JP2003285719A - 自動車のシートベルト装置 - Google Patents

自動車のシートベルト装置

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JP2003285719A
JP2003285719A JP2002091580A JP2002091580A JP2003285719A JP 2003285719 A JP2003285719 A JP 2003285719A JP 2002091580 A JP2002091580 A JP 2002091580A JP 2002091580 A JP2002091580 A JP 2002091580A JP 2003285719 A JP2003285719 A JP 2003285719A
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Hiroaki Nakao
宏明 中尾
Satoshi Nishikaji
聡 西鍜治
Ippei Yamaji
一平 山地
Kazuhiko Yoshikawa
和彦 吉河
Akira Sone
章 曽根
Takeshi Murai
健 村井
Masamutsu Kosaka
真睦 小坂
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R22/00Safety belts or body harnesses in vehicles
    • B60R22/18Anchoring devices
    • B60R22/24Anchoring devices secured to the side, door, or roof of the vehicle
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R22/00Safety belts or body harnesses in vehicles
    • B60R22/34Belt retractors, e.g. reels
    • B60R22/36Belt retractors, e.g. reels self-locking in an emergency
    • B60R22/41Belt retractors, e.g. reels self-locking in an emergency with additional means for preventing locking during unwinding under predetermined conditions

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】ドア開時のシートベルトのロックを防止できる
と共に、シートベルト装着時にはドアが開いてもロック
キャンセルを作動させないように成して半ドア走行中の
乗員拘束を達成して、安全性を確保するシートベルト装
置を提供する。 【解決手段】フロントドアの開作動後にリヤドアが開作
動可能となる観音開き構造のドアを備え、リヤドアにフ
ロント席用シートベルトのリトラクタを設けた自動車の
シートベルト装置であって、上記シートベルトのリトラ
クタに所定値以上の加速度が作用した時、シートベルト
の引出しをロックするロック機構と、上記ロック機構の
ロック動作をキャンセルするキャンセル手段と、ドア状
態検出手段と、ベルト装着検出手段とを設け、ドアが開
状態で、かつシートベルトが非装着状態の時にはロック
機構をキャンセルすると共に、ドアが開状態で、かつシ
ートベルトが装着状態の時にはロック機構をキャンセル
させない制御手段を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、フロントドアの
開作動後にリヤドアが開作動可能となるようにフロント
ドアをリヤドアに対して車外側から重合させる観音開き
構造のドアを備えた自動車のシートベルト装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、上述例の自動車のシートベルト装
置としては特開2001−138864号公報および特
開平2−117455号公報に記載の装置がある。前者
の特開2001−138864号公報に記載のものは、
フロントドアを開いた後にリヤドアが開作動可能となる
ようにフロントドアをリヤドアに対して車外側から重合
させる観音開き構造のドアを備えると共に、リヤドアに
フロント席用シートベルトのリトラクタを設けたもので
ある。
【0003】後者の特開平2−117455号公報に記
載のものは、センターピラーレスの車両において、フロ
ントドアとリヤドアとを設け、フロントドアはフロント
ピラー(またはヒンジピラー)に対してその前部が開閉自
在に支持され、リヤドアはヒンジピラーに対してその後
部が開閉自在に支持され、何れのドアからでも開閉でき
るように構成されると共に、このような観音開き構造の
ドアにおいて前席乗員を拘束するシートベルトのリトラ
クタをリヤドア内に設け、このリトラクタには所定値以
上の加速度が作用した時、シートベルトの引出しをロッ
クさせるロック機構と、リヤドア開時に前席乗員がシー
トベルトにより過度に拘束されることを防止する目的
で、リヤドアの開時に該ロック機構によるロック動作を
キャンセルさせるロックキャンセラ(キャンセル手段)と
を設けたものである。
【0004】そこで、後者のシートベルト装置を前者の
シートベルト装置に適用した場合、リヤドアの開時には
ロック機構によるロック動作がロックキャンセラにてキ
ャンセルされるので、シートベルト装着時において乗員
がリヤドアの半ドア状態に気付くことなく車両を走行さ
せる懸念があり、この半ドア走行中における衝突時には
シートベルトによる乗員拘束が確保できない問題点があ
った。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、ドア開時
のシートベルトのロックを防止できると共に、シートベ
ルト装着時にはドアが開いてもロックキャンセルを作動
させないように成して半ドア走行中の衝突時における乗
員拘束を達成して、安全性を確保することができる自動
車のシートベルト装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明による自動車の
シートベルト装置は、フロントドアの開作動後にリヤド
アが開作動可能となるようフロントドアをリヤドアに対
して車外側から重合させる観音開き構造のドアを備え、
リヤドアにフロント席用シートベルトのリトラクタを設
けた自動車のシートベルト装置であって、上記シートベ
ルトのリトラクタに所定値以上の加速度が作用した時、
シートベルトの引出しをロックするロック機構と、上記
ロック機構のロック動作をキャンセルするキャンセル手
段と、ドアの開状態を検出するドア状態検出手段と、上
記シートベルトの装着を検出するベルト装着検出手段と
を設け、ドアが開状態で、かつシートベルトが非装着状
態の時にはロック機構をキャンセルすると共に、ドアが
開状態で、かつシートベルトが装着状態の時にはロック
機構をキャンセルさせない制御手段を備えたものであ
る。
【0007】上記構成の制御手段はCPUで構成しても
よい。上記構成によれば、上述の制御手段は、ドアが開
状態で、かつシートベルトが非装着状態の時にはキャン
セル手段を作動させて、ロック機構をキャンセルすると
共に、ドアが開状態で、かつシートベルトが装着状態の
時、つまりシートベルトによる乗員拘束時にはキャンセ
ル手段を不作動となして、ロック機構をキャンセルさせ
ないようにする。
【0008】この結果、ドア開時(シートベルト非装着
時)のシートベルトのロックを防止することができると
共に、シートベルト装着時にはドアが開いてもロック機
構をキャンセルさせないので、半ドア走行中の衝突時に
おける乗員拘束を達成して、安全性を確保することがで
きる。
【0009】この発明の一実施態様においては、上記制
御手段はドアが開状態で、かつシートベルトが装着状態
の時において車速が所定値以下の時にはロック機構をキ
ャンセルするものである。上記構成の車速の所定値以下
の時は、自動車の停止または略停止状態を意味する。
【0010】上記構成によれば、ドア開、シートベルト
装着、車速の所定値以下の条件が満たされた時にキャン
セル手段を作動させるので、このキャンセル手段の作動
を表最低限に抑えることができる。
【0011】この発明の一実施態様においては、上記キ
ャンセル手段は電気的に通電されて作動する手段に設定
され、通電時から所定時間経過した時、キャンセル手段
に対する通電を中止するものである。
【0012】上記構成のキャンセル手段は、電磁ソレノ
イドを含む構成と成してもよい。上記構成によれば、キ
ャンセル手段は車載バッテリからの通電にて作動する
が、この通電時から所定時間経過後には通電を中止(中
断)するので、バッテリの負担を考慮しつつ、乗員の安
全性を確保することができる。
【0013】この発明の一実施態様においては、エンジ
ン作動中においては所定時間経過後であっても通電を継
続するものである。上記構成によれば、エンジン作動中
の発電により充分なバッテリ電力が確保されるので、所
定時間の経過後に通電(電気的キャンセル手段に対する
通電)を継続してもバッテリあがりが生ずることがな
く、これにより、バッテリの負担を考慮しながらも乗員
の安全性を確保することができる。
【0014】この発明の一実施態様においては、バッテ
リ電圧が所定値以上の時においては所定時間経過後であ
っても通電を継続するものである。
【0015】上記構成によれば、バッテリ電圧に余裕が
ある場合には、所定時間の経過後であっても通電(電気
的にキャンセル手段に対する通電)を継続するので、バ
ッテリの負担を考慮しながらも乗員の安全性を確保する
ことができる。
【0016】この発明の一実施態様においては、上記制
御手段はドアが開状態で、かつシートベルトが非装着状
態の時において車速が所定値以上の時にはロック機構を
キャンセルしないものである。上記構成によれば、万
一、シートベルト装着検出手段が故障しても、車両走行
時にはロック機構を作動させ、衝突時の安全性を確保す
ることができる。
【0017】この発明の一実施態様においては、上記キ
ャンセル手段にドア開をトリガとして電源を供給する電
源供給手段を備え、上記電源供給手段にはドアスイッチ
およびバックルスイッチを直列に接続し、上記電源供給
手段は電源供給開始から所定時間経過した時点で電源の
供給を停止する停止手段を備えたものである。
【0018】上記構成によれば、バックルスイッチもし
くはドアスイッチの何れかがOFFになると、ハード回
路上でキャンセル手段をOFFにし、ロック機構を作動
させることができるので、安全性を優先させることがで
きる。
【0019】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は自動車のシートベルト装置を示し、図1
は車両の全体斜視図、図2は車両の全体側面図である。
車両1の車体側面には、図1、図2に示すようにフロン
トドア2(詳しくはフロントサイドドア)とリヤドア3
(詳しくはリヤサイドドア)とで構成されるサイドドアが
設けられ、フロントドア2の前端部とリヤドア3の後端
部とに、それぞれヒンジ部としてのフロントドアヒンジ
4とリヤドアヒンジ5とが設けられてフリースタイル構
造(観音開き構造)のサイドドアが構成されている。
【0020】これらサイドドアを構成するフロントドア
2およびリヤドア3は、それぞれ、ドアパネル6,7
と、ドアサッシュ8,9と、ウインドガラス10,11
とを備え、上述のドアパネル6,7の内部には車両の前
後方向に延びるサイドインパクトバー(図示せず)が設け
られている。
【0021】さらに、フロントドア2には、車外から該
フロントドア2の開閉操作を行うドアアウタハンドル1
2と、車両後方を視認するドアミラー13とが設けられ
ている。
【0022】この実施例のフリースタイル構造(観音開
き構造)のドアはフロントドア2が優先して開放され、
リヤドア3はフロントドア2の開放後において、その開
成が許容されるように構成している。つまり図2に示す
ようにフロントドア2の後端一部をリヤドア3に対して
車外側から重合させるように構成している。また、この
実施例では車両デザインの関係上、リヤドア3は若干傾
斜した状態に開放されるようになっている。
【0023】上述の各ドア2,3はセンターピラーレス
のドア開口部14を開閉可能に覆うもので、図2に示す
ようにフロントドア2の後端部にはロック部材15を設
け、このロック部材15がリヤドア3の前端部に設けら
れたストライカ15S(図3参照)でロックされ、リヤド
ア3の前端部の上下両部にはロック部材16,17を設
け、これら各ロック部材16,17は連続する単一のド
ア開口部14の上辺部に設けたボディ側のストライカ
と、ドア開口部14の下辺部に設けたボディ側のストラ
イカとで、それぞれロックされるように構成している。
【0024】一方、図3に示すように車室のフロアを構
成するフロアパネル18にはブラケット19およびシー
トスライド装置20を介してフロントシート21が取付
けられている。このフロントシート21はシートクッシ
ョン22と、シートバック23と、ヘッドレスト24と
を備え、フロントシート21におけるシートクッション
22のトンネル部18a側にはバックル25が設けら
れ、このバックル25はブラケット26を介してフロア
パネル18に、ストークを介してシートクッション側に
固定されている。
【0025】図3は上述のフロントシート21と、閉成
されたリヤドア3とを示す部分正面図であって、フロン
トシート21に着座した前席乗員を拘束するシートベル
ト27を設けている。
【0026】このシートベルト27はリヤドア3におけ
るセンタピラーと同等の剛性を有するドア前部構造体の
内部に配設されたリトラクタ28で巻取られるように構
成している。
【0027】上述のリヤドア3の車室側の下側の過半部
にはアームレスト29を有するドアトリムが一体的に設
けられる一方、ドア前部構造体の車室側の上部にはフロ
ントシート21のヘッドレスト24位置と対応するよう
にショルダアンカ30が取付けられている。
【0028】そして、上述のリトラクタ28から繰出さ
れたシートベルト27はドアトリムの上端部からドア前
部構造体の車室内へ導出された後に、ショルダアンカ3
0でその中間部が支持されて車室31側に延びるように
構成されている。
【0029】このシートベルト27の延出中間部にはタ
ング部材32が移動可能に設けられると共に、該シート
ベルト27の延出端部つまりシートベルト下端部は図3
に示すようにドア開口部14の口縁下部に前後方向へ摺
動可能に連結されている。図4はリヤドア3の内部に設
けられたフロント席用シートベルト27のリトラクタ2
8の分解斜視図である。このリトラクタ28は同図に示
すように、コ字状のフレーム33と、シートベルト27
を繰返し可能に巻取るリール34と、フレーム33の一
側面に設けられて緊急ロック作動時にリール34のシー
トベルト引出し方向への回転を阻止するロック手段35
と、このロック手段35を車両の衝突時に作動させる緊
急ロック機構36と、シートベルト27のリトラクタ2
8に所定値以上の加速度(減速度)が作用した時、シート
ベルト27の引出しをロックするロック機構37(いわ
ゆる減速検知手段)と、このロック機構37のロック動
作をキャンセルするキャンセル手段38とを備えてい
る。
【0030】上述のリール34はスプライン軸34aと
バネ付勢軸34bとを有し、スプライン軸34aにはプ
リテンショナのピニオン39が嵌合される一方、バネ付
勢軸34bにはリターンスプリングのバネ付勢力が加え
られる。
【0031】また上述のロック手段35はロッキングベ
ース40と、このロッキングベース40のディスク部4
1にジョイントピン42を用いて回転可能に取付けられ
るパウル43とを備え、このパウル43はその係止爪4
3aがフレーム33の内歯33aに係合した時、パウル
43に作用する反力をロッキングベース40に伝達すべ
く構成している。
【0032】さらに上述のリール34とロッキングベー
ス40との間に組付けられるトーションバー44を設け
て、このトーションバー44にてエネルギ吸収機構を構
成している。
【0033】上述の緊急ロック機構36は、ロッキング
ベース40に対して相対回転可能に支持されるロックギ
ヤ45と、このロックギヤ45の支持部に回転可能に嵌
合されるフライホイール46と、これら両者45,46
間に縮設されるフライホイールスプリング47とを備え
ている。
【0034】また上述のロック機構37はフレーム33
の開口部33bの口縁と、リテーナハウジング48の所
定部48aとの間に組付けられるもので、このロック機
構37はハウジング49とセンサケース50と、慣性質
量としてのボール51と、支軸52を支点として可動す
るアクチュエータ53とを備え、ボール51が前後方向
または左右方向に動いた時、アクチュエータ53の爪5
4がロックギヤ45の外歯に噛合して、シートベルト2
7の引き出しを阻止するように構成している。
【0035】上述のリテーナハウジング48の開口部4
8bはホイールカバー55で覆われると共に、このリテ
ーナハウジング48にはキャンセラカバー56およびキ
ャンセラキャップ57が取付けられるが、上述のキャン
セラカバー56にはキャンセル手段38が組付けられ
る。
【0036】このキャンセル手段38は電気的に通電さ
れて作動するキャンセルソレノイド58と、このキャン
セルソレノイド58のプランジャ59により操作される
キャンセルレバー60とを備え、キャンセラカバー56
側の支軸61に対してキャンセルレバー60の孔状の支
持部62が枢着される。
【0037】また上述のキャンセルレバー60はキャン
セルピン63を備え、組付け後においてキャンセルソレ
ノイド58を通電作動させたON時には、キャンセルピ
ン63が図4に仮想線αで示すようにアクチュエータ5
3を中立位置に保持して、ボール51が可動してもアク
チュエータ53を非作動と成して、ロック機構37によ
るロック動作をキャンセルするように構成している。
【0038】なお、上述のリトラクタ28においてその
他の部品に関しては特開2001−151077号、特
開2001−233172号に開示されているものを用
いることができる。
【0039】ここで上述のリトラクタ28の作用につい
て概略的に説明すると、車両の通常時にあっては、ロッ
ク手段35およびプリテンショナは作動せず、リール3
4はリターンスプリングによって巻取り方向に付勢され
ている。
【0040】シートベルト27が引出される際、リール
34はリターンスプリングによって巻取り方向に付勢さ
れながらベルト引出し方向に回転する。
【0041】一方、車両の衝突時には、プリテンショナ
が作動し、トーションバー44に対してベルト巻取り方
向に強い周方向トルクが加えられる。このトルクはトー
ションバー44を解してリール34を回転させる。この
回転により、シートベルト27は所定長さだけ巻取ら
れ、また略同時に緊急ロック機構36によりロック手段
35が作動し、ロッキングベース41のベルト引出し方
向への回転が阻止される。
【0042】図5は自動車のシートベルト装置の制御回
路を示し、CPU70は複数のドアスイッチ71〜76
およびバックルスイッチ79,80からの信号に基づい
て、ROM77に格納されたプログラムに従って、その
内臓のタイマ78を駆動すると共に、キャンセルソレノ
イド58をON、OFF制御し、またRAM81はキャ
ンセルソレノイド58がOFFの時にF=0となるフラ
グFなどの必要なデータを記憶する。
【0043】ここで、上述のドアスイッチ71はフロン
ト右側のドア2の開状態を検出し、ドアスイッチ72は
フロント左側のドア2の開状態を検出し、ドアスイッチ
73,74はリヤ右側のドア3の開状態を検出し、ドア
スイッチ75,76はリヤ左側のドア3の開状態を検出
するドア状態検出手段であって、これら複数のドアスイ
ッチ71〜76のうちの何れか1つのドアスイッチがO
N(ドア開)になると図6に示すフローチャートがスター
トするものである。
【0044】また上述のバックルスイッチ79は前席右
側のバックル25に対してタング部材32が係入された
シートベルト装着時にOFF、ベルト外し時にONとな
るスイッチで、バックルスイッチ80は前席左側のバッ
クル25に対してタング部材32が係入されたシートベ
ルト装着時にOFF、ベルト外し時にONとなるスイッ
チであって、これらバックルスイッチ79,80はシー
トベルト27の装着の有無を検出するベルト装着検出手
段を構成するものである。
【0045】しかも、上述のCPU70はドア開状態
で、かつシートベルト27が非装着状態の時には図4に
示すロック機構37をキャンセルする(キャンセルソレ
ノイド58のON)と共に、ドアが開状態で、かつシー
トベルト27が装着状態の時には図4に示すロック機構
37をキャンセルさせない(キャンセルソレノイド58
のOFF)ように、キャンセルソレノイド58をON、
OFF制御する制御手段を兼ねる。
【0046】このように構成した自動車のシートベルト
装置の作用を、図6に示すフローチャートを参照して、
以下に詳述する。このフローチャートはドアスイッチ7
1〜76のうちの何れか1つのドアスイッチがONにな
ると、スタートするものであって、ステップS1で、C
PU70はタイマ78をリセットさせた後に、同タイマ
78をスタートさせる。
【0047】次にステップS2で、CPU70はバック
ルスイッチ79,80に基づいて前席乗員がシートベル
ト27を装着しているか否かを判定し、非接着時(NO
判定時)にはステップS3に移行し、装着時(YES判定
時)には別のステップS4に移行する。
【0048】上述のステップS3で、CPU70はフラ
グがF=1か否かを判定し、この場合にはF=0となる
ので次のステップS5で、CPU70は当該する側のキ
ャンセルソレノイド58をON(通電)にして、ロック機
構37をキャンセルする。
【0049】次にステップS6で、CPU70はフラグ
をF=1と成し、次のステップS7で、CPU70はタ
イマ78の計時に基づいて所定時間(例えば60分)が経
過したか否かを判定し、NO判定時にはステップS2に
リターンし、ステップS2のNO判定、ステップS3は
YES判定の処理を繰返す一方、ステップS7でのYE
S判定時には次のステップS8に移行する。
【0050】一方、前述ステップS4では、前席乗員の
シートベルト装着に対応して、フラグがF=1か否かを
判定し、キャンセルソレノイド58のOFFに相当する
F=0の時(NO判定時)にはステップS7にスキップす
る一方、F=1の場合(YES判定時)には次のステップ
S9に移行する。
【0051】このステップS9で、CPU70はキャン
セルソレノイド58をOFF(非通電)と成し、ロック機
構37をキャンセルしないようにする。次にステップS
10で、CPU70はフラグをF=0と成した後に、ス
テップS7に移行し、このステップS7で上述同様に所
定時間経過か否かを判定し、NO判定時にはステップS
2にリターンし、ステップS2のYES判定、ステップ
S4のNO判定の処理を繰返す一方、ステップS7での
YES判定時には次のステップS8に移行する。
【0052】このステップS8で、CPU70は所定時
間が経過したことに対応して、フラグがF=0か否かを
判定し、F=0の時(YES判定時)には処理を終了する
一方、F=1の時(NO判定時)には次のステップS11
でキャンセルソレノイド58をOFFにした後に一連の
処理を終了する。
【0053】このように図1〜図6で示した実施例の自
動車のシートベルト装置は、フロントドア2の開作動後
にリヤドア3が開作動可能となるようフロントドア2を
リヤドア3に対して車外側から重合させる観音開き構造
のドア2,3を備え、リヤドア3にフロント席用シート
ベルト27のリトラクタ28を設けた自動車のシートベ
ルト装置であって、上記シートベルト27のリトラクタ
28に所定値以上の加速度が作用した時、シートベルト
27の引出しをロックするロック機構37と、上記ロッ
ク機構37のロック動作をキャンセルするキャンセル手
段38と、ドアの開状態を検出するドア状態検出手段
(ドアスイッチ71〜76参照)と、上記シートベルト2
7の装着を検出するベルト装着検出手段(バックルスイ
ッチ79,80参照)とを設け、ドアが開状態で、かつ
シートベルト27が非装着状態の時にはロック機構37
をキャンセルすると共に、ドアが開状態で、かつシート
ベルト27が装着状態の時にはロック機構37をキャン
セルさせない制御手段(CPU70参照)を備えたもので
ある。
【0054】この構成によれば、上述の制御手段(CP
U70参照)は、ドアが開状態で、かつシートベルト2
7が非装着状態の時にはキャンセル手段38を作動させ
て、ロック機構37をキャンセルすると共に、ドアが開
状態で、かつシートベルト27が装着状態の時、つまり
シートベルト27による乗員拘束時にはキャンセル手段
38を不作動となして、ロック機構37をキャンセルさ
せないようにする。
【0055】この結果、ドア開時(シートベルト非装着
時)のシートベルト27のロックを防止することができ
ると共に、シートベルト装着時にはドアが開いてもロッ
ク機構37をキャンセルさせないので、半ドア走行中の
衝突時における乗員拘束を達成して、安全性を確保する
ことができる。
【0056】また、上記キャンセル手段38は電気的に
通電されて作動する手段(キャンセルソレノイド58参
照)に設定され、通電時から所定時間経過した時、キャ
ンセル手段38のキャンセルソレノイド58に対する通
電を中止(ステップS11参照)するものである。
【0057】この構成によれば、キャンセル手段38は
車載バッテリからの通電にて作動するが、この通電時か
ら所定時間経過後には通電を中止(中断)するので、バッ
テリの負担を考慮しつつ、乗員の安全性を確保すること
ができる。
【0058】図7、図8は自動車のシートベルト装置の
他の実施例を示し、図7に示す制御回路においては図5
の構成に加えて車速センサ82と、エンジン回転センサ
83とを設けている。
【0059】そして、この実施例においては制御手段と
してのCPU70はドアが開状態で、かつシートベルト
27が装着状態の時において車速センサ82で検出した
車速Vが所定値Vo以下の時、詳しくはV=5Km/h以下
またはV=0Km/hの車両略停止時または車両停止時には
ロック機構37をキャンセルするように構成している。
【0060】さらに上述の制御手段としてのCPU70
はエンジン回転センサ83からの出力に基づいてエンジ
ン作動中(650〜700rpmのアイドリング回転数以上
の時)において所定時間の経過後であってもキャンセル
ソレノイド58に対する通電を継続すべく構成してい
る。
【0061】このように構成した自動車のシートベルト
装置の作用を、図8に示すフローチャートを参照して、
以下に詳述する。このフローチャートも図6のフローチ
ャートと同様にしてドアスイッチ71〜76のうちの何
れか1つのドアスイッチがONになると、スタートする
ものであって、ステップQ1で、CPU70はタイマ7
8をリセットさせた後に、同タイマ78をスタートさせ
る。
【0062】次にステップQ2で、CPU70はバック
ルスイッチ79,80に基づいて前席乗員がシートベル
ト27を装着しているか否かを判定し、非装着時(NO
判定時)にはステップQ3に移行し、装着時(YES判定
時)には別のステップQ4に移行する。
【0063】このステップQ4で、CPU70は車速セ
ンサ82からの信号に基づいて現行の車速Vが所定値V
o以上で、車両が走行中か、または実質的に車両が停止
もしくは略停止しているかを判定し、V<Voの実質的
な車両停止時(NO判定時)にはステップQ3に移行し、
V>Voの車両走行時(YES判定時)には別のステップ
Q5に移行する。
【0064】上述のステップQ3で、CPU70はフラ
グがF=1か否かを判定し、この場合にはF=0となる
ので次のステップQ6で、CPU70は当該する側のキ
ャンセルソレノイド58をON(通電)にして、ロック機
構37をキャンセルする。
【0065】次にステップQ7で、CPU70はフラグ
をF=1と成し、次のステップQ8で、CPU70はタ
イマ78の計時に基づいて所定時間(例えば60分)が経
過したか否かを判定し、NO判定時にはステップQ2に
リターンし、ステップQ2のNO判定、ステップQ3は
YES判定の処理を繰返す一方、ステップQ8でのYE
S判定時には次のステップQ9に移行する。
【0066】一方、前述ステップQ5では、前席乗員の
シートベルト装着および車両走行に対応して、フラグが
F=1か否かを判定し、キャンセルソレノイド58のO
FFに相当するF=0の時(NO判定時)にはステップQ
8にスキップする一方、F=1の場合(YES判定時)に
は次のステップQ10に移行する。
【0067】このステップQ10で、CPU70はキャ
ンセルソレノイド58をOFF(非通電)と成し、ロック
機構37をキャンセルしないようにする。次にステップ
Q11で、CPU70はフラグをF=0と成した後に、
ステップQ8に移行し、このステップQ8で上述同様に
所定時間経過か否かを判定し、NO判定時にはステップ
Q2にリターンし、ステップQ2のYES判定、ステッ
プQ4のYES判定、ステップQ5のNO判定の処理を
繰返す一方、ステップQ8でのYES判定時には次のス
テップQ9に移行する。
【0068】このステップQ9で、CPU70はエンジ
ン回転センサ83の出力に基づいて現行のエンジン回転
Neが所定値Neoか否かを判定し、エンジンが作動中
でバッテリ電圧に余裕がある場合(YES判定時)にはス
テップQ2にリターンし、NO判定時には次のステップ
Q12に移行する。
【0069】このステップQ12で、CPU70は所定
時間が経過したことに対応して、フラグがF=0か否か
を判定し、F=0の時(YES判定時)には処理を終了す
る一方、F=1の時(NO判定時)には次のステップQ1
3でキャンセルソレノイド58をOFFにした後に一連
の処理を終了する。
【0070】このように図7、図8に示す実施例におい
ては、上記制御手段(CPU70参照)はドアが開状態
で、かつシートベルト27が装着状態の時(ステップQ
2のYES判定参照)において車速Vが所定値Vo以下
の時(ステップQ4のNO判定時)にはロック機構37を
キャンセル(ステップQ6参照)するものである。
【0071】この構成によれば、ドア開、シートベルト
装着、車速の所定値以下の条件が満たされた時にキャン
セル手段38を作動させるので、このキャンセル手段3
8の作動を必要最低限に抑えることができる。
【0072】また、エンジン作動中(ステップQ9のY
ES判定参照)においては所定時間経過後(ステップQ8
のYES判定参照)であってもキャンセルソレノイド5
8に対する通電を継続(ステップQ6参照)するものであ
る。この構成によれば、エンジン作動中の発電により充
分なバッテリ電力が確保されるので、所定時間の経過後
に通電(電気的キャンセル手段に対する通電)を継続して
もバッテリあがりが生ずることがなく、これにより、バ
ッテリの負担を考慮しながらも乗員の安全性を確保する
ことができる。
【0073】この図7、図8に示す実施例においても、
その他の構成、作用、効果については先の実施例と同様
であるから、図7において前図と同一の部分には同一符
号を付して、その詳しい説明を省略する。
【0074】図9、図10は自動車のシートベルト装置
のさらに他の実施例を示し、図7のエンジン回転センサ
83に代えて図9のCPU70内にはバッテリ84の電
圧を検出するバッテリ電圧検出部85を構成し、バッテ
リ電圧Eが所定値Eo以上の時においては所定時間の経
過後であってもキャンセルソレノイド58に対する通電
を継続するように構成したものである。
【0075】このように構成した自動車のシートベルト
装置の作用を、図10に示すフローチャートを参照し
て、以下に詳述する。このフローチャートも先の実施例
と同様にしてドアスイッチ71〜76のうちの何れか1
つのドアスイッチがONになると、スタートするもので
あって、ステップU1で、CPU70はタイマ78をリ
セットさせた後に、同タイマ78をスタートさせる。
【0076】次にステップU2で、CPU70はバック
ルスイッチ79,80に基づいて前席乗員がシートベル
ト27を装着しているか否かを判定し、非接着時(NO
判定時)にはステップU3に移行し、装着時(YES判定
時)には別のステップU4に移行する。
【0077】このステップU4で、CPU70は車速セ
ンサ82からの信号に基づいて現行の車速Vが所定値V
o以上で、車両が走行中か、または実質的に車両が停止
もしくは略停止しているかを判定し、V<Voの実質的
な車両停止時(NO判定時)にはステップU3に移行し、
V>Voの車両走行時(YES判定時)には別のステップ
U5に移行する。
【0078】上述のステップU3で、CPU70はフラ
グがF=1か否かを判定し、この場合にはF=0となる
ので次のステップU6で、CPU70は当該する側のキ
ャンセルソレノイド58をON(通電)にして、ロック機
構37をキャンセルする。
【0079】次にステップU7で、CPU70はフラグ
をF=1と成し、次のステップU8で、CPU70はタ
イマ78の計時に基づいて所定時間(例えば60分)が経
過したか否かを判定し、NO判定時にはステップU2に
リターンし、ステップU2のNO判定、ステップU3は
YES判定の処理を繰返す一方、ステップU8でのYE
S判定時には次のステップU9に移行する。
【0080】一方、前述ステップU5では、前席乗員の
シートベルト装着に対応して、フラグがF=1か否かを
判定し、キャンセルソレノイド58のOFFに相当する
F=0の時(NO判定時)にはステップU8にスキップす
る一方、F=1の場合(YES判定時)には次のステップ
U10に移行する。
【0081】このステップU10で、CPU70はキャ
ンセルソレノイド58をOFF(非通電)と成し、ロック
機構37をキャンセルしないようにする。次にステップ
U11で、CPU70はフラグをF=0と成した後に、
ステップU8に移行し、このステップU8で上述同様に
所定時間経過か否かを判定し、NO判定時にはステップ
U2にリターンし、ステップU2のYES判定、ステッ
プU4のYES判定、ステップU5のNO判定の処理を
繰返す一方、ステップU8でのYES判定時には次のス
テップU9に移行する。
【0082】このステップU9で、CPU70はバッテ
リ電圧検出部85の検出結果に基づいて現行のバッテリ
電圧Eが所定値Eoより大で、バッテリ電圧に余裕があ
るか否かを判定し、YES判定時にはステップU2にリ
ターンする一方、NO判定時には次のステップU12に
移行する。
【0083】このステップU12で、CPU70は所定
時間が経過したことに対応して、フラグがF=0か否か
を判定し、F=0の時(YES判定時)には処理を終了す
る一方、F=1の時(NO判定時)には次のステップU1
3でキャンセルソレノイド58をOFFにした後に一連
の処理を終了する。
【0084】このように図9、図10に示す実施例にお
いては、バッテリ電圧Eが所定値Eo以上の時(ステッ
プU9のYES判定参照)においては所定時間経過後(ス
テップU8のYES判定参照)であってもキャンセルソ
レノイド58に対する通電を継続(ステップU6参照)す
るものである。
【0085】この構成によれば、バッテリ電圧Eに余裕
がある場合には、所定時間の経過後であっても通電(電
気的にキャンセル手段38に対する通電)を継続するの
で、バッテリ84の負担を考慮しながらも乗員の安全性
を確保することができる。
【0086】この図9、図10に示す実施例において
も、その他の構成、作用、効果については先の実施例と
同様であるから、図9において前図と同一の部分には同
一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
【0087】図11は自動車のシートベルト装置のさら
に他の実施例を示すフローチャートである。この実施例
においては、ドア開状態で、シートベルト非装着を検出
している場合であっても、車速Vが所定値以上の時には
ロック機構37をキャンセルしないように構成したもの
である。この場合、制御回路は図9で示したものを用い
る。
【0088】このように構成した自動車のシートベルト
装置の作用を、図11に示すフローチャートを参照し
て、以下に詳述する。このフローチャートも先のフロー
チャートと同様にしてドアスイッチ71〜76のうちの
何れか1つのドアスイッチがONになると、スタートす
るものであって、ステップC1で、CPU70はタイマ
78をリセットさせた後に、同タイマ78をスタートさ
せる。
【0089】次にステップC2で、CPU70はバック
ルスイッチ79,80に基づいて前席乗員のシートベル
ト27非装着を判定し、装着時(NO判定時)にはステッ
プC3に移行し、非装着時(YES判定時)には別のステ
ップC4に移行する。
【0090】このステップC4で、CPU70は車速セ
ンサ82からの信号に基づいて現行の車速Vが所定値V
o以上で、車両が走行中か、または実質的に車両が停止
もしくは略停止しているかを判定し、V<Voの実質的
な車両停止時(NO判定時)にはステップC5に移行し、
V>Voの車両走行時(YES判定時)には別のステップ
C3に移行する。
【0091】上述のステップC3で、CPU70はフラ
グがF=1か否かを判定し、この場合にはF=0となる
ので次のステップC6で、CPU70は当該する側のキ
ャンセルソレノイド58をOFF(しゃ断)にして、ロッ
ク機構37をキャンセルさせない。
【0092】次にステップC7で、CPU70はフラグ
をF=0と成し、次のステップC8で、CPU70はタ
イマ78の計時に基づいて所定時間(例えば60分)が経
過したか否かを判定し、NO判定時にはステップC2に
リターンして処理を繰返す一方、ステップC8でのYE
S判定時には次のステップC9に移行する。
【0093】一方、前述ステップC5では、前席乗員の
シートベルト非装着および車両の実質停止に対応して、
フラグがF=1か否かを判定し、キャンセルソレノイド
58のOFFに相当するF=0の時(NO判定時)にはス
テップC8にスキップする一方、F=1の場合(YES
判定時)には次のステップC10に移行する。
【0094】このステップC10で、CPU70はキャ
ンセルソレノイド58をON(通電)と成し、ロック機構
37をキャンセルする。次にステップC11で、CPU
70はフラグをF=1と成した後に、ステップC8に移
行し、このステップC8で上述同様に所定時間経過か否
かを判定し、NO判定時にはステップC2にリターンし
て処理を繰返す一方、ステップC8でのYES判定時に
は次のステップC9に移行する。
【0095】このステップC9で、CPU70はエンジ
ン回転センサ83の出力に基づいて現行のエンジン回転
Neが所定値Neoか否かを判定し、エンジンが作動中
でバッテリ電圧に余裕がある場合(YES判定時)にはス
テップC2にリターンし、NO判定時には次のステップ
C12に移行する。
【0096】このステップC12で、CPU70は所定
時間が経過したことに対応して、フラグがF=0か否か
を判定し、F=0の時(YES判定時)には処理を終了す
る一方、F=1の時(NO判定時)には次のステップC1
3でキャンセルソレノイド58をOFFにした後に一連
の処理を終了する。
【0097】このように構成すると、所定以上の車速時
に乗員が乗り込んでくる可能性はほとんどないので、万
が一、シートベルト装着検出手段が故障している場合を
考慮して、車両走行時(ステップC4のYES判定時)に
はステップC6でキャンセルソレノイド58をOFFに
して、ロック機構37を作動させることで、衝突時の乗
員安全性を確保することができる。
【0098】要するに図11の実施例においては、上記
制御手段(CPU70参照)はドアが開状態で、かつシー
トベルトが非装着状態の時において車速Vが所定Vo値
以上の時にはロック機構37をキャンセルしないもので
ある。これにより、万一、シートベルト装着検出手段
(バックルスイッチ79,80参照)が故障しても、車両
走行時にはロック機構37を作動させ、衝突時の安全性
を確保することができる。
【0099】図12、図13は自動車のシートベルト装
置のさらに他の実施例を示し、図5で示したブロック図
を図12に示す如きハード回路とタイマ78とで実行す
るものである。この実施例においても各ドアスイッチ7
1〜76はドア開時にONとなり、バックルスイッチ7
9,80はタング部材32の係入時(シートベルト装着
時)にOFFされ、ベルト外し時にスイッチONとな
り、キャンセルソレノイド58は通電ON時にロック機
構37をキャンセルさせ、非通電のOFF時にロック機
構37をキャンセルさせないものである。
【0100】すなわち図12の回路は、ロックキャンセ
ラー機構としてのキャンセルソレノイド58にドア開
(何れかのドアスイッチ71〜76のON)をトリガにし
て電源を供給する電源供給ライン90を設け、この電源
供給ライン90にCPU70内のタイマ78を介して、
バックルスイッチ79,80およびドアスイッチ71〜
76が図示のように直列に接続され、電源供給ライン9
0はタイマ78の動作により、電源供給開始から所定時
間経過した時点で電源の供給が停止されるように構成さ
れている。
【0101】このように構成した実施例の作用を、図1
3に示すフローチャートを参照して以下に説明する。ス
テップD1で、CPU70は何れかのドアスイッチ71
〜76がONになったか否かを判定し、YES判定時に
のみ次のステップD2に移行する。
【0102】このステップD2で、CPU70は電源供
給ライン90からキャンセルソレノイド58に電源を供
給する(詳しくは電源供給可能態様となる)。次にステッ
プD3で、CPU70はタイマ78をリセット後、タイ
マカウントをスタートさせる。次にステップD4で、C
PU70はタイマカウントによる所定時間が経過したか
否かを判定し、所定時間の経過時(YES判定時)にの
み、次のステップD5に移行する。
【0103】このステップD5で、CPU70はタイマ
78にてキャンセルソレノイド58に対する電源供給を
しゃ断OFFする。要するに、この実施例では、バック
ルスイッチ79,80または各ドアスイッチ71〜76
のいずれかがOFFになれば、ハード回路上で、キャン
セルソレノイド58をOFFするものである。つまり、
バックルスイッチ79,80またはドアスイッチ71〜
76の何れかがOFFになった時、ハード回路上にてキ
ャンセルソレノイド58を必ずOFFとなして、ロック
機構37を作動させることができ、乗員の安全性を優先
させることができ、図6で示したフローチャートとほぼ
同様の作用を奏するものである。
【0104】すなわち、図12、図13の実施例は、上
記キャンセル手段38にドア開をトリガとして電源を供
給する電源供給手段(電源供給ライン90参照)を備え、
上記電源供給手段にはドアスイッチ71〜76およびバ
ックルスイッチ79,80を直列に接続し、上記電源供
給手段は電源供給開始から所定時間経過した時点で電源
の供給を停止する停止手段を(タイマ78参照)備えたも
のである。
【0105】この構成によれば、バックルスイッチ7
9,80もしくはドアスイッチ71〜76の何れかがO
FFになると、ハード回路上でキャンセル手段38をO
FFにし、ロック機構37を作動させることができるの
で、安全性を優先させることができる。
【0106】なお、図6、図8、図10、図11、図1
3で示した各フローチャートのそれぞれのステップは、
処理内容に対応する手段を構成するものである。また、
ステップQ4,U4,C4におけるV>Voの判定処理
に代えて、シフトレバーのポジションを検出して、車両
が走行中が停止中か否かを判定するように構成してもよ
い。
【0107】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明のドア状態検出手段は、実施例のド
アスイッチ71〜76に対応し、以下同様に、ベルト装
着検出手段は、バックルスイッチ79,80に対応し、
制御手段は、CPU70に対応し、電気的に通電されて
作動する手段は、電磁SOLによるキャンセルソレノイ
ド58を含むキャンセル手段38に対応し、電源供給手
段は、電源供給ライン90に対応し、電源供給の停止手
段は、タイマ78に対応するも、この発明は、上述の実
施例の構成のみに限定されるものではない。
【0108】
【発明の効果】この発明によれば、ドア開時のシートベ
ルトのロックを防止できると共に、シートベルト装着時
にはドアが開いてもロックキャンセルを作動させないよ
うに成して半ドア走行中の衝突時における乗員拘束を達
成して、安全性を確保することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 観音開き構造のドアを備えた自動車の斜視
図。
【図2】 同側面図。
【図3】 シートベルトの装着状態を示す部分正面図。
【図4】 リトラクタの要部の分解斜視図。
【図5】 本発明の自動車のシートベルト装置を示すブ
ロック図。
【図6】 ロック機構のキャンセル制御を示すフローチ
ャート。
【図7】 他の実施例を示す制御回路ブロック図。
【図8】 キャンセル制御の他の実施例を示すフローチ
ャート。
【図9】 さらに他の実施例を示す制御回路ブロック
図。
【図10】 キャンセル制御のさらに他の実施例を示す
フローチャート。
【図11】 キャンセル制御のさらに他の実施例を示す
フローチャート。
【図12】 自動車のシートベルト装置のさらに他の実
施例を示す回路図。
【図13】 図12の装置の制御を示すフローチャー
ト。
【符号の説明】
2…フロントドア 3…リヤドア 27…シートベルト 28…リトラクタ 37…ロック機構 38…キャンセル手段 70…CPU(制御手段) 71〜76…ドアスイッチ(ドア状態検出手段) 79,80…バックルスイッチ(ベルト装着検出手段) 78…タイマ(電源供給の停止手段) 90…電源供給ライン(電源供給手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西鍜治 聡 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 山地 一平 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 吉河 和彦 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 曽根 章 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 村井 健 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 小坂 真睦 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 Fターム(参考) 3D018 PA02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フロントドアの開作動後にリヤドアが開作
    動可能となるようフロントドアをリヤドアに対して車外
    側から重合させる観音開き構造のドアを備え、リヤドア
    にフロント席用シートベルトのリトラクタを設けた自動
    車のシートベルト装置であって、上記シートベルトのリ
    トラクタに所定値以上の加速度が作用した時、シートベ
    ルトの引出しをロックするロック機構と、上記ロック機
    構のロック動作をキャンセルするキャンセル手段と、ド
    アの開状態を検出するドア状態検出手段と、上記シート
    ベルトの装着を検出するベルト装着検出手段とを設け、
    ドアが開状態で、かつシートベルトが非装着状態の時に
    はロック機構をキャンセルすると共に、ドアが開状態
    で、かつシートベルトが装着状態の時にはロック機構を
    キャンセルさせない制御手段を備えた自動車のシートベ
    ルト装置。
  2. 【請求項2】上記制御手段はドアが開状態で、かつシー
    トベルトが装着状態の時において車速が所定値以下の時
    にはロック機構をキャンセルする請求項1記載の自動車
    のシートベルト装置。
  3. 【請求項3】上記キャンセル手段は電気的に通電されて
    作動する手段に設定され、通電時から所定時間経過した
    時、キャンセル手段に対する通電を中止する請求項1ま
    たは2記載の自動車のシートベルト装置。
  4. 【請求項4】エンジン作動中においては所定時間経過後
    であっても通電を継続する請求項3記載の自動車のシー
    トベルト装置。
  5. 【請求項5】バッテリ電圧が所定値以上の時においては
    所定時間経過後であっても通電を継続する請求項3記載
    の自動車のシートベルト装置。
  6. 【請求項6】上記制御手段はドアが開状態で、かつシー
    トベルトが非装着状態の時において車速が所定値以上の
    時にはロック機構をキャンセルしない請求項1記載の自
    動車のシートベルト装置。
  7. 【請求項7】上記キャンセル手段にドア開をトリガとし
    て電源を供給する電源供給手段を備え、上記電源供給手
    段にはドアスイッチおよびバックルスイッチを直列に接
    続し、上記電源供給手段は電源供給開始から所定時間経
    過した時点で電源の供給を停止する停止手段を備えた請
    求項1記載の自動車のシートベルト装置。
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