装置は図3(A)、(B)に示すように、車室内の天井部Rに、車椅子を吊り上げて車室内に収納する車椅子収納装置10を搭載している。車室内の天井部Rに、車椅子収納装置10を搭載すれば、車椅子使用者は、車椅子使用者専用のシート本体を組み込まなくても一般的なシート本体を利用して、車室外の車椅子及び車室内のシート本体間における車椅子使用者の移乗をひとりで容易に行うと共に、車椅子もひとりで車室外から車室内に容易に収納することができる。
このような車椅子収納装置10は、例えば、車室内の天井部Rに固定するための天井固定フレーム11と、天井固定フレーム11に固定されクレーンヘッド12が移動自在に取り付けられているクレーンアーム13と、クレーンヘッド12の先端部から導出され先端に車椅子の吊り下げ用フック14が固定されたベルト15の導出長さを制御するモータMとから構成され、クレーンヘッド12が車室外に突出可能にクレーンアーム13は天井部Rに配置されている。なお、モータMのモータ軸には、ベルト15が巻回されているプーリ16が固定されている。
クレーンアーム13には、モータMでプーリ16を回転させてベルト15が緩むと、クレーンヘッド12を先端方向に強制移動させる引張ばね17が内蔵され、さらに、クレーンヘッド12の根元部を回転中心にして当該クレーンヘッド12を自由回転させる回転機構18も内蔵されている。なお、モータMは上述したリモートコントローラで制御される。また、図3(A)においては、便宜上、天井固定フレーム11が省略されている。
このような構成の車椅子収納装置10は、モータMでプーリ16を回転させてベルト15が緩むと、クレーンアーム13の引張ばね17の弾性力によりクレーンヘッド12がクレーンアーム13の先端部から所定位置まで突出して停止し、さらにベルト15が緩むと、吊り下げ用フック14がクレーンヘッド12の先端部から下降することになる。また、モータMでプーリ16を回転させてベルト15を巻き戻すと、下降した吊り下げ用フック14がクレーンヘッド12の先端に向かって上昇し、この上昇した吊り下げ用フック14がクレーンヘッド12の先端部に設けられたストッパ19で移動が停止する。さらにベルト15を巻き戻すと、クレーンヘッド12自体が引張ばね17の弾性力に抗してクレーンアーム13の後端部まで引き戻される。したがって、クレーンヘッド12及び吊り下げ用フック14は車室内の天井部Rに収納される。
なお、この車椅子収納装置10は、例えば車室内の天井部Rに対して着脱自在であり、天井固定フレーム11が図3(C)に示すようなアシストグリップ部100(例えば4ドア車ならば4個)に取り付け固定されていてもよい。即ち、アシストグリップ101を取り外し、その取り付け基部(ブラケット部)102にボルト及びナットにより天井固定フレーム11を取り付けるようになっている。
このように構成された本発明の自動車用乗降補助装置の動作について、図1(A)、(B)、図2(A)、(B)、図4〜図11を参照して説明する。なお、自動車用乗降補助装置が適用されるシート本体は各図に示すように、運転席であるフロントシートとする。
また、車椅子WCは図10(B)、(C)に示すように、長距離移動時に自動車等に積み込めるような一般的な折り畳み式車椅子である。この折り畳み式車椅子WCは、車輪201を取り付けた左右のサイドフレーム202、203を平行運動機構204で拡張させることができ、柔軟性のある布状のシート座面205が左右のサイドフレーム202、203間に張力がかかった状態で掛け渡されている。したがって、サイドフレーム202、203を重ね合わせることで折り畳むことができる。
この自動車用乗降補助装置は、折り畳み式補助シート3がフロントシート2のシートバック21の裏面21aに格納されている場合には図1(A)、(B)に示すように、折り畳み式補助シート3に固定されたブラケット5は平行運動機構7の第1のリンク71及び第2のリンク72によって上方に位置することで、折り畳み式補助シート3が車室内に配置されている。即ち、図1(B)、図2(A)、(B)に示すように、平行運動機構7の第2のリンク72のリンク延出部72cに連結されている電動シリンダ82のシリンダロッド81が延伸しているので、第2のリンク72のブラケット側リンク端72aは第2のリンク72のリンク延出部72cが作用点になってベースフレーム6を支点にして上方に移動すると共に、第1のリンク71が第2のリンク72と平行な状態で移動することで当該第1のリンク71のブラケット側71aも上方に移動しているので、折り畳み式補助シート3がフロントシート2のシートバック21の裏面21aに格納されている。この状態において折り畳み式補助シート3は、シートクッション31及びシートバック32がコンパクトに折り畳まれ且つシートクッション31の座面がシート本体2のシートバック裏面21aと平行になっているので、シート本体2のシートバック裏面21aにコンパクトに格納することができる。
このフロントシート2のシートバック21の裏面21aに格納されている折り畳み式補助シート3を利用して、運転者である車椅子使用者がフロントシート2に移乗する場合には、まず、フロントドアFD及びリヤドアRDを開口する。そして図4、図1(B)に示すように、着座している車椅子WCをリヤシート200に近づけ、リモートコントローラを使用して電動シリンダ82を駆動させシリンダロッド81を収縮すると、平行運動機構7の第2のリンク72のブラケット側リンク端72aは第2のリンク72のリンク延出部72cが作用点になってベースフレーム6を支点にして下方に移動すると共に、第1のリンク71が第2のリンク72と平行な状態で移動することで当該第1のリンク71のブラケット側71aも下方方に移動する。したがって、折り畳み式補助シート3は、第1のリンク71のブラケット側71a及び第2のリンク72のブラケット側リンク端72aに連結されたブラケット5により車室内から車室外に移動させることができる。
さらに、図5に示すように、折り畳まれている折り畳み式補助シート3のシートクッション31を手動で着座可能に展開する。この際、展開された折り畳み式補助シート3のシートクッション31が車椅子WCから折り畳み式補助シート3に移乗しにくい場合には、回転機構4で回転移動させることにより、折り畳み式補助シート3を車椅子WCから移乗し易い位置に回転させることができる。この際、車椅子WCのシート205と折り畳み式補助シート3のシートクッション31とのヒップポイントが合わない場合には図1(B)に示すように、リモートコントローラを使用して電動シリンダ82を駆動させシリンダロッド81の伸縮量を調整しながら平行運動機構7で折り畳み式補助シート3を移動させヒップポイントを車椅子WCのシート座面205のヒップポイントに合わせる。したがって、車椅子使用者Uは手を使って車椅子WCから折り畳み式補助シート3に容易に移乗することができる。このように、折り畳み式補助シート3のヒップポイントを車椅子WCのヒップポイントに容易に合わせることができるので、車椅子利用者が、ヒップポイントの高いシート本体を備えた自動車への移乗が容易に行えるようになる。ここで、ヒップポイントとは、乗員がシートクッション等の座面に着座した際の着座基準点をいう。
車椅子使用者Uは、車椅子WCから折り畳み式補助シート3に移乗後、その自動車に車椅子収納装置10が天井部Rに設置されている場合には、リモートコントローラでモータMを起動してベルト15を緩めてクレーンアーム13からクレーンヘッド12を車室外に突出させる(図6(A)、(B))。クレーンヘッド12が所定位置まで突出して停止し、さらに吊り下げようフック14を、車椅子WCを吊り下げ可能な高さ位置までベルト15によって下降させる(図6(C))。この際、車椅子WCが、吊り下げ用フック14でシート座面205の下面に引っ掛けることが可能な位置にない場合には、クレーンヘッド12を回転移動させて位置を合わせる。そして、車椅子使用者は図10(A)に示すように、吊り下げ用フック14を車椅子WCのシート座面205の下面に移動させ引っ掛けた状態にして、フロントシート2への移乗を開始する。
フロントシート2に移乗するためには図7に示すように、車椅子使用者が折り畳み式補助シート3のシートクッション31の一方の側面をフロントシート2のシートクッション22の側面に沿わせるために、回転機構4で折り畳み式補助シート3をフロントシート2に移乗し易い位置に回転させる。この際、折り畳み式補助シート3のシートクッション31のヒップポイントがフロントシート2のシートクッション22のヒップポイントより低い場合には、図1(B)、図8に示すように、リモートコントローラを使用して電動シリンダ82を駆動させシリンダロッド81の突出量を増加することで、平行運動機構7で折り畳み式補助シート3を移動させ、折り畳み式補助シート3のヒップポイントをフロントシート2のヒップポイントに合わせる。したがって、フロントシート2のシートクッション22のヒップポイントが折り畳み式補助シート3のシートクッション31のヒップポイントよりも高くなっていても、車椅子使用者は折り畳み式補助シート3からフロントシート2に容易に移乗することができる。
車椅子使用者Uは、折り畳み式補助シート3からフロントシート2に移乗後、図8、図9(A)、(B)、図10(B)、(C)に示すように、リモートコントローラで車椅子収納装置10のモータMを起動してベルト15を巻き取ることで、吊り下げ用フック14が車椅子WCを吊り下げるので、車椅子WCは折り畳まれ収納可能な形状にすることができる。
また、クレーンヘッド12がベルト15によって車室内の元の位置に戻ると、車椅子使用者は、吊り下げ用フック14に吊り下げられている車椅子WCをリヤシート200に収納するために、リモートコントローラでモータMを起動してベルト15を緩める。この際、リモートコントローラの車椅子収納用のボタンやスイッチを押下しているので、クレーンヘッド12が車室外に突出することなく吊り下げ用フック14を下降することができる。車椅子使用者は、車椅子WCをリヤシート200に収納後、吊り下げ用フック14を吊り下げ用フック14のシート座面205から外してリモートコントローラでモータMを起動してベルト15を巻き取ることで、吊り下げ用フック14を上昇させて収納位置に戻す。したがって、車椅子使用者は、車椅子WCをひとりで車室外から車室内に容易に収納することができるようになる。なお、この車椅子収納装置10は、車椅子WCに限らず、リヤシート200への荷物の積み下ろしにも利用することができる。
車椅子使用者は、車椅子WCをリヤシート200に収納後、図11に示すように、展開されている折り畳み式補助シート3のシートクッション31を手動でコンパクトに折り畳み、回転機構4で回転移動させることにより、図4(A)に示すように、折り畳み式補助シート3のシートバック32の裏面32aを、シート本体2のシートバック21の裏面21aに相対可能な状態にする。そして、リモートコントローラを使用して電動シリンダ82を駆動させシリンダロッド81の突出量を増加させると、平行運動機構7の第2のリンク72のブラケット側リンク端72aは第2のリンク72のリンク延出部72cが作用点になってベースフレーム6を支点にして上方に移動すると共に、第1のリンク71が第2のリンク72と平行な状態で移動することで当該第1のリンク71のブラケット側71aも上方に移動する。したがって、コンパクトに折り畳まれた折り畳み式補助シート3は、第1のリンク71のブラケット側リンク端71a及び第2のリンク72のブラケット側リンク端72aに連結されたブラケット5により車室外から車室内に移動させることができる。これにより、シートバック32に対してシートクッション31がコンパクトに折り畳まれている折り畳み式補助シート3は、フロントシート2のシートバック21の裏面21aにコンパクトに格納される。
したがって、車椅子使用者は、車椅子使用者専用のシート本体を組み込まなくても一般的な自動車用シートで、車室外の車椅子及び車室内のシート本体間における車椅子使用者の移乗をひとりで容易に行うことができる。また、折り畳み式補助シート3の車室内及び車室外間の移動と共に、折り畳み式補助シート3のヒップポイントと、シート本体2や車椅子WCのヒップポイントとを合わせるのに、1つの平行運動機構7によるリンクの平行運動だけで行うことができる。
なお、上述した実施例においては、回転機構4は手動で動作させていたが、これに限らず、図12(A)、(B)に示すような機構を用いてリモートコントローラで自動制御するようにしてもよい。この図12(A)、(B)は、他の図とは形状や一部部品等が異なっているが、基本構成は同じなので、同一の構成要素には同一の参照符号を付して説明を省略する。
図12(A)に示すように、回転機構4をリモートコントローラで制御するために、回転軸43を回転駆動することで、コの字形取付アーム42を回転移動させるモータM1がブラケット5にモータ取付台52で固定されていてもよい。具体的には図12(B)に示すように、モータM1と回転軸43とがギアボックス53により連結され、モータM1の回転運動が回転軸43にギアボックス53により伝達されるように構成されている。ブラケット5に固定されている軸受41に対して回動自在に挿入された回転軸43は、シートバック32の裏面32aに固定されたコの字形取付アーム42に固定されているので、コの字形取付アーム42をモータM1によって回転移動させることができる。したがって、車椅子使用者は、リモートコントローラにより折り畳み式補助シート3を回転させてその着座方向の向きを変化させることができる。
また、上述した実施例においては、第2のリンク72を自動車用アクチュエータで移動させて平行運動機構7を駆動していたが、これに限らず、第1のリンク71を自動車用アクチュエータで移動させて平行運動機構7を駆動してもよい。
また、上述した実施例においては、折り畳み式補助シート3を車室内及び車室外間において平行運動機構7で移動させるために、駆動手段8をリモートコントローラで制御して行っていたが、これに限らず、折り畳み式補助シート3のシートクッション31及びシートバック32の何れか一方に、折り畳み式補助シート3を車室内から車室外に引き出したり、車室外から車室内に押し戻したりする取っ手(図示せず)を取り付けるようにしてもよい。この取っ手の取り付け位置は、車椅子使用者が捜査し易い位置にする。この取っ手を車椅子使用者が車椅子に着座した状態で、引っ張り出したり、押し戻したりすることで折り畳み式補助シート3を車室内及び車室外間において平行運動機構7で移動させることができる。
さらに、本発明の自動車用乗降補助装置は運転席に限らず、助手席やリヤシートに移乗するときにも利用することができる。
これまで本発明について図面に示した特定の実施の形態をもって説明してきたが、本発明は図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の効果を奏する限り、これまで知られたいかなる構成であっても採用することができることはいうまでもないことである。
本発明の自動車用乗降補助装置における好ましい実施の形態例を示す図で、(A)は運転席を車外の斜め後方から見た斜視図、(B)は動作状態を示す模式図である。 本発明の自動車用乗降補助装置における折り畳み式補助シートが車室内に格納されている状態を示す斜視図で、(A)はリヤシート側から見た図、(B)はフロントシート側から見た図である。 本発明の自動車用乗降補助装置として利用される車椅子収納装置の詳細を示す図で、(A)は上面図、(B)は側面図である。 折り畳み式補助シートを車室内から車室外に移動させた時の本発明の自動車用乗降補助装置の動作状態を示すために、運転席を車外の斜め後方から見た斜視図である。 本発明の自動車用乗降補助装置を利用して車椅子から折り畳み式補助シートに移乗する時の、自動車用乗降補助装置の動作状態を示す斜視図である。 本発明の自動車用乗降補助装置として利用される車椅子収納装置の動作状態を示す説明図で、(A)はクレーンヘッド及び吊り下げ用フックが車室内の天井部に収納された図、(B)はクレーンヘッドがクレーンフレームから突出した図、(C)はクレーンヘッドの先端から釣り下げ用フックが垂下した図である。 本発明の自動車用乗降補助装置を利用して折り畳み式補助シートからフロントシートに移乗するために、折り畳み式補助シートの着座方向をフロントシート方向に回転させた時の、自動車用乗降補助装置の動作状態を示す斜視図である。 本発明の自動車用乗降補助装置を利用して折り畳み式補助シートからフロントシートに移乗すると共に、車椅子収納装置で車椅子を収納する動作状態を示す斜視図である。 本発明の自動車用乗降補助装置における折り畳み式補助シートが車室外で展開されている状態を示す斜視図で、(A)はリヤシート側から見た図、(B)はフロントシート側から見た図である。 車椅子収納装置で車椅子を収納する動作状態を示す図で、(A)は車椅子収納装置の吊り下げ用フックと車椅子との関係を示す斜視図、(B)は車椅子収納装置の吊り下げ用フックを車椅子のシート座面の下面に挿入した状態を示す説明図、(C)は車椅子収納装置の吊り下げ用フックで車椅子を吊り上げた時の車椅子の状態を示す説明図である。 本発明の自動車用乗降補助装置の折り畳み式補助シートを、図8の状態で折り畳む状態を示す斜視図である。 本発明の自動車用乗降補助装置における回転機構の他の実施形態を示す図で、(A)は運転席を車外の斜め後方から見た斜視図、(B)は回転機構の詳細図である。
2……フロントシート(シート本体)
21……シートバック
21a……シートバックの裏面
3……折り畳み式補助シート
31……シートクッション
32……シートバック
4……回転機構
41……軸受
42……コの字形アーム
42a、42b……2つのアーム端
43……回転軸
5……ブラケット
6……ベースフレーム
7……平行運動機構
71……第1のリンク
72……第2のリンク
72c……リンク延出部(リンクのベースフレーム側の部位)
8……駆動手段
81……シリンダロッド
81a……シリンダロッドの先端
82……電動シリンダ
10……車椅子収納装置
M1……モータ
F……車室内の床面部
R……車室内の天井部
WC……車椅子

Claims (3)

  1. 車室外の車椅子(WC)及び車室内のシート本体(2)間における車椅子使用者の移乗を補助するための自動車用乗降補助装置であって、
    シートクッション(31)及びシートバック(32)がコンパクトに折り畳まれて、前記シート本体のシートバック(21)の裏面(21a)に格納される折り畳み式補助シート(3)と、
    前記折り畳み式補助シートを回転させてその着座方向の向きを変化させる回転機構(4)と、
    前記回転機構に設けられ前記折り畳み式補助シートの回転運動の基部となるブラケット(5)と、
    前記車室内における前記シート本体の後方の床面部(F)に設置されているベースフレーム(6)と、
    前記ブラケット及び前記ベースフレームに4つの回り対偶によって連結されている第1のリンク(71)及び第2のリンク(72)による四節回転連鎖で構成され、前記第1のリンク及び前記第2のリンクは回り対偶間の長さが同じである平行運動機構(7)
    前記平行運動機構を駆動して前記折り畳み式補助シートを前記車室内及び前記車室外間で昇降させる駆動手段(8)とを備え、
    前記回転機構は、前記ブラケットに軸穴方向が上下方向に配置された状態で固定されている軸受(41)と、前記軸受に回動自在に挿入され、前記シート本体の前記シートバックの裏面に固定されたコの字形取付アーム(42)の2つのアーム端(42a、42b)に固定されている回転軸(43)とから構成され、
    前記平行運動機構は、前記ベースフレームと前記第1のリンクのベースフレーム側リンク端(71b)を連結する連結点、及び前記ベースフレームと前記第2のリンクのベースフレーム側リンク端(72b)を連結する連結点を基点として前記第1のリンク及び前記第2のリンクを揺動運動させることで、前記ブラケットを前記車室内の前記シート本体の前記シートバックの裏面位置から降下させて前記車室外に移動すると共に前記シートクッションの座面を水平状態に保持するように配置され、且つ前記ブラケットを前記車室外に移動させた場合には、前記第1のリンクが前記第2のリンクの上方に位置するように構成され、
    前記駆動手段は、前記ベースフレームに正逆方向に回転自在に連結され、電動モータの回転運動をシリンダロッド(81)の直線往復運動に変換する電動シリンダ(82)で、前記シリンダロッドの先端(81a)が前記平行運動機構の前記第2のリンクの前記ベースフレーム側リンク端から延びた状態で形成されているリンク延出部(72c)に連結されている自動車用アクチュエータであり、
    前記電動シリンダが前記シリンダロッドを直線往復運動させると、前記リンク延出部と前記電動シリンダの前記シリンダロッドの前記先端とを連結する連結点が力点、前記ベースフレームと前記第2のリンクの前記ベースフレーム側リンク端とを連結する前記連結点が支点、前記ブラケットと前記第2のリンクのブラケット側リンク端(72a)とを連結する連結点が作用点となると共に、前記シリンダロッドを直線往復運動に基づき前記電動シリンダは、当該電動シリンダと前記ベースフレームとを連結する連結点を支点にして正逆方向に回転することを特徴とする自動車用乗降補助装置。
  2. 前記回転軸を回転駆動することで、前記コの字形取付アームを回転移動させるモータ(M1)が前記ブラケットに固定されていることを特徴とする請求項1記載の自動車用乗降補助装置。
  3. 前記車室内の天井部(R)には、前記車椅子を吊り上げて前記車室外から前記車室内に収納する車椅子収納装置(10)が搭載されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の自動車用乗降補助装置。
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