JP2009160303A - 自動車用乗降補助装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車椅子使用者が車室外の車椅子及び車室内の一般的なシート本体間における移乗を、ひとりで容易に行えるようにする。
【解決手段】シート本体2のシートバック21の裏面21aに格納される折り畳み式補助シート3と、折り畳み式補助シートに一端が固定されたアーム4を上下方向で直線移動させて折り畳み式補助シートを上下方向に移動するための直線移動機構5と、アームを鉛直方向で回転移動させて折り畳み式補助シートを鉛直方向の上方及び水平方向間で移動するための第1の回転機構6と、直線移動機構及び第1の回転機構自体を水平方向で回転させて折り畳み式補助シートを車室内及び車室外間で移動するための第2の回転機構7と、折り畳み式補助シートのシートクッション31を回転させてその向きを変化させる第3の回転機構8と、直線移動機構、第1の回転機構及び第2の回転機構を駆動する駆動手段Mとを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は自動車用乗降補助装置に係り、特に車室外の車椅子及び車室内のシート本体間における車椅子使用者の移乗を補助するための自動車用乗降補助装置に関する。
従来から、車椅子を使用している人が自動車に乗降するための種々の発明が開示されている。例えば、車椅子の着座部を左右に分離可能あるいはメインフレームから取り外し可能とすることで、車室内のシート本体の上下動作を利用して車椅子の着座部をシート本体に載せることで、車室内のシート本体と車椅子との間で移乗することができる車椅子が開示されている(例えば、特許文献1参照。)
また、車室内で乗員の座席として使用されるシート装置を、シート移乗装置で車室内と車室外との間で移動させることができる車両用シートが開示されている(例えば、特許文献2参照。)。
また、車室内に受けたウィンチの巻き取り力により、車室内のフロアに連続するスロープを使って車椅子を車室内に引き上げる車椅子用乗車補助装置が開示されている(例えば、特許文献3参照。)。
また、車室内に設けられたシート本体を回転させてその向きを変化させる回転機構と、シート本体をドア開口部を経て車室内から車室外へ移動させる室外移動機構とを備えた車両用シートが開示されている(例えば、特許文献4参照。)。
また、板状の座部及び背もたれを有する座席が着脱自在に設けられたブラケットと、ブラケットが固定され上下方向に移動可能なスライダとを備えた乗降補助装置が開示されている(例えば、特許文献5参照。)。
特開2005−329215号公報 特開2004−236748号公報 特開平11−113963号公報 特開2004−50968号公報 特開2006−102403号公報
しかしながら、背景技術に記載した特許文献1〜特許文献4に記載された発明では、車椅子使用者専用の車両用シートを使用しなければならなかった。また、特許文献4に記載された車両用シートでは車室内に設置されているので、車両用シートのシートクッションのヒップポイントと、車椅子の座面のヒップポイントとが異なる場合には、高低差が生じて車室外の車椅子及び車室内の車両用シート間における車椅子使用者の移乗が困難になる。さらに、特許文献5に記載された乗降補助装置では、車椅子使用者がひとりで車室外の車椅子及び車室内のシート本体間で移乗することができなかった。
本発明は、このような従来の難点を解消するためになされたもので、車椅子使用者が車室外の車椅子及び車室内の一般的なシート本体間における移乗を、ひとりで容易に行うことができる自動車用乗降補助装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、車椅子使用者が車室外の車椅子をひとりで容易に車室外から車室内に収納することができる自動車用乗降補助装置を提供することを目的とする。
上述の目的を達成する本発明の自動車用乗降補助装置は、車室外の車椅子及び車室内のシート本体間における車椅子使用者の移乗を補助するための自動車用乗降補助装置であって、シートクッション、シートバック及びアームレストがコンパクトに折り畳まれて、シート本体のシートバックの裏面に格納される折り畳み式補助シートと、折り畳み式補助シートに一端が固定されたアームを上下方向で直線移動させて折り畳み式補助シートを上下方向に移動するための直線移動機構と、アームを鉛直方向で回転移動させて折り畳み式補助シートを鉛直方向の上方及び水平方向間で移動するための第1の回転機構と、直線移動機構及び第1の回転機構自体を水平方向で回転させて折り畳み式補助シートを車室内及び車室外間で移動するための第2の回転機構と、折り畳み式補助シートのシートクッションを回転させてその向きを変化させる第3の回転機構と、直線移動機構、第1の回転機構及び第2の回転機構を駆動する駆動手段とを備えたものである。
このような第1の態様である自動車用乗降補助装置によれば、折り畳み式補助シートがシート本体のシートバックの裏面に格納されている場合には、折り畳み式補助シートに一端が固定されたアームは直線移動機構で下方に位置され、第1の回転機構で鉛直方向の上方に位置されると共に、第2の回転機構で折り畳み式補助シートが車室内に位置されている。この状態において折り畳み式補助シートは、シートクッション、シートバック及びアームレストがコンパクトに折り畳まれているので、シート本体のシートバック裏面にコンパクトに格納することができる。
このシート本体のシートバック裏面に格納されている折り畳み式補助シートを利用して、車椅子使用者が自動車のシート本体に移乗する場合には、リモートコントローラを使用して駆動手段を起動させて、第2の回転機構で直線移動機構及び第1の回転機構自体を水平方向に回転させて折り畳み式補助シートを車室内から車室外に移動させ、第1の回転機構でアームを鉛直方向で回転移動させて折り畳み式補助シートを鉛直方向の上方から水平方向に移動させる。なお、この時点で折り畳み式補助シートのシートクッションの座面が水平になるように、アームの形状が形成されている。そして、折り畳まれている折り畳み式補助シートのシートバック及びアームレストを手動で着座可能に展開し、その展開された折り畳み式補助シートのシートクッションが車椅子から折り畳み式補助シートに移乗しにくい場合には、折り畳み式補助シートを手動により第3の回転機構で回転させ、車椅子から折り畳み式補助シートに移乗し易くする。この際、車椅子の座面と折り畳み式補助シートのシートクッションとのヒップポイントがずれている場合には、リモートコントローラを使用して駆動手段を起動させて、直線移動機構で上下方向における該当する方向に折り畳み式補助シートを移動させヒップポイントを車椅子の座面のヒップポイントに合わせる。車椅子使用者は手を使って車椅子から折り畳み式補助シートに移乗する。この際、車椅子から折り畳み式補助シートに移乗する邪魔にならないようにアームレストを上げておく。
車椅子使用者は、車椅子から折り畳み式補助シートに移乗後、折り畳み式補助シートのシートクッションを手動により第3の回転機構で、当該シートクッションの一方の側面をシート本体の車外側の側面まで回転する。この際、折り畳み式補助シートのシートクッションとシート本体のシートクッションとのヒップポイントがずれている場合には、リモートコントローラを使用して駆動手段を起動させて、直線移動機構で上下方向における該当する方向に折り畳み式補助シートを移動させヒップポイントをシート本体のシートクッションに合わせる。車椅子使用者は手を使って折り畳み式補助シートからシート本体に移乗する。この際、折り畳み式補助シートからシート本体に移乗する邪魔にならないようにアームレストを上げておく。
車椅子使用者は、折り畳み式補助シートからシート本体に移乗後、展開されている折り畳み式補助シートのシートバック及びアームレストを手動でコンパクトに折り畳み、リモートコントローラを使用して駆動手段を起動させて、第1の回転機構でアームを鉛直方向で回転移動させて折り畳み補助シートを水平方向から鉛直方向の上方に移動させ、第2の回転機構で直線移動機構及び第1の回転移動機構自体を水平方向に回転させて折り畳み式補助シートを車室外から車室内に移動させる。なお、この時点で折り畳み式補助シートのシートクッションの座面がシート本体のシートバック裏面と平行になるように、アームの形状が形成されている。これにより、シートクッション、シートバック及びアームレストがコンパクトに折り畳まれている折り畳み式補助シートは、シート本体のシートバック裏面にコンパクトに格納される。
本発明の第2の態様は第1の態様である自動車用乗降補助装置において、直線移動機構は、アームの他端が取り付けられている昇降部材と、昇降部材に固定されているナット及びナットに噛み合わされ当該ナットを直線移動させるねじ軸から成る送りねじとから構成され、駆動手段は、送りねじを回転駆動する第1のモータを備えたものである。
このような第2の態様である自動車用乗降補助装置によれば、第1のモータで送りねじのねじ軸を回転させるだけでナットを介して昇降部材を上下方向に移動させることができるので、昇降部材に取り付けられているアームを上下方向で直線移動させて折り畳み式補助シートを上下方向に移動することができる。
本発明の第3の態様は第2の態様である自動車用乗降補助装置において、第1の回転機構は、アームが固定され直線移動機構の昇降部材に回動自在に取り付けられたピニオンと、ピニオンに噛み合わされ昇降部材の直線移動に基づき当該ピニオンを回転させてアームも回転移動させるラックとから構成されたものである。
このような第3の態様である自動車用乗降補助装置によれば、直線移動機構の昇降部材が上下方向に移動すると、ピニオンがラックに沿って回転するので、ピニオンに固定されたアームを鉛直方向で回転移動させて折り畳み式補助シートを鉛直方向の上方及び水平方向間で移動することができる。
本発明の第4の態様は第3の態様である自動車用乗降補助装置において、第2の回転機構は、直線移動機構及び第1の回転機構自体を水平方向で回転させる歯車機構を備え、駆動手段は、歯車機構を駆動する第2のモータを備えたものである。
このような第4の態様である自動車用乗降補助装置によれば、第2のモータで歯車機構を駆動させるだけで直線移動機構及び第1の回転機構自体を水平方向で回転させて折り畳み式補助シートを車室内及び車室外間で移動することができる。
本発明の第5の態様は第4の態様である自動車用乗降補助装置において、直線移動機構、第1の回転機構、第2の回転機構及び駆動手段は、1つの筐体に組み込まれ、筐体は室内におけるシート本体の後方の床面部に設置されたものである。
このような第5の態様である自動車用乗降補助装置によれば、シート本体の後方の床面部に、直線移動機構、第1の回転機構、第2の回転機構及び駆動手段をコンパクトに収めることができる。
本発明の第6の態様は第1の態様である自動車用乗降補助装置において、第3の回転機構は、折り畳み式補助シートのシートクッションの下面に固定されている歯車と、歯車を回転可能に支持している台座と、歯車と噛み合うことで当該歯車の回転運動を停止させるストッパと、ストッパに固定され当該ストッパを移動させることで歯車と嵌脱自在にするレバーとから構成されたものである。なお、本明細書において「嵌脱」とは嵌めたり、脱したりすることを意味する。
このような第6の態様である自動車用乗降補助装置によれば、レバーを何れか一方方向に動かすことで歯車とストッパとの嵌合状態を解除して台座を回転させることにより、折り畳み式補助シートのシートクッションを回転させることができ、また、レバーを何れか他方方向に動かすことで歯車とストッパとを嵌合状態にして台座の回転運動を停止することにより、折り畳み式補助シートのシートクッションをその回転位置で固定することができる。
本発明の第7の態様は第1の態様である自動車用乗降補助装置において、前記車室内の天井部には、前記車椅子を吊り上げて車室内に収納する車椅子収納装置が搭載されているものである。
このような第7の態様である自動車用乗降補助装置によれば、車椅子使用者は、車椅子使用者専用のシート本体を組み込まなくても一般的なシート本体を利用して、車室外の車椅子及び車室内のシート本体間における車椅子使用者の移乗をひとりで容易に行うと共に、車椅子もひとりで車室外から車室内に容易に収納することができる。
本発明の自動車用乗降補助装置によれば、車椅子使用者が車室外の車椅子及び車室内の一般的なシート本体間における移乗を、ひとりで容易に行うことができる。
また、本発明の自動車用乗降補助装置によれば、車椅子使用者が車室外の車椅子をひとりで容易に車室外から車室内に収納することができる。
以下、本発明の自動車用乗降補助装置を実施するための最良の形態例について、図面を参照して説明する。
本発明の自動車用乗降補助装置は図1(A)、(B)に示すように、車室内のシート本体2のシートバック21の裏面21aに格納される折り畳み式補助シート3と、折り畳み式補助シート3に一端が固定されたアーム4を上下方向で直線移動させて折り畳み式補助シート3を上下方向に移動するための直線移動機構5と、アーム4を鉛直方向で回転移動させて折り畳み式補助シート3を鉛直方向の上方及び水平方向間で移動するための第1の回転機構6と、直線移動機構5及び第1の回転機構6自体を水平方向で回転させて折り畳み式補助シート3を車室内及び車室外間で移動するための第2の回転機構7と、折り畳み式補助シート3を回転させてその向きを変化させる第3の回転機構8と、直線移動機構5、第1の回転機構6及び第2の回転機構7を駆動する駆動手段Mとを備えている。
折り畳み式補助シート3は図2に示すように、着座するためのシートクッション31と、着座した人の背中を支えるシートバック32と、シートバック32の両側に回転自在に設けられた一対のアームレスト33a、33bとから構成され、一対のアームレスト33a、33bをシートバック32の両側に沿うように畳むと共に、そのシートバック32をシートクッション31に重ねるように折り畳むことで、シートクッション31、シートバック32及び一対のアームレスト33a、33bをコンパクトに折り畳むことができる。この一対のアームレスト33a、33bは、水平方向においてロックするような機構が採用されている。
直線移動機構5は例えば図3(A)、(B)に示すように、アーム4(図4(A)、(B)参照)の他端が取り付けられている昇降部材である昇降板51と、昇降板51に固定されているナット52、及びナット52に噛み合わされ当該ナット52を直線移動させるねじ軸53から成る送りねじ50とから構成されている。ねじ軸53は、上下方向に軸方向が配置された複数の支柱54の上部に固定されている上板55及び下部に固定されている下板56に回動自在に支持されている。また、昇降板51は、上板55及び下板56に配置され複数の支柱54に昇降自在に嵌合されている。したがって、ねじ軸53が回転すると、昇降板51は上下方向において移動することができる。このねじ軸53は、歯車機構57を介して駆動手段Mである第1のモータM1によって回転駆動することができる。この歯車機構57は、平歯車群によって構成されている。歯車機構57及び第1のモータM1は、上板55の上面に設置されている。なお、第1のモータM1はリモートコントローラ(図示せず)で制御される。このリモートコントローラの信号伝達は、有線、無線の何れでもよい。
直線移動機構5をこのように構成することで、第1のモータM1で送りねじ50のねじ軸53を回転させるだけでナット52を介して昇降板51を上下方向に移動させることができるので、昇降板51に取り付けられているアーム4を上下方向で直線移動させて折り畳み式補助シート3を上下方向に移動することができる。
第1の回転機構6は例えば図4(A)、(B)に示すように、アーム4が固定され直線移動機構5の昇降板51に回動自在に取り付けられたピニオン61と、ピニオン61に噛み合わされ昇降板51の直線移動に基づき当該ピニオン61を回転させてアーム4も回転移動させるラック62とから構成されている。ラック62は、ピニオン61を昇降板51の直線移動に基づき回転運動させるために、歯が上下方向に並んで配置されるように設けられている。なお、図4(A)は上板55及び昇降板51間において、当該昇降板51を上から見た図である。
第1の回転機構6をこのように構成することで、直線移動機構5の昇降板51が上下方向に移動すると、ピニオン61がラック62に沿って回転するので、ピニオン61に固定されたアーム4を鉛直方向で回転移動させて折り畳み式補助シート3を鉛直方向の上方及び水平方向間で移動することができる。
第2の回転機構7は例えば図5(A)、(B)に示すように、直線移動機構5及び第1の回転機構6自体を水平方向で回転させる歯車機構71を備えている。この歯車機構71は、直線移動機構5の下板56を水平方向で回転させるように構成され、駆動手段Mである第2のモータM2によって回転駆動することができる。このように、第2のモータM2によって直線移動機構5の下板56を回転駆動する歯車機構71は、例えばウォームギヤ及び平歯車群によって構成されている。なお、第2のモータM2はリモートコントローラ(図示せず)で制御される。このリモートコントローラの信号伝達は、有線、無線の何れでもよい。
第2の回転機構7をこのように構成することで、第2のモータM2で歯車機構71を駆動させるだけで直線移動機構5及び第1の回転機構6自体を水平方向で回転させて折り畳み式補助シート3を車室内及び車室外間で移動することができる。
このような直線移動機構5、第1の回転機構6、第2の回転機構7、第1のモータM1及び第2のモータM2は図1(A)、(B)に示すように、1つの筐体9に組み込まれ、筐体9は室内におけるシート本体2の後方の床面部Fに設置されている。なお、直線移動機構5、第1の回転機構6及び第2の回転機構7は上述のように構成されているので、1つの筐体9にコンパクトに収めることができる。
第3の回転機構8は図6(A)、(B)に示すように、折り畳み式補助シート3のシートクッション31の下面に固定されている歯車81と、歯車81が回転可能に支持されると共にアーム4に固定されている台座82と、歯車81と噛み合うことで当該歯車81の回転運動を停止させるストッパ83と、ストッパ83に固定され当該ストッパ83を移動させることで歯車81と嵌脱自在にするレバー84とから構成されている。レバー84は、ストッパ83が固定されている部位を作用点、レバー84を回動自在に支持する上述した筐体9の一部位を支点、及びレバー84の端部を力点にすることで、例えばレバー84の力点を上方に持ち上げることでストッパ83の歯部を歯車81の歯部から外すことができ、そのレバー84の力点を下方に下げることでストッパ83の歯部を歯車81の歯部に噛み合せることができる。
第3の回転機構8をこのように構成することで、レバー84を何れか一方方向に動かすことで歯車81とストッパ83との嵌合状態を解除して台座82を回転させることにより、折り畳み式補助シート3のシートクッション31を回転させることができ、また、レバーを何れか他方方向に動かすことで歯車81とストッパ83とを嵌合状態にして台座82の回転運動を停止することにより、折り畳み式補助シー3トのシートクッション31をその回転位置で固定することができる。
また、本発明の自動車用乗降補助装置は図7(A)、(B)に示すように、車室内の天井部Rに、車椅子を吊り上げて車室内に収納する車椅子収納装置10を搭載している。この車椅子収納装置10は、天井部Rに固定するための天井固定フレーム11と、天井固定フレーム11に固定されクレーンヘッド12が移動自在に取り付けられているクレーンアーム13と、クレーンヘッド12の先端部から導出され先端に車椅子の吊り下げ用フック14が固定されたベルト15の導出長さを制御する第3のモータM3とから構成され、クレーンヘッド12が車室外に突出可能にクレーンアーム13は天井部Rに配置されている。なお、第3のモータM3のモータ軸には、ベルト15が巻回されているプーリ16が固定されている。
また、クレーンアーム13には、第3のモータM3でプーリ16を回転させてベルト15が緩むと、クレーンヘッド12を先端方向に強制移動させる引張ばね17が内蔵され、さらに、クレーンヘッド12の根元部を回転中心にして当該クレーンヘッド12を自由回転させる回転機構18も内蔵されている。なお、第3のモータM3はリモートコントローラ(図示せず)で制御される。このリモートコントローラの信号伝達は、有線、無線の何れでもよく、また、1つのリモートコントローラで第3のモータM3と共に第1のモータM1及び第2のモータM2を制御できるように構成するとよい。また、図7(A)においては、便宜上、天井固定フレーム11が省略されている。
このような構成の車椅子収納装置10は、第3のモータM3でプーリ16を回転させてベルト15が緩むと、クレーンアーム13の引張ばね17の弾性力によりクレーンヘッド12がクレーンアーム13の先端部から所定位置まで突出して停止し、さらにベルト15が緩むと、吊り下げ用フック14がクレーンヘッド12の先端部から下降することになる。また、第3のモータM3でプーリ16を回転させてベルト15を巻き戻すと、下降した吊り下げ用フック14がクレーンヘッド12の先端に向かって上昇し、この上昇した吊り下げ用フック14がクレーンヘッド12の先端部に設けられたストッパ19で移動が停止する。さらにベルト15を巻き戻すと、クレーンヘッド12自体が引張ばね17の弾性力に抗してクレーンアーム13の後端部まで引き戻される。したがって、クレーンヘッド12及び吊り下げ用フック14は車室内の天井部Rに収納される。
なお、この車椅子収納装置10は、車室内の天井部Rに対して着脱自在であり、天井固定フレーム11が図7(C)に示すようなアシストグリップ部100(例えば4ドア車ならば4個)に取り付け固定されている。即ち、アシストグリップ101を取り外し、その取り付け基部(ブラケット部)102にボルト及びナットにより天井固定フレーム11を取り付けるようになっている。
このように構成された本発明の自動車用乗降補助装置の動作について、図1(A)、(B)と共に図8〜図14を参照して説明する。なお、自動車用乗降補助装置が適用されるシート本体は各図に示すように、運転席であるフロントシートとする。また、車椅子WCは図11(B)、(C)に示すように、長距離移動時に自動車等に積み込めるような一般的な折り畳み式車椅子である。この折り畳み式車椅子WCは、車輪201を取り付けた左右のサイドフレーム202、203を平行運動機構204で拡張させることができ、柔軟性のある布状のシート座面205が左右のサイドフレーム202、203間に張力がかかった状態で掛け渡されている。したがって、サイドフレーム202、203を重ね合わせることで折り畳むことができる。
この自動車用乗降補助装置は、折り畳み式補助シート3がフロントシート2のシートバック21の裏面21aに格納されている場合には、折り畳み式補助シート3に一端が固定されたアーム4は直線移動機構5で下方に位置され、第1の回転機構6で鉛直方向の上方に位置されると共に、第2の回転機構7で折り畳み式補助シート3が車室内に位置されている(図1(A))。即ち、図4(B)に示すように、直線移動機構5の昇降板51が下板56の近傍まで下降すると共に、第1の回転機構6のピニオン61がラック62によってアーム4が鉛直方向の上方に持ち上げられることで、折り畳み式補助シート3がフロントシート2のシートバック21の裏面21aに格納されている。この状態において折り畳み式補助シート3は、シートクッション31、シートバック32及び一対のアームレスト33a、33bがコンパクトに折り畳まれているので、シート本体2のシートバック21の裏面21aにコンパクトに格納することができる。
このフロントシート2のシートバック21の裏面21aに格納されている折り畳み式補助シート3を利用して、運転者である車椅子使用者Uがフロントシート2に移乗する場合には、まず、フロントドアFD及びリヤドアRDを開口する。そして、着座している車椅子WCをリヤシート200に近づけ、リモートコントローラを使用して第2のモータM2を起動させ、第2の回転機構7の歯車機構71を駆動することで直線移動機構5及び第1の回転機構6自体を水平方向に回転させて折り畳み式補助シート3を車室内から車室外に移動させる(図4(B))。次に、リモートコントローラを使用して第1のモータM1を起動して直線移動機構5の送りねじ50を駆動させ、昇降板51を上昇させることにより第1の回転機構6のピニオン61がラック62に沿って回転するので(図4(B))、アーム4を鉛直方向で回転移動させて折り畳み式補助シート3を鉛直方向の上方から水平方向に移動させることができる(図8)。なお、この時点で折り畳み式補助シート3のシートクッション31の座面が水平になるように、アーム4の形状が形成されている。
さらに、折り畳まれている折り畳み式補助シート3のシートバック32及び一対のアームレスト33a、33bを手動で着座可能に展開する。この際、展開された折り畳み式補助シート3のシートクッション31が車椅子WCから折り畳み式補助シート3に移乗しにくい場合には、第3の回転機構8のレバー84を解除方向に移動させることにより、折り畳み式補助シート3のシートクッション31に固定されている歯車81からストッパ83が外れるので、折り畳み式補助シート3を車椅子WCから移乗し易い位置に回転させることができる(図6(A)、(B))。折り畳み式補助シート3を回転後、レバー84を嵌合方向に移動させることにより、折り畳み式補助シート3をその位置で停止させることができる。
この際、車椅子WCのシート205と折り畳み式補助シート3のシートクッション31とのヒップポイントがずれている場合には、リモートコントローラを使用して第1のモータM1を起動して直線移動機構5の送りねじ50を駆動させ、昇降板51を上下方向における該当する方向に移動させることで折り畳み式補助シート3を移動させヒップポイントを車椅子WCのシート座面205のヒップポイントに合わせる(図8)。したがって、車椅子使用者Uは手を使って車椅子WCから折り畳み式補助シート3に容易に移乗することができる。この際、車椅子WCから折り畳み式補助シート3に移乗する邪魔にならないように、折り畳み式補助シート3の移乗方向にあるアーム33bを上げておく(図8)。このように、折り畳み式補助シート3のヒップポイントを車椅子WCのヒップポイントに容易に合わせることができるので、車椅子利用者が、ヒップポイントの高いシート本体を備えた自動車への移乗が容易に行えるようになる。ここで、ヒップポイントとは、乗員がシートクッション等の座面に着座した際の着座基準点をいう。
車椅子使用者Uは、車椅子WCから折り畳み式補助シート3に移乗後、その自動車に車椅子収納装置10が天井部Rに設置されている場合には、リモートコントローラで第3のモータM3を起動してベルト15を緩めてクレーンアーム13からクレーンヘッド12を車室外に突出させる(図9(A)、(B))。クレーンヘッド12が所定位置まで突出して停止し、さらに吊り下げようフック14を、車椅子WCを吊り下げ可能な高さ位置までベルト15によって下降させる(図9(C))。この際、車椅子WCが、吊り下げ用フック14でシート座面205の下面に引っ掛けることが可能な位置にない場合には、クレーンヘッド12を回転移動させて位置を合わせる。そして、車椅子使用者Uは、吊り下げ用フック14を車椅子WCのシート座面205の下面に移動させ、リモートコントローラで第3のモータM3を起動してベルト15を巻き取ることで、吊り下げ用フック14が車椅子WCを吊り下げるので、車椅子WCは折り畳まれ収納可能な形状にすることができる。
また、クレーンヘッド12がベルト15によって車室内の元の位置に戻ると、車椅子使用者Uは、吊り下げ用フック14に吊り下げられている車椅子WCをリヤシート200に収納するために、リモートコントローラで第3のモータM3を起動してベルト15を緩める。この際、リモートコントローラの車椅子収納用のボタンやスイッチを押下しているので、クレーンヘッド12が車室外に突出することなく吊り下げ用フック14を下降することができる。車椅子使用者Uは、車椅子WCをリヤシート200に収納後、吊り下げ用フック14を吊り下げ用フック14のシート座面205から外してリモートコントローラで第3のモータM3を起動してベルト15を巻き取ることで、吊り下げ用フック14を上昇させて収納位置に戻す。したがって、車椅子使用者Uは、車椅子WCをひとりで車室外から車室内に容易に収納することができるようになる。なお、この車椅子収納装置10は、車椅子WCに限らず、リヤシート200への荷物の積み下ろしにも利用することができる。
車椅子WCをリヤシート200に収納後、車椅子使用者Uが折り畳み式補助シート3のシートクッション31の一方の側面をフロントシート2のシートクッション22の側面に沿わせるために、第3の回転機構8のレバー84を解除方向に移動させることにより、折り畳み式補助シート3のシートクッション31に固定されている歯車81からストッパ83が外れるので、折り畳み式補助シート3をフロントシート2に移乗し易い位置に回転させることができる(図6(A)、(B))。折り畳み式補助シート3を回転後、レバー84を嵌合方向に移動させることにより、折り畳み式補助シート3をその位置で停止させることができる(図12)。
この際、折り畳み式補助シート3のシートクッション31とフロントシート2のシートクッション22のヒップポイントがずれている場合には、リモートコントローラを使用して第1のモータM1を起動して直線移動機構5の送りねじ50を駆動させ、昇降板51を上下方向における該当する方向に移動させることで折り畳み式補助シート3を移動させヒップポイントを車椅子WCのシート座面205のヒップポイントに合わせる(図12)。したがって、車椅子使用者Uは手を使って折り畳み式補助シート3からフロントシート2に容易に移乗することができる。この際、折り畳み式補助シート3からフロントシート2に移乗する邪魔にならないように、折り畳み式補助シート3の移乗方向にあるアーム33aを上げておく(図12)。このように、折り畳み式補助シート3のヒップポイントをフロントシート2のヒップポイントに容易に合わせることができる。
車椅子使用者Uは、折り畳み式補助シート3からフロントシート2に移乗後、展開されている折り畳み式補助シート3のシートバック32及び一対のアームレスト33a、33bを手動でコンパクトに折り畳み(図13)、リモートコントローラを使用して第1のモータM1を起動して直線移動機構5の送りねじ50を駆動させ、昇降板51を下降させることにより第1の回転機構6のピニオン61がラック62に沿って回転するので(図4(B))、アーム4を水平方向から鉛直方向の上方に移動させることができる。次に、リモートコントローラを使用して第2のモータM2を起動させ、第2の回転機構7の歯車機構71を駆動することで直線移動機構5及び第1の回転機構6自体を水平方向に回転させて折り畳み補助シート3を車室外から車室内に移動させる(図14)。なお、アーム4の形状は、この時点においても折り畳み式補助シート3のシートクッション32の座面がフロントシート2のシートバック21の裏面21aと平行になるように構成されている。これにより、シートクッション31、シートバック32及び一対のアームレスト33a、33bがコンパクトに折り畳まれている折り畳み式補助シート3は、フロントシート2のシートバック21の裏面21aにコンパクトに格納される。
したがって、車椅子使用者は、車椅子使用者専用のシート本体を組み込まなくても一般的な自動車用シートで、車室外の車椅子及び車室内のシート本体間における車椅子使用者の移乗をひとりで容易に行うことができる。
なお、直線移動機構5は、上述した具体的な機構に限らず、折り畳み式補助シート3に一端が固定されたアーム4を上下方向で直線移動させて折り畳み式補助シート3を上下方向に移動することができる機構ならば、どのような機構構成でもよい。また、第1の回転機構6は、上述した具体的な機構に限らず、アーム4を鉛直方向で回転移動させて折り畳み式補助シート3を鉛直方向の上方及び水平方向間で移動することができる機構ならば、どのような機構構成でもよい。また、第2の回転機構7は、上述した具体的な機構に限らず、直線移動機構5及び第1の回転機構6自体を水平方向で回転させて折り畳み式補助シート3を車室内及び車室外間で移動することができる機構ならば、どのような機構構成でもよい。また、第3の回転機構8は、折り畳み式補助シート3を回転させてその向きを変化させることができる機構ならば、どのような機構構成でもよい。また、駆動手段Mは、直線移動機構5、第1の回転機構6及び第2の回転機構7を駆動することができる手段ならば、どのような手段でもよい。
さらに、本発明の自動車用乗降補助装置は運転席に限らず、助手席やリヤシートに移乗するときにも利用することができる。
これまで本発明について図面に示した特定の実施の形態をもって説明してきたが、本発明は図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の効果を奏する限り、これまで知られたいかなる構成であっても採用することができることはいうまでもないことである。
本発明の自動車用乗降補助装置における好ましい実施の形態例を示す図で、(A)は運転席を車外の斜め後方から見た斜視図、(B)は(A)における部分詳細図である。 本発明の自動車用乗降補助装置の構成要素である折り畳み式補助シートの動作状態を示す斜視図である。 本発明の自動車用乗降補助装置の構成要素である直線移動機構の詳細を示す図で、(A)は上面図、(B)は側面図である。 本発明の自動車用乗降補助装置の構成要素である第1の回転機構の詳細を示す図で、(A)は上面図、(B)は部分側面図である。 本発明の自動車用乗降補助装置の構成要素である第2の回転機構の詳細を示す図で、(A)は上面図、(B)は部分側面図である。 本発明の自動車用乗降補助装置の構成要素である第3の回転機構の詳細を示す図で、(A)は上面図、(B)は側面図である。 本発明の自動車用乗降補助装置として利用される車椅子収納装置の詳細を示す図で、(A)は上面図、(B)は側面図である。 本発明の自動車用乗降補助装置を利用して車椅子から折り畳み式補助シートに移乗する時の、自動車用乗降補助装置の動作状態を示す斜視図である。 本発明の自動車用乗降補助装置として利用される車椅子収納装置の動作状態を示す説明図で、(A)はクレーンヘッド及び吊り下げ用フックが車室内の天井部に収納された図、(B)はクレーンヘッドがクレーンフレームから突出した図、(C)はクレーンヘッドの先端から釣り下げ用フックが垂下した図である。 本発明の自動車用乗降補助装置として利用される車椅子収納装置で車椅子を収納する動作状態を示す斜視図である。 車椅子収納装置で車椅子を収納する動作状態を示す図で、(A)は車椅子収納装置の吊り下げ用フックと車椅子との関係を示す斜視図、(B)は車椅子収納装置の吊り下げ用フックを車椅子のシート座面の下面に挿入した状態を示す説明図、(C)は車椅子収納装置の吊り下げ用フックで車椅子を吊り上げた時の車椅子の状態を示す説明図である。 本発明の自動車用乗降補助装置を利用して折り畳み式補助シートからシート本体に移乗する時の、自動車用乗降補助装置の動作状態を示す斜視図である。 本発明の自動車用乗降補助装置の折り畳み式補助シートを、図12の状態で折り畳む状態を示す斜視図である。 本発明の自動車用乗降補助装置をシート本体のシートバック裏面に格納する動作状態を示す斜視図である。
符号の説明
2……シート本体
21……シートバック
21a……シートバックの裏面
3……折り畳み式補助シート
31……シートクッション
32……シートバック
33a、33b……一対のアームレスト
4……アーム
5……直線移動機構
50……送りねじ
51……昇降板(昇降部材)
52……ナット
53……ねじ軸
6……第1の回転機構
61……ピニオン
62……ラック
7……第2の回転機構
71……歯車機構
8……第3の回転機構
81……歯車
82……台座
83……ストッパ
84……レバー
10……車椅子収納装置
M……駆動手段
M1……第1のモータ
M2……第2のモータ
M3……モータ
F……車室内の床面部
R……車室内の天井部
WC……車椅子

Claims (7)

  1. 車室外の車椅子及び車室内のシート本体間における車椅子使用者の移乗を補助するための自動車用乗降補助装置であって、
    シートクッション、シートバック及びアームレストがコンパクトに折り畳まれて、前記シート本体のシートバックの裏面に格納される折り畳み式補助シートと、
    前記折り畳み式補助シートに一端が固定されたアームを上下方向で直線移動させて前記折り畳み式補助シートを上下方向に移動するための直線移動機構と、
    前記アームを鉛直方向で回転移動させて前記折り畳み式補助シートを鉛直方向の上方及び水平方向間で移動するための第1の回転機構と、
    前記直線移動機構及び前記第1の回転機構自体を水平方向で回転させて前記折り畳み式補助シートを前記車室内及び前記車室外間で移動するための第2の回転機構と、
    前記折り畳み式補助シートの前記シートクッションを回転させてその向きを変化させる第3の回転機構と、
    前記直線移動機構、前記第1の回転機構及び前記第2の回転機構を駆動する駆動手段とを備えたことを特徴とする自動車用乗降補助装置。
  2. 前記直線移動機構は、前記アームの他端が取り付けられている昇降部材と、前記昇降部材に固定されているナット及び前記ナットに噛み合わされ当該ナットを直線移動させるねじ軸から成る送りねじとから構成され、前記駆動手段は、前記送りねじを回転駆動する第1のモータを備えたことを特徴とする請求項1記載の自動車用乗降補助装置。
  3. 前記第1の回転機構は、前記アームが固定され前記直線移動機構の前記昇降部材に回動自在に取り付けられたピニオンと、前記ピニオンに噛み合わされ前記昇降部材の直線移動に基づき当該ピニオンを回転させて前記アームも回転移動させるラックとから構成された請求項2記載の自動車用乗降補助装置。
  4. 前記第2の回転機構は、前記直線移動機構及び前記第1の回転機構自体を水平方向で回転させる歯車機構を備え、前記駆動手段は、前記歯車機構を駆動する第2のモータを備えたことを特徴とする請求項3記載の自動車用乗降補助装置。
  5. 前記直線移動機構、前記第1の回転機構、前記第2の回転機構及び前記駆動手段は、1つの筐体に組み込まれ、前記筐体は前記室内における前記シート本体の後方の床面部に設置されたことを特徴とする請求項4記載の自動車用乗降補助装置。
  6. 前記第3の回転機構は、前記前記折り畳み式補助シートの前記シートクッションの下面に固定されている歯車と、前記歯車を回転可能に支持している台座と、前記歯車と噛み合うことで当該歯車の回転運動を停止させるストッパと、前記ストッパに固定され当該ストッパを移動させることで前記歯車と嵌脱自在にするレバーとから構成されたことを特徴とする請求項1記載の自動車用乗降補助装置。
  7. 前記車室内の天井部には、前記車椅子を吊り上げて車室内に収納する車椅子収納装置が搭載されていることを特徴とする請求項1記載の自動車用乗降補助装置。
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