JP2005304767A - 車椅子乗降装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 車椅子上の着座者が着座したままシートベルトを使用可能な車椅子乗降装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 車椅子1を載置するプラットホーム20上に立設された支柱24に、リフト機構Lと車椅子1との間に配置されるように、アームガード70を取り付けた。アームガード70を構成するインナカバー72は合成樹脂材料にて形成され、これに車椅子1の乗員に対向するように、ラップベルト32の係止金具32Aと係合してこれを保持するフック76が一体に形成されている。フック76は、リトラクタ31からラップベルト32が少し引き出された状態において、係止金具32Aと係合する。係止金具32Aはリトラクタ31から巻き戻し力を受けるラップベルト32によって下方に引っ張られるため、車輌の振動によってもがたつくこと無く、フック76に保持される。
【選択図】 図2
Description
プラットホームには、その一側の側部において、ベルト部材を着座者の身体に掛ける前の係止具と係合して、着座者の手の届く位置に係止具を保持する係止具保持部材が設けられた構成としたことにより、車椅子上の着座者が着座したまま係止具を持って、ベルト部材を引出して身体に掛けることが可能となる。また、少なくとも着座者の手が届く範囲に係止具が配置されることによって、介護人がベルト部材を扱う場合にも、車椅子の後輪に遮られることなく容易にベルト部材を取り回せるようになる。
係止具保持部材がガード部材に固定された構成としたことにより、着座者の手がリフト機構に延びることを防ぐガード部材を利用して係止具保持部材を適正な位置に設けることができ、係止具保持部材を固定する特別な部材を必要としない。
係止具保持部材がガード部材と一体に形成された構成としたことにより、その製造工程および取付工程を簡略化することが可能で、部品点数を削減できる。
本実施形態は、本発明をワンボックスタイプの車両Wに適用した例を示したものである。車両Wの後端部にはリフトバックタイプのバックドアDが設けられており、開口部Mを開閉可能としている。図1に示すように、車室内におけるバックドアDの近傍には車椅子用乗降装置が取り付けられている。このものは、車椅子1を載置可能な車椅子用プラットホーム(以下、単にプラットホームという)20と、このプラットホーム20の側部と車体との間を接続するとともにプラットホーム20を車椅子1が乗込み可能な車外の乗降位置(図10、図15に示す位置)と車室内の格納位置(図12、図18に示す位置)との間で変位させるリフト機構(詳細な構造については後述する)Lとを主体として構成されている。尚、以下の説明において車両Wの前進方向を前側、後退方向を後側とし、左右方向についても図1の右下側(車両後方)から見た方向を基準とする。
一方、プラットホーム20は車椅子1を固定するための固縛装置(図示せず)を備えるとともに、プラットホーム20の後端側に車椅子1の乗り込み動作を補助するためのスロープ板23を、前端側に乗り込んだ車椅子1のストッパとしての角パイプ21をそれぞれ設けている。このスロープ板23は基端部分に回動軸及び駆動用の電動モータ(いずれも図示せず)を備えており、後述するリモコン操作により、プラットホーム20と地表との間を架設したり、或いはその状態から起立してプラットホーム20の後部を閉じ車椅子1の後退を規制可能である。プラットホーム20の左右両側にはその全長に亘って、断面がコの字状をなし外側に開放するレール41が左右に一対設けられている。このレール41は後述するスライド機構40を構成するものである。
また、支柱24の上端寄りの位置にはアンカボルト24Aが溶着されており、そこに、ショルダベルト35を吊り下げるための吊り下げ具27がナット29によりねじ止めされている(ショルダアンカ)。
図16に示すように、これらリトラクタ31、34及びステー38、39はいずれもプラットホーム20上に車椅子1が固定された時に、座席部5の後部側にあって、その高さが後輪8の頂点部分より低い位置となるように設定されている。
尚、係止金具32A、35Aとバックル38A、39Aについては特に対応関係はなく、係止の組み合わせとしては係止金具32Aとバックル38A、係止金具35Aとバックル39Aの組み合わせ、或いは係止金具32Aとバックル39A、係止金具35Aとバックル38Aの組み合わせでもよい。
また、下側のレール41Bの下面側にはレール41の長さ方向に沿ってラック43が配されている。一方、支持部57A側には電動モータ(図示せず)が内蔵されている。この電動モータの回転軸にはラック43と噛合するピニオン45が取り付けられている。そのため、電動モータが駆動するとピニオン45が回動し、ラック43ひいてはプラットホーム20が車体の前後にスライドすることとなる。
かくして、乗降位置にあるプラットホーム20は昇降機構50による昇降動作によりフロアパネルPの高さまで持ち上げられ、その後、スライド機構40によるスライド動作を経て車室内の格納位置に格納される。
まず、身障者等が車椅子1で車両Wに乗り込む手順について説明する。それには予めプラットホーム20を地面の高さにセットするとともに、プラットホーム20と地面との間をスロープ板23で橋渡しておく(図15示)。この状態から車椅子1ごとプラットホーム20上に乗込む。乗込みの完了に続いて、リモコン操作によりスロープ板23を直立姿勢に回動変位させるとともに、固縛装置(図示せず)によって車椅子1をプラットホーム20に固定する。
尚、この状態において、平行リンク53、54は水平な姿勢にあってリフトアーム57がプラットホーム20の前部を支持しており昇降機構50のリフトアーム57と、支柱24のロック部28は離間した位置関係にある。
尚、プラットホーム20を格納位置から乗降位置へ退避させる動作は、前述した動作を逆に辿るものであるため重複した説明は省略する。
また、係止金具32Aを乗員が引き出しやすくなる、あるいは介護人が取り回し易くするために、剛性に乏しいリトラクタ等までも上方に配置するものではないため、がたつきが発生しないとともに、ラップベルト32の身体への締め付けも十分に行うことができる。
更に、フック76をアームガード70と一体に形成したことにより、乗員の手がリフト機構Lに延びることを防ぐアームガード70を利用してフック76を適正な位置に設けることができ、フック76を固定する特別な部材を必要とせずに、その製造工程および取付工程を簡略化することが可能であるとともに、部品点数を削減できる。
本発明は上述の記載および図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、以下の記載のもの以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)本実施形態では、フック76がアームガード70に形成されているが、プラットホーム20に直接取り付けてもよいし、プラットホーム20に車椅子1の乗員がつかむ手すりを設け、これに固定してもよい。
(2)本実施形態では、フック76がラップベルト32の係止金具32Aを保持するものであるが、ショルダベルト35の係止金具35Aを保持するようにしてもよいし、双方の係止金具32A、35Aを保持するようにしてもよい。
(3)本実施形態では、フック76を合成樹脂材料にてアームガード70に一体に形成したが、アルミ等の軽金属によってアームガード70と一体に形成してもよい。
(4)本実施形態では乗降位置から格納位置に至る車両への乗込み動作が昇降動作及びスライド動作によって構成され、これら各動作が個別に行われる形式であったが、両動作が複合的、あるいは昇降動作のみであるものであってもよい。
(5)本実施形態では、プラットホーム20が格納位置にある時にリフトアーム57とロック部28の間に形成される隙間を所定の大きさに設定したが、車両の様々な走行挙動に支柱24の強度を対応させるべく適宜増減させることも可能である。
31、34…リトラクタ
32…ラップベルト
32A、35A…係止金具
35…ショルダベルト
38A、39A…バックル
70…アームガード
76…フック
Claims (3)
- 車椅子を載置可能なプラットホームと、車体と前記プラットホームとを接続するとともに、前記プラットホームを前記車椅子が乗降可能な車外の乗降位置と車室内の格納位置との間で変位させるリフト機構とを備えた車椅子乗降装置であって、
前記プラットホームには、先端に係止具が取り付けられたベルト部材を前記プラットホームの一側の側部から引出し、前記車椅子上の着座者の身体に掛けた後、前記係止具を前記プラットホームの反対側の側部に設置されたバックルに係合させることにより、前記着座者の身体を拘束するシートベルト装置が取り付けられた車椅子用乗降装置において、
前記プラットホームには、その前記一側の側部において、前記ベルト部材を着座者の身体に掛ける前の前記係止具と係合して、前記着座者の手の届く位置に前記係止具を保持する係止具保持部材が設けられたことを特徴とする車椅子乗降装置。 - 前記リフト機構は車体と前記プラットホームの側部とを接続し、前記プラットホームには、前記着座者と前記リフト機構との間に位置するように、前記着座者の手が前記リフト機構に延びることを防ぐガード部材が設けられ、前記係止具保持部材は前記ガード部材に固定されたことを特徴とする請求項1記載の車椅子乗降装置。
- 前記係止具保持部材は前記ガード部材と一体に形成されたことを特徴とする請求項2記載の車椅子乗降装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004125431A JP2005304767A (ja) | 2004-04-21 | 2004-04-21 | 車椅子乗降装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2004125431A JP2005304767A (ja) | 2004-04-21 | 2004-04-21 | 車椅子乗降装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2005304767A true JP2005304767A (ja) | 2005-11-04 |
Family
ID=35434204
Family Applications (1)
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JP2004125431A Pending JP2005304767A (ja) | 2004-04-21 | 2004-04-21 | 車椅子乗降装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011173483A (ja) * | 2010-02-24 | 2011-09-08 | Toyota Auto Body Co Ltd | 車椅子用シートベルト装置 |
JP2013252599A (ja) * | 2012-06-08 | 2013-12-19 | Daifuku Co Ltd | 生産設備 |
US8672356B2 (en) | 2009-08-18 | 2014-03-18 | Toyota Shatai Kabushiki Kaisha | Seatbelt device for wheelchair |
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2004
- 2004-04-21 JP JP2004125431A patent/JP2005304767A/ja active Pending
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JP2011173483A (ja) * | 2010-02-24 | 2011-09-08 | Toyota Auto Body Co Ltd | 車椅子用シートベルト装置 |
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