JP4765682B2 - 車両用シートのスライドロック解除機構 - Google Patents

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本発明は、車両用シートのスライドロック状態を解除するための機構に関する。
例えば、助手席などの前部席の横に設けられたドア開口部から後部席へ乗車するようになっている車両においては、前部席は、後部席へ乗車あるいは後部席からの降車の際に前方へスライドさせて乗降あるいは降車スペースを大きく確保できること、および前部席の着座者がその前後方向の位置を調整できることが要求される。このため前部席は、シート本体をスライド可能に支持するスライド機構、シート本体を所定のスライド位置にロックするためのスライドロック機構、およびスライドロックを解除するためのスライドロック解除機構を備え、スライドロック解除機構が前部席の前部および後部で操作できるようになっている。
このようにシートの前部および後部で操作できるスライドロック解除機構が特開平2003−312325号公報に開示されている。このスライドロック解除機構は、前端がシートクッションの前部下方に配置され、後端がスライド機構に上下に傾動可能に支持されるとともにスライドロック機構に連結され、シートの着座者が前端を把持して直接操作することができるスライドロック解除ハンドルと、前端がこのスライドロック解除ハンドルに連結されるとともに後端がシートクッションの後部下方に配置され、シート後方から後端を把持して引き操作することによりスライドロック解除ハンドルを遠隔操作することができる操作ベルトとを備えている。
特開2003−312325号公報
シート後方からスライドロック解除機構を操作する際は、操作者の体が不安定である場合が多いため、できるだけ操作力が小さいことが要求される。しかしながら、上記公報に記載のスライドロック解除機構では、操作ベルトを引く力がそのままスライドロック解除レバーを操作する力となっており、操作力の低減が十分になされているとはいえない。
本発明は上記従来の問題に鑑みてなされたものであり、シート後方からスライドロックを解除する際の操作力を小さくすることができるスライドロック解除機構を提供することを目的とする。
上記の課題は、下記の発明によって解決される。
第1の発明は、車両用シートの前部に上下方向に傾動可能に設けられたスライドロック解除ハンドルを備え、このスライドロック解除ハンドルが上方へ傾動したときスライドロック機構のロックを解除するスライドロック解除機構であって、一端が車両用シートに固定され、他端が車両用シートの後部に配置され、中間部がスライドロック解除ハンドルを下方から受けるように下方へ撓んだ状態でスライドロック解除ハンドルに摺動可能に掛け回されて、他端を後方へ引くと中間部が上方へ移動してスライドロック解除ハンドルに上方向の力を作用させる可撓性の操作部材を備えるスライドロック解除機構である。
第1の発明によれば、操作部材の他端を後方へ引き操作すると、スライドロック解除ハンドルが上方のスライドロック解除側に傾動してシート本体のスライドロック状態が解除される。操作部材の中間部はスライドロック解除ハンドルを下側から受ける状態に掛け回されていることから、その端部が後方へ引き操作されると、当該中間部がスライドロック解除ハンドルに対して摺接されながら上方へ変位し、これにより当該スライドロック解除ハンドルが上側に傾動する。このため、操作部材の引き操作によりなされるスライドロック解除ハンドルの操作は、動滑車の原理により、操作部材を直接スライドロック解除ハンドルに結合した場合に比べて低減される。
第2の発明は、車両用シートの前部に上下方向に傾動可能に設けられたスライドロック解除ハンドルを備え、このスライドロック解除ハンドルが上方へ傾動したときスライドロック機構のロックを解除するスライドロック解除機構であって、車両用シートに上下方向に傾動可能に設けられ、スライドロック解除ハンドルの下方に配置された傾動部材と、一端が傾動部材に連結され、他端が車両用シートの後部に配置され、他端を後方へ引くと傾動部材がロック解除方向へ傾動してスライドロック解除ハンドルに上方向の力を作用させる操作部材を備え、傾動部材の傾動中心と傾動部材のスライドロック解除ハンドルへの当接部との間の距離よりも、傾動部材の傾動中心と操作部材の連結部との間の距離の方が長いスライドロック解除機構である。
第2の発明によれば、操作部材の他端を後方へ引き操作すると傾動部材がロック解除方向へ傾動する。傾動部材がロック方向に傾動するとその上側に配置されたスライドロック解除ハンドルが上方向のロック解除方向に傾動し、これによりシート本体がスライド可能な状態となる。傾動部材の傾動中心に対する操作部材の連結部とスライドロック解除ハンドルの当接部との位置関係は、後者よりも前者のほうが大きな距離に設定されている。このため、操作部材の引き操作によりなされるスライドロック解除ハンドルの操作は、梃子の原理により、操作部材を直接スライドロック解除ハンドルに結合した場合に比べて低減される。
次に、本発明の実施形態を図1〜図7に基づいて説明する。図1は、以下説明する実施形態に係るスライドロック解除機構50を備えた車両用シート1を示している。本実施形態では、この車両用シート1が車両AMの助手席として設定された場合を例示する。従って以下の説明では、この車両用シート1を前部席1ともいう。この前部席1の後方には、後部席5が配置されている。
車両AMは、その左側部(助手席側)に大開口のドア開口部Dを備えている。このドア開口部Dは、スライドドアSによって開閉される。このドア開口部Dは、前部席1に着座する乗員(前部席着座者)と後部席5に着座する乗員(後部席着座者P)の双方が乗降する共通の乗降口として機能する。
前部席1は、シートクッション12とシートバック13を有するシート本体10と、このシート本体10を車両フロアFL上に支持するシート支持装置20を備えている。このシート支持装置20に本実施形態に係るスライドロック解除機構50が組み込まれている。シート本体10は、従来構成に比して特に変更を要しないので詳細な説明を省略する。
シート支持装置20は、このシート本体10を車両前後方向(図1において左右方向)に移動させる機能と水平方向に回転させる機能を備えている。このシート支持装置20の概略の構成が図2に示されている。このシート支持装置20は、第1スライド機構21と回転機構25と第2スライド機構30を備えている。第1スライド機構21と回転機構25は従来公知の構成と同様で足り、本実施形態において特に変更を要しないが、以下簡単に説明する。
第1スライド機構21は、車両フロアFL上に前後方向に沿って設置したスライドレール22と、このスライドレール22を介して車両前後方向にスライド可能に支持されたスライドベース23と、図示省略した駆動装置を備えている。駆動装置は、駆動源としての電動モータとこれにより作動するねじ軸機構を備えるもので、従来公知の構成のものが用いられている。
回転機構25は、スライドベース23の上面に取り付けた内輪26と、この内輪26の外周側に、当該内輪26と同心で回転自在に組み付けられた外輪27を備えている。外輪27は、回転ベース28の下面に取り付けられている。外輪27の外周面には、噛み合いギヤ部27aが形成されている。この噛み合いギヤ部27aに、図示省略した電動モータで回転する駆動ギヤが噛み合わされている。従って、前記第1スライド機構21と同様、この回転機構25も電動モータを駆動源として作動する。
上記したそれぞれ電動モータ駆動式の第1スライド機構21及び回転機構25が連動して作動されることにより、シート本体10が車両前後方向に移動して前部席着座者の脚部がドア開口部Dの縁部(主としてフロントピラー等)に干渉することを回避しつつ、車両正面向きの位置とドア開口部D側に向いた位置との間で水平回転される。これにより前部席着座者が車両への乗降を楽に行うことができる。
次に、図3に示すように回転ベース28の上面に、左右一対の第2スライド機構30,30が取り付けられている。両第2スライド機構30,30は、回転ベース28の左右側部に沿って相互に左右対称に配置されている。両第2スライド機構30,30を介してシート本体10が回転ベース28上に支持されている。この左右の第2スライド機構30,30は、シート本体10の車両前後方向の位置(いわゆるシートポジション)を着座者の体格等に合わせて調整する機能を有するもので、主としてシート本体10を車両正面向きに位置させた状態で機能する点で上記した第1スライド機構21とは使い分けられる。この第2スライド機構30,30についても従来公知のものが用いられており、本実施形態において特に変更を要しない。
この第2スライド機構30は、回転ベース28上に固定された外側レール31と、この外側レール31に対してその長手方向にスライド可能に組み付けられた内側レール32を備えている。左右の内側レール32,32の前部間には、前側シートブラケット33が跨った状態で取り付けられている。また、左右の内側レール32,32の後部には、それぞれ後側シートブラケット34,35が取り付けられている。この前側シートブラケット33及び左右の後側シートブラケット34,35を介してシート本体10が左右の内側レール32,32上に支持されている。
外側レール31に対する内側レール32のスライド動作がスライドロック機構40によって規制される。このスライドロック機構40は、左右の第2スライド機構30,30のそれぞれについて一組づつ設けられている。この両スライドロック機構40,40によりシート本体10の回転ベース28ひいては車両フロアFLに対する前後方向への移動が規制されて前部席1のシートポジションがロックされる。
図3に示すようにスライドロック機構40は、内側レール32の上面に取り付けたロックベース41と、このロックベース41に対して支軸42を介して上下に傾動可能に支持したロックアーム43を備えている。ロックアーム43の後部には作用部43aが設けられている。この作用部43aは内側レール32の内側に進入している。この状態が図4に示されている。作用部43aは、内側レール32の上面に設けた開口部32aを経てその内側に進入している。
内側レール32の内側には、係合部材44が取り付けられている。図4においてこの係合部材44の左端部が内側レール32の上部下面に固定されて、当該係合部材44が作用部43aの下方に沿って配置されている。図示するようにこの係合部材44は、弾性を有する帯板鋼材を上下に屈曲させて形成したもので、図中白抜きの矢印で示すようにロックアーム43をアンロック側に傾動させて作用部43aを下方へ変位させると、係合部材44がこの作用部43aに押されて図中二点鎖線で示す下側のアンロック位置に変位する。従って、作用部43aの下方への変位ひいてはロックアーム43のアンロック側への傾動は、係合部材44の弾性力に抗してなされる。
一方、ロックアーム43に対するアンロック方向への操作力が解除されると、このロックアーム43の作用部43aが係合部材44の弾性力により上方へ押し戻されることにより、当該係合部材44が図中実線で示す上側のロック位置に戻される。
係合部材44の後部側(図4において右端部側)には、複数の係合爪44a〜44aが形成されている。この係合爪44a〜44aは、内側レール32の側部から側方へ突き出されている。上記したようにロックアーム43の作用部43aが上下に変位して係合部材44がロック位置とアンロック位置との間を移動すれば、係合爪44a〜44aも一体で上下に変位する。
一方、外側レール31には、そのほぼ全長にわたって多数のロック爪31a〜31aが形成されている。係合部材44が上側のロック位置に位置する状態では、その係合爪44a〜44aが外側レール31のロック爪31a〜31aに噛み合い、これにより外側レール31に対する内側レール32の移動がロックされ、ひいてはシート本体10の回転ベース28に対する主として車両前後方向への移動がロックされる。
これに対して係合部材44がアンロック位置に位置する状態では、その係合爪44a〜44aが外側レール31のロック爪31a〜31aから外れた状態となるため、外側レール31に対して内側レール32が移動可能な状態となり、従ってシート本体10の回転ベース28に対する主として車両前後方向への移動が許容された状態となる。前記したようにこの状態でシートポジションを調整することができる。
上記ロックアーム43のアンロック側への傾動動作は、スライドロック解除機構50によってなされる。スライドロック解除機構50は前部席着座者が操作するためのスライドロック解除ハンドル45を備えている。このスライドロック解除ハンドル45は、図示するように概ねU字形の屈曲形状を有するもので、その中央の把持部45aがシート本体10の前部下方(前席着座者の足元付近)に位置し、その両端部から相互に平行に後方に延びる支持部45b,45bの後端部がそれぞれスライドロック機構40に結合されている。両支持部45b,45bの後端部は、それぞれロックアーム43の後部に支軸43bを介して上下に回動可能に連結されている。このスライドロック解除ハンドル45の把持部45aの後側(図3において手前側)には、引っ掛け部45cが設けられている。この引っ掛け部45cは、両支持部45b,45b間に架け渡されて把持部45aと平行に設けられている。
ロックアーム43の前部には係合部43cが設けられている。この係合部43cは、スライドロック解除ハンドル45の支持部45bの上側に張り出している。このため、スライドロック解除ハンドル45の把持部45aを把持して上方へ持ち上げると、当該スライドロック解除ハンドル45の両支持部45b,45bがそれぞれ支軸43bを中心にして上方へ回動し、これにより係合部43c,43cがスライドロック解除ハンドル45の両支持部45b,45bに押し上げられて上方へ変位して両ロックアーム43,43がそれぞれ支軸42を中心にしてアンロック側へ傾動する。前記したように両ロックアーム43,43のアンロック側への傾動動作がそれぞれ係合部材44の弾性力に抗してなされることから、スライドロック解除ハンドル45の上方(スライドロック解除側)への持ち上げ操作は、左右の係合部材44,44の弾性力に抗してなされる。
このようにスライドロック解除ハンドル45を上方へ傾動操作することにより、左右のスライドロック機構40,40においてそれぞれロックアーム43がアンロック側に傾動し、これにより係合部材44がアンロック側に押されて外側レール31のロック爪31a〜31aに対する係合部材44の係合爪44a〜44aの噛み合い状態が解除され、従って外側レール31に対する内側レール32の移動が許容された状態となる。
スライドロック解除ハンドル45のスライドロック解除側への持ち上げ操作を止めると、当該スライドロック解除ハンドル45がその自重により下方へ戻され、これにより係合部43c,43cが下方へ変位可能な状態となる結果、左右のロックアーム43,43が係合部材44,44の弾性力によってスライドロック側に戻される。係合部材44,44が図4において実線で示すスライドロック側に戻されることにより、その係合爪44a〜44aが外側レール31のロック爪31a〜31aに噛み合い、これにより外側レール31に対する内側レール32の移動が規制されてシート本体10のシートポジションがロックされる。
図3及び図5に示すように前側シートブラケット33の上面には、回転ベース28ひいてはシート本体10の回転ロック状態を解除するための回転ロック解除レバー66が設けられている。回転ロック解除レバー66は、前側シートブラケット33の上面に取り付けたブラケット61に対して支軸62を介して水平方向に回動操作可能に支持されている。本実施形態では、この回転ロック解除レバー66を含む回転ロック機構として従来公知の構成が用いられている。従ってその図示及び詳細な説明は省略するが、回転ベース28にはスライドベース23に対して係合、離脱する係合部材が設けられており、この係合部材がスライドベース23に対して係合した状態では、回転ベース28の回転が規制され、係合部材がスライドベース23に対して離脱すると回転ベース28の回転が許容される。上記回転ロック解除レバー66を水平方向に回動操作すると、図示省略したワイヤを経て係合部材がスライドベース23から離脱し回転ベース28ひいてはシート本体10の回転機構25による回転動作が許容される状態となる。回転ロック解除レバー66の操作を止めると、係合部材がばね付勢力によりスライドベース23に対して係合する位置に戻されて回転ベース28ひいてはシート本体10の回転動作がロックされた状態となる。
スライドロック解除機構50は、前部席着座者が操作するための以下に説明する機構を備えている。この機構の詳細が図3、図5および図6に示されている。
回転ロック解除レバー66ブラケット61には、保持ベース63が固定されている。この保持ベース63には引っ掛けピン64が設けられている。この引っ掛けピン64は、保持ベース63の上面から上方へ突き出す状態に設けられている。この引っ掛けピン64を介して保持ベース63には、操作部材(ウエビング)51の一端側51aが固定されている。本実施形態では、この操作部材51には、シートベルトのウエビングと同様の素材のベルトが用いられている。
この操作部材51の一端側51aには、固定板52が取り付けられている。この固定板52には当該操作部材51の長手方向に長い固定孔52aが設けられている。この固定孔52aに上記引っ掛けピン64を挿通して、当該引っ掛けピン64の先端に固定ナット65を締め込むことにより、固定板52ひいては操作部材51の一端側51aが保持ベース63に固定されている。
また、図3に示すように前側シートブラケット33の下面側には、ブラケット55を介して2つの引っ掛け部56,57が設けられている。この両引っ掛け部56,57は、回転ベース28の前後方向(図5において左右方向)に一定の間隔をおいて相互に平行に設けられている。また、両引っ掛け部56,57は、それぞれ前記スライドロック解除ハンドル45に設けた引っ掛け部45cと平行に設けられている。最も前側(図3において左側)に位置する引っ掛け部45cは、スライドロック解除ハンドル45の上下動操作により上下に変位するが、後側の引っ掛け部56,57は前側シートブラケット33に固定されており上下に変位しない。以下、最も前側の引っ掛け部45cを移動引っ掛け部45cといい、固定された前側の引っ掛け部56を前側固定引っ掛け部56といい、固定された後側の引っ掛け部57を後側固定引っ掛け部57という。
この3つの引っ掛け部45c,56,57に対して、操作部材51が動滑車の原理を用いた機構(以下、動滑車機構という)Mを構成する経路で摺動可能に引っ掛けられている。すなわち、図5に示すように固定板52を介して一端側51aが前側シートブラケット33に固定された操作部材51は、最も前側の移動引っ掛け部45cの前側から下側を経て前側固定引っ掛け部56の上側に引っ掛けられ、次いで後側固定引っ掛け部57の前側から下側を経て後方へ取り回されている。操作部材51が操作されていない状態では、操作部材51の中間部がU字状に下方へ撓んだ状態で移動引っ掛け部45cに掛け回された状態となっている。このため、操作部材51が後側へ引き操作されると、操作部材51の中間部が移動引っ掛け部45cに対して摺動しつつ上方へ移動する。すると移動引っ掛け部45cが操作部材51に押し上げられて上方へ変位し、これによりスライドロック解除ハンドル45がアンロック側に変位する。操作部材51に後側への引き操作が解除されると、スライドロック解除ハンドル45はその自重により下方のロック側に戻される。
このように操作部材51が上下に変位する移動引っ掛け部45cに摺動可能に引っ掛けられて動滑車機構Mが構成されていることから、操作部材51の引き操作量に対して移動引っ掛け部45cの移動量ひいてはスライドロック解除ハンドル45のアンロック側への操作量は概ね半分になるものの、当該アンロック操作に必要な操作力は、従来構成に比して概ね半分程度になり、従って従来に比してより小さな操作力でスライドロック解除ハンドル51をアンロック側に操作することができる。
次に、図6に示すように操作部材51は後方に取り回されて、シート支持装置20の後部に至っている。また、操作部材51は、概ね回転ベース28の上面に沿ってその前部から後部に至って取り回されている。
シート支持装置20の後部であって回転ベース28の左側後部に設けたシートブラケット34にも3つの引っ掛け部58,59,60が設けられている。操作部材51の後部51bは、前側の引っ掛け部58及び中央の引っ掛け部59を経て後側の引っ掛け部60に結合されている。操作部材51の後部51bには図示するように2つのループ部51c,51dが設けられており、前側のループ部51c内に引っ掛け部60を挿通させた状態で当該後部51bが引っ掛け部60に結合されている。このことから、当該操作部材51は、前側のループ部51c内で引っ掛け部60が相対的に変位可能な範囲内で引き操作可能であり、従って当該操作部材51の後部51bの引っ掛け部58〜60に対する引っ掛け状態が保持されてその脱落が防止され、またこれにより後側のループ部51dは図2に示すように常時シート支持装置20の後部からはみ出した状態に維持される。後側のループ部51dは、主として後部席着座者Pが当該操作部材51を引き操作する場合に指を引っ掛けるための指引っ掛け部として機能する。従って、このループ部51d(指引っ掛け部)は、後部席着座者Pが目視でき、かつ操作しやすい位置に位置して、当該操作部材51の操作性が確保されている。本実施形態において、上記ループ部51dが特許請求の範囲に記載した操作部材の他端に相当する。
以上説明したようにスライドロック解除ハンドル45、操作部材51及び各引っ掛け部45c、56〜60を含む動滑車機構Mが本実施形態のスライドロック解除機構50を構成している。
以上のように構成したスライドロック解除機構50によれば、主として後部席着座者Pが操作する操作部材51が動滑車機構Mを介してスライドロック解除ハンドル45に連結されているため、操作部材51の操作によるスライドロック解除ハンドル45のアンロック側への遠隔操作を、操作部材51を直接スライドロック解除ハンドル45に連結する場合に比べて小さな操作力でできる。
また、操作部材51の操作部(ループ部51d)がシート支持装置20側に設けられており、シート本体10側に設けられた構成ではないので、当該スライドロック解除機構50の構成及びその機能の全てがシート支持装置20側に組み込まれてユニット化されている。このことから、車種に合わせて用意される多様な形態のシート本体10に対してシート支持装置20とともにスライドロック解除機構50を共通ユニット化して、その汎用性を高めることができる。
以上説明した実施形態には種々変更を加えることができる。例えば、操作部材51によるスライドロック解除ハンドル45の遠隔操作の操作力を小さくするために動滑車機構Mを用いる構成(第1実施形態)を例示したが、これに代えて例えば図7に示すように傾動部材71を用いたスライドロック解除機構70(第2実施形態)によっても前記第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。前記第1実施形態に比して変更を要しない部材及び構成については、同位の符号を用いてその説明を省略する。
この第2実施形態に係るスライドロック解除機構70は、前側シートブラケット33に設けられたレバーブラケット72を備えている。このレバーブラケット72には支軸73を介して上記傾動部材71が上下に回動可能に支持されている。図示するようにこの傾動部材71は、スライドロック解除ハンドル45の移動引っ掛け部45cの下側を通過して前方に延びている。移動引っ掛け部45cを通過した当該傾動部材71の回動先端部には、作動ワイヤ75の先端部が連結されている。この作動ワイヤ75は、チューブ76に挿通されている。チューブ76の先端部は、前側シートブラケット33に取り付けたブラケット76aに固定されている。作動ワイヤ75が上方へ引かれると傾動部材71が上方(図7において時計回り方向)へ回動する。
傾動部材71が上方へ回動されると、傾動部材71に押し上げられることによりスライドロック解除ハンドル45の移動引っ掛け部45cが上方へ変位して当該スライドロック解除ハンドル45が図7中二点鎖線で示す上方のアンロック位置に変位し、これにより左右の第2スライド機構30,30のロック状態が解除されて、シート本体10を車両前後方向に移動させることができる。
作動ワイヤ75の上方への引き操作が解除されると、傾動部材71はスライドロック解除ハンドル45の自重により下方へ戻され、従って当該スライドロック解除ハンドル45は下方のロック位置に戻されてシート本体10が調整後のシートポジションに固定される。
作動ワイヤ75を挿通したチューブ76は回転ベース28の上面に沿って後方へ取り回されている。このチューブ76の後部は、回転ベース28の上面後部に取り付けたブラケット76bに固定されている。作動ワイヤ75の後端部はチューブ76の後部から引き出されて、その後端部は操作ベルト77に連結されている。操作ベルト77の後部は第1実施形態と同様2つの引っ掛け部58,59を経てその後部に設けたループ部77aに引っ掛け部60が挿通されている。
上記操作ベルト77及び作動ワイヤ75が特許請求の範囲に記載した操作部材の一例に相当する。また、操作ベルト77の後端部のループ部77aが特許請求の範囲に記載した他端に相当する。
以上のように構成した第2実施形態に係るスライドロック解除機構70によれば、後部席着座者Pが操作ベルト77のループ部77aに指先を引っ掛けて引き操作すると、作動ワイヤ75が後方へ引かれて傾動部材71が支軸73を中心にして上方へ回動し、これによりスライドロック解除ハンドル45が上方のアンロック位置に傾動操作されてシート本体10のシートポジションを調整可能となる。操作ベルト77のループ部77aから指先を離して作動ワイヤ75の引き操作を止めれば、傾動部材71はスライドロック解除ハンドル45の自重により下方へ戻され、従って当該スライドロック解除ハンドル45が下方のスライドロック位置に戻されて、シート本体10がシートポジション調整後の位置にロックされる。
ここで、操作ベルト77のループ部77aを引き操作してスライドロック解除ハンドル45をアンロック位置に移動操作するための操作力fは、
f=(R1/R2)×(R4/R3)×Fと表すことができる。
なお、
F:スライドロック解除ハンドル45の把持部45aを把持して直接アンロック位置に傾動操作する場合に必要な操作力
R1:スライドロック解除ハンドル45の把持部45aの支軸43bを中心とする円弧移動半径
R2:引っ掛け部45cの支軸43bを中心とする円弧移動半径
R3:傾動部材71の、作動ワイヤ75の連結部71aの支軸73を中心とする円弧移動半径
R4:傾動部材71の傾動に伴う引っ掛け部45cの支軸73を中心とする円弧移動半径の平均値
このように、傾動部材機構Lを介して操作ベルト77がスライドロック解除ハンドル45に連結されており、傾動部材71の傾動中心である支軸73と傾動部材71の移動引っ掛け部45cとの当接部との距離R4よりも、支軸73と傾動部材71の作動ワイヤ75との連結部71aとの距離R3のほうが長いため、当該移動引っ掛け部45cを直接上方へ移動させるために必要な操作力(=F×(R1/R2))に比して操作ベルト77の引き操作力fを小さくすることができ、従って後部席着座者Pは、小さな操作力fでスライドロック解除ハンドル45を遠隔操作して前部席のスライドロック状態を楽に解除することができる。
また、第2実施形態においても、操作ベルト77の操作部(ループ部77a)がシート支持装置20側に設けられており、シート本体10側に設けられた構成ではないので、当該スライドロック解除機構70の構成及びその機能の全てがシート支持操作20側に組み込まれてユニット化されている。このことから、前記第1実施形態と同様、種々形態のシート本体に対してシート支持装置20を共通ユニット化することができ、これにより当該シート支持装置20の汎用性を高めることができる。
さらに、第1実施形態と同様の理由から、シート本体10の見栄えをよくすることができる。
以上説明した第1、第2実施形態では、車両AMの側部に大開口のドア開口部Dを備え、このドア開口部DがスライドドアSで開閉される形態の車両AMを例示したが、水平回動式のいわゆるヒンジドアを備えた車両についても同様に適用することができる。
また、第2実施形態において、作動ワイヤ75を介して操作ベルト77を傾動部材71に連結する構成を例示したが、直接操作部材と連結する構成としてもよい。逆に、作動ワイヤ75の後端部にループ部若しくは後部席着座者Pが把持する把持部を設け、この把持部を前部席の後部に位置させて、操作ベルト77を省略する構成としてもよい。この場合作動ワイヤが特許請求の範囲に記載した操作部材に相当する。このことから、特許請求の範囲に記載した操作部材は、一定幅を有するベルトのみならずワイヤ、ケーブルあるいはロッドを含むものとする。
さらに、第2実施形態において、傾動部材71の傾動中心(支軸73)に対して同じ側に作動ワイヤ75が連結され、また移動引っ掛け部45cが当接される構成を例示したが、傾動中心に対して相互に反対側に作動ワイヤ75を連結し、また移動引っ掛け部45cを当接させる構成としてもよい。この場合、操作ベルト77のループ部77aを引き操作すると、作動ワイヤの当該傾動部材に対する連結部が下方へ変位することにより、移動引っ掛け部が上方へ変位して、スライドロック解除ハンドルが上方のロック解除方向に操作される構成とすることができる。
また、共通のドア開口部Dを経て前部席の着座者と後部席の着座者Pが乗降する形態の車両AMを例示したが、それぞれ別々のドア開口部を経て乗降する形態(例えば4ドアセダンタイプの乗用車)に適用することもできる。
さらに、シート本体10を第1スライド機構21により車両前後方向にスライドさせつつ回転機構25により回転させるシート支持装置20を備えることにより、楽に乗降動作を行うことができるいわゆる福祉車両用として好適な車両用シート1に適用した場合を例示したが、第2スライド機構によりシートポジションを調整可能であるが、車両正面向きに固定されて回転しない通常の車両用シートに適用することもできる。
また、車両用シートとして前席部と後席部を備えた車両の前席部に適用した例を示したが、例えば後方が荷室となっているシートなど、後方から操作部材を操作可能なシートであれば、いずれのシートにも適用することができる。
本発明の第1実施形態に係るスライドロック解除機構を備えた車両用シート及びこれを助手席に搭載した車両の側面図である。 第1実施形態に係るスライドロック解除機構を備えた車両用シートの側面図である。 第1実施形態に係るスライドロック解除機構及び第2スライド機構周辺の分解斜視図である。 スライドロック機構の側面図である。本図では、第2スライド機構が縦断面で示されている。また、外側レールは二点鎖線で示されている。 第1実施形態の動滑車機構周辺の側面図である。 第1実施形態における操作部材の後部周辺の側面図である。 第2実施形態に係るスライドロック解除機構の側面図である。
符号の説明
AM…車両
D…ドア開口部
S…スライドドア
FL…車両フロア
M…動滑車機構
L…傾動部材機構
P…後部席着座者
1…車両用シート(前部席)
5…後部席
10…シート本体
20…シート支持装置
21…第1スライド機構
25…回転機構
28…回転ベース
30…第2スライド機構
31…外側レール、31a…ロック爪
32…内側レール、32a…開口部
33…前側シートブラケット
40…スライドロック機構
43…ロックアーム、43a…作用部
44…係合部材、44a…係合爪
45…スライドロック解除ハンドル
45a…把持部、45c…引っ掛け部(移動引っ掛け部)
50…スライドロック解除機構(第1実施形態)
51…操作部材
52…固定板
66…回転ロック解除レバー
70…スライドロック解除機構(第2実施形態)
71…傾動部材
75…作動ワイヤ
76…チューブ
77…操作ベルト

Claims (2)

  1. 車両フロア上に設置した第1スライド機構と、該第1スライド機構上に設定した回転機構と、該回転機構上に設置した第2スライド機構を備えたシート支持装置を介してシート本体を車両前後方向に移動させる機能と水平方向に回転させる機能を備えた車両用シートにおいて、前記第2スライド機構によるシート本体の車両前後方向の位置をロックするスライドロック機構を解除するスライドロック解除機構であって、
    前記第2スライド機構の前部に設けた前側シートブラケットに沿って設けられ、上方へ傾動したときに前記スライドロック機構のロックを解除するスライドロック解除ハンドルと、一端が前記前側シートブラケットに固定され、他端が前記第2スライド機構の後部に設けた後側シートブラケットに前後方向に引き操作可能に保持され、中間部が前記スライドロック解除ハンドルを下方から受けるように下方へ撓んだ状態で前記スライドロック解除ハンドルに摺動可能に掛け回された可撓性の操作部材を備え、
    該操作部材の他端を後方へ引くと前記中間部が上方へ移動して前記スライドロック解除ハンドルに上方向の力を作用させて前記スライドロック機構を解除する構成としたスライドロック解除機構。
  2. 車両フロア上に設置した第1スライド機構と、該第1スライド機構上に設定した回転機構と、該回転機構上に設置した第2スライド機構を備えたシート支持装置を介してシート本体を車両前後方向に移動させる機能と水平方向に回転させる機能を備えた車両用シートにおいて、前記第2スライド機構によるシート本体の車両前後方向の位置をロックするスライドロック機構を解除するスライドロック解除機構であって、
    前記第2スライド機構の前部に設けた前側シートブラケットに沿って設けられ、上方へ傾動したときに前記スライドロック機構のロックを解除するスライドロック解除ハンドルと、前記前側シートブラケットに上下方向に傾動可能に設けられ、前記スライドロック解除ハンドルの下方に配置された傾動部材と、一端が前記傾動部材の回動先端部に連結され、他端が前記第2スライド機構の後部に設けた後側シートブラケットに前後方向に引き操作可能に保持された操作部材を備え、
    前記操作部材の前記他端を後方へ引くと前記傾動部材がロック解除方向へ傾動して、前記スライドロック解除ハンドルが、前記傾動部材の傾動中心と前記操作部材の連結部との間で受けられることにより前記スライドロック解除ハンドルに上方向の力を作用させて前記スライドロック機構を解除する構成としたスライドロック解除機構。
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