JP7107871B2 - 搬送装置 - Google Patents

搬送装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7107871B2
JP7107871B2 JP2019035334A JP2019035334A JP7107871B2 JP 7107871 B2 JP7107871 B2 JP 7107871B2 JP 2019035334 A JP2019035334 A JP 2019035334A JP 2019035334 A JP2019035334 A JP 2019035334A JP 7107871 B2 JP7107871 B2 JP 7107871B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support plate
post
arm
electric motor
protector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019035334A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020137765A (ja
Inventor
良治 江井
悟 西本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2019035334A priority Critical patent/JP7107871B2/ja
Publication of JP2020137765A publication Critical patent/JP2020137765A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7107871B2 publication Critical patent/JP7107871B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Handcart (AREA)
  • Motorcycle And Bicycle Frame (AREA)

Description

本発明は、車両に物体を積み込み、積み下ろしするための搬送装置に関する。
車両に車椅子に着席した人や物品等を含む物体を積み込み、積み下ろしするための搬送装置が公知である。例えば、特許文献1には、車両に固定された支柱と、車椅子を支持する支持プレートと、支柱と支持プレートとを接続するアームとを有する搬送装置が記載されている。アーム、支柱、及び支持プレートの接続部には関節(回動部)が設けられ、関節が回動することによってプレートが支柱に対して移動する。
特表2000-511814号公報
関節が電動モータ及び減速機構を含む駆動装置によって駆動される場合、減速機構に含まれるギヤのバックラッシによって関節は若干のガタ(遊び)を有する。そして、搬送装置が支柱とプレートとの間に複数の関節を含む場合、各関節のガタが合計されて、支持プレートは比較的大きなガタ付きを有する。支持プレートのガタ付きが大きくなると、物体を安定性良く搬送することができないという問題が生じる。また、支持プレートによって車椅子に着席した人を搬送する場合、支持プレートにガタ付きがあると人は安心して利用することができない虞がある。ギヤの製造精度を向上させることによって、各関節のガタ付きを小さくすることができるが、製造コストが高くなるという問題がある。
本発明は、以上の背景を鑑み、搬送装置において、製造コストを抑制しつつ、ガタ付きを抑制することを課題とする。
上記課題を解決するために本発明のある態様は、車両(2)に物体を積み込み、積み下ろしするための搬送装置(1)であって、車両に設けられたベース(18)に上下に延びる軸線(A)を中心として回動可能に設けられたポスト(15)と、前記物体を下方から支持するための支持プレート(16)と、前記ポストと前記支持プレートとを接続し、上下に延びる軸線(B、C)を中心として回動可能な複数の関節(27、28)を有するアームと、前記ベースに対して前記ポストを回動させる第1電動モータ(31)と、前記関節のそれぞれを回動させる複数の第2電動モータ(32、33)と、前記第1電動モータ及び複数の前記第2電動モータを制御する制御装置(36)とを有し、前記制御装置は前記支持プレートが前記ポストに接触するように前記第2電動モータの少なくとも1つを制御する。
この構成によれば、電動モータの駆動力によって支持プレートをポストに摺接させるため、支持プレートのガタ付きを抑制することができる。制御部による電動モータの制御によって支持プレートのガタ付きを抑制するため、装置の製造精度を向上させる手法に比べて製造コストを抑制することができる。
上記の態様において、前記ポストは、本体部(15A)と、前記本体部の表面に設けられて前記支持プレートに接触するプロテクタ(21)とを有し、前記プロテクタは、前記本体部よりも摩擦係数が小さいとよい。
この構成によれば、ポストと支持プレートとの摩擦抵抗を低減することができる。これにより、エネルギー損失を低減することができると共に、摩擦音の発生を抑制することができる。
上記の態様において、前記プロテクタは、曲面部(21A)を有し、前記曲面部において前記支持プレートに接触するとよい。
この構成によれば、ポストと支持プレートとの接触面積を小さくして、摩擦抵抗を低減することができる。
上記の態様において、前記ポストは、本体部と前記本体部の表面に回転可能に設けられたローラ(41)とを有し、前記ローラにおいて前記支持プレートに接触するとよい。
この構成によれば、ポストと支持プレートとの摩擦抵抗を低減することができる。これにより、エネルギー損失を低減することができると共に、摩擦音の発生を抑制することができる。
上記の態様において、前記アームは、前記ポストに接続された第1アーム(29)と、前記関節の1つである第1関節(27)を介して前記第1アームに接続され、かつ前記関節の他の1つである第2関節(28)を介して前記支持プレートに接続された第2アーム(29)とを有するとよい。
この構成によれば、アームの部品点数を最小限に抑えつつ、支持プレートをポストに接触させながら、支持プレートを移動させることができる搬送装置を提供することができる。
上記の態様において、前記第1アームは、前記ポストに対して上下に回動可能な平行リンク機構であり、前記第1アームと前記ポストとの間には前記ポストに対して前記第1アームを回動させる第3電動モータ(34)が設けられているとよい。
この構成によれば、第1アームが上下に回動することによって支持プレートをポストに対して上下に移動させることができる。
上記の態様において、前記支持プレートは、板状に形成され、上面に車椅子の左右の車輪を受容可能な前後に延びる溝(16A)を有するとよい。
この構成によれば、支持プレートに車椅子を安定性良く載せることができる。
以上の構成によれば、搬送装置において、製造コストを上昇させることなく、ガタ付きを低減させることができる。
実施形態に係る搬送装置を備えた車両の概略平面図 実施形態に係る搬送装置を左前方から見た斜視図 実施形態に係る搬送装置を左前方から見た斜視図 支持プレートが展開位置にあるときの搬送装置を示す概略平面図 第2工程後の搬送装置を示す概略平面図 第3工程後の搬送装置を示す概略平面図 第4工程後の搬送装置を示す概略平面図 第5工程後の搬送装置を示す概略平面図 変形実施形態に係る搬送装置を左前方から見た斜視図
以下、図面を参照して、本発明に係る搬送装置の実施形態について説明する。
図1に示すように、搬送装置1は車両2に設けられる。車両2は、例えば乗用車やバス、トラック等であってよい。乗用車は、ワンボックスカーやワゴン車を含む。本実施形態では、車両2はワンボックスカーである。車両2の側部には、前左乗降口4、前右乗降口5、後左乗降口6、後右乗降口7、及びテールゲート開口部8が設けられている。前左乗降口4、前右乗降口5、後左乗降口6、後右乗降口7、及びテールゲート開口部8にはドア9が設けられている。後左乗降口6及び後右乗降口7に設けられたドア9は、スライドドアであるとよい。
搬送装置1は、車両2に物体を積み込み、積み下ろしするための装置である。物体には、車椅子や車椅子に着席した人が含まれる。搬送装置1は、車両2の車室11内において、前左乗降口4、前右乗降口5、後左乗降口6、後右乗降口7、又はテールゲート開口部8に対応した位置に設けられている。また、搬送装置1は、運転席、助手席、後部座席(2列目シート)の左側席、後部座席の右側席、及び3列目シートの少なくとも1つに代えて車室11に配置されるとよい。また、搬送装置1は、車室11の後端をなす荷室に設けられてもよい。本実施形態では、搬送装置1は後左乗降口6に対応した位置、すなわち車室11内の後部座席の左側席に対応する位置に設けられている。
図2及び図3に示すように、搬送装置1は、ポスト15と、支持プレート16と、アーム17とを有する。ポスト15は、車両2に設けられたベース18に上下に延びる第1軸線Aを中心として回動可能に設けられている。ベース18は、車両2のフロアパネル19の上面に設けられている。他の実施形態では、ベース18は車両2の側部を構成するピラー(不図示)に設けられていてもよい。ベース18は、上方に向けて突出した円筒形の基部18Aを有する。
ポスト15は、四角柱状に形成され、上下に延びるポスト本体部15Aを有する。ポスト本体部15Aの下端は、ベース18の基部18Aに第1軸線Aを中心として回動可能に支持されている。ポスト本体部15Aの下部には、側方に向けて突出した一対の延長部15Bが設けられている。一対の延長部15Bは、それぞれ上下に延び、横方向に互いに隙間をおいて対向している。
ポスト15は、ポスト本体部15Aの表面にプロテクタ21を有する。プロテクタ21は、ポスト本体部15Aの外面に沿って設けられ、ポスト本体部15Aの外面の少なくとも一部を覆う。プロテクタ21は、四角柱状に形成されたポスト15の稜線を跨ぐように設けられ、稜線に対応した部分に曲面部21Aを有する。プロテクタ21は、ボルト22によってポスト本体部15Aに締結されている。プロテクタ21に形成されたボルト22が通過するための貫通孔21Bには金属製のカラー21Cが装着されている。
プロテクタ21は、ポスト本体部15Aよりも摩擦係数が小さく形成されている。プロテクタ21は、例えばポリアセタール(POM)やポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等の摩擦係数が比較的小さい樹脂から形成されているとよい。
支持プレート16は、物体を下方から支持する部品である。支持プレート16は、板状に形成され、面が上下を向いている。支持プレート16は、平面視で前後に長い長方形状に形成されている。支持プレート16の上面には、車椅子の左右の車輪を受容可能な左右一対の溝16Aが形成されている。各溝16Aは、前後に延びている。各溝16Aの前端は前方に向けて開口し、各溝16Aの後端は壁によって閉じられている。これにより、車椅子の車輪は各溝16Aに前端側から進入することができる。
支持プレート16には、車椅子の車輪を繋止するための複数の繋止装置23が設けられている。繋止装置23は、支持プレート16の内部の設けられたワイヤリトラクタ23Aと、基端がワイヤリトラクタ23Aに巻き付けられ、先端が支持プレート16の上方に延びたワイヤ23Bと、ワイヤ23Bの先端に設けられたフック23Cとを有する。フック23Cが車椅子の車輪に引っ掛かり、ワイヤリトラクタ23Aの回転がロックされることによって車椅子の車輪は支持プレート16に固定される。
支持プレート16には、左右一対のベルトバックル24が設けられている。各ベルトバックル24には、支持プレート16に載置された車椅子及び車椅子に着座した乗員の少なくとも一方を支持プレート16に固定するためのベルトの端部に設けられたタングが結合する。
アーム17は、ポスト15と支持プレート16とを接続する要素であり、上下に延びる軸線を中心として回動可能な複数の関節を有する。本実施形態では、アーム17は、ポスト15に接続された第1アーム26と、関節の1つである第1関節27を介して第1アーム26に接続され、かつ関節の他の1つである第2関節28を介して支持プレート16に接続された第2アーム29とを有する。
第1アーム26は、ポスト15に対して上下に回動可能な平行リンク機構である。第1アーム26は、上アーム26Aと、上アーム26Aの下方に上アーム26Aと平行に設けられた下アーム26Bと、上アーム26A及び下アーム26Bの先端に接続された縦アーム26Cとを有する。上アーム26Aと下アーム26Bとは、互いに等しい長さを有する。上アーム26A及び下アーム26Bの基端は、ポスト15の一対の延長部15Bに接続されている。上アーム26A及び下アーム26Bの基端のそれぞれは、一対の延長部15Bの間に配置され、水平方向に延びる互いに平行な軸線を中心として延長部15Bに回動可能に支持されている。上アーム26A及び下アーム26Bの先端は、互いに平行に約90度側方に向けて湾曲している。上アーム26A及び下アーム26Bの先端のそれぞれは、それぞれの基端の回動軸と平行な軸線を中心として縦アーム26Cに回動可能に支持されている。一対の延長部15B、上アーム26A、下アーム26B、及び縦アーム26Cは平行リンク機構を構成する。上アーム26A及び下アーム26Bがポスト15に対して回動することによって、縦アーム26Cはポスト15と平行に円弧軌跡を描いて上下に移動する。このとき、縦アーム26Cはポスト15と平行な姿勢を維持する。
第2アーム29は水平方向に延びている。第2アーム29の一端は、上下に延びる第2軸線Bを中心として回動可能に縦アーム26Cの下端に接続している。縦アーム26Cの下端と第2アーム29の一端との接続部が第1関節27を構成している。第2アーム29の他端は、上下に延びる第3軸線Cを中心として回動可能に支持プレート16の後端に接続している。第2アーム29の他端と支持プレート16との接続部が第2関節28を構成している。
搬送装置1は、ベース18に対してポスト15を、第1軸線Aを中心として回動させる電動モータ31(第1電動モータ)を有する。電動モータ31はベース18及びポスト15の一方に設けられている。電動モータ31の出力軸は、図示しない伝達機構(減速機構)を介してベース18及びポスト15の他方に連結されている。これにより、電動モータ31が駆動することによって、ポスト15がベース18に対して第1軸線Aを中心として回転する。
搬送装置1は、第1アーム26に対して第2アーム29を、第2軸線Bを中心として回動させる電動モータ32(第2電動モータ)を有する。電動モータ32は、第1関節27を回動させる。電動モータ32は縦アーム26C及び第2アーム29の一方に設けられている。電動モータ32の出力軸は、図示しない伝達機構(減速機構)を介して縦アーム26C及び第2アーム29の他方に連結されている。これにより、電動モータ32が駆動することによって、第2アーム29が第1アーム26の縦アーム26Cに対して第2軸線Bを中心として回転する。
搬送装置1は、第2アーム29に対して支持プレート16を、第3軸線Cを中心として回動させる電動モータ33(第2電動モータ)を有する。電動モータ33は、第2関節28を回動させる。電動モータ33は第2アーム29及び支持プレート16の一方に設けられている。電動モータ33の出力軸は、図示しない伝達機構(減速機構)を介して第2アーム29及び支持プレート16の他方に連結されている。これにより、電動モータ33が駆動することによって、支持プレート16が第2アーム29に対して第3軸線Cを中心として回転する。
搬送装置1は、ポスト15に対して第1アーム26の上アーム26A及び下アーム26Bの少なくとも一方を、回動させる電動モータ34(第3電動モータ)を有する。電動モータ34はポスト15に設けられている。電動モータ34の出力軸は、図示しない伝達機構(減速機構)を介して上アーム26A及び下アーム26Bの少なくとも一方に連結されている。これにより、電動モータ34が駆動することによって、上アーム26A及び下アーム26Bがポスト15に対して上方又は下方に向けて回転する。電動モータ34は、直線状に伸縮する電動シリンダであってもよい。
電動モータ31~34は、制御装置36によって制御される。制御装置36は、例えばポスト15に設けられている。制御装置36は、電動モータ31~34に供給する電力を調節することによって、電動モータ31~34の回転方向及び回転量を制御する。制御装置36は、電動モータ31~33の少なくとも1つを駆動させることによって、支持プレート16をベース18及びポスト15に対して水平方向に移動させる。制御装置36は、電動モータ34を駆動させることによって、支持プレート16をベース18及びポスト15に対して上下方向に移動させる。
制御装置36による電動モータ31~34の制御によって、支持プレート16は図1に示す搭載位置と図4に示す展開位置との間を移動する。支持プレート16は、搭載位置において、フロアパネル19の上面に載置されている。支持プレート16は、搭載位置において着脱可能にフロアパネル19に固定されてもよい。支持プレート16は、展開位置において、車外の路面に載置されている。
支持プレート16を搭載位置から展開位置に移動させるときの、搬送装置1の各構成の動作について説明する。最初に、制御装置36は電動モータ34を駆動させ、ポスト15に対して第1アーム26を上方に回動させ、支持プレート16をフロアパネル19から上方に移動させる(第1工程)。
次に、制御装置36は電動モータ33を駆動させ、支持プレート16を第2アーム29に対して、第3軸線Cを中心として反時計回りに回転させ、支持プレート16の側縁をポスト本体部15Aの外面に設けられたプロテクタ21に当接させる(第2工程)。第2工程により、支持プレートは図5に示す位置に移動する。このとき、制御装置36は電動モータ32を駆動させ、第2アーム29を第1アーム26に対して、第2軸線Bを中心として反時計回りに回転させ、支持プレート16の側縁をポスト本体部15Aの外面に当接させてもよい。支持プレート16は、プロテクタ21の曲面部21Aに接触することが好ましい。
支持プレート16がプロテクタ21に当接したときから、制御装置36は電動モータ32及び電動モータ33の少なくとも一方に所定の電力を供給し、支持プレート16とプロテクタ21との接触を維持する。例えば、制御装置36は、支持プレート16がプロテクタ21に所定の接触圧を与えるように、電動モータ32及び電動モータ33に予め設定された電力を供給してもよい。また、制御装置36は、電動モータ32及び電動モータ33の負荷を検出し、検出した負荷が所定の負荷になるように電動モータ32及び電動モータ33に供給する電力を設定してもよい。
次に、支持プレート16がプロテクタ21に接触した状態で、制御装置36は電動モータ31を駆動させ、ポスト15をベース18に対して、第1軸線Aを中心として反時計回りに回転させ、支持プレート16が車両2の左方を向くように回転させる(第3工程)。第3工程により、支持プレートは図6に示す位置に移動する。このとき、支持プレート16の側縁とプロテクタ21とが摺接した状態を維持するように、制御装置36は電動モータ32及び電動モータ33の少なくとも1つを制御する。
次に、支持プレート16がプロテクタ21に接触した状態で、制御装置36は電動モータ31~33をそれぞれ駆動させ、後左開口を通して支持プレート16を車外に移動させる(第4工程)。このとき、可能な限り支持プレート16の側縁がプロテクタ21に摺接した状態を維持するように、制御装置36は電動モータ32及び電動モータ33の一方を制御する。例えば、支持プレート16の後端がポスト15よりも車内側(右方)にあるときに、支持プレート16の側縁とプロテクタ21とが摺接した状態を維持するように、制御装置36は電動モータ32及び電動モータ33の一方を制御する。支持プレート16の後端がポスト15よりも車外側(左方)に移動した後は、支持プレート16の側縁とプロテクタ21とを摺接させることはできない。第4工程により、支持プレートは図7に示す位置に移動する。
次に、制御装置36は電動モータ31~33を制御して支持プレート16を前向きに回転させると共に、電動モータ34を制御して支持プレート16を下降させ、支持プレート16を路面上に載置する(第5工程)。第5工程により、支持プレートは図4に示す展開位置に移動する。これにより、支持プレート16は展開位置に配置される。なお、他の実施形態では、第5工程において、支持プレート16を前向きに回転させる代わりに後向きに回転させてもよい(図8参照)。また、第5工程では、制御装置36は電動モータ31~33を制御して支持プレート16を前向き又は後向きに回転させた後に、電動モータ34を制御して支持プレート16を下降させ、支持プレート16を路面上に載置してもよい。
支持プレート16を展開位置から搭載位置に移動させる場合には、上述した第1~第5工程を逆に実行するとよい。
以上の実施形態によれば、電動モータ32、33の駆動力によって支持プレート16をポスト15に摺接させるため、支持プレート16のガタ付きを抑制することができる。ポスト15と第1アーム26との接続部、第1アーム26と第2アーム29との接続部、第2アーム29と支持プレート16との接続部にガタがある場合や、電動モータ31~33の伝達装置にガタがある場合でも、支持プレート16をポスト15に摺接させることによって、支持プレート16のガタ付きを抑制することができる。制御装置36による電動モータ32、33の制御によって支持プレート16のガタ付きを抑制するため、搬送装置1の各部品の製造精度を向上させる手法に比べて製造コストを抑制することができる。
ポスト15はプロテクタ21において支持プレート16の側縁と接触するため、ポスト15と支持プレート16との摩擦抵抗を低減することができる。これにより、エネルギー損失を低減することができると共に、摩擦音の発生を抑制することができる。また、ポスト本体部15Aと支持プレート16との接触を避けることができ、ポスト本体部15Aと支持プレート16の損傷を抑制することができる。
プロテクタ21は、曲面部21Aにおいて支持プレート16に接触するため、ポスト15と支持プレート16との接触面積を小さくして、摩擦抵抗を低減することができる。
以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されることなく幅広く変形実施することができる。上記の実施形態では、ポスト本体部15Aにプロテクタ21を設け、ポスト15がプロテクタ21において支持プレート16と接触する構成としたが、プロテクタ21は必須の構成ではなく省略することができる。プロテクタ21を省略した場合、ポスト本体部15Aが直接に支持プレート16と接触するとよい。また、図9に示すように、ポスト15がポスト本体部15Aの外面にローラ41を有し、ポスト15はローラにおいて支持プレート16と接触してもよい。ローラ41は、例えばポスト本体部15Aに設けられた支持ブラケット42に上下に延びる軸線を中心として回転可能に支持されているとよい。
上記の実施形態では、アーム17が第1アーム26、第1関節27、第2アーム29、及び第2関節28を有する構成としたが、アーム17は3以上のアームと、3以上の関節とを有してもよい。
上記の実施形態は、後部座席の左側席に代えて搬送装置1を設けた例であるが、搬送装置1は、運転席、助手席、後部座席の右側席、及び3列目シートに代えて設けられてもよい。また、搬送装置1は車椅子に着席した人を搬送するだけでなく、荷物等の物体を搬送するために使用されてもよい。また、搬送装置は、トラック等の荷台に設けられてもよい。
1 :搬送装置
2 :車両
11 :車室
15 :ポスト
15A :ポスト本体部
15B :延長部
16 :支持プレート
16A :溝
17 :アーム
18 :ベース
18A :基部
19 :フロアパネル
21 :プロテクタ
21A :曲面部
26 :第1アーム
26A :上アーム
26B :下アーム
26C :縦アーム
27 :第1関節
28 :第2関節
29 :第2アーム
31 :電動モータ(第1電動モータ)
32 :電動モータ(第2電動モータ)
33 :電動モータ(第3電動モータ)
34 :電動モータ(第4電動モータ)
36 :制御装置
A :第1軸線
B :第2軸線
C :第3軸線

Claims (7)

  1. 車両に物体を積み込み、積み下ろしするための搬送装置であって、
    車両に設けられたベースに上下に延びる軸線を中心として回動可能に設けられたポストと、
    前記物体を下方から支持するための支持プレートと、
    前記ポストと前記支持プレートとを接続し、上下に延びる軸線を中心として回動可能な複数の関節を有するアームと、
    前記ベースに対して前記ポストを回動させる第1電動モータと、
    前記関節のそれぞれを回動させる複数の第2電動モータと、
    前記第1電動モータ及び複数の前記第2電動モータを制御する制御装置とを有し、
    前記ポストは、本体部と、前記本体部の表面に設けられて前記支持プレートに接触するプロテクタとを有し、
    前記制御装置は前記支持プレートが前記プロテクタ摺接した状態を維持するように前記第2電動モータの少なくとも1つを制御する搬送装置。
  2. 記プロテクタは、前記本体部よりも摩擦係数が小さい請求項1の搬送装置。
  3. 前記プロテクタは、曲面部を有し、前記曲面部において前記支持プレートに接触する請求項2の搬送装置。
  4. 車両に物体を積み込み、積み下ろしするための搬送装置であって、
    車両に設けられたベースに上下に延びる軸線を中心として回動可能に設けられたポストと、
    前記物体を下方から支持するための支持プレートと、
    前記ポストと前記支持プレートとを接続し、上下に延びる軸線を中心として回動可能な複数の関節を有するアームと、
    前記ベースに対して前記ポストを回動させる第1電動モータと、
    前記関節のそれぞれを回動させる複数の第2電動モータと、
    前記第1電動モータ及び複数の前記第2電動モータを制御する制御装置とを有し、
    前記ポストは、本体部と前記本体部の表面に回転可能に設けられたローラとを有し、
    前記制御装置は前記支持プレートが前記ローラに接触するように前記第2電動モータの少なくとも1つを制御する搬送装置。
  5. 前記アームは、前記ポストに接続された第1アームと、前記関節の1つである第1関節を介して前記第1アームに接続され、かつ前記関節の他の1つである第2関節を介して前記支持プレートに接続された第2アームとを有する請求項1~請求項4のいずれか1つの項に記載の搬送装置。
  6. 前記第1アームは、前記ポストに対して上下に回動可能な平行リンク機構であり、
    前記第1アームと前記ポストとの間には前記ポストに対して前記第1アームを回動させる第3電動モータが設けられている請求項5に記載の搬送装置。
  7. 前記支持プレートは、板状に形成され、上面に車椅子の左右の車輪を受容可能な前後に延びる溝を有する請求項1~請求項6のいずれか1つの項に記載の搬送装置。
JP2019035334A 2019-02-28 2019-02-28 搬送装置 Active JP7107871B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019035334A JP7107871B2 (ja) 2019-02-28 2019-02-28 搬送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019035334A JP7107871B2 (ja) 2019-02-28 2019-02-28 搬送装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020137765A JP2020137765A (ja) 2020-09-03
JP7107871B2 true JP7107871B2 (ja) 2022-07-27

Family

ID=72279641

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019035334A Active JP7107871B2 (ja) 2019-02-28 2019-02-28 搬送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7107871B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4551060A (en) 1981-11-13 1985-11-05 Societe Anonyme Des Usines Chausson Device for raising various loads, particularly trolleys for handicapped persons, on vehicles
JP2001258942A (ja) 2000-03-23 2001-09-25 Osaka Taiyuu:Kk 車椅子積み下ろし用リフト
JP6092755B2 (ja) 2013-11-19 2017-03-08 株式会社日本自動車部品総合研究所 電力変換装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6092755A (ja) * 1983-10-27 1985-05-24 日産自動車株式会社 車両用乗降装置の駆動制御システム
JP3127743B2 (ja) * 1994-11-30 2001-01-29 トヨタ車体株式会社 自動車用シート昇降装置
JP6511020B2 (ja) * 2016-07-08 2019-05-08 本田技研工業株式会社 車椅子乗降装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4551060A (en) 1981-11-13 1985-11-05 Societe Anonyme Des Usines Chausson Device for raising various loads, particularly trolleys for handicapped persons, on vehicles
JP2001258942A (ja) 2000-03-23 2001-09-25 Osaka Taiyuu:Kk 車椅子積み下ろし用リフト
JP6092755B2 (ja) 2013-11-19 2017-03-08 株式会社日本自動車部品総合研究所 電力変換装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020137765A (ja) 2020-09-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10493893B2 (en) Electrically-driven vehicle
US10926787B2 (en) Body mounted sliding steering column with offset feedback actuator
US10457314B2 (en) Retractable telescopic mechanism for steering column with feedback actuator
US20190111877A1 (en) Carrier for airbag
US4585273A (en) Vehicle seat
JP5104161B2 (ja) 車両用シート
US6682291B2 (en) Transport device for loading and unloading a trunk space
WO2018064249A1 (en) Articulating mechanism for a vehicle door
CA1168183A (en) Transfer chair mechanism for loading and unloading disabled travellers at passenger carrying vehicles
US10336275B2 (en) Vehicle partition
EP1813455A2 (en) Vehicle with an entrance aid
CN108790974B (zh) 带可滑动座椅的车辆
US11911321B2 (en) Ramp assembly with raised ramp position
KR100581297B1 (ko) 자동차 입출 시스템
JP7107871B2 (ja) 搬送装置
US20110002763A1 (en) Motor vehicle having an extendable ramp
JP2015116909A (ja) 車輌運搬用トラック
WO2020164489A1 (en) Entry system for vehicle with sliding door, seat lift and articulating roof panel
JP6108283B1 (ja) 車椅子搬送装置及び車椅子の車両への乗降装置
NL2033063B1 (en) Adjustable partition assembly and vehicle
US11820265B2 (en) Vehicle seat
CN114517620A (zh) 货物配送车辆的后门自动开闭装置
JPH051565U (ja) パワーシートスライド装置
JP2005304767A (ja) 車椅子乗降装置
JP3927020B2 (ja) 乗用車用車椅子格納装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210329

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220222

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220406

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220705

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220714

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7107871

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150