JP2002283888A - シートのスライド装置 - Google Patents

シートのスライド装置

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JP2002283888A
JP2002283888A JP2001094668A JP2001094668A JP2002283888A JP 2002283888 A JP2002283888 A JP 2002283888A JP 2001094668 A JP2001094668 A JP 2001094668A JP 2001094668 A JP2001094668 A JP 2001094668A JP 2002283888 A JP2002283888 A JP 2002283888A
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JP
Japan
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upper rail
rail
lower rail
piece
seat
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Application number
JP2001094668A
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English (en)
Inventor
Harutoshi Fujii
治敏 藤井
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Tachi S Co Ltd
Original Assignee
Tachi S Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】アッパーレールのロック時において、アッパー
レールに生じる上下方向のガタの発生を有効に且つ確実
に防止することである。 【構成】アッパーレール(1)の前後に、ブレーキカム
(30)(31)を配設し、この前後のブレーキカム
(30)(31)をばね材(4)の両端に固定し、ばね
材(4)の長手方向の中央部をロック解除用操作レバー
(50)によって上下方向に回動する回動片(5)に取
付けてなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車用シートの前
後位置調節用スライド装置、詳しくは、車体側のロアレ
ールに対するシート側のアッパーレールの上下方向のガ
タの発生を防止したスライド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のスライド装置はロアレー
ル内に嵌入するアッパーレールに、ロアレールの上部内
面に摺接する樹脂製のスライダーを設け、このスライダ
ーの反発弾性によってロアレールに対するアッパーレー
ルの上下方向のガタの発生を防止している。
【0003】ところが、これはアッパーレールをスライ
ドさせた際に、スライダーがロアレールに常に摺接して
いるため、スライド抵抗が大きくなり、アッパーレール
のスライド性が損なわれる不具合がある。
【0004】そこで、斯る不具合を解消するために、ア
ッパーレールのロック時にロアレールに摺接し、アッパ
ーレールのロックを解除した際にロアレールより離脱す
るようにブレーキカムを設けたものが開示されている
(例えば、実公平7ー8301号公報)。
【0005】これは、アッパーレールをロアレールにロ
ックするロック片の前、後部にリンクを連結し、この前
後のリンクの先端をアッパーレールに設けた前、後一対
のブレーキカムに連結し、ロック片の上下方向の動きに
連動して、ブレーキカムが回動するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このロック片にリンク
を介して連結されているブレーキカムを有するスライド
装置はロック片にブレーキカムがリンクで連結されてい
るため、ブレーキカムがロック片の近傍に配設しなけれ
ばならず、上下ガタが発生し易い前後のアッパーレール
のスライド用ローラ付近に設けることができない。
【0007】また、ブレーキカムのロアレールに対する
摺接力が弱く充分に上下方向のガタを防止することがで
きない…などの不具合があった。
【0008】そこで、本発明は斯様な従来品の不具合を
解消することを目的とする。
【0009】
【課題を解決すべき手段】以上の目的を達成するための
本発明に係るシートのスライド装置は、車体側のロアレ
ール内にスライド自在に嵌合するアッパーレールにおけ
る前、後に、ロアレールの上部内面に摺接するブレーキ
カムを配設し、該前、後のブレーキカムをその摺接方向
に付勢するばね材で一体に連結すると共に該ばね材の中
央部をロック解除用の操作レバーによって回動する回動
片に連結し、該回動片の一端にはアッパーレールをロア
レールにロックするロック片を取付けてなることを特徴
とするものである。
【0010】以上の構成により、全長が長いばね材を使
用することにより、アッパーレールの前、後に設けたロ
ーラの近傍にブレーキカムを配設し得る。また、ロック
解除用の操作レバーの操作力が直接ばね材に作用してブ
レーキカムをロアレールから離脱させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明はの実施の一形態を
図面に基づいて説明する。図1は本発明に係る自動車用
シートのスライド装置を示し、図中(1)は自動車用シ
ートを載置して固定するアッパーレール、(2)はアッ
パーレール(1)が軸方向にスライド自在に嵌合し、車
体に締結するロアレールを各々示す。
【0012】アッパーレール(1)はロアレール(2)
内に挿入する垂直部(10)における前、後には左右一
対のローラ(7)(7)が転動するように取付けられ、
このローラ(7)(7)によってアッパーレール(1)
はロアレール(2)内に図2、図3に示すようにスライ
ド自在に係合されている。
【0013】以上の前、後のローラ(7)(7)間のア
ッパーレール(1)の垂直部(10)に、ブレーキカム
(30)(31)が回転自在に設けてある。ブレーキカ
ム(30)(31)は合成樹脂製で図3に示すように、
アッパーレール(1)の垂直部(10)の左右に配設さ
れており、常に、ばね材(4)(4)の弾力によってロ
アレール(2)の上部(21)(21)内面に摺接する
ように、ばね材(4)(4)の両端に固定されている。
【0014】ばね材(4)(4)は、鋼線で長手方向の
中央部が回動片(5)に固定され、回動片(5)を図1
の矢印方向に回動させることにより、ばね材(4)
(4)の中央を上方に持ち上げて前後のブレーキカム
(30)(31)をロアレール(2)の上部(21)
(21)内面に対する摺接状態から離脱するように構成
されている。
【0015】図中(30A)、(31A)はブレーキカ
ム(30)(31)を回転自在に取付ける回転軸を示
す。
【0016】回動片(5)はアッパーレール(1)の垂
直部(10)を跨ぎ、垂直部(10)の左右両面に沿う
ように形成され、ピン(51)によって回動自在に前記
垂直部(10)に取付けられている。
【0017】そして、この回動片(5)の下端縁には外
方に折曲する折曲部(52A)(52A)が設けてあ
り、この折曲部(52A)(52A)に前記ばね材
(4)(4)が載置され、その一部(52)にばね材
(4)(4)が固定されている。
【0018】回動片(5)の内方にはロック片(6)が
取付けられており、このロック片(6)の下端にはロッ
ク爪(60)(60)(60)が一体に形成され、この
ロック爪(60)…がロアレール(2)の底部(20)
に設けたロック孔(不図示)に係合することにより、図
2に示すようにアッパーレール(1)がロアレール
(2)にロックされ、シートの前後位置が固定される。
【0019】なお、ロック片(6)はアッパーレール
(1)の垂直部(10)の一部を切欠して形成した収納
部内に上下方向に摺動自在に装着されている。
【0020】また、回動片(5)の上端には、ロック解
除用の操作レバー(50)が連結され、この操作レバー
(50)は左右のアッパーレール(1)のロックを同時
に解除するようにコ字状に形成され、アッパーレール
(1)に設けた回動支点(50A)を中心に前後に上下
動するように取付けられている。図中(5A)は操作レ
バー(50)の操作部を示す。
【0021】斯して、操作レバー(50)の操作部(5
A)を図2の矢印方向に引くと、操作レバー(50)の
回動片(5)取付部は下降して回動片(5)は回転する
ため、回動片(5)の下部は上昇する。
【0022】従って、図4に示すように、回動片(5)
が操作レバー(50)の操作力によって上下方向に回動
すると、それに連動してばね材(4)の中央とロック片
(6)が共に上方に移動する。
【0023】そのため、前後のブレーキカム(30)
(31)が回転してロアレール(2)の上部(21)
(21)から離脱すると共に、ロック片(6)のロック
爪(60)…が、ロアレール(2)のロック孔から脱出
して、アッパーレール(1)のロアレール(2)に対す
るロック状態が解除される。
【0024】従って、この状態でアッパーレール(1)
を前後にスライドさせて、シートの前後位置を調節でき
る。このアッパーレール(1)のスライド時において、
前記各ブレーキカム(30)(31)はロアレール
(2)に接触していないため、アッパーレール(1)の
スライド性がブレーキカム(30)(31)のロアレー
ル(2)に対する摩擦抵抗によって損なわれることがな
い。
【0025】そして、シートの前後位置を調節後は、ロ
ック片(6)をロック方向である下方に付勢するバネ
(不図示)の弾力によってロック片(6)のロック爪
(60)(60)…が下降してロアレール(2)のロッ
ク孔に係合してアッパーレール(1)がロックする。
【0026】このロックと同時に回動片(5)が回動し
て、ばね材(4)の中央部を押し下げることにより、図
2、図3に示すように、前、後のブレーキカム(30)
(31)がロアレール(2)の上部(21)(21)内
面に弾力的に摺接する。
【0027】これにより、アッパーレール(1)のロア
レール(2)に対するロック状態において、アッパーレ
ール(1)に上下方向のがたが発生しないため、自動車
の走行中等における異音の発生を防止し得る。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、上下ガタが発生し易い
アッパーレールの前、後部に設けてロアレール内を転動
するローラの近傍にブレーキカムを配設でき、また、
前、後のブレーキカムはばね材によってロアレールの内
面方向に付勢されているため、ブレーキカムのロアレー
ルに対する弾接力が強くなる。加えて、ばね材の中央は
操作レバーに連結する回動片に連結され、ロック片に直
接固定されていないため、操作レバーの操作力が有効に
ばね材に作用すると共にロック片の作動性がばね材によ
って損なわれることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の部分切欠分解斜視図である。
【図2】ロック状態の断面図である。
【図3】図2のIIIーIII線断面図である。
【図4】ロック解除状態の断面図である。
【符号の説明】
1 アッパーレール 2 ロアレール 4 ばね材 5 回動片 6 ロック片 30 ブレーキカム 31 ブレーキカム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体側のロアレール内にスライド自在に
    嵌合するアッパーレールにおける前、後に、ロアレール
    の上部内面に摺接するブレーキカムを配設し、該前、後
    のブレーキカムをその摺接方向に付勢するばね材で一体
    に連結すると共に該ばね材の中央部をロック解除用の操
    作レバーによって回動する回動片に連結し、該回動片の
    一端にはアッパーレールをロアレールにロックするロッ
    ク片を取付けてなることを特徴とするシートのスライド
    装置。
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