JP5141958B2 - 車両用昇降装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車椅子を載置する平板状の載置体を地面上又はその近くの下降位置と車両の床面と同高さ又は略同高さの上昇位置とに平行または略平行姿勢で昇降操作する昇降操作手段が設けられている車両用昇降装置に関する。
かかる車両用昇降装置は、昇降操作手段にて地面上又はその近くの下降位置や車両の床面と同高さ又は略同高さの上昇位置に昇降体を昇降移動させて、車両内と車両外とで車椅子を移載させる際に用いられるものである。
そして、このような車両用昇降装置において、従来では、載置体の横幅方向の一端部に立設されて車椅子に着座した搭乗者が把持する手すりが、車両前後方向に並ぶ一対の縦枠部分とこれら一対の縦枠部分の間に位置する車両前後方向に伸びる把持用枠部分とを備える逆U字状に形成して構成されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2000−326781号公報
車両用昇降装置においては、車椅子に着座した搭乗者を車椅子に保持するシートベルト装置を設けて、シートベルト装置の装着により搭乗者を車椅子に保持した状態で載置体を上昇位置や下降位置に昇降移動させることにより、搭乗者が車椅子に安心して搭乗していられるようにすることが望まれる。
そして、シートベルト装置のベルト巻き取り部は、前方側に移動する搭乗者をベルトにて受け止めた際に、ベルト巻き取り部が車両前方側に大きな力で引っ張られるものであり、又、ベルト巻き取り部を支持する高さは、ベルトの操作が行い易い高さに設けることが望ましいものである。
本発明は、上記実状に鑑みて為されたものであって、その目的は、手すりを利用した簡素な構成にて、シートベルトの巻き取り部を車両前方側への引っ張り力に対して十分な強度で且つベルトの操作が行い易い高さに設けることができる車両用昇降装置を提供する点にある。
本発明にかかる車両用昇降装置は、車椅子を載置する平板状の載置体を地面上又はその近くの下降位置と車両の床面と同高さ又は略同高さの上昇位置とに平行または略平行姿勢で昇降操作する昇降操作手段が設けられているものであって、その第1特徴構成は、
前記載置体の横幅方向の一端部に立設されて前記車椅子に着座した搭乗者が把持する手すりが、車両前後方向に並ぶ一対の縦枠部分とこれら一対の縦枠部分の間に位置する車両前後方向に伸びる把持用枠部分とを備える逆U字状に形成された本体枠部と、車両前後方向の後方側ほど上方に位置する傾斜姿勢で前記一対の縦枠部分に架設された補強枠部とを備えて構成され、前記車椅子に着座した搭乗者を前記車椅子に保持するシートベルト装置が、前記手すりにおける前記補強枠部と前記一対の縦枠部分の後方側の縦枠部分との連結箇所近くに支持されたベルト巻き取り部と、このベルト巻き取り部に対して巻き取り及び繰り出されるベルトと、前記載置体の横幅方向の他端部に設けられて前記ベルトを接続する接続部とを備えて構成されている点にある。
すなわち、前記載置体の横幅方向の一端部に立設された手すりを、車両前後方向に並ぶ一対の縦枠部分とこれら一対の縦枠部分の間に位置する車両前後方向に伸びる把持用枠部分とを備える逆U字状に形成された本体枠部と、車両前後方向の後方側ほど上方に位置する傾斜姿勢で前記一対の縦枠部分に架設された補強枠部とを備えて構成し、その手すりにおける補強枠部と後方側の縦枠部分との連結箇所近くにシートベルト装置のベルト巻き取り部を支持しているから、補強枠部の突っ張りにより、手すりにおける補強枠部と後方側の縦枠部分との連結箇所近くは車両前方側への引っ張り力に対する強度が大きいものとなるので、その連結箇所近くにベルト巻き取り部を支持することにより、ベルト巻き取り部を車両前方側への引っ張り力に対して十分な強度で支持することができ、また、手すりにおける補強枠部と後方側の縦枠部分との連結箇所近くにベルト巻き取り部を支持することにより、ベルト巻き取り部をベルトの操作が行い易い高さに設けることができる。
従って、手すりを利用した簡素な構成にて、シートベルトの巻き取り部を車両前方側への引っ張り力に対して十分な強度で且つベルトの操作が行い易い高さに設けることができる車両用昇降装置を提供することができるに至った。
本発明にかかる車両用昇降装置の第2特徴構成は、第1特徴構成において、前記手すりが、前記後方側の縦枠部分に、前記ベルト巻き取り部を装着するための板状の連結用ブラケットを備え、前記補強枠部の後端と前記連結用ブラケットとが枢支連結されている点にある。
すなわち、後方側の縦枠部分に、ベルト巻き取り部を装着するための板状の連結用ブラケットを備え、補強枠部の後端と前記連結用ブラケットとを枢支連結するため、設計誤差等により補強枠部の後端とブラケットとが互いにずれていたとしても、そのずれを吸収するように補強枠部の後端と前記連結用ブラケットとを連結することができるので、補強枠部の後端と前記連結用ブラケットとの連結が行い易いものである。
従って、補強枠部の後端と前記連結用ブラケットとの連結が行い易い車両用昇降装置を提供することができるに至った。
本発明にかかる車両用昇降装置の第3特徴構成は、第2特徴構成において、前記ベルト巻き取り部を前記連結用ブラケットに装着する締結具にて、前記補強枠部の後端が前記連結用ブラケットに共締めされている点にある。
すなわち、ベルト巻き取り部を連結用ブラケットに装着する締結具にて、補強枠部の後端を連結用ブラケットに共締めし、補強枠部の後端と連結用ブラケットとを枢支連結するから、補強枠部の後端と連結用ブラケットとを枢支連結する専用の締結具が必要なくなるため、手すりの構成の簡素化を図ることができ、また、一般的に、ベルト巻き取り部を連結用ブラケットに装着する締結具は、ベルトが強く引っ張られてもベルト巻き取り部が連結用ブラケットから外れないように、ベルト巻き取り部を連結用ブラケットに強固に取り付けることができるものが用いられているから、この締結具にて、補強枠部の後端を連結用ブラケットに共締めするため、補強枠部の後端を連結用ブラケットに強固に枢支連結することができる。
従って、手すりの構成の簡素化を図ることができながら、補強枠部の後端と連結用ブラケットとを強固に枢支連結することができる車両用昇降装置を提供することができるに至った。
以下、本発明にかかる車両用昇降装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1および図2に示すように、車両用昇降装置Lは、後部の開口部Oを開閉する開閉扉Dを備えたワゴン車のような車両Vにおいて、その後部に搭載して用いられているものであり、車椅子Cを載置する平板状の載置体1と、その載置体1を地面G上又はその近くの下降位置(図11(b)(c)参照)と車両Vの床面Fと同高さ又は略同高さの上昇位置(図11(a)参照)とに平行または略平行姿勢で昇降操作する昇降操作手段Sを設けて構成されている。
この昇降操作手段Sは、車両Vの床面F上に連結固定された基枠7と、この車両側に固定した基枠7に対して起伏揺動操作されて、車両側の開口部Oを通して車両外方側に突出する倒伏姿勢(図11(a)参照)と車両内方側に引退する起立姿勢(図11(b)(c)参照)とに姿勢変更される平行4連リンク式の昇降リンク機構4と、前記載置体1を車両内外方向に沿ってスライド移動自在に支持し且つ前記昇降リンク機構4にて支持されて平行または略平行姿勢で昇降されて、車両外方の地面G側に下降される下降状態と車両内方側に収納される上昇状態とに操作される昇降枠2と、昇降リンク機構4を倒状姿勢と起立姿勢との姿勢変更させる駆動アクチュエータとして油圧シリンダ5とを備えて構成されている。
次に、車両用昇降装置Lについて詳述するが、便宜上、車両Vの車両前後方向を車両内外方向として、車両前方側を車両内方側、車両後方側を車両外方側と称する場合があり、後方(外方)から前方(内方)を見た状態で、車両横幅方向の一方側を左側、他方側を右側として左右方向を特定して説明する。
また、左右に位置する部材については、左右の勝手違いはあるものの、略同じ構成なので、左右いずれか一方のみについて説明し、左右で構成の異なる部材については、その都度説明を加える。
図3に示すように、前記基枠7は、車両横幅方向に沿う姿勢の前後一対の基枠用部材7aと、これら前後一対の基枠用部材7aに亘って立設された左右一対の基枠側ブラケット7bとを備えて構成されている。
そして、車両Vの床面F上に、載置体1を案内支持する左右一対のレール17が設けられており、これら左右一対のレール17の夫々は、後方側端部が基枠7に連結されており、内方側端部が車両横幅方向に沿う姿勢の連結枠18に連結されている。
昇降リンク機構4は、上リンク部材9と下リンク部材10とを備えて構成されており、上リンク部材9の基端部が第1ピン11を介して基枠側ブラケット7bに枢支連結され、上リンク部材9の先端部が第3ピン14を介してアーム側ブラケット3aに枢支連結されており、また、下リンク部材10の基端部が第2ピン12を介して基枠側ブラケット7bに枢支連結され、下リンク部材10の先端部が第4ピン15を介してアーム側ブラケット3aに枢支連結されている。
尚、アーム側ブラケット3aは、昇降枠2における上方に延びるアーム部3の上端部に備えられている。また、昇降リンク機構4は、リンク用カバー8にて覆われている。
前記油圧シリンダ5は、復動式のシリンダに構成されており、図3に示すように、そのシリンダ本体側が前記第2ピン12を介して基枠7の基枠側ブラケット7bに枢支連結され、ロッド側が前記第3ピン14を介して昇降枠2のアーム部3に枢支連結されている。
そして、図11(a)に示すように、油圧シリンダ5を短縮させることにより、昇降リンク機構4が車両V外方側に突出する突出姿勢に姿勢変更されて載置体1が地面G上又はその近くの下方位置に下降移動し、図11(b)及び図11(c)に示すように、油圧シリンダ5を伸長させることにより、昇降リンク機構4が車両V側に収納される収納姿勢に姿勢変更されて載置1が床面F上の上方位置に上昇移動するように構成されている。
図4〜図6に示すように、前記昇降枠2は、車両横幅方向の両端部に立設させた側壁部の上端部にアーム部3の下端部を連結して構成されており、車両前後方向視で上方が開放されたコ字状に形成されている。
そして、昇降枠2の左側の側壁部には、その内面(車両横幅方向における載置体1の中心が位置する側を向く面)に横軸芯周りに回転する前後一対のスライド用遊転ローラ25と横軸芯周りに回転するピニオン26を備えたスライド用電動モータ27とが設けられ、昇降枠2の右側の壁面部には、その内面に横軸芯周りに回転する前後一対のスライド用遊転ローラ25が設けられている。
また、昇降枠2の底壁部には、その上面に上下軸芯周りに回転する前後一対のガイド用遊転ローラ28が車両横幅方向に2列に並べた状態で設けられている。
尚、アーム部3と昇降枠2との取り付け部分は、支持枠用カバー13にて覆われている。
図5及び図6に示すように、前記載置体1は、そのスライド移動方向(車両前後方向)と交差する載置体横幅方向(車両横幅方向)の端部に載置面31aより上方に突出し且つスライド移動方向に沿う長尺状の突出部32と、載置面31aを形成する床形成部31とを備えて構成されている。
そして、突出部32は、載置体1の車両横幅方向の両端部に備えられており、左右一対の突出部32の夫々は、載置面31aより上方に突出し且つスライド移動方向に沿う長尺状のレール部33と、そのレール部33を覆うレールカバー34とを備えて構成されている。
右側のレール部33には、上下方向の上端箇所に車両横幅方向の外方側に突出する外方側上端部分33aが備えられ、上下方向の中間箇所である前記載置面31aと同高さの箇所に車両横幅方向の外方側に突出する外方側中間部分33bが備えられている。
また、左側のレール部33には、外方側上端部分33a及び外方側中間部分33bに加えて、上下方向の中間箇所である前記載置面31aと同高さの箇所に車両横幅方向の内方側に突出する内方側中間部分33cが備えられている。
そして、左側のレール部33における外方側上端部分33aと外方側中間部分33bとの間の空間に、昇降枠2における左側の側壁部に突設された前後一対のスライド用遊転ローラ25が内嵌され、右側のレール部33における外方側上端部分33aと外方側中間部分33bとの間の空間に、昇降枠2における右側の側壁部に突設された前後一対のスライド用遊転ローラ25が内嵌されており、載置体1は、4つのスライド用遊転ローラ25にて昇降枠2に対して車両前後方向にスライド移動自在に案内支持されている。また、左側のレール部33における外方側中間部分33bの下方に形成される空間、並びに、内方側中間部分33cの下方に形成される空間の夫々に、前後一対のガイド用遊転ローラ28が内嵌されており、4つのガイド用遊転ローラ28にて昇降枠2に対する横揺れが防止されるように構成されている。
また、左側のレール部33における外方側中間部分33bの下面には、前記ピニオン26と噛合するラック35が車両前後方向に沿う状態で設けられ、左右一対のレール部33の夫々における外方側中間部分33bよりも下方側の部分の外面(車両横幅方向における載置体1の中心が位置する側とは反対側を向く面)に、横軸芯周りに回転するレール用遊転ローラ30が設けられている。
そして、載置体1が上昇位置に上昇移動している状態で、スライド用電動モータ27を正逆回転駆動させることにより、載置体1が、図11(c)に示すような車両V内方の格納位置と、図11(a)(b)に示すような車両Vから外方に突出する突出位置とに亘って、昇降枠2に対して車両前後方向にスライド移動操作され、このように載置体1が格納位置と突出位置とに亘ってスライド移動する際に、レール用遊転ローラ30が車両Vの床面F上に設けられた左右一対のレール17上を転動するように構成されている。
図5及び図6に示すように、右側のレールカバー34は、右側のレール部33の外形に沿う形状に形成されて右側のレール部33における載置面31aより上方に位置する部分を覆うように構成されている。
また、左側のレールカバー34は、左側のレール部33における外方側上端部分33aの上方側及び車両横幅方向の外方側に位置する部分は左側のレール部33の外形に沿う形状に形成され且つ外方側上端部分33aより車両横幅方向の内方側に位置する部分は左側のレール部33から車両横幅方向の内方側に膨出する形状に形成されて左側のレール部33における載置面31aより上方に位置する部分を覆うように構成されている。
つまり、左側のレール部33は、内方側中間部分33cの上方に空間が形成されるように左側のレールカバー34にて覆われている。
図4に示すように、昇降枠2の車両内方側の縁部には、車椅子Cが載置体1の車両内方側の縁部より前方に移動するのを受け止め阻止すべく上方側に起立揺動させた阻止姿勢と車椅子Cが載置体1から前方に移動するのを許容すべく前方側に転倒揺動させた許容姿勢とに起伏揺動自在な状態で平板状の前受け止め体37が備えられている。
この前受け止め体37は、基端部が昇降枠2の車両内方側の縁部に揺動自在に枢着されている。
そして、図11に示すように、載置体1が格納位置にスライド移動するに伴って略水平となる収納位置に切り換えられ、載置体1が突出位置にスライド移動するに伴って略垂直となる起立姿勢に切り換えられるように、載置体1が昇降枠2に対して車両前後方向にスライド移動するに伴って許容姿勢と起立姿勢とに切り換えられるように構成されている。
また、載置体1の車両外方側の縁部(乗降用縁部)には、車椅子Cが載置体1の車両外方側の縁部より後方に移動するのを受け止め阻止すべく上方側に揺動させた阻止姿勢(図11(b)参照)と車椅子Cが載置体1から後方に移動するのを許容すべく後方側に転倒揺動させた許容姿勢(図11(a)参照)と前方側に転倒揺動させた格納姿勢とに起伏揺動自在な状態で受け止め体としての平板状の後受け止め体38が備えられている。
この後受け止め体38は、基端部に車両横幅方向の外方側に突出する状態に備えられた左右一対の回転軸40をレール部33の後端部の夫々に連結固定された支持ブラケット41の支持軸部41aに枢支連結することにより、載置体1の車両外方側の縁部に揺動自在に枢着されている。
そして、後受け止め体38の切り換え操作用の手動操作具39が、保持手段(図示せず)が後受け止め体38を阻止姿勢で保持する保持作用状態となる保持位置と保持手段が保持解除状態となる保持解除位置とに移動操作可能に、前記載置体1に設けられており、手動操作具39が保持位置に移動操作されている状態では、後受け止め体38は阻止姿勢で保持されており、手動操作具39が保持解除位置に移動操作することにより、後受け止め体38は保持手段による保持が解除されて、手動操作で後受け止め体38を阻止姿勢、許容姿勢及び格納姿勢の各姿勢に姿勢変更することができるように構成されている。
載置体1には、前記車椅子Cに着座した搭乗者を前記車椅子Cに保持するシートベルト装置52、前記車椅子Cに着座した搭乗者が把持する手すり46、前記載置体1上を照射する照明装置51、及び、前記車椅子を前記載置体1に固定する固定装置56が設けられている。
図7〜図9に示すように、前記手すり46は、前記載置体1の横幅方向の一端部となる左側の突出部32に立設されており、車両前後方向に並ぶ前後一対の縦枠部分47aとこれら前後一対の縦枠部分47aの間に位置する車両前後方向に伸びる把持用枠部分47bとを備えて逆U字状に形成された本体枠部47と、車両前後方向の後方側ほど上方に位置する傾斜姿勢で前記一対の縦枠部分47aに架設された補強枠部48とを備えて構成されている。
また、前記手すり46は、前記後方側の縦枠部分47aに、前記シートベルト装置52のベルト巻き取り部53を装着するための板状の連結用ブラケット49を備え、前記補強枠部48の後端と前記後方側の縦枠部分47aの前記連結用ブラケット49とが枢支連結されている。
前後一対の縦枠部分47aの夫々は、その下端部に車両前後方向視がコ字状の支持用ブラケット50が備えられており、この支持用ブラケット50が、左側のレール部33における内方側中間部分33cよりも上方側の部分の内面に連結されている。そして、前方側の縦枠部分47aの上端部に把持用枠部分47bの前端部が連結され、後方側の縦枠部分47aの上端部に把持用枠部分47bの後端部が連結されており、把持用枠部分47bの車両前後方向の中間部は前後一対の縦枠部分47aよりも車両横幅方向の内方側に突出する扁平状に形成されている。
また、後方側の縦枠部分47aに備えられた連結用ブラケット49は、上下方向に沿う姿勢で車両前後方向の前方側に延びる状態で後方側の縦枠部分47aにおける車両横幅方向の外方を向く面に備えられており、補強枠部48の後端は、連結用ブラケット49の車両横幅方向の内方に向く面に枢支連結されている。
ちなみに、シートベルト装置52のベルト巻き取り部53は、連結用ブラケット49の車両横幅方向の外方に向く面に枢支連結されている。
図2及び図7に示すように、前記シートベルト装置52は、前記手すり46における前記補強枠部48と前記一対の縦枠部分47aの後方側の縦枠部分47aとの連結箇所近くに支持されたベルト巻き取り部53と、このベルト巻き取り部53に対して巻き取り及び繰り出されるベルト54と、前記載置体1の横幅方向の他端部に設けられ且つ前記ベルト54を接続する接続部55とを備えて構成されている。
ベルト巻き取り部53は、ベルト54を巻き取り側に付勢し且つ設定速度以上でのベルト54の繰り出しを規制する状態でベルト54を巻き取るように構成されており、図9に示すように、前記ベルト54を巻き取り及び繰り出す巻き取り本体部81と、この巻き取り本体部81が車両横幅方向の外面に固着された平板状の基板82と、巻き取り本体部81を覆う状態で基板82に装着されるベルトカバー83とを備えて構成されている。
基板82は、その車両横幅方向の内方側に向く面に、前記ベルト巻き取り部53を前記連結用ブラケット49に装着する締結具としての雄ネジ部82aと、回り止め用のピン82bとが突設されており、雄ネジ部82aを連結用ブラケット49に形成されたネジ用挿通孔49aに挿通させ、且つ、ピン82bを連結用ブラケット49に形成されたピン用挿通孔49bに挿通させた状態で、雄ネジ部82aを、補強枠部48の後端に備えられた雌ネジ部48aに螺合させることにより、雄ネジ部82aにて、前記補強枠部48の後端が前記連結用ブラケット49に共締めされる形態で、ベルト巻き取り部53が手すり46に連結支持されている。
そして、図10に示すように、接続部55は、基端部が右側の支持ブラケット41に枢支連結されており、先端部にベルト54に備えられた接続用金具54aを接続するバックル55aが備えられている。
図2に示すように、前記照明装置51は、左側の突出部32の内部に設けられており、前記固定装置56は、床形成部31に設けられている。
図1に示すように、前記載置体1の上昇移動及び下降移動を指令する指令手段としてのペンダント式操作具68が設けられており、このペンダント式操作具68は、載置体1の下降移動を指令する下降ボタン68a及び載置体1の上昇移動を指令する上昇ボタン68bを備えて構成されており、各ボタンが押し操作されるに伴って指令情報を出力するように構成されている。
図12に示すように、制御装置Hは、載置体1の車両Vに対する高さを検出する昇降位置検出手段21からの検出情報、載置体1の昇降枠2に対するスライド位置を検出するスライド位置検出手段22からの検出情報、及び、ペンダント式操作具68の指令情報が入力され、これらの情報に基づいて油圧シリンダ5及びスライド用電動モータ27の作動を制御するように構成されている。ちなみに、油圧シリンダ5に作動油を供給する油圧ポンプ6にはポンプ用電動モータ20が連動連結されており、制御装置Hは、ポンプ用電動モータ20の作動を制御することにより油圧シリンダ5の作動を制御するように構成されている。
そして、制御装置Hは、図11(a)に示すような載置体1が下降位置に位置し且つ突出位置に位置している状態でペンダント式操作具68の上昇ボタン68bが押し操作されると、図11(b)に示すように載置体1を下降位置から上昇位置に上昇移動させた後、載置体1を突出位置から格納位置にスライド移動させ、また、図11(c)に示すような載置体1が上昇位置に位置し且つ格納位置に位置している状態でペンダント式操作具68の下降ボタン68aが押し操作されると、図11(b)に示すように、載置体1を格納位置から突出位置にスライド移動させた後、載置体1を上昇位置から下降位置に下降移動させるように、油圧シリンダ5及びスライド用電動モータ27の作動を制御するように構成されている。
〔別実施の形態〕
(1) 上記実施の形態では、ベルト巻き取り部53を連結用ブラケット49に装着する締結具82aにて、補強枠部48の後端を連結用ブラケット49に共締めしたが、ベルト巻き取り部53を連結用ブラケット49に装着する締結具82aにて、補強枠部48の後端を連結用ブラケット49に共締めしなくてもよい。
つまり、補強枠部48の後端を連結用ブラケット49に連結する専用の締結具にて、補強枠部48の後端と連結用ブラケット49とを枢支連結してもよい。
また、ベルト巻き取り部53を連結用ブラケット49に装着する締結具82aにて、補強枠部48の後端を連結用ブラケット49に共締めしない場合、ベルト巻き取り部53を、後方側の縦枠部分47aと補強枠部48とのいずれに装着してもよく、また、後方側の縦枠部分47aと補強枠部48とに亘って装着してもよい。
(2) 上記実施の形態では、補強枠部48の後端と連結用ブラケット49とを枢支連結したが、補強枠部48の後端と連結用ブラケット49との連結は枢支連結以外でもよく、例えば、補強枠部48の後端と連結用ブラケット49とを溶接により連結してもよい。
(3) 上記実施の形態では、後方側の縦枠部分47aに連結用ブラケット49を備え、補強枠部48の後端を連結用ブラケット49に連結したが、後方側の縦枠部分47aに連結用ブラケット49を備えずに、補強枠部48の後端を後方側の縦枠部分47aにおける載置体1と把持用枠部分47bとに亘る上下方向に延びる棒状部に連結してもよい。
車両用昇降装置の斜視図 車両用昇降装置の平面図 基枠と昇降リンク機構を示す斜視図 載置体を示す分解斜視図 載置体を示す縦断背面図 載置体を示す縦断背面図 手すりを示す側面図 手すりを示す縦断背面図 ベルト巻き取り部の取付図 シートベルトの接続部を示す縦断背面図 車両用昇降装置の動きを示す側面図 制御ブロック図
符号の説明
1 載置体
46 手すり
47 本体枠部
47a 縦枠部分
47b 把持用枠部分
48 補強枠部
49 連結用ブラケット
52 シートベルト装置
53 ベルト巻き取り部
54 ベルト
55 接続部
82a 締結具
C 車椅子
F 床面
G 地面
V 車両

Claims (3)

  1. 車椅子を載置する平板状の載置体を地面上又はその近くの下降位置と車両の床面と同高さ又は略同高さの上昇位置とに平行または略平行姿勢で昇降操作する昇降操作手段が設けられている車両用昇降装置であって、
    前記載置体の横幅方向の一端部に立設されて前記車椅子に着座した搭乗者が把持する手すりが、車両前後方向に並ぶ一対の縦枠部分とこれら一対の縦枠部分の間に位置する車両前後方向に伸びる把持用枠部分とを備える逆U字状に形成された本体枠部と、車両前後方向の後方側ほど上方に位置する傾斜姿勢で前記一対の縦枠部分に架設された補強枠部とを備えて構成され、
    前記車椅子に着座した搭乗者を前記車椅子に保持するシートベルト装置が、前記手すりにおける前記補強枠部と前記一対の縦枠部分の後方側の縦枠部分との連結箇所近くに支持されたベルト巻き取り部と、このベルト巻き取り部に対して巻き取り及び繰り出されるベルトと、前記載置体の横幅方向の他端部に設けられて前記ベルトを接続する接続部とを備えて構成されている車両用昇降装置。
  2. 前記手すりが、前記後方側の縦枠部分に、前記ベルト巻き取り部を装着するための板状の連結用ブラケットを備え、前記補強枠部の後端と前記連結用ブラケットとが枢支連結されている請求項1記載の車両用昇降装置。
  3. 前記ベルト巻き取り部を前記連結用ブラケットに装着する締結具にて、前記補強枠部の後端が前記連結用ブラケットに共締めされている請求項2記載の車両用昇降装置。
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