JP4223050B2 - 車両用シートの昇降装置 - Google Patents

車両用シートの昇降装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4223050B2
JP4223050B2 JP2006123348A JP2006123348A JP4223050B2 JP 4223050 B2 JP4223050 B2 JP 4223050B2 JP 2006123348 A JP2006123348 A JP 2006123348A JP 2006123348 A JP2006123348 A JP 2006123348A JP 4223050 B2 JP4223050 B2 JP 4223050B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
layer
arm
reinforcing member
pivotally supported
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006123348A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007290649A (ja
Inventor
好 泊岩
勝志 三ツ口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Imasen Electric Industrial Co Ltd
Original Assignee
Imasen Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Imasen Electric Industrial Co Ltd filed Critical Imasen Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2006123348A priority Critical patent/JP4223050B2/ja
Priority to US11/733,486 priority patent/US7789447B2/en
Publication of JP2007290649A publication Critical patent/JP2007290649A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4223050B2 publication Critical patent/JP4223050B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/02Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable
    • B60N2/04Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the whole seat being movable
    • B60N2/14Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the whole seat being movable rotatable, e.g. to permit easy access
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/02Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable
    • B60N2/0224Non-manual adjustments, e.g. with electrical operation
    • B60N2/02246Electric motors therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/02Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable
    • B60N2/04Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the whole seat being movable
    • B60N2/06Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the whole seat being movable slidable
    • B60N2/067Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the whole seat being movable slidable by linear actuators, e.g. linear screw mechanisms
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/24Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles
    • B60N2/245Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles for handicapped persons

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)

Description

この発明は、車両用シートをドア開口部を介して車内と車外との間で昇降させるための装置に関する。
従来、この種の車両用シートの昇降装置として、特許文献1,2に記載のものが知られている。
特許文献1に記載のものは、車両の床面において相対向して配置された一対のガイドレールと、各ガイドレールに沿って進退移動するランナー部材と、このランナー部材を進退移動させるボールねじと、このボールねじを回転させるモータと、ランナー部材の左右に一対ずつ取付けられたリフトアームと、各リフトアームを介して昇降動し、障害者用シートを載置するリフトベースと、このリフトベースに取付けられており、障害者用シートを回転させる回転装置と、各ガイドレールの端部にそれぞれ取付けられており、下部のリフトアームを昇降案内するリフトガイドローラとを備える。
そして、回転装置を操作して障害者用シートをドア開口部へ向けて90度回転させ、モータを起動してボールねじを回転させる。これにより、ランナー部材が各ガイドレールに沿ってドア開口部に向かって移動し、ランナー部材にリフトアームを介して連結されたリフトベースが各ガイドレールに沿ってドア開口部側へ移動する。このとき、下部リフトアームの下面は、リフトガイドローラに当接支持されつつさらに降下・振り出され、リフトベース上に載置された障害者用シートも徐々に外側へ振り出されて行く。
特許文献2に記載のものは、座席を旋回させる旋回機構と、座席をスライドさせるスライド機構と、座席をドア開口部を通して昇降させる昇降機構とを備える。昇降機構は、ドア開口部に向けて延びる左右一対のガイドレールと、各ガイドレールに沿ってスライド可能なベースプレートと、ベースプレートの左右に一対ずつ回動可能に組付けられたリンクアームと、各リンクアームの前端に取付けられた座席取付台と、各下部のリンクアームの後方にそれぞれ設けられた回転自在な円柱状の係合部と、各係合部にそれぞれ係合されており、各下部リンクアームをそれぞれ移動可能に支持するカム部材とを備える。
そして、旋回機構により、座席をドア開口部と対向する位置まで旋回させ、スライド機構により、座席を載置した取付台をドア開口部から車外へ突出した位置までスライドさせる。続いて、スライド機構により、ベースプレートを前進させると、下部リンクアームの係合部がカム部材の係合面に沿って移動し、取付台に支持された座席がカム部材の係合面の形状に応じた軌跡で水平状態にて下降する。
特許3042326号公報(第11〜15段落、図1) 特開2005−53247号公報(第14段落、図2〜図6)
しかし、上記従来のものは、いずれも車両用シートを昇降させるための機構として四節リンク機構を使用しており、その四節リンク機構を構成する2つのアームが、収納状態において上下方向に配置されているため、収納状態における昇降装置の高さが高くなるという問題がある。このように、昇降装置の高さが高くなると、車両用シートの座面が高くなるため、車両用シートに座る者のヘッドクリアランスが小さくなってしまう。
そこでこの発明は、収納状態における装置の高さを低くすることができる車両用シートの昇降装置を実現することを主目的とする。
この発明は、上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、車内に配置された支持台(3F)と、前記支持台の上方においてスライド可能に配置されており、前記車両用シートの座部を取付ける取付台(5F)と、前記支持台と前記取付台との間に配置されており、前記支持台と前記取付台とを連結した相対向する第1(40a)および第2リンク機構(40b)と、前記支持台(3F)を前記車室内の所定位置と、ドア開口部へ向かう位置との間で旋回させるための旋回装置(21,36)と、前記支持台を前記車両の前後方向へスライドさせるためのスライド装置(1F、2F)と、を備えており、前記各リンク機構が、前記支持台の上方において前記ドア開口部に向けてスライドした前記取付台を前記支持台の上方から前記ドア開口部を介して前記車内よりも低い車外へ下降させ、かつ、前記車外に下降している前記取付台を下降前の位置に上昇させるように構成された車両用シートの昇降装置(1)において、前記取付台が前記ドア開口部に向けてスライド可能な状態において前記支持台の前記ドア開口部側の端部両側には、回転自在に軸支された回転部材(35)がそれぞれ設けられており、各リンク機構には、前記支持台と回動可能に軸支された第1(45,41e,41f)および第2回動軸(42h,41d)と、前記取付台と回動可能に軸支された第3(45,48e,48h)および第4回動軸(42h,48f)と、一端の板面が前記第1回動軸に、他端の板面が前記第3回動軸にそれぞれ回動可能に軸支されており、かつ、前記回転部材が相対的に転動する曲線状の第1案内面(47d)が下端面(47f)から上端面(47a)に向けて凹んで形成されており、さらに、前記第1案内面が形成された部分の前記上端面から前記第1案内面までの高さ(H1)が、前記第1案内面が形成されていない部分の前記上端面から前記下端面までの高さ(H2)よりも低く形成されてなる第1板状部材(47)と、一端の板面が前記第1回動軸に、他端の板面が前記第3回動軸にそれぞれ回動可能に軸支されており、前記第1板状部材を補強するための板状の第1補強部材(43)と、一端の板面が前記第2回動軸に、他端の板面が前記第4回動軸にそれぞれ回動可能に軸支された第2板状部材(42)と、前記各リンク機構における前記第1板状部材と前記第1補強部材との間に、前記第1案内面と同じ形状の第2案内面(44b)を前記第1案内面に一致させた状態で固定された第2補強部材(44)と、がそれぞれ備えられており、前記第1板状部材、第2板状部材および第1補強部材は、前後方向に長い板状に形成されており、かつ、それらの各上端面は、前後方向に直線状に延びており、前記各リンク機構が前記支持台と取付台との間に収納されている状態において、前記第1板状部材、第2板状部材および第1補強部材は各上端面をそれぞれ揃えた状態であり、前記各回転部材が、それぞれ前記各第1板状部材の前記各第1案内面および前記各第2補強部材の前記各第2案内面に沿って相対的に転動することにより、前記各リンク機構に軸支された前記取付台が、前記各第1および第2案内面の形状に対応した軌跡にて昇降するように構成されているという技術的手段を用いる。
第1板状部材を補強するための板状の第1補強部材を備えるため、第1板状部材の上端面から第1案内面までの高さを低く形成することによる第1板状部材の強度の低下を第1補強部材によって補うことができる。
これにより、第1案内面が形成されていない部分の上端面から下端面までの高さを高くしなくても、第1案内面を形成することができる
また、第1板状部材、第2板状部材および第1補強部材は、前後方向に長い板状に形成されており、かつ、それらの各上端面は、前後方向に直線状に延びており、各リンク機構が支持台と取付台との間に収納されている状態において、第1板状部材、第2板状部材および第1補強部材は各上端面をそれぞれ揃えた状態である。
従って、各リンク機構が支持台と取付台との間に収納されている状態における車両用シートの昇降装置の高さを低くすることができる。
第1案内面と同じ形状の第2案内面を有する第2補強部材が、各リンク機構の第1板状部材と第1補強部材との間に、第2案内面を第1案内面に一致させた状態でそれぞれ固定されているため、第1板状部材の強度をより一層高めることができる。
スライド装置および旋回装置を備えた車両用シートの昇降装置では、そのような装置を備えていないものよりも装置全体の高さが高くなる傾向にあるため、装置全体の高さの抑制が強く望まれるが、請求項1に記載の発明によれば、各リンク機構の高さを抑制することができるため、装置全体の高さの抑制に寄与することができる。
なお、上記括弧内の符号は、後述する実施形態において使用する符号と対応するものである。
この発明に係る車両用シートの昇降装置の実施形態について図を参照して説明する。なお、以下の説明では、車両用シートのバックレスト側を後方とし、シートクッションの前端側を前方とする。
図1ないし図3は、この実施形態に係る車両用シートの昇降装置が作動し、車両用シートが下降したときの状態を示す説明図であり、図1は車両用シートの左側面から見た説明図、図2は上方から見た説明図、図3は前方から見た説明図である。図4ないし図6は、スライドおよび下降を行う前の車両用シートの昇降装置を示す説明図であり、図4は車両用シートの左側面から見た説明図、図5は上方から見た説明図、図6は前方から見た説明図である。図7は、車両用シートの昇降装置を構成する第3層の上に第4層が重ねられた状態を前方斜め右上から見た説明図であり、図8は、図7の状態を前方斜め左下から見た説明図である。図9は、図7に示す第3層と第4層とが分離した状態を示す説明図であり、図10は、図9の状態を前方斜め左下から見た説明図である。
図1に示すように、車両用シートの昇降装置1は、第1層1Fから第5層5Fの5層構造に構成されている。以下、各層の構造について第1層から順に説明する。なお、車両用シートの昇降装置1に取付けられた車両用シートの左方には、乗降用のドア(図示せず)が存在する。
[第1層]
第1層1Fは、車両のフロアに相対向して固定された一対のレール状の固定部材10,11と、各固定部材に沿って設けられたロアレール12,13と、各ロアレールの内部においてロアレールに沿ってそれぞれ配置された複数のローラ16(図1)とを備える。この実施形態では、固定部材10,11は、それぞれ車両の前後方向に延びている。
[第2層]
第1層の上に配置された第2層2Fは、各ロアレールの内部に配置された複数のローラ16の回転によってロアレールに沿ってスライドするアッパレール22,23(図1)と、各アッパレール間に固定された固定部材20と、アッパレール22と平行に配置されており、第2層2Fを前後方向にスライドさせるための2層スライド用スクリューネジ25(図2)と、この2層スライド用スクリューネジ25を回転させる第1モータ24(図1)と、固定部材20に取付けられており、第3層3Fを旋回可能に支持するギヤ21(図2)とを備える。
[第3層]
第2層2Fの上に配置された第3層3Fは、相対向する一対のレール31,32(図2)と、各レール間に固定された固定部材30と、この固定部材30に取付けられており、第2層2Fのギヤ21を回転させる第2モータ36(図7,図9)と、第4層4Fを前後方向にスライドさせるための4層スライド用スクリューネジ33(図2,図5,図7,図9)と、この4層スライド用スクリューネジ33を回転させる第3モータ34(図7)と、レール31,32(図2)の各外方の側面31a,32a(図8,図9,図10)にそれぞれ回転自在に軸支されたガイドローラ35,35とを備える。各ガイドローラ35は、回動中心が左右方向に設定されており、外周面が前後方向に回転自在となっている。各ガイドローラ35の外周面は、それぞれ第4層F4を構成する第1アーム47の第1案内面47dおよび第2補強部材44の第2案内面44bに当接し、各案内面に沿って相対的に転動する。
[第4層]
第3層3Fの上に配置された第4層4Fは、相対向して配置された一対のリンク機構40a,40bを備える。各リンク機構の後端間には、固定部材40c(図2,図3,図7,図9)が、各リンク機構の内側の側面に対して回動可能に軸支されており、固定部材40cの裏面には、第3層3Fの4層スライド用スクリューネジ33がねじ込まれて連結される連結部40i(図9,図10)が取付けられている。各リンク機構の前端間には、固定部材40h(図9,図10)が、各リンク機構の内側の側面に対して回動可能に軸支されており、固定部材40hには、第5層5Fに設けられた5層スライド用スクリューネジ54(図2,図5)がねじ込まれて連結される連結部40dが取付けられている。また、固定部材40hの両端上面には、第4層4Fの上をスライドする第5層5Fの両端下面に設けられた案内部材(図示せず)を前後方向にスライド自在に嵌合するレール40e,40fがそれぞれ取付けられている。
(リンク機構)
ここで、この発明の特徴である各リンク機構40a,40bの構造について図11ないし図16を参照して説明する。
図11は、収納された状態の各リンク機構を上方から見た説明図であり、図12は、図11に示す各リンク機構を前方斜め左下から見た説明図である。図13は、リンク機構40aの分解斜視図およびリンク機構40bを斜め左上から見た説明図である。図14は、1つのリンク機構の構成部材を示す説明図である。図15は、各構成部材の配置関係を示す説明図であり、(a)は第1アーム、第2補強部材、第3補強部材およびローラの配置関係を示し、(b)は第1補強部材の配置関係を示し、(c)は第2アームの配置関係を示す。図16は、第1アームがガイドローラに沿って下降する様子を模式的に示す説明図である。
図13に示すように、リンク機構40a,40bは、第1アーム47と、第2アーム42と、第1補強部材43と、第2補強部材44と、第3補強部材46と、軸部材45,45と、軸部材42h,42hと、第1軸受41と、第2軸受48と、ローラ49と、ローラ用軸部材49bとをそれぞれ備えており、四節リンク機構を構成している。
第1アーム47は、前後方向に長い板状に形成されており、その上端面47aは、前後方向に直線状に延びており、下端面47fには、上端面47aに向けて凹んだ第1案内面47dが形成されている。
第1案内面47dは、上端面47aに向けて膨らんだ曲線状に形成されており、ガイドローラ35(図8,図9,図10)の回転面(外周面)が、第1案内面47dに当接しながら、第1案内面47dに沿って相対的に転動する。
つまり、図16に示すように、第1アーム47は、第3層3Fに回転自在に軸支されたガイドローラ35が第1案内面47dに沿って相対的に転動することにより、下降するため、第1アーム47が下降するときに描く軌跡は、第1案内面47dの形状によって決定される。
図14に示すように、第1案内面47dが形成された部分の上端面47aから第1案内面47dまでの高さH1は、第1案内面47dが形成されていない部分の上端面47aから下端面47fまでの高さH2よりも低く形成されている。換言すると、第1アーム47は、第1案内面47dが形成されている部分の高さ方向の厚さを、第1案内面47dが形成されていない部分の高さ方向の厚さと同一にすることなく、あるいは、それ以上に厚くすることなく、高さ方向の厚さを薄くすることにより、第1案内面47dが形成されている。
第1アーム47の後端の板面には、第1軸挿通孔47bが左右方向に貫通形成されており、前端の板面には、第3軸挿通孔47cが左右方向に貫通形成されている。
第1補強部材43は、第1アーム47の強度を補うためのものであり、前後方向に長い板状に形成されている。第1補強部材43の後端の板面には、第1軸挿通孔43bが左右方向に貫通形成されており、前端の板面には、第3軸挿通孔43cが左右方向に貫通形成されている。
図14に示すように、第1補強部材43の第1軸挿通孔43bの中心から第3軸挿通孔43cの中心までの距離は、第1アーム47の第1軸挿通孔47bの中心から第3軸挿通孔47cの中心までの距離L1に等しい。
第2アーム42は、前後方向に長い板状に形成されており、その前端には、斜め下方に屈曲した屈曲部42cが形成されており、後端には、斜め下方に屈曲した屈曲部42bが形成されている。屈曲部42b,42cの下端面には、それぞれ湾曲部42f,42gが形成されており、各湾曲部間の下端面は、前後方向に直線状に延びている。
第2アーム42の後端の板面には、第2軸挿通孔42dが左右方向に貫通形成されており、前端の板面には、第4軸挿通孔42eが左右方向に貫通形成されている。第2アーム42の第2軸挿通孔42dの中心から第4軸挿通孔42eの中心までの距離は、第1アーム47および第1補強部材43における同距離L1に等しい。
また、第2アーム42の上端面から下端面までの高さH3は、第1補強部材43における同高さH2よりも僅かに低い。
第1軸受41は、各アームおよび補強部材の後端を回動自在に軸支し、第2軸受48は、各アームおよび補強部材の前端を回動自在に軸支する。この実施形態では、第1軸受41および第2軸受48は、それぞれ断面略コ字状に形成されている。第1軸受41は、相対向する側板41a,41bと、これら側板の後端間に形成された後板41cとから構成されている。側板41a,41bの前方寄りの各板面には、第1アーム47および第1補強部材43の各後端を回動自在に軸支するための第1軸受孔41e,41fが、それぞれ左右方向に貫通形成されている。
また、側板41aの第1軸受孔41eよりも後方斜め下の板面には、第2アーム42の後端を回動自在に軸支するための第2軸受孔41dが左右方向に貫通形成されている。
第2軸受48は、相対向する側板48a,48bと、これら側板の前端間に形成された前板48cとから構成されている。側板48a,48bの前方寄りの各板面には、第1アーム47および第1補強部材43の各前端を回動自在に軸支するための第3軸受孔48e,48hが、それぞれ左右方向に貫通形成されている。
また、側板48aの第3軸受孔48eよりも後方斜め下の板面には、第2アーム42の前端を回動自在に軸支するための第4軸受孔48fが左右方向に貫通形成されている。
さらに、側板48a,48bの第3軸受孔48e,48hよりも前方寄りの板面には、第2軸受48を各リンク機構間に備えられた固定部材40h(図9,図10)に回動自在に軸支するための第5軸受孔48d,48gがそれぞれ左右方向に貫通形成されている。
各軸部材45は、基部45aと、この基部45aから左方向へ突出形成された円柱形状の軸部45bと、基部45aから右方向へ突出形成された円柱形状の軸部45cとからそれぞれ構成されている。各軸部材42hは、それぞれ頭部が外方へ張り出した円柱形状に形成されている。
第1アーム47および第1補強部材43の各後端と、一方の軸部材45とは、第1軸受41の側板41a,41b間に配置されており、軸部45bは、第1補強部材43の第1軸挿通孔43bを通って側板41aの第1軸受孔41eに挿通されている。また、軸部45cは、第1アーム47の第1軸挿通孔47bを通って側板41bの第1軸受孔41fに挿通されている。
つまり、第1アーム47および第1補強部材43の各後端は、第1軸受41の第1軸受孔41e,41fにそれぞれ挿通された軸部45b,45cを回動中心にして回動自在に配置されている。
第2アーム42の後端は、第1軸受41の側板41aの外側に配置されており、一方の軸部材42hは、第2アーム42の第2軸挿通孔42dを通って側板41aの第2軸受孔41dに挿通されている。
つまり、第2アーム42の後端は、第1軸受41の第2軸受孔41dに挿通された軸部材42hを回動中心にして回動自在に配置されている。
第1アーム47および第1補強部材43の各前端と、他方の軸部材45とは、第2軸受48の側板48a,48b間に配置されており、軸部45bは、第1補強部材43の第3軸挿通孔43cを通って側板48aの第3軸受孔48eに挿通されている。また、軸部45cは、第1アーム47の第3軸挿通孔47cを通って側板48bの第3軸受孔48hに挿通されている。
つまり、第1アーム47および第1補強部材43の各前端は、第2軸受48の第3軸受孔48e,48hにそれぞれ挿通された軸部45b,45cを回動中心にして回動自在に配置されている。
第2アーム42の前端は、第2軸受48の側板48aの外側に配置されており、他方の軸部材42hは、第2アーム42の第4軸挿通孔42eを通って側板48aの第4軸受孔48fに挿通されている。
つまり、第2アーム42の前端は、第2軸受48の第4軸受孔48fに挿通された軸部材42hを回動中心にして回動自在に配置されている。
第1補強部材43および第1アーム47の上端面寄りの各板面には、ローラ用軸部材49bを挿通するためのローラ用軸受孔43eが、それぞれ左右方向に貫通形成されている。ローラ49の回転中心には、ローラ用軸部材49bを挿通するための軸挿通孔49aが左右方向に貫通形成されている。
ローラ49は、第1アーム47と第1補強部材43との間に配置されており、ローラ用軸部材49bが、第1補強部材43のローラ用軸受孔43eおよびローラ49の軸挿通孔49aを通って第1アーム47のローラ用軸受孔47eに挿通されている。
つまり、ローラ49は、第1アーム47と第1補強部材43との間において、ローラ用軸部材49bを回転中心にして前後方向に回転自在に配置されている。
第1アーム47と第1補強部材43との間に形成された空間であって、後方に配置された軸部材45とローラ49との間には、第2補強部材44が配置されている。第2補強部材44の上端面は、第1アーム47の上端面と同じように前後方向に延びており、下端面には、第1アーム47の第1案内面47dと同じ形状の第2案内面44bが形成されている。第2補強部材44は、側面から見て第2案内面44bを第1アーム47の第1案内面47dに一致させた状態で、第1アーム47および第1補強部材43の内側の各板面に溶接などにより固定されている。
第1アーム47と第1補強部材43との間に形成された空間であって、前方に配置された軸部材45とローラ49との間には、第3補強部材46が配置されている。この実施形態では、第3補強部材46は、第1アーム47および第1補強部材43の各上端面および下端面からはみ出ない高さを有する板状に形成されており、第1アーム47および第1補強部材43の内側の各板面に溶接などにより固定されている。
第3層3Fの上に第4層4Fが配置された状態において、第4層4Fに備えられたリンク機構を構成する第1アーム47、第2アーム42および第1補強部材43は、各上端面をそれぞれ揃えた形態になっており、ローラ49の回転面(外周面)の一部が、上記各上端面から突出した形態になっている(図7,図9,図15)。
各リンク機構40a,40bには、外側から第2アーム42、第1補強部材43、第2補強部材44、第1アーム47の順に配置されており、図15(c)に示すように、第3層3Fの上に第4層4Fが重ねられている状態において、第4層4Fを構成するリンク機構の第1アーム47、第2アーム42および第1補強部材43は、同じ高さに設定されており、第2補強部材44および第3補強部材46の各高さは、各アームおよび第1補強部材43の高さよりも低く設定されている。
各リンク機構の第2軸受48の第5軸受孔48d,48gには、軸部材40gが挿通されており、その軸部材40gは、さらに各リンク機構間に配置された固定部材40hの側面に回動自在に軸支されている。
つまり、各第2軸受48は、固定部材40hに回動自在に軸支されており、図1に示すように、各リンク機構が下降した際に、固定部材40hに保持された第5層5Fが水平姿勢を維持できるようになっている。
また、各第1軸受41は、リンク機構間に配置された固定部材40cの両側面にそれぞれ固定されており、図3に示すように、各リンク機構が下降した際に、第3層3Fの上に残るようになっている。
[第5層]
第4層4Fの上に配置された第5層5Fは、車両用シート(図示せず)のシートクッションを固定するための固定部材50を備えており、第4層4Fの各リンク機構に配置されたローラ49,49の回転面は、固定部材50の両側の裏面にそれぞれ当接し、その裏面に沿って相対的に転動する。つまり、第5層5Fは、ローラ49,49の転動によって第4層4Fの上を前後方向に移動する。また、固定部材50の前端には、車両用シートに座った乗員の足を乗せるためのステップ51が配置されている。ステップ51の後端両側は、それぞれ回動軸部52によって固定部材50の前端と回動自在に軸支されており、ステップ51は、その前端を回動軸部52を回動軸にして後方へ回動自在になっている(図4)。
固定部材50の裏面には、前後方向に延びた5層スライド用スクリューネジ54と、この5層スライド用スクリューネジ54を回転させる第4モータ53とが配置されている。5層スライド用スクリューネジ54の後端は、第4層4Fに備えられた連結部40dにねじ込まれており、第4モータの駆動により5層スライド用スクリューネジ54が回転すると、第5層5Fが前後方向へスライドする。このとき、第5層5Fの固定部材50の裏面の両端が、リンク機構40a,40bにそれぞれ配置されたローラ49,49の回転面に支持された状態になり、第5層5Fは、前後方向へスライドする際に各ローラ49が回転するため、滑らかにスライドすることができる。
また、第5層5Fの後端の片側には、第5層5Fを第1層1Fにロックするためのロック機構55がそれぞれ取付けられている。図4に示すように、各層が動作前の所期位置に停止している状態において、ロック機構55は、第1層1Fの後端に取付けられたストライカ15に係合されており、第5層5Fが第4層4Fの上を前方へスライドしないようにロックされている。
[動作説明]
次に、この実施形態に係る車両用シートの昇降装置の動作を説明する。
動作前における車両用シートの昇降装置1は、図4に示すように、最下層の第1層1Fから最上層の第5層までが積層された状態になっている。この状態において、図15(c)に示すように、第4層4Fの各リンク機構40a,40bに備えられた第1アーム47の高さは、第2アーム42および第1補強部材43の高さと同じ高さに抑えられており、上方に突出していないため、車両用シートの昇降装置1の全高を抑制することができる。
車両用シートの昇降装置1を下降させるための下降スイッチ(図示せず)をONすると、ロック機構55のロックを解除する装置(図示せず)が作動し、ロック機構55とストライカ15との係合状態が解除される。
続いて、第2層2Fに設けられた第1モータ24(図1)が回転し、2層スライド用スクリューネジ25(図2)が回転し、第2層2Fが、その上に第3層3Fから第5層5Fまでを積層した状態で前方へスライドする。
続いて、第2層2Fが所定位置まで前進すると、第3層3Fに設けられた第2モータ36(図7,図9)が回転し、第2層2Fに設けられたギヤ21(図2,図3)が回転し、第3層3Fが、その上に第4層4Fおよび第5層5Fを積層した状態で左向きに旋回する(図2)。これにより、車両用シートに座っている乗員は、ドア開口部と対向して座った姿勢になる。
続いて、第5層5Fに設けられた第4モータ53(図2)が回転し、5層スライド用スクリューネジ54(図2)が回転し、第5層5Fが第4層4Fの上をドア開口部に向けてスライドし、ドア開口部から車外へ突出する。このとき、第5層5Fは、第4層4Fの各リンク機構40a,40bに設けられ、第5層5Fの裏面に当接しているローラ49,49を回転させながら前進するため、摩擦の少ない滑らかなスライドを行う。
続いて、第5層5Fが所定位置まで前進すると、第4層4Fに設けられた第3モータ34(図7)が回転し、4層スライド用スクリューネジ33(図2,図5,図7,図9)が回転し、第4層4Fが第3層3Fの上をドア開口部に向けてスライドする。
図16(a)に示すように、第4層4Fは、前進する前は、各リンク機構40a,40bの各第1アーム47の下端面47fが、それぞれ第3層3Fの側面に軸支されたガイドローラ35の回転面(周面)の上に支持された状態になっている。そして、第4層4Fが前進を開始すると、やがて、図16(b)に示すように、ガイドローラ35が第1アーム47の第1案内面47dに沿って相対的に転動し、第1アーム47の前端が下降を開始する。続いて、さらに第4層4Fが前進すると、図16(c)ないし(e)に示すように、ガイドローラ35が第1案内面47dの曲線に沿って後方へ転動し、第1アーム47の前端がさらに下降する。
つまり、第4層4Fは、第1案内面47dの曲線に対応した軌跡を描きながら下降する。
各リンク機構40a,40bの前端が下降するとき、各リンク機構の前端にて軸支された第5層5Fは、水平姿勢を維持したまま第4層4Fの下降と共に下降するため、第5層5Fの上に取付けられた車両用シートに座っている者は、この装置が動作する前の姿勢を維持した状態で下降する。また、第4層4Fの下降が終了したとき、第5層5Fは、ドア開口部外方の地上から所定の高さまで下降している。
ところで、各リンク機構の第2アーム42および第1補強部材43は、第1アーム47の動きに合わせて回動し、それぞれの前端を下降させる。各リンク機構40a,40bが下降する際に、各第1アーム47には、各リンク機構の前端に取付けられた第5層5F、第5層5Fに取付けられた車両用シートおよび車両用シートに座っている乗員による荷重が掛かる。第1アーム47の第1案内面47dが形成されている部分は、第1案内面47dが形成されていない部分よりも、高さ方向の厚さが薄くなっており、強度が低くなっているが、第1アーム47と、前端および後端の回動軸を同じにする第1補強部材43が設けられており、その第1補強部材43にも上記の荷重が掛かり、第1アーム47に掛かる荷重が分散されるため、第1アーム47の強度不足を補うことができる。
さらに、第1アーム47と第1補強部材43との間であって、第1アーム47の第1案内面47dに対応する部位には、第2補強部材44が第1アーム47および第1補強部材43に固定されており、ガイドローラ35は、第2補強部材44の第2案内面44b(図13)をも転動する。これにより、第1アーム47がガイドローラ35の回転面に支持されながら下降する際に第1アーム47に掛かる荷重が、第2補強部材44によって分散されるため、第1アーム47の強度不足をより一層強固に補うことができる。さらに、第1アーム47と第1補強部材43との間であって、第2補強部材44の前方には、第3補強部材46が第1アーム47および第1補強部材43に固定されているため、第1アーム47の強度不足をさらに強固に補うことができる。
また、ドア開口部外方の地上近くまで下降した車両用シートを車内の固定位置へ戻すために操作する上昇スイッチ(図示せず)をONすると、第4層4Fに設けられた第3モータ34(図7)が下降時と逆の方向に回転し、4層スライド用スクリューネジ33(図2,図5,図7,図9)が下降時と逆の方向に回転し、第4層4Fが第3層3Fの後部に向けてスライドする。このときの各リンク機構40a,40bに備えられた各第1アーム47は、図16に示した下降時と逆の動き(図16(e)から(a)に戻る動き)をするが、このときも、各第1アーム47に掛かる荷重は、第1補強部材43、第2補強部材44および第3補強部材46によって分散されるため、各第1アーム47の強度不足が強固に補われる。
第5層5Fの上に取付けられた車両用シートは、下降時と同じように、第4層4Fの上昇時も水平姿勢を維持した状態で上昇する。そして、第4層4Fが第3層3Fの所定位置まで後退すると、第5層5Fに設けられた第4モータ53(図2)が下降時と逆の方向に回転し、5層スライド用スクリューネジ54(図2)が下降時と逆の方向に回転し、第5層5Fが第4層4Fの上を後退する。
続いて、第3層3Fに設けられた第2モータ36(図7,図9)が、左旋回時と逆の方向に回転し、第2層2Fに設けられたギヤ21(図2,図3)が、左旋回時と逆の方向に回転し、第3層3Fが、その上に第4層4Fおよび第5層5Fを積層した状態で右向きに旋回する。これにより、車両用シートに座っている乗員は、車両の前方を向いて座った姿勢になる。
続いて、第2層2Fに設けられた第1モータ24(図1)が、前進時と逆の方向に回転し、2層スライド用スクリューネジ25(図2)が、前進時と逆の方向に回転し、第2層2Fが、その上に第3層3Fから第5層5Fまでを積層した状態で後方へスライドする。そして、第2層2Fが所定位置まで後退すると、第5層5Fのロック機構55が第1層1Fのストライカ15と係合し、第5層5Fが第1層1Fにロックされ、スライド不能となる。
[実施形態の効果]
(1)上記実施形態に係る車両用シートの昇降装置1を実施すれば、第1アーム47を補強するための板状の第1補強部材43を備えるため、第1アーム47の上端面47aから第1案内面47dまでの高さH1を低く形成することによる第1アーム47の強度の低下を第1補強部材43によって補うことができる。
従って、第1案内面47dが形成されていない部分の上端面47aから下端面47fまでの高さH2を高くしなくても、第1案内面47dを形成することができるため、各リンク機構40a,40bが第3層3Fと第5層5Fとの間に収納されている状態における車両用シートの昇降装置1の高さを低くすることができる。
(2)しかも、1案内面47dと同じ形状の第2案内面44bを有する第2補強部材44が、各リンク機構40a,40bの第1アーム47と第1補強部材43との間にそれぞれ固定されているため、第1アーム47の強度をより一層高めることができる。
(3)また、スライド装置および旋回装置を備えた車両用シートの昇降装置では、そのような装置を備えていないものよりも装置全体の高さが高くなる傾向にあるため、装置全体の高さの抑制が強く望まれるが、上記実施形態に係る車両用シートの昇降装置1によれば、各リンク機構40a,40bの高さを抑制することができるため、装置全体の高さの抑制に寄与することができる。
<他の実施形態>
(1)第1補強部材43、第2補強部材44および第3補強部材46は、それぞれ板状以外の棒状または角柱状でもよい。
(2)第1補強部材43を第1アーム47と同じ形状に形成し、その第1補強部材43に形成された案内面に対応する位置にガイドローラ35を配置した構成でもよい。この場合、ガイドローラ35の周面の左右方向の長さは、少なくとも第1アーム47および第1補強部材43にそれぞれ形成された各案内面間の距離となる。また、第2補強部材44の案内面を相対的に転動するガイドローラ35を上記実施形態のガイドローラ35と同軸上に設けてもよい。
これらの構成を採用した場合は、第1アーム47の第1案内面47dに掛かる荷重を第2補強部材44の第2案内面44bの他に第1補強部材43の案内面にも分散することにより、第1アーム47の強度不足を強固に補うことができる。
この発明の実施形態に係る車両用シートの昇降装置が作動し、車両用シートが下降したときの状態を左側面から見た説明図である。 図1に示す車両用シートの昇降装置を上方から見た説明図である。 図1に示す車両用シートの昇降装置を前方から見た説明図である。 スライドおよび下降を行う前の車両用シートの昇降装置を車両用シートの左側面から見た説明図である。 図4に示す車両用シートの昇降装置を上方から見た説明図である。 図4に示す車両用シートの昇降装置を前方から見た説明図である。 車両用シートの昇降装置を構成する第3層の上に第4層が重ねられた状態を前方斜め右上から見た説明図である。 図7の状態を前方斜め左下から見た説明図である。 図7に示す第3層と第4層とが分離した状態を示す説明図である。 図9の状態を前方斜め左下から見た説明図である。 収納された状態の各リンク機構を上方から見た説明図である。 図11に示す各リンク機構を前方斜め左下から見た説明図である。 リンク機構40aの分解斜視図およびリンク機構40bを斜め左上から見た説明図である。 1つのリンク機構の構成部材を示す説明図である。 各構成部材の配置関係を示す説明図であり、(a)は第1アーム、第2補強部材、第3補強部材およびローラの配置関係を示し、(b)は第1補強部材の配置関係を示し、(c)は第2アームの配置関係を示す。 第1アームがガイドローラに沿って下降する様子を模式的に示す説明図である。
符号の説明
1・・車両用シートの昇降装置、1F・・第1層(スライド装置)、
2F・・第2層(スライド装置)、3F・・第3層(支持台)、4F・・第4層、
5F・・第5層(取付台)、21・・ギヤ(旋回装置)、
35・・ガイドローラ(回転部材)、36・・第2モータ(旋回装置)、
40a,40b・・リンク機構、41d・・第2軸受孔(第2回動軸)、
41e,41f・・第1軸受孔(第1回動軸)、
42・・第2アーム(第2板状部材)、42h・・軸部材(第2回動軸)、
43・・第1補強部材、44・・第2補強部材、44b・・第2案内面、
45・・軸部材(第1回動軸)、47・・第1アーム(第1板状部材)、
47a・・上端面、47d・・第1案内面。

Claims (1)

  1. 車内に配置された支持台と、
    前記支持台の上方においてスライド可能に配置されており、前記車両用シートの座部を取付ける取付台と、
    前記支持台と前記取付台との間に配置されており、前記支持台と前記取付台とを連結した相対向する第1および第2リンク機構と、
    前記支持台を前記車室内の所定位置と、ドア開口部へ向かう位置との間で旋回させるための旋回装置と、
    前記支持台を前記車両の前後方向へスライドさせるためのスライド装置と、を備えており、
    前記各リンク機構が、前記支持台の上方において前記ドア開口部に向けてスライドした前記取付台を前記支持台の上方から前記ドア開口部を介して前記車内よりも低い車外へ下降させ、かつ、前記車外に下降している前記取付台を下降前の位置に上昇させるように構成された車両用シートの昇降装置において、
    前記取付台が前記ドア開口部に向けてスライド可能な状態において前記支持台の前記ドア開口部側の端部両側には、回転自在に軸支された回転部材がそれぞれ設けられており、
    各リンク機構には、
    前記支持台と回動可能に軸支された第1および第2回動軸と、
    前記取付台と回動可能に軸支された第3および第4回動軸と、
    一端の板面が前記第1回動軸に、他端の板面が前記第3回動軸にそれぞれ回動可能に軸支されており、かつ、前記回転部材が相対的に転動する曲線状の第1案内面が下端面から上端面に向けて凹んで形成されており、さらに、前記第1案内面が形成された部分の前記上端面から前記第1案内面までの高さが、前記第1案内面が形成されていない部分の前記上端面から前記下端面までの高さよりも低く形成されてなる第1板状部材と、
    一端の板面が前記第1回動軸に、他端の板面が前記第3回動軸にそれぞれ回動可能に軸支されており、前記第1板状部材を補強するための板状の第1補強部材と、
    一端の板面が前記第2回動軸に、他端の板面が前記第4回動軸にそれぞれ回動可能に軸支された第2板状部材と、
    前記各リンク機構における前記第1板状部材と前記第1補強部材との間に、前記第1案内面と同じ形状の第2案内面を前記第1案内面に一致させた状態で固定された第2補強部材と、がそれぞれ備えられており、
    前記第1板状部材、第2板状部材および第1補強部材は、前後方向に長い板状に形成されており、かつ、それらの各上端面は、前後方向に直線状に延びており、
    前記各リンク機構が前記支持台と取付台との間に収納されている状態において、前記第1板状部材、第2板状部材および第1補強部材は各上端面をそれぞれ揃えた状態であり、
    前記各回転部材が、それぞれ前記各第1板状部材の前記各第1案内面および前記各第2補強部材の前記各第2案内面に沿って相対的に転動することにより、前記各リンク機構に軸支された前記取付台が、前記各第1および第2案内面の形状に対応した軌跡にて昇降するように構成されていることを特徴とする車両用シートの昇降装置。
JP2006123348A 2006-04-27 2006-04-27 車両用シートの昇降装置 Active JP4223050B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006123348A JP4223050B2 (ja) 2006-04-27 2006-04-27 車両用シートの昇降装置
US11/733,486 US7789447B2 (en) 2006-04-27 2007-04-10 Height adjuster for a seat of a vehicle

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006123348A JP4223050B2 (ja) 2006-04-27 2006-04-27 車両用シートの昇降装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007290649A JP2007290649A (ja) 2007-11-08
JP4223050B2 true JP4223050B2 (ja) 2009-02-12

Family

ID=38647653

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006123348A Active JP4223050B2 (ja) 2006-04-27 2006-04-27 車両用シートの昇降装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7789447B2 (ja)
JP (1) JP4223050B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008015824A1 (fr) * 2006-08-01 2008-02-07 Toyota Shatai Kabushiki Kaisha Siège de véhicule
US8936295B2 (en) 2011-11-05 2015-01-20 Bruno Independent Living Aids, Inc. Articulated seating system
EP3148838B1 (en) * 2014-05-30 2021-03-17 Braunability Europe Ab Vehicle access seating
US9669738B2 (en) * 2014-07-16 2017-06-06 Adapt Solutions Vehicle access system
DE102016219105A1 (de) 2016-09-30 2018-04-05 Brose Fahrzeugteile Gmbh & Co. Kg, Coburg Verstellvorrichtung mit Spindelantrieb für ein Sitzelement eines Fahrzeugsitzes
DK179512B1 (en) * 2017-04-04 2019-02-04 Maskinfabrik Dahl Engineering V/Claus Dahl Pedersen Height adjustable wheelchair docking system
US10351024B2 (en) * 2017-11-30 2019-07-16 Ford Global Technologies, Llc Ovoid seating assembly
JP2019202630A (ja) * 2018-05-23 2019-11-28 トヨタ紡織株式会社 乗物用シート構造
CN109515260B (zh) * 2018-12-06 2021-04-27 柳州市建桥汽车内饰科技有限公司 一种新式的新能源汽车座椅

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4155587A (en) * 1977-10-25 1979-05-22 Mitchell Richard H Movable automobile seat
JP3042326B2 (ja) 1994-10-19 2000-05-15 トヨタ車体株式会社 車両用シートの昇降装置
JP3801237B2 (ja) 1995-08-22 2006-07-26 豊興工業株式会社 車両における座席の昇降装置
JP3269433B2 (ja) * 1997-04-03 2002-03-25 トヨタ車体株式会社 車両用回転座席
US6543848B1 (en) * 1997-09-01 2003-04-08 Toyota Shatai Kabushiki Kaisha Vehicular turning seat
CA2438866C (en) * 2001-02-20 2006-12-05 Toyota Shatai Kabushiki Kaisha Vehicle seat
JP2003291697A (ja) 2002-04-05 2003-10-15 Araco Corp 座席の昇降装置
JP3765300B2 (ja) 2002-07-22 2006-04-12 トヨタ車体株式会社 車両用シート
JP2005053247A (ja) 2003-06-10 2005-03-03 Toyooki Kogyo Co Ltd 車両における座席の昇降装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20070252424A1 (en) 2007-11-01
US7789447B2 (en) 2010-09-07
JP2007290649A (ja) 2007-11-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4223050B2 (ja) 車両用シートの昇降装置
JP3716838B2 (ja) 車両用シート
JP5104161B2 (ja) 車両用シート
JP5083410B2 (ja) 車椅子用リフタ
US11091067B2 (en) Seating assembly with fold flat seatback
JP2003285675A (ja) 乗り物用シート
US11850974B2 (en) Vehicle seat with inclinable seat bottom and seatbacks to improve access to the rear places
JP3941751B2 (ja) 車両用シート
WO2014203784A1 (ja) シートクッション位置調整機構及び乗物用シート
JP4099700B2 (ja) 車両用リフトアップシート
CN113482462A (zh) 一种汽车门锁解锁装置
JP3042326B2 (ja) 車両用シートの昇降装置
JP3949571B2 (ja) 折り畳みシート
JP2009227049A (ja) 車両用シートの昇降装置
JP3763297B2 (ja) 車両用リフトアップシート
JP4321183B2 (ja) 車椅子の搬出入装置
JP4202827B2 (ja) 格納シート
JP2002347488A (ja) 車両用シート
JP4597781B2 (ja) シート
JP5553054B2 (ja) 車輪付シート
JP3915751B2 (ja) 車両用シート
JP7017134B2 (ja) 車両用シート
JP2005306322A (ja) 車両用シート装置
JP2005034326A (ja) シート装置およびこれを用いた車両用シート
JP4066492B2 (ja) 車両のシート装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080328

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080826

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080902

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081016

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081118

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081118

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4223050

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111128

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121128

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131128

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250