JP3714309B2 - 車両のスロープ装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば車両後部の開口に設けられ、車椅子に乗った乗員が車室内と路面との間を楽に移動できるようにするためのスロープ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種のスロープ装置は、例えば特許文献1に開示されている。特許文献1に記載のスロープ装置は、車体後部に形成された開口を、上部ドアと下部ドアを上下方向へ回動させて開閉する車両において、折り畳み及び展開可能に構成された2枚のスロープ板を備えている。一方のスロープ板の一端が車体後部に形成された開口の下縁に回動可能に取り付けられており、2枚のスロープ板は通常時には車室内に折り畳んだ状態で格納されているが、上部ドアを開放した状態において、車両後方へ回動させつつ展開することで開口の下縁と路面間に傾斜状に掛け渡して使用する構成である。すなわち、スロープは、車室内に折り畳まれる格納位置と、開口の下縁と路面間に展開して掛け渡される使用位置との間で回動される構成である。
また、スロープ板は、下部ドアとリンクを介して連結されている。したがって、上部ドアを開放した状態で、スロープ板を車両後方の使用位置へ回動すれば、リンクを介して下部ドアが開き、スロープ板を車室内の格納位置へ回動すれば、下部ドアがリンクを介して閉じられる。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−86739号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述した特許文献1に記載のスロープ装置は、スロープ板の格納位置と使用位置との間での移動を手動で行う構成であるが、この手動方式から電動モータを駆動源とする動力式に変更しようとすると、電動モータの回転を、例えばリンク機構によってスロープ板に伝え、該スロープ板を格納位置と使用位置との間で回動させるといった構成が考えられる。しかしながら、このような構成では、スロープ板を回動させるリンク機構のほかに、スロープの回動に伴って下部ドアを開閉させるリンクが必要となることから、部品点数が増加し、駆動装置が複雑化してしまうという点に問題がある。
【0005】
本発明は、上述した従来の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、車体に形成された開口を上下2枚のドアによって開閉する車両に適用されるスロープ装置において、スロープを使用位置と格納位置との間で回動させる動作と、下部ドアを開き位置と閉じ位置との間で回動させる動作とを、動力を用いて行うに際し、駆動装置の構造を簡素化する上で有効な技術を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するため、本発明に係る車両のスロープ装置は、特許請求の範囲の請求項1〜に記載の通り構成した。これら各請求項の発明は、車体に形成された開口の上部を開閉可能な上部ドアと、前記開口の下部を開閉可能な下部ドアとを備え、前記下部ドアは、一端が前記開口の下縁に回動可能に取り付けられている車両のスロープ装置において、スロープを使用位置と格納位置との間で回動させる動作と、下部ドアを開き位置と閉じ位置との間で回動させる動作とを動力を用いて行うに際し、駆動装置の構造を簡素化する上で有効な技術である。
【0007】
請求項1に記載の車両のスロープ装置では、一端が開口の下縁付近で下部ドアまたは車体に回動可能に取り付けられ、開口の下縁と路面間に掛け渡される使用位置と、車室内で起立する格納位置との間で回動されるスロープと、駆動源と、該駆動源により回転させられる駆動アームと、駆動アームに回動可能に連結されるとともに、下部ドアとスロープとに対しては、駆動アームの回動に伴い下部ドアとスロープとが共に回動するように連結された共通の連結アームとを備えていることを特徴としている。
請求項1の発明によれば、1種類の駆動源を用いて共通の連結アームでスロープと下部ドアとを回動させる構成としたことにより、部品点数が少なく、簡素化された構造の駆動装置を提供することができる。
【0008】
また、請求項1記載のスロープ装置によれば、下部ドアの閉止時には、スロープを下部ドアから離れた状態で車室内に格納できる。このため、上部ドアを閉じたとき、スロープに対して上部ドアが干渉することを効果的に回避することができる。また、下部ドアの開放時には、スロープと下部ドアが接近することで、下部ドアが路面に対して干渉することを回避しつつ使用位置に回動された使用姿勢のスロープのスロープ角を可及的に小さくすることができる。なお、スロープ角とは、路面に対するスロープの傾き角をいう。
【0009】
請求項に記載の車両のスロープ装置では、スロープは、使用位置へ回動されたとき、その上面が車両フロア上面に対してほぼ面一となる構成であることを特徴としている。このような構成によれば、使用位置へ回動された使用姿勢のスロープ上面と車両フロア上面との間に段差が生ずることを防止し、例えば車椅子によるスロープと車両フロア間の移動を円滑に行うことができる。
【0010】
請求項に記載の車両のスロープ装置では、請求項2に記載の車両のスロープ装置において、連結アームは、先端部が下部ドアに回動可能に連結され、中間部がスロープに対して長孔と該長孔に移動可能に係合する係合部材とを介して連結されており、下部ドアに対するスロープの回動中心は、下部ドアの回動中心とスロープに対する連結アームの連結部との中間に設定されていることを特徴としている。このような構成によれば、連結アームを介して下部ドアとスロープとを回動させるとき、下部ドアの回動角度とスロープの回動角度に差を付けることができ、これにより、下部ドアに対するスロープの接近あるいは離間を簡単な構造で実現することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本実施の形態に係るスロープ装置10を備えた車両の後部の概略を示す斜視図である。また、図2および図3はスロープ装置10を備えた車両の後部の詳細を示す側断面図であり、図2にはスロープ板11の格納状態が示され、図3にはスロープ板11の使用状態が示されている。図1に示すように、車体1の後部には開口2が形成されている。この開口2は、上部が上部ドア3により開閉可能とされ、下部が下部ドア4により開閉可能とされている。上部ドア3は開口2の上縁にドアヒンジ(図示省略)を介して上下方向に回動可能に取り付けられ、下部ドア4は開口2の下縁に左右のドアヒンジ5(図2および図3参照)を介して上下方向に回動可能に取り付けられている。
【0012】
図2に示すように、上部ドア3は下部ドア4を閉じた状態で下方へ回動することにより閉じられる。そのとき、上部ドア3の下縁部前面が下部ドア4の上縁部後面に重なるように閉じられるとともに、ドア同士がドアロック7によってロックされる。上部ドア3の下方には図示省略のブラケットを介してリヤバンパー6が取り付けられており、ドア閉止状態では、リヤバンパー6が下部ドア4の後面に位置する。
下部ドア4の回動中心を構成するドアヒンジ5のヒンジピン5aは、車両フロアFの後端下部に設けられている。したがって、下部ドア4は上方へ回動したときは、図2に示すように、車両フロアFの後端上面の上方に起立して開口2の下部を閉止し、下方へ回動して(後方へ倒して)開口2の下部を開いたときには、図3に示すように、ドア内面(上面)が車両フロアF上面の高さよりも低い位置へ移動される。
【0013】
本実施の形態に係るスロープ装置10は、上下のドア3,4によって開閉される開口2の下部に備え付けられている。このスロープ装置10の詳細が図2、図3および図4に示されている。図4はスロープ装置10の斜視図であり、駆動装置20についてはその大部分が省略されている。スロープ装置10は、図2に示された車室内で起立する格納位置と、図3に示された開口2の下縁と路面G間に傾斜状に掛け渡される使用位置との間で回動される1枚のスロープ板11を有する。このスロープ板11が本発明でいうスロープに対応する。
【0014】
スロープ板11は下部ドア4が開口2を閉じる位置にあるとき、該下部ドア4の前方、すなわち車両フロアFの後端部上方に起立状態で格納される。スロープ板11は、起立状態において左右の側板11aの基端部側(下端部側)が下部ドア4の前面下部側に左右のスロープヒンジ12を介して回動可能に取り付けられている。スロープヒンジ12は、下部ドア4の側板4aとスロープ板11の側板11aとに跨って取り付けられ、ヒンジピン12aが下部ドア4のやや前方に設定されている。このため、下部ドア4がドアヒンジ5のヒンジピン5aを回動中心にして開口2を閉じる位置から開く位置へ回動されると、該下部ドア4に取り付けられたスロープ板11は格納位置から使用位置へ回動される。そして、使用位置へ回動されたとき、スロープ板11の基端部が車両フロアFの後端縁の後方へ移動するとともに、その上面が車両フロアFの上面と面一となるように構成されている。
【0015】
スロープ板11および下部ドア4の回動動作は、左右の駆動装置20によって行われる。左右の駆動装置20は、同様の構成を有するものであり、車室内に設置される駆動源としての減速機付き電動モータ21と、駆動ギヤ22と、駆動アーム23と、連結アーム24とを備えている。電動モータ21(減速機)の出力軸には小径のピニオンギヤ25が取り付けられており、このピニオンギヤ25に駆動ギヤ22が噛み合っている。
駆動ギヤ22は、図示のようにその外周の約190度の範囲にわたって歯が形成されている。したがって、駆動ギヤ22は約190度の範囲で回転する。この駆動ギヤ22には外周側に放射状に張り出す駆動アーム23が形成されており、その駆動アーム23の先端に連結アーム24の一端が支軸24aを介して回動可能に連結されている。連結アーム24は車両前後方向に延在されており、他端が下部ドア4の側板4aに支軸24bを介して回動可能に連結され、中間部が係合ピン24cと該係合ピン24cが移動可能な長孔11bとを介してスロープ板11に連結されている。なお、係合ピン24cは連結アーム24側に固着され、長孔11bはスロープ板11の左右の側板11aに形成されている。上記の係合ピン24cが本発明でいう係合部材に対応する。
【0016】
長孔11bは側板11aの長手方向に沿って延びており、スロープ板11が格納位置にある状態では連結アーム24の延在方向に対して所定の角度で交差している。これにより、下部ドア4が閉じ位置と開き位置との間で回動され、それに伴いスロープ板11が格納位置と使用位置との間で回動されるとき、長孔11b内を係合ピン24cが移動することによって、該長孔11bと係合ピン24cの距離の変化が吸収され、また長孔11bの形状によって下部ドア4の回動角度とスロープ板11の回動角度に差が生じる。すなわち、下部ドア4とスロープ板11との位置関係を開放時と閉止時とで異なる位置とすることができるのであり、本実施の形態では、下部ドア4に対してスロープ板11が格納位置では離れ、使用位置では接近する構成としている。
【0017】
なお、上記駆動装置20のうち、電動モータ21、駆動ギヤ22および駆動アーム23は、車両の側部であって、インナパネルとアウタパネルとの間の空間部に収納されており、一方、連結アーム24が車室内に配置されている。このため、駆動アーム23と連結アーム24とを連結するための支軸24aは、インナパネルおよび内張りトリムに形成された開口部8を貫通して延びている。また、スロープ板11の回動中心を構成するスロープヒンジ12のヒンジピン12aは、下部ドア4を回動可能に支持するドアヒンジ5のヒンジピン5aと、スロープ板11に対する連結アーム24の連結部との中間位置に設定されている。
【0018】
本実施の形態に係るスロープ装置10は上記のように構成されている。したがって、上部ドア3を上方へ回動して開口2の上部を開放した状態において、電動モータ21が正転側に起動されたときは、駆動ギヤ22の図示時計回り方向の回転による連結アーム24の車両後方への移動により、下部ドア4が閉じ位置から開き位置へ回動されるとともに、スロープ板11が格納位置から使用位置へ回動される。使用位置へ回動されたスロープ板11は、図3に示すように、開口2の下縁と路面Gとの間に傾斜状に掛け渡される。これにより、例えば車椅子に座った乗員が、路面Gからスロープ板11を経て車室内に乗りこむことができる。
なお、図2では車両フロアFが水平であるのに対し、図3では車両フロアFが傾斜している。これは、本実施の形態に係るスロープ装置10を、車体後部側の車高を降下することが可能な機能を備えた車両に適用した場合として示したものである。車体後部の降下機能により車体後部の車高を降下して車両フロアFを傾斜したときは、車体後部の降下機能を有しない車両(車両フロアFが水平)に適用した比べてスロープ板11の路面Gに対する傾斜角、すなわちスロープ角θをより小さくすることができるため、乗降性がより向上する。
一方、電動モータ21が逆転側に起動されたときは、駆動ギヤ22の図示反時計回り方向の回転による連結アーム24の車両前方への移動により、下部ドア4が開き位置から閉じ位置へ回動されるとともに、スロープ板11が使用位置から車室内の格納位置へと回動される。
【0019】
以上のように、本実施の形態によれば、駆動アーム23に連結された共通の連結アーム24をそれぞれ下部ドア4とスロープ板11に連結する構成としたことにより、1種類の駆動源によって下部ドア4とスロープ板11とを回動できるとともに、例えば下部ドアとスロープ板とを共に回動させるに際し、それらをリンクにて互いに連結した上で、いずれか一方を電動モータで駆動させるといった構成に比べると、部品点数を減少して駆動装置20の構造を簡素化できるとともに、コストを低減できる。
【0020】
また、本実施の形態においては、下部ドア4が閉じ位置と開き位置との間で回動され、スロープ板11が格納位置と使用位置との間で回動されるとき、下部ドア4に対してスロープ板11が格納位置では離れ、使用位置では接近する構成としている。このため、スロープ板11の格納時においては、図2に示す如く、たとえスロープ板11の背丈を下部ドア4よりも大きく形成した場合であってもスロープ板11が下部ドア4から離れていることで、上部ドア3を閉じるときにスロープ板11に干渉することを回避できる。一方、使用時においては、下部ドア4がスロープ板11に接近することで、該下部ドア4の路面Gに対する干渉を避けつつスロープ板11を路面Gに近づけることが可能となる。このことはスロープ板11のスロープ角θを小さくできることになり、路面Gと車室との間における車椅子での乗降性が向上する。
なお、本実施の形態では、図4に示すように、スロープ板11には、下部ドア4に装着されるドアロック構成部品としてのストライカ7aおよびそれを取り付けるブラケット7bと対向する部位(車幅方向のほぼ中央部)に、それらストライカ7a等との干渉を回避するための逃げ孔11cを設けている。このため、スロープ板11が使用位置へ回動されたとき、逃げ孔11cにストライカ7a等が入り込むことでスロープ板11と下部ドア4との接近度合をより高めることができる。
【0021】
また、本実施の形態では、スロープ板11が使用位置へ回動されたとき、該スロープ板11の上面が車両フロアFの上面とほぼ面一となる構成としたので、フロア面とスロープ板11とを段差を伴わない連続面で接続されることになり、車椅子による円滑な乗り移りが可能となる。
【0022】
なお、本発明は図示の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更してもよい。
例えば、スロープ板11は一枚板で形成したが、折り畳み可能に連ねられた複数枚によって構成にしてもよい。スロープ板11は下部ドア4に回動可能に取り付けたが、車両フロアF側に回動可能に取り付けてもよい。また、本実施の形態では、スロープ装置10を車体後部の開口2に適用した場合で説明したが、車体側部の開口に適用できることは言うまでもない。
また、連結アーム24に係合ピン24cを設け、スロープ板11に長孔11bを設けたが、連結アーム24に長孔11bを設け、スロープ板11に係合ピン24cを設けてもよい。また、連結アーム24と下部ドア4とを支軸24bで連結し、連結アーム24とスロープ板11とを係合ピン24cおよび長孔11bを介して連結したが、連結アーム24と下部ドア4の連結を係合ピン24cおよび長孔11bを介して行い、連結アーム24とスロープ板11の連結を支軸24bによって行ってもよい。
【0023】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、車両のスロープ装置において、スロープを使用位置と格納位置との間で回動させる動作と、下部ドアを開き位置と閉じ位置との間で回動させる動作とを、動力を用いて行うに際し、駆動装置の構造を簡素化する上で有効な技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係るスロープ装置を備えた車両後部の概略を示す斜視図である。
【図2】 スロープ装置の側断面図であり、スロープ板の格納状態を示す。
【図3】 スロープ装置の側断面図であり、スロープ板の使用状態を示す。
【図4】 スロープ装置を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…車体
2…開口
3…上部ドア
4…下部ドア
5…ドアヒンジ
10…スロープ装置
11…スロープ板(スロープ)
11b…長孔
12…スロープヒンジ
20…駆動装置
21…電動モータ(駆動源)
23…駆動アーム
24…連結アーム
24c…係合ピン(係合部材)
F…車両フロア

Claims (3)

  1. 車体に形成された開口の上部を開閉可能な上部ドアと、前記開口の下部を開閉可能な下部ドアとを備え、前記下部ドアは、一端が前記開口の下縁に回動可能に取り付けられている車両のスロープ装置であって、
    一端が前記開口の下縁付近で前記下部ドアまたは車体に回動可能に取り付けられ、前記開口の下縁と路面間に掛け渡される使用位置と、車室内で起立する格納位置との間で回動されるスロープと、駆動源と、該駆動源により回転させられる駆動アームと、前記駆動アームに回動可能に連結されるとともに、前記下部ドアと前記スロープとに対しては、前記駆動アームの回動に伴い下部ドアが開閉し、かつ前記スロープが、前記下部ドアが閉じるに伴い前記格納位置へ回動しつつ下部ドアから離れるように該下部ドアに対して相対的に回動し、前記下部ドアが開くのに伴い使用位置へ回動しつつ下部ドアに近づくように該下部ドアに対して相対的に回動するように連結された共通の連結アームとを備えている車両のスロープ装置。
  2. 請求項に記載の車両のスロープ装置であって、前記スロープは、使用位置へ回動されたとき、その上面が車両フロア上面に対してほぼ面一となる構成であることを特徴とする車両のスロープ装置。
  3. 請求項またはに記載の車両のスロープ装置であって、前記連結アームは、先端部が前記下部ドアに回動可能に連結され、中間部が前記スロープに対して長孔と該長孔に移動可能に係合する係合部材とを介して連結されており、前記下部ドアに対する前記スロープの回動中心は、前記下部ドアの回動中心と前記スロープに対する前記連結アームの連結部との中間に設定されていることを特徴とする車両のスロープ装置。
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