JP2003048434A - ルーフ機構格納部のカバー装置 - Google Patents

ルーフ機構格納部のカバー装置

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JP2003048434A JP2002206061A JP2002206061A JP2003048434A JP 2003048434 A JP2003048434 A JP 2003048434A JP 2002206061 A JP2002206061 A JP 2002206061A JP 2002206061 A JP2002206061 A JP 2002206061A JP 2003048434 A JP2003048434 A JP 2003048434A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回動させることで車体後部の座席後部領域の
後方に設けたルーフ機構格納部の中に格納可能なルーフ
機構を備えた自動車の、ルーフ機構格納部のカバー装置
であって、ルーフ機構格納部を、前縁側を上方後方へ回
動可能としたルーフ機構格納部リッド1で閉塞できるよ
うにし、閉塞状態にあるルーフ機構格納部リッド1の前
縁部と、座席後部領域4の後縁部との間に存在する開口
部を、カバーユニット5で閉塞できるようにし、カバー
ユニット5が、前部カバー部材6と、後部カバー部材7
と、一対の側部カバー部材8とを含んでいるようにした
カバー装置において、それらカバー部材を容易に駆動で
きるようにする。 【解決手段】 前部カバー部材6を車体に回動可能に取
付け、後部カバー部材7を前部カバー部材6に回動可能
に取付け、一対の側部カバー部材8をルーフ機構格納部
リッド1に回動可能に取付けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばハードトッ
プ型自動車などのように格納可能なルーフ機構を備えた
自動車の、ルーフ機構格納部のカバー装置に関するもの
であり、より詳しくは、請求項1の前提部分に記載した
構成要件を備えたその種のカバー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ドイツ特許公告DE 44 46 483
C2号公報には、ハードトップ型自動車に装備する上述
の種類のカバー装置が開示されており、そのカバー装置
においては、ルーフ機構が、前方部分である屋根板部
と、その屋根板部に連結したリヤウィンドウ部とを備え
ている。また、そのルーフ機構は、車体側に取付けた確
実動作制御装置によって回動されて、車体後部の座席後
部領域の後方に設けたルーフ機構格納部に格納されるよ
うにしてある。ルーフ機構格納部は、前縁側を上方後方
へ回動可能としたルーフ機構格納部リッドによって閉塞
できるようにしてある。更に、閉塞状態にあるルーフ機
構格納部リッドの前縁部と、座席後部領域の後縁部との
間に空間(開口部)が画成され、この空間(開口部)
を、カバーユニットによって閉塞できるようにしてあ
る。そのカバーユニットは、前部カバー部材と、中央カ
バー部材と、後部カバー部材とを含んでおり、更に、一
対の側部カバー部材を含んでいる。カバーユニットが閉
塞状態にあり且つルーフ機構がルーフ機構格納部に格納
された状態にあるときに、カバーユニットのそれら複数
のカバー部材は集合して、概ね平坦で、それらカバー部
材の間に本質的に隙間のない、1つのカバー構造体を形
成しており、このカバー構造体が上述の空間(開口部)
を閉塞している。また、このカバー構造体の表面は、座
席後部領域の表面と、ルーフ機構格納部リッドの表面と
に対して、略々面一の関係にあって、それら表面に連続
する表面となっている。
【0003】この公知のカバー装置は、折り畳み機構を
備えており、その折り畳み機構は、後部カバー部材と中
央カバー部材との連結部を上方へ持ち上げるようにし
て、それらカバー部材を回動させ、それによって、それ
らカバー部材を、互いの下面どうしが合わさるように折
り畳んで、直立した姿勢にする。更に、一対の側部カバ
ー部材もこの折り畳み機構に連結されており、この折り
畳み機構は、それら側部カバー部材も折り畳んで、直立
した姿勢にする。中央カバー部材及び後部カバー部材
は、折り畳んだ状態にあるときには、前部カバー部材の
後縁部に隣接している。中央カバー部材及び後部カバー
部材を折り畳み可能にしている理由は、それらカバー部
材を折り畳みすることで、ルーフ機構を回動移動させる
際にそのルーフ機構がたどる移動経路を空けるためであ
る。また更に、カバーユニットの上述の複数のカバー部
材が集合した全体を、自動車の前後方向に、概ね平行移
動の状態で、移動させるようにしている。それらを全体
として自動車の前後方向に移動可能にしている理由は、
ルーフ機構を格納する際に、ルーフ機構格納部リッドの
前縁部のすぐ前方に画成される開口部を、ルーフ機構の
格納が完了した後に閉塞するためである。この開口部
は、ルーフ機構が、車室を覆うクローズ位置にあるとき
には、そのルーフ機構のリアウィンドウ部によって閉塞
されている。一対の側部カバー部材を装備している理由
は、ルーフ機構がクローズ位置にあるときに、そのルー
フ機構の一対のリヤピラーが貫通して延在するための一
対の開口部を画成するためである。一対の側部カバー部
材は、ルーフ機構がクローズ位置にあるときには、上方
へ折り畳まれた状態にあり、中央カバー部材の上方へ直
立した姿勢を取っている。従って、この構成によれば、
一対の側部カバー部材は、ルーフ機構がクローズ位置に
あるときには車室内に屹立しており、そのため、車室内
の乗員には、それら一対の側部カバー部材が、いかにも
邪魔な存在と感じられがちである。また、総じて、以上
に概説した公知のカバー装置では、複数のカバー部材を
上述の如く折り畳むための構造が、高コストのものとな
らざるを得ない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、本明細書の冒頭に記載した種類のカバー装置に改良
を加えて、比較的低コストで製造することのできる、よ
り優れた構造のカバー装置を提案することにある。また
更に、そのカバー装置は、車室内空間の占有容積が小さ
なものであることが望まれる。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
れば、請求項1に記載した特徴を備えたカバー装置によ
って達成される。即ち、本発明のカバー装置は、前部カ
バー部材が車体に回動可能に取付けられており、カバー
ユニットが閉塞状態にあるときに、該前部カバー部材
が、座席後部領域の後縁部と、後部カバー部材の前縁部
とに隣接しているようにしてあり、前記後部カバー部材
が前記前部カバー部材に回動可能に取付けられており、
前記カバーユニットが閉塞状態にあり且つルーフ機構が
ルーフ機構格納部に格納された状態にあるときに、該後
部カバー部材が、前記前部カバー部材の後縁部と、ルー
フ機構格納部リッドの前縁部とに隣接しているようにし
てあり、一対の側部カバー部材が夫々に前記ルーフ機構
格納部リッドに回動可能に取付けられており、前記カバ
ーユニットが閉塞状態にあり且つ前記ルーフ機構が前記
ルーフ機構格納部に格納された状態にあるときに、該一
対の側部カバー部材が、前記前部カバー部材の側縁部
と、前記後部カバー部材の側縁部と、前記座席後部領域
の後縁部と、前記ルーフ機構格納部リッドの前縁部とに
隣接しているようにしてある、ことを特徴とする。ま
た、従属請求項は、好適な実施の形態にかかる特徴を記
載したものである。本発明が提案するように、一対の側
部カバー部材をルーフ機構格納部リッドに取付けること
により、それら側部カバー部材だけを、その他のカバー
部材と連動させることなく、機械的に回動運動させるこ
とができ、それによって、それら側部カバー部材を回動
運動させるために装備する例えばアクチュエータなどの
駆動手段を、簡明化することが可能となる。
【0006】1つの好適な実施の形態として、前記ルー
フ機構が車室を覆うクローズ位置にあるときに、前記後
部カバー部材が前記前部カバー部材の下面側へ回動した
状態にあるようにしてもよい。本発明にかかるカバー装
置では、ルーフ機構がクローズ位置にあるときには、後
部カバー部材は不要となっているため、後部カバー部材
を車室の内部へ向けて回動させた状態にするのではな
く、下方へ回動させた状態にあるようにすることで、カ
バーユニットが閉塞状態にあるときも、そのカバーユニ
ットの美観を保つことが可能となる。
【0007】1つの実施の形態として、前記ルーフ機構
が格納状態にあるときには前記前部カバー部材の後縁部
と前記ルーフ機構格納部リッドの前縁部との間に画成さ
れている開口部を、前記カバーユニットが閉塞状態にあ
るときには前記後部カバー部材が閉塞しているようにし
てもよい。この構成とすれば、複数のカバー部材を全体
として、自動車の前後方向に、水平に平行移動できるよ
うにしておく必要がなくなるため、全体構造を格段に簡
明化することが可能となる。
【0008】1つの具体的な実施の形態として、前記ル
ーフ機構が格納される際に、前記前部カバー部材がルー
フ機構回動移動許容姿勢を取るようにし、該ルーフ機構
回動移動許容姿勢は、前記前部カバー部材の後縁側が上
方前方へ回動した姿勢であり、前記前部カバー部材が該
ルーフ機構回動移動許容姿勢を取っているときに、前記
後部カバー部材が前記前部カバー部材の下面側へ回動し
た状態にあるようにしてもよい。この構成とすれば、ル
ーフ機構を回動移動させる際に、そのルーフ機構がたど
る移動経路を、比較的容易に確保することが可能とな
る。
【0009】1つの有利な実施の形態に対応した構成と
して、前記ルーフ機構格納部の内部の、前記ルーフ機構
を収容するために利用される空間より下方の部分が、ト
ランクルームとして形成されており、前記トランクルー
ムが開けられる際に、前記ルーフ機構格納部リッドは、
その後縁側が上方前方へ回動されるようにしてあり、前
記トランクルームが開放状態にあるときに、前記前部カ
バー部材がトランクルーム荷物出し入れ許容姿勢を取っ
ているようにし、該トランクルーム荷物出し入れ許容姿
勢は、前記前部カバー部材の後縁側が上方前方へ回動し
た姿勢であり、前記前部カバー部材が該トランクルーム
荷物出し入れ許容姿勢を取っているときに、前記後部カ
バー部材が前記前部カバー部材の下面側へ回動した状態
にあるようにしてもよい。ルーフ機構は、格納状態にあ
るときには、ルーフ機構格納部の内部の、トランクルー
ムの上方の空間に収容されている。そこで、ルーフ機構
格納部リッドの後縁側を上方前方へ回動させてトランク
ルームを開けるようにすれば、それによって、格納状態
にあるルーフ機構の後縁側を上方前方へ回動させること
ができるため、トランクルームへの荷物の出し入れ機能
が強化され、トランクルームを使いやすいものにするこ
とができる。そして、本発明において、前部カバー部材
がトランクルーム荷物出し入れ許容姿勢を取るようにす
れば、それによって、ルーフ機構全体の回動移動を、容
易ないし良好なものとすることが可能となる。
【0010】別の1つの実施の形態として、前記ルーフ
機構が車室を覆うクローズ位置にあるときに、前記側部
カバー部材が、前記ルーフ機構格納部リッドの下面側へ
回動した状態にあるようにしてもよい。この構成とすれ
ば、側部カバー部材が不要なときには、側部カバー部材
は、車室外へ向けて回動した状態とされる。そのため、
ルーフ機構がクローズ状態にあるときの、カバーユニッ
トの美観を良好なものとなる。
【0011】1つの有利な実施の形態として、前記前部
カバー部材を回動駆動するための駆動手段を備えるよう
にし、該駆動手段が、前記ルーフ機構を回動移動させる
ための車体側に取付けた確実動作制御装置と連動するよ
うに、該確実動作制御装置に機械的に連結されているよ
うにしてもよい。この構成とすれば、前部カバー部材の
回動駆動を、ルーフ機構を回動移動させるための確実動
作制御装置によって発生させることができ、信頼性の高
い機能が保証されるという効果が得られる。
【0012】別の1つの実施の形態として、上の実施の
形態と同様の方式で、前記後部カバー部材を回動駆動す
るための駆動手段を備えるようにし、該駆動手段が、前
記ルーフ機構を回動移動させるための車体側に取付けた
確実動作制御装置と連動するように、該確実動作制御装
置に機械的に連結されているようにしてもよい。このよ
うにすれば、後部カバー部材の回動駆動も、ルーフ機構
の回動移動に連動させることができるため、この場合
も、機能不全を回避し得るという効果が得られる。
【0013】更に、上の実施の形態の変形構成例とし
て、前記一対の側部カバー部材を同期させて回動駆動す
るための駆動手段を備えるようにし、該駆動手段が、前
記ルーフ機構を回動移動させるための車体側に取付けた
確実動作制御装置に、電気的または電子的に結合されて
いるようにしてもよい。ここでいう電気的または電子的
な結合とは、例えば、電気センサや電気スイッチなどを
介した結合であり、かかる結合を採用することによっ
て、側部カバー部材の回動運動を、ルーフ機構の回動移
動から分離することが可能となる。更に、この構成とす
ることで、側部カバー部材を回動駆動するための駆動手
段を、簡明な構成のものとすることが可能となる。例え
ば、その駆動手段として、空圧アクチュエータ、油圧ア
クチュエータ、或いは、電気アクチュエータなどを使用
し、それをルーフ機構格納部リッドに取付けるようにし
てもよい。
【0014】本発明のその他の重要な特徴並びに利点
は、従属請求項、添付図面、ないしは添付図面に基づい
た発明の詳細な説明から明らかとなる。
【0015】以上に説明した本発明の様々な特徴、並び
に、以下に詳述する本発明の種々の特徴は、以上に具体
的に提示した特定の組合せ、ないしは、以下に具体的に
提示する特定の組合せにおいてのみ利用し得るのではな
く、それら特徴を別の組合わせ方で適宜組み合わせて利
用することもできれば、それら特徴の1つ1つを個別に
利用することも可能なものであることは、いうまでもな
い。
【0016】添付図面は、本発明の好適な実施の形態を
示したものであり、以下の説明ではこの実施の形態に即
して詳述して行く。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は、乗用自動車の車体後部を
示しており、車体後部以外の部分は不図示としてある。
図示の自動車は、格納可能なルーフ機構を備えており、
従って一般的に、カブリオレ、ないしはコンバーチブル
と呼ばれている形式の自動車である。また、ルーフ機構
は、一般的に、ハードトップと呼ばれている形式のもの
とすることが好ましく、ハードトップとは、金属製また
はプラスチック製の外板を備えたルーフ機構を持つもの
をいう。ただし本発明は、ルーフ機構をソフトトップと
する場合にも適用可能であり、ソフトトップとは、幌形
式の格納可能なルーフ機構をいう。この自動車の車体後
部には、ルーフ機構を格納状態とする際に、それを収容
するための、ルーフ機構格納部が設けられている。ルー
フ機構格納部は、ルーフ機構格納部リッド1によって閉
塞できるようにしてある。ルーフ機構格納部リッド1
は、車体に取付けられており、ルーフ機構格納部を開け
る際には、このルーフ機構格納部リッド1の前縁側を上
方後方へ回動できるようにしてある。ルーフ機構格納部
の内部のうち、ルーフ機構を収容するために使用する空
間の側方の部分、または、その空間より下方の部分が、
別の目的の収容空間として、即ち、いわゆるトランクル
ームとして形成されている場合には、ルーフ機構格納部
リッド1を、その前縁側を上方後方へ回動できると共
に、その後縁側を上方前方へ回動することもできるよう
に構成し、トランクルームが開けられる際には、このル
ーフ機構格納部リッド1の後縁側が上方前方へ回動され
るようにしておく。このために、ルーフ機構格納部リッ
ド1は、例えばリッド部材と該リッド部材をその裏面側
から支持する支持フレームとから構成して、リッド部材
の前端側を支持フレームに対して回動可能に連結し、支
持フレームの後端側を車体に対して回動可能に連結し、
さらに支持フレームを車体に対して解放可能に固定する
インターロック機構を設けることができる。これによ
り、ルーフ機構格納部を開けるためにルーフ機構格納部
リッド1の前縁側を上方後方へ回動する場合には、イン
ターロック機構を解除して、ルーフ機構格納部リッド1
のリッド部材及び支持フレームを車体から解放して、支
持フレームの後端側を中心として、リッド部材及び支持
フレームを一体的に車体に対して回動する。また、トラ
ンクルームを開けるためにルーフ機構格納部リッド1の
後端側を上方前方へ回動する場合には、リッド部材を支
持フレームに対して、リッドの部材の前端側を中心とし
て、リッド部材を車体に対して回動する。
【0018】ルーフ機構格納部リッド1が閉じた状態
(閉塞状態)にあるときには、その閉塞状態にあるルー
フ機構格納部リッド1の前縁部2と、この自動車の座席
後部領域4の後縁部3との間に、空間(開口部)が画成
されている。この空間(開口部)は、図1の状態ではカ
バーユニット5によって閉塞されており、カバーユニッ
ト5は、前部カバー部材6と、後部カバー部材7と、一
対の側部カバー部材8とを含んでいる。ルーフ機構が格
納状態にあるときには、ルーフ機構格納部リッド1と座
席後部領域4との間の、上述の空間(開口部)は、カバ
ーユニット5のカバー部材6、7、8によって、本質的
に隙間なく閉塞されており、またこのとき、それらカバ
ー部材6、7、8の表面は、ルーフ機構格納部リッド1
の表面と、座席後部領域4の後縁部3の表面とに対し
て、略々面一の関係にあって、それら表面に連続する表
面となっている。一方、ルーフ機構が車室を覆うクロー
ズ位置にあるときには、後部カバー部材7及び一対の側
部カバー部材8は、折り畳まれた状態にある。そして、
後部カバー部材7が、折り畳まれた状態にあることによ
って、開口部17(図4参照)が画成されており、ルー
フ機構格納部から引き出されたルーフ機構の後下縁部
が、この開口部17を貫通して延在している。また、一
対の側部カバー部材8が、折り畳まれた状態にあること
によって、一対の開口部18(図4参照)が画成されて
おり、それら開口部18を貫通して、クローズ位置にあ
るルーフ機構の一対のリヤピラーが延在している。前部
カバー部材6は、ルーフ機構がクローズ位置にあるとき
も、閉塞状態にあって、この自動車の車室内の小荷物置
棚を形成している。
【0019】前部カバー部材6は、車体に回動可能に取
付けられており、後部カバー部材7は、前部カバー部材
6に回動可能に取付けられている。また、一対の側部カ
バー部材8は、ルーフ機構格納部リッド1に回動可能に
取付けられている。本発明においては、カバー部材6、
7、8を以上のように取付けて、それらカバー部材を独
特の方式で作動させるようにしており、その作動方式に
ついて、以下に図2〜図5を参照して詳述する。尚、そ
れらの図は、カバーユニット5のカバー部材6、7、8
と、ルーフ機構格納部リッド1とを、それらが様々な状
態にあるところを示したものであり、また、図によって
は、更に、ルーフ機構の一部分を示したものもあるが、
その他の構成要素は不図示としてある。
【0020】図2においては、ルーフ機構10が、ルー
フ機構格納部の中に格納された状態にあり、また、カバ
ーユニット5が閉塞状態にある。カバーユニット5が閉
塞状態にあるときには、このカバーユニット5の複数の
カバー部材6、7、8が一体に組み合わさって、前述の
空間(開口部)を閉塞している。また、この状態にある
ときには、一対の側部カバー部材8も、後部カバー部材
7も、折り畳まれてはいない。
【0021】図2の状態にあるときに、前部カバー部材
6は、その前縁部11において、座席後部領域4の後縁
部3に隣接している(図1参照)。また、前部カバー部
材6は、その後縁部12において、後部カバー部材7の
前縁部13に隣接している。一方、後部カバー部材7
は、その後縁部14において、ルーフ機構格納部リッド
1の前縁部2に隣接している。また、側部カバー部材8
は、ルーフ機構格納部リッド1の前縁部2と、後部カバ
ー部材7の側縁部15と、前部カバー部材6の側縁部1
6とに隣接している。更に、側部カバー部材8は、座席
後部領域4の後縁部3にも隣接しており、これについて
は、図1を参照されたい。
【0022】図3には、ハードトップとして構成された
ルーフ機構10の屋根板部9が示されており、このルー
フ機構10のうち、屋根板部9以外の部分は、不図示と
してある。また、図3は、ルーフ機構10を折り畳んで
いるときの状態を示したものである。ルーフ機構10
を、車室を覆うクローズ位置へ移動させるには、先ず、
ルーフ機構格納部リッド1の前縁側を上方後方へ回動さ
せ、このときはまだ、ルーフ機構格納部リッド1に取付
けられている一対の側部カバー部材8は、ルーフ機構格
納部リッド1に対して折り畳まれていないままの状態に
しておく。次に、前部カバー部材6の後縁側を上方前方
へ折り曲げるようにして、この前部カバー部材6を折り
畳み、それと同時に、前部カバー部材6に取付けられて
いる後部カバー部材7を、前部カバー部材6の下面側へ
折り曲げる。これによって、ルーフ機構10を回動移動
させる際に、このルーフ機構10が通過するための十分
な広さを有する移動経路が確保され、この移動経路に沿
って、ルーフ機構10を、ルーフ機構格納部から車室の
上方のクローズ位置まで回動移動させることが可能とな
る。従って、図3において、前部カバー部材6は、ルー
フ機構回動移動許容姿勢を取っている。ルーフ機構10
がクローズ位置へ回動移動したならば、続いて、前部カ
バー部材6の後縁側を下方後方へ回動させることによっ
て、折り畳み状態にしていた前部カバー部材6を元の姿
勢に戻す。ただし、このとき、後部カバー部材7は、前
部カバー部材6の下面側へ折り畳み状態のままとし、元
の姿勢に戻さない。続いて、一対の側部カバー部材8
を、ルーフ機構格納部リッド1の下面側へ回動させて折
り畳み状態とした上で、ルーフ機構格納部リッド1の前
縁側を下方前方へ回動させて、このルーフ機構格納部リ
ッド1を元の姿勢に戻す。
【0023】図4に示したのは、ルーフ機構10が車室
を覆うクローズ位置にあり、前述の空間(開口部)が閉
塞されており、そして、ルーフ機構格納部が閉塞されて
いるという状態である。従って、図4の状態では、前部
カバー部材6が閉塞状態にあり、また、ルーフ機構格納
部リッド1も閉塞状態にある。図2に示した、ルーフ機
構が格納されているときの状態では、前部カバー部材6
が前述の空間(開口部)を閉塞しており、また、ルーフ
機構1がルーフ機構格納部を閉塞していたが、図4にお
ける前部カバー部材6及びルーフ機構格納部リッド1の
状態は、図2における前部カバー部材6及びルーフ機構
格納部リッド1の状態と同じものである。一方、図2の
状態と異なる点は、後部カバー部材7が前部カバー部材
6の下面側へ回動した状態にあること、それに、一対の
側部カバー部材8がルーフ機構格納部リッド1の下面側
へ回動した状態にあることである。
【0024】そして、後部カバー部材7が回動した状態
にあることによって、前部カバー部材6の後縁部12と
ルーフ機構格納部リッド1の前縁部2との間に、開口部
17が画成されており、ルーフ機構の不図示の後下縁部
が、この開口部17を貫通して延在している。また、一
対の側部カバー部材8が回動した状態にあることによっ
て、前部カバー部材6とルーフ機構格納部リッド1との
間に、一対の開口部18が画成されており、それら開口
部18を貫通して、破線で示したクローズ位置にあるル
ーフ機構10の一対のリヤピラーが延在している。従っ
て、ルーフ機構10が、車室を覆うクローズ位置にある
ときには、回動した状態にある後部カバー部材7と一対
の側部カバー部材8とは、目に触れることがなく、これ
によって車室内の美観が大いに改善されている。この効
果を更に高めるには、側部カバー部材8及び後部カバー
部材7の寸法を適切に定めることによって、ルーフ機構
10がクローズ位置にあるときに、前部カバー部材6の
後縁部12と、ルーフ機構10の下縁部の内縁とが、本
質的に隙間なく連続するようにするとよい。
【0025】図5に示したのは、ルーフ機構格納部にル
ーフ機構10を収容した状態でトランクルームを開ける
ために、ルーフ機構格納部リッド1の後縁側を上方前方
へ回動させたときの状態である。従って、この図5に示
したルーフ機構格納部リッド1の状態は、トランクルー
ムへの荷物の出し入れを行うための開放状態であり、こ
のとき、一対の側部カバー部材8は、折り畳まれていな
い状態に維持されている。トランクルームは、ルーフ機
構格納部の内部の、ルーフ機構10を収容するために使
用する空間の下方に設けられており、このトランクルー
ムへの荷物の出し入れを容易にするために、ルーフ機構
格納部に収容されているルーフ機構10は、その後縁側
が上方前方へ回動した、トランクルーム荷物出し入れ許
容姿勢を取っている。また、同時に、前部カバー部材6
も、図5に示したように、その後縁側が上方前方へ回動
した、トランクルーム荷物出し入れ許容姿勢を取ってい
る。更に、後部カバー部材7も、トランクルーム荷物出
し入れ許容姿勢を取っており、この後部カバー部材7の
トランクルーム荷物出し入れ許容姿勢は、前部カバー部
材6の下面側へ折り畳まれた状態である。従って、前部
カバー部材6に関しては、そのトランクルーム荷物出し
入れ許容姿勢と、そのルーフ機構回動移動許容姿勢と
が、同一姿勢となっている。この構成とすることで、様
々な構成部品の移動経路ないし運動経路を簡明なものと
することができ、また、それら構成部品の移動ないし運
動を良好に同期させることが可能となる。
【0026】ルーフ機構10は、車体側に取付けた不図
示の確実動作制御装置によって駆動されて、クローズ位
置とオープン位置との間を回動移動させられる。クロー
ズ位置とは、ルーフ機構10が車室を覆う位置であり、
オープン位置とは、ルーフ機構10がルーフ機構格納部
の中に格納されたときの位置である。このルーフ機構を
クローズ位置とオープン位置との間で移動させる確実動
作制御装置としては、公知の任意の装置を採用すること
ができ、例えば、特開平11−235927号公報に示
された装置では、ルーフ機構が、フロントルーフ部材
と、リヤガラスを備えたリヤルーフ部材と、リヤピラー
と、フロントルーフ部材及びリヤルーフ部材を動かす側
部主連接棒とを有しており、該側部主連接棒の下端部は
中間レバーを介して車体に枢着されている。そして、フ
ロントルーフ部材は、側部主連接棒の上端部に枢着され
ており、側部主連接棒の中間部に一端が枢着された案内
レバーの他端がレバーの一端に枢着され、そのレバーの
他端にリヤルーフ部材が枢着され、また、そのレバーの
中間部にリヤピラーが枢着されている。従って、側部主
連接棒を回転駆動するための駆動源を作動させることに
より、オープン位置にあるときには、フロントルーフ部
材、リヤピラー及びリヤルーフ部材が重ね合わさるよう
にして格納され、また、クローズ位置にあるときには、
フロントルーフ部材の後端にリヤピラー及びリヤルーフ
部材が連続して連なり、且つリヤルーフ部材の側部にリ
ヤピラーが連続する。また、前部カバー部材6を自動的
に回動駆動するための適当な駆動手段(不図示)を備え
ており、この駆動手段は、ルーフ機構10の確実動作制
御装置と連動するように、その確実動作制御装置に機械
的に連結されている。即ち、駆動手段を、ルーフを駆動
するための前記駆動源に機械的に連結させることによ
り、前部カバー部材6とルーフ機構10の確実動作制御
装置とを連動させることができる。更に、後部カバー部
材7を回動駆動するための適当な駆動手段(不図示)を
備えている。この後部カバー部材7を回動駆動するため
の駆動手段として、例えば、前部カバー部材6の裏面に
取り付けられたレバー装置と、レバー装置の一端に直線
運動を与えるためのプッシュプル式ケーブルユニット
と、から構成することができる。該プッシュプル式ケー
ブルユニットを作動させて直線運動を発生させると、レ
バー装置を構成するレバーが回動して、後部カバー部材
7のヒンジの回りの回動運動に変換する。この駆動手段
も、ルーフ機構10の確実動作制御装置と連動するよう
に、その確実動作制御装置に機械的に連結されている。
従って、2つの駆動手段が、確実動作制御装置と連動す
るように連結されているため、ルーフ機構がその移動経
路に沿って回動移動される際には、前部カバー部材6及
び後部カバー部材7が、そのルーフ機構の回動移動に連
動して適切に回動駆動される。
【0027】更に、一対の側部カバー部材8を回動駆動
するための駆動手段(不図示)も備えており、この駆動
手段は、特に、一対の側部カバー部材8を同期させて回
動駆動できるようにしたものである。図6に示したよう
に、一対の側部カバー部材8は、それらの下面側が、一
対の揺動アーム19の夫々の回動端に固定連結されてい
る。一対の揺動アーム19は、それらの基端が、ルーフ
機構格納部リッド1の下面に、一対の揺動軸心20の夫
々を中心として回動可能に取付けられている。側部カバ
ー部材8を回動駆動させるための駆動手段としては、例
えば、揺動軸心20の方に同心的に延在して、揺動軸心
に回転力伝達可能となった一対の駆動軸と、該駆動軸に
駆動力伝達可能に連結される一対の伝動機構21と、一
対の伝動機構21に連結された一対のプッシュプル式ケ
ーブルユニット22と、該プッシュプル式ケーブルユニ
ット22に連結される駆動源を備える中央駆動装置24
と、から構成することができる。この駆動手段は、ルー
フ機構の確実動作制御装置に機械的に連結した構成とは
しないことが望ましい。そして、一対の側部カバー部材
8の回動駆動をルーフ機構の回動移動に同期させるため
には、この駆動手段を、ルーフ機構の確実動作制御装置
に、電気的または電子的に結合するのがよい。
【0028】ルーフ機構10をルーフ機構格納部に格納
するプロセスは、以上に詳述した、ルーフ機構10をク
ローズ位置へ回動移動させるプロセスの逆順のプロセス
として実行される。即ち、図4に示した状態から、先
ず、ルーフ機構格納部リッド1の前縁側が上方後方へ回
動させられ、続いて、側部カバー部材8が前方へ回動さ
せられて、折り畳み状態にあったものが真っ直ぐに伸ば
される。続いて、ルーフ機構10が格納される方向に回
動移動されるのに合わせて、前部カバー部材6の後縁側
が上方前方へ回動させられて、前部カバー部材6はルー
フ機構回動移動許容姿勢を取り、このときにはまだ、後
部カバー部材7は、前部カバー部材6の下面側へ回動し
た状態のままとされている。以上によって、図3に示し
た状態に至る。この後、ルーフ機構10がルーフ機構格
納部に収容されたならば、前部カバー部材6は、その後
縁側が下方後方へ回動され、そのとき同時に、後部カバ
ー部材7は、その後縁側が前部カバー部材6から離れる
方向に回動される。続いて、取付けられている一対の側
部カバー部材8が真っ直ぐに伸ばされたルーフ機構格納
部リッド1の、その前縁側が下方へ回動されて、ルーフ
機構格納部が閉塞される。そして、複数のカバー部材
6、7、8が一体に組み合わさることで、カバーユニッ
ト5が形成され、このカバーユニット5によって、座席
後部領域4とルーフ機構格納部リッド1との間の空間
(開口部)が閉塞される。
【0029】
【発明の効果】一対の側部カバー部材をルーフ機構格納
部リッドに取り付けることにより、その他のカバー部材
と連動させることなく、該側部カバーだけを機械的に回
動運動させることができる。従って、側部カバー部材を
回動運動させるためのアクチュエータ等の駆動手段を簡
明化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるカバー装置を装備した乗用自動
車の車体後部の斜視図であり、ルーフ機構が格納された
状態を示した図である。
【図2】本発明にかかるカバー装置のカバーユニット
と、図1の自動車のルーフ機構格納部リッドとを示した
斜視図であり、この自動車のその他の部分は不図示と
し、ルーフ機構が格納された状態を示した図である。
【図3】図2と同様の斜視図であるが、ただし、部分的
に図示したルーフ機構が回動移動されている途中の状態
を示した図である。
【図4】図2と同様の斜視図であるが、ただし、部分的
に図示したルーフ機構が車室を覆うクローズ位置にある
状態を示した図である。
【図5】図2と同様の斜視図であるが、ただし、部分的
に図示したルーフ機構が開放状態にあって、トランクル
ーム荷物出し入れ許容姿勢を取っている状態を示した図
である。
【図6】本発明にかかるカバー装置を装備した乗用自動
車の車体後部の斜視図であり、部分的に図示したルーフ
機構が回動移動されている途中の状態を示した図であ
る。
【符号の説明】
1 ルーフ機構格納部リッド 4 座席後部領域 5 カバーユニット 6 前部カバー部材 7 後部カバー部材 8 側部カバー部材 10 ルーフ機構 17 開口部 18 開口部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回動させることで車体後部の座席後部領
    域(4)の後方に設けたルーフ機構格納部の中に格納可
    能なルーフ機構(10)を備えた自動車の、ルーフ機構
    格納部のカバー装置であって、前記ルーフ機構格納部
    を、前縁側を上方後方へ回動可能としたルーフ機構格納
    部リッド(1)によって閉塞できるようにしてあり、閉
    塞状態にある前記ルーフ機構格納部リッド(1)の前縁
    部(2)と、前記座席後部領域(4)の後縁部(3)と
    の間に存在する開口部(17)を、カバーユニット
    (5)によって閉塞できるようにしてあり、更に、前記
    カバーユニット(5)が、前部カバー部材(6)と、後
    部カバー部材(7)と、一対の側部カバー部材(8)と
    を含んでいるようにしたカバー装置において、 前記前部カバー部材(6)が前記車体に回動可能に取付
    けられており、前記カバーユニット(5)が閉塞状態に
    あるときに、該前部カバー部材(6)が、前記座席後部
    領域(4)の後縁部(3)と、前記後部カバー部材
    (7)の前縁部(13)とに隣接しているようにしてあ
    り、 前記後部カバー部材(7)が前記前部カバー部材(6)
    に回動可能に取付けられており、前記カバーユニット
    (5)が閉塞状態にあり且つ前記ルーフ機構(10)が
    前記ルーフ機構格納部に格納された状態にあるときに、
    該後部カバー部材(7)が、前記前部カバー部材(6)
    の後縁部(12)と、前記ルーフ機構格納部リッド
    (1)の前縁部(2)とに隣接しているようにしてあ
    り、 前記一対の側部カバー部材(8)が夫々に前記ルーフ機
    構格納部リッド(1)に回動可能に取付けられており、
    前記カバーユニット(5)が閉塞状態にあり且つ前記ル
    ーフ機構(10)が前記ルーフ機構格納部に格納された
    状態にあるときに、該一対の側部カバー部材(8)が、
    前記前部カバー部材(6)の側縁部(16)と、前記後
    部カバー部材(7)の側縁部(15)と、前記座席後部
    領域(4)の後縁部(3)と、前記ルーフ機構格納部リ
    ッド(1)の前縁部(2)とに隣接しているようにして
    ある、ことを特徴とするカバー装置。
  2. 【請求項2】 前記ルーフ機構(10)が車室を覆うク
    ローズ位置にあるときに、前記後部カバー部材(7)が
    前記前部カバー部材(6)の下面側へ折り畳まれた状態
    にあるようにしたことを特徴とする請求項1記載のカバ
    ー装置。
  3. 【請求項3】 前記ルーフ機構(10)が格納状態にあ
    るときには前記前部カバー部材(6)の後縁部(12)
    と前記ルーフ機構格納部リッド(1)の前縁部(2)と
    の間に画成されている開口部(17)を、前記カバーユ
    ニット(5)が閉塞状態にあるときには前記後部カバー
    部材(7)が閉塞しているようにしたことを特徴とする
    請求項2記載のカバー装置。
  4. 【請求項4】 前記ルーフ機構(10)が格納される際
    に、前記前部カバー部材(6)がルーフ機構回動移動許
    容姿勢を取るようにし、該ルーフ機構回動移動許容姿勢
    は、前記前部カバー部材(6)の後縁側が上方前方へ回
    動した姿勢であり、前記前部カバー部材(6)が該ルー
    フ機構回動移動許容姿勢を取っているときに、前記後部
    カバー部材(7)が前記前部カバー部材(6)の下面側
    へ折り畳まれた状態にあるようにしたことを特徴とする
    請求項1乃至3の何れか1項記載のカバー装置。
  5. 【請求項5】 前記ルーフ機構格納部の内部の、前記ル
    ーフ機構(10)を収容するために利用される空間より
    下方の部分が、トランクルームとして形成されており、
    前記トランクルームが開けられる際に、前記ルーフ機構
    格納部リッド(1)は、その後縁側が上方前方へ回動さ
    れるようにしてあり、前記トランクルームが開放状態に
    あるときに、前記前部カバー部材(6)がトランクルー
    ム荷物出し入れ許容姿勢を取っているようにし、該トラ
    ンクルーム荷物出し入れ許容姿勢は、前記前部カバー部
    材(6)の後縁側が上方前方へ回動した姿勢であり、前
    記前部カバー部材(6)が該トランクルーム荷物出し入
    れ許容姿勢を取っているときに、前記後部カバー部材
    (7)が前記前部カバー部材(6)の下面側へ折り畳ま
    れた状態にあるようにしたことを特徴とする請求項1乃
    至4の何れか1項記載のカバー装置。
  6. 【請求項6】 前記ルーフ機構(10)が車室を覆うク
    ローズ位置にあるときに、前記側部カバー部材(8)
    が、前記ルーフ機構格納部リッド(1)の下面側へ折り
    畳まれた状態にあるようにしたことを特徴とする請求項
    1乃至5の何れか1項記載のカバー装置。
  7. 【請求項7】 前記前部カバー部材(6)を回動駆動す
    るための駆動手段を備えており、該駆動手段が、前記ル
    ーフ機構(10)を回動移動させるための車体側に取付
    けた確実動作制御装置と連動するように、該確実動作制
    御装置に機械的に連結されていることを特徴とする請求
    項1乃至6の何れか1項記載のカバー装置。
  8. 【請求項8】 前記後部カバー部材(7)を回動駆動す
    るための駆動手段を備えており、該駆動手段が、前記ル
    ーフ機構(10)を回動移動させるための車体側に取付
    けた確実動作制御装置と連動するように、該確実動作制
    御装置に機械的に連結されていることを特徴とする請求
    項1乃至7の何れか1項記載のカバー装置。
  9. 【請求項9】 前記一対の側部カバー部材(8)を同期
    させて回動駆動するための駆動手段を備えており、該駆
    動手段が、前記ルーフ機構(10)を回動移動させるた
    めの車体側に取付けた確実動作制御装置に、電気的また
    は電子的に結合されていることを特徴とする請求項1乃
    至8の何れか1項記載のカバー装置。
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