JP3202633B2 - 自動車シートのパワースライド装置 - Google Patents

自動車シートのパワースライド装置

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JP3202633B2
JP3202633B2 JP02543097A JP2543097A JP3202633B2 JP 3202633 B2 JP3202633 B2 JP 3202633B2 JP 02543097 A JP02543097 A JP 02543097A JP 2543097 A JP2543097 A JP 2543097A JP 3202633 B2 JP3202633 B2 JP 3202633B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車シートのパワ
ースライド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車シートを電動モータにより前後に
スライドさせるパワースライド装置が知られている(例
えば、実開平1−99734号公報参照)。
【0003】一般に、この種のパワースライド装置とし
ては、シートに固定された可動レール(アッパレール)
か、フロアに固定された固定レール(ロアレール)のい
ずれか一方に、長手方向に沿う長いスクリュシャフトを
設け、他方に該スクリュシャフトに螺合するナット部を
設け、スクリュシャフトかナット部のどちらかを電動モ
ータで回転させることにより、可動レール(シート)を
固定レールに対して前後方向にスライドさせている。
【0004】このシートの最大スライド量は、スクリュ
シャフトの長さにより決定される。
【0005】従って、シートの最大スライド量を拡大す
るには、より長いスクリュシャフトを採用する必要があ
る。
【0006】しかし、このように長いスクリュシャフト
を設けることは、該スクリュシャフトの組立作業が困難
になるだけでなく、スクリュシャフトが撓み易くなるた
め、シートのロングスライド化を図るうえにおいても不
利である。
【0007】そこで、このような課題を解決するため
に、固定レールの底面部に「ナット部」の代わりになる
複数の溝を直接形成し、可動レールに該溝に対して係合
するウォームギアとモータを設け、このウォームギアを
回転させることにより、可動レールを固定レールに対し
て自走させるようにした構造が考えられる。
【0008】この構造は、長いスクリュシャフトを必要
とせず、組立作業も容易になるし、シートのロングスラ
イド化も可能となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構造にしても、ウォームギアの歯先を固定レールの
溝に係合させる構造のため、可動レールと固定レールと
の間に前後方向でのガタが発生しやすい。
【0010】すなわち、ウォームギアと溝とを組み合わ
せる場合の作業性を考慮して、溝はウォームギアの歯先
に対して所定の前後クリアランスを設けた大きめのサイ
ズで形成されているため、このクリアランスが原因とな
って前後方向でのガタが発生してしまう。
【0011】この発明は、このような従来の技術に着目
してなされたものであり、可動レール側のウォームギア
を固定レール側の底面部の溝に係合させる構造にして
も、前後方向でのガタが生じない自動車シートのパワー
スライド装置を提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
フロアに固定された左右一対の固定レールと、シートに
固定された左右一対の可動レールとをそれぞれ前後スラ
イド自在に組み合わせ、前記固定レールは上面部に開口
を有する断面形状で且つその底面部に複数の溝を長手方
向に沿って形成し、可動レールの略中央に上下に貫通し
た状態のスロット部を開口形成し、該スロット部内に、
前記溝と噛合するウォームギアが最下部に設けられ且つ
該ウォームギアを回転させるための駆動部が一体化され
たギアユニットを収納すると共に、該ギアユニットと可
動レールとを上下位置調整手段を介して取付け、前記ウ
ォームギアの歯先に溝の両エッジに対応する面取斜面を
形成したものである。
【0013】請求項1記載の発明によれば、ウォームギ
アの歯先に溝の両エッジに対応する面取斜面が形成され
ており、且つギアユニットと可動レールとの間に上下位
置調整手段が設けられているため、この上下位置調整手
段により、ギアユニットを下方へ微調整すれば、ウォー
ムギアの歯先の面取斜面が、底面部に形成した溝の両エ
ッジに対して当接(ゼロタッチ)状態となり、前後方向
でのガタの発生を防止することができる。
【0014】請求項2記載の発明は、上下位置調整手段
が、ギアユニットと可動レールの、一方側に設けた上下
方向での長孔と、他方側に設けたネジ孔とから形成さ
れ、ネジ孔に対してネジを螺合することにより、ギアユ
ニットの上下位置が固定されるものである。
【0015】請求項2記載の発明によれば、上下位置調
整手段が長孔とネジ孔とから成る簡単な構造のため、装
置への実施が容易である。
【0016】請求項3記載の発明は、可動レールが、シ
ートに固定される水平部と、固定レール内へ開口から挿
入される垂直部を備えた基本断面形状で、該水平部にお
けるスロット部の左右端部に下向きの曲折部を形成する
と共に、該曲折部に長孔を形成し、且つギアユニットに
該長孔に対応するネジ孔を左右方向に貫通した状態で形
成したものである。
【0017】請求項3記載の発明によれば、可動レール
の水平部に形成した下向きの曲折部に長孔を設けため、
該曲折部にてギアユニットの左右両側を支持できると共
に、長孔を形成するための特別な縦壁を設ける必要がな
く、可動レールの構造が簡単になる。
【0018】請求項4記載の発明は、左右のギアユニッ
トが左右方向に沿う連結軸により連動するようになって
いる。
【0019】請求項4記載の発明によれば、左右のギア
ユニットが左右方向に沿う連結軸により連動するように
なっているため、左右どちらのギアユニットにモータを
設けてもよい。
【0020】請求項5記載の発明は、左右の固定レール
の底面部に形成した溝が、互いに対称な方向に傾斜して
いる。
【0021】請求項5記載の発明によれば、固定レール
の底面部の溝が左右対称に形成されているため、ウォー
ムギアが左右に偏らず真っ直ぐに進み、可動レールの左
右方向への荷重の偏りが抑制される。
【0022】請求項6記載の発明は、前記ウォームギア
は、前記ギアユニットの最下段のネジ歯車と同軸状に配
されてなる。
【0023】請求項6記載の発明によれば、ウォームギ
ア及び前記ギアユニットの最下段のネジ歯車が、それぞ
れの部分で都合の良い歯の大きさを選定できる。
【0024】請求項7記載の発明は、固定レールの上面
がフロアの表面と同一面である。
【0025】請求項7記載の発明によれば、固定レール
の上面がフロアの表面と同一面であるため、フロアのフ
ラット化を図ることができ、見映え及び乗降性が向上す
る。
【0026】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、ウォーム
ギアの歯先に溝の両エッジに対応する面取斜面が形成さ
れており、且つギアユニットと可動レールとの間に上下
位置調整手段が設けられているため、この上下位置調整
手段により、ギアユニットを下方へ微調整すれば、ウォ
ームギアの歯先の面取斜面が、底面部に形成した溝の両
エッジに対して当接(ゼロタッチ)状態となり、前後方
向でのガタの発生を防止することができる。
【0027】請求項2記載の発明によれば、上下位置調
整手段が長孔とネジ孔とから成る簡単な構造のため、装
置への実施が容易である。
【0028】請求項3記載の発明によれば、可動レール
の水平部に形成した下向きの曲折部に長孔を設けため、
該曲折部にてギアユニットの左右両側を支持できると共
に、長孔を形成するための特別な縦壁を設ける必要がな
く、可動レールの構造が簡単になる。
【0029】請求項4記載の発明によれば、左右のギア
ユニットが左右方向に沿う連結軸により連動するように
なっているため、左右どちらのギアユニットにモータを
設けてもよい。
【0030】請求項5記載の発明によれば、固定レール
の底面部の溝が左右対称に形成されているため、ウォー
ムギアが左右に偏らず真っ直ぐに進み、可動レールの左
右方向への荷重の偏りが抑制される。
【0031】請求項6記載の発明によれば、溝に噛合す
るウォームギアと、ギアユニットの駆動部の一部に噛合
するねじ歯車とが分かれているため、それぞれの部分で
都合の良い歯の大きさを選定できる。
【0032】請求項7記載の発明によれば、固定レール
の上面がフロアの表面と同一面であるため、フロアのフ
ラット化を図ることができ、見映え及び乗降性が向上す
る。
【0033】
【発明の実施の形態】本発明の好適な実施形態を図面に
基づいて説明する。尚、図中、Yが前後方向で、例えば
図1中において、図の左が前方で、右が後方である。ま
た、Xが左右方向である。
【0034】符号1は、自動車のシートで、該シート1
の下面には左右一対の「可動レール」としてのアッパレ
ール2が固定されている。
【0035】一方、フロア3には、左右一対の「固定レ
ール」としてのロアレール4が固定され、該ロアレール
4に対して前記アッパレール2が前後スライド自在に組
み合わせられている。
【0036】前記ロアレール4は、上面部に細幅の開口
5を有した断面形状で、全体がフロア3(具体的にはフ
ロアカーペット)内に埋め込まれており、ロアレール4
の上面とフロア3の表面が同一面となっている。
【0037】従って、フロア3の表面がフラット化し、
見映えが良いだけでなく、乗降する際に足がロアレール
4に引っ掛かったりするおそれもない。
【0038】また、ロアレール4の開口5が細幅のた
め、前述のように、ハイヒールの踵が入ったりするのを
防止すると共に、ゴミもロアレール4内に侵入しづらく
なっている。
【0039】更に、ロアレール4の底面部6には、複数
の溝7が所定間隔で長手方向に沿って形成されている。
【0040】左右のロアレール4に形成された溝7、7
は、互いに対称な方向(例えばハの字)に傾斜している
が、同じ方向への傾斜でも良い。
【0041】そして、このロアレール4は部分的に左右
両側から鉄製のベース8にて支えられている。
【0042】アッパレール2は、図8に示すように、2
枚の部材2a、2bを背中合わせに接合した構造で、基
本的に、上方にシート1を固定する水平部9と、水平部
9の中央部から下側へ延びる垂直部10とを備えた断面
形状をしている。
【0043】尚、垂直部10の前後中央部分における下
端には拡翼部11も部分的に形成されている。
【0044】アッパレール2の略中央には、上下に貫通
した状態のスロット部12が開口形成されている。そし
て、スロット部12の左右端部からは下向きの曲折部1
3が形成されている。また、スロット部12の前後端部
には断面L形のガイドプレート14が設けられている。
【0045】このガイドプレート14は、ギアユニット
22の前後面を当接支持する縦面部14aと、該縦面部
14aの下端から一体的に曲折形成してアッパレール2
の拡翼部11の下面に跨がった状態で接合される横面部
14bとから形成されている。
【0046】このガイドプレート14には、ギアユニッ
ト22の前後方向での取付剛性を高める機能と、ギアユ
ニット22をスロット部12内に挿入する際のガイドと
しての機能と、アッパレール2を形成する2つの部材2
a、2bの開き方向への変形を防止する機能がある。
【0047】また、アッパレール2の拡翼部11よりも
前後の位置には、垂直部10を貫通したシャフト15の
両端に取付けられたローラ16と、リミットスイッチR
がそれぞれ設けられている(図2参照)。
【0048】左右の一対のローラRは、溝7よりも外側
の底面部6上を転動する幅で設けられている。
【0049】シャフト15の端部は、ローラ16よりも
若干外側へ突出しており、その端面にはボール17を回
転自在に保持した状態のポケット18が形成されてい
る。
【0050】このボール18は、ロアレール4の両側の
内面に対して隙間なく当接するもので、このボール18
の存在により、アッパレール2の左右方向でのガタの発
生が防止される。
【0051】アッパレール2を前後にスライドさせる過
程において、前記ボール17はロアレール4の右側又は
左側の内面に対して当接しながら転動することで、アッ
パレール2の左右方向でのガタの発生を防止している
が、前述のように、ロアレール4の底面部6の溝7が左
右対称になっているため、アッパレール2の左右方向で
の荷重の偏りが抑制される。
【0052】すなわち、この傾斜した溝7自体に左右へ
のガタ防止機能があるため、左右のボール17に加わる
荷重が均等になり、ボール17による左右方向でのガタ
防止機能が補強される。ボール17を利用したものなの
で、滑動用の樹脂板を利用する場合のように削屑が発生
することもなく、長期間円滑なスライド機能を維持する
ことができる。
【0053】左右のアッパレール2間には、架設板Kが
設けられており、該架設板K上にコントローラCが支持
されている。そして、このコントローラCと各リミット
スイッチRがハーネス20aにより接続されている。そ
して、リミットスイッチRがロアレール4の前後端に設
けられたリミットヒッターHと当たった際に、後述する
モータMが電源が切れて、シート1の前後動を停止させ
るようになっている。
【0054】更に、図2に示すように、左側のロアレー
ル4の内側位置には、ハーネスレール19が平行に配さ
れており、該ハーネスレール19内には長手方向に伸縮
可能なカール状のハーネス20bが配索されている。
【0055】このハーネス20bは、コントローラCへ
電源を供給するためのもので、左側のアッパレール2に
取付けられたブラケット21により押し引きされて伸縮
する。コントローラCに導かれた電流は、図示せぬ配線
を介して、後述するモータMへ伝達される。
【0056】一方、符号22は、ギアユニットで、所定
形状に成形された合成樹脂部品内に、ウォームギア2
4、ギア群G1〜G6、モータMが一体的に組合わされ
たもので、前記スロット部12に相応したサイズを有し
ている。尚、モータMは左側のギアユニット22にのみ
設けられている。
【0057】ウォームギア24は、ギアユニット22の
最下部に回転自在に支持されており、後述するギア群の
ネジ歯車G6と軸25で同軸状に形成されてなる。
【0058】前記ウォームギア24は、前記ロアレール
4の底面部6に形成された溝7と正確に係合するよう
に、溝7と同一のピッチで形成されていると共にその歯
先には、図9及び図10に示すように、溝7の前後のエ
ッジと対応する面取斜面24aが形成されている。
【0059】ウォームギア24の最後部は、図5に示す
ように、ギアユニット22の後面に取付けたナット26
により支持されており、該ナット26がギアユニット2
2の下部における最後面となっている。
【0060】また、ギアユニット22に組付けられる
「ギア群」は、図6に示すように、モータ(図5)に連
結したウォームギアG1 、該ウォームギアG1 の係合し
たウォームホイルG2、該ウォームホイルG2の回転で
連結軸27が回転することにより回転駆動される平ギア
G3、該平ギアG3により回転される平ギアG4、該平
ギアG4の回転で連結軸23が回転することにより回転
駆動されるねじ歯車G5、該ネジ歯車G3の回転を90
度異なる方向に回転させるねじ歯車G6とよりなる。
溝7に噛合するウォームギア24が、ねじ歯車G5に噛
合するねじ歯車G6と分かれているため、それぞれの部
分で都合の良い歯の大きさを選定できる。そして、ウォ
ームギア24、ギア群G1〜G6、モータM(但し、前
述したように左だけに設置)によりこの実施形態の「駆
動部」が形成される。
【0061】左右の駆動ウォームホイルG2同士は、連
結軸27により連動するようになっている。従って、左
側だけにモータMを設けても、そのモータMの駆動力は
右側へも伝達される。尚、この連結軸27は、左右のギ
アユニット22をアッパレール2に取付けた後に、該ギ
アユニット22間に取付けられるものである。
【0062】更に、図3に示すように、ギアユニット2
2の前方には取付片28が設けられており、該取付片2
8には2つの取付孔h1 が形成されている。また、アッ
パレール2の水平部9にも対応する2つの取付孔h2 が
形成されている。
【0063】加えて、前記アッパレール2の曲折部13
には、上下方向に沿う長孔29がそれぞれ形成されてお
り、ギアユニット22にはこの長孔29に対応するネジ
孔30が左右に貫通した状態で形成されている(図7参
照)。この長孔29とネジ孔30により、この実施形態
の「上下位置調整手段」が形成される。このように、
「上下位置調整手段」が長孔29とネジ孔30とから成
る簡単な構造のため、実施が容易である。
【0064】次に、ギアユニット22のアッパレール2
への取付け方を、主に図4及び図5に基づいて説明す
る。まず、ギアユニット22をスロット部12の上側か
ら挿入する。そして、ギアユニット22をそのままスロ
ット部12内で下げていく。
【0065】この際、スロット部12の左右方向では該
スロット部12の左右端部に形成した曲折部13がガイ
ドとなり、前後方向ではガイドプレート14の縦面部1
4aがガイドとなるため、ギアユニット22のスロット
部12への挿入作業が容易である。
【0066】このようにギアユニット22がスロット部
12内へ正確にガイドされた状態で挿入されるため、挿
入した状態で、ギアユニット22の取付片28の取付孔
h1と、アッパレール2の水平部9の取付孔h2 とは合
致する。従って、両取付孔h1 、h2 をボルト・ナット
手段31により仮止めする。この仮止め段階では、図9
に示すように、ウォームギア24の歯先が若干浮いた状
態で、歯先と溝7の前後エッジとの間には僅かなクリア
ランスdが形成されているため、このクリアランスdを
無くすために、ボルト・ナット手段31をいったん弛め
た後に、ギアユニット22を僅かに下方へ微調整し(図
10参照)、左右のネジ孔30に長孔29を通したネジ
32を螺合させる。そうすることに、ウォームギア24
の歯先の面取斜面24aが溝7の両エッジに当接した状
態(ゼロタッチ状態)になるため、最終的にボルト・ナ
ット手段31を締めて固定する。面取斜面24aと溝7
の前後エッジとの間に隙間がないため、ウォームギア2
4(アッパレール2)と、溝7(ロアレール4)との間
に、前後ガタが生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るパワースライド装置を
示す側面図。
【図2】ロアレール及びアッパレールを示す平面図。
【図3】ロアレール、アッパレール、ギアユニットを示
す分解平面図。
【図4】ロアレール、アッパレール、ギアユニットを示
す分解側面図。
【図5】ロアレール、アッパレール、ギアユニットの組
立状態を示す側面図。
【図6】ギアユニット内のギア群と、ウォームギア、溝
を示す分解斜視図。
【図7】図5中矢示SA−SA線に沿う断面図。
【図8】図5中矢示SB−SB線に沿う断面図。
【図9】ウォームギアの歯先の微調整前の状態を示す拡
大図。
【図10】ウォームギアの歯先の微調整後の状態を示す
拡大図。
【符号の説明】
1 シート 2 アッパレール(可動レール) 3 フロア 4 ロアレール(固定レール) 5 開口 6 底面部 7 溝 9 水平部 10 垂直部 12 スロット部 13 曲折部 22 ギアユニット 24 ウォームギア 24a 面取斜面 27 連結軸 29 長孔(上下位置調整手段) 30 ネジ孔(上下位置調整手段) 32 ねじ Y 前後方向 X 左右方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60N 2/06

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロアに固定された左右一対の固定レー
    ルと、シートに固定された左右一対の可動レールとをそ
    れぞれ前後スライド自在に組み合わせ、前記固定レール
    は上面部に開口を有する断面形状で且つその底面部に複
    数の溝を長手方向に沿って形成し、可動レールの略中央
    に上下に貫通した状態のスロット部を開口形成し、 該スロット部内に、前記溝と噛合するウオームギアが最
    下部に設けられ且つ該ウオームギアを回転させるための
    駆動部が一体化されたギアユニットを収納すると共に、
    該ギアユニットと可動レールとを上下位置調整手段を介
    して取付け、前記ウオームギアの歯先に溝の両エッジに
    対応する面取斜面を形成したことを特徴とする自動車シ
    ートのパワースライド装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自動車シートのパワース
    ライド装置であって、 上下位置調整手段が、ギアユニットと可動レールの、一
    方側に設けた上下方向での長孔と、他方側に設けたネジ
    孔とから形成され、ネジ孔に対してネジを螺合すること
    により、ギアユニットの上下位置が固定されることを特
    徴とする自動車シートのパワースライド装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の自動車シートのパワース
    ライド装置であって、 可動レールが、シートに固定される水平部と、固定レー
    ル内へ開口から挿入される垂直部を備えた基本断面形状
    で、該水平部におけるスロット部の左右端部に下向きの
    曲折部を形成すると共に、該曲折部に長孔を形成し、且
    つギアユニットに該長孔に対応するネジ孔を左右方向に
    貫通した状態で形成したことを特徴とする自動車シート
    のパワースライド装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の自
    動車シートのパワースライド装置であって、 左右のギアユニットが左右方向に沿う連結軸により連動
    するようになっていることを特徴とする自動車シートの
    パワースライド装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項に記載の自
    動車シートのパワースライド装置であって、 左右の固定レールの底面部に形成した溝が、互いに対称
    な方向に傾斜していることを特徴とする自動車シートの
    パワースライド装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項に記載の自
    動車シートのパワースライド装置であって、 前記ウォームギアは、前記ギアユニットの最下段のネジ
    歯車と同軸状に配されてなることを特徴とする自動車シ
    ートのパワースライド装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1項に記載の自
    動車シートのパワースライド装置であって、 固定レールの上面がフロアの表面と同一面であることを
    特徴とする自動車シートのパワースライド装置。
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