JPH10315808A - 車両用シートスライド装置 - Google Patents

車両用シートスライド装置

Info

Publication number
JPH10315808A
JPH10315808A JP12846397A JP12846397A JPH10315808A JP H10315808 A JPH10315808 A JP H10315808A JP 12846397 A JP12846397 A JP 12846397A JP 12846397 A JP12846397 A JP 12846397A JP H10315808 A JPH10315808 A JP H10315808A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
screw shaft
movable rail
longitudinal direction
rail
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12846397A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshimasa Okano
能全 岡野
Minoru Omiya
稔 大宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ikeda Corp
Original Assignee
Ikeda Bussan Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ikeda Bussan Co Ltd filed Critical Ikeda Bussan Co Ltd
Priority to JP12846397A priority Critical patent/JPH10315808A/ja
Publication of JPH10315808A publication Critical patent/JPH10315808A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両の急停車時に可動レールの張り出し部に
発生する回転モーメントを打ち消すことにより、重量及
びコストを削減することができる車両用シートスライド
装置を提供する。 【解決手段】 張り出し部140のスクリューシャフト
5側に、スクリューシャフト5へ向かって延び、車両幅
方向Xに沿って平行に配置された一対の突出部122を
設ける。両突出部122には、スクリューシャフト5を
越えた部位で、かつ、車両前後方向Yにおける回転駆動
装置4の重心位置より車両前後方向Y後方に位置する部
位を設ける。回転駆動装置4は、その少なくとも一部を
張り出し部140に当接させて配置する。両突出部12
2の前記部位に、回転駆動装置4を車両前後方向Yへ回
動可能に軸支する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート本体を強制
移動可能に支持する車両用シートスライド装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図3,図4は、特開平9−20162号
公報に記載されているものであって、従来品の一例を示
している。図3に示すように、この車両用シートスライ
ド装置1は、車両の車室の床面上に車両前後方向Yへ沿
って固定される一対の固定レール2と、該固定レール2
に組み付けられて車両前後方向Yへ摺動自在に支持さ
れ、図示しないシート本体が取り付けられる一対の可動
レール3とを具備している。
【0003】各固定レール2は、車両前後方向Yに沿っ
て配置される本体部21と、その本体部21を車両の車
室の床面上に固定するための脚部22とよりなり、その
脚部22は、本体部21における車両前後方向Yの両端
部にそれぞれ固着されている。
【0004】固定レール2の本体部21は、図4に示さ
れているように、縦断面が略倒コ字状のハウジング23
に縦断面逆T字状の可動レール3が組み付けられて、ハ
ウジング23と可動レール3との協働でハウジング23
内にローラ24及びボールベアリング25を回転自在に
保持し、可動レール3を車両前後方向Yへ摺動自在に支
持している。
【0005】可動レール3における固定レール2の本体
部21から上方へ突出する壁部31には、図3に示すよ
うに、減速ギアを有するギアボックス41と電動モータ
42よりなる回転駆動装置4によって回転駆動され、可
動レール3の壁部31に沿って車両前後方向Yへ延びる
スクリューシャフト5が回転自在に取り付けられている
と共に、スクリューシャフト5の車両前後方向Yの前端
部に連結された回転駆動装置4が取付部材6を介して取
り付けられている。
【0006】この取付部材6は、可動レール3の壁部3
1にボルト固定された固定部61と、この固定部61に
よって支持され、可動レール3の壁部31から車両幅方
向Xへ延びる張り出し部62よりなるL字状の部材で、
張り出し部62の下面に前記ギアボックス41のハウジ
ング43がボルト固定されている。
【0007】なお、回転駆動装置4の電動モータ42
は、一対の可動レール3の一方の可動レール3に取り付
けられたギアボックス41のハウジング43に固定され
ており、他方の可動レール3に取り付けられたギアボッ
クス41とは、そのギアボックス41まで電動モータ4
2から延びる回転シャフト44で連結されている。
【0008】スクリューシャフト5にはナット部材7が
螺合させられており、このナット部材7が、固定レール
2の本体部21にブラケットを介して固定されて、固定
レール2は、可動レール3を固定レール2に沿って車両
前後方向Yへ強制移動可能に支持している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、以上説明し
たシートスライド装置1を車両の車室の床面上に配設
し、可動レール3にシート本体を取り付け、可動レール
3の壁部31にシートベルトのアンカー部材等を取り付
けて、シートスライド装置1を使用すると、車両の急停
車時には、図3に示すように、シート本体や、そのシー
ト本体に座っている乗員等を車両前後方向Yの前方へ移
動させようとする慣性力Fが、シートベルト等を介して
シートスライド装置1の可動レール3に作用する。
【0010】しかし、可動レール3は、スクリューシャ
フト5に螺合させられたナット部材7を介して、車両の
床面に固定される固定レール2に連結されているので、
車両前後方向Yの前方への移動が阻止され、その結果、
車両の急停車時には、スクリューシャフト5に前記慣性
力Fの反力Rが作用することになる。
【0011】従って、車両の急停車時には、前記慣性力
Fと前記反力Rに起因して、可動レール3から車両幅方
向Xへ延びる張り出し部62に、その張り出し部62を
車両前後方向Yの前方へ回転させようとする回転モーメ
ントMが発生して、張り出し部62を変形させようとす
る。
【0012】この変形を防止するため、シートスライド
装置1では、取付部材6の肉厚が厚くなって、取付部材
6が重くなり、この取付部材6を支える可動レール3
や、可動レール3を支える固定レール2も、肉厚が厚く
なって重くなっている。
【0013】よって、シートスライド装置1には、車両
の急停車時に張り出し部62に発生する回転モーメント
Mに起因して、シートスライド装置1全体が重くなり、
シートスライド装置1の製造コストが高くなるという問
題がある。
【0014】そこで、本発明では、車両の急停車時に張
り出し部に発生する回転モーメントを打ち消すことによ
り、図3図示の従来品と比べて重量及びコストを削減す
ることができる車両用のシートスライド装置を提供する
ことを課題としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の手段として、請求項1の発明は、車両の車室の床面上
に固定される長尺状の固定レールと、該固定レールに摺
動自在に支持され且つシート本体が取り付けられる可動
レールとを具備し、該可動レールには、該可動レールに
沿うように配され且つ該可動レールに回転自在に取り付
けられてなるスクリューシャフトと、該スクリューシャ
フトの一端に連結され且つ前記可動レールの長尺方向に
略直角なる方向へ延びる張り出し部材を介して取り付け
られてなる回転駆動装置とを備え、前記固定レールに
は、前記スクリューシャフトに螺合させられたナット部
材が取り付けられてなる車両用シートスライド装置にお
いて、前記張り出し部材は、前記回転駆動装置を、該回
転駆動装置の一方側から保持した第1面と、該第1面か
ら前記回転駆動装置の他方側に突出されてなる第2面と
を有し、前記第2面は、前記スクリューシャフトを跨る
ように、第1面より夫々形成され且つ前記スクリューシ
ャフトを越えた部位で且つ車両前後方向における回転駆
動装置の重心位置より車両前後方向後方に位置する部位
まで延在されてなり、該延在部間を架設してなることを
特徴とする。
【0016】請求項1によれば、図3図示の従来品と同
様、車両の急停車時には、可動レールを介して回転駆動
装置に作用する車両前後方向の前方へ向かう慣性力F
と、スクリューシャフトを介して回転駆動装置に作用す
る車両前後方向の後方へ向かう反力Rとが互いに釣り合
って作用し、この慣性力Fと反力Rとの作用点のズレに
起因して張り出し部に、その張り出し部を車両前後方向
へ回転させようとする回転モーメントM1が発生する。
【0017】しかし、本発明では、可動レールを介して
回転駆動装置に作用する慣性力Fが、回転駆動装置を軸
支する突出部の軸支部と、その突出部が突設された張り
出し部とに分散されるので、その張り出し部に発生する
回転モーメントM1は、図3図示の従来品において張り
出し部に発生する回転モーメントMと比べて小さくな
る。
【0018】ところで、本発明では、前記張り出し部材
は、前記回転駆動装置を、該回転駆動装置の一方側から
保持した第1面と、該第1面から前記回転駆動装置の他
方側に突出されてなる第2面とを有し、前記第2面は、
前記スクリューシャフトを跨るように、第1面より夫々
形成され且つ前記スクリューシャフトを越えた部位で且
つ車両前後方向における回転駆動装置の重心位置より車
両前後方向後方に位置する部位まで延在されてなり、該
延在部間を架設してなるので、回転駆動装置には、車両
の急停車時に、回転駆動装置を軸支する軸を回転中心と
して、張り出し部に発生する前記回転モーメントM1と
は反対方向の車両前後方向へ回転駆動装置を回転させよ
うとする回転モーメントM2が発生する。
【0019】しかも、本発明では、回転駆動装置は、そ
の少なくとも一部を張り出し部のスクリューシャフト側
の表面に当接させて、両突出部の前記部位に、車両前後
方向へ回動可能に軸支されているので、車両の急停車時
には、張り出し部に発生する回転モーメントM1と、回
転駆動装置に発生する回転モーメントM2とが張り出し
部において互いに打ち消し合うことになる。
【0020】よって、本発明では、車両の急停車時に張
り出し部に発生する回転モーメントM1を図3図示の従
来品と比べて小さくすることができ、しかも、その回転
モーメントM1を、車両の急停車時に回転駆動装置に発
生する回転モーメントM2によって打ち消すことができ
るので、図3図示の従来品と比べて重量及びコストを削
減することができる。
【0021】請求項2の発明は、請求項1に記載の車両
用シートスライド装置であって、前記延在部間の架設部
材は、ピンよりなることを特徴とする。
【0022】請求項2によれば、回転モーメントの大き
さによって、ピンの径を変更できるので、安全実験等
で、ピンの径のチュウニングを容易にできることにな
る。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明を実施した実施の形態の一
例を、図面を参照にして以下に説明する。ただし、以下
に説明する実施の形態の一例については、その全体構造
は、図3,図4図示の従来品と基本的に同一であるの
で、図3,図4を参照することとする。そして、以下の
説明では、既に説明した図3,図4図示の従来品と同一
の部材には同一の符号を付し、その部材の説明は省略す
る。
【0024】図1は、本発明を実施した実施の形態の一
例を示す分解斜視図である。可動レール3における固定
レール2の本体部21から上方へ突出する壁部31に
は、その壁部31に沿って車両前後方向Yへ延び、ギア
ボックス41と電動モータ42よりなる回転駆動装置4
によって回転駆動されるスクリューシャフト5が回転自
在に取り付けられていると共に、スクリューシャフト5
の車両前後方向Y前方の前端部に連結された回転駆動装
置4が取付部材101を介して取り付けられている。
【0025】この取付部材101は、可動レール3の壁
部31にボルト固定される第1部材110と、この第1
部材110にボルト固定される第2部材120と、この
第2部材120と架設部材としてのピン102によって
連結され、前記ギアボックス41のハウジング43にボ
ルト固定される第3部材130よりなっている。
【0026】前記取付部材101の第1部材110は、
縦断面が逆L字型で互いに直交する2片111,112
よりなり、その一片111が、可動レール3の壁部31
のスクリューシャフト5側の壁面にボルト固定されて、
他片112が、スクリューシャフト5より上方から車両
幅方向Xへ向かって延び、その他片112の下面に第2
部材120の第1面としての頂壁121がボルト固定さ
れて、他片112と第2部材120の頂壁121とで、
可動レール3から車両幅方向Xへ延びる張り出し部14
0を形成する。
【0027】この張り出し部140は、スクリューシャ
フト5より上方に配設されて、スクリューシャフト5側
の下面141がギアボックス41のハウジング43の頂
面44に当接する位置に配置され、そのスクリューシャ
フト5側の下面141からは、スクリューシャフト5へ
向かって延び、車両幅方向Xに沿って平行に配置された
第2面としての一対の突出部122が、回転駆動装置4
のギアボックス41を挟んで突出している。
【0028】この両突出部122は、スクリューシャフ
ト5を越えて延びる部位であって且つギアボックス41
のハウジング43における車両前後方向Y後方の後端面
45より車両前後方向Yの後方に位置する部位を有し、
この部位に、ピン102を挿通する挿通孔123が貫設
されている。
【0029】ところで、回転駆動装置4の電動モータ4
2は、ギアボックス41のハウジング43における車両
幅方向X左側の側壁46に固定されて、車両幅方向Xに
沿って延びているので、車両前後方向Yにおける回転駆
動装置4の重心位置は、ギアボックス41の車両前後方
向Yの奥行きのほぼ中間部に位置している。
【0030】従って、両突出部122における挿通孔1
23が貫設されている部位であるところの、ギアボック
ス41のハウジング43の後端面45より車両前後方向
Y後方に位置する部位は、車両前後方向Yにおける回転
駆動装置4の重心位置より車両前後方向Y後方に位置し
ていることになり、両突出部122における挿通孔12
3が貫設されている部位は、スクリューシャフト5を越
えた部位で、かつ、車両前後方向Yにおける回転駆動装
置4の重心位置より車両前後方向Y後方に位置する部位
となる。
【0031】取付部材101の第3部材130は、ギア
ボックス41のハウジング43の後端面45に固定壁1
31がボルト固定されて、固定壁131の下端部におけ
る車両幅方向Xの両端から、それぞれ、車両前後方向Y
の後方へ向かって取付部132が延びており、両取付部
132の先端部に設けられた貫通孔133に、第2部材
120の突出部122の挿通孔123を挿通するピン1
02が貫通させられて、第2部材120に、ピン102
により回転駆動装置4と共に車両前後方向Yへ回動可能
に軸支される。
【0032】従って、回転駆動装置4は、ギアボックス
41のハウジング43の頂面44を張り出し部140の
回転駆動装置4側の表面141に当接させて、スクリュ
ーシャフト5の車両前後方向Y前方の前端部に取り付け
られ、取付部材101の第2部材120に、ピン102
により車両前後方向Yへ回動可能に軸支される。
【0033】なお、図1において、符号103は、ピン
102の先端面に凹設された雌ねじに螺合してピン10
2を第2部材120に固定するためのボルトを示し、符
号124は、第2部材120を第1部材110にボルト
固定するためのナットを示し、符号150は、ナット部
材7を固定レール2の本体部21に固定するための取付
部材を示している。
【0034】図2は、図1に示すものを組み立てて右側
面から見た説明図であり、図2中の符号9は車両の車室
の床面を示している。
【0035】図2に示すように、車両用のシートスライ
ド装置100では、図3図示の従来品と同様、車両の急
停車時には、可動レール3を介して回転駆動装置4に作
用する車両前後方向Yの前方へ向かう慣性力Fと、スク
リューシャフト5を介して回転駆動装置4に作用する車
両前後方向Yの後方へ向かう反力Rとが互いに釣り合っ
て作用し、この慣性力Fと反力Rとの作用点のズレに起
因して張り出し部140に、その張り出し部140を車
両前後方向Yの前方へ回転させようとする回転モーメン
トM1が発生する。
【0036】しかし、シートスライド装置100では、
可動レール3を介して回転駆動装置4に作用する慣性力
Fが、回転駆動装置4を軸支する突出部122の軸支部
のピン102と、その突出部122が突出する張り出し
部140とに分散されるので、その張り出し部140に
発生する回転モーメントM1は、図3図示の従来品にお
いて張り出し部62に発生する回転モーメントMと比べ
て小さくなる。
【0037】ところで、シートスライド装置100で
は、張り出し部140のスクリューシャフト5側の表面
141から突出する両突出部122が、スクリューシャ
フト5を越えた部位で、かつ、車両前後方向Yにおける
回転駆動装置4の重心位置より車両前後方向Y後方に位
置する部位を有し、回転駆動装置4は、両突出部122
の前記部位にピン102によって車両前後方向Yへ回動
可能に軸支されているので、車両の急停車時には、回転
駆動装置4に、回転駆動装置4を軸支するピン102を
回転中心として、回転駆動装置4を車両前後方向Y後方
へ回転させようとする回転モーメントM2が発生する。
【0038】従って、シートスライド装置100では、
車両の急停車時に、張り出し部140を車両前後方向Y
前方へ回転させようとする回転モーメントM1が発生す
ると共に、回転駆動装置4を車両前後方向Y後方へ回転
させようとする回転モーメントM2が発生し、回転モー
メントM1の回転方向と回転モーメントM2の回転方向
とは互いにぶつかり合う方向となる。
【0039】しかも、シートスライド装置100では、
回転駆動装置4は、ギアボックス41を張り出し部14
0の回転駆動装置4側の表面141に当接させているの
で、車両の急停車時には、張り出し部140に発生する
回転モーメントM1と、回転駆動装置4に発生する回転
モーメントM2とが張り出し部140において互いに打
ち消し合うこととなる。
【0040】よって、シートスライド装置100では、
車両の急停車時に張り出し部140に発生する回転モー
メントM1を図3図示の従来品と比べて小さくすること
ができ、しかも、その回転モーメントM1を、車両の急
停車時に回転駆動装置4に発生する回転モーメントM2
によって打ち消すことができるので、図3図示の従来品
と比べて重量及びコストを削減することができる。
【0041】なお、以上説明した車両用のシートスライ
ド装置100では、スクリューシャフト5の車両前後方
向Y前方の前端部に回転駆動装置4が連結されている
が、回転駆動装置4は、スクリューシャフト5の車両前
後方向Y後方の後端部に連結されていても良い。
【0042】また、シートスライド装置100では、張
り出し部140がスクリューシャフト5より上方に配置
されているが、張り出し部140は、スクリューシャフ
ト5より下方に配置されていても良い。
【0043】更に、シートスライド装置100では、一
対の可動レール3にそれぞれ張り出し部140が形成さ
れているが、張り出し部140は、両可動レール3間に
配置され両可動レール3を連結するクロスメンバ等の連
結部材であっても良い。
【0044】
【発明の効果】本発明では、車両の急停車時に張り出し
部に発生する回転モーメントを図3図示の従来品と比べ
て小さくすることができ、しかも、その回転モーメント
を、車両の急停車時に回転駆動装置に発生する回転モー
メントによって打ち消すことができるので、図3図示の
従来品と比べて重量及びコストを削減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した実施の形態の一例を示す分解
斜視図である。
【図2】図1に示すものを組み立てて右側面から見た説
明図である。
【図3】従来品の一例を示す斜視図である。
【図4】図3に示すものの可動レールと固定レールとの
組付を示す断面図である。
【符号の説明】
1,100 シートスライド装置 2 固定レール 3 可動レール 4 回転駆動装置 5 スクリューシャフト 7 ナット部材 9 車両の車室の床面 41 ギアボックス 42 電動モータ 62,140 張り出し部 121 第1面としての頂壁 122 第2面としての突出部 141 張り出し部の下面 X 車両幅方向 Y 車両前後方向

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の車室の床面上に固定される長尺状
    の固定レールと、該固定レールに摺動自在に支持され且
    つシート本体が取り付けられる可動レールとを具備し、 該可動レールには、該可動レールに沿うように配され且
    つ該可動レールに回転自在に取り付けられてなるスクリ
    ューシャフトと、該スクリューシャフトの一端に連結さ
    れ且つ前記可動レールの長尺方向に略直角なる方向へ延
    びる張り出し部材を介して取り付けられてなる回転駆動
    装置とを備え、 前記固定レールには、前記スクリューシャフトに螺合さ
    せられたナット部材が取り付けられてなる車両用シート
    スライド装置において、 前記張り出し部材は、前記回転駆動装置を、該回転駆動
    装置の一方側から保持した第1面と、該第1面から前記
    回転駆動装置の他方側に突出されてなる第2面とを有
    し、 前記第2面は、前記スクリューシャフトを跨るように、
    第1面より夫々形成され且つ前記スクリューシャフトを
    越えた部位で且つ車両前後方向における回転駆動装置の
    重心位置より車両前後方向後方に位置する部位まで延在
    されてなり、該延在部間を架設してなることを特徴とす
    る車両用シートスライド装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の車両用シートスライド
    装置であって、 前記延在部間の架設部材は、ピンよりなることを特徴と
    する車両用シートスライド装置。
JP12846397A 1997-05-19 1997-05-19 車両用シートスライド装置 Pending JPH10315808A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12846397A JPH10315808A (ja) 1997-05-19 1997-05-19 車両用シートスライド装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12846397A JPH10315808A (ja) 1997-05-19 1997-05-19 車両用シートスライド装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10315808A true JPH10315808A (ja) 1998-12-02

Family

ID=14985348

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12846397A Pending JPH10315808A (ja) 1997-05-19 1997-05-19 車両用シートスライド装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10315808A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1010571A3 (en) * 1998-12-18 2001-10-10 Ikeda Bussan Co., Ltd. Automobile seat
JP2002193000A (ja) * 2000-12-22 2002-07-10 Johnson Controls Automotive Systems Corp リフター装置のモーターユニット
JP2003285672A (ja) * 2002-01-23 2003-10-07 Delta Kogyo Co Ltd 車両用パワーシート
JP2017507060A (ja) * 2014-01-31 2017-03-16 ジョンソン コントロールズ メタルズ アンド メカニズムス ゲーエムベーハー アンド カンパニー カーゲー 自動車用、特に自動車シート用アクチュエータ
JP2018090059A (ja) * 2016-12-01 2018-06-14 トヨタ紡織株式会社 シートスライド装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1010571A3 (en) * 1998-12-18 2001-10-10 Ikeda Bussan Co., Ltd. Automobile seat
JP2002193000A (ja) * 2000-12-22 2002-07-10 Johnson Controls Automotive Systems Corp リフター装置のモーターユニット
JP2003285672A (ja) * 2002-01-23 2003-10-07 Delta Kogyo Co Ltd 車両用パワーシート
JP2017507060A (ja) * 2014-01-31 2017-03-16 ジョンソン コントロールズ メタルズ アンド メカニズムス ゲーエムベーハー アンド カンパニー カーゲー 自動車用、特に自動車シート用アクチュエータ
US10688883B2 (en) 2014-01-31 2020-06-23 Johnson Controls Metals and Mechanisms GmbH & Co. KG Actuator for a motor vehicle, in particular for a motor vehicle seat
JP2018090059A (ja) * 2016-12-01 2018-06-14 トヨタ紡織株式会社 シートスライド装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4103212B2 (ja) 車両用パワーシートスライド装置
JP3161033B2 (ja) 車両用シートスライド装置
EP2191999B1 (en) Seat slide structure
US5348262A (en) Power seat slide device
JPH0537553U (ja) パワーシートスライド装置
JP4000858B2 (ja) シート用パワースライド装置
KR20190053448A (ko) 자동차의 전동식 슬라이딩 콘솔
KR20200074713A (ko) 차량용 시트 트랙 장치
JPH10315808A (ja) 車両用シートスライド装置
JP2006264529A (ja) シートスライド装置
JP2000177443A (ja) 自動車用パワーシートスライド装置
JP5063972B2 (ja) 車両用パワースライドシート
US7472879B2 (en) Power seat track having a flexible support assembly for a lead screw
JP5531083B2 (ja) 車両用シートのパワースライド装置
JPH09142181A (ja) シートスライド装置
JPH02296543A (ja) シートスライド装置
JPH08156660A (ja) 車両用パワーシートのスライドナット取付構造
JP3452819B2 (ja) パワーシートの補強構造
JPH0651452B2 (ja) シ−トアジヤスタ
JP2006224831A (ja) パワーシートスライド装置
JP7392450B2 (ja) スライド機構、表示パネル駆動装置および電子機器
JP3202635B2 (ja) 自動車シートのパワースライド装置
JP3165054B2 (ja) 自動車シートのパワースライド装置
JPH09164865A (ja) シートスライド装置
JP2551758Y2 (ja) パワースライド装置用ナット装置