JPH08188071A - 車両用シートスライド装置 - Google Patents

車両用シートスライド装置

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JPH08188071A
JPH08188071A JP62995A JP62995A JPH08188071A JP H08188071 A JPH08188071 A JP H08188071A JP 62995 A JP62995 A JP 62995A JP 62995 A JP62995 A JP 62995A JP H08188071 A JPH08188071 A JP H08188071A
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JP
Japan
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slider
rollers
vehicle
slide rail
slide
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Pending
Application number
JP62995A
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English (en)
Inventor
Shinichi Shoda
真一 正田
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Delta Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Delta Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シートの車両幅方向のガタを防止するととも
に、スライド荷重を軽減させること。 【構成】 略四角形の閉断面形状を有するスライドレー
ル2の上面に形成されたスリット2aにスライダ4の垂
直壁4aを遊挿し、この垂直壁4aとスライドレール2
の側壁との間に水平方向に回動する複数のローラ16,
18,28,30を介装した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用シートを前後方
向にスライドさせるシートスライド装置に関し、特に、
ロングスライダを有する車両用シートスライド装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用シートスライド装置におい
ては一般に、互いに嵌合する一対のレールの一方を車体
に固定し、他方のレールにシートを載置するとともに、
複数のローラを介してシートが載置されたレールを車体
に固定されたレールに対しスライド移動させることによ
りシートの位置を適宜調整している。
【0003】また、シートをスライド移動させた場合、
レールの溶接歪等に起因する上下方向のガタが発生する
こともあり、上下方向のガタ止め用スライダあるいはロ
ーラを装着したシートスライド装置も提案されている。
【0004】図8は、従来のシートスライド装置を示し
ており、スライド用ローラ100の回動中心軸102に
スライダ取付部材104を回動自在に取り付けるととも
に、その上部に樹脂スライダ106を固着したものであ
る。樹脂スライダ106は、スプリング108によりロ
ワレール110の天井面に圧接せしめられており、シー
トのスライダ移動に伴う上下方向のガタを樹脂スライダ
106により防止している(実開平4−41417号公
報参照)。
【0005】図9は、従来の別のシートスライド装置を
示しており、上下方向のガタを防止するために、所定距
離離間した一対の主ローラ120,122とロワレール
124の天井面とに弾発的に接しながら回動するガタ止
め用の弾性ローラ126を配設したものである(実開平
3−88845号公報参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した樹脂スライダ
106あるいは弾性ローラ126を設けることにより、
確かに上下方向のガタを防止することはできるが、長尺
のロワレールを採用した所謂ロングスライダの場合、ス
ライダの溶接歪あるいはスライダ、シートの取付精度に
起因する車両幅方向のガタも無視できないのが現状であ
る。
【0007】即ち、図10に示されるように、一対の離
間したロワレール130のピッチL1は必ずしも一定で
はなくある程度のバラツキがあるばかりでなく、シート
取付ピッチL2もシート毎に多少のバラツキがあり、摺
動抵抗の増大によりスライド荷重が大きくなるという問
題があった。
【0008】また、図11に示されるように、樹脂クリ
ーナ132をシート側に取り付け、この樹脂クリーナ1
32をシートとともにスライド移動させることにより摺
動部のスキマ134に入った異物を除去する一方、車両
幅方向のガタを樹脂クリーナ132とロワレール130
との当接によりある程度防止することもできるが、上記
バラツキに起因するスライド荷重の増大に十分対処でき
ないという問題があった。
【0009】本発明は、従来技術の有するこのような問
題点に鑑みてなされたものであり、車両幅方向のガタを
防止することによりスライド荷重を軽減した車両用シー
トスライド装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明にかかる車両用シートスライド装置は、車両
前後方向に延在し車体に固定された一対のスライドレー
ルと、シートが載置され上記一対のスライドレールにそ
れぞれ摺動自在に取り付けられたスライダを有し、上記
スライドレールを略四角形の閉断面形状とし、その上面
に前後方向のスリットを形成するとともに、該スリット
に上記スライダの垂直壁を遊挿し、該垂直壁とスライド
レールの側壁との間に水平方向に回動する複数のローラ
を介装したことを特徴とする。
【0011】上記ローラをスライダの垂直壁に取り付け
た回動軸で支承するのが好ましい。
【0012】
【作用及び発明の効果】スライドレールの上面に形成さ
れたスリットにスライダの垂直壁を遊挿し、この垂直壁
とスライドレールの側壁との間に水平方向に回動する複
数のローラを介装したので、スライダの車両幅方向のガ
タが解消するとともに、スライダはスライドレールから
ローラを介して転がり抵抗しか受けず、スライド荷重が
軽減される。
【0013】上記ローラをスライダの垂直壁に取り付け
た回動軸で支承したことにより、簡単な構成でスライダ
の車両幅方向のガタが防止できる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。図1乃至図3は、本発明の第一実施
例にかかる車両用シートスライド装置を示しており、車
室フロアFには、左右一対の長尺スライドレール2が前
後方向に延在して設けられるとともに、シート(図示せ
ず)が載置されたスライダ4がこのスライドレール2に
摺動自在に支承されている。
【0015】図1及び図2に示されるように、スライダ
4下部の前端及び後端にはスライド用ローラ6,8が回
動自在に取り付けられ、スライダ4上部の前端及び後端
には取付ブラケット10,12が下方に傾斜して一体的
に形成されている。この取付ブラケット10,12には
取付孔が穿設されるとともに、その裏面にナットが固着
されており、このナットにシートの脚部をボルトで螺着
することにより、シートはスライダ4に固定される。ス
ライダ4の略中央には、ロックプレート14が上下方向
に摺動自在に収容されており、このロックプレート14
を上下方向に摺動させることによりスライダ4のスライ
ドレール2に対する嵌脱が行われる。
【0016】また、ローラ6の後方には、車両幅方向の
スライダ4のガタツキを防止するための一対のローラ1
6,18が配設されており、このローラ16,18は、
スライダ4の垂直壁4aの下端近傍より水平方向に延び
る取付部材20,22により支承されている。取付部材
20,22には、水平方向のスリット20a,22aが
形成されており、このスリット20a,22aに挿入さ
れたローラ16,18は回動軸24,26により取付部
材20,22に水平方向に回動自在に取り付けられてい
る。
【0017】同様にして、ローラ8の前方には、車両幅
方向のスライダ4のガタツキを防止するための一対のロ
ーラ28,30が配設されており、このローラ28,3
0は、スライダ4の垂直壁4aの下端近傍より水平方向
に延びる取付部材32,34により支承されている。取
付部材32,34には、水平方向のスリットが形成され
ており、このスリットに挿入されたローラ28,30は
回動軸36,38により取付部材32,34に水平方向
に回動自在に取り付けられている。
【0018】一方、スライドレール2は、図3に示され
るように、略四角形の閉断面を有し、その底面にはロッ
クプレート14をロックするためのロック孔(図示せ
ず)が所定の間隔で穿設されるとともに、その上面中央
にはスリット2aが長手方向全長にわたって形成されて
いる。スライドレール2の内部には、スライダ4の上記
ローラ6,8,16,18,28,30が収容されてお
り、スライダ4はローラ6,8により車両前後方向にス
ライド自在で、かつ、ローラ16,18,28,30に
より車両幅方向のガタツキを防止した構成となってい
る。
【0019】尚、スライダ4の前端及び後端には樹脂製
クリーナ40,42が取り付けられており、スライダ4
とともに摺動することによりスライドレール2のスリッ
ト2aに溜まった異物を除去している。
【0020】上記構成からなる本発明にかかる車両用シ
ートスライド装置の作用を説明する。シートの通常着座
状態では、ロックプレート14がスライドレール2のロ
ック孔に嵌入することにより、シートはその位置にロッ
クされている。シートの前後位置を調整したい場合に
は、操作レバー(図示せず)を操作してロックプレート
14を上方に引き上げることにより、ロックプレート1
4とロック孔との嵌合は解除され、しかる後、シートに
前後方向の荷重を加えることにより、ローラ6,8が回
転しシートは前後方向にスライド移動する。所定の位置
で、操作レバーより手を離せば、ロックプレート14は
ロック孔と再び嵌合することになり、シートはその位置
で保持される。
【0021】スライダ4のスライド移動に際し、スライ
ドレール2の溶接歪、あるいは、スライドレール2及び
シートの取付ピッチ等のバラツキに起因してスライダ4
が片側に変位した場合、ローラ16,18,28,30
の少なくとも一つがスライドレール2の側壁内面と当接
し、回転しながらスライダ4はスライドレール2に沿っ
て移動する。ローラ16,18,28,30がスライド
レール2の側壁内面と当接すると、スライダ4はスライ
ドレール2からスライド荷重を受けることになるが、転
がり抵抗は滑り抵抗よりかなり小さいので、スライド荷
重は従来に比べ軽減されている。
【0022】図4及び図5は本発明の第二実施例にかか
る車両用シートスライド装置を示しており、ローラ1
6,18,28,30を片持ち支持したものである。
【0023】両図において、ローラ6の後方及びローラ
8の前方におけるスライダ垂直壁4aの下端近傍にそれ
ぞれ一枚の取付プレート44を延在せしめるとともにス
ライダ垂直壁4aに固着し、この取付プレート44の両
端上面にローラ16,18(あるいは28,30)は回
動軸46,48により水平方向に回動自在に取り付けら
れている。
【0024】図6及び図7は本発明の第三実施例にかか
る車両用シートスライド装置を示しており、第二実施例
と同様、ローラ16,18,28,30を片持ち支持し
たものである。
【0025】図6及び図7において、ローラ16,18
及びローラ28,30が取り付けられる部位には、それ
ぞれ二枚の取付プレート50,52が水平方向に突設せ
しめられており、この取付プレート50,52の先端下
面にローラ16,18(あるいは28,30)は回動軸
46,48により水平方向に回動自在に取り付けられて
いる。
【0026】上記第二及び第三実施例の他の構成及び作
用については、第一実施例と同一であるので、その説明
は省略する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一実施例にかかる車両用シートス
ライド装置の平面図である。
【図2】 図1の車両用シートスライド装置の正面図で
ある。
【図3】 図1の線III−IIIに沿った断面図である。
【図4】 本発明の第二実施例にかかる車両用シートス
ライド装置の図3に対応する断面図である。
【図5】 図4に示されるローラの平面図である。
【図6】 本発明の第三実施例にかかる車両用シートス
ライド装置の図3に対応する断面図である。
【図7】 図6に示されるローラの平面図である。
【図8】 従来の車両用シートスライド装置の要部を示
す一部断面正面図である。
【図9】 従来の別の車両用シートスライド装置の要部
を示す一部断面正面図である。
【図10】 シートがロングスライダに取り付けられた
状態を示す斜視図である。
【図11】 従来の更に別の車両用シートスライド装置
の要部側面図である。
【符号の説明】
2 スライドレール 4 スライダ 4a 垂直壁 6,8 スライド用ローラ 16,18,28,30 ガタ防止用ローラ 20,22,32,34 取付部材 24,26,36,38,46,48 回動軸 44,50,52 取付プレート

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両前後方向に延在し車体に固定された
    一対のスライドレールと、シートが載置され上記一対の
    スライドレールにそれぞれ摺動自在に取り付けられたス
    ライダを有する車両用シートスライド装置において、 上記スライドレールを略四角形の閉断面形状とし、その
    上面に前後方向のスリットを形成するとともに、該スリ
    ットに上記スライダの垂直壁を遊挿し、該垂直壁とスラ
    イドレールの側壁との間に水平方向に回動する複数のロ
    ーラを介装したことを特徴とする車両用シートスライド
    装置。
  2. 【請求項2】 上記ローラを上記スライダの垂直壁に取
    り付けた回動軸で支承した請求項1に記載の車両用シー
    トスライド装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007230331A (ja) * 2006-02-28 2007-09-13 Johnson Controls Technol Co 跳ね上げ式収納シートのスライドレール
WO2015151163A1 (ja) * 2014-03-31 2015-10-08 ジョンソン コントロールズ テクノロジー カンパニ- 乗り物用シートスライド装置
JP2019189155A (ja) * 2018-04-27 2019-10-31 株式会社今仙電機製作所 シートレール装置およびその製造方法
JP2019189154A (ja) * 2018-04-27 2019-10-31 株式会社今仙電機製作所 シートレール装置
JP2020044907A (ja) * 2018-09-18 2020-03-26 株式会社今仙電機製作所 シートレール装置

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