JPH09290753A - 鉄道車両用収納式座席 - Google Patents
鉄道車両用収納式座席Info
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- JPH09290753A JPH09290753A JP8109451A JP10945196A JPH09290753A JP H09290753 A JPH09290753 A JP H09290753A JP 8109451 A JP8109451 A JP 8109451A JP 10945196 A JP10945196 A JP 10945196A JP H09290753 A JPH09290753 A JP H09290753A
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Abstract
実に固定され、座面の引き出しは使用者が手動で軽く行
うことが可能であり、収納は駆動機構により行うことが
可能な収納式の鉄道車両用座席を得る。 【構成】 鉄道車両内に固定された座席フレームと;該
座席フレームに枢着され、車両の床面に対して略垂直な
収納位置と略水平な使用位置とに回動可能な座面フレー
ムと;上記座面フレームを上記収納位置と使用位置間に
おいて回動させる電動駆動機構と;上記座面フレームが
収納位置にあるとき、この電動駆動機構と座面フレーム
との連動関係を解除して該座面フレームの手動引き出し
を可能とし、座面フレームが使用位置にあるとき、該電
動駆動機構と座面フレームとを連動させるクラッチ機構
と;を備えたことを特徴とする鉄道車両用収納式座席。
Description
に関する。
電車において、ラッシュ時に大量の輸送をこなすため、
そして混雑時以外にはできるだけ多くの乗客に座席を提
供できるように収納可能な座席が用いられている。収納
式座席としては、まず車両の出入口付近に設けた手動引
出式の補助腰掛がある。従来の手動引出式補助腰掛は、
自重による座面の倒れ込みを防止するため常時収納状態
に付勢されており、使用者はこの収納付勢力に抗して座
面を使用状態に引き出さなければならなかった。このた
め、座る際には手で腰掛を保持しなければならず、軽い
荷物を置いたまま立ち上がると、座席の収納付勢力で座
席と収納部との間に荷物が挟まれたり潰されたりするお
それがあった。
に、車両内の座席全てを収納式にした鉄道車両が登場し
ている。このような収納式座席の座面は、使用(引き出
し)、収納ともに運転室や車掌室のスイッチにより電動
で行う方式であり、使用者が手動で座面を引き出すこと
はできない。使用と収納を一斉に行えるので手間はかか
らないが、その動作が一律なため、乗客の要求に見合っ
た動作が確保しにくい。
回動とは別に手動で引き出さなければならず、手間がか
かっていた。
ので、座面が収納位置及び使用位置にあるときは確実に
固定され、座面の引き出しは使用者が手動で軽く行うこ
とが可能であり、収納は駆動機構により行うことが可能
な収納式の鉄道車両用座席を得ることを目的とする。
両内に固定された座席フレームと;該座席フレームに枢
着され、車両の床面に対して略垂直な収納位置と略水平
な使用位置とに回動可能な座面フレームと;上記座面フ
レームを上記収納位置と使用位置間において回動させる
電動駆動機構と;上記座面フレームが収納位置にあると
き、この電動駆動機構と座面フレームとの連動関係を解
除して該座面フレームの手動引き出しを可能とし、座面
フレームが使用位置にあるとき、該電動駆動機構と座面
フレームとを連動させるクラッチ機構と;を備えたこと
を特徴とする。
機構との連動を制御するクラッチ機構を設けることによ
り従来の収納式座席の不具合を解消するものである。例
えば、収納時にはクラッチをオンにしておけば座面を確
実に収納できる。また、使用のため座面を引き出すとき
はクラッチをオフにすれば軽い力で手動により使用状態
にすることが可能である。このとき、座面を引き出すか
否かは、使用者の判断に委ねられる。一度引き出された
座面は、クラッチがオンになり再び安定して使用位置で
固定される。収納にはクラッチがオンの状態で電動駆動
機構が座面を収納位置へ回動させる。
ば、上記電動駆動機構によって座面フレームの回動中心
を中心に公転運動する駆動ピンと;この駆動ピンの移動
軌跡に沿うガイド孔を有し、上記座面フレームと一体に
回転するロックベースと;このロックベース上に設けら
れ、上記駆動ピンを保持または開放するロックブラケッ
トと;上記ロックベース上に設けられ、このロックブラ
ケットの回動を規制して、上記駆動ピンとロックベース
を回動方向に一体化しまたは相対移動自由とするロック
レバーと;から構成されることが好ましい。
の回動に連動可能に接続されており、個別に引き出す手
間がかからない。さらに、上記クラッチ機構に適切なダ
ンパを接続すれば、クラッチがオフのときに座面フレー
ムが自重で倒れることがなく、手動で座面フレームを引
き出すときに跳ね上がるおそれもない。
明を説明する。図1は、本発明による収納式座席10の
使用状態(引き出し状態)を示している。収納式座席1
0は、座面部11、背摺り部12、肘掛部13、及び略
U字状のフレーム部14から構成されている。このフレ
ーム部14は、その両側に袖カバー15を有し、車両の
床面に固定される脚部には、蹴込み板16及び幅木17
がそれぞれ装着されて外観を形成している。また、袖カ
バー15の上面には、手動引き出し可能を知らせる使用
表示灯18が内蔵されている。
図である。座面部11及び肘掛部13がフレーム部14
内に収納されている。
座席10の各部分及び駆動機構について説明する。収納
式座席10のフレーム20は、図3に示すように、両側
の柱状部21と該柱状部21を連結する脚部22を主要
構成要素とする略U字状の一体構造である。柱状部21
は、肘掛部13を有する上柱状部21aと、電動駆動機
構やクラッチ機構などを装着する下柱状部21bに分け
られる。脚部22には、後述の制御ボックス80や暖房
装置などが内蔵される。また、柱状部21及び脚部22
に囲繞される空間は、座面部11及び背摺り部12を収
納する収納凹部20aを構成する。
ーム31に座面用シートクッション32を装着して構成
される。座面フレーム31には収納時に座面部11の外
観を形成する底面下部カバーが装着される。フレーム2
0の下柱状部21bの両側面に設けられた突起33aに
は、座面ブラケット33が固定されている。この座面ブ
ラケット33の先端近くに穿設された座面軸受34に
は、座面フレーム31後端部左右に植設された回動支持
軸35が回動可能に挿通されている。この回動支持軸3
5の先端は、上記座面軸受34より突出し、クラッチ機
構を構成するロックベース61の係止穴61aに嵌合さ
れる。つまり、座面フレーム31及びロックベース61
は、座面軸受34を中心とする回動動作が可能に、座面
ブラケット33に支持されている。この座面フレーム3
1の収納位置側の回動端は背摺り部12に規制され、使
用位置側の回動端は座面ブラケット33の内面側(収納
凹部20a側)に設けられたストッパ36により規制さ
れる。また、該ストッパ36には、座面部11の近接を
検知するセンサ37が設けられている。センサ37は例
えばホトカプラから構成される。従って座面部11は、
フレーム20の収納凹部20aにほぼ垂直に収納された
収納位置と、ストッパ36に規制される使用位置とに回
動可能である。
用シートクッション39を装着して構成される。該背フ
レーム38の上部は、フレーム20の上柱状部21aの
上端部に植設された背摺り支持軸24に揺動可能に支持
されている。一方、背フレーム38の下部に設けたブラ
ケット38aと、座面フレーム31の後端部に設けたブ
ラケット31aとの間は、略半円弧形の背摺りリンク4
8により連結されていて、座面フレーム31が収納位置
と使用位置との間で移動されると、背摺り部12は、フ
レーム20の収納凹部20aの奥にほぼ垂直に収納され
た収納位置と、高さは同一に保ち下部を前進させて所定
角度傾斜した使用位置とに移動可能である。背摺りリン
ク48の座面フレーム31に対する枢着位置は、回動支
持軸35からは偏心している。
aには、肘掛ブラケット41が固定されている。この肘
掛ブラケット41に対して回動可能に肘掛回動軸42が
挿通されており、該肘掛回動軸42の収納凹部20a側
には、肘掛フレーム40が軸抜け防止のブッシュ43に
より枢着されている。この肘掛フレーム40(肘掛部1
3)は、フレーム20の上柱状部21aの前部におい
て、ほぼ垂直に収納された収納位置と、ほぼ水平に引き
出された使用位置とに回動可能である。この肘掛回動軸
42には該軸に対して略垂直にアーム44が固定されて
おり、このアーム44の先端にターンバックル45の一
端が枢支されている。
動機構50について説明する。フレーム20の下柱状部
21bにおいて突起33aより下部に設けられた突起5
1aには、駆動ユニットブラケット51が固定されてい
る。この駆動ユニットブラケット51には、駆動ユニッ
ト52が固定されている。駆動ユニット52は、駆動動
力源としてのモータ53を有し、その先端の回転部52
aに植設された駆動ピン63に、回動支持軸35を中心
とする公転運動を与えて、座面部11を使用位置にロッ
クする動作と、座面部11を収納する動作を行う。
ベース61が一体に回転するように設けられている。図
5はロックベース61を内面側(収納凹部20a側)か
ら見た図である。ロックベース61は、回転支持軸35
の先端を相対回動不能に嵌合させる係止穴61aを扇形
状の要部分に有し、座面ブラケット33の座面軸受34
を中心に、座面フレーム31と共に回動する。またロッ
クベース61には、略円弧状の開口部であるガイド62
が穿設されており、このガイド62に対して相対回動
(スライド)自在に上記の駆動ピン63が嵌っている。
ロックベース61上には、略U字状のロックブラケット
64が軸64aを中心に回動可能に枢支されており、駆
動ピン63は、このロックブラケット64のU字状部内
に嵌まっている。
ー65が枢着されている。このロックレバー65は、第
1ロックレバー65a、第2ロックレバー65b及び連
結リンク65cとから構成されている。中間部を軸65
eでロックベース61に枢支された第1ロックレバー6
5aの一端にはアクチュエーター55の牽引力を伝達す
るケーブル56が固定されている。係止面65sを有す
る第2ロックレバー65は、その係止面65sと反対の
一端が軸65eでロックベース61に枢支されている。
連結リンク65cは、軸65f、65gで第1、第2の
ロックレバー65a、65bに枢着されている。第2ロ
ックレバー65の係止面65sは、ロックブラケット6
4の係止凹部64sと係脱可能であり、係合時には、ロ
ックブラケット64の回動を阻止し、非係合時には同回
動を許す。そして、第2ロックレバー65の係止面65
sとロックブラケット64の係止凹部64sとが係合し
ている状態において、アクチュエーター55が作動して
ケーブル56を介して第1ロックレバー65aの一端が
引かれると、てこの作用により連結リンク65cは第2
ロックレバー62bをロック解除方向(図5の下方)へ
回動させて係止面65sと64sの係合を解き、駆動ピ
ン63とガイド62の相対スライドが許された状態にな
る。
ばね掛けピン66が植設されている。このばね掛けピン
66と、ロックレバー65の第2ロックレバー65bと
の間には、引張ばね69が張設されていて、ロックレバ
ー65bをその係止面65sがロックブラケット64の
係止面64sに係合する方向に常時に付勢している。ク
ラッチ機構60は、このロックレバー65bの係止面6
5sと、ロックブラケット64の係止面64sとを係脱
させる機構を言い、そのオン状態とは、係止面65sと
64sとが係合している状態、オフ状態とはその係合を
解いた状態を言う。
下端とターンバックル45の下端とが支持されている。
ダンパ70は、上記肘掛ブラケット41にその上端を装
着してあり、ロックベース61即ち座面部11の回動に
伴って伸縮し、収納方向へ一定の付勢力でロックベース
61を支える。一定の付勢力とは、クラッチ機構60が
オフ状態のときに座面部11が自重で倒れず、同時に手
動で座面部11を引き出す際には大きな抵抗にならない
程度の軽い付勢力である。
ス61即ち座面部11の回動を肘掛回動軸42のアーム
44に伝達して、座面部11の収納位置と使用位置との
間の回動に連動させて、肘掛部13を収納位置と使用位
置との間で回動させる。
68の一端が支持され、この引張ばね68の他端は、ロ
ックブラケット64上のばね掛けピン64bに支持され
ている。この引張ばね68は、ロックブラケット64の
回動位置に応じて、該ブラケット64に反対方向の回動
付勢力を与える付勢力反転ばねである。
座席10及びクラッチ機構60の動作を説明する。図7
及び図8はそれぞれ収納式座席10の収納状態と使用状
態における側面図、図9ないし図14は特にクラッチ機
構60(ロックベース61)の作動順序を示す、収納凹
部20a側から見たロックベース61の側面図である。
なお、図7から図14においては図面の左側がフレーム
20の背面方向である。
す。車両の床面に対してほぼ垂直の収納位置にある座面
部11に伴ってロックベース61は収納位置にあり、さ
らにクラッチ機構60がオン状態にある。また、ロック
ベース61に接続されたダンパ70は伸長して座面部1
1の自重による倒れ込みを防止して自立させている。こ
のとき、クラッチ機構60は同時に座面部11を収納位
置に固定している。このとき、ロックベース61に接続
されたターンバックル45はアーム44を介して肘掛回
動軸42に連動する肘掛フレーム40をほぼ垂直の収納
位置に収納させている。また、背摺り部12はほぼ垂直
の収納状態でフレーム20の最奥部に収納されている。
ロックベース61部分を拡大した図であり、ロックブラ
ケット64の係止面64sはロックレバー65の係止面
65sでロックされており、駆動ピン63には駆動力は
与えられていない。従ってこの状態で、座面部11を引
き出そうとしても(図9においてロックベース61を時
計方向に回動させようとしても)、この駆動ピン63を
駆動する駆動ユニット52の減速機構の反力により引き
出せない。
60に対してクラッチオフの指令が出されると、アクチ
ュエーター55が作動し、ケーブル56を介して第1レ
バー65aが引かれる。すると連結リンク65cを介し
て第2レバー65bの係止面65sとロックブラケット
64の係止面64sとの係止が解かれる。すると、ロッ
クブラケット64の図10の矢印方向への回動が可能と
なり、使用表示灯18が点灯して、手動による引き出し
可を知らせる。このとき、座面部11は、ロックベース
61に接続されたダンパ70によって自立しているた
め、自重で倒れることがない(図10)。
手動により座面部11を引き出すと、ロックベース61
は軸35とともに図9の時計方向に回動していき、固定
状態の駆動ピン63に対して相対移動する。すると、ブ
ラケット64は駆動ピン63に対して相対移動して軸6
4aを中心に回動し、このとき引張ばね68は、ピン6
4bがピン66と軸64aを結ぶ直線上に位置するまで
(思案点に達するまで)一旦伸長され、ピン64bが思
案点を越えると、自身の弾性により復帰してロックブラ
ケット64を図9において時計方向に回動させる。座面
部11がほぼ水平な使用位置に引き出されると、図11
に示すように、ロックベース61は、ロックブラケット
33の座面軸受34を軸に、図10から図11の状態ま
で約90°回動する。
掛けピン66に下端を接続するターンバックル45が図
7に示す位置に押し上げられ、アーム44を上方向に回
動させ、肘掛フレーム40がほぼ水平な使用位置へ引き
出される。また、背摺りリンク48により座面フレーム
31と連動する背フレーム38の下部は、背摺り部12
が所定の傾斜角を形成するように引き出される。
出し初期において引張ばね68を伸長するに要する力が
必要であるため、座面部11が不用意に引き出されるこ
とがなく、引張ばね68の伸長が終ると、駆動ピン63
は座面部11の回動に抵抗を与えることがない。また、
ダンパ70の力によって自立した座面部11及び背摺り
部12は、引き出し途中に手を離しても跳ね上がること
もなく、また倒れてしまうこともない。
36に設けたセンサ37が座面部11の近接を検知する
と、アクチュエーター55がケーブル56の引っ張りを
停止して、ロックレバー65のロックオフ状態を解除す
る。ロックレバー65は引張ばね69の付勢力により、
係止可能状態に復帰する。同時に、駆動ユニット52の
モータ53が作動して、駆動ピン63に回動支持軸35
を中心とする公転運動をさせ、図12の矢印方向に回動
させる。駆動ピン63は、ロックブラケット64のU字
状の開口部内へ入り込み、ロックブラケット64をロッ
ク位置に回動させる。すると、係止可能状態に復帰した
ロックレバー65の係止面65sがロックブラケット6
4の係止面64sに係合し、ロックベース61は、座面
部11の使用位置に固定される。つまり、クラッチ機構
60は、ロックブラケット64の回動を許さないオン状
態になる(図13)。このとき、使用表示灯18が消灯
する。
終了したとき、収納式座席10は図8に示す使用状態に
固定される。即ち、座面部11及び肘掛部13はほぼ水
平の使用位置に固定され、背摺り部12は下部が引き出
されて所定角度の傾斜を形成している。
図13に示すクラッチオン状態で、収納動作の指令が出
されると、モータ53が駆動ユニット52を介して駆動
ピン63を、上記ロック時とは逆の収納方向へ公転運動
させる。ロックブラケット64は、ロックレバー65に
よって回動を規制されているため、駆動ピン63が公転
運動すると、ロックベース61が図14における矢印方
向へ回動する。ロックベース61の回動に伴い、座面部
11、肘掛部13がそれぞれほぼ垂直な収納位置へ回動
し、座面部11に連動する背摺り部12も同様に収納位
置に移動する(図14)。
図7、図8及び図15を中心に説明する。図15は本実
施形態における制御動作システムを表している。上記電
動駆動機構50とクラッチ機構60(具体的には、モー
タ53とアクチュエーター55)の駆動は、各収納式座
席10に設けられた制御装置80により制御される。制
御装置80は、スィッチ及びセンサ37からの入力を受
ける入力バッハァ(ホトカプラ)88、使用表示灯18
を点灯または消灯させる出力バッハァ(リレー)89、
制御回路90、駆動回路91及び過電流検出回路92を
有する。駆動回路91はモータ53とアクチュエーター
55を駆動し、過電流検出回路92はモータ53等に生
じる過電流を検出する。この過電流による電流制御は、
モータ53及びアクチュエーター55の停止制御に使用
される。そして、電流制御によってクラッチ機構60の
ロック位置決めや、収納動作における停止位置の決定を
行う。
期しない負荷が掛かって停止すると、この駆動ピン63
を駆動させる駆動ユニット52へのトルクが強まり、モ
ータ53の電流が増加する。制御装置80に内蔵される
過電流検出回路92は、この過電流のピークを駆動回路
91において検出したら、それを入力バッハァ88に伝
達する。入力バッハァ88はこれを停止信号として処理
し、制御回路90が出力バッハァ89を介して駆動回路
91にモータ53への電流供給をストップさせ、電動駆
動機構50またはクラッチ機構60に過度な負荷がかか
る前に駆動ピン63の動作を止める。
が接続されている。まず、電車の運転室または車掌室等
に設けられた遠隔制御装置81である。この遠隔制御装
置81は、引き出しスイッチ83及び収納スイッチ85
を備え、車両全体の収納式座席10を対象に操作を行
う。また、遠隔制御装置81と同様の個別制御装置82
が、各収納式座席10に設けられている。この個別制御
装置82は、引き出しスイッチ84及び収納スイッチ8
6を備え、個別の収納式座席10に対して操作を行う。
これらのスイッチ83、85(84、86)を受けて、
制御装置80は、上記電動駆動機構50あるいはクラッ
チ機構60を、具体的にはモータ53とアクチュエータ
ー55を起動する。
3(84)がオンされると、制御装置80は、駆動回路
91を介してアクチュエーター55を起動し、ロックレ
バー65及びロックブラケット64を介して、ロックベ
ース61と駆動ピン63の相対スライドのロックを解除
する。同時に、出力バッハァ89を通じて使用表示灯1
8が点灯される。この状態で上記クラッチ機構60がオ
フになっているので、手動で座面部11を引き出すこと
ができる。
すと、回動支持軸35に係合するロックベース61は、
係合穴61aを中心に引き出し方向(図7の時計回り方
向)に約90°回動する。同時に、該ロックベース61
とアーム44を連結するターンバックル45の移動によ
り、アーム44が回転し、肘掛回動軸42を中心に肘掛
フレーム40が回動して使用位置になる。また、座面部
11に連動して背摺り部12の下部が引き出されて、背
摺り部12が所定角度傾斜した使用位置に移動する。座
面部11の引き出しは、ストッパ36により規制される
が、それとは別にセンサ37が座面部11の近接を検知
すると、該近接検知信号が入力バッハァ88に入力され
る。すると出力バッハァ89は使用表示灯18を消灯さ
せ、駆動回路91がモータ53を起動し、駆動ユニット
52が駆動ピン63を、ロックベース61のガイド62
に沿って固定方向(図7の時計回り方向)にスライドさ
せる。同時に、駆動回路91は、アクチユエーター55
を起動し、クラッチ機構60のロックレバー65とロッ
クブラケット64を係止位置に復帰させる。このとき、
クラッチが完全にオンされて、駆動ピン63が行き止ま
ると駆動ユニット52に過負荷がかかり、モータ53に
過電流が流れる。過電流検出回路92は、この過電流の
ピークを検知して入力バッハァ88に伝達する。すると
制御装置80は、駆動ピン63の動作を停止してロック
動作が完了する。そして、クラッチ機構60はクラッチ
オンの状態になり、座面部11、背摺り部12及び肘掛
部13は使用位置で固定される。
納するには、収納スイッチ85(86)を押す。ロック
ベース61は、引き出し動作の最後でクラッチがオンに
なっており、そのクラッチオンの状態で電動により収納
位置への回動が開始される。収納スイッチ85(86)
がオンされると、制御装置80は駆動回路91を介して
モータ53を上記ロック動作とは逆回転させて駆動ユニ
ット52を作動し、駆動ピン63が収納状態へ回動を開
始する。つまり、駆動ピン63と共にロックベース61
が引き出し動作とは逆方向(図8の反時計回り方向)に
回動し、回動支持軸35を介して座面フレーム31が略
垂直の収納位置に回動して、座面部11は収納される。
背フレーム38は、上記座面フレーム31の収納動作に
連動して下部が押し込まれ、背摺り部12がほぼ垂直の
収納位置へ収納される。同時に、ターンバックル45及
びアーム44を介して肘掛回動軸42に連結する肘掛フ
レーム40も、ほぼ垂直の収納位置へ回動する。該収納
が完了し、ロックベース61が収納位置に至ったために
駆動ピン63の回動が行き止まると、モータ53の過電
流のピークを検知した制御装置80はモータ53への電
流の供給を停止し、収納が完了する。
置決めにおいて、制御装置80による電流制御を用いた
が、この電流制御は収納動作時のアクシデントに対して
も有効である。例えば収納が電動による駆動であると、
座面部11に人間が乗っていたり、座面部11と背摺り
部12の間に荷物が挟まった状態での収納は、収納が不
可であるばかりか、電動駆動機構50あるいはクラッチ
機構60を破壊してしまうおそれがある。その場合、上
記と同様にモータ53の過電流のピークを検出したらモ
ータを停止させることで安全性を確保できる。収納停止
した場合には、障害を取り除いた後に収納スイッチ85
(86)を入れて再収納すれば、通常通り収納すること
ができる。
動が座面部11に連動しており、そのため、電動による
収納中に背摺り部12や肘掛部13の回動に障害が発生
した場合にも、その不具合がクラッチ機構60を介して
電動駆動機構50に対するトルク増大として現れるた
め、モータ53の過電流を検出した制御装置80が該収
納を停止させ、電動駆動機構50等の破損を防げる。
明したが、本発明はこの実施形態に限定されるものでは
なく、座面フレームが収納位置にあるとき電動駆動機構
と座面フレームとの連動関係を解除して該座面フレーム
の手動引き出しを可能とし、座面フレームが使用位置に
あるとき該電動駆動機構と座面フレームとを連動させる
クラッチ機構が設けてあればよいのである。また、本発
明を適用する収納式座席全体やフレームの構造も、本実
施形態に限定されない。
納位置及び使用位置にあるときは確実に固定され、座面
の引き出しは使用者が手動で軽く行うことが可能であ
り、収納は電動駆動機構により行うことが可能な収納式
の鉄道車両用座席を得ることができる。
を示す斜視外観図である。
である。
斜視図である。
ッチ機構を示す分解斜視図である。
示す側面図である。
示す側面図である。
チ機構を示す側面図である。
行したクラッチ機構を示す側面図である。
のクラッチ機構を示す側面図である。
になりつつある状態のクラッチ機構を示す側面図であ
る。
になって座面の固定が完了した状態のクラッチ機構を示
す側面図である。
動機構により回動された状態のクラッチ機構を示す側面
図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 鉄道車両内に設置される鉄道車両用収納
式座席において、 鉄道車両内に固定された座席フレームと;該座席フレー
ムに枢着され、車両の床面に対して略垂直な収納位置と
略水平な使用位置とに回動可能な座面フレームと;上記
座面フレームを上記収納位置と使用位置間において回動
させる電動駆動機構と;上記座面フレームが収納位置に
あるとき、この電動駆動機構と座面フレームとの連動関
係を解除して該座面フレームの手動引き出しを可能と
し、座面フレームが使用位置にあるとき、該電動駆動機
構と座面フレームとを連動させるクラッチ機構と;を備
えたことを特徴とする鉄道車両用収納式座席。 - 【請求項2】 請求項1において、さらに、上記座面フ
レームの回動に連動して下部が腰掛の前方へ移動可能に
該座面フレームと接続されており、略垂直な収納状態と
下部が該収納位置から前進して所定角度傾斜した使用状
態とに移動可能な背摺りフレームが備えられている鉄道
車両用収納式座席。 - 【請求項3】 請求項1または2において、さらに、上
記座面フレームの収納位置と使用位置との間の回動運動
に連動して、略垂直な収納位置と略水平な使用位置に回
動される肘掛がさらに備えられている鉄道車両用収納式
座席。 - 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか1項におい
て、さらに、上記座面フレームが収納位置にあるとき、
上記電動駆動機構と座面フレームとの連動関係を解除す
る解除スイッチが各座席に備えられている鉄道車両用収
納式座席。 - 【請求項5】 請求項1または2において、上記クラッ
チ機構は、 上記電動駆動機構によって座面フレームの回動中心を中
心に公転運動する駆動ピンと;この駆動ピンの移動軌跡
に沿うガイド孔を有し、上記座面フレームと一体に回転
するロックベースと;このロックベース上に設けられ、
上記駆動ピンを保持または開放するロックブラケット
と;上記ロックベース上に設けられ、このロックブラケ
ットの回動を規制して、上記駆動ピンとロックベースを
回動方向に一体化しまたは相対移動自由とするロックレ
バーと;を備えた鉄道車両用収納式座席。
Priority Applications (1)
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JP10945196A JP3556763B2 (ja) | 1996-04-30 | 1996-04-30 | 鉄道車両用収納式座席 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP10945196A JP3556763B2 (ja) | 1996-04-30 | 1996-04-30 | 鉄道車両用収納式座席 |
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JPH09290753A true JPH09290753A (ja) | 1997-11-11 |
JP3556763B2 JP3556763B2 (ja) | 2004-08-25 |
Family
ID=14510577
Family Applications (1)
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JP10945196A Expired - Lifetime JP3556763B2 (ja) | 1996-04-30 | 1996-04-30 | 鉄道車両用収納式座席 |
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