JP3211180B2 - 跳上げ腰掛け - Google Patents

跳上げ腰掛け

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JP3211180B2
JP3211180B2 JP28167295A JP28167295A JP3211180B2 JP 3211180 B2 JP3211180 B2 JP 3211180B2 JP 28167295 A JP28167295 A JP 28167295A JP 28167295 A JP28167295 A JP 28167295A JP 3211180 B2 JP3211180 B2 JP 3211180B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄道車輌等に使用
され収納時にシートを背ずりに沿って略垂直に収納する
跳上げ腰掛けに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、鉄道車輌等の腰掛けにおいては、
身体障害者が車椅子による乗車を可能にするため、通称
ボックスシートと呼ばれる固定式腰掛けのシートを跳上
げることにより前後のボックスシート間に車椅子が入り
込むに十分な床面積を確保するようにしている。背ずり
は、通常座り心地をよくするために後方に所要角度傾斜
しているが、シートの収納時には、跳ね上げた前後のシ
ート間の間隔を大きくするため、たとえば特開平7−1
01279号公報、特開平6−199167号公報等に
開示されているようにシートに連動して回動することに
より腰掛けフレームに沿って略垂直に収納するように構
成されている。
【0003】図5は上記した特開平7−101279号
公報に開示された跳上げ腰掛けのリンク機構を示す側面
図である。この跳上げ腰掛けは、座面フレーム1の後端
部と、側面視略コの字状に形成されたリンク2の下端側
前端部を軸3によって回動自在に軸支し、リンク2の上
端部に設けた摺動ピン4を背ずりフレーム5の下端部に
設けたガイド溝6に摺動自在に係合し、さらにリンク2
の屈曲部に設けたガイド孔7に座面フレーム1の後端側
に設けた摺動ピン8を摺動自在に係合させている。背ず
りフレーム5は、上端が腰掛けフレーム11の上部に軸
12を介して回動自在に枢支され、通常は座り心地をよ
くするために下端側が腰掛けフレーム11の前面から離
間するように後方に傾斜しており、シート9をはね上げ
た時、矢印A方向に回動して腰掛けフレーム11の前面
に沿って略垂直に収納される。なお、10は背ずりフレ
ーム5の前面に設けられた背ずり、13は腰掛けの使用
時において座面フレーム1を略水平に係止するストッパ
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の跳上げ
腰掛けにあっては、シート9の収納時にリンク2を時計
方向に略90°回動させるようにしているため、シート
9の後方および下方に大きな回動空間を必要とする。そ
のため、図示しない脚台の内部にヒータ等の収納物を収
納する場合は制約を受けるという問題があった。また、
リンク2は略コの字状に形成されているので、形状が複
雑で、プレス機械によって打ち抜き加工した際、材料の
ロスが多く、製造コストが高くつくという問題もあっ
た。
【0005】本発明は上記した従来の問題点を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、構造
が簡単で安価に製作することができ、またシートの後方
および下方に小さな回動空間を設けることができるよう
にした跳上げ腰掛けを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、腰掛けフレームに回動自在に枢支された座面
フレームの後端に延長部を延設し、この延長部に直線状
に形成され長孔を有するリンクの下端を回動自在に連結
し、上端側が前記腰掛けフレームに回動自在に枢支され
た背ずりフレームの下端側に前記リンクの長孔に摺動自
在に係合する摺動ピンを突設し、前記腰掛けフレームに
前記リンクの上端を垂直方向にガイドするガイド部材を
設けたことを特徴とする。
【0007】本発明において、リンクは直線状に形成さ
れ、下端のみが座面フレームの延長部に回動自在に枢支
されているのでリンク機構の構造を簡素化する。シート
を跳ね上げると、リンクの上端側はガイド部材に沿って
下降し、下端側が延長部の回動とともに前方斜め下に移
動する。この時、摺動ピンはリンクの長孔の前端側より
後端側へ移動することにより、背ずりを後方へ回動させ
腰掛けフレームの前面に沿って略垂直に収納する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の
形態に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る跳
上げ腰掛けの使用状態を示す斜視図、図2は同腰掛けの
収納状態を示す斜視図、図3は同腰掛けのリンク機構の
腰掛け使用時の状態を示す側面図、図4は同リンク機構
の腰掛け収納時の状態を示す側面図である。なお、従来
技術の欄で説明した構成部材等と同一のものについては
同一の符号をもって示し、その説明を省略する。これら
の図において、跳上げ腰掛け20は、脚台21上に設置
された略垂直な腰掛けフレーム11を備えている。腰掛
けフレーム11の前面には、背ずりフレーム5がその上
端を軸12によって前後方向に回動自在に軸支されて設
けられ、通常、すなわちシート9の使用時において図3
に示すように下端部が前方に移動されることにより後方
に所要角度傾斜している。また、腰掛けフレーム11の
下端の両側部には脚台21の上面に沿って前方に延在す
る左右一対の水平部11Aが一体的に設けられており、
これらの水平部11A間には座面フレーム1の後端部を
上下方向に回動自在に軸支する軸3が横架されている。
座面フレーム1の両側面には後方に延在する適宜長さの
延長部22が一体的に延設されており、この延長部22
には細長い金属板によって直線状に形成されたリンク2
3の下端部が連結ピン24によって回動自在に連結され
ている。リンク23には長孔25がその長手方向に形成
されており、この長孔25には背ずりフレーム5の側面
の下端部に突設された摺動ピン26が摺動自在に係入さ
れている。リンク23の上端は後方斜め上に延在し、腰
掛けフレーム11の下端部に設けられたガイド部材27
に当接している。ガイド部材27は、金属板の折り曲げ
加工によって平面視Lの字状に形成されることにより腰
掛けフレーム11の表裏面と直交し上下方向に長く延在
する第1板部27aと、この第1板部27aと直交する
第2板部27bとからなり、第1板部27aが腰掛けフ
レーム11の側面に溶接、ボルト等によって固定され、
第2板部27bの前面が前記リンク23のガイド面28
を形成している。なお、30は肘掛け、31はシート9
の収納時に座面フレーム1の延長部22を係止するシー
トロック機構、32はシートロック機構31によるロッ
ク状態を解除するペダル、33はコミューターズシー
ト、34は取手である。
【0009】このような構造からなる跳上げ腰掛け20
において、図3に示す使用状態においては、シート9の
延長部22が脚台21上に設けられたストッパ13の下
面に当接することにより若干後下がりに傾斜した状態に
保持されている。この状態において、リンク23は水平
線に対して最大角度傾斜しており、上端がガイド部材2
7のガイド面28の上部において当接している。また、
摺動ピン26は長孔25の下側終端に位置するととも
に、リンク23の後方斜め上に最も接近して位置し、こ
れによって背ずりフレーム5を腰掛けフレーム11から
離間させている。このため、背ずり10は後方に所定角
度傾斜している。この状態において、乗客がシート9に
着座して背ずり10に寄りかかっても、リンク23はシ
ート9が回動しない限り回動を阻止されているため、背
ずり10を使用状態に保持する。
【0010】シート9を収納する場合は、シート9を手
ではね上げる。シート9をはね上げると、座面フレーム
1は軸3を回動中心として時計方向に回動し、リンク2
3を引き下げる。このため、リンク23の上端はガイド
面28に沿って摺動、下降し、摺動ピン26は長孔25
に沿って右方へ移動し、背ずりフレーム5を軸12を中
心として反時計方向に回動させる。シート9を略垂直に
なるまで回動させると、延長部22に設けられたバー3
5がシートロック機構31によって係止され、シート9
を略垂直で背ずり10と当接した収納状態に保持する。
この時、背ずり10は、背ずりフレーム5が腰掛けフレ
ーム11の前面に当接することにより腰掛けフレーム1
1に沿って略垂直に収納される。図4はこの状態を示
す。
【0011】シート9を収納状態より使用状態に戻すに
はペダル32を踏込操作してシートロック機構31によ
るバー35の係止状態を解除した後、シート9を手で手
前側に略水平になるまで回動させ、延長部22をストッ
パ13に当接させればよい。シート9を手前側に倒すと
リンク23が延長部22とともに上昇するため、背ずり
10はシート9に連動して手前側に回動し、元の使用状
態に復帰する。なお、シートロック機構31としては、
シート9を収納位置に係止するものであれば何でもよ
く、また本実施の形態においては一般に市販されている
ものを使用しているため、その詳細については説明を省
略する。
【0012】上記した跳上げ腰掛け20においては、リ
ンク機構として細長い金属板によって直線状に形成され
た1本のリンク23と、Lの字状に形成されたガイド部
材27を用いているので、リンク機構の構造が簡単で、
容易にしかも安価に製作することができる。また、リン
ク23の上端をガイド面28に沿って垂直に上下動させ
るようにしているので、リンク23の回動角度が小さ
く、シート9の後方に小さな回動空間を設けることがで
きる。さらに、リンク23の上端部は常に下端部より上
方に位置し、ガイド面28に沿って垂直に上下動するの
で、リンク23の下方に大きな空間を確保する必要がな
く、脚台21内に収納されるヒータ等の収納物が制約を
受けることもない。また、リンク23の下端側を座面フ
レーム1の後端に延設した延長部22に連結ピン24を
介して連結し、上端側を腰掛けフレーム11に設けたガ
イド部材27に摺動自在に当接し、長孔25と摺動ピン
26によって背ずりフレーム5に連結したので、上記し
た特開平7−101279号公報に開示された跳上げ腰
掛けに比べてリンク機構の構造が簡単で、ピンの数を1
つ少なくすることができる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る跳上げ
腰掛けは、腰掛けフレームに回動自在に枢支された座面
フレームの後端に延長部を延設し、この延長部に直線状
に形成され長孔を有するリンクの下端を回動自在に連結
し、上端側が前記腰掛けフレームに回動自在に枢支され
た背ずりフレームの下端側に前記リンクの長孔に摺動自
在に係合する摺動ピンを突設し、前記腰掛けフレームに
前記リンクの上端を垂直方向にガイドするガイド部材を
設けたので、リンク機構の構造が簡単で、安価に製作す
ることができる。また、リンクの上端をガイド部材に沿
って垂直に上下動させるようにしているので、リンクの
回動角度が小さく、シートの後方および下方に小さな回
動空間を設けることができ、特に脚台内にヒータ等の収
納物を収納する場合に制約を受けず好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る跳上げ腰掛けの使用状態を示す
斜視図である。
【図2】 同腰掛けの収納状態を示す斜視図である。
【図3】 同腰掛けのリンク機構の腰掛け使用時の状態
を示す側面図である。
【図4】 同リンク機構の腰掛け収納時の状態を示す側
面図である。
【図5】 従来の跳上げ腰掛けのリンク機構の腰掛け使
用時の状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1…座面フレーム、2…リンク、3…軸、5…背ずりフ
レーム、9…シート、11…腰掛けフレーム、10…背
ずり、21…脚台、22…延長部、…23…リンク、2
4…連結ピン、25…長孔、26…摺動ピン、27…ガ
イド部材、28…ガイド面。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 腰掛けフレームに回動自在に枢支された
    座面フレームの後端に延長部を延設し、この延長部に直
    線状に形成され長孔を有するリンクの下端を回動自在に
    連結し、上端側が前記腰掛けフレームに回動自在に枢支
    された背ずりフレームの下端側に前記リンクの長孔に摺
    動自在に係合する摺動ピンを突設し、前記腰掛けフレー
    ムに前記リンクの上端を垂直方向にガイドするガイド部
    材を設けたことを特徴とする跳上げ腰掛け。
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