JP4105561B2 - シートトラック - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フロア側に設けられたロアレールと、シート側に設けられ、前記ロアレールに移動可能に係合するアッパレールと、該アッパレールの移動を禁止するロック手段とを有するシートトラックに関する。
【0002】
【従来の技術】
乗用車等には、図5に示すように、シートの前後位置を調整するための一組(アウタ側、インナ側)のシートトラック1が設けられる場合がある。一般に、シートトラック1は、フロア側に設けられるロアレール3と、シート(シートクッション)5側に設けられ、ロアレール3に移動可能に係合したアッパレール7と、このアッパレール7の移動を禁止するロック手段とを有している。
【0003】
ロック手段の構成としては、図6及び図7に示す構成がある。図において、ロアレール3には、その長手方向に沿って複数のロック穴9が形成されている。一方、アッパレール7には、ブラケット11が設けられている。このブラケット11は、略コ字形の操作バー13を回転可能に支持している。更に、操作バー13には、ロアレール3のロック穴9に係脱可能なロック歯15が形成されたロックレバー17が固着されている。そして、一端部が操作バー13に係止され、他端部がブラケット11に係止された付勢手段としてのスプリング21により、ロックレバー17のロック歯15がロアレール3のロック穴9に係合する方向に操作バー13は付勢されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
次に、上記構成の作動を説明する。スプリング21の付勢力により、ロックレバー17のロック歯15がロアレール3のロック穴9に係合し、アッパレール7の移動は禁止されている。ここで、スプリング21の付勢力に抗して操作バー13を回転させると、ロックレバー17のロック歯15がロアレール3のロック穴9から離脱し、アッパレール7(シート5)はロアレール3に対して移動可能となる。所望の位置まで移動し、操作バー13への操作力を解除すると、スプリング21の付勢力により、ロックレバー17のロック歯15がロアレール3のロック穴9に再び係合し、アッパレール7の移動は禁止される。
【0005】
【特許文献1】
特開平5−286383号公報(第2頁、第3頁、図1、図5)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記構成のシートトラックにおいては、以下のような問題点がある。
(1)ロックレバー17の回転軸(図6、図7では、操作レバー13が兼ねている)、及びその回転軸を支持するブラケット11が必要であり、部品点数が多い。よって、コストアップ、重量アップとなる。
(2)ブラケット11に回転可能に支持される操作バー13は、ロックレバー17の側面17aがブラケット11に当接することにより、その軸方向の移動が禁止される。しかし、ロックレバー17とブラケット11との間には、ロックレバー17のスムーズな回転を確保するためにクリアランスが必要となり、軸方向にガタが発生する。
【0007】
又、係合状態にあるロックレバー17のロック歯15と、ロアレール3のロック穴9との間にも、同じ理由で、操作バー13の軸方向にガタが発生する。従って、車両走行時等において、ロック手段に振動が加わると、ロックレバーが操作バー13の軸方向に移動し、ブラケット11やロック穴9に衝突して異音が発生する場合がある。
【0008】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その第1の課題は、部品点数の削減が行え、コストダウン、軽量化を図れるシートトラックを提供することにある。
第2の課題は、異音の発生がないシートトラックを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する請求項1記載の発明は、フロア側に設けられたロアレールと、シート側に設けられ、前記ロアレールに移動可能に係合するアッパレールと、該アッパレールの移動を禁止するロック手段とを有するシートトラックにおいて、前記ロック手段は、前記アッパレールの一方の側面に形成された第1貫通穴と、前記ロアレールにその長手方向に沿って複数形成されたロック穴と、一方の端部側は前記第1貫通穴に挿入され、前記第1貫通穴に揺動可能に支持され、他方の端部側には、前記ロック穴に係脱可能なロック歯が形成されたロックレバーと、前記ロックレバーのロック歯が前記ロック穴に係合する方向に前記ロックレバーを付勢する付勢手段と、なり、前記ロックレバーの一方の端部側は、先端に行くほど前記アッパレールの移動方向の幅が漸次狭くなるように形成され、更に、前記ロック歯が前記ロック穴に係合した状態で、前記第1貫通穴の内側、外側のうちの一方の側の上縁部と、他方の側の下縁部とに当接するように形成されていることを特徴とするシートトラックである。
【0010】
ロックレバーの一方の端部側は第1貫通穴に挿入され、第1貫通穴に揺動可能に支持されることにより、ロックレバーを支持する部材(従来例では、軸、ブラケットに相当する)が不要となり、部品点数の削減が行え、コストダウン、軽量化を図れる。
ロックレバーの一方の端部側は、先端に行くほど前記アッパレールの移動方向の幅が漸次狭くなるように形成したことにより、ロックレバーが付勢手段によって付勢されると、ロックレバーの一方の端部側とアッパレールの第1貫通穴とのガタがなくなる。従って、車両走行時等において、ロック手段に振動が加わっても、ロックレバーのガタによる異音の発生がなくなる。
【0011】
請求項2記載の発明は、前記ロックレバーは、前記アッパレール内に配置されることを特徴とする請求項1記載のシートトラックである。一般に、ロックレバーのロック歯のロック穴に対する係脱がスムーズに行われるように、ロックレバーのロック歯、ロック穴にはグリスが塗布される。ロックレバーアッパレール内に配置されることで、着座者の足元にグリスが付着し、汚れることがない。
【0012】
請求項3記載の発明は、フロア側に設けられたロアレールと、シート側に設けられ、前記ロアレールに移動可能に係合するアッパレールと、該アッパレールの移動を禁止するロック手段とを有するシートトラックにおいて、前記ロック手段は、前記アッパレールの一方の側面に形成された第1貫通穴と、前記アッパレールの一方の側面に形成され、前記第1貫通穴の下方に形成された第2貫通穴と、前記ロアレールにその長手方向に沿って複数形成され、前記第2貫通穴と対向するロック穴と、前記アッパレール内に配置され、その一方の端部側は前記第1貫通穴に挿入され、前記第1貫通穴に揺動可能に支持され、他方の端部側には、前記第2貫通穴を介して前記ロック穴に係脱可能なロック歯が形成されたロックレバーと、前記ロックレバーのロック歯が前記ロック穴に係合する方向に前記ロックレバーを付勢する付勢手段と、なり、前記ロックレバーの一方の端部側は、先端に行くほど前記アッパレールの移動方向の幅が漸次狭くなるように形成され、更に、前記ロック歯が前記ロック穴に係合した状態で、前記第1貫通穴の内側、外側のうちの一方の側の上縁部と、他方の側の下縁部とに当接するように形成されていることを特徴とするシートトラックである。
【0013】
ロックレバーは、前記アッパレール内に配置され、その一方の端部側は前記第1貫通穴に挿入され、前記第1貫通穴に揺動可能に支持されることにより、ロックレバーを支持する部材(従来例では、軸、ブラケットに相当する)が不要となり、部品点数の削減が行え、コストダウン、軽量化を図れる。
ロックレバーの一方の端部側は、先端に行くほど前記アッパレールの移動方向の幅が漸次狭くなるように形成したことにより、ロックレバーが付勢手段によって付勢されると、ロックレバーの一方の端部側とアッパレールの第1貫通穴とのガタがなくなる。従って、車両走行時等において、ロック手段に振動が加わっても、ロックレバーのガタによる異音の発生がなくなる。
【0014】
請求項4記載の発明は、前記付勢手段は、前記ロックレバーのロック歯を前記ロック穴に係合する方向に付勢すると共に、前記ロックレバーが前記第1貫通穴から抜ける方向と逆の方向に付勢することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のシートトラックである。前記付勢手段は、前記ロックレバーが前記第1貫通穴から抜ける方向と逆の方向に付勢することにより、ロックレバーの抜け止め手段が不要となる。
【0016】
【発明の実施の形態】
次に図1〜図3を用いて本発明の実施の形態例を説明する。図1は本発明の実施の形態例のシートトラックの断面図で、ロック手段のロック状態を示す図、図2は図1のロック解除状態を示す図、図3は図1のアッパレールとロックレバーとの斜視図である。図1において、フロア側に設けられるロアレール101は、基底部103と、基底部103の両端から略90°折曲してフロアから離れる方向に延びる側壁部105、側壁部107と、側壁部105、側壁部107の先端から略90°折曲して、互いに近づく方向に延びる天部109、天部111と、天部109、天部111先端から略90°折曲してフロアに近づく方向に延びる垂下部113、垂下部115とからなっている。シート側に設けられ、ロアレール101に移動可能に係合するアッパレール201は、シートと対向する天部203と、天部203の両端から略90°折曲しフロア方向に延び、ロアレール101の垂下部113、垂下部115間の空間を介してロアレール101内部まで延出する側壁部205、側壁部207と、側壁部205、側壁部207の先端から略U字形に折曲して、側壁部205、側壁部207とで、ロアレール101の垂下部113、垂下部115を挟む折曲部209、折曲部211とからなっている。
【0017】
また、ロアレール101の基底部103、側壁部105、天部109、アッパレール201の折曲部209で形成される空間内には、ロアレール101、アッパレール201に当接し、アッパレール201がロアレール101に対してスムーズに移動するように、樹脂等の低摩擦材でなるスライドピース301が設けられている。同様に、ロアレール101の基底部103、側壁部107、天部111、アッパレール201の折曲部211で形成される空間内にも、ロアレール101、アッパレール201に当接し、アッパレール201がロアレール101に対してスムーズに移動するように、樹脂等の低摩擦材でなるスライドピース301が設けられている。
【0018】
次に、図1及び図3を用いてロック手段を説明する。アッパレール201の一方の側面である側壁部205の上部には、第1貫通穴251が形成されている。又、第1貫通穴251の下方には、第2貫通穴253が形成されている。更に、アッパレール201の折曲部209には、第2貫通穴253に対向する第3貫通穴255が形成されている。一方、図1に示すように、ロアレール101の垂下部113には、第2貫通穴253と対向するロック穴151が形成されている。アッパレール201の他方の側面である側壁部207の内壁側で前記第1貫通穴251、第2貫通穴253と対向する部分には、付勢手段として図3に示すような片持ち形状の板ばね305が取り付けられている。また、アッパレール201の天部203、側壁部205、側壁部207で囲まれた空間内には、断面形状が略コ字形のロックレバー311が配置される。ロックレバー311は、板ばね305と対向する中間部313と、中間部313の上側から折曲し、アッパレール201の第1貫通穴251に挿入される上部(一方の端部側)315と、中間部313の下側から折曲し、アッパレール201の第2貫通穴253を介してロアレール101のロック穴151に係脱可能なロック歯317を有する下部319とからなっている。そして、ロックレバー311の上部315がアッパレール201の第1貫通穴251に挿入されることにより、ロックレバー311は、第1貫通穴251に揺動可能に支持されている。
【0019】
又、図1に示すように、板ばね305がロックレバー311の中間部313の背部を押し、ロックレバー311はそのロック歯317がロアレール101のロック穴151に係合する方向に付勢されている。本実施の形態例では、この板ばね305により付勢されることにより、ロックレバー311のロック歯317は、ロアレール101のロック穴151と、アッパレール201の第3貫通穴255まで係合するようになっている。さらに、本実施の形態例では、板ばね305はロックレバー311の背部を押すことにより、ロックレバー311が第1貫通穴251から抜ける方向(矢印II方向)と逆方向に付勢し、ロックレバー311の第1貫通穴251からの抜け止め手段としても機能している。更に、本実施の形態例では、ロックレバー311の上部315の形状は、先端に行くほど幅が漸次狭くなるように形成した。
【0020】
次に上記構成の作動を説明する。図1に示す状態は、板ばね305の付勢力により、ロックレバー311のロック歯317がロアレール101のロック穴151に係合し、アッパレール201の移動が禁止されているロック状態である。ここで、板ばね305の付勢力に抗してロックレバー311の上部315を矢印I方向に下に押すと、板ばね305が弾性変形し、ロックレバー311は第1貫通穴251を支点として回転し、そのロック歯317がロアレール101のロック穴151より離脱し、アッパレール201がロアレール101に対して移動可能な図2に示すロック解除状態となる。
【0021】
そして、所望のシート位置までアッパレール201を移動した後、ロックレバー311の上部315を下に押す力を解除すると、板ばね305の弾性反発力により、ロックレバー311はそのロック歯317がロアレール101の先程とは異なるロック穴151に係合し、図1に示すロック状態に復帰する。
【0022】
上記構成によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)ロックレバー311は、アッパレール201内に配置され、その一方の端部側である上部315は第1貫通穴251に挿入され、第1貫通穴251に揺動可能に支持されることにより、ロックレバー311を支持する部材(従来例では軸、ブラケットに相当する)が不要となり、部品点数の削減が行え、コストダウン、軽量化が図れる。
(2)ロックレバー311の一方の端部側である上部315は、先端に行くほど幅が漸次狭くなるように形成したことにより、ロックレバー311が板ばね305によって付勢されると、ロックレバー311の上部315とアッパレール201の第1貫通穴251とのガタがなくなる。従って、車両走行時等において、ロック手段に振動が加わっても、ロックレバー311のガタによる異音の発生がなくなる。
(3)一般に、ロックレバー311のロック歯317のロック穴151に対する係脱がスムーズに行われるように、ロックレバー311のロック歯317、ロック穴151にはグリスが塗布される。ロックレバー311は、アッパレール201内に配置されることにより、着座者の足元にグリスが付着し、汚れることがない。
(4)板ばね305はロックレバー311の背部を押すことにより、ロックレバー311が第1貫通穴251から抜ける方向(矢印II方向)と逆方向に付勢し、ロックレバー311の第1貫通穴251からの抜け止め手段としても機能していることにより、ロックレバー311の抜け止め手段を別途設けなくともすみ、コストダウン、軽量化を図ることができる。
【0023】
尚、本発明は上記実施の形態例に限定するものではない。ロアレール、アッパレールの断面形状は、実施の形態例の形状に限定するものではないことはいうまでもない。例えば、本実施の形態例のアッパレール201の第2貫通穴253、第3貫通穴255は、ロック強度アップのために設けたが、ロック強度が十分であれば、ロックレバー311との干渉を防ぐ切欠であってもよい。
【0024】
更に、上記実施の形態例では、ロックレバー311をアッパレール201内に配置したが、図4に示すように、アッパレールの外側に配置してもよい。図において、フロア側に設けられたロアレール500には、シート側に設けられたアッパレール510が移動可能に係合している。アッパレール510には、第1貫通穴513が形成され、ロアレール500には、複数のロック穴501が形成されている。そして、アッパレール510の外部には、その一方の端部側は第1貫通穴513に挿入され、第1貫通穴513に揺動可能に支持され、他方の端部側には、ロアレール500のロック穴501に係脱可能なロック歯521が形成されたロックレバー523が設けられている。アッパレール510には、ロックレバー523を押し、そのロック歯521がロアレール500ロック穴501に係合する方向に付勢すると共に、ロックレバー523が第1貫通穴513から抜ける方向と逆の方向に付勢する板ばね531が設けられている。
【0025】
又、付勢手段によっては、ロックレバーを第1貫通穴から抜ける方向と逆の方向に付勢することができない場合があるが、その場合は、ロックレバーの抜け止め手段を設ければよい。
【0026】
【発明の効果】
以上述べたように請求項1記載の発明によれば、ロックレバーの一方の端部側は第1貫通穴に挿入され、第1貫通穴に揺動可能に支持されることにより、ロックレバーを支持する部材(従来例では、軸、ブラケットに相当する)が不要となり、部品点数の削減が行え、コストダウン、軽量化を図れる。
ロックレバーの一方の端部側は、先端に行くほど前記アッパレールの移動方向の幅が漸次狭くなるように形成したことにより、ロックレバーが付勢手段によって付勢されると、ロックレバーの一方の端部側とアッパレールの第1貫通穴とのガタがなくなる。従って、車両走行時等において、ロック手段に振動が加わっても、ロックレバーのガタによる異音の発生がなくなる。
【0027】
一般に、ロックレバーのロック歯のロック穴に対する係脱がスムーズに行われるように、ロックレバーのロック歯、ロック穴にはグリスが塗布される。請求項2記載の発明によれば、ロックレバーアッパレール内に配置されることで、着座者の足元にグリスが付着し、汚れることがない。
【0028】
請求項3記載の発明によれば、ロックレバーは、前記アッパレール内に配置され、その一方の端部側は前記第1貫通穴に挿入され、前記第1貫通穴に揺動可能に支持されることにより、ロックレバーを支持する部材(従来例では、軸、ブラケットに相当する)が不要となり、部品点数の削減が行え、コストダウン、軽量化を図れる。
ロックレバーの一方の端部側は、先端に行くほど前記アッパレールの移動方向の幅が漸次狭くなるように形成したことにより、ロックレバーが付勢手段によって付勢されると、ロックレバーの一方の端部側とアッパレールの第1貫通穴とのガタがなくなる。従って、車両走行時等において、ロック手段に振動が加わっても、ロックレバーのガタによる異音の発生がなくなる。
【0029】
請求項4記載の発明によれば、前記付勢手段は、前記ロックレバーが前記第1貫通穴から抜ける方向と逆の方向に付勢することにより、ロックレバーの抜け止め手段が不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例のシートトラックの断面図で、ロック状態を示す図である。
【図2】図1のロック解除状態を示す図である。
【図3】図1のアッパレールとロックレバーとの斜視図である。
【図4】他の実施の形態例を説明する図である。
【図5】シートトラックを説明する図である。
【図6】従来のシートトラックのロック手段を説明する図である。
【図7】図6の切断線A−Aでの断面図である。
【符号の説明】
101 ロアレール
151 ロック穴
201 アッパレール
251 第1貫通穴
253 第2貫通穴
255 第3貫通穴
305 板ばね(付勢手段)
311 ロックレバー
317 ロック歯

Claims (4)

  1. フロア側に設けられたロアレールと、シート側に設けられ、前記ロアレールに移動可能に係合するアッパレールと、該アッパレールの移動を禁止するロック手段とを有するシートトラックにおいて、
    前記ロック手段は、
    前記アッパレールの一方の側面に形成された第1貫通穴と、
    前記ロアレールにその長手方向に沿って複数形成されたロック穴と、
    一方の端部側は前記第1貫通穴に挿入され、前記第1貫通穴に揺動可能に支持され、他方の端部側には、前記ロック穴に係脱可能なロック歯が形成されたロックレバーと、
    前記ロックレバーのロック歯が前記ロック穴に係合する方向に前記ロックレバーを付勢する付勢手段と、
    でなり、
    前記ロックレバーの一方の端部側は、
    先端に行くほど前記アッパレールの移動方向の幅が漸次狭くなるように形成され、
    更に、前記ロック歯が前記ロック穴に係合した状態で、前記第1貫通穴の内側、外側のうちの一方の側の上縁部と、他方の側の下縁部とに当接するように形成されていることを特徴とするシートトラック。
  2. 前記ロックレバーは、
    前記アッパレール内に配置されることを特徴とする請求項1記載のシートトラック。
  3. フロア側に設けられたロアレールと、シート側に設けられ、前記ロアレールに移動可能に係合するアッパレールと、該アッパレールの移動を禁止するロック手段とを有するシートトラックにおいて、
    前記ロック手段は、
    前記アッパレールの一方の側面に形成された第1貫通穴と、
    前記アッパレールの一方の側面に形成され、前記第1貫通穴の下方に形成された第2貫通穴と、
    前記ロアレールにその長手方向に沿って複数形成され、前記第2貫通穴と対向するロック穴と、
    前記アッパレール内に配置され、その一方の端部側は前記第1貫通穴に挿入され、前記第1貫通穴に揺動可能に支持され、他方の端部側には、前記第2貫通穴を介して前記ロック穴に係脱可能なロック歯が形成されたロックレバーと、
    前記ロックレバーのロック歯が前記ロック穴に係合する方向に前記ロックレバーを付勢する付勢手段と、
    でなり、
    前記ロックレバーの一方の端部側は、
    先端に行くほど前記アッパレールの移動方向の幅が漸次狭くなるように形成され、
    更に、前記ロック歯が前記ロック穴に係合した状態で、前記第1貫通穴の内側、外側のうちの一方の側の上縁部と、他方の側の下縁部とに当接するように形成されていることを特徴とするシートトラック。
  4. 前記付勢手段は、
    前記ロックレバーのロック歯を前記ロック穴に係合する方向に付勢すると共に、前記ロックレバーが前記第1貫通穴から抜ける方向と逆の方向に付勢することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のシートトラック。
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