JP4230214B2 - 車両用シートスライド装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の床(フロア)に固定されるロアレールに対して車両の前後方向に摺動自在なアッパレールを有する車両用シートスライド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両用シートを保持するアッパレールを床に固定したロアレールに対して摺動自在とした車両用シートスライド装置は、乗員の着席位置を調整できることから多用されている。この種のシートスライド装置では、シートの前後方向位置の調整中、アッパレールがロアレールに対して滑らかに摺動することが要求され、さらに、アッパレールをロアレールに係止(ロック)した状態でアッパレールがロアレールに対してガタつかないこと、即ち振動しないことが要求される。
【0003】
これらの要求を満たすべく、特開平10−315810号公報は、アッパレールの両側面の前後部に回転自在なローラを配し、これらローラがロアレールの底壁部内面を転動するようにしてアッパレールのロアレールに対する円滑な摺動を確保する手段を提案する。
さらに、同公報はロアレールとアッパレールの各側壁部の空間に、断面コの字状のスライダーの各対向側壁部を位置させる形で配し、アッパレールのロアレールに対するガタつき、即ち振動を防止することを提案する。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−315810号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
スライダーは、柔軟にして弾性を有しかつ滑走性が良好な合成樹脂で形成され、そのくの字状、即ちその中央部を側外方へと張り出した形の対向側壁部の上方の突起がロアレールの上部内壁面に接し、上下方向のガタつきをくの字状側壁部の上下方向の弾性変形で吸収し、又、左右方向(車幅方向)のブレやガタつきは、各くの字状側壁部の凸部をロアレールの側壁部内面に押圧することで各側壁部を予め左右方向に弾性変形させておき、吸収している。
【0006】
上下方向のガタつき防止手段は、アッパレールのロアレールに対する組付誤差、並びに各レールの製造誤差により、アッパレールのロアレールに対する接触の度合いが異なり、その摺動が極端に重くなったり、逆に軽くなったりしてガタつきを作る不具合を示すことがある。
加えて、アッパレールとロアレールとの対向側壁部間の隙間がくの字状側壁部の弾性変形領域に比し大きく、ロアレールの内壁面に対する押圧力が充分でなく、左右方向のガタつきの原因となることが多い。
【0007】
それ故に、本発明は前述した従来技術の不具合を解消させることを解決すべき課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前述した課題を解決するために、ロアレールとアッパレールとの対向側壁部間に線材からなるバネ部材を配する手段を採用する。
線材からなるバネ部材の使用は、上下と左右(車幅)方向の弾性領域を大きく取れるので、ガタつき防止効果が極めて大となる。加えて、線材とロアレール内壁面との接触はアッパレールのロアレールに対する滑走性を向上させ得る。
【0009】
本発明によれば、車両の床側に固定されるロアレールと、該ロアレールに対してその長手方向に摺動自在に取り付けられるアッパレールとを有し、ロアレールの側壁部6と、該側壁部6と対向するアッパレールの外側壁部10′との間に線材からなるバネ部材を配し、バネ部材が、側壁部6の長手方向に沿うよう延在する基部と、該基部の前方に形成される前略U字部と、該基部の後方に形成される後略U字部と、各略U字部の端部の取付部とからなり、基部が各略U字部より側外方に位置する車両用シートスライドが提供される。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1に本発明によるシートスライド装置1の好ましい例を分解斜視図で示す。シートスライド装置1は、車両の床に固定されるロアレール2と、ロアレール2の長手方向(車両の前後方向)に、ロアレール2に対して摺動自在なアッパレール3を有し、両レール2,3をロック或いはアンロック状態とさせるレールロック装置4がアッパレール3に取り付けられる。
【0011】
ロアレール2は、底壁部5と、その両側の段付き側壁部6と、側壁部6の上端の逆L字形部6′により画定される摺動空間部7とを有し、断面略U字状にスチール板をプレス加工することにより製作される。
スチール板をプレス加工することで製作されるアッパレール3は、断面略逆U字状の本体部8と、本体部8の両側壁部9の下端部より側外方にL字形に張り出す摺動部10を有す。摺動部10の外側壁部10′の前後にはローラ11が回動自在に支持される。
アッパレール3の本体部8の前後端にはシート固定用のブロック12が溶接され、又、該本体部8の離間対向する側壁間に該側壁部を連結する補強部材13が適所に溶接される。
【0012】
アッパレール3をロアレール2に取り付けた状態を図2、図3及び図4に示す。アッパレール3の本体部8の下部はロアレール2の中央開口内に挿入され、かつ外側壁部10′に支持されたローラ11が摺動空間部7内に位置する。ローラ11は、ロアレール2の側壁部6の段部に摺接し、ローラ11の上面とロアレール2の逆L字形部6′の内壁面との間には少しの隙間を残す。
【0013】
レールロック装置4は、図示しないハンドルの操作により揺動する複数個の爪片14を有し、該爪片14がロアレール2の逆L字形部6′の対向側壁部の切欠部15、及びアッパレール3の外側壁部10′の窓部16に係合することで、両レール2,3をロック状態とし、さらに、該係合を非係合とすることで、両レール2,3間の相対的摺動を可能にするアンロック状態となる。
尚、レールロック装置4、両レール2,3は公知構成であり、図示例に限定することなく、他の公知構成のものを用いることができる。
【0014】
ロアレール2の側壁部6とアッパレール3の外側壁部10′との間にバネ線材からなるバネ部材17を配す。バネ部材17は、アッパレール3の両側の前方と後方に配され、好ましくは、図1に示す如く、1つのアッパレール3に4個のバネ部材17が使用される。
バネ部材17は、アッパレール3のロアレール2に対する上下及び側方へのガタつきを吸収し、アッパレール3のロアレール2に対する滑らかな摺動を保証する。
【0015】
図4乃至6を参照して、バネ部材17の形状を説明する。
線材からなるバネ部材17は、ロアレール2の側壁部6の上方角部25(図6参照)に沿うよう延在する基部18と、前略U字部19と、後略U字部とからなる。
バネ部材の非取付(自由)状態で、基部18は、その中央が高くなる山形をなし、各略U字部19,20の内側角部21,22は外側角部23,24より上方に位置する。この自由状態を図5に実線で示す。
さらに、バネ部材17は、その両端部に各略U字部19,20とは直交する方向に延在する取付部26,26を有す。
【0016】
バネ部材の自由状態において、バネ部材17の基部18は、各略U字部19,20より側外方に位置する。この結果、各略U字部19,20の内側側部は、図6に実線で示す如く、側外方へと倒れるような形状となっている。
基部18の長手方向の長さは、各略U字部19,20の長手方向の幅の略2倍となっている。前略U字部19の幅は後略U字部20の幅と同寸法となっている。
【0017】
図4と図6に、バネ部材17を、アッパレール3の外側壁部10′に取り付けた状態を示す。バネ部材17の取付部26を外側壁部10′の取付孔27に挿入し、バネ部材17をアッパレール3に支持させる。アッパレール3をロアレール2に組み付けた状態では、基部18がロアレール2の側壁部6の上方の角部25の内壁面により下方かつ内側へと強制され、図5と図6に仮想線で示すように直線状に弾性変形することになる。この状態で、各略U字部19,20の底部が外側壁部10′に圧接する。
基部18のこのような弾性変形は、各略U字部19,20の内側角部21,22を下方へと押し下げ、かつ外側角部23,24を前方と後方へと弾性変形させることになる(図5に仮想線で示す状態となる)。
【0018】
基部18の下方かつ内側への弾性変形は、アッパレール3の上方及び側外方に対するガタつきを防止する。基部18の角部25への摺接は、アッパレール3のロアレール2に対する相対的摺動を阻害しない。
【0019】
以上から明らかなように、本発明によれば、バネ線材からなるバネ部材を、ロアレールとアッパレールの対向する各側壁部間に配し、バネ線材の持つ上下及び左右方向の弾性力を利用しているので、ロアレールに対するアッパレールのガタつきの防止及び円滑な摺動が確保される。バネ部材は、上下及び左右の弾性域を広くかつ各バネ部材毎に一定に選定できるので、シートによってはガタやロアレールに対するアッパレールの重かったり、軽かったりする摺動不良が生じるという不具合が無い利点を示す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例の分解斜視図である。
【図2】本発明の一例の正面図である。
【図3】図2の矢視III−IIIより見た断面図である。
【図4】図3の矢視IV−IVより見た断面図である。
【図5】バネ部材の正面図である。
【図6】バネ部材の取付状態を示す部分側面図である。
【符号の説明】
2 ロアレール
3 アッパレール
6 側壁部
10′ 外側壁部
11 ローラ
17 バネ部材
18 基部
19 前略U字部
20 後略U字部
21,22 内側各部
26 取付部

Claims (3)

  1. 車両の床側に固定されるロアレールと、該ロアレールに対してその長手方向に摺動自在に取り付けられるアッパレールとを有し、ロアレールの側壁部6と、該側壁部6と対向するアッパレールの外側壁部10′との間に線材からなるバネ部材を配し
    バネ部材が、側壁部6の長手方向に沿うよう延在する基部と、該基部の前方に形成される前略U字部と、該基部の後方に形成される後略U字部と、各略U字部の端部の取付部とからなり、基部が各略U字部より側外方に位置する車両用シートスライド装置。
  2. バネ部材の取付部をアッパレールの外側壁部10′に支持させ、その間の基部を側壁部6の上方の角部内壁面に摺接させている請求項1記載の車両用シートスライド装置。
  3. バネ部材の非取付状態において、基部はその中央が高くなる山形をなし、各略U字部の内側角部が外側角部より上方に位置する請求項記載の車両用シートスライド装置。
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