JPH0628042Y2 - 車両用シート - Google Patents
車両用シートInfo
- Publication number
- JPH0628042Y2 JPH0628042Y2 JP937589U JP937589U JPH0628042Y2 JP H0628042 Y2 JPH0628042 Y2 JP H0628042Y2 JP 937589 U JP937589 U JP 937589U JP 937589 U JP937589 U JP 937589U JP H0628042 Y2 JPH0628042 Y2 JP H0628042Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slider
- back portion
- seat
- seat cushion
- vehicle body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)
- Seats For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) この考案は、シートクッションが前後方向に位置調整可
能な車両用シートに関する。
能な車両用シートに関する。
(従来の技術) 従来の前後位置調整可能な中折れ形のシートとしては例
えば、第5図〜第6図に示すようなものがある(実公昭
57−11580号及び実公昭60−31547号公報
参照)。
えば、第5図〜第6図に示すようなものがある(実公昭
57−11580号及び実公昭60−31547号公報
参照)。
これらの図において、シートクッション1は床9上のス
ライド5により前後に位置調整可能であり、シートバッ
ク2は上背部6と下背部7とを有し、下背部7はシート
クッション1の後部に下端がヒンジピン4で結合され、
下背部6の下端にその上端がヒンジピン3で結合されて
いる。上背部6は車体側背パネル8にアジャスタ(ガイ
ド穴)によって上下方向に摺動できるように結合されて
いる。
ライド5により前後に位置調整可能であり、シートバッ
ク2は上背部6と下背部7とを有し、下背部7はシート
クッション1の後部に下端がヒンジピン4で結合され、
下背部6の下端にその上端がヒンジピン3で結合されて
いる。上背部6は車体側背パネル8にアジャスタ(ガイ
ド穴)によって上下方向に摺動できるように結合されて
いる。
従来のものは、シートクッション1を前方に移動する
と、第5図の状態から第6図のようにシートバック2の
下背部7は下部が前方に移動し、それにつれて上背部も
矢印のようにスライドして下方に移動し、乗員の腰部と
の空間を埋め姿勢を安楽になしうるものである。
と、第5図の状態から第6図のようにシートバック2の
下背部7は下部が前方に移動し、それにつれて上背部も
矢印のようにスライドして下方に移動し、乗員の腰部と
の空間を埋め姿勢を安楽になしうるものである。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、このような従来のものは、シートバック
の下背部がシートクッションと上背部とに夫々ヒンジピ
ンのみで結合されているため、特に荷重分布力の大きい
下背部の結合ピン部分においてガタ(クリアランス)に
より異音が発生し商品力を落とすという問題があった。
の下背部がシートクッションと上背部とに夫々ヒンジピ
ンのみで結合されているため、特に荷重分布力の大きい
下背部の結合ピン部分においてガタ(クリアランス)に
より異音が発生し商品力を落とすという問題があった。
この考案は乗員の姿勢変化に適切に対応できるシートに
おいて、荷重分布力の大きい下背部の支持方法を改善す
ることにより前述のガタ異音の発生の少い車両用シート
を提供し、もって、前述の問題点を解決することを目的
としている。
おいて、荷重分布力の大きい下背部の支持方法を改善す
ることにより前述のガタ異音の発生の少い車両用シート
を提供し、もって、前述の問題点を解決することを目的
としている。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) この考案は、前述の目的を達成するため、第1スライダ
により車体前後方向に位置調整できるシートクッション
と、下端が前記シートクッションの後端とピン結合され
かつ車体に第2スライダを介して結合されているシート
バックの下背部と、該下背部の上方に位置し前記第1ス
ライダの可動部にワイヤで結合されかつ車体に第3スラ
イダを介して結合されているシートバックの上背部とか
らなるものである。
により車体前後方向に位置調整できるシートクッション
と、下端が前記シートクッションの後端とピン結合され
かつ車体に第2スライダを介して結合されているシート
バックの下背部と、該下背部の上方に位置し前記第1ス
ライダの可動部にワイヤで結合されかつ車体に第3スラ
イダを介して結合されているシートバックの上背部とか
らなるものである。
(作用) シートクッションが第1スライダにより前方に移動する
と、下背部下端も前方に移動する。その際下背部は第2
スライダにてほぼ上下方向にガイドされるので斜めに傾
く。一方、第1スライダの可動部に連結されたワイヤに
より上背部は引張られるので、第3スライダにより案内
されつつ下背部に追従して下がることになる。下背部は
上背部にピン結合されずに車体に第2スライダで結合さ
れているためガタ異音の発生が少くなる。
と、下背部下端も前方に移動する。その際下背部は第2
スライダにてほぼ上下方向にガイドされるので斜めに傾
く。一方、第1スライダの可動部に連結されたワイヤに
より上背部は引張られるので、第3スライダにより案内
されつつ下背部に追従して下がることになる。下背部は
上背部にピン結合されずに車体に第2スライダで結合さ
れているためガタ異音の発生が少くなる。
(実施例) 以下、この考案の一実施例を第1図〜第4図により説明
する。まず、第1図により構成を説明する。
する。まず、第1図により構成を説明する。
シートクッション1は、上方に凹の弧状の第1スライダ
11により車体前後方向に移動できその位置が調整でき
るようになっている。第1スライダ11は上レール13
と下レール15とを有し、上レール13がシートクッシ
ョンフレーム17に固着され、下レール15が床9に取
付けられている。上レール13の端縁には第2図に示す
ようにラック歯が刻設され、床9固定のモータ19のピ
ニオンと噛合いモータ19の回転により矢印のように前
後動できる。
11により車体前後方向に移動できその位置が調整でき
るようになっている。第1スライダ11は上レール13
と下レール15とを有し、上レール13がシートクッシ
ョンフレーム17に固着され、下レール15が床9に取
付けられている。上レール13の端縁には第2図に示す
ようにラック歯が刻設され、床9固定のモータ19のピ
ニオンと噛合いモータ19の回転により矢印のように前
後動できる。
シートバック2は上背部6と下背部7にフレーム共々分
割されている。下背部7は、そのフレーム21の下端が
シートクッションフレーム17の後端とヒンジピン4で
回転可能に結合され、又フレーム21の側部に植設され
た2個のガイドピン23が車体固定の第2スライダ25
の円弧状長穴27にはまりこんで斜め下方向のカーブ状
に摺動できるようになっている。又、上背部6は下背部
7とはフレーム及びクッションが別々に作られている
が、第1図のように車両に配置した状態では前者の下端
が後者の上端と接触するようになっている。そして上背
部6のフレーム29の側部に植設された2個のガイドピ
ン31が車体固定の第3スライダ33の直線状長穴35
にはまりこんで、ほぼ上下方向に摺動できるようになっ
ている。更に、上背部フレーム29の下部には後方に突
出したブラケット37が固着されており、このブラケッ
ト37にワイヤ39の一端が結ばれ、他端は車体(側背
パネル)8固定のローラ41を介して第1スライダ11
の上レール(可動部)13の後端に結ばれている。
割されている。下背部7は、そのフレーム21の下端が
シートクッションフレーム17の後端とヒンジピン4で
回転可能に結合され、又フレーム21の側部に植設され
た2個のガイドピン23が車体固定の第2スライダ25
の円弧状長穴27にはまりこんで斜め下方向のカーブ状
に摺動できるようになっている。又、上背部6は下背部
7とはフレーム及びクッションが別々に作られている
が、第1図のように車両に配置した状態では前者の下端
が後者の上端と接触するようになっている。そして上背
部6のフレーム29の側部に植設された2個のガイドピ
ン31が車体固定の第3スライダ33の直線状長穴35
にはまりこんで、ほぼ上下方向に摺動できるようになっ
ている。更に、上背部フレーム29の下部には後方に突
出したブラケット37が固着されており、このブラケッ
ト37にワイヤ39の一端が結ばれ、他端は車体(側背
パネル)8固定のローラ41を介して第1スライダ11
の上レール(可動部)13の後端に結ばれている。
次に前記実施例の作用を説明する。乗員が第3図の状態
にあり、これからリラックスしたい場合は、図示せざる
ボタンスイッチを押すと、モータ19が正転する。する
と、第1スライダ11の上レール13は前進し(第2
図)、フレーム17、従って、シートクッション1が前
進する。シートバック下背部7は、フレーム21の下端
がシートクッションフレーム17の後端にピン4で結合
されているため、下端が前進し、同時に、第2スライダ
25の円弧状長穴27をガイドピン23が摺動すること
により斜めに傾いた状態となる(第4図)。
にあり、これからリラックスしたい場合は、図示せざる
ボタンスイッチを押すと、モータ19が正転する。する
と、第1スライダ11の上レール13は前進し(第2
図)、フレーム17、従って、シートクッション1が前
進する。シートバック下背部7は、フレーム21の下端
がシートクッションフレーム17の後端にピン4で結合
されているため、下端が前進し、同時に、第2スライダ
25の円弧状長穴27をガイドピン23が摺動すること
により斜めに傾いた状態となる(第4図)。
上背部6は第1スライダ11の上レール13の前方移動
により、ワイヤ39を介して下方に引張られるので、第
3スライダ33の長穴35をガイドピン31が摺動して
案内されることにより、結局、下背部6に追従して移行
することになる。この為それらの間に隙間を生じない。
により、ワイヤ39を介して下方に引張られるので、第
3スライダ33の長穴35をガイドピン31が摺動して
案内されることにより、結局、下背部6に追従して移行
することになる。この為それらの間に隙間を生じない。
このようにして、乗員は安楽なリラックス姿勢をとるこ
とができる。
とができる。
而して、上背部と下背部はなんらピン結合されていない
ため、その部分でガタ異音が発生する事はない。又、
上、下背部共、スライダで車体に結合されているため、
ガタが少くなり商品力が向上する。尚、上背部はワイヤ
で引張って動かすためコストが安い。
ため、その部分でガタ異音が発生する事はない。又、
上、下背部共、スライダで車体に結合されているため、
ガタが少くなり商品力が向上する。尚、上背部はワイヤ
で引張って動かすためコストが安い。
シートを元に戻す場合は、前述の逆の操作をすればよ
い。この場合、上背部6は下背部7の上端で押上げられ
る事になるがその際、上背部6は第3スライダ33で案
内されて上方移動するものである。
い。この場合、上背部6は下背部7の上端で押上げられ
る事になるがその際、上背部6は第3スライダ33で案
内されて上方移動するものである。
前記実施例ではシートクッションスライダをモータ駆動
するようにしたが、本案は乗員の力で操作する通常のマ
ニアル式のスライダでも成立することは勿論である。
するようにしたが、本案は乗員の力で操作する通常のマ
ニアル式のスライダでも成立することは勿論である。
[考案の効果] 以上に説明してきたように、この考案によればその構成
を第1スライダにより車体前後方向に位置調整できるシ
ートクッションと、下端が前記シートクッションの後端
とピン結合されかつ車体に第2スライダを介して結合さ
れているシートバックの下背部と、該下背部の上方に位
置し前記第1スライダの可動部にワイヤで結合されかつ
車体に第3のスライダを介して結合されているシートバ
ックの上背部とからなる構成としたため、シートのガ
タ、異音の発生を少なくすることができるという効果が
得られる。
を第1スライダにより車体前後方向に位置調整できるシ
ートクッションと、下端が前記シートクッションの後端
とピン結合されかつ車体に第2スライダを介して結合さ
れているシートバックの下背部と、該下背部の上方に位
置し前記第1スライダの可動部にワイヤで結合されかつ
車体に第3のスライダを介して結合されているシートバ
ックの上背部とからなる構成としたため、シートのガ
タ、異音の発生を少なくすることができるという効果が
得られる。
第1図はこの考案の一実施例を示す一部切欠いた斜視
図、第2図は第1図のII-II線による断面図、第3図及
び第4図は前記実施例の変化の前後状態を示す側面図、
第5図及び第6図は従来のものの変化の前後状態を示す
側面図である。 図面に現われた符号の説明 1……シートクッション、2……シートバック 4……ピン、6……上背部 7……下背部、11……第1スライダ 13……上レール(可動部)、19……モータ 25……第2スライダ、33……第3スライダ 39……ワイヤ
図、第2図は第1図のII-II線による断面図、第3図及
び第4図は前記実施例の変化の前後状態を示す側面図、
第5図及び第6図は従来のものの変化の前後状態を示す
側面図である。 図面に現われた符号の説明 1……シートクッション、2……シートバック 4……ピン、6……上背部 7……下背部、11……第1スライダ 13……上レール(可動部)、19……モータ 25……第2スライダ、33……第3スライダ 39……ワイヤ
Claims (1)
- 【請求項1】第1スライダにより車体前後方向に位置調
整できるシートクッションと、下端が前記シートクッシ
ョンの後端とピン結合されかつ車体に第2スライダを介
して結合されているシートバックの下背部と、該下背部
の上方に位置し前記第1スライダの可動部にワイヤで結
合されかつ車体に第3スライダを介して結合されている
シートバックの上背部とからなる車両用シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP937589U JPH0628042Y2 (ja) | 1989-01-31 | 1989-01-31 | 車両用シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP937589U JPH0628042Y2 (ja) | 1989-01-31 | 1989-01-31 | 車両用シート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02100540U JPH02100540U (ja) | 1990-08-10 |
JPH0628042Y2 true JPH0628042Y2 (ja) | 1994-08-03 |
Family
ID=31216062
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP937589U Expired - Lifetime JPH0628042Y2 (ja) | 1989-01-31 | 1989-01-31 | 車両用シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0628042Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB0805747D0 (en) * | 2008-03-31 | 2008-04-30 | Thompson James | Reclining seat |
-
1989
- 1989-01-31 JP JP937589U patent/JPH0628042Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02100540U (ja) | 1990-08-10 |
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