JP3266101B2 - 車両用リフトアップシート - Google Patents

車両用リフトアップシート

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JP3266101B2
JP3266101B2 JP13537198A JP13537198A JP3266101B2 JP 3266101 B2 JP3266101 B2 JP 3266101B2 JP 13537198 A JP13537198 A JP 13537198A JP 13537198 A JP13537198 A JP 13537198A JP 3266101 B2 JP3266101 B2 JP 3266101B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば高齢者や
身体障害者等の乗員が車両への乗降を楽に行うための車
両用リフトアップシートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の車両用リフトアップシー
ト1は、例えば図11及び図12に示すように座席本体
5を車両正面向きの位置と車両側方のドア開口部D側に
向けた位置との間の約90度の範囲で回転支持する回転
支持台2と、該回転支持台2を車両前後方向(図12に
おいて上下方向)にスライド支持する前後方向支持台3
と、該前後方向支持台3を車両幅方向(図11及び図1
2において左右方向)にスライド支持する幅方向支持台
4を備え、車両走行時には座席本体5を前後方向支持台
3の後端位置において車両正面向きに位置させ、乗降時
には座席本体5を前後方向支持台3の前端位置にスライ
ドさせるとともに、ドア開口部D側に約90度回転さ
せ、然る後、幅方向支持台4の前端位置にスライドさせ
て当該座席本体5をドア開口部Dを経て車両室外に移動
させることができる。乗員は車両室外において座席本体
5に着座することができ、直接車室内への乗降を行う必
要がないので乗員或いはその介護者等の負担を大幅に低
減することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のリフトアップシート1には、次のような問題があっ
た。すなわち、従来幅方向支持台4は図示するようにそ
の長手方向を車両幅方向に沿わせた向きに固定していた
ため同方向に大きくスペースを確保する必要があった。
このため、当該リフトアップシート1を助手席に設定し
た場合に運転席6との間のスペースSがこの幅方向支持
台4によって占められてしまい、その結果例えば後部座
席へのスルー性(運転席6と助手席1との間のスペース
Sを通路として利用し、運転席6又は助手席1から後部
座席R,Rに移動できるようにした機能)を確保できな
い問題があった。又、図示は省略されているが幅方向支
持台4の駆動源にはモータとボールねじを主体とする直
線駆動機構が用いられ、この直線駆動機構の特に上記モ
ータが当該幅方向支持台4のスライド後端部(図示右端
部)から運転席側にはみ出す状態に取り付けられていた
ため、この点でも後部座席R,Rへのスルー性を確保す
ることが困難であった。また、運転席6と助手席1との
間のスペースSを利用してパーキングブレーキレバー或
いはコンソールボックス等の収納ボックス等を配置する
場合にも制約を受ける問題があった。本発明は、上記従
来の問題に鑑みなされたもので、隣席との間のスペース
を有効に活用できる車両用リフトアップシートを提供す
ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため、本願発明は、
前記各請求項に記載した構成の車両用リフトアップシー
トとした。 請求項1記載の車両用リフトアップシートに
よれば、幅方向支持台が回転支持台により回転するの
で、座席本体を車両正面向き位置させると、当該幅方向
支持台は従来とは異なってその長手方向を車両前後方向
に沿わせた位置に移動する。このため、当該リフトアッ
プシートを助手席に設定した場合に、運転席との間のス
ペースを大きく確保することができ、又幅方向支持台の
後端部にモータ等がはみ出し状態で取り付けられていて
も、座席本体を車両正面に向けるとこのモータ等は後部
座席側に移動するため運転席との間のスペースを大きく
確保することができ、これにより後部座席へのスルー性
を確保する等、当該スペースを有効に活用することがで
きる。
【0005】請求項2記載の車両用リフトアップシート
によれば、左右一対の直線スライド機構の一方又は双方
における固定側又は移動側又はその双方の位置をスライ
ド方向に直交する方向に調整することにより、両直線ス
ライド機構における固定側レールと移動側レールによる
鋼球の挟み込み力を調整できる。多数の鋼球は両レール
のV溝間に挟み込まれているので、固定側レールと移動
側レールが適切な力で相対的に押し付け合う状態にすれ
ば、両レールの上下方向及び水平方向の相対的なガタツ
キをなくすことができ、これにより幅方向支持台或いは
前後方向支持台のスムーズ且つガタツキのないスライド
動作を得ることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図1〜
図10に基づいて説明する。図1は車室内を示してお
り、図中10は運転席、11は助手席を示している。本
実施形態では、この助手席11をリフトアップシートと
した場合を例示する。助手席11の左側にはドア開口部
Dが位置している。なお、図面では車両前方を「前」
と、ドア開口部D側を「外」と表示している。本実施形
態において助手席としてのリフトアップシート11は、
座席本体12と該座席本体12を車両幅方向にスライド
支持する幅方向支持台13と、該幅方向支持台13を回
転支持する回転支持台14と、該回転支持台14を車両
前後方向にスライド支持する前後方向支持台15を備え
ている。座席本体12は、図3に示すようにシートクッ
ション12aとシートバック12bを有し、シートクッ
ション12aの下面には図4に示すようにフットレスト
16aを備えたシートホルダ16が取り付けられてい
る。このシートホルダ16を介して座席本体12が幅方
向支持台13に取り付けられている。幅方向支持台13
は、図5に示すように左右一対の直線スライド機構2
0,20を備えている。両直線スライド機構20,20
は、それぞれ図6〜図8に示すように固定側レール20
aと移動側レール20bと両レール20a,20bのV
溝20d、20d間に挟み込んだ多数の鋼球20c〜2
0cを有する構成となっている。図5に示すように両移
動側レール20b,20bの前部と後部は連結ベース2
4,25により連結されて、スライドする側の枠体(ス
ライド枠体21)が構成されている。又、両移動側レー
ル20b,20b間であってスライド枠体21のスライ
ド方向中央付近と、上記前部側の連結ベース24にはブ
ラケット26,27が取り付けられており、この両ブラ
ケット26,27を介して前記座席本体12がスライド
枠体21に取り付けられている。
【0007】両固定側レール20a,20aの後端部間
には略箱体形状の連結ベース29が取り付けられてお
り、この連結ベース29には当該幅方向支持台13の駆
動源としてのモータ30が取り付けられている。このモ
ータ30には減速ギヤ列30aを介してねじ軸31の一
端が連結されている。又、両固定側レール20a,20
aの前端部間も連結ベース28により連結されており、
この連結ベース28に取り付けたブラケット28aに上
記ねじ軸31の他端側が回転可能に支持されている。こ
のように両固定側レール20a,20aも連結ベース2
8,29により一体化されて、スライド固定側の枠体2
2を構成している。上記ねじ軸31に噛み合うナット3
2は、ブラケット33を介してスライド枠体21の連結
ベース25に固定されている。このため、モータ30を
起動すると、ねじ軸31が回転してナット32が該ねじ
軸31上を移動し、これによりスライド枠体21ひいて
は座席本体12が車両幅方向(直線スライド機構20の
スライド方向)に移動する。
【0008】次に、上記両固定側レール20a,20a
の一方(図5において手前側)の固定側レール20a
は、そのスライド方向に直交する方向(もう一方の固定
側レール20aに対して接近又は離間する方向)に位置
調整可能となっており、この位置調整を適切に行うこと
により両固定側レール20a,20a間の間隔を調整し
て両直線スライド機構20,20に適度な予圧を与える
ことができ、これによりスライド方向に直交する方向
(高さ方向及び水平方向)のガタツキを抑制できるよう
になっている。この位置調整機構の詳細が図6〜図8に
示されている。先ず、図7に示すように両固定側レール
20a,20aのスライド方向中央付近にはそれぞれL
型のブラケット40が取り付けられており、この両ブラ
ケット40,40は回転ベース41上に固定されてい
る。この回転ベース41を介して当該幅方向支持台13
が後述する回転支持台14の内輪14aに取り付けられ
ている。上記両ブラケット40,40のうち図7におい
て右側のブラケット40は、図示左右方向に位置調整可
能となっており、これにより両固定側レール20a,2
0aのスライド方向中央部の間隔が調整される。
【0009】次に、図6は固定側レール20aの後部側
の位置調整機構を示している。すなわち、箱体状連結ベ
ース29の図示右側の側壁29aにはねじ孔29bが設
けられ、このねじ孔29bには調整ボルト42がねじこ
まれている。この調整ボルト42は側壁29aを貫いて
固定側レール20aの外側面に突き当てられている。従
って、調整ボルト42のねじ込み量を調整することによ
り固定側レール20a,20a間の間隔を変更すること
ができる。調整ボルト42のねじ込み量はナット43を
締め込んでおくことにより固定しておくことができる。
【0010】次に、図8は固定側レール20aの前部側
の位置調整機構を示している。すなわち、連結ベース2
8の前端部には補助片34が取り付けられている。この
補助片34にはねじ孔34aが形成されている。一方、
固定側レール20aの前部には挿通孔20aaが形成さ
れており、この挿通孔20aaに調整ボルト35が挿通
されている。この調整ボルト35が上記ねじ孔34aに
ねじ込まれている。このため、この調整ボルト35のね
じ孔34aに対するねじ込み量を調整することにより固
定側レール20aの補助片34に対する間隔を調整する
ことができ、ひいては両固定側レール20a,20a間
の間隔を調整することができる。固定ボルト35のねじ
込み量はナット36を締め込んでおくことにより固定す
ることができる。
【0011】このように、一方の固定側レール20aの
スライド方向に直交する方向の位置を、スライド方向前
部、中央部及び後部の3カ所で調整することにより、両
直線スライド機構20,20における鋼球20c〜20
cの挟み込み力を調整して、当該両直線スライド機構2
0,20に適度な予圧を与えることができ、これにより
座席本体12の車両幅方向のスライド動作をスムーズ且
つガタツキなく行うことができる。この点、従来は直線
スライド機構として、例えば図13に示すようにプレス
加工により帯鋼板を略コ字型に折り曲げたレール7,7
にローラ8〜8を転動させる構成を採っていたため、レ
ール7,7のプレス曲げ精度により高さ方向のガタツキ
を修正することが困難であり、又予圧を与えることがで
きなかった。さらに、この従来の直線スライド機構では
水平方向のガタツキを抑制するために、図14に示すよ
うにコ字型レールに樹脂ピース9を押し付ける等の手段
を採る必要があったが、上記実施形態に係る直線スライ
ド機構20,20によればV溝20d、20d間に鋼球
20c〜20cを挟み込む構成であるので、上下方向及
び水平方向についてガタツキのないスライド動作を簡単
に得ることができ、上記従来のような手段を採る必要は
ない。
【0012】次に、上記幅方向支持台13及び座席本体
12を車両正面向きの位置とドア開口部D側に向けた位
置との間で約90度回転させるための回転支持台14
と、該回転支持台14、幅方向支持台13及び座席本体
12を車両前後方向に移動させるための前後方向支持台
15の詳細が図9に示されている。先ず、前記したよう
に幅方向支持台13はブラケット40,40及び回転ベ
ース41を介して回転支持台14の内輪14a側に取り
付けられている。この回転支持台14においても上記直
線スライド機構20と同種のスライド機構が用いられて
いる。すなわち、図示は省略したが内輪14aの外周面
と外輪14bの内周面にはそれぞれV溝が形成され、両
V溝間に多数の鋼球を挟み込ませて当該回転支持台14
が構成されており、これにより座席本体12をスムーズ
且つガタツキなく回転させることができるようになって
いる。回転支持台14は前後方向支持台15のメインベ
ース50に取り付けられている。このメインベース50
は、左右一対の直線スライド機構51,51を介して車
両フロアF上に前後方向移動可能に取り付けられてい
る。両直線スライド機構51,51には、前記直線スラ
イド機構20と同様の構成のものが用いられている。す
なわち、両スライド機構51,51は、固定側レール5
1aと移動側レール51bと両レール51a,51bの
V溝51c、51c間に挟み込んだ多数の鋼球(図示さ
れていない)を有する構成となっている。又、図示は省
略したが一方の固定側レール51aについて前記直線ス
ライド機構20における位置調整機構と同様の位置調整
機構が設けられており、これにより両直線スライド機構
51,51に適度な予圧を与えてメインベース50がス
ムーズ且つガタツキなく車両前後方向にスライドされる
ようになっている。
【0013】次に、座席本体12の回転動作と車両前後
方向のスライド動作は、連動機構60により連動してな
されるようになっている。この連動機構60は、前記回
転ベース41の下面に取り付けた円弧形状のピニオンギ
ヤ61と、上記メインベース50に取り付けた中間ギヤ
62と、車両フロアF上に取り付けたラック63を有し
ている。ピニオンギヤ61は中間ギヤ62に噛み合い、
中間ギヤ62はラック63に噛み合っている。図10に
示すようにピニオンギヤ61の図示手前側の一定角度α
の範囲には噛み合い歯が形成されていない。従って、こ
の角度αの範囲ではピニオンギヤ61は中間ギヤ62に
噛み合わず、ひいては座席本体12の回転動作と前後方
向のスライド動作は連動されない(非連動範囲)。座席
本体12を車両正面向きの位置からドア開口部D側に角
度αだけ回転させると、ピニオンギヤ61が中間ギヤ6
2に噛み合い、以後ピニオンギヤ61と中間ギヤ62の
噛み合い、及び中間ギヤ62とラック63との噛み合い
を経て座席本体12のドア開口部D側への回転動作と車
両前方へのスライド動作が連動される。逆に、座席本体
12をドア開口部D側から車両正面向きに回転させる
と、座席本体12はこの回転動作に連動して車両後方側
(図10において右方)へスライドし、これにより着座
者の足下を広く確保することができる。このように構成
した連動機構60によれば、1操作で座席本体12の回
転動作と車両前後方向へのスライド動作を行わせること
ができるので、当該リフトアップシート11の使い勝手
が向上する。
【0014】以上のように構成した本実施形態のリフト
アップシート11は、車両走行時には図1に示す状態と
なる。この状態では、座席本体12が回転方向について
は車両正面向きに位置し、車両前後方向についてはスラ
イド後端側に位置している。又、幅方向支持台13はそ
の長手方向(直線スライド機構20に沿った方向)を車
両前後方向に沿わせた向きに位置している。これに対し
て、当該リフトアップシート11の着座者が乗降する際
には、座席本体12をドア開口部D側に回転操作する。
この際、座席本体12はドア開口部D側に角度αだけ回
転させた段階からこの回転操作に連動して車両前方への
スライド動作がなされる。こうして座席本体12をドア
開口部D側に回転操作しつつ車両前方にスライドさせ、
ほぼ90度回転させて車両前後方向の前端位置に至った
段階で、回転操作を止める。この段階の状態が図2にお
いて実線で示されている。図2において実線で示す状態
では、座席本体12が回転方向についてはドア開口部D
側に向けられ、車両前後方向についてはスライド前端側
に位置し、かつ幅方向支持台13はその長手方向を車両
幅方向に沿わせた状態となっている。この段階では、座
席本体12は車両幅方向の後端側(室内側、図2におい
て右側)に位置している。そこで、幅方向支持台13の
駆動モータ30を起動させると、ねじ軸31が回転して
スライド枠体21が移動し、これにより座席本体12を
室外側に移動させることができる(図2において二点鎖
線で示す状態)。座席本体12を室内側に戻すにはモー
タ30を逆転させればよい。座席本体12を幅方向室内
側に戻した後、当該座席本体12を車両正面側に回転さ
せる。この回転操作に連動して当該座席本体12は車両
後方側にスライドする。座席本体12の回転操作により
幅方向支持台13も一体で回転し、最終的にその長手方
向を車両前後方向に沿わせた位置に戻される。
【0015】以上のように構成したリフトアップシート
11によれば、幅方向支持台13が回転支持台14によ
りその長手方向を車両前後方向に沿わせた位置と車両幅
方向に沿わせた位置との間で回転し、車両走行時(着座
時)にはその長手方向を車両前後方向に沿わせた位置に
位置する。このことから、車両走行時には幅方向支持台
13が運転席10にまで張り出すことがなく、これによ
り運転席10と助手席11との間のスペースSを十分に
確保して、例えばスルー性等の機能を確保することがで
きる。
【0016】又、幅方向支持台13の後部にはモータ3
0等が配置されているのであるが、車両走行中には当該
幅方向支持台13がその長手方向を車両前後方向に沿わ
せた位置に位置するので、上記モータ30等は運転席側
ではなく後部座席側に位置し、この点でも運転席10と
の間のスペースSを十分に確保することができる。
【0017】さらに、運転席との間のスペースSを十分
に確保することができるので、例えばパーキングブレー
キレバーやコンソールボックス等を配置しやすくなる。
【0018】又、例えば幅方向支持台13の直線スライ
ド機構20,20における一方の固定側レール20a
は、スライド方向に直交する方向に位置調整可能であ
り、この位置調整を適切に行うことにより両直線スライ
ド機構20,20に適度な予圧を与えることができ、こ
れにより座席本体12のガタツキのないスライド動作を
得ることができる。
【0019】以上説明した実施形態には種々変更を加え
ることが可能である。例えば、幅方向支持台13の直線
スライド機構20における固定側レール20aの位置調
整は、スライド方向の前端部付近、中央部付近及び後端
部付近の3カ所で行う構成を例示したが、2カ所、1カ
所或いは4カ所以上で位置調整する構成としてもよい。
又、片側の固定側レール20aについて位置調整する構
成を例示したが、両側の固定側レール20a,20aを
位置調整する構成であってもよく、さらに移動側レール
20bの位置を調整することにより当該直線スライド機
構20,20に適度な予圧を与える構成としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す図であり、助手席とし
てのリフトアップシート及び運転席を車両後方から見た
図である。本図では、リフトアップシートの座席本体が
車両正面に向けられている。
【図2】同じく車両後方からリフトアップシート及び運
転席を見た図である。本図では、リフトアップシートの
座席本体がドア開口部側に向けられて、車両幅方向にス
ライドする様子を示している。
【図3】座席本体の斜視図である。
【図4】シートホルダの斜視図である。
【図5】幅方向支持台の斜視図である。
【図6】図5のA−A線断面矢視図であり、固定側レー
ルの後部側の位置調整機構を示す図である。
【図7】図5のB−B線断面矢視図であり、固定側レー
ルの中央部付近の位置調整機構を示す図である。
【図8】図5のC−C線断面矢視図であり、固定側レー
ルの前部側の位置調整機構を示す図である。
【図9】回転支持台及び前後方向支持台の斜視図であ
る。
【図10】座席本体の前後方向のスライド動作とドア開
口部側への回転動作を連動するための連動機構の平面図
である。
【図11】従来のリフトアップシートを示す図であり、
該リフトアップシートと運転席を車両後方から見た図で
ある。
【図12】車室内を平面的に見た図であり、助手席の位
置に設置した従来のリフトアップシートの動作を示す図
である。
【図13】従来の直線スライド機構を備えた幅方向支持
台の正面図である。
【図14】従来の直線スライド機構を備えた幅方向支持
台の正面図であって、水平方向のガタツキを抑制するた
めの機構を示す図である。
【符号の説明】
1…従来のリフトアップシート 7…従来のコ字型レール 9…樹脂ピース D…ドア開口部 S…助手席と運転席との間のスペース 10…運転席 11…助手席(リフトアップシート) 12…座席本体 13…幅方向支持台 14…回転支持台 15…前後方向支持台 20…直線スライド機構 20a…固定側レール、20b…移動側レール、20c
…鋼球、20d…V溝 21…スライド枠体 22…スライド固定側の枠体 30…モータ、31…ねじ軸、32…ナット 35,42…調整ボルト 51…直線スライド機構 60…回転・スライド連動機構 61…ピニオンギヤ 62…中間ギヤ 63…ラック α…非連動範囲
フロントページの続き (72)発明者 藤田 親則 鹿児島県国分市上之段395番地1 株式 会社トヨタ車体研究所内 (72)発明者 竹之下 雅 鹿児島県国分市上之段395番地1 株式 会社トヨタ車体研究所内 (56)参考文献 特開 平2−31951(JP,A) 特開 平3−204347(JP,A) 特表 昭61−502052(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60N 2/24 A61G 3/00 501 B60N 2/12 B60N 2/14

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 座席本体を車両幅方向にスライド支持す
    る幅方向支持台と、該幅方向支持台および座席本体を回
    転支持する回転支持台と、該回転支持台、前記幅方向支
    持台および前記座席本体を車両フロア上に車両前後方向
    にスライド支持する前後方向支持台と、前記幅方向支持
    台側に取り付けたピニオンギヤおよび前記車両フロア側
    に取り付けられて前記ピニオンギヤが噛み合わされたラ
    ックを有し、該ピニオンギヤと該ラックとの噛み合い状
    態を経て前記回転支持台による前記座席本体および前記
    幅方向支持台の回転動作と、前記前後方向支持台による
    前記座席本体、前記幅方向支持台および前記回転支持台
    のスライド動作を連動させる連動機構を備え、 前記座席本体が車両側部のドア開口部を向いた状態で
    は、前記幅方向支持台による前記座席本体のスライド方
    向が車両幅方向に沿った方向となっており、前記座席本
    体を前記幅方向支持台とともに車両正面向きに回転させ
    ると、前記座席本体、前記幅方向支持台および前記回転
    支持台はこの回転動作に連動して車両後方へスライド
    し、かつ前記幅方向支持台による前記座席本体のスライ
    ド方向が車両前後方向に沿った方向となる構成とした
    両用リフトアップシート。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車両用リフトアップシー
    トであって、幅方向支持台及び/又は前後方向支持台は
    左右一対の直線スライド機構によりスライド支持し、該
    直線スライド機構は固定側レールと移動側レールと該両
    レールのV溝間に挟み込んだ多数の鋼球を有し、前記固
    定側レール及び/又は移動側レールをスライド方向に直
    交する方向に位置調整可能な構成とした車両用リフトア
    ップシート。
JP13537198A 1997-09-01 1998-05-18 車両用リフトアップシート Expired - Fee Related JP3266101B2 (ja)

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