JPH0715792Y2 - シートスライド装置 - Google Patents

シートスライド装置

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JPH0715792Y2
JPH0715792Y2 JP6850390U JP6850390U JPH0715792Y2 JP H0715792 Y2 JPH0715792 Y2 JP H0715792Y2 JP 6850390 U JP6850390 U JP 6850390U JP 6850390 U JP6850390 U JP 6850390U JP H0715792 Y2 JPH0715792 Y2 JP H0715792Y2
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JP
Japan
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lower rail
upper rail
seat
rail
reinforcing member
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JP6850390U
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JPH0426828U (ja
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初夫 早川
幹雄 本間
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Ohi Seisakusho Co Ltd
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Ohi Seisakusho Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はシートスライド装置、特にアッパーレールをロ
ーラを介してロアレールに移動自在に嵌合するようにし
たシートスライド装置に関する。
[従来の技術] 従来、かかるシートスライド装置としては、実開昭62−
97044号公報に記載されたものが知られている。
このものは、床面に固定される断面C字上のロアレール
内をシートが固定されたアッパーレールがスライドする
シートスライド装置において、アッパーレールの垂直壁
の前後端部にローラを転動自在に支持し、該ローラをロ
アレールの下面および上面間に配設するようにしてい
る。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、かかる従来のシートスライド装置にあっ
ては、ローラのロアレール上下面間における滑らかな転
動を保証するためには、ローラとロアレール上面との間
に隙間を設けざるを得ないことから、シート全体のガタ
付きを招くという不都合があった。
このことは、シートの背もたれ部に荷重が加えられた場
合、特に顕著であり、商品性を損うと共に、乗員に不安
感を与えてしまうという問題があった。
本考案の目的は、上記従来の問題を解消し、簡単な構成
でもって、ガタの発生を防止することのできるシートス
ライド装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案は、車両フロアに固
設されるロアレールと、該ロアレールにローラを介して
移動自在に係合されシートが固設されるアッパーレール
部材とを備えるシートスライド装置において、前記ロア
レールは中央部に開口を有する略断面C字状のロアレー
ルであり、前記アッパーレール部材は、前記開口に位置
される垂直部と水平部とを有する略断面L字状の本体
と、該垂直部の下縁に固着され上方に開口を有する略断
面コ字状の補強部材とを備え、前記補強部材の端縁に両
端部が係合する弓状腕部と、前記補強部材の長孔に上下
に案内される支持部とを有するスライダを、前記弓状腕
部が前記ロアレールの上面に弾接し、前記アッパーレー
ル部材を前記ロアレール部材と前記ローラとの転動面方
向に付勢するように設けたことを特徴とする。
[作用] 本考案によれば、アッパーレール部材はロアレール部材
とローラとの転動面方向に弾性部を有するスライダでも
って付勢される。
しかして、かかる状態でシートの背もたれ部などに荷重
が加えられたとしても、アッパーレールが転動面方向に
付勢されているのでアッパーレールのロアレール内にお
ける上下方向の移動が阻止もしくは制限されガタの発生
が防止される。
[実施例] 以下、本考案の実施例を添付図面を参照しつつ説明す
る。
第1図および第2図に本考案が適用される車両用シート
10の一例を示す。
このシート10は、車両フロアに固設される左右一対のロ
アレール12に沿って移動する左右一対のアッパーレール
部材14と、このアッパーレール部材14にそれぞれ固設さ
れる基体としての左右一対の脚部16と、この脚部16に枢
支ピン18でもって第1図に示す着座可能位置と、第2図
に示す折畳み位置とに、回動可能に支承されたシートク
ッション20と、同じく脚部16に周知のリクライニング機
構を介して、傾斜角度調整可能に支承されたシートバッ
ク22とを有している。そして、シートクッション20の下
面中央部には第1ストライカ24が、および下面後端部に
は第2ストライカ26が、それぞれシートクッション20の
強度部材に固設されている。
なお、100は、シート10を着座可能状態と折畳み状態と
に切換え保持するためのシートロック機構、およびシー
ト10を車両の前後方向の所定位置にロックするロック機
構の操作機構であり、102および104はそれぞれの機構の
ための操作ハンドルである。
また、106は後述するスライドロック機構のラッチ部材
を駆動するためのカムプレートであり、支持軸108を介
して脚部16に支持され、連結リンク110でもって操作機
構と連結されている。
脚部16は第3図に示すようにアッパーレール部材14の上
面に固設されている。すなわち、アッパーレール部材14
は垂直部14A1と水平部14A2とを有する略々断面L字状の
アッパーレール本体14Aと、垂直部14A1の下縁に設けら
れた突起14A3に係合されつつ溶接でもって固着され、上
方に開口を有する略々コ字状の内側補強部材14Bと、同
じく垂直部14A1の突起14A3との内側補強部材14Bとに溶
接でもって固着された略々コ字状の外側補強部材14Cと
を備えている。そして、アッパーレール本体14Aの水平
部14A2に固設された前後の取付ブラケット14Dおよび14E
を介して、上述の脚部16が固設されている。
ロアレール12は略々断面C字状であり、その中央上部に
長手方向に開口部12Aを有し、全体が車両フロアに形成
された溝内に固設される。なお、ロアレール12の上面両
側の所定位置には、本実施例においては長手方向に並ん
で2個のロック孔12Bが穿設されている。
さらに、アッパーレール部材14の垂直部14A1の前端およ
び後端部にはそれぞれローラ14Fおよび14Gが回動自在に
枢着されており、ロアレール12の下面に沿って転動し、
上述のアッパーレール部材14の垂直部14A1が開口部12A
内を移動するように配置されている。
30はアッパーレール部材14をロアレール12にロックする
ためのラッチ部材であり、本実施例では水平部30A,垂直
部30Bおよび鉤状部30Cを有する2枚合せの板体で構成さ
れ、鉤状部30C,30Cの先端にはそれぞれ上述したロック
孔12B,12Bに下方から上方に向かって係合するラッチ歯3
0C1,30C1が形成されている。ラッチ部材30の水平部30A
とアッパーレール部材14の水平部14A2との間には圧縮ば
ね32が縮設されラッチ部材30を上方に、すなわちラッチ
歯30C1をロック孔12Bに係合する方向に付勢している。
そして、ラッリ部材30はその垂直部30Bがアッパーレー
ル部材14の垂直部14A1に形成された切欠14A4内に、鉤状
部30Cが内側補強部材14Bに形成された切欠14B1内に収容
され、さらにアッパーレール部材14の水平部14A2に固設
された基板34に形成された切欠34Aを貫通すべく配置さ
れている。基板34には上面に開口窓36Aが形成された蓋
部材36がねじ38でもって固設されている(第3図参
照)。
そして、該開口窓36Aを通して、脚部16に設けられたス
ライドロック解除機構により操作されるカムプレート10
6がラッチ部材30の水平部30Aと当接されている。
さらに、35はばね材で形成された押え部材であり、断面
L字状の脚片部35A,35Aとこれ等を連結するブリッジ部3
5Bとを有し、ブリッジ部35Bには2個の突起35C,35Cが設
けられている。そして、脚片部35A,35Aはアッパーレー
ル部材14の水平部14A2にねじ37でもって固着され、突起
35C,35Cを通じて、ラッチ部材30の垂直部30Bを付勢し、
該ラッチ部材30の鉤状部30Cを外側補強部材14Cの一側に
押付けている。
さらに、アッパーレール部材14の前端部の取付ブラケッ
ト14Dには後述するシートロック機構のロック解除動作
の許否を司どるセンサ機構40が設けられている。すなわ
ち、42は上部に折曲部42Aが形成され、中腹部に案内ピ
ン42Bが植設された作動杆であり、取付ブラケット14Dお
よびアッパーレール部材14の水平部14A2にそれぞれ穿設
された不図示の孔を貫通しロアレール12の開口部12A内
に挿通されている。さらに、取付ブラケット14Dには上
壁に作動杆42が挿通される通孔44Aと対向壁に案内ピン4
2Bを案内する案内長孔44Bとが形成された略々コ字状の
案内枠44が溶接により固着されており、その内部に案内
ピン42Bひいては作動杆42を上方に付勢する圧縮ばね46
が縮設されている。
なお、作動杆42の下端部はロアレール12下面の所定位置
に穿設された逃孔12Cに侵入可能とされている。
さらに、50はアッパーレール14の内側補強部材14Bの上
縁部に設けられるスライダである。
スライダ50は、第5図および第6図に示すように、支持
部52と該支持部52に中心部で連続する弓状の腕部54と一
体的に樹脂でもって形成されている。
腕部54の両端部には、内側補強部材14Bの上縁に形成し
た切欠14B1の端縁を狭持しつつ係合する係合部54Aが形
成されている。また、支持部52には突起52Aが形成さ
れ、突起52Aの端面を含み支持部52の下端部にはテーパ
が施されている。
さらに、内側補強部材14Bには上述の突起52Aが係合する
上下方向の長孔14B2が形成されている。
しかして、スライダ50はその腕部54の両端部の係合部54
Aが切欠14B1内にその端縁を狭持する形態で係合され、
かつ、支持部52の突起52Aが長孔14B2に係合されて装着
されている。そして、この装着状態において、弓状の腕
部54がロアレール12の上面に弾接している。
以下、上記構成になる本実施例の動作につき説明する。
シートクッション20が第1図に示す着座可能位置にある
ときには、第1ストライカ24がシートロック機構100に
保持され、ロック状態が維持されている。
さらに、本実施例においてこの着座可能位置ロック状態
では、連結リンク110を介してのラッチ部材30の押下
げ、すなわちスライドロック機構の解除操作が不可能と
されている。
かかるスライドロック状態にあっては、ラッチ部材30の
ラッチ歯部30C1が第4図に示すようにロアレール12のロ
ック孔12Bに圧縮ばね32の付勢力でもって係合してい
る。そして、この状態で車両の衝突等によりアッパーレ
ール部材14に前向きおよび上向きの荷重が作用すると、
ラッチ歯部30C1がロック孔12Bとの係合度をさらに深
め、アッパーレール部材14とロアレール12との脱離およ
び相対移動が強固に阻止されるのである。
さらに、このスライドロック状態にあっては、アッパー
レール14の内側補強部材14B上縁の切欠14B1に装着され
たスライダ50が、その弓状腕部54の弾性変形でもってロ
アレール12の上面に弾接しており、アッパーレール14を
ローラ14G,14Fの転動面方向に付勢している。
従って、例えば、シート10に乗員が着座し、そのシート
バック22に荷重が加えられ、シート前方のローラ14Fが
持上げられようとしても、スライダ50の腕部54による付
勢力でもって、それが阻止もしくは制限される。この腕
部54が弾性変形するときには、支持部52の突起52Aは内
側補強部材14Bに形成した長孔14B2内を摺動することに
なる。
アッパーレール14の前後にローラ14Fおよび14Gを備えた
本実施例にあっては、ロアレール部材12内におけるアッ
パーレール部材14のガタ付の主因が、上述のシートバッ
ク22への負荷であることを考慮すると、スライダ50は、
第3図にも示したように、極力アッパーレール部材14の
シート10の前方寄りに装着することが好ましい。
次に、スライドロック機構を解除する際には、操作ハン
ドル104を操作し、連結リンク110を介してカムプレート
106を支軸108回りに回動させる。すると、ラッチ部材30
は圧縮ばね32の付勢力に抗って押下され、そのラッチ歯
部30C1のロアレール12のロック孔12Bとの係合が解除さ
れる。
従って、アッパーレール部材14、ひいてはシート10をロ
アレール12に沿って自由に移動させることができる。
この移動時において、ラッチ歯部30C1はロアレール12の
上面に当接しながら摺動することになる。
しかるに、ラッチ部材30はばね材で形成された押え部材
35の突起35C,35Cでもって付勢され、その鉤状部30Cが外
側補強部材14Cの一側に押圧されているので、ラッチ歯
部30C1のこすれに起因するビビリ音の発生を防止するこ
とができる。
[考案の効果] 以上の説明から明らかなように、本考案によれば、ロア
レールにローラを介して移動自在に係合されシートが固
設されるアッパーレール部材に、該アッパーレール部材
をローラの転動面方向に付勢する弾性部を有するスライ
ダを設けるようにしたので、簡単な構成でもってシート
全体のガタ付を防止することができ、商品性を損うこと
がないと共に乗員に不快感を与えることのないシートス
ライド装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案が適用される車両用シート
の一例を示す側面図であり、それぞれ着座位置および折
畳み位置のロック状態を示す。 第3図は本考案の一実施例を示す斜視図、 第4図は第3図のX−X矢視断面図、 第5図は本考案の一実施例にかかるスライダの正面斜視
図、 第6図は本考案の一実施例にかかるスライダの背面斜視
図、 第7図は第3図のA−A矢視断面図、 第8図は第3図のB−B矢視断面図である。 10…シート、12…ロアレール、12A…開口部、12B…ロッ
ク孔、14…アッパーレール部材、14A…アッパーレール
本体、14B…内側補強部材、14C…外側補強部材、16…脚
部、18…枢支ピン、20…シートクッション、22…シート
バック、30…ラッチ部材、35…押え部材、50…スライ
ダ、52…支持部、54…腕部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両フロアに固設されるロアレールと、該
    ロアレールにローラを介して移動自在に係合されシート
    が固設されるアッパーレール部材とを備えるシートスラ
    イド装置において、 前記ロアレールは中央部に開口を有する略断面C字状の
    ロアレールであり、 前記アッパーレール部材は、前記開口に位置される垂直
    部と水平部とを有する略断面L字状の本体と、該垂直部
    の下縁に固着され上方に開口を有する略断面コ字状の補
    強部材とを備え、 前記補強部材の端縁に両端部が係合する弓状腕部と、前
    記補強部材の長孔に上下に案内される支持部とを有する
    スライダを、前記弓状腕部が前記ロアレールの上面に弾
    接し、前記アッパーレール部材を前記ロアレール部材と
    前記ローラとの転動面方向に付勢するように設けたこと
    を特徴とするシートスライド装置。
JP6850390U 1990-06-29 1990-06-29 シートスライド装置 Expired - Lifetime JPH0715792Y2 (ja)

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JP6850390U JPH0715792Y2 (ja) 1990-06-29 1990-06-29 シートスライド装置

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JP6850390U JPH0715792Y2 (ja) 1990-06-29 1990-06-29 シートスライド装置

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JPH0426828U JPH0426828U (ja) 1992-03-03
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100858189B1 (ko) * 2006-12-13 2008-09-10 기아자동차주식회사 팁업 타입의 워크인 슬라이딩 시트

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JPH0426828U (ja) 1992-03-03

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