JP3543186B2 - 自動車用シート - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、乗用車等の車両におけるシートクッションとシートバックとが折り畳み式に格納可能で、且つ前後にスライド可能に構成された自動車用シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えばRV車等のセカンドシート或いはサードシートにあっては、シートを畳み込んで格納する可倒式格納機構とシートをスライド移動させるスライド機構を備えている。図3はこの種の自動車用シートの例を示している。このシートは、シートクッション1とシートクッション1にヒンジ(図示せず)を介して回動可能に支持されたシートバック2とを有している。通常の着座時にはシートクッション1及びシートバック2は、図示のような姿勢にセットされる。
【0003】
可倒式格納機構を介してシートを格納する場合、図4(A)のようにシートバック2をシートクッション1側へ倒し込んで折り畳み、この折り畳んだものを更に図4(B)のようにそっくり前側へ回動させる。なお、この場合の回動支点はシートクッション1の前部に設定されている。このように折り畳まれたシートを格納する際、折り畳んだシートクッション1及びシートバック2を固定するために、図示しないベルト等によって掛止することができる。
【0004】
また、このシートのスライド機構によれば、図5及び図6に示したように、フロアに固定されたロアレール3に対してスライド可能なアッパレール4上にシートクッション1を支持し、これによりシートを両矢印のように前後にスライドさせることができる。なお、シートクッション1はその前部にて、ヒンジブラケット5を介してアッパレール4に回動可能に支持される。シートをスライドさせる際、レリーズハンドル6を上に引き上げることでスライドロックを解除させ、これによりロアレール3及びアッパレール4間でのスライドが可能になる。このレリーズハンドル6の操作は、操作部6a(図3参照)付近に手を掛けて手動で行うことができ、或いはハンドル7によって遠隔操作も可能である。
【0005】
ハンドル7に繋がったケーブル8の先端は、レリーズハンドル6の適所に係着しており、ハンドル7を引くことによりレリーズハンドル6を矢印Aのように引き上げることができる。ケーブル8は外装チューブ9内を挿通するが、この外装チューブ9の一端9aはシートクッション1のフレーム1aに、また他端9bはヒンジブラケット5にそれぞれ固定される(図5)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の自動車用シートではシート格納時(図4(B))、基本的にはハンドル7の遠隔操作によるスライド機構に対するスライドロック解除機能は必ずしも必要ないにもかかわらず、ハンドル7の操作が可能になっていた。つまりケーブル8の端末、即ち外装チューブ9の他端9bは固定のヒンジブラケット5に取り付けられているため、可倒式格納機構を介して図6の2点鎖線のようにシートクッション1を回動させる際、ケーブル8の引回し経路が実質的に変化しない。このためシート格納時でも、ハンドル7の操作でスライド機構のスライドロックを解除することができてしまう。
【0007】
本発明は上記の点に鑑み、特にスライド機構の作動制御を適正に行い、優れた使い勝手を実現し得る自動車用シートを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明によれば、シートクッション及びシートバックに対する可倒式格納機構とスライド機構を備えた自動車用シートであって、前記スライド機構の作動を制御する遠隔操作式スライド機構制御装置を備え、この遠隔操作式スライド機構制御装置が、可倒式格納機構における可動側適所で引回し配置した操作ケーブルと、シートクッションのフレームに取付け固定されていて操作ケーブルが挿通する外装チューブと、操作ケーブルの先端に接続されてスライド機構のレリーズハンドルに係着したストラップベルトと、を備えており、可倒式格納機構を介してシートクッション及びシートバックが折り畳まれたシート格納時には、ストラップベルト14が弛むことで、遠隔操作式スライド機構制御装置のスライド機構に対する制御が規制されるようにしたものである。
【0009】
請求項2に記載の自動車用シートでは、前記シートクッションのフレームに取付け固定したケーブルガイドに、ストラップベルトが摺接するようにしたことを特徴とする。
【0010】
請求項3に記載の自動車用シートにあっては、前記操作ケーブルがつなげられたハンドルを備えたことを特徴とする。
【0011】
本発明によれば、スライド機構のレリーズハンドルを操作する操作ケーブルの引回し経路を工夫し、つまり操作ケーブルは、シートクッションの適所に固設されたケーブルガイドを経由してレリーズハンドルに係着するようにしている。操作ケーブルをこのように引回し配置することで、シート格納時にシートクッションを回動させると、ケーブルガイド付近で操作ケーブルの長さに余裕が生じる。これによりシート格納時には遠隔操作式スライド機構制御装置が働かなくなる。すなわち、この制御装置の働きをキャンセルすることで、スライド機構のスライドロックが解除されないようにする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図3に基づき、従来例と実質的に同一又は対応する部材には同一符号を用いて、本発明による自動車用シートの好適な実施の形態を説明する。
この実施形態において、セカンドシート或いはサードシートに本発明を適用するものであってよく、シートを畳み込んで格納する可倒式格納機構とシートをスライド移動させるスライド機構を備えている。これらの機構の基本構成は、実質的に既に説明したものと同様である。
【0013】
図1は、この実施形態のシートの要部構成を示しおり、シートクッション1とシートクッション1にヒンジ(図示せず)を介して回動可能に支持されたシートバック2とを有している。通常の着座時にはシートクッション1及びシートバック2は、図示のような姿勢にセットされる。
【0014】
可倒式格納機構によれば、シートバック2をシートクッション1側へ倒し込んで折り畳み、この折り畳んだものを更にそっくり前側へ回動させる。この場合、シートクッション1はヒンジブラケット5を介してアッパレール4に回動可能に支持され、即ち回動支点5aのまわりに回動することで格納される。
【0015】
また、スライド機構によれば、フロアに固定されたロアレール3に対してスライド可能なアッパレール4上にシートクッション1を支持し、これによりシートを両矢印のように前後にスライドさせることができる。このスライド機構において、アッパレール4は通常、図示しないロック手段によってロアレール3に対してロックされており、レリーズハンドル6を上に引き上げることで(矢印A)そのスライドロックを解除することができる。
【0016】
レリーズハンドル6の操作は、前述したように操作部6a(図3)付近に手を掛けて手動で行うことができ、或いは次に述べる本発明に係る遠隔操作式スライド機構制御装置による遠隔操作も可能である。
【0017】
次に、この実施形態における遠隔操作式スライド機構制御装置を説明する。
図2はスライド機構制御装置10の構成例を示している。図において、スライド機構制御装置10は、スライド機構のレリーズハンドル6を遠隔操作するための操作ケーブル11と、操作ケーブル11が挿通する外装チューブ12と、操作ケーブル11が繋げられたハンドル13と、操作ケーブル11の先端に接続されたストラップベルト14と、このストラップベルト14が摺接するようにしたケーブルガイド15と、を有している。
【0018】
外装チューブ12の一端12a及び他端12bとも、シートクッション1のフレーム1aの所定部位にそれぞれ取付具16,17によって取付け固定される。ケーブルガイド15もまた、シートクッション1のフレーム1aの適所に取付け固定される。ストラップベルト14はレリーズハンドル6に係着する。つまり操作ケーブル11は、可倒式格納機構における可動側であるシートクッション1内の適所で引回し配置される。この場合、操作ケーブル11はケーブルガイド15を経由してレリーズハンドル6と接続している。
【0019】
上記構成において、常態ではスライド機構制御装置10によってスライド機構の作動を遠隔操作で制御することができる。即ち、ハンドル13を引くことにより、操作ケーブル11を介してレリーズハンドル6が図1の矢印Aのように引き上げられる。これによりスライド機構において、アッパレール4に対するロック手段のロックが解除され、シートクッション1を自在に前後にスライドさせることが可能になる。
【0020】
また、シート格納時にシートクッション1を回動支点5aのまわりに回動させると、外装チューブ12は該シートクッション1に追随して図1の点線のように回動する。このとき、シートクッション1に固定されているケーブルガイド15も矢印Bのように回動する。このようにシート格納時前にストラップベルト14を張架していたケーブルガイド15が、図1に示されるようにその位置を変化させる。このためケーブルガイド15付近で、操作ケーブル11に長さの余裕が生じる。この結果、ストラップベルト14が点線のように弛んで、このときにはハンドル13を引いてもレリーズハンドル6を上に引き上げることができない。つまりシート格納時には遠隔操作式スライド機構制御装置10が働かなくなり、この制御装置10の働きがキャンセルされる。
【0021】
上記のように、常態ではスライド機構制御装置10によってスライド機構の作動を遠隔操作で制御することができ、これにより適宜シート位置を調整することができる。また、シート格納時には、遠隔操作式スライド機構制御装置10のスライド機構に対する制御が規制される、即ちスライド機構のスライドロックが解除されないようにする。従って、シート格納時において仮に車内の積み荷等がハンドル13に当たった場合でも、レリーズハンドル6の作動でスライドロックが解除される心配がなく、高い安全性を確保することができる。
【0022】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、この種の可倒式格納機構とスライド機構を備えた自動車用シートにおいて、遠隔操作式スライド機構制御装置がスライド機構を常に適正且つ最適に制御するようにしたことで高い安全性を確保し、またこれにより実使用に際して優れた使い勝手を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自動車用シートの実施形態におけるシートの要部構成を示す断面図である。
【図2】本発明の遠隔操作式スライド機構制御装置の構成例を示す斜視図である。
【図3】従来の可倒式格納機構とスライド機構を備えた自動車用シートの例を示す斜視図である。
【図4】従来の自動車用シートにおける可倒式格納機構の作用を示すそれぞれ斜視図である。
【図5】従来の自動車用シートのスライド機構及び制御装置を示す斜視図である。
【図6】従来の自動車用シートにおけるシートの要部構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 シートクッション
2 シートバック
3 ロアレール
4 アッパレール
5 ヒンジブラケット
5a 回動支点
6 レリーズハンドル
10 遠隔操作式スライド機構制御装置
11 操作ケーブル
12 外装チューブ
13 ハンドル
14 ストラップベルト
15 ケーブルガイド
16,17 取付具

Claims (3)

  1. シートクッション及びシートバックに対する可倒式格納機構とスライド機構とを備えた自動車用シートであって、
    前記スライド機構の作動を制御する遠隔操作式スライド機構制御装置を備え、
    前記遠隔操作式スライド機構制御装置が、
    前記可倒式格納機構における可動側適所で引回し配置した操作ケーブルと、
    前記シートクッションのフレームに取付け固定されていて、前記操作ケーブルが挿通する外装チューブと、
    前記操作ケーブルの先端に接続されていて、前記スライド機構のレリーズハンドルに係着したストラップベルトと、を備えており、
    前記可倒式格納機構を介して前記シートクッション及びシートバックが折り畳まれたシート格納時には、前記ストラップベルトが弛むことで、前記遠隔操作式スライド機構制御装置の前記スライド機構に対する制御が規制されるようにしたことを特徴とする自動車用シート。
  2. 前記シートクッションのフレームに取付け固定したケーブルガイドに、前記ストラップベルトが摺接するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の自動車用シート。
  3. 前記操作ケーブルがつなげられたハンドルを備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の自動車用シート。
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