JPH08156660A - 車両用パワーシートのスライドナット取付構造 - Google Patents

車両用パワーシートのスライドナット取付構造

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JPH08156660A
JPH08156660A JP33029294A JP33029294A JPH08156660A JP H08156660 A JPH08156660 A JP H08156660A JP 33029294 A JP33029294 A JP 33029294A JP 33029294 A JP33029294 A JP 33029294A JP H08156660 A JPH08156660 A JP H08156660A
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JP
Japan
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slide nut
mount
mount rubber
screw
rubber
Prior art date
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Application number
JP33029294A
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Inventor
Susumu Konishi
将 小西
Mitsugi Nonomura
貢 野々村
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Showa Corp
Original Assignee
Showa Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ガタツキを防止すると同時に組付け性を向上
させ高い部品精度が要求されず振動音の少ない車両用パ
ワーシートのスライドナット取付構造を供する。 【構成】 直方体をなし前後面をネジ孔が貫通したスラ
イドナット24と同スライドナット24のネジ孔24cを貫通
螺合して回転自在に支持されるスクリュー12の一方を車
体側に他方をシート側に設け、スクリュー12をモータが
回転駆動させる車両用パワーシートにおいて、スライド
ナット24はマウントラバー23に少なくとも前後面を接し
て覆われ、車体側またはシート側に固定されるマウント
ベース20にスライドナット24をマウントラバー23を介し
て嵌入して支持し、マウントベース20前後内面と前記マ
ウントラバー23の前後外面の相対する少なくとも一方ま
たはマウントラバー23の前後内面とスライドナット24の
前後面の相対する少なくとも一方に突起23e,23fを形
成した車両用パワーシートのスライドナット取付構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両においてモータに
よりシートを前後に移動調整することができるパワーシ
ートに関し、特にモータにより回転するスクリューとス
ライドナットの螺合に基づきシートが前後される機構の
スライドナット取付構造に関する。
【0002】
【従来技術】車体側レールに固定されたスライドナット
をシート側レールに回転自在に支持されたスクリューが
螺合して、モータによりスクリューが回転されること
で、シート側レールとともにシートが前後に移動する構
造のパワーシートは、従来より広く実施されている技術
であり、この種の構造ではスライドナットの固定にガタ
が生じると円滑な移動ができない。
【0003】そこでスライドナットを車体側に固定する
にあたり、車体側のマウントベースに対しマウントラバ
ーを介してスライドナットを固定し、マウントラバーに
よりガタツキの生じるのを防止した例(実公平6−18
69号公報等)がある。実公平6−1869号公報に記
載された例を図13に示す。図13は同例のスライドナ
ットの取付構造の分解斜視図であり、スライドナット01
は上部01bに前後面を貫通してネジ孔01eが設けられ、
前後面の下部01aには凹段部01c,01cが形成され、底
面には2条の突起01dが形成されている。
【0004】箱状のラバー02は、前記スライドナット01
の凹段部01c,01cに嵌着され、該凹段部01c,01cよ
り僅かに突出する前後壁02a,02aと、スライドナット
01の両側面に嵌着する両側壁と、スライドナット01の底
面を覆う底壁とでなり、該底壁にはスライドナット01の
突起01dが貫通する穴が設けられている。一方断面略U
字状のブラケット03の前後の立上り壁03a,03aにはス
クリュー04が貫通する孔03bが穿設され、該立上り壁03
a,03aは前記スライドナット01の前後両面の上部01b
が隙間なく嵌合する間隔に設定されている。
【0005】したがってスライドナット01の下部01aに
ラバー02を嵌合し、同ラバー02の前後壁02a,02aを前
後から挟圧して弾性変形しスライドナット01の上部01b
の前後壁と略同一面を構成するようにしてブラケット03
の前後の立上り壁03a,03a間に嵌入し、立上り壁03
a,03aの孔03b,03bとスライドナット01のネジ孔01
eを同軸とし、スクリュー04をスライドナット01のネジ
孔01eに螺入し貫通する。
【0006】スライドナット01はブラケット03との間に
ラバー02を挟圧して固定されるので、スライドナット01
はガタツキなく確固してブラケット03に固定されスクリ
ュー04の回転を確実にしシートの移動を円滑に行うこと
ができる。
【0007】
【解決しようとする課題】このパワーシートにおけるス
ライドナット01は乗員をシートごと前後に移動すると同
時に加減速時の負荷を支える部分となるため、ここで使
用されるラバー02はガタツキを防止し、なおかつ大荷重
にも耐えるラバー剛性が必要とされる。したがって組付
け作業特にラバー02を嵌合したスライドナット01をブラ
ケット03の前後立上り壁03a,03a間に嵌入するのが容
易ではなく組付け性が極めて悪く、同時に高い部品精度
が要求される。
【0008】またスクリューとスライドナットの螺合の
相対的な回転により噛み合い部に振動が生じるが、前記
例ではスライドナット01の上部01bの前後面がブラケッ
ト03の前後立上り壁03a,03aに接しているので、ブラ
ケット03側に振動が伝達されて振動音を発生させるおそ
れがある。
【0009】本発明はかかる点に鑑みなされたもので、
その目的とする処はガタツキを防止すると同時に組付け
性を向上させ高い部品精度が要求されず振動音の少ない
車両用パワーシートのスライドナット取付構造を供する
点にある。
【0010】
【課題を解決するための手段および作用】上記目的を達
成するために、本発明は、前後方向に指向して車体側に
固定される車体側レールに沿って摺動自在に支持される
シート側レールによりシートが前後動可能に支持され、
略直方体をなし前後面をネジ孔が貫通したスライドナッ
トと同スライドナットのネジ孔を貫通螺合して回転自在
に支持されるスクリューの一方を車体側に他方をシート
側に設け、前記スクリューをモータが回転駆動させる車
両用パワーシートにおいて、前記スライドナットはマウ
ントラバーに少なくとも前後面を接して覆われ、車体側
またはシート側に固定されるマウントベースに前記スラ
イドナットを前記マウントラバーを介して嵌入して支持
し、前記マウントベース前後内面と前記マウントラバー
の前後外面の相対する少なくとも一方または前記マウン
トラバーの前後内面と前記スライドナットの前後面の相
対する少なくとも一方に突起を形成した車両用パワーシ
ートのスライドナット取付構造とした。
【0011】マウントベース前後内面と前記マウントラ
バーの前後外面の相対する少なくとも一方または前記マ
ウントラバーの前後内面と前記スライドナットの前後面
の相対する少なくとも一方に突起を形成したので、マウ
ントラバーに覆われたスライドナットをマウントベース
に嵌入するに際しマウントラバーの突起部の弾性変形に
よりあるいはマウントベースの突起部またはスライドナ
ットの突起部に対応するマウントラバーの箇所の部分的
弾性変形によりマウントラバーとともにスライドナット
をマウントベースに容易に嵌め込むことができガタツキ
がなく、高い部品精度は要求されずに組付け作業が容易
となる。
【0012】加減速時に大きな入力荷重が加わるときは
マウントラバーの突起部の弾性変形によりあるいはマウ
ントベースの突起部またはスライドナットの突起部に対
応するマウントラバーの箇所の弾性変形により前後面の
いずれか全面で保持できるので耐久性を維持できる。マ
ウントベースにスライドナットがマウントラバーを介し
て嵌入して支持されるので、スクリューとスライドナッ
トの螺合による振動がマウントベース側に伝達されず振
動音を発生させることがない。
【0013】
【実施例】以下図1ないし図9に図示した本発明の一実
施例について説明する。図1は本実施例のパワーシート
の前後移動機構を示す平面図であり、左右に一対のレー
ル摺動機構が配置されている。レール摺動機構は車体側
に固定されるロアレール1と同ロアレール1に沿って摺
動しシート側に固定されるアッパーレール2等からな
る。
【0014】ロアレール1は前後方向に指向してその前
後端に固着されるブラケット3を介して車体に固定さ
れ、図3に示すように底壁1aの左右両側が上方へ屈曲
して側壁1b,1cをなし、左側壁1bは途中外側へ凹
出した凹部1dを形成して上端を内側へ湾曲させ、一方
右側壁1cは低い位置で上端を内側へ屈曲して内側に凹
部1eを形成している。
【0015】またアッパーレール2は前後方向に指向し
てロアレール1より長尺であり、上壁2aの左端部2b
が下方へ屈曲しさらに外側に屈曲して段をなし前記ロア
レール1の左側壁1bの凹部1dに入り込み、凹部1d
の上部とアッパーレール2の左端部2bとの間にローラ
ボール4が複数個介装されている。アッパーレール2の
上壁2aの右側は下方に屈曲されて右側壁2cを形成
し、右側壁2cの下端部2dは外側に屈曲して前記ロア
レール1の右側壁1cの凹部1eに入り込み、凹部1e
の上部とアッパーレール2の右下端部2dとの間にロー
ラボール5が複数個介装されている。
【0016】ロアレール1の底壁1aとアッパーレール
2の上壁2aとの間に左右対をなすローラ6,7が前後
に2個ずつ転動自在に介装されている。したがってアッ
パーレール2はローラ6,7によりロアレール1上に摺
動自在に支持されシート荷重はローラ6,7を介して保
持され、アッパーレール2に上方への力が加わるときに
はローラボール4,5を介してロアレール1の凹部1
d,1eがアッパーレール2を上から抑えてアッパーレ
ール2が外れるのを禁止している。
【0017】こうして車体に固着される左右一対のロア
レール1上を左右各アッパーレール2が前後に摺動自在
に設けられ、同左右アッパーレール2間にシートが架設
支持される。アッパーレール2の前後端には軸受部材1
0,11が相対向して垂設され、同軸受部材10,11に長尺
のスクリュー12の前後端が回転自在に支持されて同スク
リュー12はロアレール1とアッパーレール2との間の空
間を貫通している。
【0018】右側のアッパーレール2の前端部にはモー
タ13が内側に突設されており、同モータ13の回転駆動軸
は左右に突出してその右側は直ぐ右側アッパーレール2
内のウオームギア14に連結され、図4に示すようにスク
リュー12に嵌着されたウオームホイール15にウオームギ
ア14が噛み合って右側アッパーレール2のスクリューに
回転が伝達され、他方モータ13の左側駆動軸は連結棒16
に連結され、連結棒16の左端は左側アッパーレール2の
前端に支持され右側の場合と同様にウオームギアとウオ
ームホイールの噛合で左側アッパーレール2のスクリュ
ーに回転が伝達されるようになっている。
【0019】そしてロアレール1の中央位置にはマウン
トベース20がフランジ付きナット21を介してボルト22に
より底壁1aに固着され、マウントベース20内にマウン
トラバー23を介してスライドナット24が嵌合されてお
り、スクリュー12はこのスライドナット24に螺合し貫通
している。
【0020】車体側のロアレール1に固定されたスライ
ドナット24にアッパーレール2側のスクリュー12が螺入
しているので、スクリュー12が回転するとスライドナッ
ト24との螺合によりスクリュー12が回転しながら前後に
移動し、同時にアッパーレール2を前後に摺動させる。
【0021】レール摺動構造は左右とも同様であり、し
たがってモータ13の駆動でギアの噛み合いを介して左右
のスクリュー12が回転すると左右のアッパーレール2が
シートとともに前後に移動する。
【0022】ここにスライドナット24の取付構造を図5
ないし図9に基づき説明する。図6はマウントベース2
0,マウントラバー23,スライドナット24の分解斜視図
であり、スライドナット24は直方体をなし前後面24a,
24bを貫通してネジ孔24cが穿設されている。
【0023】マウントラバー23は図6に示すようにスラ
イドナット24を内部に隙間なく嵌合する箱状をなし、図
7ないし図9に図示するように前後壁23a,23bにはス
クリュー12を貫通する円孔23c,23dが形成され、前壁
23aの前面および後壁23bの後面には円孔23c,23dの
左右に上下に指向した突条23e,23fが僅かな厚さで形
成されている。
【0024】マウントベース20はマウントラバー23を内
部に嵌合する箱状をなし、前後壁20a,20bにはスクリ
ュー12を貫通する円孔20c,20dが形成され、底壁20e
にはフランジ付きナット21が嵌合される取付け孔が設け
られている。このマウントベース20の内部前後長および
左右幅はマウントラバー23の外側前後長および左右幅と
略等しく、特に前後長はマウントラバー23の突条23e,
23fを加えた前後長より狭い設計となっている。
【0025】そしてまずスライドナット24をマウントラ
バー23内に嵌入し、完全に嵌合するとスライドナット24
のネジ孔24cとマウントラバー23の前後の円孔23c,23
dとが同軸に一致する。次にスライドナット24の前後左
右底面をマウントラバー23に覆われた状態でマウントベ
ース20に嵌入する。
【0026】その際マウントラバー23の前後壁23a,23
bに形成された突条23e,23fを押圧変形してマウント
ベース20に嵌入する。突条23e,23fがあることにより
マウントラバー23の前後壁23a,23bの突条23e,23f
のみを部分的に弾性変形すればマウントベース20に嵌入
することができるので、組付け作業が容易であり、また
高い部品精度が要求されずコストの低減を図ることがで
きる。
【0027】こうしてマウントベース20にマウントラバ
ー23を介してスライドナット24を嵌入し、ネジ孔24cお
よびマウントラバー23の前後の円孔23c,23dをマウン
トベース20の前後の円孔20c,20dに同軸に一致させ
る。そしてスクリュー12をマウントベース20とマウント
ラバー23の前後の円孔20c,20d,円孔23c,23dに貫
通しネジ孔24cに螺入する。
【0028】なおマウントベース20はロアレール1の中
央位置で底壁の孔に嵌合されたフランジ付きナット21を
ロアレール1に穿設された取付け孔に合致させ下方より
ワッシャ25を介してボルト22を螺着して固定する。こう
してスライドナット24が図5に示すようにロアレール1
に固定される。
【0029】スライドナット24はマウントベース20との
間にマウントラバー23を挟圧して支持されるのでガタツ
キがなく、スライドナット24とマウントベース20とは直
接接触する部分はなくスクリュー12がスライドナット24
に螺合して回転することにより生じる振動はマウントベ
ース20には伝達されず振動音を発生することはない。加
減速時に大きな入力荷重が加わるときはマウントラバー
23の突条23e,23fの変形でマウントラバー23の前後面
のいずれかマウントベース20の前後内面と全面で接する
ことになり、全面で入力荷重を受け保持できるので耐久
性を維持できる。
【0030】前記実施例ではマウントラバー23に突条23
e,23fを設けたが、逆にマウントベース側に突条を設
けてもよい。すなわち図10に示すように前記スライド
ナット24と同じ直方体状をしたスライドナット30を覆う
マウントラバー31は前後外面31a,31bが平坦面をな
し、マウントベース32の方に前後内面32a,32bにそれ
ぞれ2条ずつ突条32c,32dが上下方向に指向して形成
されている。
【0031】本実施例の場合もスライドナットを覆った
マウントラバー31をマウントベース32に嵌入する際に、
マウントベース32の突条32c,32dに対応するマウント
ラバー31の前後外面31a,31bの部分のみを押圧変形し
ながら嵌入すればよく、前記実施例と同様に組付け作業
が容易であり、また高い部品精度が要求されずコストの
低減を図ることができる。
【0032】またガタツキはなく、マウントベース32に
伝達されて発生する振動音もない。さらに加減速時に大
きな入力荷重が加わるときもマウントベース32の突条32
c,32dに対応するマウントラバー31の部分の変形でマ
ウントラバー31の前後面のいずれかがマウントベース32
の前後内面と全面で接することになり、全面で入力荷重
を受け保持できるので耐久性を維持できる。
【0033】以上の実施例ではマウントベースとマウン
トラバーの相対する面のどちらかに突条を設けたが、ス
ライドナットとマウントラバーの相対する面のどちらか
に突条を設けてもよい。図11はマウントラバー41の前
後内面41a,41bにそれぞれ2条ずつ突条41c,41dが
上下方向に指向して形成されており、このマウントラバ
ー41にスライドナット40を嵌入するとマウントラバー41
の内面の突条41c,41dが外側に押され、同部分の外面
を若干膨出させる。
【0034】スライドナット40の前後左右底面をマウン
トラバー41に覆われた状態でマウントラバー41の前後外
面の膨出部を押圧変形してマウントベース42に嵌入する
マウントラバー41の前後内面の突条23e,23f部分のみ
を部分的に弾性変形すればマウントベース42に嵌入する
ことができるので、前記実施例同様に組付け作業が容易
であり、また高い部品精度が要求されずコストの低減を
図ることができる。
【0035】さらに図12に図示するようにスライドナ
ット50の前後面50a,50bにそれぞれ2条ずつ突条50
c,50dが上下方向に指向して形成されており、このス
ライドナット50をマウントラバー51に嵌入するとスライ
ドナット50の突条50c,50dがマウントラバー51の前後
壁を押し同部分を外側に若干膨出させる。したがって上
記実施例と同様にマウントラバー41の前後外面の膨出部
のみを部分的に弾性変形すればマウントベース52に嵌入
することができ、組付け作業が容易であり、その他前記
実施例と同様の効果が奏せられる。
【0036】
【発明の効果】本発明は、マウントベース前後内面とマ
ウントラバーの前後外面の相対する少なくとも一方また
はマウントラバーの前後内面とスライドナットの前後面
の相対する少なくとも一方に突起を形成したので、マウ
ントラバーに覆われたスライドナットをマウントベース
に嵌入するに際しマウントラバーの突起部の弾性変形に
よりあるいはマウントベースの突起部またはスライドナ
ットの突起部に対応するマウントラバーの箇所の部分的
弾性変形でマウントラバーとともにスライドナットをマ
ウントベースに嵌め込むことができガタツキがなく、高
い部品精度は要求されずに組付け作業が容易となり、コ
ストの低減を図ることができる。
【0037】加減速時に大きな入力荷重が加わるときは
マウントラバーの突起部の弾性変形によりあるいはマウ
ントベースの突起部またはスライドナットの突起部に対
応するマウントラバーの箇所の弾性変形により前後面の
いずれか全面で保持できるので耐久性を維持できる。マ
ウントラバーを介してスライドナットがマウントベース
に嵌入して支持されるので、スクリューとスライドナッ
トの螺合による振動がマウントベース側に伝達されず振
動音を発生させることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るパワーシートのレール
摺動機構を示す平面図である。
【図2】図1におけるII−II線で切断した断面図で
ある。
【図3】ロアレールとアッパーレールとの組付け状態を
示す後面図である。
【図4】スクリューに動力を伝達する機構を示す断面図
である。
【図5】スクリューとスライドナットの螺合状態を示す
断面図である。
【図6】スライドナットの取付構造を示す分解斜視図で
ある。
【図7】マウントラバーの平面図である。
【図8】同正面図である。
【図9】同断面図である。
【図10】別実施例のスライドナットの取付構造を示す
分解斜視図である。
【図11】また別の実施例のスライドナットの取付構造
を示す分解斜視図である。
【図12】さらに別の実施例のスライドナットの取付構
造を示す分解斜視図である。
【図13】従来のスライドナットの取付構造を示す分解
斜視図である。
【符号の説明】
1…ロアレール、2…アッパーレール、3,4…ローラ
ボール、6,7…ローラ、10,11…軸受部材、12…スク
リュー、13…モータ、14…ウオームギア、15…ウオーム
ホイール、16…連結棒、20…マウントベース、21…フラ
ンジ付きナット、22…ボルト、23…マウントラバー、24
…スライドナット、25…ワッシャ、30…スライドナッ
ト、31…マウントラバー、32…マウントベース、40…ス
ライドナット、41…マウントラバー、42…マウントベー
ス、50…スライドナット、51…マウントラバー、52…マ
ウントベース。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後方向に指向して車体側に固定される
    車体側レールに沿って摺動自在に支持されるシート側レ
    ールによりシートが前後動可能に支持され、略直方体を
    なし前後面をネジ孔が貫通したスライドナットと同スラ
    イドナットのネジ孔を貫通螺合して回転自在に支持され
    るスクリューの一方を車体側に他方をシート側に設け、
    前記スクリューをモータが回転駆動させる車両用パワー
    シートにおいて、 前記スライドナットはマウントラバーに少なくとも前後
    面を接して覆われ、 車体側またはシート側に固定されるマウントベースに前
    記スライドナットを前記マウントラバーを介して嵌入し
    て支持し、 前記マウントベース前後内面と前記マウントラバーの前
    後外面の相対する少なくとも一方または前記マウントラ
    バーの前後内面と前記スライドナットの前後面の相対す
    る少なくとも一方に突起を形成したことを特徴とする車
    両用パワーシートのスライドナット取付構造。
JP33029294A 1994-12-07 1994-12-07 車両用パワーシートのスライドナット取付構造 Pending JPH08156660A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19944961C1 (de) * 1999-09-20 2001-02-15 Faure Bertrand Sitztech Gmbh Spindelantrieb zum Verstellen von relativ zueinander beweglichen Bauteilen eines Kraftfahrzeugsitzes
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WO2012005416A1 (en) * 2010-07-06 2012-01-12 Km&I. Co., Ltd. Structure of power seat track for motor vehicle
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