JP4566152B2 - 車両用シート装置 - Google Patents

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本発明は、例えば自動車等の車両に搭載され着座姿勢と格納姿勢とを動力で切り替え得る車両用シート装置に関する。
車体側方に跳ね上げて収納するシートの収納、起伏動作を自動化したマルチリモコンパワーシートが知られている。(例えば、特許文献1参照)。また、先端にフックを有するウエビング巻き取り巻き出し可能な巻き上げ装置を備え、フックをアシストグリップに引掛けて巻き上げ装置を作動することでシートを跳ね上げ、収納する横跳ね上げシートが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−170021号公報 特開2004−249927号公報
しかしながら、上記前者の技術では、収納位置でのシートは跳ね上げ機構等を介して幅方向一端側で車体に支持される構造であり、収納位置でのシート支持について改善の余地があった。また、後者の技術では、シートを収納する際にフックをアシストグリップに掛ける手動動作が要求され、操作性の観点から改善の余地があった。
本発明は、上記事実を考慮して、簡単かつ確実にシートを格納位置で保持することができる車両用シート装置を得ることが目的である。
上記目的を達成するために請求項1記載の発明に係る車両用シート装置は、車幅方向外側の端部において車体前後方向に沿った軸線を有する回動軸廻りに回動可能に支持され、前記回動軸廻りの回動によって乗員が着座可能な着座姿勢と車体内面に沿って起立した格納姿勢とを切り替え得るシートクッションと、前記シートクッションに対し折り畳み可能に連結され、前記格納姿勢で前記シートクッションと車体内面との間に位置するシートバックと、作動して前記シートクッションの前記着座姿勢と格納姿勢とを切り替える駆動手段と、前記シートクッションが前記着座姿勢から格納姿勢に切り替わると該シートクッションを車体に対し保持し、前記シートクッションが前記格納姿勢から着座姿勢に切り替わる際に該シートクッションの車体への保持状態を解除する格納保持手段と、を備え、前記格納保持手段は、前記格納姿勢において、車体上下方向に長手とされると共に上端が下端よりも車幅方向外側に位置するように車体上下方向に対し傾斜される被ラッチ部と、該被ラッチ部の長手方向両端から車幅方向内向きに延びる一対の脚部とを有し、前記シートバックにおける背面側に設けられた被係合部と、前記車体に設けられ、前記被係合部の被ラッチ部にラッチを係合させて前記シートクッションを前記格納姿勢に保持し、前記被係合部の被ラッチ部への前記ラッチの係合状態を解除して前記シートクッションの車体への保持状態を解除する保持機構と、を含んで構成されている。
請求項1記載の車両用シート装置では、例えばシートクッションを乗員の着座可能な着座姿勢から格納姿勢に切り替える際には、駆動手段を作動させる。すると、駆動手段の動力によってシートクッションは、回動軸廻りに回動して車体内面に沿って起立した格納姿勢に切り替わる。また例えば、シートクッションを格納姿勢から着座姿勢に切り替える際には、駆動手段の駆動源を作動させる。すると、駆動手段の動力によってシートクッションは、回動軸廻りに回動し、車体床面に沿った着座姿勢に切り替わる。
ここで、本車両用シート装置では、駆動手段の動力によってシートクッションが格納位置に至ると、格納保持手段によってシートクッションが車体に対し自動的に保持される。これにより、シートは、駆動手段及び格納保持手段の少なくとも2点において車体に支持されるので、車体に対する姿勢変化や駆動手段への過大な荷重伝達が抑制される。一方、格納保持手段は、着座姿勢への切り替えの際には上記保持状態を解除するため、駆動手段による着座状態への切り替えが許容される。
このように、請求項1記載の車両用シート装置では、簡単かつ確実にシートを格納位置で保持することができる。特に、駆動手段がシートクッションにおける回動軸側に駆動力を作用させる構成では、格納姿勢で駆動手段の支持荷重が大きくなり易いが、格納保持手段を設けることで、駆動手段の支持荷重を低減することが可能になる。なお、格納保持手段は、例えば、それ自体が自動的に動作する構成であっても良く、駆動手段の動力によるシートクッションの移動に伴って該シートクッションを機械的にロックする構成(ロック解除を自動化する構成を含む)であっても良い。
請求項2記載の発明に係る車両用シート装置は、請求項1記載の車両用シート装置において、前記格納保持手段は、前記シートクッションの幅方向における前記回動軸側とは反対側において前記シートクッションに車体への保持力を作用させるようになっている。
請求項2記載の車両用シート装置では、格納保持手段は、回動軸から離間した位置でシートクッションを車体に対し保持するので、シートクッションの回動軸廻りの変位を効果的に抑制することができる。特に、上記した如く駆動手段がシートクッションにおける回動軸側に駆動力を作用させる構成に、本格納保持手段を設けることで、駆動手段の支持荷重を大幅に低減することが可能になる。
請求項3記載の発明に係る車両用シート装置は、請求項1又は請求項2記載の車両用シート装置において、前記格納保持手段は、前記シートクッションを車体側に押し付けつつ前記格納位置に保持するようになっている。
請求項3記載の車両用シート装置では、格納姿勢をとるシートクッションは、直接的又は間接的に車体に押し付けられるため、車体に対するがたつきが効果的に抑制される。
請求項4記載の発明に係る車両用シート装置は、請求項3記載の車両用シート装置において、前記格納保持手段は、前記シートバック又は車体内面に設けられた弾性体をさらに含んで構成され、かつ、前記保持機構が、前記格納姿勢において、前記弾性体が前記シートバックと車体内面との間に弾性変形状態で挟み込まれるように前記ラッチで前記被係合部を車体側に引き込んで前記シートクッションを保持す
請求項4記載の車両用シート装置では、着座姿勢ではシートバックはシートクッションの後部に位置してバックレストを構成している。このシートバックをシートクッション上に折り畳み、駆動手段がシートクッションをシートバックと共に車体内面側に起立させることで、格納姿勢に切り替わる。このとき、保持機構はシートバックに設けられた被係合部に係合部を係合させ、さらに被係合部を車体側に引き込むように動作する。すると、シートバックと車体内面との間に配置された弾性体が弾性変形してこれらの間に挟み込まれ、この弾性体の復元力が車体への押し付け力として作用する。これにより、シートクッション及びシートバックは、車体に対し確実に保持される。また、車体とシート(シートバック)との間に弾性体が介在するため、シートへの振動伝達が抑制され、またシートの車体に対する姿勢変化が吸収される。
請求項5記載の発明に係る車両用シート装置は、請求項4記載の車両用シート装置において、前記シートバックを前記シートクッションに対し折り畳むことで、前記被係合部を前記シートバックから前記保持機構による係合可能に突出させる被係合部支持機構をさらに備える。
請求項5記載の車両用シート装置では、シートバックをシートクッションに対し折り畳むと、被係合部がシートバックの車体内面との対向側すなわちバックレストとは反対の背面側から突出する。これにより、被係合部の保持手段の係合部による係合保持が可能となる。そして、着座姿勢では、シートバックから被係合部が突出しないので、見栄えが良好である。
以上説明したように本発明に係る車両用シート装置は、簡単かつ確実にシートを格納位置で保持することができるという優れた効果を有する。
本発明の実施形態に係る車両用シート装置の構造が適用された車両用シート10について、図1乃至図9に基づいて説明する。なお、各図に適宜記す矢印FR、矢印UPは、それぞれ車両用シート10が適用された自動車の前方向(進行方向)、上方向を示しており、矢印OUTはシート幅方向に一致する車幅方向の外側を示している。
図1には、車両用シート10の格納姿勢における概略全体構成が斜視図にて示されており、図2には、車両用シート10の着座姿勢における概略全体構成が斜視図にて示されている。これらの図に示される如く、車両用シート10は、搭載された自動車の乗員が着座するためのシートクッション12と、シートクッション12の後端に連結され着座した乗員の上体を背後から支持するためのシートバック14とを有する。この車両用シート10は、第3列シート(サードシート)とされている。
この車両用シート10は、シートクッション12の着座面12Aが車体上下方向の上側を向くことで乗員の着座を可能とする着座姿勢(図2参照)と、車体側方に跳ね上げられて車室内側面を形成するクォータトリム13に沿って起立する格納姿勢(図1参照)とに切り替え得る構成とされている。以下、具体的に説明する。
図1及び図2に示される如く、シートバック14は、その下端部14Aがリクライニング装置16を介してシートクッション12の後端部12Bに傾動可能に連結されている。リクライニング装置16は、シートバック14のバックレスト14Bをシートクッション12の着座面12Aに重ね合わせるように、該シートバック14をシートクッション12に対し重畳的に折り畳まれる状態(以下、折り畳み状態という)まで、シートバック14を前傾可能とされている。このリクライニング装置16は、シートバック14をシートクッション12に対する前傾方向に付勢する図示しない付勢手段(ぜんまいばね)と、シートバック14をシートクッション12に対する任意の傾動位置(傾斜角)で保持するロック機構とを備えている。
これにより、車両用シート10では、ロック機構のロック解除状態でシートバック14に負荷を掛けない場合には、付勢手段の付勢力によってシートバック14がシートクッション12に対し前傾し、上記した折り畳み状態に至る構成とされている。一方、ロック解除状態においてシートバック14に上記した付勢力を超える後向き荷重を作用させると、シートバック14がシートクッション12に対し後傾するようになっている。
また、この実施形態では、図4に示される如く電動リクライニングロック解除装置15が設けられており、後述する切替スイッチ44の操作によってリクライニング装置16のロック状態が自動的に解除されるようになっている。これにより、車両用シート10の非着座状態で切替スイッチ44が操作されると、シートバック14がシートクッション12上に重畳的に折り畳まれた折り畳み状態になる構成が実現されている。電動リクライニングロック解除装置15は、例えば一端がリクライニング装置16のリクライニング解除レバーに係止されたワイヤをモータにて巻き取ることで、該リクライニング装置16のロック状態を解除する構造を採用することができる。
図5及び図4に示される如く、シートクッション12は、シートクッションフレーム18にクッション材20が設けられて構成されている。図5に示される如く、シートクッションフレーム18は、その車幅方向外側端部に設けられた前ヒンジ22及び後ヒンジ24を介して、車体に対し車体前後方向に沿った軸廻りに回動可能に支持されている。前ヒンジ22は、車体前後方向に長手とされシートクッションフレーム18に固定された従動軸26と、従動軸26をその軸線廻りに回動可能に支持する前ヒンジブラケット28とを含んで構成されている。前ヒンジブラケット28は、その下端部が車体フロアFLに固定されている。
後ヒンジ24は、車体前後方向に長手とされシートクッションフレーム18に固定された駆動軸30と、駆動軸30をその軸線廻りに回動可能に支持する後ヒンジブラケット32とを含んで構成されている。後ヒンジブラケット32は、下端が車体フロアFLに固定された支持部材としてのベースブラケット34を介して車体に支持されている。駆動軸30は従動軸26と同軸に配置されており、シートクッションフレーム18(シートクッション12)は、従動軸26、駆動軸30の軸線廻りに回動することで、着座姿勢と格納姿勢とを切り替え得る構成とされている。
また、シートクッションフレーム18における車幅方向中央部よりも車幅方内側には、支持脚36が設けられている。支持脚36は、前後一対のフロアロック部38を有しており、各フロアロック部38は、車体フロアFLに固定されたシートアンカ40に係脱可能な図示しないロック部材を有している。そして、各フロアロック部38は、車両用シート10の着座姿勢においてロック部材がシートアンカ40に係止(ロック)され、ロック部材のシートアンカ40に対する係止を解除することで車両用シート10を着座姿勢から格納姿勢に切り替えることが許容される構成とされている。
この実施形態では、図4に示される如く電動シートロック解除装置35が設けられており、後述する切替スイッチ44の操作によって、各フロアロック部38のシートアンカ40に対するロック部材によるロック(係止)が自動的に解除されるようになっている。このロック部材は、図示しない付勢手段によってロック方向に付勢されると共に、シートアンカ40への押し付け動作によってロック解除方向に変位するようになっており、格納姿勢から着座姿勢への切り替えに伴って、シートアンカ40に対する係止(ロック)状態に機械的に移行するようになっている。すなわち、電動シートロック解除装置35は、ロック部材を付勢力に抗して解除位置に変位させる構成とされている。
なお、各シートアンカ40は、それぞれ車体フロアFL(フロアパネル)に設けられた凹部N内に埋設されている。これにより、格納姿勢でシートアンカ40が車体フロアFL上に突出しない構成とされている。また、前ヒンジブラケット28の下端部、後ヒンジブラケット32の下端部(締結部位)も凹部N内に埋設されている。さらに、支持脚36は、シートクッションフレーム18に対し車体前後方向に沿う支軸36A(図4参照)廻りに回動自在に支持されており、図1に示される如く、格納姿勢では、シートクッション12の車幅方向内向き面(着座姿勢における下面)に対し略面一となるように、該シートクッション12の脚収容部12Cに収容されるようになっている。
そして、車両用シート10は、シートクッション12の着座姿勢と格納姿勢とを自動的に切り替えるための駆動手段、駆動源としての駆動モータ42を備えている。駆動モータ42は、モータ部42Aとギヤ部42Bとを含む減速機付モータ(モータアクチュエータ)とされている。この実施形態では、ギヤ部42Bを構成するギヤハウジングは、ベースブラケット34に固定された後ヒンジブラケット32が兼ねており、ギヤ部42Bの出力軸は駆動軸30が兼ねている。すなわち、この実施形態では、本発明における回動軸と出力軸とが一体化されている。
以上により、駆動モータ42は、モータ部42Aが作動することでギヤ部42Bが駆動軸30を直接的に回転駆動するようになっている。なお、モータ部42Aは、ギヤ部42Bに対し車体上下方向の下側でかつベースブラケット34の背面側に配置されている。
また、駆動モータ42は、正逆回転可能とされており、正回転して駆動軸30(シートクッションフレーム18)を矢印A方向(図4参照)に回動させ、逆回転して30を矢印Aとは逆向きの矢印B方向(図4参照)に回動するようになっている。これにより、駆動モータ42を正回転することでシートクッション12を着座姿勢から格納姿勢に切り替え、駆動モータ42を逆回転することでシートクッション12を格納姿勢から着座姿勢に切り替えるようになっている。図示は省略するが、駆動モータ42(及びベースブラケット34)は、カバー部材にて被覆されている。
さらに、車両用シート10は、格納姿勢で車体に保持されるための格納保持手段としての格納保持機構45を備えている。格納保持機構45は、シートバック14に設けられた被係合部としてのストライカ46と、車体に設けられた保持機構としてのシートドラッガ48と、シートドラッガ48がストライカ46を係合保持した状態でクォータトリム13とシートバック14との間に挟み込まれる弾性体としてのストッパゴム50とを主要構成要素としている。
図1乃至図4に示される如く、ストライカ46は、シートバック14の背面14C側における車幅方向内側の近傍でかつ下端部14A近傍で開口する設置凹部14D内に配設されている。この実施形態では、ストライカ46は、シートバック14の背面14Cから突出した被係合姿勢と、シートバック14内に収納された収納姿勢を取り得る構成とされている。
具体的には、ストライカ46は、図1に示す車両用シート10の格納姿勢における被係合姿勢で、略車体上下方向に長手とされる棒状の被ラッチ部46Aと、被ラッチ部46Aの長手方向両端から車幅方向内向きに延びる一対の脚部46Bとを有する。なお、この姿勢でストライカ46は、被ラッチ部46Aが上端が下端よりも車幅方向外側に位置するように車体上下方向に対し若干傾斜する形状に形成されている。一対の脚部46Bにおける被ラッチ部46Aとは反対側の端部間は被係合部支持機構としての支軸52に固定的に架け渡されており、支軸52は、シートバック14に固定された支持ブラケットによって自軸廻りに回動可能に支持されている。この回動によってストライカ46は、上記した被係合姿勢と収納姿勢とを切り替えるようになっている。
また、支軸52廻りには、ストライカ46を収納姿勢側に付勢する付勢部材としての捩りコイルスプリング54が配設されており、この捩りコイルスプリング54の付勢力によってストライカ46は収納姿勢に保持されるようになっている。そして、車両用シート10では、図3に示される如くシートバック14がシートクッション12に対する折り畳み状態になると、格納姿勢から被係合姿勢に姿勢が切り替わる構成とされている。
具体的には、車両用シート10の着座姿勢と格納姿勢との中間の折り畳み状態(図3に示す状態)の要部拡大図である図6に示される如く、ストライカ46は、支軸52を挟んで被ラッチ部46Aとは反対側に延設された延設部46Cを有しており、延設部46Cにはワイヤ係止部46Dが形成されている。このワイヤ係止部46Dには、被覆ワイヤ56を構成するワイヤ56Aにおける被覆56Bから突出した一端部が係止されている。また、被覆56Bの一端部は、ブラケット58を介してシートバック14(を構成する図示しないシートバックフレーム)に固定されている。一方、被覆56Bの他端部は、シートクッション12(下端部14A)の近傍でシートバックフレームに固定されており、ワイヤ56Aの他端部はシートクッションフレーム18に係止されている。
そして、ワイヤ56Aは、シートクッション12に対する14の折り畳み動作に伴って図6に示す矢印C方向(張力方向)に引っ張られるようになっている。これにより、着座姿勢で収納姿勢をとるストライカ46が、シートバック14の折り畳み動作に伴って(すなわち電動リクライニングロック解除装置15の作動によって)被係合姿勢に切り替わると共に、折り畳み状態で被係合姿勢が保持される構成とされている。
シートドラッガ48は、例えば公知のトランククローザやバックドアクローザ等の機構を用いて構成することができ、この実施形態では図1に示される如く、ドラッガ機構部60と、ドラッガ機構部60を作動するためのドラッガモータ62とを備えている。図7に示される如く、ドラッガ機構部60は、車体に固定された支持ブラケット64を備えており、支持ブラケット64には車幅方向内向きに開口する切欠部64Aが形成されている。切欠部64Aは、ストライカ46の被ラッチ部46Aが車幅方向に沿って進退可能とされている。
支持ブラケット64には、ロック部材としてラッチ66が支軸66A廻りに回動自在に支持されている。ラッチ66には、支軸66A廻りに揺動しつつ切欠部64A内を変位する被ラッチ部46Aの進退を可能とする切欠部66Bが形成されている。また、支持ブラケット64には、ドラッガモータ62の回転をラッチ66の揺動に変換して伝達するクランク機構68が支持されている。これにより、シートドラッガ48では、ドラッガモータ62の出力軸62Aが一方向(図7に示す矢印D方向)に回転することで、ラッチ66が往復回動(揺動)し、切欠部66Bと切欠部64Aとの重なり位置を該切欠部64Aの長手方向に変位させる構成とされている。
以上説明したシートドラッガ48は、ストライカ46の被ラッチ部46Aを切欠部64A、66Bの双方に入り込ませることで、切欠部64Aに対する被ラッチ部46Aの抜き出しを阻止して車両用シート10を車体に保持する保持状態をとる構成とされている。より具体的には、シートドラッガ48は、図9(A)に示される如くストライカ46の被ラッチ部46Aがラッチ66によるラッチ可能位置に位置する状態でドラッガモータ62の出力軸62Aを矢印D方向に回転駆動すると、ラッチ66が矢印E方向に回動しつつ図9(B)に示すように切欠部66B内に入り込んだ被ラッチ部46Aを切欠部64Aの奥側に引き入れる。
図9(B)に示す如くハーフラッチ位置からラッチ66がさらに矢印E方向に回動すると、図9(C)に示す如く切欠部66Bが切欠部64Aに略直交するフルラッチ位置に至り、このフルラッチ位置からラッチ66がさらに矢印E方向に回動すると、図9(D)に示す如く被ラッチ部46Aが切欠部64Aの最深部近傍に位置する最大引き込み位置に至る構成とされている。この最大引き込み位置に至ったラッチ66は、ドラッガモータ62の矢印D方向の回転によって矢印Eとは逆向きの矢印F方向に回動するようになっており、該矢印F方向へのラッチ66のわずかな回動によって、最大引き込み位置から被ラッチ部46Aを切欠部64Aの開口側に若干戻した図9(E)に示される位置が、引き込み動作完了位置とされている。
したがって、シートドラッガ48は、切替スイッチ44の操作によって車両用シート10が格納姿勢に移行する際には、図9(A)〜図9(E)に示す引き込み動作を行う量だけドラッガモータ62(クランク機構68の入力部)を矢印D方向に回転させる構成とされている。なお、ドラッガモータ62には図示しない減速機構(例えばウォームギヤ機構)が内蔵されており、その減速機構のセルフロックによってストライカ46側からの荷重入力ではラッチ66が回動しない構成とされている。
また、シートドラッガ48は、ラッチ66が引き込み動作完了位置に位置する状態からドラッガモータ62の出力軸62Aを矢印D方向に回動することで、矢印F方向に回動するラッチ66によって図9(F)及び図9(G)に示される如く、被ラッチ部46Aを切欠部64A開口側に押し出す(リリースする)ようになっている。そして、図9(H)に示す如く被ラッチ部46Aがラッチ66の切欠部66Bから開放された位置が、駆動モータ42による車両用シート10の矢印B方向への回動動作を待つべきシート復帰待機位置に至った位置とされている。シートドラッガ48は、被ラッチ部46Aがシート復帰待機位置から退避する(後述するラッチスイッチがOFF信号を出力する)と、ドラッガモータ62の出力軸62Aを矢印D方向にわずかに回動して、図9(A)に示す如く被ラッチ部46Aのラッチ可能位置への近接を待機するラッチ待機位置に復帰するようになっている。
図7及び図8に示される如く、以上説明したシートドラッガ48は、クォータトリム13の内側(車幅方向外側)に収容配置されており、車室には露出されない構成とされている。このため、クォータトリム13には、ストライカ46の被ラッチ部46Aがシートドラッガ48の切欠部64Aにアクセスするための開口13Aが形成されている。クォータトリム13の内面には、開口13Aを閉止するようにゴムカバー70が取り付けられている。ゴムカバー70の車体前後方向中央部には、車体上下方向に長手とされたスリット70Aが形成されており、被ラッチ部46Aはスリット70Aを通過して切欠部64Aにアクセスするようになっている。スリット70Aの開口幅は、被ラッチ部46Aの径よりも小(略半分)とされ、被ラッチ部46Aはゴムカバー70を変形させつつスリット70Aを通過するようになっている。すなわち、開口13Aを変形し易いゴムカバー70にて閉止することで、スリット70Aの開口幅を小さく設定してシートドラッガ48を隠しつつ被ラッチ部46Aの確実なラッチを実現している。
ストッパゴム50は、図2乃至図3に示される如く、シートバック14の背面14Cにおける設置凹部14Dの近傍に固定されている。この実施形態では、図8に示される如く、ストッパゴム50は、ボルト72Aとナット72Bとから成る締結手段72にてシートバック14に固定されており、該シートバック14の背面14Cから突出している。このストッパゴム50は、駆動モータ42の作動による車両用シート10の矢印A方向の回動(図9(A)に示す被ラッチ部46Aのラッチ可能位置への移動)によってはクォータトリム13(車室内側面)に当接せず、シートドラッガ48によるストライカ46の被ラッチ部46Aの引き込み動作に伴ってクォータトリム13に押し付けられるようになっている。
そして、図8に示される如く、上記した引き込み動作完了位置(図9(E)参照)に被ラッチ部46Aが位置する保持状態では、ストッパゴム50は想像線にて示す自然状態に対し圧縮変形した状態でシートバック14の背面14Cとクォータトリム13との間に挟み込まれるようになっている。すなわち、シートドラッガ48によって、車両用シート10がクォータトリム13にストッパゴム50の復元力の相当する荷重で押し付け(引き付け)られる構成とされている。
この押し付け荷重を支持するために、クォータトリム13におけるストッパゴム50の当接部位の裏面側(車幅方向外側)には、補強リブ74が設定されており、また車体後部を構成するボディパネル(インナパネル)76には補強リブ74を車幅方向外側から支持する支持リブ78が設定されている。これにより、クォータトリム13は、ストッパゴム50の押し付けによる変形が抑制され、該ストッパゴム50の圧縮変形に基づくシート保持荷重を支持する(ボディパネル76に伝える)ようになっている。
さらに、車両用シート10では、駆動モータ42、シートドラッガ48(ドラッガモータ62)、電動リクライニングロック解除装置15、電動シートロック解除装置35、及び切替スイッチ44がそれぞれ制御装置としてのシート切替ECU80電気的に接続されている。シート切替ECU80は、車両用シート10が着座姿勢をとる状態で切替スイッチ44から操作信号が入力されると、電動リクライニングロック解除装置15、電動シートロック解除装置35、駆動モータ42、シートドラッガ48をこの順で作動させて車両用シート10を格納位置に切り替えるように構成されている。一方、制御回路は、車両用シート10が格納姿勢をとる状態で切替スイッチ44から操作信号が入力されると、シートドラッガ48、駆動モータ42をこの順で作動させるように構成されている。
なお、制御回路は、例えばフロアロック部38のロック部材がシートアンカ40に係止されている場合に電動シートロック解除装置から入力されるロック信号、又はフロアロック部38のロック部材がフリーである場合にシートロック解除装置から入力されるアンロック信号に基づいて、車両用シート10の姿勢が着座姿勢であるか格納姿勢であるかを判断するように構成されている。また、シートドラッガ48には、ストライカ46がラッチ可能なラッチ待機位置に位置するか否かを検出する図示しないラッチスイッチが内蔵されており、シート切替ECU80は、車両用シート10を格納姿勢に切り替える際には、ラッチスイッチがON信号を出力していることを条件に、シートドラッガ48を作動するようになっている。一方、シート切替ECU80は、車両用シート10を着座姿勢に切り替える際には、ラッチスイッチがON信号からOFF信号に切り替わるのを条件に、図9(H)に示すシート復帰待機位置から図9(A)に示すラッチ待機位置に駆動するようになっている。
図1乃至図3に示される如く、切替スイッチ44は、車室内側面における車両用シート10(シートバック14)の後方に配置されており、車体のリヤゲート(車外)から操作可能とされている。なお、この切替スイッチ44に加えて又はこの切替スイッチ44に代えて、例えば運転席の近傍等にも切替スイッチ44を設けることができる。
以上説明した車両用シート10が適用された自動車は、車体の車幅方向中心線に対し車両用シート10と略対称に構成された他の車両用シート10を備えている。車両用シート10と他の車両用シート10とは、独立して着座姿勢、格納姿勢を切り替えることができる構成とされている。
次に、実施形態の作用を説明する。
上記構成の車両用シート10では、図2に示される着座姿勢で、乗員の着座を可能とする。この車両用シート10を格納する際には、切替スイッチ44を操作する。すると、シート切替ECU80は電動リクライニングロック解除装置15を作動させ、リクライニング装置16のロック状態が解除される。これにより、付勢手段の付勢力でシートバック14がシートクッション12上に折り畳まれる。このシートバック14の折り畳み動作に伴って、被覆ワイヤ56のワイヤ56Aがワイヤ係止部46Dを矢印C方向に引張り、ストライカ46が収納姿勢から被係合姿勢に切り替わる。また、シート切替ECU80は、電動シートロック解除装置35を作動させ、フロアロック部38のシートアンカ40へのロック状態が解除される。
次いで、シート切替ECU80は、駆動モータ42に正回転指令を出力する。すると、車体フロアFLに固定的に支持されている駆動モータ42は、正回転して駆動軸30を車体に対し矢印A方向に回動する。この駆動力でシートクッション12は、折り畳まれているシートバック14と共に車体に対し矢印A方向に回動し、図1に示される如く格納位置に至る。この格納動作に伴って、ストライカ46の被ラッチ部46Aは、ゴムカバー70のスリット70Aを通過し、シートドラッガ48のラッチ66によるラッチ可能なラッチ可能位置に至る。
これによりシートドラッガ48のラッチスイッチがON信号を出力すると、シート切替ECU80は、ドラッガモータ62の出力軸62Aを矢印D方向に回転駆動し、ラッチ66によって被ラッチ部46Aを切欠部64Aの奥側に引き込ませる。ラッチ66が引き込み動作完了位置に至るまでドラッガモータ62の出力軸62Aを矢印D方向に回転すると、シート切替ECU80は該ドラッガモータ62を停止する。この引き込み動作によって、シートバック14に設けられたストッパゴム50は、クォータトリム13との間に圧縮変形状態で挟み込まれる。以上により、車両用シート10は、格納保持機構45によって、ストッパゴム50の復元力相当の荷重でクォータトリム13(車体)に引き付けられた状態で、格納姿勢に保持される。
一方、車両用シート10を格納姿勢から着座姿勢に切り替える際には、切替スイッチ44を操作する。すると、シート切替ECU80は、シートドラッガ48のドラッガモータ62の出力軸62Aを矢印D方向に回転させ、被ラッチ部46Aを切欠部64Aの開口側の押し出させる(リリースさせる)。被ラッチ部46Aが図9(H)に示すシート復帰待機位置に至る(ラッチスイッチがON信号を出力する)と、シート切替ECU80は駆動モータ42に逆回転指令を出力し、駆動モータ42は逆回転して駆動軸30を矢印A方向に回動する。この駆動力でシートクッション12は、折り畳まれているシートバック14と共に車体に対し矢印B方向に回動し、該シートクッション12の着座姿勢に至る。この動作に伴って、フロアロック部38はシートアンカ40に係止される。
また、車両用シート10の矢印B方向への回動に伴って被ラッチ部46Aがラッチ待機位置から退避するので、ラッチスイッチはOFF信号を出力し、シート切替ECU80はドラッガモータ62の出力軸62Aを矢印D方向に回動させてラッチ66をラッチ待機位置に復帰させる。そして、乗員は、手動でリクライニング装置16のロックを解除してシートバック14を引き起こし、車両用シート10に着座する。
ここで、車両用シート10では、駆動モータ42を備えるため、切替スイッチ44の操作で車両用シート10(シートクッション12)を自動的に着座姿勢から格納姿勢に切り替えることができる。また、駆動モータ42によって、シートクッション12を格納姿勢から着座姿勢に自動的に切り替えることができる。これらにより、車両乗員は、労力を消費することなくシートアレンジを変更することができる。
そして、車両用シート10では、格納保持機構45を備えるため、格納姿勢でストライカ46がシートドラッガ48に係合して確実に車体に保持される。特に、車両用シート10では、従動軸26、駆動軸30、駆動モータ42を含むシート駆動機構(着座格納切替機構)がシートクッション12の幅方向端部(すなわち格納姿勢での下端部)のみを支持する構造であるため、該駆動モータ42による支持だけでは、支持モーメントが不足しやすいが、格納保持機構45を設けることで、車両用シート10を格納姿勢に確実に保持することができる。
しかも、車両用シート10では、格納保持機構45が格納姿勢における上端側(駆動軸30から離間した位置)において保持力を作用させるため、駆動軸30廻りの大きなモーメントに抗して車両用シート10を格納位置に保持することができる。これらにより、車両用シート10では、格納姿勢が確実に維持され、また例えば駆動モータ42(後ヒンジブラケット32)に過大な荷重が入力されることが防止される。
また、車両用シート10では、格納姿勢で車体への押し付け(引き付け)荷重が作用するため、該格納姿勢での車体に対するがたつきが効果的に抑制される。特に、シートドラッガ48がストライカ46の被ラッチ部46Aを引き込む引き込み動作を行う構成であるため、格納姿勢の車両用シート10とクォータトリム13との間に圧縮状態のストッパゴム50を介在させることができ、該ストッパゴム50の圧縮に基づく保持荷重によって、簡単な構造で確実に車両用シート10を格納姿勢に保持することができる。さらに、車体側部材であるクォータトリム13とシートバック14との間にストッパゴム50が介在するため、車両用シート10への振動伝達が抑制され、またシートバック14の車体に対する姿勢変化が吸収される。
このように、本発明の実施形態に係る車両用シート10では、簡単かつ確実に格納姿勢を保持することができる。
さらに、車両用シート10では、格納保持機構45を構成するストライカ46が着座姿勢のシートバック14の設置凹部14Dに対し収納される構成であるため、車両用シート10の使用時にストライカ46が設置凹部14Dに収容されて良好な見栄えが得られる。また、シートバック14からの突出部が減るため、車両用シート10の後方空間(荷室)の使い勝手が良好である。
なお、上記実施形態では、シートバック14がシートクッション12上に折り畳まれた状態で車両用シート10が格納姿勢をとる例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、シートバック14がシートクッション12と略面一を成すように展開した状態で車両用シート10をクォータトリム13(車室内側面)に沿って格納しても良い。しかしその場合には、ストライカをシートクッション(もしくはバック)の側面や裏面に設ける必要があり、ストライカの被係合姿勢と収納姿勢を作り出す機構が複雑になることに留意しなければならない。したがって、本発明は、ストライカ46をシートバック14に設ける構成にも限定されることはない。
また、上記実施形態では、駆動モータ42が駆動軸30を直接的に矢印A又は矢印B方向に回転駆動する例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、駆動モータ42がリンク機構等の動力伝達(変換)機構を介してシートクッション12を駆動するようにしても良い。したがって、本発明は、駆動モータ42の配置等に限定されないことは言うまでもない。
本発明の実施形態に係る車両用シートの格納姿勢を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る車両用シートの着座姿勢を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る車両用シートのシートバック折り畳み状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る車両用シートの背面図である。 本発明の実施形態に係る車両用シートの車幅方向外側から見た側面図である。 本発明の実施形態に係る車両用シートを構成するストライカのシートに対する進退構造を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る車両用シートを構成するシートドラッガを示す平面図である。 本発明の実施形態に係る車両用シートを構成するシートドラッガ廻りの構造を示す背面断面図である。 (A)〜(H)のそれぞれは、本発明の実施形態に係る車両用シートを構成するシートドラッガの動作説明図である。
符号の説明
10 車両用シート(車両用シート装置)
12 シートクッション
13 クォータトリム(車体内面)
14 シートバック
26 従動軸(回動軸)
30 駆動軸(回動軸)
42 駆動モータ(駆動手段)
45 格納保持機構(格納保持手段)
46 ストライカ(被係合部)
48 シートドラッガ(保持機構)
50 ストッパゴム(弾性体)
52 支軸(被係合部支持構造)

Claims (5)

  1. 車幅方向外側の端部において車体前後方向に沿った軸線を有する回動軸廻りに回動可能に支持され、前記回動軸廻りの回動によって乗員が着座可能な着座姿勢と車体内面に沿って起立した格納姿勢とを切り替え得るシートクッションと、
    前記シートクッションに対し折り畳み可能に連結され、前記格納姿勢で前記シートクッションと車体内面との間に位置するシートバックと、
    作動して前記シートクッションの前記着座姿勢と格納姿勢とを切り替える駆動手段と、
    前記シートクッションが前記着座姿勢から格納姿勢に切り替わると該シートクッションを車体に対し保持し、前記シートクッションが前記格納姿勢から着座姿勢に切り替わる際に該シートクッションの車体への保持状態を解除する格納保持手段と、
    を備え
    前記格納保持手段は、
    前記格納姿勢において、車体上下方向に長手とされると共に上端が下端よりも車幅方向外側に位置するように車体上下方向に対し傾斜される被ラッチ部と、該被ラッチ部の長手方向両端から車幅方向内向きに延びる一対の脚部とを有し、前記シートバックにおける背面側に設けられた被係合部と、
    前記車体に設けられ、前記被係合部の被ラッチ部にラッチを係合させて前記シートクッションを前記格納姿勢に保持し、前記被係合部の被ラッチ部への前記ラッチの係合状態を解除して前記シートクッションの車体への保持状態を解除する保持機構と、
    を含んで構成されている車両用シート装置。
  2. 前記格納保持手段は、前記シートクッションの幅方向における前記回動軸側とは反対側において前記シートクッションに車体への保持力を作用させるようになっている請求項1記載の車両用シート装置。
  3. 前記格納保持手段は、前記シートクッションを車体側に押し付けつつ前記格納位置に保持するようになっている請求項1又は請求項2記載の車両用シート装置。
  4. 前記格納保持手段は、
    前記シートバック又は車体内面に設けられた弾性体をさらに含んで構成され、
    かつ、前記保持機構が、前記格納姿勢において、前記弾性体が前記シートバックと車体内面との間に弾性変形状態で挟み込まれるように前記ラッチで前記被係合部を車体側に引き込んで前記シートクッションを保持する請求項3記載の車両用シート装置。
  5. 前記シートバックを前記シートクッションに対し折り畳むことで、前記被係合部を前記シートバックから前記保持機構による係合可能に突出させる被係合部支持機構をさらに備える請求項4記載の車両用シート装置。
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