JP2007050829A - 車両用シート装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 シートの下部空間の有効活用と乗員がシートに着座した際の快適性とを両立可能な車両用シート装置を提供する。
【解決手段】 車両の前後方向に移動可能に設置されたシート1と、シート1を固定するロックレバー2と、ロックレバー2をロック位置からロック解除位置に切換えるハンドル3とを備え、シート1の下部空間の開口部に対しハンドル3が車両の左右方向に延びるように形成されている車両用シート装置で、ロックレバー2は、車両側の部材に係脱自在なメインフレーム21と、ハンドルによりメインフレーム21と車両側の部材との係合を解除するサブフレーム22とを有し、ロック状態でハンドル3の位置を第一位置と当該第一位置よりも床面の側に位置する第二位置とで切換え自在にすべく、メインフレーム21に対してサブフレーム22の位置を切換える位置切換え機構を備えた車両用シート装置。
【選択図】 図2
【解決手段】 車両の前後方向に移動可能に設置されたシート1と、シート1を固定するロックレバー2と、ロックレバー2をロック位置からロック解除位置に切換えるハンドル3とを備え、シート1の下部空間の開口部に対しハンドル3が車両の左右方向に延びるように形成されている車両用シート装置で、ロックレバー2は、車両側の部材に係脱自在なメインフレーム21と、ハンドルによりメインフレーム21と車両側の部材との係合を解除するサブフレーム22とを有し、ロック状態でハンドル3の位置を第一位置と当該第一位置よりも床面の側に位置する第二位置とで切換え自在にすべく、メインフレーム21に対してサブフレーム22の位置を切換える位置切換え機構を備えた車両用シート装置。
【選択図】 図2
Description
本発明は、車両の前後方向に移動可能に設置された車両用シート装置に関する。
従来、この種の車両用シート装置として、車両の前後方向で床面に対して固定された一対のロアレールにアッパレールを介してシートを設置したものが知られている。前記シートは、両アッパレールに設けられたロックレバーがロアレールと係合することによって車両の前後方向で固定されている。前記シートを車両の前後方向の所望位置に移動する際は、略コの字形状でその両端部にロックレバーを接続したハンドル(いわゆるループハンドル)を操作しロックレバーとロアレールとの係合を解除することによって行った。(例えば、特許文献1)。
この車両用シート装置では、両側のアッパレールにロックレバーが設けられているので、シートを車両に対して確実に固定することができる。また、いわゆるループハンドルを用いることにより一つのハンドル操作で両ロックレバーのロックを解除することができる。
しかし、シートのロック解除用のハンドルとしてループハンドルを用いた場合、ハンドルが両アッパレール間をまたがってシートの下部空間の開口部と干渉する状態でシートの前方に存在する。このため、例えばシートの下部空間に出し入れ自在なアンダートレイを設ける等して下部空間を有効に活用するのにループハンドルが邪魔になる場合があった。
一方、シートの下部空間の開口部とハンドルとの干渉を避けるためにはハンドルをシートの下部空間の開口部よりも上方に設定する必要があるが、そうすると乗員の脚部とハンドルとが当接し乗員に不快感を与える恐れがあった。
したがって、シートの下部空間の有効活用と乗員がシートに着座した際の快適性とを両立することは困難であった。
一方、シートの下部空間の開口部とハンドルとの干渉を避けるためにはハンドルをシートの下部空間の開口部よりも上方に設定する必要があるが、そうすると乗員の脚部とハンドルとが当接し乗員に不快感を与える恐れがあった。
したがって、シートの下部空間の有効活用と乗員がシートに着座した際の快適性とを両立することは困難であった。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、シートの下部空間の有効活用と乗員がシートに着座した際の快適性とを両立することができる車両用シート装置を提供することである。
本発明の第一の特徴構成は、車両の前後方向に移動可能に設置されるとともに、車両の床面との間に下部空間を形成するように配置されたシートと、前記シートを前後方向の所望位置で固定するロックレバーと、当該ロックレバーに連結され、ロックレバーをシートが固定されたロック位置からシートが前後方向に移動可能なロック解除位置に切換えるハンドルとを備え、前記シートの前端にて前記下部空間を車両の前方側に開口する開口部に対し、前記ハンドルが車両の左右方向に延びるように形成されている車両用シート装置であって、前記ロックレバーは、車両側の部材に係脱自在なメインフレームと、前記ハンドルの操作により前記メインフレームが車両側の部材に係合するのを解除するサブフレームとを有し、前記メインフレームが車両側の部材に係合している状態で、前記ハンドルの位置を第一位置と当該第一位置よりも前記床面の側に位置する第二位置とで切換え自在にすべく、前記メインフレームに対してサブフレームの位置を切換える位置切換え機構を備えた点にある。
本構成の如く、位置切換え機構がメインフレームに対するサブフレームの位置を切換えることにより、ハンドルの位置を第一位置と当該第一位置よりも車両の床側に近接した第二位置とで切換え自在なので、通常はハンドルを第一位置に設定し、シートの下部空間を使用する際には、ハンドルを第二位置に設定することによって、ハンドルをシートの下部空間の開口部と干渉しない姿勢に切換えることができる。
このため従来の如くハンドルと下部空間の開口部との干渉を避けるべくハンドルを高い位置に設定する必要がなく、乗員の脚部とハンドルとが当接して乗員に不快感を与える恐れがない。その結果、シートの下部空間の有効活用と乗員がシートに着座した際の快適性とを両立することができる。
このため従来の如くハンドルと下部空間の開口部との干渉を避けるべくハンドルを高い位置に設定する必要がなく、乗員の脚部とハンドルとが当接して乗員に不快感を与える恐れがない。その結果、シートの下部空間の有効活用と乗員がシートに着座した際の快適性とを両立することができる。
本発明の第二の特徴構成は、前記ハンドルと前記サブフレームとを狭持してハンドルをサブフレームに固定する狭持部を有すると共に、前記メインフレームに設けた第一被係合部と係合することでハンドルを第一位置に切換え、前記メインフレームに設けた第二被係合部と係合することでハンドルを第二位置に切換える前記位置切換え機構として作用する係合部とを有する線状部材を備えた点にある。
本構成の如く、ハンドルをサブフレームに固定する狭持部と、位置切換え機構として作用する当接部とを有する線状部材を備えることにより、一つの部材でサブフレームへのハンドルの固定とハンドルの位置切換えとを行うことができるので、部品点数が少なく構造が簡単な車両用シート装置を得ることができる。
本発明の第三の特徴構成は、車両側の部材に対する前記メインフレームの係合を解除する際に、メインフレームと当接可能であり、前記第一被係合部に係合した係合部を第二被係合部の側へ切換え可能な第一凸部と、前記第二被係合部に係合した係合部を第一被係合部の側へ切換える第二凸部とを、板状の前記サブフレームの一部を屈曲形成することによって設け点にある。
本構成により、第一凸部と第二凸部とはサブフレームの一部を屈曲形成して簡単に構成することができるので、簡略化した構成を有する位置切換え機構を得ることができ、合理的に車両用シート装置を得ることができる。
本発明の第四の特徴構成は、前記線状部材の係合部が前記第一被係合部及び前記第二被係合部と係脱する際に前記メインフレームにかかる係脱力が、メインフレームを車両側の部材に係合する方向へ付勢する付勢手段の付勢力よりも小さくなるように、前記線状部材を構成してある点にある。
本構成の如く、線状部材の係脱力が、メインフレームの付勢手段の付勢力よりも小さいので、ハンドルの姿勢を第一位置と第二位置との間で切換える際にメインフレームの車両側の部材に対するロック状態が解除されること無くハンドルの姿勢を切換えることができる。
本発明の第五の特徴構成は、前記線状部材の係合部が前記第一凸部と第二凸部との間に位置し、前記係合部が第一凸部と第二凸部とのうちの何れか一方の側へ付勢してある点にある。
本構成の如く、線状部材の係合部が第一凸部と第二凸部との間に位置し、前記係合部が第一凸部と第二凸部とのうちの何れか一方の側へ付勢してあることにより、サブフレームに対する係合部の位置が常に一定となる。この結果、係合部が前記第一被係合部あるいは第二被係合部に係合して係合部の位置が固定された際に、サブフレームの姿勢も安定することになる。よって、メインフレームに対するサブフレームの位置及びサブフレームに固定されたハンドルの位置が一定になる。その結果、例えば車両の走行中の振動等によってハンドルががたつくことを防止できる。
(車両用シート装置の概要)
図1乃至図3は、本発明に係る車両用シート装置の一実施形態を示す図である。
車両用のシート装置は、車両の車幅方向において平行な状態で配置され、車両の床に対して固定されている一対のロアレール5と、ロアレール5に沿って車両の前後方向に移動自在な一対のアッパレール4と、アッパレール4に支持され中央に着座面を有するシート1とを有している。
また、夫々のアッパレール4には、アッパレール4を車両側のロアレール5に対して固定するロックレバー2が設けてあり、両ロックレバー2はロックレバー2のロアレール5に対するロックを解除するハンドル3で連結してある。
さらに、シート1の下部空間には、アンダートレイ8が車両の前後方向に出し入れ自在に設けてある。
図1乃至図3は、本発明に係る車両用シート装置の一実施形態を示す図である。
車両用のシート装置は、車両の車幅方向において平行な状態で配置され、車両の床に対して固定されている一対のロアレール5と、ロアレール5に沿って車両の前後方向に移動自在な一対のアッパレール4と、アッパレール4に支持され中央に着座面を有するシート1とを有している。
また、夫々のアッパレール4には、アッパレール4を車両側のロアレール5に対して固定するロックレバー2が設けてあり、両ロックレバー2はロックレバー2のロアレール5に対するロックを解除するハンドル3で連結してある。
さらに、シート1の下部空間には、アンダートレイ8が車両の前後方向に出し入れ自在に設けてある。
(各部材の詳細)
図4に示すように、ロアレール5は断面視で略U字形状で上方に開口している。ロアレール5は、当該開口の部分に下方に向かって、後述のメインフレーム21に設けた係合溝21aと係合する複数の係合突起51を有している。アッパレール4には後述のメインフレーム21を取り付ける穴部41及び溝部42を設けてある。アッパレール4の下部は断面視で略T字形状であり、ロアレール5の内部にアッパレール4が挿通される。
図4に示すように、ロアレール5は断面視で略U字形状で上方に開口している。ロアレール5は、当該開口の部分に下方に向かって、後述のメインフレーム21に設けた係合溝21aと係合する複数の係合突起51を有している。アッパレール4には後述のメインフレーム21を取り付ける穴部41及び溝部42を設けてある。アッパレール4の下部は断面視で略T字形状であり、ロアレール5の内部にアッパレール4が挿通される。
図4及び図5に示すように、ロックレバー2は、車両側のロアレール5と係脱自在なメインフレーム21と、ハンドル3の操作によってメインフレーム21がロアレール5の係合突起51と係合するのを解除するサブフレーム22とを有する。
メインフレーム21は、一方の端部(ロアレール5の側の端部)にロアレール5の係合突起51に係合する係合溝21aを有し、他方の端部(サブフレーム22の側の端部)にはサブフレーム22と当接可能な上側ストッパ部21b及び下側ストッパ部21cを有している。また、サブフレーム22の側の端部には後述の線状部材6の係合部62が係合する第二被係合部21dである穴部を有している。
サブフレーム22には、前記上側ストッパ部21bと当接する第一凸部22aと第二被係合部21dに係合した係合部62を第二被係合部21dから第一被係合部21eの側へ離脱させる第二凸部22gとが、板状のサブフレーム22の側壁部を屈曲形成することによって設けてある。また、ハンドル3を保持するハンドル保持穴22e,22f及びフランジ部22c,22dが設けてあり、フランジ部22c,22dにはハンドル3を固定する際に線状部材6の狭持部61を係止する欠き部22h,22iが設けてある。
サブフレーム22は、軸22jによりメインフレーム21に枢支され、メインフレーム21の上側ストッパ部21bと下側ストッパ部21cとの間を揺動自在である。また、メインフレーム21は、穴部41と溝部42とで軸43,44によりアッパレール4に取り付けられ、軸43を中心にロック位置とロック解除位置とに揺動自在である。
アッパレール4とメインフレーム21との間には付勢手段7である付勢部材71が設けられ、その一端はアッパレールの係止部45に、他端は軸44に係止してある。その結果、メインフレーム21は係合溝21aと係合突起51とが係合する方向に付勢されている。
メインフレーム21は、一方の端部(ロアレール5の側の端部)にロアレール5の係合突起51に係合する係合溝21aを有し、他方の端部(サブフレーム22の側の端部)にはサブフレーム22と当接可能な上側ストッパ部21b及び下側ストッパ部21cを有している。また、サブフレーム22の側の端部には後述の線状部材6の係合部62が係合する第二被係合部21dである穴部を有している。
サブフレーム22には、前記上側ストッパ部21bと当接する第一凸部22aと第二被係合部21dに係合した係合部62を第二被係合部21dから第一被係合部21eの側へ離脱させる第二凸部22gとが、板状のサブフレーム22の側壁部を屈曲形成することによって設けてある。また、ハンドル3を保持するハンドル保持穴22e,22f及びフランジ部22c,22dが設けてあり、フランジ部22c,22dにはハンドル3を固定する際に線状部材6の狭持部61を係止する欠き部22h,22iが設けてある。
サブフレーム22は、軸22jによりメインフレーム21に枢支され、メインフレーム21の上側ストッパ部21bと下側ストッパ部21cとの間を揺動自在である。また、メインフレーム21は、穴部41と溝部42とで軸43,44によりアッパレール4に取り付けられ、軸43を中心にロック位置とロック解除位置とに揺動自在である。
アッパレール4とメインフレーム21との間には付勢手段7である付勢部材71が設けられ、その一端はアッパレールの係止部45に、他端は軸44に係止してある。その結果、メインフレーム21は係合溝21aと係合突起51とが係合する方向に付勢されている。
図1に示すように、ハンドル3は、例えば略コの字形状(いわゆるループハンドル)であり、その夫々の端部に前記ロックレバー2が接続される。図5及び図6に示すように、ハンドル3の端部をサブフレーム22のハンドル保持穴22e,22fに挿通し、ハンドル3の上面及び下面に各別に設けた切り欠き部31,32及びフランジ部22c,22dに設けた切り欠き部22h,22iに線状部材6の狭持部61を係止して、両フランジ部22c,22dの間でハンドル3を狭持した状態でサブフレーム22に固定してある。ここで線状部材6は可撓性の材料で形成され、前記狭持部61と、メインフレーム21の第一被係合部21e及び第二被係合部21dと係脱してメインフレーム21に対するサブフレーム22の位置を切換える位置切換え機構として作用する係合部62とを有している。
(車両用シート装置の動作)
ハンドル3が図2の実線で示す第一位置にあるとき、図7(a)及び図8(a)に示すように、サブフレーム22に取り付けられた線状部材6の係合部62がメインフレーム21の第一被係合部21eに当接する。このとき係合部62は、サブフレーム22の上方部分に設けられた第一凸部22aとその下方に設けられた第二凸部22gとの間に位置する。このようにメインフレーム21に対するサブフレーム22の位置が固定される。
ハンドル3が図2の実線で示す第一位置にあるとき、図7(a)及び図8(a)に示すように、サブフレーム22に取り付けられた線状部材6の係合部62がメインフレーム21の第一被係合部21eに当接する。このとき係合部62は、サブフレーム22の上方部分に設けられた第一凸部22aとその下方に設けられた第二凸部22gとの間に位置する。このようにメインフレーム21に対するサブフレーム22の位置が固定される。
この状態でハンドル3を上方に移動し図2の破線で示す解除姿勢にすると、図7(b)に示すように、サブフレーム22の第一凸部22aがメインフレーム21の上方ストッパ部21bを上方に移動させる。メインフレーム21は軸43を中心に回転し、メインフレーム21のロアレール5の側の端部は下方に移動する。その結果、ロアレール5の係合突起51とメインフレーム21の係合溝21aとの係合がはずれ、シート1は車両の前後方向に移動可能になる。
この状態でハンドル3に与えている上方への負荷を停止すると、付勢部材71の付勢力によってロアレール5の側の端部は上方へ移動し係合突起51と係合溝21aとが係合する。その結果シート1は固定され、ハンドル3は図2の実線及び図7(a)に示す第一位置に戻る。
この状態でハンドル3に与えている上方への負荷を停止すると、付勢部材71の付勢力によってロアレール5の側の端部は上方へ移動し係合突起51と係合溝21aとが係合する。その結果シート1は固定され、ハンドル3は図2の実線及び図7(a)に示す第一位置に戻る。
第一位置のハンドル3を下方へ移動すると、サブフレーム22は下方へ移動し、第一凸部22aが線状部材6の係合部62に当接して、係合部62を下方へ押し下げる。係合部62は撓みメインフレーム21とサブフレーム22との間の空間を下方に移動し(図8(b))、メインフレーム21の第二被係合部21dに係合する(図8(c))。その結果、サブフレーム22はメインフレーム21に対して固定した状態で保持されるので、サブフレーム22に固定されたハンドル3は図3及び7(c)に示すように車両の床に近接した第二位置で保持される。
ハンドル3が第二位置にあるときに、前記ハンドル3を上方に移動させるとサブフレーム22が上方に移動し、サブフレーム22の第二凸部22gが係合部62と当接する。図8(d)に示すように、第二凸部22gは上方に移動するので係合部62は第二凸部22gと当接した状態で撓みながら第二被係合部21dから離脱して、メインフレーム21とサブフレーム22との間の隙間を上方へ移動し、第一被係合部21eに係合する(図8(a))。このようにハンドル3は第一位置で保持される。
線状部材6の係合部62が第一被係合部21e及び第二被係合部21dと係脱する際に、係合部62からメインフレーム21に対して、メインフレーム21とロアレール5との係合を解除する方向に係脱力が作用する。しかし、当該係脱力が付勢部材71による付勢力よりも小さくなるように線状部材6を構成しているので、図7に示すように、ロック状態を保ったままでハンドル3の姿勢を第一位置と第二位置との間で切換えることができる。
ハンドル3が第二位置にあるとき、図1中の破線及び図3に示すように、ハンドル3とアンダートレイ8の移動軌跡とが干渉しないのでアンダートレイ8は車両の前後方向に出入自在である。一方、ハンドル3が第一位置にあるとき、図1中の実線及び図2に示すように、ハンドル3はアンダートレイ8の移動軌跡と干渉する。
本構成により、例えばアンダートレイ8を使用する際にはハンドル3を第二位置に設定し、アンダートレイ8を使用していない時はハンドル3を第一位置に設定することによって、アンダートレイ8を使用する際には出し入れ自在であると共に、車両の走行時等には不必要にアンダートレイ8が飛び出すことを防止できる。
また、従来の様にハンドル3とアンダートレイ8との干渉を避けるべくハンドル3をアンダートレイ8の移動軌跡よりも上方に位置させる必要が無いので、例えばハンドル3が乗員の脚に当たって乗員に不快感を与えるといったことを防止できる。
その結果、シート1の下部空間の有効利用と乗員がシート1に着座した際の快適性とを両立することができる。
本構成により、例えばアンダートレイ8を使用する際にはハンドル3を第二位置に設定し、アンダートレイ8を使用していない時はハンドル3を第一位置に設定することによって、アンダートレイ8を使用する際には出し入れ自在であると共に、車両の走行時等には不必要にアンダートレイ8が飛び出すことを防止できる。
また、従来の様にハンドル3とアンダートレイ8との干渉を避けるべくハンドル3をアンダートレイ8の移動軌跡よりも上方に位置させる必要が無いので、例えばハンドル3が乗員の脚に当たって乗員に不快感を与えるといったことを防止できる。
その結果、シート1の下部空間の有効利用と乗員がシート1に着座した際の快適性とを両立することができる。
[別実施形態1]
上述の実施形態において、シート1の下部空間にアンダートレイ8を設置する例を示したが、下部空間に直接物を置く等上述以外の形態であってもよい。その場合も下部空間を使用する際にはハンドル3を床に近接した第二位置にし、通常は第一位置にすることにより上述同様の作用効果をえることができる。
上述の実施形態において、シート1の下部空間にアンダートレイ8を設置する例を示したが、下部空間に直接物を置く等上述以外の形態であってもよい。その場合も下部空間を使用する際にはハンドル3を床に近接した第二位置にし、通常は第一位置にすることにより上述同様の作用効果をえることができる。
[別実施形態2]
上述の実施形態において、別体で成形されたハンドル3とサブフレーム22とを線状部材6の狭持部61によって固定する例を示したが、ハンドル3とサブフレーム22とは一体成形されたものであってもよい。
また、上述の実施形態において、ループハンドルを用いた例を示したが、ハンドル3は上述の構成に限られるものではない。例えば、略L字形状のハンドル3で、当該ハンドル3の一端に前記ロックレバー2が接続され、前記ハンドルの他端の側が、前記下部空間の開口部に対し、車両の左右方向に延びるように形成されていてもよい。本構成の場合、ロアレール5の係合突起51及びロックレバー2は前記一端の側にのみ設けられる。
上述の実施形態において、別体で成形されたハンドル3とサブフレーム22とを線状部材6の狭持部61によって固定する例を示したが、ハンドル3とサブフレーム22とは一体成形されたものであってもよい。
また、上述の実施形態において、ループハンドルを用いた例を示したが、ハンドル3は上述の構成に限られるものではない。例えば、略L字形状のハンドル3で、当該ハンドル3の一端に前記ロックレバー2が接続され、前記ハンドルの他端の側が、前記下部空間の開口部に対し、車両の左右方向に延びるように形成されていてもよい。本構成の場合、ロアレール5の係合突起51及びロックレバー2は前記一端の側にのみ設けられる。
1 シート
2 ロックレバー
21 メインフレーム
21d 第二被係合部
21e 第一被係合部
22 サブフレーム
22a 第一凸部
22g 第二凸部
3 ハンドル
6 線状部材
7 付勢手段
2 ロックレバー
21 メインフレーム
21d 第二被係合部
21e 第一被係合部
22 サブフレーム
22a 第一凸部
22g 第二凸部
3 ハンドル
6 線状部材
7 付勢手段
Claims (5)
- 車両の前後方向に移動可能に設置されるとともに、車両の床面との間に下部空間を形成するように配置されたシートと、
前記シートを前後方向の所望位置で固定するロックレバーと、
当該ロックレバーに連結され、ロックレバーをシートが固定されたロック位置からシートが前後方向に移動可能なロック解除位置に切換えるハンドルとを備え、
前記シートの前端にて前記下部空間を車両の前方側に開口する開口部に対し、前記ハンドルが車両の左右方向に延びるように形成されている車両用シート装置であって、
前記ロックレバーは、車両側の部材に係脱自在なメインフレームと、前記ハンドルの操作により前記メインフレームが車両側の部材に係合するのを解除するサブフレームとを有し、
前記メインフレームが車両側の部材に係合している状態で、前記ハンドルの位置を第一位置と当該第一位置よりも前記床面の側に位置する第二位置とで切換え自在にすべく、前記メインフレームに対してサブフレームの位置を切換える位置切換え機構を備えた車両用シート装置。 - 前記ハンドルと前記サブフレームとを狭持してハンドルをサブフレームに固定する狭持部を有すると共に、前記メインフレームに設けた第一被係合部と係合することでハンドルを第一位置に切換え、前記メインフレームに設けた第二被係合部と係合することでハンドルを第二位置に切換える前記位置切換え機構として作用する係合部とを有する線状部材を備えた請求項1に記載の車両用シート装置。
- 車両側の部材に対する前記メインフレームの係合を解除する際に、メインフレームと当接可能であり、前記第一被係合部に係合した係合部を第二被係合部の側へ切換え可能な第一凸部と、前記第二被係合部に係合した係合部を第一被係合部の側へ切換える第二凸部とを、板状の前記サブフレームの一部を屈曲形成することによって設けた請求項2に記載の車両用シート装置。
- 前記線状部材の係合部が前記第一被係合部及び前記第二被係合部と係脱する際に前記メインフレームにかかる係脱力が、メインフレームを車両側の部材に係合する方向へ付勢する付勢手段の付勢力よりも小さくなるように、前記線状部材を構成してある請求項2又は3に記載の車両用シート装置。
- 前記線状部材の係合部が前記第一凸部と第二凸部との間に位置し、前記係合部が第一凸部と第二凸部とのうちの何れか一方の側へ付勢してある請求項2〜4の何れか一項に記載の車両用シート装置。
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- 2005-08-19 JP JP2005238634A patent/JP2007050829A/ja not_active Withdrawn
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