JP2951081B2 - シ−トの格納式フットレスト - Google Patents

シ−トの格納式フットレスト

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、シートクッションの
下の格納位置から、モータの起動によって、着座者の足
を支持する支持位置に引き出されるシートの格納式フッ
トレストに関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、着座者の足を支持するフット
レストの装着されたシートが、観光バス、長距離旅客バ
ス等の自動車用のシ−トとして広く採用されている。シ
−トのフットレストは、通常、シ−トクッションの下に
回動可能に設けられ、フットレストを回動し引き出して
フットレストの支持位置が設定される。着座者は、支持
位置のフットレストに足をのせて楽な着座姿勢(リラッ
クス姿勢)をとり、それによって、着座者の疲労の軽減
がはかられる。
【0003】通常、従来のフットレストは、前後方向に
移動可能なヒンジによってフットレストの上端をシート
クッションの前端下部に回動可能に取付けて、シートク
ッションの前端の下にほぼ垂直に格納されている。そし
て、フットレストを手前に引き出し(引き上げ)、ロッ
クして、フットレストの支持位置が設定されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】フットレストがシート
クッションの前端下部に垂直に格納された構成では、フ
ットレストは、シートクッション前端の設置高さより長
く設定できず、フットレストの長さが限定される。その
ため、着座者の足を十分に支持できず、着座者の快適性
を損なう虞れがある。
【0005】フットレストがシートクッションの前端下
部に垂直に格納されるため、フットレストが障害となっ
て、シートクッションの前端下部、つまりは着座者の足
もとに十分なスペースが確保できない。また、シートク
ッションの下への荷物の収納が難しく、スペースが有効
に利用できない。そして、フットレストが清掃の際の邪
魔となるため、自動車等の車内の清掃作業が容易に行え
ない。
【0006】さらに、シ−トクッションの前端で垂直に
格納されたフットレストの大部分が、外部から見えるた
め、違和感を感じて、シ−トの外観品質が損なわれる。
【0007】また、着座者は、フットレストを格納位置
から引き出して支持位置に移動させなければならず、こ
のフットレストの引き出しは、着座して前かがみになる
という無理な姿勢を強いることとなる。そのため、支持
位置の設定が容易でなく、煩雑な操作を嫌ってフットレ
ストが十分に利用されない。
【0008】この発明は、十分な長さを確保できるとと
もに、障害とならない位置に格納され、支持位置を迅速
に設定できるシ−トの格納式フットレストの提供を目的
としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、この発明によれば、フットレスト本体はシ−トクッ
ションの下面に沿って格納され、スライド用および回動
用モ−タの起動によって、引き出し、回動を順次行って
支持位置に動かされるように構成されている。
【0010】つまり、シャフトがア−ムブラケットの先
端に軸支され、このシャフトに、フットレストフレ−ム
が取付けられている。モ−タは、たとえば、スライド用
および回動用のスクリュ−モ−タとされ、回動用スクリ
ュ−モ−タはア−ムブラケットに装着されている。
【0011】スライド用スクリューモータのナットに連
動してアームブラケットがスライドされ、アームブラケ
ットがフットレスト本体と共にスライドの所定の途中位
置まで引き出されると、アームブラケット上の回動用ス
クリューモータを起動する。そして、回動用スクリュー
モータのナットに連動してシャフトが回動して、フット
レスト本体が、前傾方向に所定角度だけ回動される。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照しながらこの発明の実施例
について詳細に説明する。
【0013】図1、図2に示すように、この発明に係る
格納式フットレスト10は、フットレスト本体12と、ア−
ムブラケット14と、モ−タ16とを具備し、操作スイッチ
の操作によるモ−タの起動によって、フットレスト本体
が格納位置、支持位置間を移動可能に構成されている。
実施例では、格納式フットレスト10は、着座者の足のふ
くらはぎを支持する比較的高い位置に支持位置を設定す
るように構成されている。
【0014】フットレスト本体12は、フットレストフレ
−ム18の回りに弾性体からなるシ−トパッドを配設し、
表皮からなるトリムカバ−でシ−トパッドを覆って構成
され、シ−トクッション20の下面に沿って格納されてい
る。
【0015】フットレスト本体12は、シートクッショ
ン20の下面に沿って設定された格納位置(図1参照)
から、図3に示すように、下面に沿って前方にスライド
され、そのスライド途中で格納角度から所定角度だけ前
傾方向に回動された後、さらにスライドされて、図4に
示す支持位置に引き出される。
【0016】このように、この発明では、シートクッシ
ョン20の前端下部に垂直でなく、シートクッションの
下面に沿って、フットレスト本体12が格納され、シー
トクッションの下面に沿って引き出されている。この構
成では、フットレスト本体12の長さが、シートクッシ
ョン前端の設置高さに影響されずに、着座者のふくらは
ぎを十分に支持する長さに形成できるため、良好な快適
性が得られる。
【0017】シートクッション20の下面に沿って格納さ
れたフットレスト本体12は、着座者の足元の障害となら
ず、着座者の足もとに十分なスペースが確保できる。そ
して、シートクッション20の下に、荷物等が収納でき、
シートクッションの下のスペ−スが有効に利用される。
また、フットレスト本体12に邪魔されることなく、シー
トクッション20の下方の清掃が行える。
【0018】さらに、フットレスト本体12の一部が外部
から見えるにすぎず、さほど違和感もなく、外観品質が
損なわれない。
【0019】図2からわかるように、アームブラケット
14は下面の開放された略箱形状に成形され、フットレ
スト本体12が、アームブラケットの前端に回動可能に
取付けられている。実施例では、中空シャフト22が、
連結ピン23によって、アームブラケットの前端に架設
され、プレート24が中空シャフトに溶着されている。
連結ピン23は、その先端にEリングを嵌着して固定さ
れる。
【0020】図2に加えて図1、図5をみるとわかるよ
うに、ブラケット26がフットレストフレーム18にボ
ルト止めされ、ブラケットに形成した挿通孔26a、プ
レート24に形成した挿通孔24aを利用して、ブラケ
ット、プレートがボルト止めされている。
【0021】モ−タ16として、回動用、スライド用のス
クリュ−モ−タ16a、16b が利用され、これらのモ−タ
は、たとえば、DCギヤ−ドモ−タとされる。回動用スク
リュ−モ−タ16a はア−ムブラケット14に装着され、実
施例では、図1、図2、図6からわかるように、モ−タ
16a はブラケット28にボルト止めされ、このブラケット
はア−ムブラケット14の背面に溶着されている。
【0022】スクリューモータ16aからスクリュー3
0が前方にのび、ナット31がスクリューに螺着され、
スクリューの前端はアームブラケット背面のブラケット
32に軸支されている。
【0023】ナット31は連結リンク34を介してフッ
トレスト本体のシャフト22に連結されている。つま
り、図1、図2からわかるように、シャフト22にリン
ク35が溶着され、リンク35の挿通孔35a、連結リ
ンク前端の挿通孔34aに連結ピン36を通し、Eリン
グで連結ピンを固定して、シャフト、連結リンク34が
連結される。また、連結リンク後端の挿通孔34bにボ
ルト37が挿通され、ワッシャー38を介在したボルト
の螺着により、連結リンク34はナット31の側面に連
結されている(図6参照)。
【0024】このように、ナット31が連結リンク34
を介してシャフト22に連結されているため、スクリュ
ーモータ16aを起動してナット31が、図1において
後方(右方)に駆動されると、シャフト22はリンク3
5とともに反時計方行に回動される。そして、シャフト
22の回動に伴って、フットレスト本体12は、図3に
示すように、格納角度から所定角度だけ前傾方向に回動
される。
【0025】カバ−プレ−ト40が、ボルト止めされてア
−ムブラケット14の前半部を閉じているため、スクリュ
−モ−タ16a のスクリュ−30、ナット31等への着座者の
足等の接触が十分に防止される。
【0026】シートクッション20の下方の左右両サイ
ドに、前後方向の直立プレート42L、42R(図7、
図8参照)が固定されており、スライド用スクリューモ
ータ16bはこの直立プレートに装着されている。実施
例では、図7、図8に加えて図9を見るとわかるよう
に、減速歯車機構44L、44Rが直立プレート42
R、42Lの内方の屈曲片44にボルト止めされ、減速
歯車機構44L、44Rを適当な歯車列で連結して、左
右のスクリュー50L、50Rが同期的に回転されてナ
ット52(52L、52R)を駆動するように構成され
ている。
【0027】直立プレ−ト42L、42R は、スリ−ブ46を介
してボルト止めされた補助プレ−ト43L、43R を内方に有
して形成され(図7、図8参照)、ア−ムブラケット14
の移動軌跡に対応したガイド孔48、49 が直立プレ−ト、
補助プレ−トにそれぞれ形成されている。ガイド孔48、4
9 は、ア−ムブラケット14の移動軌跡に対応した形状、
つまり、図1、図7、図8に示すように、前後方向の直
線状スライドガイド部GLとその先端に連通されて上方に
伸びた円弧形の回動ガイド部GCとを持つ形状に成形され
ている。
【0028】図1に示すように、通常、シ−トクッショ
ン20の下面は、車床に水平でなく、前上がりになってい
る。そのため、フットレスト本体12も前上がりに格納さ
れており、この前上がりの状態でフットレスト本体12を
引き出すように、ガイドの直線状スライドガイド部GL
は、対応した前上がり形状となっている。
【0029】スライド用スクリューモータ16bのナッ
ト51(51L、51R)は、アームブラケット14と
ともにスライド可能に構成されている。実施例では、図
6、図9からわかるように、ナット51はブラケット5
2にそれぞれボルト止めされ、このブラケットを共通の
ナットブラケット54に溶着している。さらに、一対の
ブラケット56が、挿通孔56aをアームブラケットの
側面の挿通孔14aに整列させて、アームブラケット1
4の背面に溶着されている(図2参照)。
【0030】そして、ブラケットの挿通孔56a、ナッ
トブラケットの左右の折曲片55に形成した長孔状の挿
通孔54a、アームブラケットの挿通孔14aおよび直
立プレートのガイド孔48に、ガイドピン58が挿通さ
れ、Eリングをガイドピンに嵌着して、スライド用スク
リューモータ16bのナット51が、アームブラケット
14に固定されている。また、アームブラケット14の
後端の挿通孔14b、補助プレートのガイド孔49に、
ガイドピン59が挿通され、Eリングをガイドピンに嵌
着している。
【0031】ナットブラケットの長孔状の挿通孔54a
は、直立プレ−トのガイド孔48に対して略直交する上下
方向にのび、図1に示す格納位置では、ガイドピン58
は、挿通孔54a の下端に位置している。
【0032】詳細は後述するが、この構成では、スライ
ド用スクリューモータ16bを起動してナット51L、
51Rを駆動すれば、ガイドピン58、59をガイド孔
48、49に沿わせながら、アームブラケット14が、
フットレスト本体12を伴ってスライドされる。
【0033】上記構成のフットレスト10は、たとえば、
以下のように操作される。
【0034】モータ16のための操作スイッチが、シー
トクッション20のサイド等、着座者の操作可能な位置
に設けられており、着座者は、着座後、操作スイッチを
まず操作してモータ、つまりはスライド用モータ16b
を駆動する。
【0035】すると、格納位置を示す図1において、左
右のナット51が同期して駆動され、ナットブラケット
54を前方にスライドさせようとする。ナットブラケッ
トの挿通孔54a、アームブラケットの挿通孔14a、
直立プレートのガイド孔48に、ガイドピン58が挿通
されているため、ナットブラケット54はアームブラケ
ット14を伴ってスライドし、フットレス本体12が、
矢印で示すようにシートクッション20の下面に沿って
引き出される。
【0036】ここで、ガイドピン58、59が、アーム
ブラケット14を経て、ガイド孔48、49に挿通され
ているため、ガイドピンをガイド孔に沿わせながら、ナ
ットブラケット54、アームブラケット14がスライド
する。実施例では、ガイドピン58、59、ガイド孔4
8、49の組合せを前後に分離して設けているため、ア
ームブラケット14のスライド、回動が円滑、確実に生
じる。
【0037】ガイドピン58がナットブラケットの長孔
状挿通孔54a内を上に移動するため、アームブラケッ
ト14、ナットブラケット54間の上昇距離の差異が吸
収され、ナットブラケット54、アームブラケット14
の一体的なスライドが確保される。
【0038】実施例とは逆に、ア−ムブラケットの挿通
孔14a を長孔状にしても、同様に、ア−ムブラケット1
4、ナットブラケット54間の上昇距離の差異が吸収でき
る。
【0039】図3に示す、スライドの所定の途中位置
に、フットレス本体12が引き出されると、着座者の足
との過度の接触を避けるように、回動用スクリューモー
タ16aが起動されて、フットレス本体12が、矢印で
示すように前傾方向(前端下方)に回動される。回動用
スクリューモータ16aの起動はリミットスイッチ(図
示しない)で制御され、フットレス本体12が所定のス
ライド途中位置に至ると、ナットブラケット54または
アームブラケット14との当接によって作動するよう
に、リミットスイッチが設けられている。
【0040】リミットスイッチが作動して回動用スクリ
ューモータ16aを起動すると、ナット31が、後方
(図3の右方)に駆動する。すると、連結リンク34が
引かれて、リンク35がシャフト22とともに反時計方
向に回動して、フットレスト本体12が格納角度から所
定の前傾角度に回動するため、着座者との過度の接触が
避けられる。タイマーまたはリミットスイッチで、モー
タ16aの駆動が制御され、フットレスト本体12が所
定角度回動すると、モータは自動的に停止する。
【0041】通常、スライド用スクリュ−モ−タ16b を
動かしたまま、回動用スクリュ−モ−タ16a を起動し
て、フットレスト本体12のスライドと回動とを同時に生
じさせるようにモ−タの制御回路が構成されるが、回動
用スクリュ−モ−タ16a の起動中、スライド用スクリュ
−モ−タ16b を一端停止させてもよい。
【0042】所定の前傾角度に回動した状態で、着座者
のふくらはぎを支持する支持位置にフットレスト本体1
2が引き出されると、たとえば、リミットスイッチが、
作動し、操作スイッチをオフとして、スライド用スクリ
ューモータ16bが停止される。また、操作スイッチを
逆方向(格納位置方向)に操作すれば、上記と逆の動作
のもとで、フットレスト本体12が、回動しながらシー
トクッションの下面に沿って格納位置に戻されることは
いうまでもない。
【0043】支持位置では、ガイドピン58は、ガイド
孔48の左端、挿通孔54aの上端に、ガイドピン59
は、ガイド孔49の左端にそれぞれ達している。そのた
め、アームブラケット14の過度の動きが、強制的に防
止される。
【0044】モ−タの制御回路にモータ16の過負荷状態
を検出する過負荷検出手段を設ければ、足元の荷物によ
ってフットレスト本体12の動きが強制的に阻止されて、
モータを直ちに停止させてモ−タの過熱が防止できる。
また、着座者の足の挟み込みも防止できる。
【0045】このように、モ−タの操作スイッチを入れ
れば、フットレスト本体12が、シ−トクッションの下面
の格納位置から支持位置に引き出される。そのため、前
かがみになってフットレストを支持位置に引き出すよう
な煩雑な操作が除かれ、スイッチ操作で、フットレスト
本体12の支持位置が迅速、容易に設定できる。
【0046】この発明では、モ−タ16の動きを制御する
ことによって、フットレスト本体12の支持位置が適当に
設定できる。つまり、予め決められた複数の支持位置か
ら、着座者が自己に最適な支持位置を選択したり、引き
出し限度内で、着座者が自己に最適な支持位置を適当に
設定したりする構成が、モ−タの制御回路の設計変更だ
けで容易に確保され、商品価値の高い格納式フットレス
ト10が得られる。
【0047】実施例では、モ−タ16を回動用およびスラ
イド用のスクリュ−モ−タ16a、16bとし、スライド用ス
クリュ−モ−タのナット51に連動してア−ムブラケット
14をスライドさせるとともに、ア−ムブラケット14に装
着した回動用スクリュ−モ−タ16a に連動してア−ムブ
ラケット前端のフットレスト本体12を回動させている。
【0048】この構成では、格納式フットレスト10は構
成的にさほど複雑化しない。また、フットレスト本体12
を前端に取付けたア−ムブラケット14に回動用スクリュ
−モ−タ16a を装着してユニット化しているため、組立
てが容易に行える。
【0049】回動用モ−タ16a として、スクリュ−モ−
タを使用せず、モ−タシャフトを中空シャフト22に嵌合
して、シャフト22を回動用モ−タで直接駆動させてもよ
く、この構成では、部材点数が減少し、構成が簡単化し
て、組立てが一層容易に行える。
【0050】なお、実施例においては、自動車等の格納
式フットレスト10として具体化されている。しかし、自
動車のシートのフットレストに限定されず、たとえば、
電車、飛行機、船舶等のシートやあんま、理髪等のため
のシートに装着されるフットレストに、この発明を応用
してもよい。
【0051】上述した実施例は、この発明を説明するた
めのものであり、この発明を何等限定するものでなく、
この発明の技術範囲内で変形、改造等の施されたものも
全てこの発明に包含されることはいうまでもない。
【0052】
【発明の効果】上記のように、この発明に係る格納式フ
ットレストによれば、スライド用モータ、回動用モータ
の起動によって、支持位置、格納位置間でのフットレス
ト本体の移動を行なっているため、シートクッションの
下面に沿った状態でのフットレストの格納が可能とな
る。そのため、フットレスト本体が、シートクッション
の設置高さとは無関係な、着座者の足を支持するに十分
な長さに設定できる。
【0053】シートクッションの下面に沿って格納され
たフットレスト本体は、着座者の足元の障害とならず、
着座者の足もとに十分なスペースが確保できる。そし
て、シートクッションの下に、荷物等が収納でき、スペ
−スが有効に利用できる。また、フットレスト本体に邪
魔させることなく、シートクッションの下方の清掃が行
える。
【0054】さらに、フットレスト本体の一部が外部か
ら見えるにすぎず、さほど違和感もなく、外観品質が損
なわれない。
【0055】前かがみになってフットレストを支持位置
に引き出すような煩雑な操作が除かれ、モ−タの操作ス
イッチだけで、フットレスト本体の支持位置が迅速、容
易に設定できる。
【0056】モ−タの動きを制御することによって、フ
ットレスト本体の支持位置が適当に設定でき、着座者が
自己に最適な支持位置を選択したり適当に設定したりす
る構成が容易に確保され、商品価値の高い格納式フット
レストが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】格納位置での、この発明に係る格納式フットレ
ストの概略側面図である。
【図2】格納式フットレストのア−ムブラケット付近の
概略部分分解斜視図である。
【図3】引き出し途中での、格納式フットレストの概略
側面図である。
【図4】支持位置での、格納式フットレストの概略側面
図である。
【図5】フットレスト本体の概略斜視図である。
【図6】回動用スクリュ−モ−タ、ナットブラケットの
概略分解斜視図である。
【図7】左サイドの直立プレ−トの概略分解斜視図であ
る。
【図8】右サイドの直立プレ−トの概略分解斜視図であ
る。
【図9】スライド用スクリュ−モ−タの概略斜視図であ
る。
【符号の説明】
10 格納式フットレスト 12 フットレスト本体 14 ア−ムブラケット 16 モ−タ 16a 回動用スクリュ−モ−タ 16b スライド用スクリュ−モ−タ 18 フットレストフレ−ム 22 シャフト 30、31 回動用スクリュ−モ−タのスクリュ−、ナット 34 連結リンク 42(42L、42R) 直立プレ−ト 43(43L、43R) 直立プレ−トの補助プレ−ト 48、49 ガイド孔 50、51 スライド用スクリュ−モ−タのスクリュ−、ナ
ット 54 ナットブラケット 58、59 ガイドピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−290751(JP,A) 特開 平3−204347(JP,A) 特開 昭64−43209(JP,A) 実開 昭63−17656(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60N 3/06 A47C 7/50

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フットレスト本体をシートクッションの
    下面に沿って格納し、スイッチ操作によるスライド用モ
    ータの起動によって、フットレスト本体をシートクッシ
    ョンの下面に沿ってまずスライドさせ、このスライド用
    モータに併せた回動用モータの連鎖的な起動により、フ
    ットレスト本体を、そのスライドの所定の途中位置で所
    定角度だけ前傾方向に回動させて、着座者の足を支持す
    る支持位置に引き出し可能に構成されたシートの格納式
    フットレスト。
  2. 【請求項2】 シートクッションの下面に沿って格納さ
    れたフットレスト本体を、スイッチ操作によるモータの
    起動によって、シートクッションの下面に沿ってスライ
    ドし回動させて、着座者の足を支持する支持位置に引き
    出すシートの格納式フットレストにおいて、 スライド用および回動用のモータを上記モータとして設
    けるとともに、スライド用のモータをスクリューモータ
    とし、 フットレスト本体のフレームの取付けられるシャフトが
    アームブラケットの前端に軸支され、 回動用モータがアームブラケットに装着され、 スイッチ操作によって起動されるスライド用スクリュー
    モータのスクリューに螺着されて駆動するナットをアー
    ムブラケットに連結して、スライド用スクリューモータ
    によって、アームブラケットが、フットレスト本体を伴
    ってスライド可能とされ、 対応するリミットスイッチによって所定位置へのフット
    レスト本体の到達が検出されたとき、回動用モータをス
    ライド用モータに併せて連鎖的に起動させることによ
    り、フットレスト本体を、シャフトの回りで所定角度だ
    け回動させて着座者の足を支持する支持位置に引き出し
    可能としたシートの格納式フットレスト。
  3. 【請求項3】 スライド用スクリューモータのナットに
    ナットブラケットが取付けられ、 ナットブラケット、アームブラケットの一方に略上下方
    向の長孔状挿通孔、他方に挿通孔がそれぞれ形成される
    とともに、ピンが各挿通孔に挿通されて、ナットブラケ
    ット、アームブラケットを連動可能に連結した請求項2
    記載のシートの格納式フットレスト。
  4. 【請求項4】 スライド用スクリューモータが、床に固
    定された前後方向の直立プレートに装着され、 アームブラケットの動きに対応した前後方向の直線状ス
    ライドガイド部とその先端に連結されて上方に伸びた円
    弧形の回動ガイド部とを持つガイド孔が、直立プレート
    に形成され、 ガイド孔にガイドピンを挿通させてアームブラット、直
    立プレートが連結され、 ナットブラケット、アームブラケットを連結するピンの
    挿通される別のガイド孔が、直立プレートにさらに形成
    され、 ガイド孔、ピンの組合せによって、直立プレートに対す
    るアームブラケットの動きがガイドされる請求項3記載
    のシートの格納式フットレスト。
JP30109991A 1991-10-21 1991-10-21 シ−トの格納式フットレスト Expired - Fee Related JP2951081B2 (ja)

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