JPS6310990Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6310990Y2
JPS6310990Y2 JP1981134299U JP13429981U JPS6310990Y2 JP S6310990 Y2 JPS6310990 Y2 JP S6310990Y2 JP 1981134299 U JP1981134299 U JP 1981134299U JP 13429981 U JP13429981 U JP 13429981U JP S6310990 Y2 JPS6310990 Y2 JP S6310990Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
seat back
arm
sliding member
bag
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1981134299U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5839331U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1981134299U priority Critical patent/JPS5839331U/ja
Publication of JPS5839331U publication Critical patent/JPS5839331U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6310990Y2 publication Critical patent/JPS6310990Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はリクライニング機構を有するシートの
構造に関する。
従来の車両用前部座席としては、例えば、実開
昭55−129136号公報に示すシートバツクが前後方
に倒れるいわゆるリクライニング機構を備えてい
るものが知られており、これによればシートバツ
クを前方に倒すことにより後部座席の乗員が前方
空間を広く使用したい場合、又は後部座席の乗員
が乗降する際等には適正な空間を確保できるよう
にしていた。
しかしながら、このような従来のシートの構造
にあつては、前記のリクライニング機構によつて
シートバツクを前方に倒した際にシートクツシヨ
ンがシートバツクのストツパの役目を果たすため
後部座席に比してシートバツクの位置が高く、又
シートバツクの傾斜角も大きなものとなつてい
た。そのために後部座席の乗員が上記のように前
傾させたシートバツクの背面に足を伸ばして足の
支持部として使用するような場合には、適正な安
楽姿勢をとることができず、前方空間が大きく確
保できるにもかかわらず、その空間を有効に活用
できなかつた。
この考案は、このような従来の問題点に着目し
てなされたものであり、前部座席のシートバツク
を利用して後席乗員が適正な安楽姿勢をとること
ができるようにして後席前面の空間を有効に活用
できるようにしたシート構造を提供することを目
的とする。
かかる目的を達成するためにこの考案にあつて
は、シートバツクの両側部に側部長手方向に延び
るスライドレールを設けると共に、このスライド
レールにスライド方向以外の方向での動きが拘束
された摺動部材を配置し、この摺動部材にシート
バツクアームの上部を回動可能に軸支させると共
に、摺動部材とシートバツクアームとの間に該回
動を拘束するためのロツク機構を設け、このロツ
ク機構の解除時にはシートバツクアームに対して
シートバツクを回動かつスライド可能としたもの
である。
以下添付図面に示す実施例に基いて本考案を詳
細に説明する。
第1図及び第2図において、前部座席1は、座
席全体が前後方向にスライド可能となるシートス
ライド機構2と、シートバツク3が前傾又は後傾
するいわゆるリクライニング機構4とを有し、こ
のリクライニング機構4を操作すると前部座席1
が自動的に前方へスライドするよう構成されてい
る。このシートバツク3の両側にはシートバツク
3の側部長手方向に埋設されたスライドレール5
と、このスライドレール5内を摺動する摺動部材
6とで構成されるシートバツクスライド機構7が
設けられ、このシートバツクスライド機構7には
シートバツク3を支持するシートバツクアーム8
が回動可能に支持されている。
スライドレール5は、第3図及び第4図に示す
ように、チヤンネル部材で構成される一方、摺動
部材6は支持プレート9とその両端部に回転可能
に支持された一対のローラ10,10とで構成さ
れており、スライドレール5の内部空間にローラ
10,10を転動可能に嵌め入れることで、摺動
部材6はスライドレール5に沿つてスライド可能
となる一方、スライド方向以外の方向での動きは
拘束される。又、支持プレート9の中間部には、
シートバツクアーム8の先端部に突出形成された
支軸11が挿通する軸孔12が穿設されており、
この軸孔12に挿通された支軸11の先端溝部1
3にEリング14が嵌め込まれることによつてシ
ートバツクアーム8が支持される。更に、軸孔1
2の近傍にはシートバツクアーム8の支軸11の
下端近傍に設けられたロツク機構としてのピン1
5が脱着自在に嵌合する一対の係合孔16が形成
されている。このピン15は第5図に示すよう
に、略U字形状の部材からなり、シートバツクア
ーム8の取付孔17内に装着されたスプリング1
8によつて常時支持プレート9側に付勢されてい
る。従つて、第5図においてピン15を外方に引
つ張つた場合、ピン15の先端が係合孔16から
引き抜かれて両者の係合が解除され、シートバツ
ク3は支軸11を中心にして回動可能となる。
又、シートバツク3を適正位置で保持固定する場
合には、ピン15の先端を係合孔16に合わせ、
該係合孔16に弾性的に嵌合させることにより行
なわれる。
従つて、第1図において実線で示すシートバツ
ク3の正常位置から第2図に示す状態に移行させ
る場合には、先ず、リクライニング機構4を操作
して上述のシートスライド機構2によりシート全
体を最前方位置に移動するとともにシートバツク
3を最大前傾位置まで移動する。このような状態
にした後にシートバツク3をロツクしているピン
15を引き抜いてシートバツク3を回動可能とす
る。そして第1図中に仮想線で示す状態までシー
トバツク3を回動した後にスライドレール5に沿
つてローラ10,10を摺動させシートバツク3
を矢印A方向に移動させる。そして第2図に示す
ようにシートバツク3の下端がフロア20に当接
し、又上部ヘツドレス21がシートクツシヨン2
2の後端部に当接する位置までシートバツク3を
後方に引きおろす。この状態において、後部座席
23の乗員24はシートバツク3の背面を足の支
持台として使用することができ、適正な安楽姿勢
をとることができる。尚、シートバツク3の下端
はカバー25によつて覆われており、これによつ
てシートバツク3自体の汚れを防止することがで
きる。
尚、上記実施例にあつては、シートバツク3を
前傾した状態で後方に引きおろした場合について
説明したが、この実施例とは逆にシートバツク3
を後傾した状態、即ち、ヘツドレスト21を下方
に向けた状態で後方に引きおろした場合であつて
も適用できる。また、シートバツク3の正常位置
で、ピン15を引き抜いてシートバツク3を回動
させ、後にリクライニング機構4を作動させても
よい。
以上説明したように、本考案に係るシート構造
によれば、シートクツシヨンとシートバツクとを
連結するシートバツクアームに対しシートバツク
を回動かつスライド可能としたから、ロツク機構
解除時にはシートバツクを後席乗員の足元近くま
で引き下げることができ、後席乗員はこのシート
バツクの上に足を伸ばして載せ置くことで安楽姿
勢をとることができるようになつた。
また上述した実施例のシート構造は、シートリ
クライニング機構とシートスライド機構とを備え
ているから、安楽姿勢をとる場合にシートリクラ
イニング機構を操作してシートバツクアームを後
方へ倒すことでフロア面に対するシートバツクの
傾斜角度を小さくすることができ、またシートス
ライド機構を操作してシートクツシヨンを前方へ
移動させることで後席乗員の前側空間を大きく確
保することができるため、乗員は足を楽に伸ばす
ことが可能である。更に上述の実施例では両方の
機構を連動させてあるので、操作が容易であると
いつた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るシート構造の一例を示す
シートの側面図、第2図はシートバツクの作動後
の状態を示すシートの側面図、第3図はシートバ
ツクの支持構造の分解斜視図、第4図はシートバ
ツクの支持状態を示す説明図、第5図はロツク機
構の一例を示す説明図である。 1……前部座席、3……シートバツク、4……
リクライニング機構、5……スライドレール、6
……摺動部材、7……シートバツクスライド機
構、8……シートバツクアーム、15……ピン
(ロツク機構)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 シートクツシヨンとシートバツクとからなり、
    両者をシートバツクアームにより連結してなるシ
    ート構造において、 上記シートバツクの両側部に側部長手方向に延
    びるスライドレールを設けると共に、このスライ
    ドレールにスライド方向以外の方向での動きが拘
    束された摺動部材を配置し、この摺動部材にシー
    トバツクアームの上部を回動可能に軸支させると
    共に、摺動部材とシートバツクアームとの間に該
    回動を拘束するためのロツク機構を設け、このロ
    ツク機構の解除時にはシートバツクアームに対し
    てシートバツクを回動かつスライド可能としたこ
    とを特徴とするシート構造。
JP1981134299U 1981-09-11 1981-09-11 シ−ト構造 Granted JPS5839331U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981134299U JPS5839331U (ja) 1981-09-11 1981-09-11 シ−ト構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981134299U JPS5839331U (ja) 1981-09-11 1981-09-11 シ−ト構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5839331U JPS5839331U (ja) 1983-03-15
JPS6310990Y2 true JPS6310990Y2 (ja) 1988-04-01

Family

ID=29927727

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1981134299U Granted JPS5839331U (ja) 1981-09-11 1981-09-11 シ−ト構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5839331U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102008036235A1 (de) * 2008-08-02 2010-02-04 Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft Kraftfahrzeugsitz

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5839331U (ja) 1983-03-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4024428B2 (ja) 車両のフラット化シート構造
KR100461102B1 (ko) 차량용 리어시트의 리클라이닝 장치
JPS6325977B2 (ja)
JPS6310990Y2 (ja)
JP3012765B2 (ja) 座席装置
JP4066491B2 (ja) 車両のシート装置
JP2556679Y2 (ja) 乗物用座席におけるレグレストの支持構造
JPH0321639Y2 (ja)
JP3211180B2 (ja) 跳上げ腰掛け
JPH09109746A (ja) 車両のシート装置
JP2002347488A (ja) 車両用シート
JPH0144351Y2 (ja)
JPS6067235A (ja) スウイングシ−ト
JPH0520198Y2 (ja)
JP2561268Y2 (ja) 座席構造
JPS607241Y2 (ja) シ−トの前倒し等の機構
JPH059947Y2 (ja)
JPH0527087Y2 (ja)
JPS6242833Y2 (ja)
JPH0545266Y2 (ja)
JPS5851065Y2 (ja) 座席装置
JPS6030103Y2 (ja) 車両用シ−トのベツト兼用装置
JPH10137070A (ja) フットレスト機構
JPH11208349A (ja) シート装置
JP2000236984A (ja) ランバーサポート機構