JP2006264529A - シートスライド装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高出力モータと低出力モータを組み合わせることにより、シートに乗員が着座している状態では高出力モータのみを駆動させて前後スライドさせる一方で、シートに乗員が着座していないときには高出力モータ及び低出力モータの双方を駆動させ速やかな前後スライドを可能とするシートスライド装置を、簡易な構造で安価に提供する。
【解決手段】アッパーレール部材10と、ロアレール部材20と、ロアレール部材20に沿って配置され、ロアレール部材20に両端が支承されたスクリューシャフト30と、スクリューシャフト30を回転させる第1モータ40と、アッパーレール部材10に対して回転自在に設けられ、前記スクリューシャフト30に螺合するウォームホイール50と、ウォームホイールを回転させる第2モータ60と、第1モータ40を作動させる第1スイッチと、第1モータ40及び第2モータ60を作動させる第2スイッチとを有するものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両フロア面に固着されるロアレール部材とシートクッション(座部)が装着されるアッパーレール部材とを有し、車両用シートの前後位置を調節可能とするシートスライド装置に関するものであって、特に、ロアレール部材側に設けたスクリューシャフトとアッパーレール部材側に設けたウォームホイールとの螺合により、該アッパーレール部材をロアレール部材上において移動可能とするシートスライド装置に関するものである。
「ミニバン」や「キャブワゴン」に代表されるワンボックス・タイプの車両には、その室内に三列のシートを装備する車種が多い。そして、三列目に設置されたシート(以下、「三列目シート」)に対しては、乗員は後席ドアから乗降するのが一般的である。但し、三列目シートに対して乗員が乗り込む際には、これらシートの直前列に設置されたシート(以下、「二列目シート」とする。)が、乗降のための経路を塞ぐこととなる。そのため、この二列目シートには「ウォークイン機能」が付加され、該二列目シートを前方(又は後方)へスライド(移動)可能としている。
この「ウォークイン機能」に関しては、特許文献1や特許文献2に記載の如く、運転席からの手元操作でウォークイン機能を作動させたり、或いは、電気的制御によりシートバックの傾倒、シートの前後移動等を可能とする技術が、従来より公知となっている。
また、ミニバン等の車両にあっては、ユーザーの使用目的や用途に応じて多彩なシートアレンジが要求される傾向にある。代表的なものとして、二列目シート及び三列目シートを前後方向へと大きく移動させることによって荷室スペースの拡大したり、或いは、二列目シートと三列目シートとを相互に近接させると共に当該二列目シートのシートバックを前傾させ、該二列目シートの背面をテーブルとして使用する等が挙げられる。
上記の如く多彩なシートアレンジを実現するために、上記二列目シート等を車両フロア面に対し設置する際には、「ロングレール」が採用される場合が多い。因みに、このロングレールというのは、シートスライド装置において本来ロアレール側を意味するものであるが、運転席(助手席)に用いられるシートスライド装置のロアレールよりも、更に長いロアレールを備えたシートスライド装置自体を指す場合もある。
但し、このロングレールは可動範囲が広いため、当該ロングレール上を、乗員の手動(マニュアル操作)を以て広範囲にシートを移動させる場合には、該乗員に負担を強いることとなる。従って、このロングレール対して動力駆動装置を用いた構造(パワー・シート方式)を付与すると好適である。
このパワー・シートの方式としては、特許文献3に記載の技術が従来より開示されている。この特許文献3に記載の技術というのは、リードスクリュー(56)に対してナット(28)を螺合させ、当該ナット(28)を回転させてリードスクリュー(56)上を進退するものである。かかる技術によれば、ロングレールの略全長にわたりアッパーレールを円滑にスライドさせることが可能となり、有効な技術であるともいえる。
しかし乍ら、上記特許文献3に記載の技術では、ウォークイン作動時であると、通常時におけるシートの前後位置調節であるとに関わらず、常に一定の速度でアッパーレールをスライド(移動)させる構成を採らざるを得ないという問題がある。即ち、通常時におけるシートの前後位置調節域を行うためには、20mm〜30mmという短いピッチ(区間)でのロック(スライド規制)を実現する必要性から、アッパーレールの移動速度は比較的ゆっくりとした速度に設定せざるを得ない。かかる設定速度でウォークイン機能を作動させ、シートを長い区間にわたって移動(スライド)させた場合には、その動きが非常に遅く感じられることとなる。
実際にウォークイン機能を作動させる場面を考えると、二列目シートを前方に素早く移動させることにより、即座に車内に入り込むことが可能となる。そのため、ウォークイン作動時には速い速度でのシートスライドを実現する必要がある。とりわけ、降雨時に傘を持たない乗員が三列目シートに乗車しようとしてウォークイン機能を作動させる場面では、速い速度でのシートのスライド(移動)を実現する必要性が極めて高い。
なお、上記特許文献3に記載の技術にあっても、電気的に制御することによりウォークイン作動時にのみシートの移動速度を上げることは可能ではあるものの、その場合には種々の制御装置類が追加的に必要となり、製造工程・製造コストの増加という問題が発生し、更には、装置自体が複雑化することによる故障リスクの増加という問題も発生する。
また、パワー・シートの方式としては、特許文献4及び特許文献5に記載の技術も従来より開示されている。これらの特許文献に記載の技術というのは、スクリュー軸(63)に対してウォームホイール(64)を螺合させ、当該ウォームホイール(64)を回転させると共にスクリュー軸(63)を回転させることにより、速やかにアッパーレール(30, 50)をスライドさせるものである。従って、これらの技術をウォークインシートに適用した場合には、速やかなシートスライドが可能となるため、この点において非常に優れた技術であるといえる。
但し、これらの特許文献4及び特許文献5に記載の技術をウォークインシートにそのまま適用した場合には、モータの駆動力(出力)が過剰となり、コストや装置重量の点で合理的でないという問題がある。何故ならば、上記特許文献に記載の技術では、高速スライド時であると、低速スライド時であるとに関わらず、シート上に乗員が着座した状態での前後スライドを想定した構造であるため、ウォームホイール(64)及びスクリュー軸(63)の回転に高出力モータの採用が避けられないからである。
確かに、ウォークイン機能を付与する必要があるのは後席ドア近傍に設置される二列目シートであることが一般的であり、この二列目シートは三人掛けである場合が多い。即ち、シートの前後位置の微調整を行うに際しては、仮に三名の乗員が当該シートに着座して、体重の全てを該シートに預けた状態であったとしても、当該シートを確実に前後スライドさせるべく、高出力なモータの駆動力が必要である。
しかし乍ら、ウォークイン機能というのは、通常、当該シート上に乗員は着座していない状態で作動させるものであるから、ウォークイン時にのみ作動するモータは必ずしも高出力である必要はない。この点、シート上に乗員が着座した状態で当該シートを前後スライドさせる場合、該シートをゆっくりとスライドさせることにより、乗員の安全性とモータのトルクが確保可能である。
本発明は斯様な点に気付き案出されたものであり、その解決しようとする課題は以下の通りである。
特開平6−328973号公報 特開平8−126541号公報 特開平11−11186号公報 特許第3233763号公報 特許第3233764号公報
即ち本発明は、高出力モータと低出力モータとを組み合わせることにより、シートに乗員が着座している状態では高出力モータのみを駆動させて前後スライドさせる一方で、該シートに乗員が着座していないときには低出力モータのみ、又は低出力モータ及び高出力モータの双方を駆動させ、速やかな前後スライドを可能とするシートスライド装置を、簡易な構造で安価に提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の採った手段は以下の通りである。
まず請求項1に係る発明のシートスライド装置100は、シートクッションを装着可能なアッパーレール部材10と、車両のフロア面に対して固着可能なロアレール部材20と、当該ロアレール部材20に沿って配置され、該ロアレール部材20に両端が支承されたスクリューシャフト30と、当該スクリューシャフト30を回転させる第1モータ40と、前記アッパーレール部材10に対して回転自在に設けられ、前記スクリューシャフト30に螺合するウォームホイール50と、当該ウォームホイール50を回転させる第2モータ60と、前記第1モータ40を作動させる第1スイッチSW1と、前記第2モータ60を作動させる第2スイッチSW2とを有することを特徴とするものである。
次に請求項2に係る発明のシートスライド装置100は、シートクッションを装着可能なアッパーレール部材10と、車両のフロア面に対して固着可能なロアレール部材20と、当該ロアレール部材20に沿って配置され、該ロアレール部材20に両端が支承されたスクリューシャフト30と、当該スクリューシャフト30を回転させる第1モータ40と、前記アッパーレール部材10に対して回転自在に設けられ、前記スクリューシャフト30に螺合するウォームホイール50と、当該ウォームホイール50を回転させる第2モータ60と、前記第1モータ60を作動させる第1スイッチSW1と、前記スクリューシャフト30及びウォームホイール50を相互に反対方向に回転させるべく、第1モータ40及び第2モータ60を作動させる第2スイッチSW2と、を有することを特徴とするものである。
また請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2に記載のシートスライド装置100において、シートクッション上の乗員の有無を検知する乗員検知手段を設けたことを特徴とするものである。
更に請求項4に係る発明のシートスライド装置100は、シートクッションを装着可能なアッパーレール部材10と、車両のフロア面に対して固着可能なロアレール部材20と、当該ロアレール部材20に沿って配置され、該ロアレール部材20に両端が支承されたスクリューシャフト30と、当該スクリューシャフト30を回転させる第1モータ40と、前記アッパーレール部材10に対して回転自在に設けられ、前記スクリューシャフト30に螺合するウォームホイール50と、当該ウォームホイールを回転させる第2モータ60と、シートクッション上の乗員の有無を検知する乗員検知手段と、当該乗員検知手段により、シートクッション上における乗員の着座を検知した場合には前記第1モータ40を作動させると共に、シートクッション上における乗員の非着座を検知した場合には前記第2モータ60を作動させる第3スイッチSW3と、を有することを特徴とするものである。
そして請求項5に係る発明のシートスライド装置100は、シートクッションを装着可能なアッパーレール部材10と、車両のフロア面に対して固着可能なロアレール部材20と、当該ロアレール部材10に沿って配置され、該ロアレール部材10に両端が支承されたスクリューシャフト30と、当該スクリューシャフト30を回転させる第1モータ40と、前記アッパーレール部材10に対して回転自在に設けられ、前記スクリューシャフト30に螺合するウォームホイール50と、当該ウォームホイール50を回転させる第2モータ60と、シートクッション上の乗員の有無を検知する乗員検知手段と、当該乗員検知手段により、シートクッション上における乗員の着座を検知した場合には前記第1モータ40を作動させると共に、シートクッション上における乗員の非着座を検知した場合には前記スクリューシャフト30及びウォームホイール50を相互に反対方向に回転させるべく第1モータ40及び第2モータ60を作動させる第3スイッチSW3と、を有することを特徴とするものである。
上記手段により得られる作用効果は以下の通りである。
まず、請求項1又は請求項2に係る発明のシートスライド装置100によりシート位置の前後方向への微調整を行う場合には、第1スイッチSW1をONにして第1モータ40を作動させ、当該第1モータ40の駆動力によりロアレール部材20に沿って配置されたスクリューシャフト30を回転させる。このスクリューシャフト30にはウォームホイール50が螺合しているため、スクリューシャフト30の回転によりウォームホイール50を介してアッパーレール部材10が押し進められて、ロアレール部材20上をスライドすることとなる。前記第1モータ40は、ロアレール部材20に沿って配置されたスクリューシャフト30を回転させるものであるから、(アッパーレール部材10側ではなく)ロアレール部材20(又は車体フロア面)即ち車体側に設置されることとなる。つまり、当該第1モータ40を車体側に設置した場合には、シート側に設置する場合に比して設置スペースの制限を受けないので、該第1モータ40は比較的大型の高出力モータにて構成することができる。そのため、シートに対し乗員が着座した状態であっても、シートスライドが可能となるのである。
請求項1に係る発明のシートスライド装置100によりウォークインを行う場合には、第2スイッチSW2をONにして第2モータ60を作動させ、低出力・高回転の第2モータ60の駆動力によりウォームホイール50が回転する。ウォームホイール50が回転することにより、シートスライドが可能となる。
一方、請求項2に係る発明のシートスライド装置100によりウォークインを行う場合には、第2スイッチSW2をONにして第1モータ40及び第2モータ60を作動させる。第1モータ40が作動することによりロアレール部材20に沿って配置されたスクリューシャフト30が回転する。また、低出力・高回転の第2モータ60が作動することによりウォームホイール50が回転する。これらスクリューシャフト30及びウォームホイール50は相互に反対方向に向けて回転する。これらスクリューシャフト30とウォームホイール50とが同時に相反する方向へ回転することにより、一方のモータのみを駆動させた場合に比して、一定時間内におけるアッパーレール部材10のロアレール部材20に対する移動距離が長くなるため、より一層速やかなスライドが可能となる。
なお、上記請求項1又は請求項2に係る発明によれば、ウォークインを作動させる際、当該シートは比較的高い速度で前後スライドするため、該シートには乗員が着座していないのが通例であり、ウォークイン時にのみ作動する第2モータ60は乗員の体重を負担する必要がない。そのため、第2モータ60には高い出力が要求されないので、第1モータ40よりも出力の低い小型モータで十分であり、本シートスライド装置100自体の軽量化や低コスト化を図ることが可能となるという効果を奏するのである。
請求項3に係る発明によれば、乗員検知手段(センサ)によって当該シート上の乗員の有無を検出することができる。当該センサが乗員の着座状態を検知した際にウォークインの起動を停止させることにより、低出力モータである第2モータ60に対し過剰な負荷が掛かることを未然に防止し、本シートスライド装置100の故障を防止し、ひいては耐久性を向上させることが可能となるという効果を奏する。
請求項4又は請求項5に係る発明のシートスライド装置100はシートクッション上の乗員の有無を検知する乗員検知手段を有するものである。請求項4又は請求項5に係る発明のシートスライド装置100によりシートを前後スライドさせるべく第3スイッチSW3をONにした際、前記乗員検知手段がシートクッション上における乗員の着座を検知した場合には、前記第1モータ40のみを作動させることとなる。
請求項4に係る発明のシートスライド装置100によりシートを前後スライドさせるべく第3スイッチSW3をONにした際、前記乗員検知手段がシートクッション上における乗員の非着座を検知した場合には、前記第2モータ60が作動する。低出力・高回転の第2モータ60の駆動力によりウォームホイール50が回転する。ウォームホイール50が回転することにより、シートスライドが可能となる。
一方、請求項5に係る発明のシートスライド装置100によりシートを前後スライドさせるべく第3スイッチSW3をONにした際、前記乗員検知手段がシートクッション上における乗員の非着座を検知した場合には、第1モータ40及び第2モータ60が作動する。第1モータ40が作動することによりロアレール部材20に沿って配置されたスクリューシャフト30が回転する。また、低出力・高回転の第2モータ60が作動することによりウォームホイール50が回転する。これらスクリューシャフト30及びウォームホイール50は相互に反対方向に向けて回転する。これらスクリューシャフト30とウォームホイール50とが同時に相反する方向へ回転することにより、一方のモータのみを駆動させた場合に比して、一定時間内におけるアッパーレール部材10のロアレール部材20に対する移動距離が長くなるため、より一層速やかなスライドが可能となる。
なお、上記請求項4又は請求項5に係る発明によれば、ウォークインを作動させる際、当該シートは比較的高い速度で前後スライドするため、該シートには乗員が着座していないのが通例であり、ウォークイン時にのみ作動する第2モータ60は乗員の体重を負担する必要がない。そのため、第2モータ60には高い出力が要求されないので、第1モータ40よりも出力の低い小型モータで十分であり、本シートスライド装置100自体の軽量化や低コスト化を図ることが可能となるという効果を奏するのである。また、本請求項に係る発明によれば、乗員検知手段によって当該シート上の乗員の有無を検出することができる。当該センサが乗員の着座状態を検知した際に低出力モータである第2モータ60の作動を停止させることにより、当該第2モータ60に対し過剰な負荷が掛かることを未然に防止し、本シートスライド装置100の故障を防止し、ひいては耐久性を向上させることが可能となるという効果を奏する。
以下、本発明に係るシートスライド装置100を、実施例を用いて説明する。
まず本実施例に係るシートスライド装置100は、主にミニバン等の車両に対して二列目シートを設置する際に用いられるものであり、図1に示すように、アッパーレール部材10、ロアレール部材20、スクリューシャフト30、第1モータ40、ウォームホイール50(図示しない)、第2モータ60、第1スイッチSW1(図示しない)、第2スイッチSW2(図示しない)及びセンサ(図示しない)等を有するものである。以下、各構成要素毎に説明する。
アッパーレール部材10は、車両用シートの左右両側に配置されて、シートクッションを装着可能とするものである。本発明において当該アッパーレール部材10は、シートクッションを装着可能であれば如何なる形状・構造のものを採用してもよいが、本実施例では、図1に示すように、鋼鈑をプレス加工により左右略対称の形状に形成すると共に、これらを相互に対峙する位置に配置するものとしている。
また、図4に示すように、当該アッパーレール部材10の下部にはローラ11が軸支されており、該ローラ11がロアレール部材20(後述)の内側で回転移動することにより、該ロアレール部材20に対するアッパーレール部材10のスムースなスライドを可能としている。尚、このアッパーレール部材10にはシート取り付け用ナット12が溶接固定されている。当該アッパーレール部材10上にシートクッションを載置し、前記ナットに対してボルト締めすることにより、当該シートクッションの装着固定が可能となる。
ロアレール部材20は、当該シートスライド装置100を車両のフロア面に対して固着すると共に、前記アッパーレール部材10の摺動自在に支持するものである。本発明において当該ロアレール部材20は、車両のフロア面に対して固着すると共に、前記アッパーレール部材10の摺動を可能とするものであれば如何なる形状・構造のものを採用してもよいが、本実施例では、図3又は図4に示すように、鋼鈑をプレス加工により折り曲げて、上部開口を備えた断面略C字形の筒状部材を左右一対で構成して、これらを相互に対峙する位置に配置するものとしている。特に本実施例では、図1に示すように「ロングレール」と呼ばれる長尺のロアレール部材20が採用されており、これらロアレール部材20どうしの間隔は、一人掛けのシートの装着を想定して比較的狭い間隔としている。勿論、本発明においてロアレール部材20どうしの間隔は特段この構成に限定されるものではなく、装着される車両用シートの幅に応じて任意に決定されることとなる。尚、当該ロアレール部材20の下面には、車両フロア面との固着に用いるフット部材21が溶接固定されている。
また、本実施例におけるロアレール部材20の両端末には、その断面開口を塞ぐようにエンドブラケット22が装着されることとなる。当該エンドブラケット22の略中央部分には貫通孔を形成すると共に軸受部を設け、当該軸受部によって後述のスクリューシャフト30を支承可能としている。
スクリューシャフト30は、前記ロアレール部材20に沿って配置されるものであり、ロアレール部材20によって両端が支承されるものである。本発明において当該スクリューシャフト30は、ロアレール部材20に沿って配置でき、後述のウォームホイール50に螺合可能とするものであれば如何なる形状・構造のものを採用してもよいが、本実施例では、図1又は図2に示すように、前記ロアレール部材20の全長と略同一寸法に形成したシャフト部材からなり、当該シャフトの外周面には螺刻溝を形成している。
第1モータ40は、前記スクリューシャフト30を回転させるものである。本発明において当該第1モータ40は、スクリューシャフト30を回転させることが可能であれば如何なる仕様・形状・構造のものを採用してもよいが、本実施例では、図1乃至図3に示すように、車両のスライドドアの開閉にも用いられる汎用モータの採用が考えられる。当該第1モータ40は両側に出力軸が突出しており、一方の出力軸にはウォームギアが設けられ、前記スクリューシャフト30の一端に設けられた外歯歯車に咬合可能とし、当該ウォームギアの回転によりスクリューシャフト30が回転することとなる。他方の出力軸には連結シャフトが接続されており、当該連結シャフトの先にはウォームギアが設けられ、他方のロアレール部材20のスクリューシャフト30を回転させることとなる。尚、当該第1モータ40をシート位置の前後方向への微調整の際に駆動させる構成を採った場合、後述の第2モータ60は、当該第1モータ40よりも出力の低い小型モータで十分であり、本シートスライド装置100自体の軽量化や低コスト化が可能となる。
ウォームホイール50は、前記アッパーレール部材10に対して回転自在に設けられ、前記スクリューシャフト30に螺合するものである。本発明において当該ウォームホイール50は、ロアレール部材20に沿って配置されたスクリューシャフト30に螺合可能とするものであれば如何なる形状・構造のものを採用してもよいが、本実施例では、図5に示すように、中心部に前記スクリューシャフト30の螺刻溝と同一ピッチの螺刻孔を形成すると共に、外周面はアッパーレール部材10に設けた減速装置(ギアボックス)内の歯車と咬合可能な外歯歯車状に形成されている。
第2モータ60は、前記ウォームホイール50を回転させるものである。本発明において当該第2モータ60は、ウォームホイール50を回転させることが可能であれば如何なる仕様・形状・構造のものを採用してもよいが、本実施例では、図1乃至図4に示すように、車両のスライドドアの開閉にも用いられる汎用モータの採用が考えられる。当該第2モータ60は両側に出力軸が突出しており、一方の出力軸は、アッパーレール部材10に取り付けられた減速装置(ギアボックス)に接続されている。また、他方の出力軸には連結シャフトが接続されており、当該連結シャフトは、他方のアッパーレール部材10に取り付けられた減速装置(ギアボックス)に接続されている。尚、当該第2モータ60をシート位置の前後方向への微調整の際に駆動させる構成を採った場合、前述の第1モータ40は、当該第2モータ60よりも出力の低い小型モータで十分であり、本シートスライド装置100自体の軽量化や低コスト化が可能となる。但し、速やかなシートスライドを実現するためには、アッパーレール部材10側に設けられる第2モータ60を小型化した方がより現実的である点を付言する。
第1スイッチSW1は、シート位置の前後方向への微調整を行う際に導通させるものであり、車内壁面又はシート側面に設置されるものであって、乗員の操作により該スイッチをONとすることにより、前記第1モータ40を作動させるものである。本実施例では図示はしないが、プッシュボタン方式のスイッチを車両コンソールパネル、後座ドアの近傍、或いは、ウォークイン機能が付与されるシートに設置することが考えられる。
第2スイッチSW2は、ウォークイン機能を作動させる際に導通させるものであり、車内壁面又はシート側面に設置されるものであって、乗員の操作により該スイッチをONとすることにより、前記第1モータ40のみ(請求項1の場合)、或いは、第1モータ40及び第2モータ60の双方(請求項2の場合)を作動させるものである。本実施例では図示はしないが、プッシュボタン方式のスイッチを車両コンソールパネル、後座ドアの近傍、或いは、ウォークイン機能が付与されるシートに設置することが考えられる。
第3スイッチSW3は、シート位置の前後方向への微調整を行う際及びウォークイン機能を作動させる際に導通させるものであり、車内壁面又はシート側面に設置されるものであって、乗員の操作により該スイッチをONとすることにより、前記第2モータ60のみ(請求項4の場合)、或いは、第1モータ40及び第2モータ60の双方(請求項5の場合)を作動させるものである。本実施例では図示はしないが、プッシュボタン方式のスイッチを車両コンソールパネル、後座ドアの近傍、或いは、ウォークイン機能が付与されるシートに設置することが考えられる。
乗員検知手段は、シートクッション上に乗員が着座しているか否かを検知するものである。当該センサは上記第1スイッチSW1,第2スイッチSW2,第3スイッチSW3と共に制御装置に接続され、該センサがシートクッション上の乗員を検知した場合には、ウォークイン機能の起動を停止することとなる。本発明において当該センサは、シートクッション上の乗員の有無を検知可能であれば如何なる仕様・形状・構造のものを採用してもよいが、本実施例では特に図示はしないが、重量センサやエリアセンサを、シートクッションやロアレール或いは車内壁面に設置することが考えられる。より具体的には、フィルム状の圧力センサをシートクッション内に設置したり、或いは、ロアレール部材20とフット部材21との間に荷重センサを介在させることが考えられる。更には、赤外線センサや超音波センサをシートクッション付近に設置し、当該センサの検知範囲内での乗員の有無を検知する構成の採用も考えられる。
本発明に係るシートスライド装置100の斜視図である。 図1に示すシートスライド装置100の平面図である。 図2に示すシートスライド装置100の一部正面図である。 図2に示すシートスライド装置100のA−A断面図である。 図1に示すシートスライド装置100の側面透過図である。
符号の説明
10 アッパーレール部材
11 ローラ
12 シート取り付け用ナット
20 ロアレール部材
21 フット部材
22 エンドブラケット
30 スクリューシャフト
40 第1モータ
50 ウォームホイール
60 第2モータ
SW1 第1スイッチ
SW2 第2スイッチ
100 シートスライド装置

Claims (5)

  1. シートクッションを装着可能なアッパーレール部材と、
    車両のフロア面に対して固着可能なロアレール部材と、
    当該ロアレール部材に沿って配置され、該ロアレール部材に両端が支承されたスクリューシャフトと、
    当該スクリューシャフトを回転させる第1モータと、
    前記アッパーレール部材に対して回転自在に設けられ、前記スクリューシャフトに螺合するウォームホイールと、
    当該ウォームホイールを回転させる第2モータと、
    前記第1モータを作動させる第1スイッチと、
    前記第2モータを作動させる第2スイッチと、
    を有することを特徴とするシートスライド装置。
  2. シートクッションを装着可能なアッパーレール部材と、
    車両のフロア面に対して固着可能なロアレール部材と、
    当該ロアレール部材に沿って配置され、該ロアレール部材に両端が支承されたスクリューシャフトと、
    当該スクリューシャフトを回転させる第1モータと、
    前記アッパーレール部材に対して回転自在に設けられ、前記スクリューシャフトに螺合するウォームホイールと、
    当該ウォームホイールを回転させる第2モータと、
    前記第1モータを作動させる第1スイッチと、
    前記スクリューシャフト及びウォームホイールを相互に反対方向に回転させるべく、第1モータ及び第2モータを作動させる第2スイッチと、
    を有することを特徴とするシートスライド装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のシートスライド装置において、
    シートクッション上の乗員の有無を検知する乗員検知手段を設けたことを特徴とするシートスライド装置。
  4. シートクッションを装着可能なアッパーレール部材と、
    車両のフロア面に対して固着可能なロアレール部材と、
    当該ロアレール部材に沿って配置され、該ロアレール部材に両端が支承されたスクリューシャフトと、
    当該スクリューシャフトを回転させる第1モータと、
    前記アッパーレール部材に対して回転自在に設けられ、前記スクリューシャフトに螺合するウォームホイールと、
    当該ウォームホイールを回転させる第2モータと、
    シートクッション上の乗員の有無を検知する乗員検知手段と、
    当該乗員検知手段により、シートクッション上における乗員の着座を検知した場合には前記第1モータを作動させると共に、シートクッション上における乗員の非着座を検知した場合には前記第2モータを作動させる第3スイッチと、
    を有することを特徴とするシートスライド装置。
  5. シートクッションを装着可能なアッパーレール部材と、
    車両のフロア面に対して固着可能なロアレール部材と、
    当該ロアレール部材に沿って配置され、該ロアレール部材に両端が支承されたスクリューシャフトと、
    当該スクリューシャフトを回転させる第1モータと、
    前記アッパーレール部材に対して回転自在に設けられ、前記スクリューシャフトに螺合するウォームホイールと、
    当該ウォームホイールを回転させる第2モータと、
    シートクッション上の乗員の有無を検知する乗員検知手段と、
    当該乗員検知手段により、シートクッション上における乗員の着座を検知した場合には前記第1モータを作動させると共に、シートクッション上における乗員の非着座を検知した場合には前記スクリューシャフト及びウォームホイールを相互に反対方向に回転させるべく第1モータ及び第2モータを作動させる第3スイッチと、
    を有することを特徴とするシートスライド装置。
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