JP2606592Y2 - フロア埋設式パワーシートレール構造 - Google Patents

フロア埋設式パワーシートレール構造

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JP2606592Y2
JP2606592Y2 JP1993048707U JP4870793U JP2606592Y2 JP 2606592 Y2 JP2606592 Y2 JP 2606592Y2 JP 1993048707 U JP1993048707 U JP 1993048707U JP 4870793 U JP4870793 U JP 4870793U JP 2606592 Y2 JP2606592 Y2 JP 2606592Y2
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圭二 国北
忠彦 布施
智雄 鈴木
和久 立松
林  正樹
勉 丸田
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Araco Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、乗用車等の車両におい
て、シートを支持・スライドするために、そのフロア部
に設けたフロア埋設式パワーシートレールの構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図4及び図5は、従来のこの種パワーシ
ートレールの構造例を示している。図において、21は
車両前後方向(前方を矢印FRにより示す)に沿ってシ
ートレールを敷設するための凹陥溝21aを有するフロ
アパネル、22はこの凹陥溝21aに固定されるロアレ
ール、23はロアレール22上にスライド可能に支持さ
れたアッパレール、24はボールベアリング(図5参
照)、25はコロベアリングである。アッパレール23
上には、図示されていないシート本体が固定されるが、
そのシート本体を支持するために通常、2本のシートレ
ールが用いられる。シートレールの端部には、エンドキ
ャップ26が被着される。
【0003】また27はブラケット28を介してロアレ
ール22に支持されたスクリューシャフトであり、この
スクリューシャフト27の他端は、図示しないスライド
駆動用のモータと連結している。そしてこのモータもま
た、ロアレール22側へ固定されている。29はブラケ
ット30を介してアッパレール23に取り付けられたス
クリューサポートであり、このスクリューサポート29
は、スクリューシャフト27と螺合するようになってい
る。
【0004】更に、31は図5に示したように、フロア
パネル21の凹陥溝21a上にオーバハングするよう
に、ビス32等によって該フロアパネル21に固定され
た板体である。このように凹陥溝21aに沿って、シー
トレールが埋設されるが、この埋設部は、シート本体に
着座する乗員の足で踏まれる箇所となっている。カーペ
ット33が、フロアパネル21及び板体31上に敷設さ
れると共に、これらに形成した開口部34を介してアッ
パレール23の頂部がカーペット33から露出するよう
になっている。
【0005】この図4に示したパワーシートレールで
は、上記のようにスクリューシャフト27及び上記モー
タが、ロアレール22側に固定される。そして該スクリ
ューシャフト27の回転により、アッパレール23側に
固定されたスクリューサポート29が、そのスクリュー
シャフト27に沿って前後移動し、これによりアッパレ
ール23、従ってこれに固定されたシート本体がシート
レール上で前後にスライドする。
【0006】また図6及び図7は、従来の別のパワーシ
ートレールの構造例を示しており、このシートレールで
は、アッパレール35は、コロベアリング36を介し
て、ロアレール37にスライド可能に支持されている。
なお両者の摺接部には、シュー38が装着されている。
シート本体39(シートクッション)が固定されたアッ
パレール35側に、スライド駆動用のモータ40及びス
クリューシャフト41が支持され、このスクリューシャ
フト41は、アッパレール35の断面内に収容される
(図7参照)ようになっている。またロアレール37側
には、スクリューシャフト41が螺合する樹脂ナット4
2が固定される。
【0007】図7に示されるように、フロアパネル43
上にカーペット44が敷設される。このカーペット44
にはアッパレール35を露出させるための開口部45が
形成されており、スクリューシャフト41の回転によ
り、そのスクリューシャフト41とともにアッパレール
35、従ってシート本体39が前後移動する。
【0008】図8に示したさらに別のパワーシートレー
ルの構造例では、その基本構成は、図6に示したものと
ほぼ同様であるが、特に、アッパレール46及びロアレ
ール47は、アルミ材の押出し成形品である。なお図に
おいて、48はローラー、49はローラーガイド、50
は樹脂シュー、51はナットサポートブラケットであ
る。このナットサポートブラケット51は、スクリュー
シャフト52が螺合する樹脂ナット(図6参照)を保持
するようにしたものである。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
パワーシートレール構造において、先ず図4及び図5に
示した構造例の場合、フロアパネル21の凹陥溝21a
にてシートレール埋設部へオーバハングするようにした
板体31が不可欠の構成となる。そしてこの板体31
は、カーペット33越しに足で踏まれるため、相当な板
厚が必要であり、従ってこの例においては、部品点数及
び重量増加等の点で問題があった。
【0010】また図6及び図7に示したシートレール構
造例の場合、カーペット44においてアッパレール35
を露出させるための開口部45が大きく形成されるため
に、そのまわりの見栄えを損なう原因となる。更に図8
に示したシートレール構造例においても、アッパレール
46を露出させるために設けた開口部が、見栄え不良の
原因になる等の問題があった。
【0011】本考案は、上記の点に鑑み、見栄えを向上
させ、重量軽減等を図り得るフロア埋設式パワーシート
レール構造を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本考案のフロア埋設式パ
ワーシートレール構造は、シート本体と結合するアッパ
レールと、アッパレールをコロベアリングを介してスラ
イド可能に支持すると共に、フロアに固定されているロ
アレールと、スクリューシャフトを介してアッパレール
をスライドさせるモータと、を備えたフロア埋設式パワ
ーシートレールにおいて、ロアレールの両端部にてスク
リューシャフト及びモータを支持し、また、スクリュー
シャフトに螺合するスクリューサポートをアッパレール
から延出形成したブラケット部を介してアッパレールに
取り付け、また、コロベアリングに設けた中央凹部とロ
アレールに設けたガイド突起との係合によりコロベアリ
ングの横方向の移動を規制し、さらに、ロアレール内に
スクリューシャフト及びスクリューサポートを収容する
と共に、ロアレールを少なくともその一部がフロアと面
一になるようにしたものである。
【0013】
【作用】本考案によれば、スライド駆動用モータによっ
て回転駆動されるスクリューシャフトは、ロアレール側
に固定され、更にそのロアレール内に収容される。そし
て該ロアレールの一部がフロアと面一化し、その上に直
接カーペットを敷設することができる。従って、従来の
ようなシートレール埋設部までオーバハングする板体
(図5参照)等を設ける必要がなくなる。カーペットに
は、アッパレールを露出させるためのスリットが形成さ
れるが、そのスリットは微小幅のもので済み、その見栄
えを整然とすることができる。
【0014】
【実施例】以下、図1乃至図3に基づき、本考案による
フロア埋設式パワーシートレール構造の一実施例を説明
する。
【0015】図において、1はシートレールを敷設する
ための凹陥溝1aを有するフロアパネル、2はブラケッ
ト3を介して凹陥溝1aに固定されるロアレールであ
る。このロアレール2は、図3に示されるように上記凹
陥溝1aとほぼ整合し得る断面形状を有しており、その
上部2aはフロアパネル1と面一化している。4はロア
レール2にスライド可能に支持されたアッパレール、5
はボールベアリング、6はコロベアリングである。コロ
ベアリング6は、その中央凹部6aとロアレール2のガ
イド突起2bとの係合により、横方向の移動が規制され
るようになっている。また図示されていないシート本体
が、アッパレール4上に固定されるようになっている。
シートレールの端部には、エンドキャップ7が被着され
る。
【0016】8はスクリューシャフトであり、その一端
が上記エンドキャップ7の止め穴7aに挿着され、また
他端はスライド駆動用のモータ9と連結されている。モ
ータ9は、ギヤハウジング9aを備えているが、図2に
示されるようにロアレール2の後端に設けたブラケット
10により支持・固定されるようになっている。更に1
1はスクリューシャフト8と螺合するスクリューサポー
トであり、このスクリューサポート11は、アッパレー
ル4から延出形成されたブラケット部12を介してアッ
パレール4に取り付けられている。なお、13はスクリ
ューサポート11を固定するためのボルトである。
【0017】カーペット14は、図3に示されるように
フロアパネル1及びロアレール2の上部2a上に敷設さ
れる。このカーペット14には、アッパレール4の頂部
を露出させるためのスリット15が形成されており、ア
ッパレール4はそのスリット15に沿ってスライドす
る。
【0018】本考案のフロア埋設式パワーシートレール
構造では、モータ9の制御用のスイッチ(図示せず)を
ON/OFF操作することにより、該モータ9と連結す
るスクリューシャフト8を正逆回転にする。これにより
スクリューサポート11は、スクリューシャフト8に沿
って前後移動し、そしてアッパレール4、即ちシート本
体がシートレール上で前後にスライドする。かくして所
望のシート位置にセッティングすることができる。
【0019】さて、本案シートレール構造によれば、モ
ータ9によって回転駆動されるスクリューシャフト8
は、ロアレール2内に収容される構造となっている。つ
まりロアレール2の特に上部2aは、フロアパネル1と
面一化するかたちで、スクリューシャフト8等全体を包
み込むように設けられている。これにより図3からも明
らかなように、その上部2aに直接カーペット14を敷
設することができる。
【0020】しかもロアレール2は、この上部2a部分
を含め、一定の剛性を有しており、従って、従来用いて
いたシートレール埋設部までオーバハングする板体(図
5参照)等を設けることなく、そのシートレール埋設部
まわりの強度を確保し、乗員の足等によって踏まれても
何ら支障を来すことはない。従って部品点数を有効に削
減することができ、重量軽減をも図ることができる。ま
た、カーペット14には、アッパレール4を露出させる
ためのスリット15が形成されるが、このスリット15
は微小幅のもので済み、その見栄えを整然とすることが
できる。これによりシートレールのスッキリとした良好
な見栄えを確保することができる。
【0021】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
スクリューシャフトをロアレール内に収容し、該ロアレ
ールの一部にてフロアパネルと面一化して、それらの上
にカーペットを敷設し得るようにしたことにより、良好
な見栄えを得ることができると共に、重量軽減を図るこ
とができる等の利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のフロア埋設式パワーシートレール構造
の一実施例における要部斜視図である。
【図2】本考案に係るロアレールの後部構造例を示す部
分斜視図である。
【図3】本考案のフロア埋設式パワーシートレール構造
の縦断面図である。
【図4】従来のパワーシートレール構造における要部斜
視図である。
【図5】図4のパワーシートレール構造の縦断面図であ
る。
【図6】従来の別のパワーシートレール構造における側
面図である。
【図7】図6のパワーシートレール構造の縦断面図であ
る。
【図8】従来の更に別のパワーシートレール構造におけ
る縦断面図である。
【符号の説明】
1 フロアパネル 1a 凹陥溝 2 ロアレール 4 アッパレール 5 ボールベアリング 6 コロベアリング 7 エンドキャップ 8 スクリューシャフト 9 モータ 10 ブラケット 11 スクリューサポート 12 ブラケット部 14 カーペット 15 スリット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 鈴木 智雄 神奈川県横須賀市田浦港町無番地 関東 自動車工業株式会社内 (72)考案者 立松 和久 愛知県豊田市吉原町上藤池25番地 アラ コ株式会社内 (72)考案者 林 正樹 愛知県豊田市吉原町上藤池25番地 アラ コ株式会社内 (72)考案者 丸田 勉 愛知県豊田市吉原町上藤池25番地 アラ コ株式会社内 (56)参考文献 実開 昭63−43953(JP,U) 実開 平3−100527(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60N 2/06

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート本体と結合するアッパレールと、 このアッパレールをコロベアリングを介してスライド可
    能に支持すると共に、フロアに固定されているロアレー
    ルと、 スクリューシャフトを介して上記アッパレールをスライ
    ドさせるモータと、を備えたフロア埋設式パワーシート
    レールにおいて、 上記ロアレールの長手方向の両端部にて上記スクリュー
    シャフト及び上記モータを支持し、上記スクリューシャフトに螺合するスクリューサポート
    を、上記アッパレールから延出形成したブラケット部を
    介して上記アッパレールに取り付け、 また、上記コロベアリングに設けた中央凹部と上記ロア
    レールに設けたガイド突起との係合により、該コロベア
    リングの横方向の移動を規制し、 さらに、上記 ロアレール内に上記スクリューシャフト
    び上記スクリューサポートを収容すると共に、 少なくともロアレールの一部が上記フロアと面一になる
    ように形成されていることを特徴とするフロア埋設式パ
    ワーシートレール構造。
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